JPH0454008Y2 - - Google Patents
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- JPH0454008Y2 JPH0454008Y2 JP15033188U JP15033188U JPH0454008Y2 JP H0454008 Y2 JPH0454008 Y2 JP H0454008Y2 JP 15033188 U JP15033188 U JP 15033188U JP 15033188 U JP15033188 U JP 15033188U JP H0454008 Y2 JPH0454008 Y2 JP H0454008Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- valve means
- pipe
- vacuum tank
- heating device
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 36
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 33
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 28
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 claims description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 11
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車等に用いられる車両用暖房装
置のシステムに関する。
置のシステムに関する。
従来の自動車等に用いられる車両用暖房装置と
しては、例えば実開昭59−16211号公報に示すよ
うなものがある。
しては、例えば実開昭59−16211号公報に示すよ
うなものがある。
しかしながら、かかる従来技術によれば、機関
停止後、エバポレータ内の作動液が空になるまで
蒸気発生が止まらず、蒸気温(蒸気圧力)が上昇
し、このシステムの破損を惹起させるおそれがあ
る。また、蒸気発生を続けている間スイツチを
OFFしたにもかかわらず、凝縮部に熱を供給し
続けることは、温風が吹き出されることになり応
答性の悪い暖房装置の印象を与え、品質の向上の
点からその改善が望まれている。
停止後、エバポレータ内の作動液が空になるまで
蒸気発生が止まらず、蒸気温(蒸気圧力)が上昇
し、このシステムの破損を惹起させるおそれがあ
る。また、蒸気発生を続けている間スイツチを
OFFしたにもかかわらず、凝縮部に熱を供給し
続けることは、温風が吹き出されることになり応
答性の悪い暖房装置の印象を与え、品質の向上の
点からその改善が望まれている。
そこで、本考案によれば、かかる従来の課題に
鑑み、機関を停止してスイツチをOFFにすると、
直ぐに凝縮部へ熱が伝達されないようにして応答
性を著しく向上させ、更に機関停止時の蒸気温、
圧力の異常上昇の防止が図れる車両用暖房装置を
提供することを目的としている。
鑑み、機関を停止してスイツチをOFFにすると、
直ぐに凝縮部へ熱が伝達されないようにして応答
性を著しく向上させ、更に機関停止時の蒸気温、
圧力の異常上昇の防止が図れる車両用暖房装置を
提供することを目的としている。
本考案は、かかる目的を達成するため、機関と
車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設
け、ヒータコアを循環する冷却水との間で熱交換
する空気を供給する送風フアンを設ける一方、排
気通路に設けたエバポレータにより該排気熱を前
記空気に伝達する作動液が運ばれるループ式ヒー
トパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮部を車
室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖房装
置において、 前記ヒートパイプの内、前記凝縮部の下流と前
記エバポレータの下部とを連通した第2パイプ中
にリキツドタンクを配設させ、該リキツドタンク
の底部に近接する位置に開口を有する連通パイプ
をバキユームタンクに連通させ、前記第2パイプ
及び連通パイプ夫々に第1、第2弁手段を介在さ
せ、 暖房装置がOFFになると第1弁手段を閉じ且
つ第2弁手段が開になつてリキツドタンク及びエ
バポレータ内の作動液をバキユームタンク内に吸
引させ、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過後前記第1、第2弁手段が共に開いてバキユー
ムタンク内の作動液をリキツドタンク及びエバポ
