JP2805572B2 - 配電盤の制御回路 - Google Patents

配電盤の制御回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般の発電所や変電所
等の設備に設置されるしゃ断器用配電盤の制御回路に係
り、特にしゃ断器をテスト位置に移動してから行う全体
設備稼動中テストの機能を有するしゃ断器用配電盤の制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のしゃ断器用配電盤の制御回路に関
しては、公開特許公報が公開されている。例えば特開昭
59−6705号公報では、発電所、変電所等に於ける
試運転又は定検時の閉鎖配電盤の運転操作をするため
に、しゃ断器の点検後、しゃ断器単体の動作確認を行う
所謂単体テストを実施し、単体テストの終了したしゃ断
器は系統としてのフルシーケンステストを行う旨記載さ
れている。そして配電盤内でしゃ断器が移動して設定さ
れる運転位置と試験位置の中、試験位置でのみ単体テス
トとフルシーケンステストが実施出来るようにして感電
事故を防止したしゃ断器テストが可能な配電盤の制御回
路を開発している。単体テストは配電盤に取付けられた
2次制御固定プラグとしゃ断器側の2次制御可動プラグ
とを接触させてしゃ断器内に配置されている固定接触子
(主回路断路部)と可動接触子(主接触子)との投入、
しゃ断試験を試験位置において電気的に行うものであ
る。フルシーケンステストは、配電盤に設けた操作スイ
ッチ或いは中央制御室に設けた操作スイッチを開閉し、
固定接触子と可動接触子とを接離させてしゃ断器の投入
しゃ断動作が正常に行われるか否かをテストするもので
ある。図1を参照すると、配電盤1の中には人手によっ
て運転位置Rとテスト位置Tの間を移動可能に設置され
たしゃ断器2が配されている。隔壁板に支持固定された
固定接触子3は、しゃ断器2が運転位置Rに在るときに
しゃ断器の開閉指示によって動作する可動接触子4と離
接し、しゃ断器2がテスト位置Tに在るときにしゃ断器
の開閉指示によって動作する可動接触子4とは可動接触
子4が動作しても接触しないようになっている。このし
ゃ断器2の運転−テスト両位置間の移動に連動するよう
に、しゃ断器2が運転位置Rに来るとき閉動作をするリ
ミットスイッチ5が置かれ、このリミットスイッチ5は
しゃ断器2が運転位置Rを離れると開動作する。しゃ断
器2の上にも制御回路が組込まれていて、制御信号授受
のための2次制御可動プラグ6が取付けられており、そ
れに対応する静止している配電盤枠体側の位置には2次
制御固定プラグ7が在ってしゃ断器2の運転−テスト両
位置いづれの位置においても両プラグ6,7間の電気的
導通が保持されるようになっている。配電盤1の操作盤
面の切換操作スイッチ8の場所には、3段階ノッチ付切
換操作スイッチ8の代わりに投入切換スイッチと引外切
換スイッチと第1投入引外操作スイッチとが取付けられ
ている。制御回路を図5に示す。図2の本発明による実
施例と同一構成要素は同一の参照番号としてある。しゃ
断器2の中に並列配置される投入回路9と引外し回路1
0とには、配電盤枠体側に設けられる投入切換回路12
と引外切換回路13とがそれぞれ直列に接続される。投
入切換回路12と投入回路9との間及び引外切換回路1
3と引外回路10との間には2次制御固定プラグ7と2
次制御可動プラグ6とが介在する。投入切換回路12
は、直流電源の正極側Pに接続する並列配置のリミット
スイッチA接点14とリミットスイッチB接点15と、
リミットスイッチB接点15の先にあってリミットスイ
ッチA接点14の先側への短絡回路と第1投入操作スイ
ッチ24との間で接続を切換える投入切換スイッチ25
と、リミットスイッチB接点15に投入切換スイッチ2
5を介して接続する第1投入操作スイッチ24と、リミ
ットスイッチA接点14に短絡回路の一端と共に直列接
続する中央制御室(以下中操と略記する。)に配置され
た第2投入操作スイッチ18とで構成される。引外切換
回路13は、直流電源の正極側Pに接続する並列配置の
リミットスイッチA接点14とリミットスイッチB接点
