JPH0452910Y2 - - Google Patents

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JPH0452910Y2
JPH0452910Y2 JP1985111262U JP11126285U JPH0452910Y2 JP H0452910 Y2 JPH0452910 Y2 JP H0452910Y2 JP 1985111262 U JP1985111262 U JP 1985111262U JP 11126285 U JP11126285 U JP 11126285U JP H0452910 Y2 JPH0452910 Y2 JP H0452910Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の分野 この考案は、例えば電気ドライバ、電気ドリ
ル、電気のこぎり等の各種の電動工具に使用され
るような直流電動工具用スイツチに関する。
(ロ) 考案の背景 従来、上述例の電動工具用スイツチとしては、
例えばDCモータの電源回路をオン・オフするス
イツチと、速度制御回路の抵抗値を可変操作する
可変抵抗器と、モータ停止時に該モータの慣性に
よる逆起電力を利用してモータに制動力を付加す
る制動スイツチなど多機能の操作部品を組込む必
要があるため、スイツチそれ自体が大型化する問
題点を有していた。
(ハ) 考案の目的 この考案は、上述のの多機能を有する各種の操
作部材を合理的に配置することにより、スイツチ
の小型コンパクト化を図ることができ、電動工具
の大型化を防止することができる直流電動工具用
スイツチの提供を目的とする。
(ニ) 考案の要約 この考案は、操作レバーの押圧操作に連動して
スイツチケース内を摺動する可動片ハウジングを
設け、上述のハウジングの底部に同ハウジングの
摺動方向に沿う2つの平行突起を一体形成し、一
方の平行突起にモータ電源回路をON・OFFする
U字状の第1接点部材を嵌着し、他方の平行突起
に速度制御回路のスイツチング素子を短絡するU
字状の第2接点部材を嵌着し、上述の各平行突起
間の開口部には上記制御回路の抵抗に対設摺動す
るブラシを配設し、上述の各平行突起端部の余剰
スペースに形成した圧入孔には、電源OFF時に
モータの逆起電力をモータに印加する制動接点部
材を、上述の平行突起に対して直交状に配設した
直流電動工具用スイツチであることを特徴とす
る。
(ホ) 考案の効果 この考案によれば、上述の可動片ハウジングに
対して、第1接点部材、第2接点部材、ブラシお
よび制動接点部材の多機能を有する各種の操作部
材が合理的に配置されているので、スイツチの全
体が小型コンパクトになり、電動工具に対する収
納スペースも小さくなり、電動工具の小型化を図
ることができる効果がある。
(ヘ) 考案の実施例 この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は直流電動工具用スイツチを示し、第1図
〜第3図において、この直流電動工具用スイツチ
は、直流モータ70(第4図参照)の制御回路部
11と、モータ70を駆動操作する操作レバー1
2と、これらを一体に支持するスイツチケース1
3とから構成され、これが例えば電気ドライバ等
の電動工具の握り部に組込まれて使用される。
上述の制御回路部11は、パワートランジスタ
14と、このパワートランジスタ14を上下より
覆う上部放熱カバー15と、下部放熱カバー16
と、制御回路を搭載するプリント基板17と、可
変基準電圧発生部の一部として設けられる抵抗基
板18と、この抵抗基板18と摺接対応して抵抗
値を可変するブラシ19と、第1〜第3の可動接
点片20〜22を備えた絶縁性可動片ハウジング
23と、この可動片ハウジング23の復帰バネ2
4とから構成される。
上述のパワートランジスタ14は、四角形状を
有し、この一側面に突設しベース、エミツタ、コ