レータに戻すようにし、暖房装置がONになると
第2弁手段が閉じ且つ第1弁手段が開になつて暖
房システムが作動すると共にバキユームタンク内
へ負圧を貯留するようにした制御手段を設けて成
ることを特徴とする車両用暖房装置としたもので
ある。
車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通路を設
け、ヒータコアを循環する冷却水との間で熱交換
する空気を供給する送風フアンを設ける一方、排
気通路に設けたエバポレータにより該排気熱を前
記空気に伝達する作動液が運ばれるループ式ヒー
トパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮部を車
室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた暖房装
置において、 前記ヒートパイプの内、前記凝縮部の下流と前
記エバポレータの下部とを連通した第2パイプ中
にリキツドタンクを配設させ、該リキツドタンク
の底部に近接する位置に開口を有する連通パイプ
をバキユームタンクに連通させ、前記第2パイプ
及び連通パイプ夫々に第1、第2弁手段を介在さ
せ、 暖房装置がOFFになると第1弁手段を閉じ且
つ第2弁手段が開になつてリキツドタンク及びエ
バポレータ内の作動液をバキユームタンク内に吸
引させ、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過後前記第1、第2弁手段が共に開いてバキユー
ムタンク内の作動液をリキツドタンク及びエバポ
レータに戻すようにし、暖房装置がONになると
第2弁手段が閉じ且つ第1弁手段が開になつて暖
房システムが作動すると共にバキユームタンク内
へ負圧を貯留するようにした制御手段を設けて成
ることを特徴とする車両用暖房装置としたもので
ある。
制御手段により、暖房装置がOFFになると、
第1弁手段が閉じて凝縮部から作動液がリキツド
タンク内に流入するのを防止し、第2弁手段が開
になつてリキツドタンク及びエバポレータ内に滞
留した作動液をバキユームタンク内に吸引させて
エバポレータ内の作動液を空にするので、エバポ
レータ内の作動液の蒸発の発生が直ぐに止まり、
蒸気温は凝縮部に至らず、圧力の異常上昇は妨げ
られる。
第1弁手段が閉じて凝縮部から作動液がリキツド
タンク内に流入するのを防止し、第2弁手段が開
になつてリキツドタンク及びエバポレータ内に滞
留した作動液をバキユームタンク内に吸引させて
エバポレータ内の作動液を空にするので、エバポ
レータ内の作動液の蒸発の発生が直ぐに止まり、
蒸気温は凝縮部に至らず、圧力の異常上昇は妨げ
られる。
また、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過すると、排気通路の熱が下がるので、エバポレ
ータの雰囲気温度が下がり、作動液があつても蒸
発しなくなる。この状態になると、前記第1、第
2弁手段が共に開いてバキユームタンク内の作動
液をリキツドタンク及びエバポレータに戻すよう
にし、このようにすることにより本暖房装置が再
始動した時の立上がりが早いことになる。
過すると、排気通路の熱が下がるので、エバポレ
ータの雰囲気温度が下がり、作動液があつても蒸
発しなくなる。この状態になると、前記第1、第
2弁手段が共に開いてバキユームタンク内の作動
液をリキツドタンク及びエバポレータに戻すよう
にし、このようにすることにより本暖房装置が再
始動した時の立上がりが早いことになる。
暖房装置が再びONになると第2弁手段が閉
じ、バキユームタンク内へ負圧を貯留させ且つ第
1弁手段が開になつて凝縮部から液化した作動液
がリキツドタンクに流入してエバポレータにて再
蒸発するサイクルを形成する。
じ、バキユームタンク内へ負圧を貯留させ且つ第
1弁手段が開になつて凝縮部から液化した作動液
がリキツドタンクに流入してエバポレータにて再
蒸発するサイクルを形成する。
第1図は、本考案の一実施例を示す図で、符号
1は機関、2は車室内ヒータ、3は冷却水還流用
の冷却水通路、4はヒータコア、5は該ヒータコ
ア4を循環する冷却水との間で熱交換する空気を
供給する送風フアン、6は機関1の排気通路で、
キヤタライザー7とマフラー8との間の通路に偏
芯させた位置にエバポレータ9を設け、該エバポ
レータ9のマフラー内の上流側にエバポレータ9
に排気熱を臨ませたり、臨まないよう開閉自在と
した扉10を有する。
1は機関、2は車室内ヒータ、3は冷却水還流用
の冷却水通路、4はヒータコア、5は該ヒータコ
ア4を循環する冷却水との間で熱交換する空気を
供給する送風フアン、6は機関1の排気通路で、
キヤタライザー7とマフラー8との間の通路に偏
芯させた位置にエバポレータ9を設け、該エバポ
レータ9のマフラー内の上流側にエバポレータ9
に排気熱を臨ませたり、臨まないよう開閉自在と
