JPH0453533A - 磁気共鳴モニタリング治療装置 - Google Patents

磁気共鳴モニタリング治療装置

Info

Publication number
JPH0453533A
JPH0453533A JP2161434A JP16143490A JPH0453533A JP H0453533 A JPH0453533 A JP H0453533A JP 2161434 A JP2161434 A JP 2161434A JP 16143490 A JP16143490 A JP 16143490A JP H0453533 A JPH0453533 A JP H0453533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic resonance
catheter
patient
magnetic field
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2161434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2907963B2 (ja
Inventor
Kozo Sato
幸三 佐藤
Kazuya Okamoto
和也 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2161434A priority Critical patent/JP2907963B2/ja
Publication of JPH0453533A publication Critical patent/JPH0453533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2907963B2 publication Critical patent/JP2907963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、磁気共鳴イメージング装置を術中モニタリン
グに用いる磁気共鳴モニタリング治療装置に関する。
(従来の技術) 脳深部など通常の術式を用いるのが困難な患部の治療を
行う場合や、体腔を開くなど侵襲度の高い手術を避けた
い場合には、カテーテルを用いた術式が一般に用いられ
る。具体的には患部までカテーテルを挿入し、カテーテ
ル先端に取付けた鉗子で病巣を取り除いたり、カテーテ
ルを通して薬物を注入する。従来、患部の位置や状態の
確認は、X線透視画像または超音波画像で行われている
しかし、X線透視装置は常に被爆という問題があるため
、患者に対して連続的にX線を照射してモニタをするこ
とはできず、リアルタイムでX線透視画像を見なから手
術を行うことはできない。一方、超音波診断装置は使用
する超音波の波長から分解能が数關程度しか得られず、
また画像のコントラストが低いため、カテーテルの精密
な位置決めを必要とする手術には用いることができない
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来のカテーテルによる治療において
は、モニタリングにX線透視装置を用いるとX線による
被爆の問題があり、リアルタイムでのモニタリングがで
きず、また超音波診断装置を用いた場合には分解能およ
びコントラストが低いため、カテーテルを高精度に位置
決めすることができないという問題があった。
近年、X線透視装置のような被爆の問題がなく、しかも
超音波診断装置に比較して高分解能および高コントラス
トの画像が得られる磁気共鳴イメージング装置が実用化
されている。このような磁気共鳴イメージング装置を術
中モニタリングに使用できれば、患部をリアルタイムで
高精度にモニタリングしつつ、適確な治療を行うことが
できると考えられる。
本発明は、磁気共鳴イメージング装置を用いて患部をモ
ニタリングしつつ治療を行うことができる磁気共鳴モニ
タリング治療装置を提供することを目的とする。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) 本発明に係る磁気共鳴モニタリング治療装置は、上記の
課題を解決するため、患者に静磁場と勾配磁場および高
周波磁場を印加することにより生じる磁気共鳴信号のデ
ータを収集し、この磁気共鳴信号を電子計算機により処
理して磁気共鳴画像を得る磁気共鳴イメージング装置と
、患者体内に挿入されるカテーテルを含み、患者体内の
患部を治療するための治療手段と、カテーテルの所定位
置への移動と患者体内への挿入および患者体内の患部の
治療動作を電子計算機からの指令に基づく遠隔制御によ
り行う駆動手段とを有する。
(作用) 磁気共鳴イメージング装置は、種々の磁気共鳴パラメー
タ(例えば密度、緩和時間、化学シフト等)を通常イメ
ージングまたは超高速イメージングあるいはスペクトロ
スコピックイメージングを用いて画像化する。この磁気
共鳴イメージングを術中に行うことにより、被爆の問題
を伴わずに、しかも精度の高い視覚的モニタリングが可
能となり、治療効果の確認も容易となる。磁気共鳴イメ
ージングにおいては、種々の断面(スライス面)を任意
