JPH0454218Y2 - - Google Patents

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JPH0454218Y2
JPH0454218Y2 JP18777486U JP18777486U JPH0454218Y2 JP H0454218 Y2 JPH0454218 Y2 JP H0454218Y2 JP 18777486 U JP18777486 U JP 18777486U JP 18777486 U JP18777486 U JP 18777486U JP H0454218 Y2 JPH0454218 Y2 JP H0454218Y2
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JP
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electromagnet
arm
furnace
iron pieces
aluminum
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JP18777486U
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アルミ溶湯内に混入されている鉄片
の回収に使用される電磁石に関するものである。
〔従来の技術〕
鉄片等を含むアルミ屑を溶解炉(反射炉)によ
つて溶解させてアルミのみを回収する場合、炉底
に沈積した鉄片を電磁石を使用して回収し、鉄鋼
原料として再使用している。
従来、この炉底に沈積した鉄片を回収するに
は、第4図に示されるように、フオークリフトト
ラツクTのホーク21に電磁石22を吊下げ、こ
の電磁石22をアルミ溶解炉(反射炉)23の炉
口24に吊下げてこの部分のアルミ溶湯25内に
沈め、これにより炉口24の底部に沈積している
鉄片26を電磁石22で吸着して回収していた。
このため、アルミ溶解炉23内の炉底に沈積し
ている鉄片はクマ手等を使用して人手により炉口
24までかき寄せ、この炉口24の部分において
電磁石22により吸着して回収していた。
炉底に沈積している鉄片26を人手によりかき
寄せることは非能率で時間がかかると共に、高温
雰囲気で作業を行わねばならないので重労働視さ
れていた。しかも、アルミ溶湯25の量が多い場
合には、クマ手による鉄片のかき寄せ作業は困難
であり、出湯を待つていると、この間の鉄片(特
に小さな鉄片)が徐々に溶融されてアルミ溶湯2
5内に混り込み、これによつて出来上がつたアル
ミインゴツトの品質が低下される。
よつて、アルミ溶湯25内の混入鉄片は出来る
だけ早く回収する必要がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記したような問題点に鑑み、アル
ミ溶解炉内に電磁石を挿入して移動させることに
より、溶解炉の炉底に沈積している鉄片を短時間
に、しかも能率よく回収することを目的としてな
されたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、電磁石を炉内に挿入し得る長さを有
するアームの先端部を該電磁石の背面部に固着
し、フオークリフトトラツクに設けられた一対の
ホークを挿入するためのホーク挿入部を前記アー
ムに基端部に設け、電磁石及びアームの全面を断
熱材で被覆して成るアルミ溶湯内混入鉄片回収用
電磁石である。
〔実施例〕
第1図ないし第3図に本考案の実施例が示され
ている。
アームAは、電磁石Mをアルミ溶解炉1の炉内
まで挿入するための一種のさおであり、断面方形
の偏平な筒状となつていると共に、先端部に向か
つて徐々に巾が狭くなつている。アームAの先端
部には、該アームAの上下面2,3とほぼ平行な
フランジ4が設けられている。アームAの基端部
は、フオークリフトトラツクTに設けられた一対
のホーク5を挿入するためのホーク挿入部6とな
つている。
電磁石Mの背面部にはアームAのフランジ4が
ボルト7を介して固着されている。電磁石Mの磁
極部8には、アタツチメント磁極9が装着され、
このアタツチメント磁極9をアルミ溶湯10内に
沈めて、炉底に沈積している鉄片11を吸着して
回収する。
アルミ溶湯10は、600〜700℃の温度を有して
いるため、アルミ溶解炉1の炉内温度は相当の高
温となつている。このため、電磁石M及びアーム
Aをそのまま炉内に挿入すると、高温雰囲気の輻
射伝導熱により高温に加熱されて、電磁石Mの励
磁コイルCが損傷される。
そこで、電磁石M及びアームAの全面を断熱材
12で被覆し、炉内の高温雰囲気による輻射伝導
熱により電磁石Mが加熱されるのを抑えている。
また、電磁石Mに給電するためのケーブル13
は、アームA内を通つてその基端部から外部に出
ており、アームAの全面が断熱材12で被覆され
ているので、炉内の高温雰囲気の輻射伝導熱によ
りケーブル13が高温に加熱されて、損傷される
ということはない。
アルミ溶解炉1の炉底に沈積している鉄片11
を回収するには、フオークリフトトラツクTの一
対のホーク5をアームAの基端部のホーク挿入部
6に挿入して電磁石Mを持ち上げると、この電磁
石MはアームAの先端部に片持ち梁状に支持され
る。
このままで、アルミ溶解炉1の炉口14を通つ
て炉内に電磁石Mを挿入して、アタツチメント磁
極9をアルミ溶湯10内に沈め、フオークリフト
トラツクTを前後・左右に移動させることにより
炉内において電磁石Mを移動させて、炉底の鉄片
11をアタツチメント磁極9に吸着させて回収す
る。
尚、アームAの巾が、基端部から先端部に向か
つて徐々に狭くなつているのは、アームAの先端
部に電磁石Mが片持ち梁状に装着されているた
め、アームAに加わる曲げモーメントが該アーム
Aの先端から基端に向かつて大きくなり、これに
対処するためである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、電磁石を炉内に挿入して炉底
に沈積している混入鉄片を直接回収することがで
きるため、人手を介することなく鉄片を回収を短
時間に、しかも能率よく行うことができる。この
ため、鉄片が融解してアルミ溶湯内に混り込む割
合が少なくなり、出来上がるアルミインゴツトの
品質が向上する。
また、電磁石及びアームの全面が断熱材で被覆
されているため、炉内の高温雰囲気により電磁石
及びアーム内を通つている給電ケーブルが加熱に
より損傷されることはない。
【図面の簡単な説明】
1第1図は、本考案に係わる電磁石Mを用いて
アルミ溶解炉1の炉底に沈積している鉄片11を
回収している状態を示す縦断面図、第2図は、一
部を破断したアームAの平面図、第3図は、第1
図の−線断面図、第4図は、従来の技術を説
明するための図である。 主要部分の符号説明、A……アーム、M……電
磁石、T……フオークリフトトラツク、1……ア
ルミ溶解炉、5……ホーク、6……ホーク挿入
部、10……アルミ溶湯、11……鉄片、12…
…断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁石を炉内に挿入し得る長さを有するアーム
    の先端部を該電磁石の背面部に固着し、フオーク
    リフトトラツクに設けられた一対のホークを挿入
    するためのホーク挿入部を前記アームの基端部に
    設け、電磁石及びアームの全面を断熱材で被覆し
    て成るアルミ溶湯内混入鉄片回収用電磁石。
JP18777486U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPH0454218Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18777486U JPH0454218Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

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JP18777486U JPH0454218Y2 (ja) 1986-12-05 1986-12-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6394956U JPS6394956U (ja) 1988-06-18
JPH0454218Y2 true JPH0454218Y2 (ja) 1992-12-18

Family

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JPS6394956U (ja) 1988-06-18

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