JPH0453532Y2 - - Google Patents

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JPH0453532Y2
JPH0453532Y2 JP1985105426U JP10542685U JPH0453532Y2 JP H0453532 Y2 JPH0453532 Y2 JP H0453532Y2 JP 1985105426 U JP1985105426 U JP 1985105426U JP 10542685 U JP10542685 U JP 10542685U JP H0453532 Y2 JPH0453532 Y2 JP H0453532Y2
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JP
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liquid
tilt angle
thickness
angle sensor
light
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JP1985105426U
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JPS6214314U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、液体が形成する水平表面で反射し
てこの液体を透過後空中へ屈折出射する光線の変
位を検出することによつて傾斜角を検出する傾斜
角センサにおいて、この液体の屈折率変動に伴う
検出誤差を補償するための機構に関する。
(従来技術) 液体の表面が重力の作用で常に水平状態を維持
することを利用した従来の傾斜角センサは、傾斜
計本体に取付けたガラス容器に容れた液体の表面
が傾斜計本体の傾き、すなわち測定すべき傾斜角
に関係なく常に水平となることに着目し、かかる
液体表面で反射した後この液体を透過する光線が
傾斜計の傾きに比例して振れを起こして変位する
ので、この光線の結像点の移動を検出することに
よつて傾斜角を測定するものである。この際、環
境温度の変動によつて液体屈折率に変化がある
と、傾斜角検出誤差が生じる。
第2図を用いてこれを更に詳しく説明すると、
次のとおりである。すなわち、図示していない傾
斜計本体に固定された例えばガラス製の容器1に
容れた液体2の作る表面3は、傾斜計本体の傾斜
に関係なく水平となる。傾斜計本体に固定された
LEDのような図示していない光源からの光線は、
実線矢印の如く容器1内に入射し、液体表面3に
おいて反射し、更に液体2を透過して矢印の如く
空中に出射する。傾斜計本体が水平に位置すると
き、容器1から出射する光線は容器1の壁面から
垂直に出射するようにしておく(この条件は厳密
に満す必要はなく、ほぼ垂直であればよい)。い
ま、傾斜計本体がθ傾くと、反射光は図示の如く
2θ振れ、更に、出射光は屈折してδだけ変位す
る。このとき、液体2の屈折率をnとすると、n
×sin2θ=sinδとなるから、受光検出器によつて
変位δを検出できるようにすることにより、求め
る傾斜角θが求められる。したがつて、温度変化
によつてnが変化するときは、求められた傾斜角
は、このnの変動分に相当する検出誤差を含むた
め、傾斜センサの精度の低下を招くことになる。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、このような従来技術の問題点を除
くためになされたものであつて、液体屈折率の変
化に伴う検出誤差を少なくするための補正機構を
有する液体の水平表面を利用した傾斜角センサを
提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) この考案は、上記のような従来の液体を用いた
傾斜角センサにおいて、液体の水平表面で反射し
た後にこの液体の外へ出射する検出光の光路に、
厚さ一様の液体を置き、この液体として反射用液
体と同種の液体を用いることとし、この厚さ一様
の液体の厚さを当該光路の空気の厚さより十分に
大きくすることによつて、液体屈折率変化に起因
する傾斜角検出誤差を極力低減するものである。
(実施例) 次に、本考案の傾斜角センサの構成と原理を、
添付の図面を参照にしながら、更に詳しく説明す
る。
この考案の傾斜角センサの構成の要部は第1図
に示したとおりである。この種の従来のもののよ
うに、傾斜角センサ本体に、例えばガラス製の容
器1、光源4、光源4からの光を平行にして容器
1の中の液体2の水平表面3へ送るコリメートレ
ンズ5、水平表面3からの反射光を結像するため
の結像レンズ6、及び、結像レンズ6の結像点の
位置を検出する検出器7を取付け、容器1に液体
2を容れて傾斜角センサを構成する。そして、表
面3で反射されて液体2を透過し、容器1から空
気中へ出射する光(矢印で図示)が透過するよう
に、結像レンズ6と検出器7との間に、本考案に
より、厚さ一様の液体8を置いて検出誤差補正機
構とする。そして、液体2と液体8とは、少なく
とも屈折率とその温度変化率とを同じくする例え
ば同種の液体とし、以下に述べる理由から、当該
光路のうち液体8の厚さDを図示の空気の厚さt
=t1+t2より十分に大きくすることによつて、上
