JPH0454152Y2 - - Google Patents

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JPH0454152Y2
JPH0454152Y2 JP15634887U JP15634887U JPH0454152Y2 JP H0454152 Y2 JPH0454152 Y2 JP H0454152Y2 JP 15634887 U JP15634887 U JP 15634887U JP 15634887 U JP15634887 U JP 15634887U JP H0454152 Y2 JPH0454152 Y2 JP H0454152Y2
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、装飾的効果を兼ね備えた緩衝材を有
する包装体に関する。
〔従来の技術〕
従来より、包装内容品に加わる緩衝および振動
を緩和し保護する緩衝材は、商品包装上、その占
める役割が重大であることから、これまで包装対
象の内容品の形状および特性に応じて、数多くの
提案がなされ実施されている。
包装用緩衝材について特に求められる最たる必
要特性は、緩衝性、弾性安定性、復元性等が挙げ
られるが、それらとともに常に考慮されなければ
ならない点が経済効果であり、極力、安価でなけ
ればならないとされている。
そのため、比較的大型で重量のある内容品、例
えば果実、調味料、電気製品などに関しては、今
日まで特公昭44−12554号公報(衝撃を吸収する
物品保持台板)、実公昭49−23742号公報(貴金属
類用の緩衝材付ケース)、実公昭57−9274号公報
(包装トレイ)等にみられるような新たな提案が
なされる一方で、古くから使用されて来ている木
毛や醋毛(酢酸繊維素毛)が今日でも根強く利用
に供され、また木毛に類した形状のプラスチツク
毛(毛状ポリスチレンフオーム)や充填紙(実開
昭48−4082号公報)も、容器内で適当にからまり
合つて、内容品の転動を防ぎ緩衝効果があること
からやはり広く使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
木毛の場合、安価であるし、また醋毛の場合は
木毛よりも弾性が大きいのでその半分程度の必要
量ですむことから、梱包容量、運賃などの点で経
済効果が著しいこと、また衛生的で使用が手軽で
あり軽量性であることに優位性が認められる。
しかしながら、木毛は詰め込みに際しての作業
性が悪く、ゴミとなりやすいため作業現場での汚
損をきたしやすいこと、また醋毛は難燃性である
ことに加え、木毛と同様に作業現場で散乱しがち
なため作業環境を著しく害するといつた重大な欠
点がある。
加えて、木毛、醋毛ともに詰め込みは通常人手
に頼つて行われることが多く、作業者の熟練度や
感覚等によつて区々となりがちであり、その密度
を常に平均化することは期待しがたいものであつ
た。
ところで、前記のごとき内容品が包装に外から
視認する必要のない場合、あまり問題とならない
が、比較的小型の菓子等の包装などの場合、菓子
等が外から確認でき、また個装のデザイン、形状
をアピールするような包装形態においては、緩衝
材の詰め込み状態の不均質は、容器内での商品の
片寄り、傾き、転動を招き、製品にバラつきがあ
るものとして認識され、内装商品自体の評価につ
ながりかねず、その詰め込みの見栄えが悪い場
合、購買者の購入対象から外されたり、あるいは
受け取る側に対し時には劣等品としても印象を与
え、または品質などについても疑念をもたせるお
それがあつた。
そのため、包装用緩衝材の重要性を考慮し、前
記緩衝材の詰め込み、すなわちセツトアツプに関
しては、装飾性を十分に念頭におきながら作業に
関わることが強く求められることになり、その結
果、作業時間の増大と作業能率の低下をきたすこ
とになつて、その改善が要請されていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上のごとき問題点を解決するとと
もに、後述するとおりのすぐれた効果を発揮する
装飾兼用緩衝材であり、具体的には、シート状の
