JP2512885Y2 - 携帯用書見台 - Google Patents

携帯用書見台

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JP2512885Y2
JP2512885Y2 JP1992055267U JP5526792U JP2512885Y2 JP 2512885 Y2 JP2512885 Y2 JP 2512885Y2 JP 1992055267 U JP1992055267 U JP 1992055267U JP 5526792 U JP5526792 U JP 5526792U JP 2512885 Y2 JP2512885 Y2 JP 2512885Y2
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古 甫 千
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株式会社プロジェクトセンター
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワープロやタイプ等の
作業時、本やノート,原稿等の保持に使用される携帯用
書見台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平2−82927号公報に記
載された図40及び図41に示す書見台70がある。
【0003】書見台70は、板面71の脚部72,72
と、板面71の裏に取付けられ、ラッチ73に掛合する
掛合用金具74とによって支持される。ラッチ73は板
面71に連結されている。
【0004】板面71の裏の下部には、保持環75にフ
ックホルダ76の一端が左右に回動自在に適度の締まり
固さで保持されている。フックホルダ76の他端は板面
71で左右に回動し、二点鎖線で示す本77が板面71
上に置かれたとき、本77の頁を押えて固定する。板面
71の上部に配設された拡張板78には、スライダ79
が連結され、スライダ79は板面71の裏に設けられた
ガイド80内を摺動し、所定の位置でボタン81によっ
て止められる。拡張板78にはバインダ82が設けられ
ており、原稿を挟む。原稿が大きいときは、上記の様に
拡張板78を移動させる。
【0005】また、板面71の両側には、金属棒で形成
された拡張翼83が設けられ、拡張翼83の中央にはス
ライダ84が固着されており板面71の裏に設けられた
ガイド85にそれぞれ摺動方向に適度の固さのはめあい
で挿入されて、拡張翼83を保持している。この拡張翼
83は、原稿が板面71より横方向に大きい場合に、板
面71から外側に引き出されて、原稿を支持する。
【0006】拡張翼83に適度な固さのはめあいで嵌合
しているカーソル85は、そのセンターライン86を読
む行に合わせて、摺動させるものである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の書見台にお
いては、板面を原稿等のサイズに合わせて固定してお
り、持ち歩くにはかさばって不便であった。このため、
通常、所定の作業場所以外でオペレーターがタイプやワ
ープロの作業を行うときは、原稿等を机の上において操
作するので不便であった。
【0008】本考案は、上記問題点に鑑みて、携帯でき
る携帯用書見台を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、底板の一側に枢着された蓋体を枢着部を
中心に底板に対して回転して底板とほぼ平行にして扁平
方形の収納状態とし、逆向きに3/4回転以上回転して
底板が蓋体に係止されて後方に所定の角度傾斜した使用
状態となるようにしたケースと、前記底板に一側が取り
付けられ、底板に沿って伸縮自在で、且つ、本又はノー
トの背を載せて支持する書類支持部材と、該書類支持部
材の他側に設けられた紙挟みとを備え、前記書類支持部
材は適宜伸ばした状態で書類支持部材を掛止する掛止手
段を備えていて、蓋体を下面として書類支持部材を傾斜
立設した使用状態において、自重によっては縮まず、収
納時においては縮めて紙挟みとともにケース内に収納さ
れることを特徴とする。また、底板の一側に枢着された
蓋体を枢着部を中心に底板に対して回転して底板とほぼ
平行にして扁平方形の収納状態とし、逆向きに3/4回