に選択して画像化できるので、患部の位置決めやカテー
テルの正確な位置決めが可能である。
また、本発明では遠隔制御により治療のためのカテーテ
ルの移動や挿入および治療の動作を行うため、磁気共鳴
イメージング装置のガントリ内部の狭い撮像空間に患者
が入った状態でも、これらの動作が大きな空間的制約を
受けることなく容易に行なわれる。この場合、高周波磁
場の印加および磁気共鳴信号の検出の少なくとも一方を
行うための高周波コイル周辺に含水性または含脂肪性の
ファントムを設け、このファントムからの磁気共鳴信号
に基づく磁気共鳴画像の画像データから電子計算機によ
り高周波コイルの構造・位置を認識し、それに基づいて
駆動手段が高周波コイルを避けて動作するように駆動手
段を制御することもできる 駆動手段においては、患者の患部と前記カテーテルの挿
入口の位置決め操作に基づいて電子計算機から前記カテ
ーテルの移動すべき位置に関する情報が与えられること
により、カテーテルを所定位置に移動させる。位置決め
を精度良く行うためには、磁気共鳴イメージング装置に
おいて患者存在下における患者体内の静磁場の磁場分布
を計測し、その磁場分布に基づいて磁気共鳴画像の歪み
を補正することが望ましい。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例の概略構成を示すブロック図
である。同図において、静磁場磁石1は患者6に−様な
静磁場を印加するためのもので、電磁石または永久磁石
が用いられ、前者の場合は励磁用電源3によって通電駆
動される。
勾配磁場コイル2は、システムコントローラ5により制
御される駆動回路4によって駆動され、患者6に対して
空間的に直交するX+  Y、zの三方向に磁場強度が
変化する勾配磁場を印加する。勾配磁場の磁場の向きと
、静磁場の向きは同じである。
高周波コイル1oはシステムコントローラ5の制御の下
で、送信部8からの高周波パルスがデュプレクサ9を介
して供給されることにより、高周波磁場を発生する。こ
の高周波磁場は患者6に加えられる。一方、患者6の体
内から発生される磁気共鳴信号(FID信号またはエコ
ー信号)は高周波コイル1oによって検出され、デュプ
レクサ9を介して受信部11で増幅および検波された後
、システムコントローラ5の制御の下でデータ収集部1
2に送られる。データ収集部12では受信部11から入
力された磁気共鳴信号をシステムコントローラ5の制御
の下で収集し、それをA/D変換器(図示せず)により
サンプリングしディジタル化した後、電子計算機13へ
送る。
電子計算機13はコンソール14により制御され、デー
タ収集部12から入力されたFID信号やエコー信号の
サンプリングデータについてフーリエ変換を行うことに
より、画像データまたは化学シフトスペクトルデータを
得る。また、電子計算8113はシステムコントローラ
5の制御をも行う。電子計算機13により得られた画像
データまたは化学シフトスペクトルデータは、画像デイ
スプレィ15に供給され表示される。
治療装置16は、カテーテルを含む治療具とカテーテル
を三次元的に移動させる駆動手段としてのマニピュレー
タにより構成され、マニピュレータはコンソール14に
より電子計算機13を介して遠隔的に制御される。また
、この治療装置16をマニュアルで操作するための操作
装置17も設けられている。
第2図は治療装置16の詳細な構成を示す斜視図であり
、第3図は第2図における要部の断面図である。第2図
および第3図において、カテーテル21は例えば非磁性
・非導電性の細管により形成され、場合によってはその
表面に含水(または含脂肪)性の被覆を施される。この
カテーテル21は、マニピュレータ22により矢印A−
Fに示す6方向に移動可能に設けられている。
マニピュレータ22は、矢印入方向に沿って平行に配置
された一対の直線レール23と、矢印B方向に沿って設
けられ、直線レール23に沿って移動する半弧状レール
24と、この半弧状レール24上を移動する移動台25
と、この移動台25に設けられ、矢印C方向に伸縮可能
な伸縮台26と、この伸縮台26の先端に設けられ、矢
印り方向に回転移動する回転台27と、二の回転台27
上に基端部が軸28を支点に矢印E方向に回転移動可能
に支持され、且つ矢印F方向に伸縮可能な伸縮軸29と
により構成されている。ここで、矢印入方向は第1図の
2方向と同じであり、患者6のセツティング終了時の患
者6の体軸方向に一致している。カテーテル21は、伸
縮軸29の先端部に固定具3oにより固定されている。
このような6方向に移動可能に構成されたマニピュレー
タ22により、カテーテル21は半空間のどの位置へも
移動が可能であり、且つ任意の方向に向くことができる
。マニピュレータ22は患者6の近傍、すなわち静磁場
中で使用されるため、通常の電動モータは使用できない
ので、動力源として超音波モータを用いることが望まし
い。直線レール23、半弧状1ノール24および移動台
25に設けられた圧電素子(超音波振動子)31〜33
は、矢印A、B方向の動力源に用いられる超音波モータ
の構成要素を例示している。図示してないが、他の方向
C−Dの動力源にも同様に超音波モータが使用される。