レクタにそれぞれ対応する合計3本の端子25…
を下向きに屈曲させて、後述する電源端子47,
48およびモータ端子49,50と接続して、直
流モータ70の電機子回路を導通制御する。
ところで、この種のパワートランジスタ14
は、一般に発熱しやすいため、上下より熱吸収性
の良好なアルミニウム等の金属製の上・下部放熱
カバー15,16で覆つて、パワートランジスタ
14の発熱を吸収している。
この場合、パワートランジスタ14の上下面
は、これらを縦貫するビス26の締結作用により
上下部放熱カバー15,16の水平面で挟持する
ごとく密接して支持すると共に、これらカバー1
5,16の垂直面側を大きくとつて、カバー1
5,16自体の放熱面積を多く設けているため、
パワートランジスタ14に対する効率のよい熱吸
収作用を促進して、該トランジスタ14の発熱に
よる性能の低下および寿命低下を確実に防止す
る。
上部放熱カバー15は、下面を開放した箱形状
に設けられ、この下面開放部内に上述のパワート
ランジスタ14および下部放熱カバー16を包囲
した状態で、この上部放熱カバー15の両側面に
開口した角孔27…が、後述するスイツチケース
13の外側面に突設する側面突起28…に係合し
て、スイツチケース13上に一体に嵌着される。
下部放熱カバー16は、コ形状に設けられ、こ
のコ形状の両側垂片の側面に開口した角孔29…
が、同様に後述するスイツチケース13の外側面
に突出する側面突起30に係合してスイツチケー
ス13上に嵌着される。この場合、コ形状の両側
肩部に形成した階段状の段部31,31が、装着
時に後述するプリント基板17と対応して、該プ
リント基板17を押下支持する。
上述のプリント基板17は、両側縁が、下部放
熱カバー16の段部31,31で押下されること
により、スイツチケース13上に固定支持され
る。また、この基板17の一側端部には端子接続
孔32が縦貫され、これに後述する電源端子4
7,48およびモータ端子49,50が接続され
る。
さらに、プリント基板17の両側縁にはスライ
ド案内面33が切欠き形成され、これに後述する
可動片ハウジング23の上部スライド突起34が
摺動案内されて、可動片ハウジング23のスライ
ド時の左右の振止めを規制する一方、このプリン
ト基板17の下面に可動片ハウジング23が当接
して可動片ハウジング23の上動が規制される。
また、このプリント基板17の下面には、モー
タ70に対する可変基準電圧発生用の抵抗素子を
印刷した薄板の抵抗基板18が貼着されている。
前述の可動片ハウジング23は、後述するスイ
ツチケース13内に収納可能な箱形状に設けら
れ、この箱形状の上面後部側に開口した一対の圧
入孔35,35に、コ形状の第1可動接点片20
を上方より圧入して取付け、箱形状の底部におい
て同ハウジング23の摺動方向に沿う前後方向に
平行して垂設された2つの垂片36,37の一方
には、幅広U形状の第2可動接点片21を下方よ
り圧入して嵌着し、他方の垂片37には幅狭U形
状の第3可動接点片22を同様に下方より圧入し
て嵌着し、さらに上述の2つの互いに平行な垂片
36,37間にブラシ開口部38を形成して、こ
のブラシ開口部38を介した内部側のブラシ取付
溝39には、L形状に形成されたブラシ19の基
端側を差込んで取付け、このブラシ遊端側の左右
に分割されたブラシ接触片40,40が上方に付
勢された状態で、これら接触片40,40が上述
の抵抗基板18の下面に付勢対接され、このブラ
シ19が可動片ハウジング23と一体にスライド
して、抵抗基板18との対接位置を変位させるこ
とにより、モータ70に対するトルク制御用の抵
抗値が変化して、モータ70のトルクを変化させ
る。
上述のブラシ19は通常、可動片ハウジング2
3と共に一側に付勢されて位置し、一側で最大の
抵抗値に、また他側で最小の抵抗値になるように
設定されている。
上述の各垂片36,37の図面上右側端部の余
剰スペースに形成した圧入孔35,35には、電