転以上回転して底板が蓋体に係止されて後方に所定の角
度傾斜した使用状態となるようにしたケースと、前記底
板に一側が取り付けられ、底板に沿って伸縮自在で、且
つ、本又はノートの背を載せて支持するパンタグラフ形
の書類支持部材と、該書類支持部材の他側に設けられた
紙挟みと、前記底板に取りつけられ、左右に回動して底
板から張り出し可能な書類押え用の一対のフックとを備
え、前記パンタグラフ形の書類支持部材は、パンタグラ
フを構成する複数のリンクの交点を結合するピンの少な
くとも一つがカシメられこれによりリンク相互の回転に
対して適度の摩擦抵抗を持たせてあって、蓋体を下面と
して書類支持部材を傾斜立設した使用状態において、自
重によっては縮まず、収納時においては縮めて紙挟み及
びフックとともにケース内に収納されることを特徴とす
る。また、これらの携帯用書見台において、収納状態に
ある扁平方形のケースの縦横の寸法がフロッピーディス
クケースにほぼ等しいようにしてもよい。
【0010】
【作用】上記構成においては、ケースの収納状態から蓋
体を3/4回転以上回転させて、ケースの底板に当接さ
せ、蓋体を底面として所定の傾斜角で底板を傾斜立設す
る。傾斜角は、蓋体と底板との枢着部位置と、蓋体と底
板の接触位置によって定まる。ケース側に取付けられた
書類支持部材を適宜伸ばすと、底板と同じ方向に伸び、
原稿等の書類の背面を支持可能とする。 書類の上部は紙
挟みで留めて安定させる。この紙ばさみは書類の厚みが
あまり厚くなく腰が弱い書類に特に有効である。 本等の
比較的厚く重い書類は、底板の左右の一対のフックでそ
の下面を支持する。
【0011】書類支持部材は、自重で縮むことがなく、
書類の高さに合わせて、任意の長さで止めて使うことが
できる。 ケース収納時には、書類支持部材を縮めて、紙
挟みと書類支持部材がケース内に収納される。 収納状態
にある扁平方形のケースの縦横のサイズがフロッピーデ
ィスクケースにほぼ等しいようにすると、フロッピーデ
ィスクケースと寸法が揃う。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って説明
する。図1及び図2において、1はフロッピーディスク
ケースと縦横の寸法が同等の大きさのステンレス製のケ
ースであり、2はケース1の蓋体、3はその底板であ
る。蓋体2はその一側において底板3と連結部(枢着
部)で枢着され、ここを中心に回転して、底板3を書
面を読み易い所定の傾斜角で係止している。この使用状
態における底板3の蓋体2に対する角度は、底板3と蓋
体2との接触位置で定まるが、蓋体2を底板3とほぼ平
行にして扁平方形とした収納状態からは、図に示すとお
り、3/4回転以上回転させた角度である。
【0014】5はリンク機構(書類支持部材)であり、
上部に紙挟み6が取付けられている。このリンク機構5
は、下側が底板3に取り付けられ、底板3に沿ってこれ
を伸ばした状態で原稿等の書類の背面を支えるようにな
っている。また、後に説明するように、リンク機構5
は、蓋体2を下面にして底板3を傾斜立設した使用状態
で伸ばして斜めに立てた時、自重で縮まないようなパン
タグラフ構造を採用している。紙挟み6は図3及び図4
に示すように、U字形に折曲された紙挟み6の一端部6
aに、他の端部6bに接するようにくの字形に折曲され
た切片6cを設けたもので、紙片を切片6cと他の端部
6bとの間に挟む。紙挟み6はリンク機構5にネジ6d
により適度の摩擦抵抗を受けながら回動できるように取
付けられている。紙挟み6は、種々の構造のものがあ
り、図5及び図6に示される紙挟み7は、一方の部材7
aと他方の部材7bのそれぞれの一端をピン7cでリン
ク機構の先端に前記紙挟み6と同位置に取付けたもので
ある。摩擦抵抗を受けながら回動すること、及び部材7
aの先端部7dを部材7b側へ折曲し、くの字状に形成
し、先端部7dと部材7bによって紙片を挟むことは紙
挟み6と同様である。いずれの型の紙挟みも、収納時に
書類支持部材5を縮めるとケース1内収納されるように
なっている。
【0015】図7及び図8に示す紙挟み8はリンク機構
5の先端のリンク5jに設けられた取付け部5mにピン
8aを介して取手8bを取付け、図9に示すように、リ
ンク5jと取手8bを弾力で押圧するばね8cをピン8