マニピュレータ22は静磁場中で用いられるため、静磁
場に影響を与えないように材質は非磁性体であることか
望ましい。また、後述するようにマニピュレータ22か
高周波コイル10の内側に配置される場合は、高周波磁
場分布をなるべく乱さないように非導電性であることが
望ましい。
なお、第2図ではマニピュレータ22にCCD撮像素子
などを用いた小型カメラ34が備えられている。この小
型カメラ34からの撮像信号は、例えば第1図のコンソ
ール14に備え付けられたTVモニタに送られて表示さ
れる。
カテーテル21は、治療対象の患部の種類や治療方法に
応じて選択される。第4図にカテーテルの種々の例を示
す。第4図(a)は鉗子41入りのカテーテルであり、
患部40(病巣)を取り除くのに用いられる。第4図(
b)は先端部に超音波振動子42を取り付けたカテーテ
ルであり、温熱治療や破砕治療に用いられる。すなわち
、患部40が癌の場合には超音波振動子42に連続波で
駆動することによって、超音波パワーにより癌をその致
死温度まで加温し、患部40が腎石などの結石の場合に
は超音波振動子42に高電圧パルスを印加することによ
り、結石に衝撃波を照射して破砕する。第4図(c)は
光ファイバ43を挿入したカテーテルであり、光ファイ
バ43を介してレーザ光を患部40に照射し、加温治療
または焼損による治療を行う場合に用いられる。第4図
(d)は放射性元素44を取り付けたカテーテルであり
、局所放射線療法に用いられる。
なお、第2図および第3図にはカテーテル21に付加さ
れる第4図(a)の鉗子41や第4図(b)の超音波振
動子42の駆動系、あるいは第4図(C)の光フアイバ
43等は図示されていないが、治療のためのこれらの制
御も第1図のコンソール14からの指示に基づいて電子
計算機13からの制御によって遠隔的に行われる。
次に、第5図に示すフローチャートを参照して、本実施
例における治療のための一連の処理手順を説明する。治
療に際して、患者6内の治療対象の患部は既に分かって
いて、カテーテル21の挿入予定位置も大まかに決定さ
れ、本装置への患者6のセツティング前に、カテーテル
21の挿入予定位置に対して消毒、表面穿孔(骨)など
の前処置が施されているものとする(Sl)。この患者
セツティング状態での患者6の状態を第2図中に示す。
矢印入方向と(第1図の2方向)と患者6の体軸方向と
が一致している。
この患者セツティングの終了後、患者6の体内における
磁場分布を計測する(S2)。磁気共鳴イメージング装
置を用いて患部の位置決めおよびカテーテル21の挿入
口の位置決めを精度良く行うには、■勾配磁場コイル2
により形成される勾配磁場の直線性劣化、■静磁場磁石
1により形成される静磁場の不均一性、による位置ずれ
の影響を除いて、磁気共鳴画像の画像歪みを補正する必
要かある。■については、予め勾配磁場コイル2の直線
性を計測し、磁気共鳴画像の表示の段階で補正できるよ
うにメモリに記憶しておく。■については、ステップS
2で示されるようにステップS1での患者セツティング
の後、患者6の体内における静磁場の磁場分布を計測し
、それに基づいて画像歪みを補正する。
第6図に第5図のステップS2での磁場分布計測のため
のシーケンスの一例を示す。RFは高周波磁場、Gx、
Gy、Gzはx、y、z方向の磁場勾配、Sig、は磁
気共鳴信号の波形をそれぞれ示す。Gx、Gy、Gzの
波形は、これらの勾配強度を変えて複数回印加されるこ
とを示している。第6図のシーケンスはx+  Y+ 
 Zの空間3次元と化学シフト軸を含めた4次元イメー
ジングのシーケンスであり、空間内の各ボクセル毎の化
学シフトスペクトルが得られる。
+Hの4次元イメージングを例にとると、第7図に示す
ように、あるボクセルの水のスペクトルが得られた場合
、磁気共鳴信号の周波数の中心周波数foからのずれ−
Δfが、そのボクセルの空間点における磁場の、中心磁
場からのずれを表わす。このスペクトルは3次元的に得
られるため、これにより磁場の3次元的分布が得られる
ことになる。但し、生体の場合、組織によっては脂肪の
磁気共鳴信号も現れ、また逆に水の磁気共鳴信号がなく
なってしまう個所もある。そこで、例えば第8図に示す
5ine波形のような選択励起用RFパルスを用いて、
水の磁気共鳴信号だけを予め選択励起するか、逆に同様
のRFパルスを用いて脂肪の信号を選択飽和してから、
水の磁気共鳴信号を得るようにすることが望ましい。
磁場不均一性があるときの磁気共鳴信号の発生位置は、
例えば第9図に示す通常の磁気共鳴イメージングのシー
ケンスを用いた場合、r−r 。 +ΔH/ G  r ro =本来の位置 ΔH:静磁場の不均一性 Gr:リード用磁場勾配強度 のように表わされ、ΔH/ G rだけリード方向に位
置がずれることになる。従って、計測された磁場分布を
記憶しておき、磁気共鳴イメージングの際にはその磁場
分布のデータからΔHを求め、位置ずれ量ΔH/ G 
rを求めることにより、位置補正を行うようにする。な
お、第9図の磁気共鳴イメージング法のシーケンスは公
知であり、RFは高周波磁場、Gs、Ge、Grはそれ
ぞれスライス用、エンコード用およびリード用の磁場勾
配、Sig、は磁気共鳴信号をそれぞれ示す。