緩衝材を介して包装対象の内容品を収容する包装
体において、該緩衝材の中央部位に包装対象の内
容品の外形に倣つて接続部を有する区画線を刻設
して載置部となし、かつ該載置部の回りを波紋状
に囲繞するように接続部を介して一連のつながり
にある多数の切込で細帯群を形成し、前記細帯群
を互いに交錯させ平面から立体へと変化せしめて
内容品と包装体内面との空間を埋めるように押込
んでなることを特徴とする装飾兼用緩衝材付き包
装体である。
本考案の構成を図面に従い説明すると次のとお
りである。
第1図は装飾兼用緩衝材と包装対象の商品およ
び包装体との関連を示す分離状態説明図、第2図
は商品をかこむよう包装体との空間に装飾兼用緩
衝材をかさ高に変化させて埋めた状態を示す断面
図、第3図はシート状の装飾兼用緩衝材の平面
図、第4図は第2図と同一状態の他の実施例を示
す断面図、第5図は装飾兼用緩衝材の使用態様を
示す平面図である。
Sは包装体Pに使用されるシート(平板)状の
緩衝材であり、それは一枚の薄葉紙の中央部位
に、包装対象の内容品G(図面上はハート形のチ
ヨコレートを例示した。)の外形に倣つて接続部
6を有する区画線5を刻設して載置部4を形成し
てある。
7は前記載置部4を全体的に囲繞し、重なり合
う波紋の広がりを思わせる多数の切込部である。
この切込部7は載置部4周縁から緩衝材Sの外
周縁に向けて段階的にしかもほぼ同一形状に形成
されて順次伸張し、その両端は隣接する切込部7
と接続部6を介して一連のつながりのあるもので
あり、多数の細帯17群を形成することとなる。
このシート状緩衝材Sの構成で重要な点は、後
述する包装体の内壁開口面より緩衝材Sの外形が
大きい点である。この外形の大きい緩衝材Sを無
理に包装体内壁に押込むことにより細帯群が互い
に交錯し合い、始めて緩衝及び装飾を発揮するも
のである。
図面上、緩衝材Sの外周縁は凹凸を呈している
が、例えば円形でも多角形でも差し支えない。し
かし、内容品が中央に載置され、内容品の外周空
間を均等に埋めるに適した包装体の内壁形状と相
似形が好ましい。
本考案の緩衝材Sの材質については、経済性を
第一義的に重視する場合、前記のとおり一枚の薄
葉紙を採用することが好ましいが、それに限らず
皮革、経木、プラスチツクのごとき薄手なシート
でも差し支えなく、要は、緩衝材としてセツトア
ツプする場合、詰め込み対象の周囲で切込により
形成された細帯17群が、狭空間で規則性なく交
錯し合うことにより量感のある形状をかもし出す
ことができ、しかも外形上の見栄えが良好な資材
であれば、特に限定するものではない。該シート
の表裏に異種の色、柄を施せば、一層装飾性が高
まる。
1はプラスチツク、段ボール紙その他の資材で
成形した保型枠材であり、内容品Gの形状に合致
し前記載置部4と適合する埋嵌部8を設けてあ
り、多少の動揺に耐え所定の設定位置を保持でき
るものである。
2は透明となした化粧カバーであり、例えばプ
ラスチツクにて成形され、第2図示のとおり前記
保型枠材1を覆蓋するものである。
この化粧カバー2については、第4図示のごと
く、保型枠材1の周壁部9内側に周溝部10を形
成すれば、該化粧カバー2の周縁部11は前記周
溝部10に内設される。
3は外箱であり、図示例のように保型枠材等を
内装できる寸法の外壁部12を有する、所謂、額
縁付組立箱が使用される。
本考案の構成に従えば、外箱3の採否は任意で
あり、外箱3の使用を省いた場合は、既知のセロ
フアンテープまたは接着剤等を使用して、前記し
た化粧カバー2と保型型枠1とを固着すればよ
く、また前記固着に代えて、図示を省略したが、
既知のシユリンクフイルムによつて包装すればよ
い。また保型枠材1を省略して、化粧カバー2と
外箱3との組合せでもよく、要は、内容品Gを収
納して、包装体の内壁と内容品との間に空間を有
するものであればよい。
また図示を省略したが、前述した緩衝材Sを異
色の二枚重ねとすれば、無理に包装体の内壁空間
に詰め込まれた緩衝材の細帯群が著しく増大し、
複数枚の緩衝材が異色であれば、複雑な交錯、か
らみ合いによつて異彩を放つ色調を視る者に与
え、訴及的効果が期待され、緩衝効果の向上も期
待できる。
なお、本考案でいう包装体とは、以上によう
に、包装体の個々の部材、またはそれらの組合せ
をいう。
〔作用〕
本考案によれば、予め切込部7をもみほぐしア
ト・ランダムにからみ合せると細帯が互いに交錯
し合い、保型枠材1の外形に見合う範囲で、内容
品Gと包装体P(外箱3使用の場合はその内面)
との空間を交錯し合つた細帯群により埋められて
緩衝と装飾の効果を発揮するものである。具体的
には、外箱3に保型枠材1を落し込み、保型枠材
1の埋嵌部8に緩衝材Sの載置部4を合せて、内
容品Gを載置し、次いで、いわば波立つ様相を呈
している細帯17群を手ぎわよく調和のとれた包装
体内壁空間形状に整え、化粧カバー2をかぶせ、
既知の手法に従い、シユリンクフイルムにより包
装するなり、包装紙で包装されるものである。緩
衝材Sの外形は、包装体の内壁開口面より大きく
形成しており、この開口面内に細帯17群を無理に
押込み交錯させることにより、内容品Gと包装体
の内壁空間を適性に埋める。
〔効果〕
本考案により、 第1に、緩衝材Sが一枚のシートからなり、そ
の周縁に包装体の内部空間を埋めるに足りる切込
による細帯17群が載置部4と一体に形成されてい
るため、細帯群の包装体内部への装着が簡単で、
しかも散乱のおそれがなく、取り除くのも容易で
あり、更に緩衝材充填量の均一化がはかれるた
め、緩衝および装飾効果のバラツキを防止するこ
とができる。
第2に、細帯17群が載置部4を中心に包装体内
部の内容品Gの周縁でランダムに交錯しているた
め、内容品Gが浮き出て見え、このコントラスト
により包装体としての緩衝効果を保持しつつ、見
栄えを良好なものとする。
第3に、商品たる内容品に合せた装飾効果を発
揮せしめるため、切込部7の広狭、長短、彩色を
配慮することによつて、適切なものが得られるこ
と、また材料管理上、その作業前にはシート状態
で保管されているので占有面積の効率を高め、品
質保全に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る実施例を示し、第1図
は、装飾兼用緩衝材と包装対象の商品および包装
体との関連を示す分離状態説明図、第2図は商品
をかこむよう包装体との空間に装飾兼用緩衝材を
かさ高に変化させて埋めた状態を示す断面図、第
3図はシート状の装飾兼用緩衝材の平面図、第4
図は第2図と同一状態の他の実施例を示す断面
図、第5図は装飾兼用緩衝材の使用態様を示す平
面図である。 P……包装体、S……緩衝材、G……内容品、
1……保型枠体、2……化粧カバー、3……外
箱、4……載置部、5……区画線、6……接続
部、7……切込部、8……埋嵌部、9……周壁
部、10……周溝部、11……周縁部、12……
外壁部、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シート状の緩衝材を介して包装対象の内容品を
    収容する包装体において、該緩衝材の中央部位に
    包装対象の内容品の外形に倣つて接続部を有する
    区画線を刻設して載置部となし、かつ該載置部の
    回りを波紋状に囲繞するように接続部を介して一
    連のつながりのある多数の切込で細帯群を形成
    し、前記細帯群を互いに交錯させ平面から立体へ
    と変化せしめて内容品と包装体内面との空間を埋
    めるように押込んでなることを特徴とする装飾兼
    用緩衝材付き包装体。
JP15634887U 1987-10-13 1987-10-13 Expired JPH0454152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15634887U JPH0454152Y2 (ja) 1987-10-13 1987-10-13

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Publication Number Publication Date
JPH0161068U JPH0161068U (ja) 1989-04-18
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