aに巻回したものである。
【0016】図10及び図11に示す紙挟み9は板9a
に金属棒で形成された取手9bを、止金9cで板9aに
取付けられた円筒状の連結部9dに回動自在に取付けた
もので、取手9bは連結部9dに取付けられるばね(図
示せず)によって板9aに押圧されている。この紙挟み
9は、図12に示すようにリンク機構5にピン9eによ
って摩擦抵抗を受けながら回動するように取付けられ
る。
【0017】図13及び図14に示す紙挟み10は前記
紙挟み9の変形であって、板9aに設けた取付け部9f
にピン9gを固定し、一端を板9aに掛止するばね9h
を前記ピン9gに巻回し、このばね9hと一体に取手9
bを形成したものである。リンク機構5にはピン9eに
よって適当な摩擦抵抗を受けて回動するように取付けら
れる。
【0018】リンク機構5は、図15に示すように底板
3に固定されているブラケット11にピン12によって
回動自在に取付けられている。また、リンク機構5の下
部のリンク13の一端には、突起14が設けられてお
り、この突起14は、ブラケット11に設けられた円弧
状の溝15に係合し、溝15に沿って動く。そして、リ
ンク機構5は最も縮んだときは、ケース1に格納される
大きさである。リンク機構5が伸び切ったとき、突起1
4は溝15の最下端、最も縮んだときは突起14は溝1
5の最上端に位置する。
【0019】この溝15の近傍には、突起14の上方へ
の移動を停止させる掛止機構16が設けられている。こ
の掛止機構16は図16に示すように溝15の中間位置
で突起14をロッド17に当接して、突起14の上方へ
の移動を停止させる。ロッド17の伸縮は人間の手によ
って行う。掛止機構14はロッド17をその一端を回動
自在にブラケット11に取付けてもよい。また、図17
に示すボタン16aを突起14にかぶせて、ボタン16
aと溝15の摩擦によって突起14を止めてもよい。図
18に示すリンク機構5のリンク5a,5bに、ボタン
16aが差し込まれる穴をそれぞれ設け、リンク機構5
の伸びによって、リンク5aまたはリンク5bの穴にボ
タン16aを差し込み、穴から突出するボタン16aに
よって、リンク5aまたはリンク5bの移動を阻止し、
リンク機構5の長さを調整することもできる。
【0020】このように、突起14が掛止機構16によ
って上方に移動できないと、図18に示すようにリンク
機構5は縮みきれず、所定の長さで伸びたままとなる。
紙挟み6の位置を中心寄りの位置に寄せるには、リンク
5jに、リンク5jとリンク5kとの連結位置より上方
に穴5pを設け、リンク5kを穴5pに固定すれば良
い。固定方法は、リンク5jとリンク5kを着脱できる
ボルトやナット等を用いて連結し、このボルトやナット
等でリンク5kを穴5pに固定する。
【0021】図19に示すようにブラケット11には、
フック18が軸18aと一体に形成され、軸18aはブ
ラケット11に設けられた取付け部19,20,21に
適度の摩擦抵抗を受けるように回動自在に挿入されてい
る。フック22も同様に構成されている。そして、ブラ
ケット11には、フック18,22の回動範囲より大き
い切欠部23,24が設けられている。即ち、フック1
8,22はブラケット11の切欠部23,24からブラ
ケット11の内側へ回転させて、ブラケット11内へ収
納できる。
【0022】そして、掛止機構16が用いられている場
合、リンク機構5が図20に示すように、伸び切った状
態では、通常相当の力が加わらなければリンク機構5は
縮まらず係止機構は必要ない。
【0023】上記構成であるので、リンク機構5を縮
め、フック18,22をブラケット11の切欠部23,
24の内側に回動させ、蓋体2を底板3の上にかぶせる
と、ケース1に、リンク機構5,フック18,22,ブ
ラケット11は格納されるのでそのまま持ち歩くことが
できる。
【0024】また、原稿を読む場合には、ケース1の蓋
体2を回転させ、机等に置き、底板3を蓋体2に掛止さ
せて傾斜させ、リンク機構5を必要な長さに伸ばして、
掛止機構12等を用いて固定する。この後、紙挟み6で
原稿を挟めば、原稿をリンク機構5が支持部材となって
支持するので、原稿は読み易い角度で保持される。
【0025】そして、本やノート等を読むときは、リン
ク機構5を支持部材として本やノート等の背を載せ、フ