次に、磁気共鳴イメージングを行い、画像デイスプレィ
15上の磁気共鳴画像を見なから、患部の位置決めとカ
テーテル21の挿入口の位置決めを行う(S3.S4.
)。第10図に示すような IH超高速磁気共鳴イメー
ジング法にょれば、数十ミリ秒程度で一枚の画像データ
を収集でき、実時間での画像表示が可能であるため、こ
れらの位置決めに最適である。また、場合によってはG
d−DTPA等の常磁性試薬を造影剤として患者6の体
内に注入したり、31p。
13C,23Na等のイメージングを位置決めに用いる
のも有効である。これらのイメージングは、以下の手順
においても適宜選択し実行することができる。
1Hの2次元磁気共鳴画像を用いて、患部およびカテー
テル挿入口の位置決めを行う際の一例を以下に説明する
。まず、第11図に示すように患者6のカテーテル挿入
口5o上に例えば微小な円筒状の含水(または含詣肪)
ファントム51を接着剤等により固定する。そして、磁
気共鳴イメージング装置によるスライス面を調整して、
第12図に示すように患部40とカテーテル挿入口50
を表示する。含水ファントム51の像が表示されること
により、カテーテル挿入口も明確に示される。この際、
第12図にX印に示すように患部40についてはカテー
テル21の先端の最深挿入点に相当する点、カテーテル
挿入口50については挿入口中心点をそれぞれコンソー
ル14によって指定する。後述するように、カテーテル
21はこれらの2点を結ぶ直線52上を挿入されること
になる。
このように患部40とカテーテル挿入口50の位置決め
操作をコンソール14を介して行うと、カテーテル21
が移動すべき位置に関する情報が電子計算機13より治
療装置16に伝達され、それに基づいてマニピュレータ
22が自動的に動作し、カテーテル21を直線52上に
位置するように移動させる(S5)。次に、コンソール
14を介してカテーテル挿入指令を入力すると、マニピ
ュレータ22によりカテーテル21がカテーテル挿入口
50より患者6の体内に挿入され、患部40に到達する
(S6)。
ここで、直線52を含む平面をスライス面として、この
スライス面上の画像を画像デイスプレィ15でモニタし
ていれば、挿入されたカテーテル21が含水性でない場
合には、カテーテル21から磁気共鳴信号は検出されな
いので、カテーテル21は“患者体内への線状無信号部
分の伸長”の形で認識することができる。また、カテー
テル21に含水性(または含脂肪)性の被覆が施されて
いる場合は、カテーテル21から大きな水または詣肪の
磁気共鳴信号が検出されることにより、カテーテル21
は“明線”として認識できる。カテーテル21の材質の
帯磁率が患者のそれと等価でない場合、カテーテル21
の挿入により新たな磁場不均一性を導入するため、画像
を歪ませる可能性がある。従って、カテーテル21の材
質としては、帯磁率を患者6の治療対象部位の帯磁率に
合わせたものを選択することが望ましい。
こうしてカテーテル21を患者6の体内に挿入した後、
正しく挿入されたことを画像デイスプレィ15上の磁気
共鳴画像で確認してから、コンソール14を介して治療
開始指令を入力すると、第4図で説明したいずれかの方
法にょって治療が行われる(S7)。治療中および治療
後に、治療効果を確認するためのモニタをMHI(磁気
共鳴イメージング)およびMRS(磁気共鳴スペクトロ
スコピー)により行う。
このモニタは、種々の核種(例えば’H,”P。
13C,”Na等)についての種々の磁気共鳴パラメー
タ(例えば化合物密度、縦・横緩和時間、化学シフト等
)を測定することによって可能であり、またこれらのパ
ラメータからpHや温度等の分布を表示することも有効
である。
なお、ステップ85〜S6においてカテーテル21を移
動させる場合、第1図の高周波コイル10がマニピュレ
ータ22の外側に配置されている場合は、マニピュレー
タ22は比較的自由に移動動作ができる。これに対し、
第2図に示されるように高周波コイル10がマニピュレ
ータ22の内側に配置されている場合は、マニピュレー
タ22が高周波コイル10を避けて移動できるようにす
る必要がある。これにはマニピュレータ22の移動をマ
ニュアル操作に切替え、第1図の操作装置17を用いて
移動させる方法と、マニピュレータ22が自動的に高周
波コイル10を避けて移動するようにする方法とがある
。前者の場合、マニピュレータ22に設けられた小型カ
メラ34によってカテーテル挿入口50を撮像し、コン
ソール14に備え付けられたTVモニタでモニタしなか
ら操作装置17を操作する。
後者の具体的な方法を示すと、例えば第13図に示すよ
うに高周波コイル10がサーフェイスコイル60の場合
、サーフェイスコイル60の内側および外側に含水(ま
たは含脂肪)性ファントム61.62を配置する。また
、第14図に示すように高周波コイル10が鞍型コイル
70の場合、各コイル導体を囲むように含水(または含
脂肪)性ファントム71.72を配置し、コイル70と
共にコイル巻枠73上に支持する。そして、ファントム
61,62,71゜72からの磁気共鳴信号データから
電子計算機13で高周波コイル10の構造・位置を画像