した扉10を有する。
符号11はループ式のヒートパイプで、前記エ
バポレータ9の下流側及び車室用ヒータコア4の
空気出口13側に取り付けた凝縮部14の上流側
に連結した第1パイプ15と、前記凝縮部14の
下流側及び前記エバポレータ9の下側を連結した
作動液戻りパイプたる第2パイプ16とよりな
る。第2パイプ16中には、前記凝縮部14の下
流側に連結した第3パイプ17と、該第3パイプ
17の下流に連結したリキツドタンク18と、該
リキツドタンク18の下流側及びエバポレータ9
の上流側である下部に連結した第4パイプ21
と、該第3パイプ17間に配設した第1弁手段た
る第1電磁弁19とを有する。前記リキツドタン
ク18には、連通パイプ22を外側から内部に連
通するように配し、該連通パイプ22の開口22
aはリキツドタンク18の底部18aに近接する
位置に配されて、バキユームタンク12が該連通
パイプ22に接続されている。符号24はバキユ
ームタンク12と負圧源との間に介在される第3
電磁弁である。前記連通パイプ22には、第2弁
手段たる第2電磁弁20を介在させ、該第1、第
2電磁弁19,20は制御手段23により制御さ
れる。
バポレータ9の下流側及び車室用ヒータコア4の
空気出口13側に取り付けた凝縮部14の上流側
に連結した第1パイプ15と、前記凝縮部14の
下流側及び前記エバポレータ9の下側を連結した
作動液戻りパイプたる第2パイプ16とよりな
る。第2パイプ16中には、前記凝縮部14の下
流側に連結した第3パイプ17と、該第3パイプ
17の下流に連結したリキツドタンク18と、該
リキツドタンク18の下流側及びエバポレータ9
の上流側である下部に連結した第4パイプ21
と、該第3パイプ17間に配設した第1弁手段た
る第1電磁弁19とを有する。前記リキツドタン
ク18には、連通パイプ22を外側から内部に連
通するように配し、該連通パイプ22の開口22
aはリキツドタンク18の底部18aに近接する
位置に配されて、バキユームタンク12が該連通
パイプ22に接続されている。符号24はバキユ
ームタンク12と負圧源との間に介在される第3
電磁弁である。前記連通パイプ22には、第2弁
手段たる第2電磁弁20を介在させ、該第1、第
2電磁弁19,20は制御手段23により制御さ
れる。
制御手段23は、次のような作動をする。
暖房装置のスイツチ(図示省略)がOFFに
なると、第1電磁弁19を閉じ且つ第2電磁弁
20が開になつて、リキツドタンク18及びエ
バポレータ9内の作動液25をバキユームタン
ク12内に吸引させるようにする。
なると、第1電磁弁19を閉じ且つ第2電磁弁
20が開になつて、リキツドタンク18及びエ
バポレータ9内の作動液25をバキユームタン
ク12内に吸引させるようにする。
暖房装置のスイツチがOFFになつて一定の
時間(実験では冬季で5分)経過後に、前記第
1、第2電磁弁19,20が共に開いて、バキ
ユームタンク12内の作動液25をリキツドタ
ンク18及びエバポレータ9に戻すようにす
る。
時間(実験では冬季で5分)経過後に、前記第
1、第2電磁弁19,20が共に開いて、バキ
ユームタンク12内の作動液25をリキツドタ
ンク18及びエバポレータ9に戻すようにす
る。
暖房装置のスイツチがONになると第2電磁
弁20が閉じ、第1及び第3電磁弁19,24
が開くことで、インテークマニフオールド(図
示省略)等の負圧源によりバキユームタンク1
2内へ負圧を貯留すると共に暖房システムが通
常通りに作動する。
弁20が閉じ、第1及び第3電磁弁19,24
が開くことで、インテークマニフオールド(図
示省略)等の負圧源によりバキユームタンク1
2内へ負圧を貯留すると共に暖房システムが通
常通りに作動する。
以上、本考案の実施例によれば、制御手段23
により、暖房装置がOFFになると、第1電磁弁
19が閉じて凝縮部14から作動液25がリキツ
ドタンク18内に流入するのを防止し、第2電磁
弁20が開になつてリキツドタンク18及びエバ
ポレータ9内に滞留した作動液25をバキユーム
タンク12内に吸引させてエバポレータ9内の作
動液25を空にするので、エバポレータ9内の作
動液25の蒸発の発生が直ぐに止まり、蒸気温は
凝縮部14に至らず、圧力の異常上昇は妨げられ
る。
により、暖房装置がOFFになると、第1電磁弁
19が閉じて凝縮部14から作動液25がリキツ
ドタンク18内に流入するのを防止し、第2電磁
弁20が開になつてリキツドタンク18及びエバ
ポレータ9内に滞留した作動液25をバキユーム
タンク12内に吸引させてエバポレータ9内の作
動液25を空にするので、エバポレータ9内の作
動液25の蒸発の発生が直ぐに止まり、蒸気温は
凝縮部14に至らず、圧力の異常上昇は妨げられ
る。
また、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過すると、排気通路6の熱が下がるので、エバポ