ック18,22を回転させ、開いた本やノート等の頁を
フック18、22に押えつけて保持し、本やノート等を
読み易い角度に保持する。
【0026】掛止機構16は、図18に示すように、リ
ンク機構5のリンク5aとリンク5bとを連結するピン
5cに所定の長さの板25を回動自在に取付け、その先
端に設けられたU字状の切欠部25aを、リンク5dと
リンク13とを連結するピン5fに掛合させるものがあ
る。このように、ピン5fと切欠部25aが掛合してい
ると、ピン5fとピン5cは、板25の長さ以上に接近
できず、リンク機構5は縮まらない。板25はリンク機
構5の長さ調節に使用される。
【0027】板25に設けられた他のU字状の切欠部2
5bは、図20に示すように、リンク機構5の伸び切っ
た状態で、リンク5gとリンク5hを連結するピン5i
に掛合されるものである。
【0028】第一の実施例のリンク機構5をブラケット
11にピン12で取付ける替わりに、図25に示すガイ
ド29をブラケット11内部の適宜の位置に取付け、リ
ンク機構5の下部のリンク13,5kの端部に凸片5
q、5rを設け、凸片5qをガイド29の溝29aに摺
動自在に嵌入し、同様に凸片5rを溝29bに嵌入した
ものがある。そして、リンク機構5の伸びを調整する機
構としては、ブラケット11に溝29bと同位置に溝
(図示せず)を設け、この溝に前記凸片5rを、溝29
bを介して突出させ、第一の実施例に用いた掛止機構1
6を、この溝の近傍に設けることによって調整する。
【0029】ガイド29の平面図である図26に示すよ
うに、ガイド29は、溝29aが設けられた部材29
c,溝29bが設けられた部材29dをピン30でブラ
ケット11とともに結合したものであり、これらの部材
29c,29dは結合部分が肉厚となっており、リンク
13,リンク5kはこの部材29c,29dの結合部分
と、部材29c,29dの他の部分との肉厚の差によっ
てできる空間を移動し、ブラケット11の内部を大きく
とる必要はない。
【0030】図21は第二の実施例を示す略図であり、
第一の実施例のリンク機構5に替えて、折り畳み自在の
複数の板26を、ケース1の底板3に蝶番27で連結し
たものである。
【0031】図22に示すように、これらの板26も蝶
番27aを介して連結されており、底板3に連結する板
26の突出片26aは、底板3に当接し、底板3に連結
する板26は、底板3と同じ角度で支持され、底板3と
同一平面を形成する。これは、板26と板26の関係に
おいても同じである。
【0032】蝶番等によって連結された板26を底板3
と同じ姿勢に保持する機構は、突出片26aに替えて図
24に示すように連結される板26に図23に示すガイ
ド28と同形の切欠部26bを設け、この板26に隣接
する板26にガイド28の半分の大きさの切欠部26c
を設け、切欠部26b,26cにガイド28の溝28b
に嵌合する凸部28を設け、板26,26をつなぐ時、
ガイド28を切欠部26cに摺動して、板26が底板3
と同一平面を形成するように固定する。
【0033】第三の実施例としては、図27に示すよう
に、第1の実施例において底板3に固定されるブラケッ
ト11の替わりに底板3の傾斜時下部となる部分に略長
方形状のブラケット31を固定し、図28に示すように
このブラケット31の中央部に後述する伸縮可能なロッ
ド32を立設し、このロッド32の両側に対称にクラン
ク形状のフック33,34を立設している。ロッド32
は、下端に設けたねじ部32cをブラケット31に設け
たねじ穴31aに螺合して立設される。
【0034】フック33は、図29に示すようにブラケ
ット31の上部に適度の摩擦抵抗を受けて左右に回動す
るように立設される。また、図30に示すように、ブラ
ケット31の上部にフック33の一端部を挿入し、ブラ
ケット31に設けられた取付け部35にその先端を係止
し、座金36を設けてフック33が安定して適度の摩擦
抵抗を受けて回動するように立設してもよい。フック3
3,34の作用はフック14,15と同様である。
【0035】また、底板3の上部に固定された蝶番37
を介して底板3と同一平面を形成できるように薄い板3
9が連結され、底板3の側面図である図31に示すよう
に板39が回転して底板3と同一平面をなすようにした