デ−タとして認識し、それに基づいて高周波コイル10
を避けてマニピュレータ22を移動させるよう制御する
。これらの場合、ファントム61.62,71.72と
しては高周波コイル10 (60,70)のQ値を低下
させないように、水または脂肪のファントムを用いるこ
とが望ましい。
マニピュレータ22の動作時に電気的ノイズが発生する
場合には、第15図に示すようにマニピュレータ22の
動作と磁気共鳴信号のデータ収集とを交互に、つまり時
分割で行うことにより、磁気共鳴画像上に電気的ノイズ
による悪影響が出るのを防止することができる。第10
図に示したような超高速イメージング法で磁気共鳴信号
のデータ収集を行えば、数十ミリ秒でデータ収集が終わ
るため、このような時分割方式を用いても実時間性はほ
とんど損なわれない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば磁気共鳴イメージ
ング装置を用いて、従来のX線透視装置や超音波診断装
置では困難であった、患部の正確な実時間モニタリング
を行いつつ適確な治療を行うことができる。本発明の装
置を用いれば特に癌、血栓等の重篤な疾病の治療を被爆
の心配なく安全確実・高精度に行うことが可能となる。
また、このような本発明を発展させれば、診断および治
療計画の策定は磁気共鳴イメージング(M、R1)およ
び磁気共鳴スペクトロスコピ(MR5)により行い、治
療プロセスでの患部の視覚的モニタリングは実時間MH
Iにより行い、さらに治療効果の判定はMHIもしくは
MR8により行う、といった一連の医用プロセスを統合
化した効率的・経済的なインテリジェント医用システム
を構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例に係る磁気共鳴モニタリング
治療装置の概略的構成を示すブロック図、第2図は第1
図における治療装置の詳細な構成を示す斜視図、第3図
は第2図の要部をより詳細に示す図、第4図は同実施例
における種々の治療法に使用されるカテーテルの構成を
示す図、第5図は同実施例における治療のための一連の
手順を説明するためのフローチャート、第6図は同実施
例における磁場分布計測のためのシーケンスを示す図、
第7図は同じく磁場分布計測の原理を説明するための磁
場のずれによる水の磁気共鳴スペクトルのずれを示す図
、第8図は同じく磁場分布計測時に水の磁気共鳴信号の
みを得る方法を説明するための選択励起(飽和)用RF
パルスを示す図、第9図は2次元磁気共鳴イメージング
のシーケンスの一例を示す図、第10図は超高速磁気共
鳴イメージングのシーケンスの一例を示す図、第11図
は同実施例におけるカテーテル挿入口の位置決めに用い
るファントムを患者に取り付けた状態を示す図、第12
図は同実施例における患部およびカテーテル挿入口の位
置決め時のモニタ画像を示す図、第13図は高周波コイ
ルとしてサーフェイスコイルを用いた場合のカテーテル
自動移動用ファントムの取付は状態を示す図、第14図
は同じく鞍型コイルを用いた場合のカテーテル自動移動
用ファントムの取付は状態を示す図、第15図は同実施
例におけるマニピュレータの動作と磁気共鳴信号のデー
タ収集のタイミングの関係を説明するための図である。 1・・・静磁場磁石、2・・・勾配磁場コイル、5・・
・システムコントローラ、6・・・患者、10・・・高
周波コイル、12・・・データ収集部、13・・・電子
計算機、14・・・コンソール、15・・・画像デイス
プレィ、16・・・治療装置、17・・・操作装置、2
1・・・カテーテル、22・・・マニピュレータ(駆動
手段)、23・・・直線レール、24・・・半弧状レー
ル、25・・・移動台、26・・・伸縮台、27・・・
回転台、29・・・伸縮軸、31〜33・・・圧電素子
、34・・・小型カメラ、40・・・患部、41・・・
鉗子、42・・・超音波振動子、43・・・光ファイバ
、44・・・放射線源、50・・・カテーテル挿入口、
51・・・含水(含脂肪)性ファントム、52・・・カ
テーテル挿入線、60・・・サーフェイスコイル、61
.62・・・含水 イル、 (含脂肪) 性ファントム、 71゜ 2・・・含水 (含脂肪) 0・・・鞍型コ 性ファ ントム、 3・・・コイル巻枠。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)患者に静磁場と勾配磁場および高周波磁場を印加
    することにより生じる磁気共鳴信号のデータを収集し、
    この磁気共鳴信号を電子計算機により処理して磁気共鳴
    画像を得る磁気共鳴イメージング装置と、 患者体内に挿入されるカテーテルを含み、患者体内の患
    部を治療するための治療手段と、前記カテーテルの所定
    位置への移動と患者体内への挿入および患者体内の患部
    の治療動作を前記電子計算機からの指令に基づく遠隔制
    御により行う駆動手段と を具備することを特徴とする磁気共鳴モニタリング治療
    装置。
  2. (2)前記駆動手段は、前記患者の患部と前記カテーテ
    ルの挿入口の位置決め操作に基づいて前記電子計算機か
    ら前記カテーテルの移動すべき位置に関する情報が与え
