JPH045362B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH045362B2
JPH045362B2 JP12358984A JP12358984A JPH045362B2 JP H045362 B2 JPH045362 B2 JP H045362B2 JP 12358984 A JP12358984 A JP 12358984A JP 12358984 A JP12358984 A JP 12358984A JP H045362 B2 JPH045362 B2 JP H045362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
curvature
light
cemented
aspherical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12358984A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS613110A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12358984A priority Critical patent/JPS613110A/ja
Publication of JPS613110A publication Critical patent/JPS613110A/ja
Publication of JPH045362B2 publication Critical patent/JPH045362B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は光デイスク記録・再生用対物レン
ズ、特に2種類の波長の光を用い、一方の波長の
光で記録し、他方の波長の光で読み出しを行なう
ものに関する。 (従来技術) 一般によく知られているように、光デイスク用
対物レンズは、レンズの駆動装置の負荷をへらす
ために、所望の作動距離を確保したうえで、でき
るだけ軽量・小型で、しかも安価であることが望
ましい。 このような目的で考案されたレンズとして、特
開昭58−72114号が知られている。このレンズは、
4枚のレンズから構成され、レンズ全長も長く、
軽量・小型とは云えないものであつた。また、構
成枚数が多く、高価であるという問題があつた。 近年、モールドガラスによつて非球面レンズを
製造する技術が進歩し、光デイスク再生用対物レ
ンズをモールドガラスを用いた非球面単レンズで
実現した例が報造されている。(Appl Opt、
vo1、22No.16p.2413〜2415(1983)) また、上記の例と同様、屈折面を非球面化する
ことで球面収差を容易に補正できるので、これを
用いてレンズの構成枚数を減じた例も知られてい
る。 しかし、従来、光デイスク用対物レンズの多く
は記録用もしくは再生用と異なる目的で開発され
てきたため、一般に色収差の補正が行なわれてお
らず、上記の公知例も単色光専用のものである。 このような対物レンズを用いて2種類の波長の
レーザー光を用い、一方の波長で記録を行い、他
方の波長で読み出しを行なおうとしても、同じ焦
点位置に集光することが不可能である。このた
め、一方もしくは両方の波長の入射光をわずかに
発散光もしくは収歛光としてスポツト径が許容範
囲に止まるようにして使用していた。 しかし、この方法は、デイスクの面振れに対し
て対物レンズを光軸方向に移動させると、2種類
の波長の光に対する焦点位置がずれてくるため、
デイスクの面振れに対するフオーカシング制御可
能な範囲が限定され、実用上問題があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 上記の問題を解決するためには、対物レンズを
色消しとすればよい。 しかし、この発明のように1枚の接合せレンズ
近軸軸上色収差を補正しようとすると、接合面の
曲率が非常に強くなり、大口径化を計ることが難
しくなる。大口径とするために接合面の曲率を出
来るだけ弱くしようとすれば、接合する正レンズ
にはアツベ数の非常に大きいもの、負レンズには
アツベ数の非常に小さいものを用いる必要が生
じ、使用するレンズ材料には大幅な制限を受け
る。 更に、接合面が球面のまま近軸軸上色収差を補
正しても、大口径とした場合は、開口数の大きい
光線に対して波長の異なる光束の球面収差の差が
大きく、実際には軸上色収差を補正したことには
ならないという問題がある。 発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明の対物レンズは、物体側の両凸レンズ
と、その像側に貼合せられた負レンズとからなる
接合レンズであつて、その接合面を非球面とした
点が最大の特徴である。 そして、両凸レンズのd線におけるアツベ数を
νpd、負レンズのそれをνodとしたとき 10<νpd−νod ……(1) を満すことが必要である。 更に 0.8<r1/(np−1)f<1.4 ……(2) r1:正レンズの物体側の面の頂点曲率半径 np:正レンズの屈折率 f:合系の焦点距離 の条件を満すことが望ましい。 更に、正レンズの屈折率npについて 0.2<(np−1)(1−νod/νpd)……(3) を満足するのが望ましい。 (作用) 上記のように、接合面の曲率が強くなりすぎて
大口径化が難しくなるのに対しては、非球面化し
て、接合面の頂点曲率を強くしながら、光軸から
離れる程曲率を弱くすることによつて大口径化を