時、板39の裏面が底板3に当接するように蝶番37
は、底板3の上端よりやや下方に固定されている。そし
て、板39は底板3と重なるように蝶番37から畳まれ
ても、ブラケット31には届かない大きさである。
【0036】前記ロッド32は図28及び図32に示す
ように、下部が太く、先が細くなるテーパ状の筒に形成
され、内側に更に径の小さいロッド32a,32bが格
納されており、ロッド32aは伸ばされてロッド32に
掛止され、ロッド32aの先端には紙挟み40が取付け
られる。
【0037】図33に示すように、紙挟み40の取手4
0aに設けられた穴(図示せず)にロッド32aの先端
が挿入されて紙挟み40は支持される。紙挟み40の作
用は紙挟み6の作用と同じである。また、ロッド32,
32b,32aの作用もリンク機構5と同じであり、書
類を支持する支持部材である。ロッド32,32b,3
2aを折り畳みケース1内に格納する場合は、図34に
示すように、板39は底板3に重なるように回転させる
と、板39はブラケット31に重ならず、紙挟み40を
はずせばロッド32も充分細いから板39,ロッド32
共にケース1に格納できる。
【0038】第一の実施例におけるフック18,22
は、図35に示す略U字形状のフック41でも良い。そ
の取付け方法は、図19に示すブラケット11に設けら
れた取付け部19に、フック41が切欠部23内へ回動
できるように、頭41aが形成されている一端部を頭4
1aが取付け部19の上端にあるようにして、所定の摩
擦抵抗を受けながら回動自在に保持させる。また、図1
9において、フック18の下部が2ケ所の取付け部2
0,21に嵌合しているように、更にもう1つの取付け
部を取付け部19の上方に設け、フック41の頭41a
が設けられている端部を、頭41aが前記取付け部の上
端に位置するように、前記取付け部と取付け部19の2
ケ所で保持し、安定した取付け構造としても良い。
【0039】フック18,22は図36に示すように、
軸42にフック43を接合したものでも良い。軸42の
上端、下端はブラケット11に設けられた取付け部1
9,45に所定の摩擦抵抗を受けながら回動するように
嵌合され、フック43を切欠部23内へ回動可能にす
る。また、軸42の上端に図35に示すフック41の頭
41aと同様の頭を設け、フック41と同様に前記取付
け部44の上端にこの頭が掛止されるように軸42を取
付け部19に取付け軸42の下部を開放してもよい。
【0040】図37に示すように、軸42は上端部を取
付け部19に、下端部を取付け部45にそれぞれ固定
し、軸42に取付けられ、軸42を所定の摩擦抵抗を受
けながら回転する保持部46にフック43を接合しても
よい。また、軸42の下端部を取付け部45に、しっか
りと固定し、保持部46より上方の軸42の部分を取り
除き、保持部36及び軸42の上端にボタン等を嵌め込
み、このボタン等によって保持部46を軸42に、所定
の摩擦抵抗を受けながら回動できるように取付けてもよ
い。
【0041】次に、支持部材としてのリンク機構5は、
各リンクをつなぐピンの適度の摩擦抵抗で特に掛止機構
を必要としないことに着目した簡単な構成の実施例を図
38、図39に基づいて説明する。
【0042】この実施例においては、リンク機構5を構
成する複数のリンク5sが交差する各交点をピン50で
結合して図に示すとおりパンタグラフ形に形成し、ピン
50はカシメにて固定されており、適度の摩擦抵抗で各
リンク5sを連結してリンク相互の回転を抑制して
る。従って、伸長時のリンク機構5において紙挟み51
で原稿等を支持しても下方に縮むことはない。この紙挟
み51は1本の線材を屈曲したもので、リンク機構5の
上端に設けられた板部材(紙挟み51の取り付け部)
2に取付けられており、リンク機構5の上端の左右の
ンク5sは板部材52の外側に向けて斜め上りの溝52
a、52bにピン50a、50bを介してスライド可能
となっている。従って、紙挟み51においては、板部材
52の中央部分のスペースが広がり、原稿等が挟み易く
なっている。
【0043】リンク機構5の下端に設けられたリンク5
sは、底板3に固定されたブラケット11の左右方向の
溝11a、11bにピン50c、50dを介してスライ
ド可能となっており、リンク機構5が最短に縮むと図3
9の如くになって、リンク機構5は板部材52や紙挟み
51と共にケース1に収納される。
【0044】そして、ブラケット11には、別の左右方
向の溝11c、11dが形成されており、この溝11
c、11dに板部材53,53を介して左右のフック5
4、55がスライド可能、かつ回動可能に取付けられて
いる。従って、本やノートや原稿等の大きさに応じて、
板部材53、53を左右方向にスライドさせ、左右のフ
ック54、55によってこれら本、ノート、原稿等を押
えればこれらは極めて安定して保持される。そして、不
使用時には左右のフック54、55を内側に回動させる
と共に、板部材53、53を内側にスライドさせれば、
フック54、55及び板部材53、53は図39の如く
になってケース1に収納される。
【0045】ここで、この図38、図39に示す実施例
においては、紙挟み51は板部材52の軸受部52cに
線材の両端が挿入されており、傾斜面52d、52dに
おける線材の回動でばね作用を果たすようになってい
て、極めて安価な構成となっている。また、フック5
4、55は板部材53、53の軸受部53a、53aに
Eリング(図示省略)にて回動可能に取付けられてい
る。
【0046】このような、図38、図39に示す実施例
においては、掛止機構を全く使用しなくても極めて安定
した使用状態が得られると共に、不使用時にはリンク機
構5や紙挟み51及びフック54、55等がケース1に
完全に収納される。
【0047】
【考案の効果】以上説明したように、本考案において
は、使用時においては、蓋体を底面として所定の傾斜角
で底板を傾斜立設し、書類サイズに合わせて書類を立て
掛ける書類支持部材を伸ばして書類の上部を紙挟みで留
め、あるいは、フックで書類の下部を支えられるので、
ワープロやタイプ等の原稿を読取りやすい。書類支持部
材は傾斜立設状態であるが、自重や書類の重みで縮んで
しまうことはない。設置に必要なスペースが小さいので
狭い場所でも設置でき、使用状態にセットするのも簡単
である。収納時には、書類支持部材を縮めて書類支持部
材、紙挟みをケース内に格納でき、かつケースをコンパ
クトな扁平方形にできるので、かさばらず持ち歩きでき
る。
【0048】書類支持部材の前記伸縮構造として、複数
のリンクを交差させて交点をピンで結合したパンタグラ
フ形に形成し、これらのピンの少なくとも一つはカシメ
によりリンク相互の回転に対して適度の摩擦抵抗を持た
せて結合すれば、操作性が一層良くなり、しかも、簡単
な構造で安価な伸縮構造とすることができる。 収納状態
にある扁平方形のケースの縦横のサイズをフロッピーデ
ィスクケースにほぼ等しくすると、フロッピーディスク
ケースと寸法が揃って、フロッピーディスクとともに書
見台の持ち運び、陳列、保管等を行うのに好適となる。
書類の厚みがあまり厚くなく腰が弱い書類を書類支持部
材に立てかける場合は、書類の上部は紙挟みで留めて安
定させ、また、本等の比較的厚く重い書類を書類支持部
材に立てかける場合は、底板の左右に張り出した一対の
フックでその下面を支持するようにして、小型の折畳式
でありながら、幅広い種類の書類を扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】携帯用書見台の斜視図である。
【図2】携帯用書見台の正面図である。
【図3】紙挟みの斜視図である。
【図4】紙挟みの側面図である。
【図5】紙挟みの斜視図である。
【図6】紙挟みの側面図である。
【図7】紙挟みの斜視図である。
【図8】紙挟みの側面図である。
【図9】紙挟みのばね取付け部の説明図である。
【図10】紙挟みの正面図である。
【図11】紙挟みの側面図である。
【図12】紙挟みの取付け説明図である。
【図13】紙挟みの正面図である。
【図14】紙挟みの側面図である。
【図15】携帯用書見台の側面図である。
【図16】リンク機構の掛止機構の説明図である。
【図17】ボタンの正面図である。
【図18】リンク機構の動作説明図である。
【図19】フックの取付け説明図である。
【図20】リンク機構の動作説明図である。
【図21】折り畳み板を用いた携帯用書見台の斜視図で
ある。
【図22】折り畳み板の動作説明図である。
【図23】折り畳み板の結合機構の説明図である。
【図24】折り畳み板の結合機構の説明図である。
【図25】リンク機構の掛止機構の説明図である。
【図26】掛止機構のガイドの平面図である。
【図27】ロッドと折り畳み板を用いた携帯用書見台の
斜視図である。
【図28】ロッド及び折り畳み板の取付け構造の説明図
である。
【図29】フックの取付け構造の説明図である。
【図30】フックの取付け構造の説明図である。
【図31】折り畳み板の取付け構造の説明図である。
【図32】携帯用書見台のロッドの使用方法説明図であ
る。
【図33】紙挟みの取付け方法説明図である。
【図34】携帯用書見台の格納状態説明図である。
【図35】フックの取付け構造の説明図である。
【図36】フックの取付け構造の説明図である。
【図37】フックの取付け構造の説明図である。
【図38】携帯用書見台の使用時の正面図である。
【図39】携帯用書見台の不使用時の正面図である。
【図40】従来の書見台の正面図である。
【図41】従来の書見台の裏面の斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 蓋体 3 底板 5 リンク機構 6,7,8,9,10,40,51 紙挟み 11,31 ブラケット 18,22,33,34,41,43,54,55 フ
ック 26,39 板 32,32a,32b ロッド

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の一側に枢着された蓋体を枢着部を
    中心に底板に対して回転して底板とほぼ平行にして扁平
    方形の収納状態とし、逆向きに3/4回転以上回転して
    底板が蓋体に係止されて後方に所定の角度傾斜した使用
    状態となるようにしたケースと、前記底板に一側が取り
    付けられ、底板に沿って伸縮自在で、且つ、本又はノー
    トの背を載せて支持する書類支持部材と、該書類支持部
    材の他側に設けられた紙挟みとを備え、前記書類支持部
    材は適宜伸ばした状態で書類支持部材を掛止する掛止手
    段を備えていて、蓋体を下面として書類支持部材を傾斜
    立設した使用状態において、自重によっては縮まず、収
    納時においては縮めて紙挟みとともにケース内に収納さ
    れることを特徴とする携帯用書見台。
  2. 【請求項2】 底板の一側に枢着された蓋体を枢着部を
    中心に底板に対して回転して底板とほぼ平行にして扁平
    方形の収納状態とし、逆向きに3/4回転以上回転して
    底板が蓋体に係止されて後方に所定の角度傾斜した使用
    状態となるようにしたケースと、前記底板に一側が取り
    付けられ、底板に沿って伸縮自在で、且つ、本又はノー
    トの背を載せて支持するパンタグラフ形の書類支持部材
    と、該書類支持部材の他側に設けられた紙挟みと、前記
    底板に取りつけられ、左右に回動して底板から張り出し
    可能な書類押え用の一対のフックとを備え、前記パンタ
    グラフ形の書類支持部材は、パンタグラフを構成する複
    数のリンクの交点を結合するピンの少なくとも一つがカ
    シメられこれによりリンク相互の回転に対して適度の摩
    擦抵抗を持たせてあって、蓋体を下面として書類支持部
    材を傾斜立設した使用状態において、自重によっては縮
    まず、収納時においては縮めて紙挟み及びフックととも
    にケース内に収納されることを特徴とする携帯用書見
    台。
  3. 【請求項3】 収納状態にある扁平方形のケースの縦横
    の寸法がフロッピーディスクケースにほぼ等しくなって
    いる請求項1又は2記載の携帯用書見台
JP1992055267U 1991-12-07 1992-07-14 携帯用書見台 Expired - Lifetime JP2512885Y2 (ja)

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JP10897291 1991-12-07
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KR200466155Y1 (ko) * 2011-07-20 2013-04-05 서준 접이식 독서대
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