    られることにより、前記カテーテルを前記所定位置に移
    動させることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴モニ
    タリング治療装置。
  3. (3)前記磁気共鳴イメージング装置は、患者存在下に
    おける患者体内の静磁場の磁場分布を計測する磁場分布
    計測手段と、この磁場分布計測手段により計測された磁
    場分布に基づいて磁気共鳴画像の歪みを補正する補正手
    段とを有することを特徴とする請求項1または2記載の
    磁気共鳴モニタリング治療装置。
  4. (4)前記磁気共鳴イメージング装置は前記高周波磁場
    の印加および磁気共鳴信号の検出の少なくとも一方を行
    うための高周波コイル周辺に含水性または含脂肪性のフ
    ァントムを有し、このファントムからの磁気共鳴信号に
    基づく磁気共鳴画像の画像データから前記電子計算機に
    より前記高周波コイルの構造・位置を認識し、それに基
    づいて前記駆動手段が前記高周波コイルを避けて動作す
    るように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求
    項1記載の磁気共鳴モニタリング治療装置。
JP2161434A 1990-06-21 1990-06-21 磁気共鳴モニタリング治療装置 Expired - Fee Related JP2907963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2161434A JP2907963B2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 磁気共鳴モニタリング治療装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2161434A JP2907963B2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 磁気共鳴モニタリング治療装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0453533A true JPH0453533A (ja) 1992-02-21
JP2907963B2 JP2907963B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=15735040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2161434A Expired - Fee Related JP2907963B2 (ja) 1990-06-21 1990-06-21 磁気共鳴モニタリング治療装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2907963B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5361764A (en) * 1993-07-09 1994-11-08 Grumman Aerospace Corporation Magnetic resonance imaging foot coil assembly
US5492122A (en) * 1994-04-15 1996-02-20 Northrop Grumman Corporation Magnetic resonance guided hyperthermia
JPH08215211A (ja) * 1995-02-16 1996-08-27 Hitachi Ltd 遠隔手術支援装置とその方法
US5590653A (en) * 1993-03-10 1997-01-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Ultrasonic wave medical treatment apparatus suitable for use under guidance of magnetic resonance imaging
JP2004504898A (ja) * 2000-07-31 2004-02-19 インサイテック−テクソニクス リミテッド Mri誘導超音波治療システムのための機械式ポジショナー
JP2008536600A (ja) * 2005-04-22 2008-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 飛行時間能力を有するpet/mriスキャナ
JP2009213892A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Siemens Ag 心臓弁に対するインターベンション処置を実施するための方法および装置
US7774043B2 (en) * 2000-12-13 2010-08-10 Medtronic, Inc. Microcoil construction