15と、リミットスイッチB接点15の先にあってリミ
ットスイッチA接点14の先側への短絡回路と第1外引
操作スイッチ26との間で接続を切換える引外切換スイ
ッチ27と、リミットスイッチB接点15に引外切換ス
イッチ27を介して接続する第1引外操作スイッチ26
と、リミットスイッチA接点14に短絡回路の一端と共
に直列接続する中操配置の第2引外操作スイッチ20と
で構成される。第1投入引外操作スイッチの両接点24
と26とは互に逆の開閉動作を、第2投入引外操作スイ
ッチの両接点18と20とは互に逆の開閉動作をする操
作スイッチとしてある。投入切換回路12の投入回路9
への接続側は、第1と第2の投入操作スイッチ24と1
8とが短絡されて2次制御固定プラグ7へ、引外切換回
路13の引外回路10への接続側は第1と第2の引外操
作スイッチ26と20とが短絡されて2次制御固定プラ
グ7へと接続される。投入回路9および引外回路10の
負側は、それぞれ2次制御可動・固定両プラグ6,7を
介して直流電源の負極側Nに接続される。
【0003】特開昭63−64504号公報では、図5
に示す投入切換回路12において、投入切換スイッチ2
5と第1投入操作スイッチ24とを含む部分回路を一体
にして取外し可能にし、また引外切換回路13において
も、引外切換スイッチ27と第1引外操作スイッチ26
とを含む部分回路を一体にして取外し可能にして、運転
位置Rに在るときの回路を簡素化しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
ではテスト切換スイッチ25,27と配電盤設置の操作
スイッチ24,26とが別々に設けてあるため、テスト
位置Tでテスト切換スイッチ25,27を配電盤設置の
操作スイッチ24,26側に接続して単体テストを行
い、しゃ断器2を投入状態にした儘テスト切換スイッチ
25,27を短絡回路側に切換えることが可能になって
いる。これによって単体テスト時には、テスト位置Tで
(図示していない)別のロック回路でしゃ断器“開”信
号が出力されるようになっていたしゃ断器状態表示信号
がしゃ断器2には負荷接続がなされていないにも拘らず
突然“閉”信号に切換えられて、システムシーケンスが
作動し中操運転員に誤解を与えることになる。ここで中
操運転員が実際に運転中の負荷を予備機に切換えてしま
うと、プラント運転上で能力不足の事態が発生してトラ
ブルを誘発することになる。
【0005】このような事態を回避するためになされた
本発明の目的は、単体テストからフルシーケンステスト
に切換える場合には、しゃ断器を“開”してからでない
と切換え操作が完了しないプロテクションを簡素化した
回路で実現し、且つ実働回路の状況判断によっては緊急
テスト中断を行って速かに実稼働復帰を果たさせようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、並列配置の投入回路と引外回路に直列接続され、運
転位置とテスト位置の間で移動可能なしゃ断器の位置に
連動するポジションスイッチと中央操作室の操作スイッ
チと配電盤の切換操作スイッチとで構成される運転テス
ト操作制御回路に3段階ノッチ付の切換操作スイッチを
使用し、該スイッチを利用したノッチ切換え順序に従っ
てテスト操作手順を踏む制御回路と緊急テスト中断手段
とを設ける。
【0007】
【作用】手動によって運転位置とテスト位置とに移動可
能なしゃ断器の投入回路と引外し回路とはしゃ断器内に
配置されて実際にしゃ断器に閉動作と開動作とを実行さ
せる。この投入回路と引外回路に直列に接続される運転
テスト操作制御回路は、並列に配置される投入切換回路
と引外切換回路とから構成され、それぞれ固定制御プラ
グと可動制御プラグを介して投入回路と引外回路とに直
列接続される。しゃ断器が運転位置にあるとき“閉”す
るポジションスイッチのA接点とB接点と中央操作室の
運転操作スイッチと配電盤の切換操作スイッチと中央操
作室のテスト中断スイッチとにより運転テスト操作制御
回路を構成する。配電盤の切換操作スイッチは3段階ノ
ッチ付の切換操作スイッチを使用し、フルシーケンステ