計ることが出来る。同時に、これによつて波長に
よる球面収差の差を減少することが出来る。条件
(1)はこのときの正レンズと負レンズのアツベ数の
差に関する条件である。接合面を非球面化するこ
とにより、アツベ数に関する制限は大幅に緩和さ
れるが、この条件の下限をこえると軸上色収差の
補正が困難になる。 光デイスク記録・再生用対物レンズでは、周知
のとおり球面収差を良好に補正し、軸上収差を回
析限界内に押える必要がある。また、光学系の製
作誤差等により入射光が光軸に対して傾いた場合
でも、性能の劣化が少ないように正弦条件を良好
に補正することが望ましい。 この発明では、正レンズの物体側の面及び負レ
ンズの像側の面を非球面化することで球面収差と
正弦条件の補正を行なうことができる。このとき
条件(2)の上限をこえて正レンズの物体側の面の曲
率が弱くなると、外向のコマ収差の発生が著し
く、これをこの面の非球面化で補正することが困
難になる。逆に下限をこえて曲率が強くなると、
内向のコマ収差の発生が著しく、これを非球面化
で補正することは困難である。何れの場合も正弦
条件が悪化し、光デイスク記録再生用対物レンズ
としては利用しずらいレンズとなつてしまう。 正レンズの屈折率Kpは、近軸軸上色収差の補
正条件から、レンズを薄肉レンズと考えた場合、
次式で表わされる。 Kp=1/(1−υod/υpd)f ……(a) 一方正レンズの像側の面の頂点曲率半径をr2
して正レンズの屈折力Kpはレンズを薄肉レンズ
として次式で表わされる。 Kp=(np−1)(1/r1−1/r2) ……(b) (a)(b)式から次式を得ることが出来る。 1/r1−1/r2=1/(np−1)(1−υod/υpd
f……(c) すなわち、(np−1)(1−νod/νpd)fが小さい
と 正レンズの物体側の面の曲率と像側の面の頂点曲
率の差である1/r1−1/r2が大きくなつてしまう。正 レンズは両凸レンズであるので、(c)式左辺は正
で、これが大となる程、レンズの大口径化を計る
には、両屈折面を非球面化したとしてもレンズの
軸上厚を大きくしなければならず、作動距離が短
かくなつてしまう。このとき、物体側の面の頂点
曲率を弱くして無理に作動距離を長くしようとす
ると条件(2)の上限を超えてしまつて好ましくな
い。このため条件(3)を満足することが求めらる。 (実施例) 以下本発明の実施例を示す。 表中 r1は第1レンズの物体側の面の頂点曲率半径 r2は第1レンズと第2レンズの接合面の頂点曲
率半径 r3は第2レンズの像側の面の頂点曲率半径 d1、d2はそれぞれ第1レンズ、第2レンズの軸
上厚 n1、n2はそれぞれ第1レンズ、第2レンズの
830nm波長光に対する屈折率 νd1、νd2はそれぞれ第1レンズ、第2レンズの
d線におけるアツベ数 dcはカバーガラスの軸上厚 (カバーガラスの830nm波長光に対する屈折率
は1.50974、d線におけるアツベ数は64.1である) Mは結像倍率 WDは作動距離 また、非球面形状は面の頂点を原点として光軸
方向をX軸とした直交座標系(XYZ)において
頂点曲率をC(=1/γ)Kを円錐定数、A1A2、 A3、A4を非球面係数、P1、P2、P3、P4を非球面
べき数とするとき φ=√22 で表わされる非球面である。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 非球面係数・べき数
【表】 発明の効果 この発明は、第1図にその断面を示すように、
両凸レンズと負レンズの接合レンズという非常に
簡単な構成で、レンズ全長も短かく、公知のレン
ズと比較して著しく小型軽量であり、安価に製造
できる。 しかも、第2図ないし第7図に示す収差図から
も明らかな通り、球面収差、正弦条件を良好に保
ちながら色収差の補正も行なつており、色による
球面収差の差も最小に抑えてある。 さらに、接合レンズの1群構成であるため、鏡
枠も省略することができ、鏡筒を含めた対物レン
ズ全体をさらに小型軽量化し、コストダウンを計
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の対物レンズの1実施例のカ
バーガラスを含めての断面図、第2図ないし第7
図はそれぞれ実施例1ないし実施例6の諸収差図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 物体側の両凸レンズと、その像側に貼合せら
    れた負レンズからなり、少なくともその接合面が
    非球面であり 10<νpd−νod 但し νpd:正レンズのd線におけるアツベ数 νod:負レンズのd線におけるアツベ数 を満足する光情報記録・再生用対物レンズ。
JP12358984A 1984-06-18 1984-06-18 光情報記録・再生用対物レンズ Granted JPS613110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12358984A JPS613110A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 光情報記録・再生用対物レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12358984A JPS613110A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 光情報記録・再生用対物レンズ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS613110A JPS613110A (ja) 1986-01-09