JP2014014658A (ja) * 2012-06-15 2014-01-30 Canon Inc 医療用装置
JP2014509918A (ja) * 2011-04-07 2014-04-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 目標区域へのシャフトの磁気共鳴ガイダンス
JP2015536792A (ja) * 2012-12-18 2015-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 分極磁場のファントムベースのmr磁場マッピング
US11193764B2 (en) 2019-01-17 2021-12-07 Milwaukee Electric Tool Corporation Two datum vial mounting system and method
US11725936B2 (en) 2019-01-17 2023-08-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Two datum vial mounting system and method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140039418A (ko) * 2012-09-21 2014-04-02 삼성전자주식회사 의료용 로봇 시스템

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5590653A (en) * 1993-03-10 1997-01-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Ultrasonic wave medical treatment apparatus suitable for use under guidance of magnetic resonance imaging
US5897495A (en) * 1993-03-10 1999-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Ultrasonic wave medical treatment apparatus suitable for use under guidance of magnetic resonance imaging
US5361764A (en) * 1993-07-09 1994-11-08 Grumman Aerospace Corporation Magnetic resonance imaging foot coil assembly
US5492122A (en) * 1994-04-15 1996-02-20 Northrop Grumman Corporation Magnetic resonance guided hyperthermia
JPH08215211A (ja) * 1995-02-16 1996-08-27 Hitachi Ltd 遠隔手術支援装置とその方法
US5855553A (en) * 1995-02-16 1999-01-05 Hitchi, Ltd. Remote surgery support system and method thereof
JP2004504898A (ja) * 2000-07-31 2004-02-19 インサイテック−テクソニクス リミテッド Mri誘導超音波治療システムのための機械式ポジショナー
US7774043B2 (en) * 2000-12-13 2010-08-10 Medtronic, Inc. Microcoil construction
JP2008536600A (ja) * 2005-04-22 2008-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 飛行時間能力を有するpet/mriスキャナ
JP2009213892A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Siemens Ag 心臓弁に対するインターベンション処置を実施するための方法および装置
JP2014509918A (ja) * 2011-04-07 2014-04-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 目標区域へのシャフトの磁気共鳴ガイダンス
US9968277B2 (en) 2011-04-07 2018-05-15 Koninklijke Philips N.V. Magnetic resonance guidance of a shaft to a target zone
US10251579B2 (en) 2011-04-07 2019-04-09 Koninklijke Philips N.V. Magnetic resonance guidance of a shaft to a target zone
JP2014014658A (ja) * 2012-06-15 2014-01-30 Canon Inc 医療用装置