スト位置へのスイッチ切換えは、しゃ断器“切”操作ス
イッチを経由しないと実行されない構成を採用して、少
なくともしゃ断器の“開”指令を引外回路に与えてから
活性のフルシーケンステストレディの状態に切換わるよ
うにする。引外切換回路には中央操作室で操作する常時
活性のテスト中断スイッチを設け、単体テスト中断、即
ちしゃ断器“開”操作が可能な回路を設けて緊急時に配
電盤位置にいる試運転員にテスト中断指示を与えられる
ようにする。
【0008】
【実施例】本発明によるしゃ断器用配電盤制御回路の一
実施例を図1乃至図4により説明する。
【0009】図1はしゃ断器用配電盤の構造説明図であ
る。配電盤1の中には、人手によって運転位置Rとテス
ト位置Tの間を移動可能に設置されたしゃ断器2が配さ
れる。隔壁板に支持固定された主回路断路部3は、しゃ
断器2が運転位置Rに在るときにしゃ断器の開閉指示に
よって動作する可動主接触子4と離接し、しゃ断器2が
テスト位置Tに在るときにしゃ断器の開閉指示によって
主接触子4が動作しても主接触子4と接触しないように
なっている。尚、しゃ断器2は“開”状態にないと図示
はしていないが運転−テストの両位置間移動ができない
ような機械的インターロック機構と、前記両位置間移動
中に閉路指示信号が送られて来ても閉動作をしないよう
な引外自由機構とを備えている。またしゃ断器2の運転
−テスト両位置間の移動に連動するように、しゃ断器2
が運転位置Rに来るとき閉動作をするリミットスイッチ
型のポジションスイッチ5が置かれ、このポジションス
イッチ5はしゃ断器2が運転位置Rを離れると開動作す
る。しゃ断器2の上にも制御回路が組込まれていて、制
御信号授受のための可動制御プラグ6が取付けられてお
り、それに対応する静止している配電盤枠体側の位置に
は固定制御プラグ7が在ってしゃ断器2の運転−テスト
両位置間いずれの位置においてもスライド接触によって
両制御プラグ6,7間の電気的導通が保持されるように
なっている。配電盤1の操作盤面には、テスト操作を行
うための3段階ノッチ付切換操作スイッチ8が取付けら
れる。3段階ノッチ付切換操作スイッチ8は、稔回式の
ものや第3ノッチを引き位置にするものなど種々ある。
【0010】図2は本発明による配電盤制御回路の一実
施例である。しゃ断器2の中に並列配置される投入回路
9と引外回路10とには、配電盤枠体側に設けられる運
転テスト操作制御回路11の構成回路である投入切換回
路12と引外切換回路13とがそれぞれ直列に接続され
る。投入切換回路12と投入回路9との間及び引外切換
回路13と引外回路10との間には固定制御プラグ7と
可動制御プラグ6とが介在する。投入切換回路12は、
直流電源の正極側Pに接続する並列配置のポジションス
イッチA接点14とポジションスイッチB接点15と、
該両接点の先を接続する短絡回路の中にあって該短絡回
路のオン・オフ操作を司どる切換操作スイッチ8の第3
ノッチ接点16と、ポジションスイッチB接点15に短
絡回路の一端と共に直列接続する切換操作スイッチの第
1ノッチ接点17と、ポジションスイッチA接点14に
短絡回路の他端と共に直列接続する中央操作室(以下中
操と略記する。)配置の中操投入操作スイッチ接点18
とで構成される。外引切換回路13は、直流電源の正極
側Pに接続する並列配置のポジションスイッチA接点1
4とポジションスイッチB接点15と、該両接点の先を
接続する短絡回路の中にあって該短絡回路のオン・オフ
操作を司どる切換操作スイッチ8の第3ノッチ接点16
と、ポジションスイッチB接点15に短絡回路の一端と
共に直列接続する切換操作スイッチの第2ノッチ接点1
9と、ポジションスイッチA接点14に短絡回路の他端
と共に直列接続する中操配置の中操引外操作スイッチ接
点20と、これらのパスに並列に直流電源の正極側Pか
ら直接接続する中操テスト中断スイッチ接点21とから
構成される。投入切換回路12の投入回路9への接続側
は切換操作スイッチの第1ノッチ接点17と中操投入操
作スイッチ接点18とが短絡されて固定制御プラグ7
へ、引外切換回路13の引外回路10への接続側は切換
操作スイッチの第2ノッチ接点19と中操引外操作スイ
ッチ接点20と中操テスト中断スイッチ接点21とが短
絡されて固定制御プラグ7へと接続され、それぞれ投入
回路9と引外回路10へと接続される。投入回路9およ
び引外回路10の負側は、それぞれ可動・固定制御プラ
グ6,7を介して直流電源の負極側Nに接続される。し
ゃ断器2の上には更にしゃ断器A接点22が設けられ、
配電盤枠体側に設けられたポジションスイッチA接点1
4と切換操作スイッチの第3ノッチ接点16との並列回
路を介してシステムシーケンスへと接続線が引出され
る。
【0011】図3に切換操作スイッチ8の構成図を示
す。A図に示す切換操作スイッチ8のハンドル23のポ
ジションに対する接点状態をB図に示す。ポジション記
号の意味は、「入」と「切」が単体テストの“投入指
示”と“引外指示”であり、「FS」がフルシーケンス
テスト、「N」がニュートラルポジションである。B図
中の黒丸は“閉”状態を示す。尚A図は捻回式のもので
示してあるが、「FS」ポジションの採り方を「切」ポ
ジションでハンドル23を手前に引いた引き位置で与え
る方式の切換操作スイッチもある。A図を見ても判かる
ように「FS」ポジションには「切」位置を経由しない
と到達できない構造を採用してある。
【0012】次に図2の制御回路の動作を説明する。し
ゃ断器2が運転位置Rに在る場合について考える。図4
に示すように“正常運転”では接点14と22が“閉”
している。この状態で切換操作スイッチ8を「入」
「切」「FS」と順次操作するとそれぞれ“運転中切換
SW「入」”“運転中切換SW「切」”“運転中切換S
W「FS」”の接点状態になるが、それぞれ接点15と
16、接点15と16、接点17と19が“開”状態な
ので投入回路9も引外回路10も活性化されることはな
い。しかし中操でテスト中断を指示すると“運転中中断
指示”の接点状態となって引外回路10が活性化されて
通常の停止動作が起こる。また正常運転中は中操引外操
作スイッチ接点20によっても通常の停止動作が起こ
る。次に“正常停止”の状態、即ち接点14が“閉”状
態からの操作を考える。切換操作スイッチ8を「入」
「切」「FS」と順次操作するとそれぞれ“停止中切換
SW「入」”“停止中切換SW「切」”“停止中切換S
W「FS」”の接点状態になるが、それぞれ接点15と
16、接点15と16、接点17と19が“開”状態な
ので投入回路9も引外回路10も活性化されることはな
い。中操でテスト中断を指示すると“停止中中断指示”
の接点状態になって引外回路10が活性化されるが、既
にしゃ断器2は“開”になっているので、その儘の状態
を維持する。中操投入操作スイッチ接点18を“閉”に
すると接点14と18が“閉”状態になって投入回路9
が活性化され通常の運転開始動作が起こる。
【0013】しゃ断器2がテスト位置Tに在る場合につ
いて考える。図4の状態 No.13に示すようにテストレ
ディの状態ではポジションスイッチB接点15が“閉”
状態にある。この状態から切換操作スイッチ8を「入」
「切」「FS」と順次操作するとそれぞれ“テスト切換
SW「入」”“テスト切換SW「切」”“テスト切換S
W「FS」”の接点状態になり、接点15と17、接点
15と19、接点15と16が“閉”状態になる。これ
によってそれぞれ“投入回路9の活性状態”“引外回路
10の活性状態”“中操投入および引外操作指示待ち状
態”になって“単体投入テスト実行”、“単体引外テス
ト実行”、“フルシーケンステストレディ”の状態にな
る。“テスト切換「FS」”の状態で中操投入引外操作
スイッチを操作すると接点18,20が開閉されて“F
Sテスト「入」”“FSテスト「切」”の接点状態にな
り、その指示に従って投入回路9または引外回路10が
活性化され、しゃ断器2がテスト位置Tで動作する。し
ゃ断器A接点22も動作し、接点16の閉回路を介して
システムシーケンスに信号が送られる。このようにして
フルシーケンステストが実施できる。また単体テスト実
施中は、接点14と16とが“開”状態にあり、中操投
入引外操作スイッチを動作させてもしゃ断器2を停止さ
せることができない。この状態で緊急事態が発生し早急