JPH045362B2 true JPH045362B2 (ja) 1992-01-31

Family

ID=14864334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12358984A Granted JPS613110A (ja) 1984-06-18 1984-06-18 光情報記録・再生用対物レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS613110A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62286009A (ja) * 1986-06-04 1987-12-11 Konica Corp 光情報記録・再生用対物レンズ
US5202867A (en) * 1987-01-29 1993-04-13 Canon Kabushiki Kaisha Condensing optical system with corrected chromatic aberration, and information recording/reproducing apparatus using this optical system
JP2641514B2 (ja) * 1988-07-05 1997-08-13 オリンパス光学工業株式会社 単群対物レンズ
US6411587B1 (en) 1999-10-08 2002-06-25 Konica Corporation Optical pickup optical system, optical pickup apparatus, coupling optical system, coupling optical system lens and recording/reproduction apparatus
DE60239034D1 (de) 2001-07-11 2011-03-10 Konica Minolta Opto Inc Optisches Korrekturelement für Aberration, optisches System, optisches Abtastgerät und Vorrichtung zur Aufzeichnung und Wiedergabe
AU2003289306A1 (en) * 2002-12-10 2004-06-30 Asahi Glass Company, Limited Objective lens for optical information recording media
JP4819447B2 (ja) 2005-09-02 2011-11-24 キヤノン株式会社 光学系及びそれを有する撮像装置
JP5562586B2 (ja) * 2009-07-10 2014-07-30 オリンパス株式会社 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置
JP5479792B2 (ja) * 2009-07-10 2014-04-23 オリンパス株式会社 結像光学系及びそれを有する電子撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS613110A (ja) 1986-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7227700B2 (en) Wide zoom lens system
JP3559623B2 (ja) 結像レンズ
JP2001337271A (ja) 画像読取用レンズおよび画像読取装置
JP2005352060A (ja) 小型の大口径広角レンズおよびこれを備えたカメラ
JPS6055805B2 (ja) 望遠レンズ
US4610515A (en) Objective lens for an optical disc
JP2641514B2 (ja) 単群対物レンズ
US4416519A (en) Objective for video disks
JPH045362B2 (ja)
US6317275B1 (en) Internal focusing telephoto lens
JP2902435B2 (ja) 光情報記録再生装置用対物レンズ系
JP2543780B2 (ja) ズ―ムレンズ
JP2000347099A (ja) インナーフォーカス式望遠レンズ
US4701032A (en) Graded refractive index lens system
JPH0411846B2 (ja)
JPS5965820A (ja) 望遠レンズ系
JPH0638130B2 (ja) 屈折率分布型レンズ
JP4765229B2 (ja) 結像光学系
US4668055A (en) Lens for an optical recording/reproducing apparatus and optical recording/reproducing apparatus using same
JPH0248882B2 (ja)
JPH06138385A (ja) 望遠レンズ
JP2020148812A (ja) 結像光学系
JP2891369B2 (ja) 顕微鏡対物レンズ
JPH0574806B2 (ja)
US4240704A (en) Objective for video disks