JP2015536792A (ja) * 2012-12-18 2015-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 分極磁場のファントムベースのmr磁場マッピング
US10018690B2 (en) 2012-12-18 2018-07-10 Koninklijke Philips N.V. Phantom based MR field mapping of the polarizing magnetic field
US11193764B2 (en) 2019-01-17 2021-12-07 Milwaukee Electric Tool Corporation Two datum vial mounting system and method
US11725936B2 (en) 2019-01-17 2023-08-15 Milwaukee Electric Tool Corporation Two datum vial mounting system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2907963B2 (ja) 1999-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI414330B (zh) A guided positioning module and a treatment system having the positioning module
US6185445B1 (en) MR tomograph comprising a positioning system for the exact determination of the position of a manually guided manipulator
US6246896B1 (en) MRI guided ablation system
JP3440112B2 (ja) 器具の位置を監視するための磁気共鳴追跡システム
US9037213B2 (en) Method and apparatus to estimate location and orientation of objects during magnetic resonance imaging
JP3862798B2 (ja) 医療用画像診断装置
JP2907963B2 (ja) 磁気共鳴モニタリング治療装置
JP5747042B2 (ja) Mriで画像化できる介入機器用追跡装置
US8024025B2 (en) T1-corrected proton resonance frequency shift thermometry
US20050065429A1 (en) Method for three plane interleaved acquisition for three dimensional temperature monitoring with MRI
JPH0614905A (ja) 器具内の試料の磁気共鳴検出により器具の位置を追跡するシステムおよび方法
JPH0723933A (ja) Mr画像化方法及び該方法を実施する装置
JPH06315541A (ja) 画像診断装置を用いた治療装置
EP1112025B1 (en) Method and apparatus to estimate location and orientation of objects during magnetic resonance imaging
US20130274590A1 (en) Method and apparatus for generating a signal indicative of motion of a subject in a magnetic resonance apparatus
US20240036126A1 (en) System and method for guiding an invasive device
JP4032293B2 (ja) 超音波−磁気共鳴複合医療装置
JP3976845B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2004358264A (ja) 超音波治療装置
Reichert et al. GantryMate: a modular MR-compatible assistance system for MR-guided needle interventions
JP2004008398A (ja) 医療画像診断装置
JP3817383B2 (ja) Mri装置
JP2003088508A (ja) 手術支援システム
EP0422396A1 (en) Apparatus and method for calculating coordinate data of desired point in subject to be examined
JP4046847B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees