JPH0453462Y2 - - Google Patents

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JPH0453462Y2
JPH0453462Y2 JP1986180076U JP18007686U JPH0453462Y2 JP H0453462 Y2 JPH0453462 Y2 JP H0453462Y2 JP 1986180076 U JP1986180076 U JP 1986180076U JP 18007686 U JP18007686 U JP 18007686U JP H0453462 Y2 JPH0453462 Y2 JP H0453462Y2
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JP
Japan
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transmission
transmission shaft
clutch
power
shaft
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JP1986180076U
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JPS6384426U (ja
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、第1伝動軸と、この第1伝動軸と軸
芯を一致させて突き合わせ対向配置された第2伝
動軸との間に、動力伝達を入り切り操作可能な伝
動用摩擦板を介在させてあるクラツチ構造に関す
る。
〔従来技術〕
従来、この種のクラツチ構造としては、例えば
実開昭58−70555号公報或いは、実開昭58−75028
号公報に開示されたものが提案されている。前者
にあつては、第1伝動軸に伝動部材をスプライン
外嵌させるとともに、第2伝動軸にクラツチケー
スをスプライン外嵌させ、そして伝動部材とクラ
ツチケースとの間に伝動用摩擦板を介在させたも
のであり、また後者にあつては、第1伝動軸にク
ラツチケースをスプライン外嵌させるとともに、
第2伝動軸に伝動部材をスプライン外嵌させ、ク
ラツチケースと伝動部材との間に伝動用摩擦板を
介在させたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記いずれの構成にあつても、
大型のクラツチケースのボス部の内面には、伝動
軸からの動力を伝達するためのスプラインを形成
する必要があつて、従つてこのスプライン部分の
強度を確保するためにはクラツチケース自体の材
質として強度の高い合金鋼あるいはダクタイル鋳
鉄の熱処理をしたもの等を使用する必要があり、
加工性に劣り、またコスト高となつていた。
本考案は上記の実情に着目してなされたもので
あつて、大型のクラツチケースを安価な材質で形
成できるようにして、コストの低減を図り、また
加工性を向上するようにしたクラツチ構造を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案に係るクラツチ構造の特徴構
成は、第1伝動軸にクラツチケースを遊嵌すると
ともに、前記第1伝動軸に第1伝動部材を伝動状
態で設け、前記第1伝動軸に軸芯を一致させて付
き合わせ対向配置された第2伝動軸に第2伝動部
材を伝動状態で設けるとともに、この第2伝動部
材と前記クラツチケースとを咬合させ、クラツチ
ケースと前記第1伝動部材との間に動力伝達を入
り切り操作可能な伝動用摩擦板を介在させてある
点にあり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作用〕
例えば、第1伝動軸から第2伝動軸に動力を伝
達する場合には、第1伝動軸に伝動状態で設けら
れた第1伝部材から伝動用摩擦板を介してクラツ
チケースに伝達され、そしてクラツチケースから
第2伝動部材を介して第2伝動軸に伝達される。
この動力を切る場合には、前記伝動用摩擦板を操
作することにより、第1伝動部材からの動力がク
ラツチケースに伝達されなくなる。このように、
前記クラツチケースは第1伝動軸に遊嵌された状
態であり、またクラツチケースと第2伝動部材と
は咬合した状態であるから、クラツチケースには
伝動軸と軸伝動するためのスプラインを設ける必
要がない。
〔考案の効果〕
従つて、このクラツチ構造い使用される大型の
クラツチケース自体の材質としては、安価な、例
えばねずみ鋳鉄でも使用可能となり、クラツチ構
造全体のコストを低減することが可能となつた。
また、従来のようにスプライン部分の強度を確保
するために硬い材質で形成する必要もなく、加工
性を向上することもできるようになつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面は農用トラクタにおける動力伝達構造を示
したもので、エンジン(図示せず)からの出力軸
24に直結したフライホイール8にトルクコンバ
ータ9のケーシング4が固定されている。このト
ルクコンバータ9は前記ケーシング4、ポンプイ
ンペラー5、ステータ6、タービンライナー13
及びロツクアツプクラツチ14等により構成され
ている。そして、第1伝動軸1の先端部が前記ト
ルクコンバータ9本体内に突入しており、第1伝
動軸1端部には前記タービンライナー13及びロ
ツクアツプクラツチ14が固定されている。そし
て、この第1伝動軸1の周囲には前記ステータ6
を支持する第1円筒軸16が遊転外嵌されてお
り、ミツシヨンケースMに固着されている。
さらに、前記前記第1伝動軸1と平行に走行系
の伝動軸18が配設され、この走行系伝動軸18
には、前記第1伝動軸1に連結された第1ギヤ3
1とアイドルギヤ(図示せず)を介して咬合する
第3ギヤ33と、第1伝動軸1に連結された第2
ギヤ32と咬合す第4ギヤ34がそれぞれ遊転外
嵌されている。そして、走行系伝動軸18には、
前記第3ギヤ33側及び第4ギヤ34側との間に
第1油圧クラツチ22と第2油圧クラツチ23が
設けられた走行系クラツチケース21が外嵌固着
