JPH045345Y2 - - Google Patents

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JPH045345Y2
JPH045345Y2 JP1986046085U JP4608586U JPH045345Y2 JP H045345 Y2 JPH045345 Y2 JP H045345Y2 JP 1986046085 U JP1986046085 U JP 1986046085U JP 4608586 U JP4608586 U JP 4608586U JP H045345 Y2 JPH045345 Y2 JP H045345Y2
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pin
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plate
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pin member
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JP1986046085U
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JPS62170279U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は合冊用綴具に関し、特に掛止ピンを用
いる型の合冊用綴具に関する。
〔従来技術とその問題点〕
定期刊行物、ルーズリーフなどを合冊して綴込
むために用いられる綴具の一型式には掛止ピンを
用いるものがある。このピン型綴具は、第2図及
び第3図に示されているように表紙1の背表紙2
の上下に同数の掛止ピンを有する綴具3,3′を
ピン先が向い合うようにして取付けて使用する。
ピン4の根元は支持板5のより抑えて拘束し、こ
の支持板は背表紙2に取付けた基板6の上下動自
在に支持させる。この構造によるとピンを雑誌等
の背部へ挿入するには、先ず支持板5を上にスラ
イドさせ、ピン4の自由端を指で持上げて雑誌の
背部に引掛け、支持板5を下のスライドさせる。
特にピンの自由端を弾性に抗して持上げて雑誌に
引掛ける操作は失敗が多く、やり直しがしばしば
必要となる欠点がある。また、ピンは金属材でな
ければならず、プラスチツク成形のような簡便な
ものに比べると製造工程が複雑化し、また費用も
かさむ。
〔考案の目的〕
従つて、本考案の目的は、綴込み及び取外しが
容易な合冊用綴具を提供することにある。本考案
の他の目的はプラスチツク材による合冊用綴具を
提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案の合冊用綴具は、ピン部材を支承するた
めの軸を備え且つ背表紙へ取付け可能な底板を有
する取付部材と、前記軸に支承された肉厚の基部
及び雑誌等の背部を押えるためのピンより成る複
数のピン部材と、前記取付部材及びピン部材間に
挿入されたスライド板及びピン部材の前記基部を
弾性的に押える押え板を有するロツク部材とより
成る。好ましい例では合冊物の厚みを薄くするた
めにピンは軸に直角な面内に延びる板面を有する
板より製作する。この場合には合冊物のページの
傾きに応じてピンが傾動するようにピン基部の孔
を領端面から中間部へ向けて楕円錐状に拡張する
ことが好ましい。またロツク部材に移動を容易に
する指かけを設け、さらにロツク部材がロツクを
解除したときに脱落を防ぐストツパーを設けるこ
とが望ましい。
本考案によると、合冊は容易に実行できる。す
なわち、ロツク部材をスライドさせて外すとピン
部材の肉厚基部は自由になり、自由に枢動する。
従つて、新たな冊の補充や取外しが容易に行なえ
る。ピンを葉間に挿入した上でロツク部材を戻す
とその弾性押え板はピン部材の基部を拘束する。
また上記の好ましい具体例によると、それぞれ所
定の作用効果を得ることができる。また、本考案
の綴具のピン部材はばね作用を利用しないから、
すべての構成部材をプラスチツクから形成しても
良く、製造上の利益が大きい。
以下、実施例により本考案を詳しく説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の合冊用綴具の斜視図であり、
プラスチツクより成形した取付部材10、ロツク
部材11及びピン部材12より成る。取付部材1
0はピン部材12を枢着支承するものであり、ロ
ツク部材11はロツク位置とロツク解除位置との
間でスライドして図示の位置でピン部材12を押
え、矢印方向への移動でロツクを解除してピン部
材12の枢動を可能にする。
取付部材10は第4図に詳しく示されているよ
うに、背表紙へ取付けるための一対の鋲穴13,
13を有する底板14、その両縁から起立する一
対の側板15,15及びこれらの側板15,15
に固着された軸16より構成されている。側板1
5,15の内面下端にはガイド溝16,16が形
成され、ロツク部材11の案内及び保持手段とし
て使用される。
ピン部材12は第5図に詳しく示されているよ
うに、断面角形の厚肉の基部18及びそれから延
びる板状ピン19より構成されている。基部18
には軸16より大きい径の軸孔20が水平に貫い
ている。図示のように基部18の両面は軸孔20
の軸線に対して直角であり、またピン19の板面
も同様である。ピン19のこの形状により合冊物
の全厚は最小限に抑えることができる一方で、十
分な保持力を得ることができる。ピン19の先端
には丸みをつける。軸穴20は第6図に示したよ
うに両端面より中央部へ向けて、鉛直な長軸を有
する楕円錐の形をなしており、左右に傾動自在と
なつている。基部18の下隅21は面取りされて
ピン部材の枢動時の逃げとなつている。さらに、