に正常運転に入れたい場合には、“テスト中断指示”の
接点状態にして中操テスト中断スイッチ接点21を
“閉”にし、引外回路10を活性化させてしゃ断器2を
“開”状態にさせて配電盤サイトのテスト要員に指示を
送り、しゃ断器2を運転位置Rに移動してもらう。そし
て“停止中運転指示”操作をして正常運転に入れる。し
かし“テストレディ”の状態で中操投入操作スイッチ接
点18を“閉”にして運転指示を与えても“テスト運転
指示”の接点状態で、接点14と16とが“開”のため
投入回路9は活性化されず、運転に入れることはできな
い。即ちシーケンステストの運転指示確認ができるに過
ぎない。
【0014】このように従来に比し単純化された回路に
よりしゃ断器2が運転位置Rに在るときはテスト運転を
試みても動作しない保護回路が機能し、しゃ断器2がテ
スト位置Tに在るときはテスト操作とフルシーケンステ
ストへの切換操作が、1個のスイッチの順次切換手順を
踏むので、必ずしゃ断器2が“開”状態でフルシーケン
ステストに入る保護回路が成立する。これによりテスト
操作手順の間違いによるシステム誤動作の原因を無くす
事ができた。また引外切換回路13にのみ緊急テスト中
断手段としての中操テスト中断スイッチ接点21を設け
ることにより、(図示はしていないが)緊急中断指示ブ
ザー等を配電盤に直列配置して確実な配電盤サイトの運
転員への緊急事態の指示が可能になり、迅速な実稼働復
帰動作が可能になる。尚中操テスト中断スイッチ操作に
よる実際のしゃ断器2の“開”動作は“テスト切換SW
「入」”指示後の状態で起こり得るのみである。
【0015】
【発明の効果】以上のように3段階ノッチ付切換操作ス
イッチを使用して、その切換機能順序を適切に選択する
ことにより、単体テストからフルシーケンステストへ切
換える際はしゃ断器を“開”してからでないと切換操作
が完了しないプロテクションを、簡素化した回路で実現
可能である。また中操テスト中断スイッチ接点を引外切
換回路内に並列設置することによって中操における実働
回路の状況判断による緊急テスト中断が可能で、速かな
実稼動復帰を果たさせることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】しゃ断器用配電盤の構造説明図である。
【図2】本発明による配電盤制御回路の一実施例であ
る。
【図3】本発明に使用する3段階ノッチ付切換操作スイ
ッチ一例の構成図である。
【図4】しゃ断器および運転テスト操作の状態毎の各接
点状態の一覧表である。
【図5】従来の技術による配電盤制御回路の一実施例で
ある。
【符号の説明】
1 配電盤 2 しゃ断器 5 ポジションスイッチ 8 切換操作スイッチ 9 投入回路 10 引外回路 11 運転テスト操作制御回路 12 投入切換回路 13 引外切換回路 14 ポジションスイッチA接点 15 ポジションスイッチB接点 16 切換操作スイッチの第3ノッチ接点 17 切換操作スイッチの第1ノッチ接点 18 中操投入操作スイッチ接点 19 切換操作スイッチの第2ノッチ接点 20 中操引外操作スイッチ接点 21 中操テスト中断スイッチ接点 22 しゃ断器A接点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に配置されるしゃ断器の投入回路と
    しゃ断器の引外し回路とに直列に接続された、運転位置
    とテスト位置との間で移動可能なしゃ断器の位置に連動
    して動作するポジションスイッチと中央操作室の運転操
    作スイッチとしゃ断器テスト位置でのテスト操作を行う
    切換操作スイッチとで構成される運転テスト操作制御回
    路を備える配電盤の制御回路において、前記切換操作ス
    イッチに3段階ノッチ付の切換操作スイッチを使用し、
    該スイッチを利用したノッチ切換え順序に従ってテスト
    操作手順を踏む制御回路と緊急テスト中断手段とを設け
    ることを特徴とする配電盤の制御回路。
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