されており、前記第2油圧クラツチ23を入り状
態とした場合には、エンジンからの動力はトルク
コンバータ9のタービンライナー13、第1伝動
軸1、第2油圧クラツチ23を介して正転状態で
走行系伝動軸18に伝達されて機体が前進状態と
なり、逆に、第1油圧クラツチ22を入り状態と
した場合には、動力はトルクコンバータ9のター
ビンライナー13、第1伝動軸1、第1油圧クラ
ツチ22を介して逆転状態で走行伝動軸18に伝
達されて機体は後進状態となるのである。
そして、第1及び第2油圧クラツチ22,23
を共に切り状態とすると、走行系伝動軸18の下
手側に動力は伝達されず中立状態となるのであ
る。
前記第1伝動軸1の後端部には、この第1伝動
軸1と軸芯を一致させて第2伝動軸11が突き合
わせ対向配置されているとともに、第2伝動軸1
1には後PTO軸(図示せず)が減速機構を介し
て連結され、また前記第1伝動軸1と第2伝動軸
11との突き合わせ部分には油圧クラツチ7が配
置されていて、第1伝動軸1から動力を第2伝動
軸11を介して後PTO軸に入り切り操作するこ
とができるように構成されており、次に、前記ク
ラツチ7部分の構造について詳細に説明する。
前記第1伝動軸1にはクラツチケース3のボス
部3aが遊嵌外嵌されているとともに、第1伝動
軸1の先端部には第1伝動部材2がスプライン外
嵌されている。そして、クラツチケース3と第1
伝動部材2との間にはスプリング17及びピスト
ン19が配設され、また第1伝動部材2の外周部
と前記クラツチケース3の外筒部3bとの間には
多板式の伝動用摩擦板10が介在され、クラツチ
ケース3に形成した油路20と通つて供給される
圧油で前記ピストン19を伝動用摩擦板10側へ
押圧することで、伝動用摩擦板10を介して第1
伝動軸1からの動力がクラツチケース3側へ伝達
されるようになつている。
一方、前記第2伝動軸11の付き合わせ側端部
には、第2伝動部材12がスプライン外嵌されて
いるとともに、第2伝動部材12の外周部と前記
クラツチケース3の外筒部3bとが咬合されてい
る。従つて、前記伝動用摩擦板10を動力伝達状
態に切り変えた際には、第1伝動軸1からの動力
が第1伝動部材2、伝動用摩擦板10、クラツチ
ケース3及び第2伝動部材12を介して第2伝動
軸11に伝達される。また、伝動用摩擦板10を
動力切り状態に切り変えた際には、伝動用摩擦板
10の部分で動力が断たれ第2伝動軸11へは動
力が伝達されないのである。
上記構成によれば、エンジンからの動力がトル
クコンバータ9を介して走行系伝動軸18及び後
PTO軸側へ伝達されるように構成されているの
で、PTO作業や牽引作業等において、重負荷が
前記各軸11,18に作用したとしても自動的に
減速されてトルクアツプが行われる。
〔別実施例〕
上記実施例では、第1伝動軸1にクラツチケー
ス3及び第1伝動部材2を連結し、第2伝動軸1
1に第2伝動部材12を連結したが、逆に第1伝
動軸1に第2伝動部材12を連結するとともに、
第2伝動軸11にクラツチケース3及び第1伝動
部材2を連結しても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るクラツチ構造の実施例を示
す縦断側面図である。 1……第1伝動軸、2……第1伝動部材、3…
…クラツチケース、10……伝動用摩擦板、11
……第2伝動軸、12……第2伝動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1伝動軸1にクラツチケース3を遊嵌すると
    ともに、前記第1伝動軸1に第1伝動部材2を伝
    動状態で設け、前記第1伝動軸1に軸芯を一致さ
    せて突き合わせ対向配置された第2伝動軸11に
    第2伝動部材12を伝動状態で設けるとともに、
    この第2伝動部材12と前記クラツチケース3と
    を咬合させ、クラツチケース3と前記第1伝動部
    材2との間に動力伝達を入り切り操作可能な伝動
    用摩擦板10を介在させてあるクラツチ構造。
JP1986180076U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0453462Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986180076U JPH0453462Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986180076U JPH0453462Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6384426U JPS6384426U (ja) 1988-06-02
JPH0453462Y2 true JPH0453462Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=31123705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986180076U Expired JPH0453462Y2 (ja) 1986-11-21 1986-11-21

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JP (1) JPH0453462Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927545U (ja) * 1982-08-14 1984-02-21 株式会社ノ−リツ研究センタ− パトロ−ネの側蓋取外し装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5927545U (ja) * 1982-08-14 1984-02-21 株式会社ノ−リツ研究センタ− パトロ−ネの側蓋取外し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6384426U (ja) 1988-06-02

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