基部の上下面は円弧状にしてピン部材の傾動を容
易にしている。1例として、ピン部材12の基部
の幅(厚み)3mm、長さ8mm、高さ7mm、ピン1
9の幅(厚み)1mm、長さ30mmで設計しうる。
ピン部材をロツク/解除するロツク部材11は
第7図に詳しく示したように、スライド板22と
その一縁端から起立し次いでスライド板に平行に
延びた押え板23より構成されている。押え板2
3の高さhはピン部材12の基部18高さとほぼ
等しいかやや大きく定め、先端部分を下方へ曲げ
て十分な弾性力が基部18の上面に加わるように
する。スライド板22には取付部材の鋲穴13,
13に挿通される鋲の逃げとなるように一対の平
行なスロツト24,24が形成されている。スラ
イド板22の幅は第4図に示した取付部材の側板
15,15の溝17,17に遊嵌する程度の定め
られ、長さはロツク部材をロツク解除位置へ引出
したときにスライド板先端のストツパ26が取付
部材の自由端17(第4図)に係合するように定
められる。
組立てに当つて、取付部材10に所定数のピン
部材12を並べ、軸穴20に軸16を挿通し、軸
端を側板15,15へかしめつける。第6図及び
第8図に示すように、ピン部材の基部18が軸方
向に傾動しうるように所定の間隔を明ける。次い
で、ロツク部材11のスライド板22を取付部材
10の溝17,17から挿入する。第1図及び第
8図は組立てられた本考案の綴具を示す。
〔変形実施例〕
第9図及び第10図に本考案の他の実施例を示
す。本実施例が前述の実施例と違うところは、ロ
ツク部材のみであるので、前例の構造をすべて引
用して同一の記号で示し、詳細は省略する。第9
図のロツク部材11を参照するに、ロツク部材は
底板22の部分よりtだけ厚い部分を基部に有す
る。なおhは前述の例の通りの寸法を有する。厚
さtはピン部材の基部18の底面と底板22との
間〓とほぼ等しいか少しだけ小さい厚みとなるよ
うに定める。従つて、ロツク部材11を第10図
に示すようにロツク3位置まで押し込むと、ピン
部材の基部18は回転を完全に阻止することがで
きる。前の例ではこの保持作用を板23の弾性に
頼つていたが、ピン部材の基部には回転を可能に
するように丸みがつけられているために、tが薄
いと十分な回転阻止ができなたつたが、本例では
確実な係止作用が得られるものである。
〔作用効果〕
このように構成され合冊用綴具を表紙の背表紙
の内面に鋲で取付ける(第2図と同様)。次に、
第1図に示すように矢印Aの方向にロツク部材1
1を引き、ストツパ26が作用するまでスライド
させる。これにより押え板23はピン部材12の
基部18から外れてピン部材を自由にする。次い
で矢印Bの方向にピン部材を枢動させ、雑誌等の
紙葉間にピン19を挿入するように逆方向に枢動
させ、矢印Aと逆の方向にロツク部材を移動させ
てピン部材をロツクする。このように、本考案に
よると簡単な操作で合冊ができる利益が得られ
る。さらに、このように綴込んだ雑誌の所定個所
を開いたときにその左右の紙量が違うとピン部材
12には傾き力が働く。これに対する対策がない
とピン19には無理な力が働き、また開いたペー
ジは力を緩和する方向にめくれようとする。本考
案の綴具では第6図及び第8図のようにピン部材
の基部には楕円錐形の軸孔20が形成されている
ために、自由に傾動することができる。
このように、本考案の綴具は操作し易く、合冊
物の保持作用も良い優れた綴具である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の合冊用綴具の斜視図、第2図
は従来の綴具を取付けた表紙の斜視図、第3図は
第2図の要部拡大断面図、第4図は本考案の綴具
の取付部材の斜視図、第5図は同綴具のピン部材
の斜視図、第6図はピン部材の断面図、第7図は
同綴具のロツク部材の斜視図、第8図は第1図の
−断面図、第9図は他の実施例によるロツク
部材の斜視図、及び第10図はこの例の第8図と
同様な断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平な軸16を支持した底板よりなる取り付け
    部材10と、前記水平な軸16に枢着された基部
    18と該基部から延び出すピン19とよりなり、
    該基部18の前記軸16の方向の厚みが前記ピン
    部材よりも厚く且つ該軸16にはまる孔が前記軸
    16に沿つて両端面から中心へ先細の円錐状に形
    成されている複数のピン部材12と、前記ピン部
    材12と前記底板との間に該底板に沿つて前記ピ
    ン部材をロツクする位置と解除する位置との間を
    移動しうるロツク部材11とよりなり、前記ロツ
    ク部材11は前記底板の面を滑動するスライド板
    22と、前記スライド板22の縁部から起立する
    部分と、前記起立した部分から彎曲してスライド
    板に平行な方向に延びる押え板23とからなり、
    前記押え板23はロツク部材がロツクする位置に
    おいては前記ピン部材11の枢動を妨げるように
    ピン部材の枢着部に重畳していることを特徴とす
    る合冊用綴具。
JP1986046085U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH045345Y2 (ja)

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JPS62170279U JPS62170279U (ja) 1987-10-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60146774U (ja) * 1984-03-13 1985-09-28 三菱鉛筆株式会社 フアイル

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