レータ9の雰囲気温度が下がり、作動液25があ
つても蒸発しなくなる。この状態になると、前記
第1、第2電磁弁19,20が共に開いてバキユ
ームタンク12内の作動液25をリキツドタンク
18及びエバポレータ9に戻すようにし、このよ
うにすることにより本暖房装置が再始動した時の
立上がりが早いことになる。
過すると、排気通路6の熱が下がるので、エバポ
レータ9の雰囲気温度が下がり、作動液25があ
つても蒸発しなくなる。この状態になると、前記
第1、第2電磁弁19,20が共に開いてバキユ
ームタンク12内の作動液25をリキツドタンク
18及びエバポレータ9に戻すようにし、このよ
うにすることにより本暖房装置が再始動した時の
立上がりが早いことになる。
暖房装置が再びONになると第2電磁弁20が
閉じ、バキユームタンク12内へ負圧を貯留させ
且つ第1電磁弁19が開になつて凝縮部14から
液化した作動液25がリキツドタンク18に流入
してエバポレータ9にて再蒸発するサイクルを形
成する。
閉じ、バキユームタンク12内へ負圧を貯留させ
且つ第1電磁弁19が開になつて凝縮部14から
液化した作動液25がリキツドタンク18に流入
してエバポレータ9にて再蒸発するサイクルを形
成する。
尚、バキユームタンクの代りに第4パイプ21
中にポンプを介して正逆転して、エバポレータ9
内に作動液を送つたり、エバポレータ9内の作動
液を吸引するようにしても良い。
中にポンプを介して正逆転して、エバポレータ9
内に作動液を送つたり、エバポレータ9内の作動
液を吸引するようにしても良い。
以上説明してきたように、この考案によれば、
機関と車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通
路を設け、ヒータコアを循環する冷却水との間で
熱交換する空気を供給する送風フアンを設ける一
方、排気通路に設けたエバポレータにより該排気
熱を前記空気に伝達する作動液が運ばれるループ
式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮
部を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた
暖房装置において、 前記ヒートパイプの内、前記凝縮部の下流と前
記エバポレータの下部とを連通した第2パイプ中
にリキツドタンクを配設させ、該リキツドタンク
の底部に近接する位置に開口を有する連通パイプ
をバキユームタンクに連通させ、前記第2パイプ
及び連通パイプ夫々に第1、第2弁手段を介在さ
せ、 暖房装置がOFFになると第1弁手段を閉じ且
つ第2弁手段が開になつてリキツドタンク及びエ
バポレータ内の作動液をバキユームタンク内に吸
引させ、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過後前記第1、第2弁手段が共に開いてバキユー
ムタンク内の作動液をリキツドタンク及びエバポ
レータに戻すようにし、暖房装置がONになると
第2弁手段が閉じ且つ第1弁手段が開になつて暖
房システムが作動すると共にバキユームタンク内
へ負圧を貯留するようにした制御手段を設けて成
ることを特徴とする車両用暖房装置であるから、
暖房装置をONからOFFに切り換えた時、エバポ
レータ内の残留作動液の蒸発による蒸気温、圧力
の異常上昇が防止でき、更に暖房装置のON/
OFFの応答性が優れ、ヒータ側への熱の供給が
早く停止できるという実益的効果を有する。
機関と車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水通
路を設け、ヒータコアを循環する冷却水との間で
熱交換する空気を供給する送風フアンを設ける一
方、排気通路に設けたエバポレータにより該排気
熱を前記空気に伝達する作動液が運ばれるループ
式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの凝縮
部を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付けた
暖房装置において、 前記ヒートパイプの内、前記凝縮部の下流と前
記エバポレータの下部とを連通した第2パイプ中
にリキツドタンクを配設させ、該リキツドタンク
の底部に近接する位置に開口を有する連通パイプ
をバキユームタンクに連通させ、前記第2パイプ
及び連通パイプ夫々に第1、第2弁手段を介在さ
せ、 暖房装置がOFFになると第1弁手段を閉じ且
つ第2弁手段が開になつてリキツドタンク及びエ
バポレータ内の作動液をバキユームタンク内に吸
引させ、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過後前記第1、第2弁手段が共に開いてバキユー
ムタンク内の作動液をリキツドタンク及びエバポ