記目的を達成する。
いま、傾斜角センサ本体がθ(検出すべき傾斜
角に相当する)傾くと、液体表面は第2図のよう
にθ傾いて、水平表面は3から3′に変位すると
同時に、反射光は実線から破線の位置に移り、2θ
だけ変位する。そして、容器1の外へ出射すると
き、屈折のためこの変位角は2θからδへ変化す
る。このとき、液体の屈折率をnとすると、sinδ
=nsin2θの関係にあり、θが小の場合には、δ≒
2nθとなり、δを検出すればθを求めることがで
きる。このδを検出する原理を第3図に模式的に
示す。上記出射光が結像レンズ6を通つて検出器
7の結像点で検出されるδ(≒2nθ)は、図示の
高さhとして測定できる。この結像レンズ6の焦
点距離をとすれば、h≒2nθとなる。
ここで、液体2の屈折率nが変動してn+dn
となると、hもh+dhとなり、dhすなわち2θ×
dnが従来のθ検出方式の検出誤差として現われ
る。
そこで、本考案では、第1図に示したように、
厚さDの液体8(屈折率及びその温度変化率を液
体2と同じn、dnとする)を結像レンズ6と検
出器7の間に配置し、また、dn=0のときに′=
t1+t2+D/n=の位置に検出器7を配置する
(第4図)。このt1とt2は図示の空気層の厚さであ
り、t=t1+t2とする。このような配置において
は、第4図から、h=2nθ′=2nθ(t+D/n)
となる。すなわち、h=2nθt+2θDとなるから、
液体2の屈折率nが変動し、同様に液体8の屈折
率も変動したとき、検出誤差はdh=2θt×dnとな
つて現われる。
dn=0のときを基準にして、厚さDの液体8
を配置した場合と配置しない場合(すなわち、従
来のもの)の検出誤差の比は次のようになる。
2θt・dn/2θ・dn=t/=t/t+D/n この結果から明らかなように、厚さDの液体8
を配置したものは、このような配置のない従来の
ものに比して、検出誤差はより小さくなる。そし
て、D/tを増大すれば、検出誤差はますます減
少して行くことになる。例えば、n=1.4のとき
にD=10×tに選ぶと、検出誤差は従来のものに
比して約8分の1に減少する。以上のことから、
Dの厚さすなわち液体8の厚さを空気の厚さtよ
り十分に大きくすれば、検出誤差は非常に小さく
なることがわかる。
(考案の効果) 本考案によると、液体の水平表面を用いる傾斜
角センサにおいて、上記で説明したような補正用
液体を利用するだけで、温度変化等による液体の
屈折率の変化による検出誤差を低減した精密測定
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の傾斜角センサの1実施例の要
部の断面図、第2図は本考案の傾斜角センサの原
理の説明図、第3図及び第4図は従来の同種のも
の及び本考案のものの結像状態図である。 1……容器、2,8……液体、3……液体表
面、4……光源、5……コリメートレンズ、6…
…結像レンズ、7……検出器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 液体の水平表面において反射した後該液体を
    透過して該液体の外へ出射する光線の変位を検
    出して傾斜角を求めるようにした傾斜角センサ
    において、該出射光が更に該液体と同種の厚さ
    一様な液体を通過するように構成した検出誤差
    補正機構を有することを特徴とする傾斜角セン
    サ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、該
    厚さ一様な液体の厚さを該出射光が通過する空
    気の厚さより十分大きく構成したことを特徴と
    する傾斜角センサ。
JP1985105426U 1985-07-12 1985-07-12 Expired JPH0453532Y2 (ja)

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JP1985105426U JPH0453532Y2 (ja) 1985-07-12 1985-07-12

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JPS6214314U JPS6214314U (ja) 1987-01-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5899712A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 Tokyo Optical Co Ltd 傾斜角測定装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5491860U (ja) * 1977-12-12 1979-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5899712A (ja) * 1981-12-09 1983-06-14 Tokyo Optical Co Ltd 傾斜角測定装置

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JPS6214314U (ja) 1987-01-28

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