レータに戻すようにし、暖房装置がONになると
第2弁手段が閉じ且つ第1弁手段が開になつて暖
房システムが作動すると共にバキユームタンク内
へ負圧を貯留するようにした制御手段を設けて成
ることを特徴とする車両用暖房装置であるから、
暖房装置をONからOFFに切り換えた時、エバポ
レータ内の残留作動液の蒸発による蒸気温、圧力
の異常上昇が防止でき、更に暖房装置のON/
OFFの応答性が優れ、ヒータ側への熱の供給が
早く停止できるという実益的効果を有する。
第1図は、本考案の一実施例を示す要部説明図
である。 1……機関、2……車室内ヒータ、3……冷却
水通路、4……ヒータコア、5……送風フアン、
6……排気通路、9……エバポレータ、11……
ヒートパイプ、12……バキユームタンク、14
……凝縮部、15……第1パイプ、16……作動
液戻り用パイプたる第2パイプ、18……リキツ
ドタンク、19,20……第1,2電磁弁、22
……連通パイプ、23……制御手段、25……作
動液。
である。 1……機関、2……車室内ヒータ、3……冷却
水通路、4……ヒータコア、5……送風フアン、
6……排気通路、9……エバポレータ、11……
ヒートパイプ、12……バキユームタンク、14
……凝縮部、15……第1パイプ、16……作動
液戻り用パイプたる第2パイプ、18……リキツ
ドタンク、19,20……第1,2電磁弁、22
……連通パイプ、23……制御手段、25……作
動液。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 機関と車室内ヒータ間に冷却水還流用の冷却水
通路を設け、ヒータコアを循環する冷却水との間
で熱交換する空気を供給する送風フアンを設ける
一方、排気通路に設けたエバポレータにより該排
気熱を前記空気に伝達する作動液が運ばれるルー
プ式ヒートパイプを配設し、該ヒートパイプの凝
縮部を車室用ヒータコアの空気出口側に取り付け
た暖房装置において、 前記ヒートパイプの内、前記凝縮部の下流と前
記エバポレータの下部とを連通した第2パイプ中
にリキツドタンクを配設させ、該リキツドタンク
の底部に近接する位置に開口を有する連通パイプ
をバキユームタンクに連通させ、前記第2パイプ
及び連通パイプ夫々に第1、第2弁手段を介在さ
せ、 暖房装置がOFFになると第1弁手段を閉じ且
つ第2弁手段が開になつてリキツドタンク及びエ
バポレータ内の作動液をバキユームタンク内に吸
引させ、暖房装置がOFFになつて一定の時間経
過後前記第1、第2弁手段が共に開いてバキユー
ムタンク内の作動液をリキツドタンク及びエバポ
レータに戻すようにし、暖房装置がONになると
第2弁手段が閉じ且つ第1弁手段が開になつて暖
房システムが作動すると共にバキユームタンク内
へ負圧を貯留するようにした制御手段を設けて成
ることを特徴とする車両用暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033188U JPH0454008Y2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15033188U JPH0454008Y2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0271014U JPH0271014U (ja) | 1990-05-30 |
JPH0454008Y2 true JPH0454008Y2 (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=31423379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15033188U Expired JPH0454008Y2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454008Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7225623B2 (ja) * | 2018-09-17 | 2023-02-21 | マツダ株式会社 | 車両用の空調装置 |
JP7159733B2 (ja) * | 2018-09-17 | 2022-10-25 | マツダ株式会社 | 車両用の空調装置 |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP15033188U patent/JPH0454008Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0271014U (ja) | 1990-05-30 |
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