源OFF時にモータ70の逆起電力を該モータ7
0に印加する前述の第1可動接点片20を、上述
の各垂片36,37に対して直交状に配設してい
る。
さらに、この可動片ハウジング23の上面四隅
には、上述のスライド案内面33に対応する上部
スライド突起34…を突設しており、また下面後
端側には、バネ座孔41を形成しており、このバ
ネ座孔41内に復帰バネ24の一端が挿入され、
他端は後述するスイツチケース13の後端側に形
成されたバネ座孔42に挿入係止されており、通
常は圧縮状態に収納された復帰バネ24の付勢作
用により、可動片ハウジング23を前方(図面
上、右方)に付勢移動させた状態にある。
さらに、可動片ハウジング23の下面前端側に
は、後述する操作レバー12の操作軸65を挿入
する操作軸係合孔43を開口しており、操作軸6
5を介した操作レバー12の押下ストロークによ
り、可動片ハウジング23は、前後方向にスライ
ド操作される。
上述のスイツチケース13は、上面を開放した
箱形状に設けられ、この上面開口部44内に前述
の可動片ハウジング23が前後方向にスライド許
容されて収納され、その上方にプリント基板17
およびパワートランジスタ14が放熱カバー1
5,16を介して載設され、これら上・下部放熱
カバー15,16の各角孔27,29…が、スイ
ツチケース13の両外側面に突設した各側面突起
28,30…に係合して一体に装着される。
さらに、上面開口部44の後部側端45には、
数個の端子装着溝46…が形成され、このうち両
側の端子接着溝46…には、第1電源端子47と
第2電源端子48とが差込まれ、その間の端子装
着溝46…には、第1モータ端子49と第2モー
タ端子50と、パワートランジスタ14のベース
電極接続用の回路接続端子51とがそれぞれ差込
まれて装着される。
これにより、上述の第1電源端子47と第1モ
ータ端子49とが一対に対向し、また第2電源端
子48と第2モータ端子50とが一対に対向し、
これら相対向する先端部の円弧形接点部52,5
2間で、前述の可動片ハウジング23の垂片3
6,37をスライド可能に挟持した状態となり、
通常は第1モータ端子49と第2モータ端子50
とが第1可動接点片20にそれぞれ接触した状態
にあり、可動片ハウジング23のスライド操作に
伴い、第2・第3可動接点片21,22へと接触
移動すべく設けられている。
さらに、これら端子の後端部には、適宜トラン
ジスタ端子挿入孔53…と、プリント基板17接
続用の突起54…と、リード線接続用の接続孔5
5とを形成しており、このうちリード線を介した
第1・第2電源端子47,48は、直流電源とし
ての電池71(第4図参照)の電極に接続され、
第1・第2モータ端子49,50は、モータ70
の正逆転切換えスイツチ72(第4図参照)に接
続される。
なお、回路接続端子51は、パワートランジス
タ14のベース電極とプリント基板17との相互
の制御回路間を直接接続する。
そして、これら端子47〜51の上面側に対し
てスペーサ56が対設され、このスペーサ56
は、スイツチケース13の後部側壁45の中央上
部に挿入固定され、このスペーサ56の上面側が
下部放熱カバー16の装着作用で押下されると共
に、このスペーサ56の下面で、各端子47〜5
1を押下して端子47〜51の抜止め作用をな
し、さらに下面中央部に垂設した垂片部57がス
イツチケース13後部側のバネ座孔42の一部と
して設けられ、またこのスペーサ56を配設する
ことによつて、スイツチケース13の後端側を効
率よくシールして、防塵性を高めている。
また、上面開口部44の底面両側には、可動片
ハウジング23のスライド案内用の一対の長溝5
8,58を刻設しており、さらに底面中央部に
は、前後方向に沿つて開口した操作軸挿通孔59
を設け、この操作軸挿通孔59を介して後述する
操作レバー12の操作軸65が挿通される。
さらに、スイツチケース13の下面には支持片
60が垂設され、この支持片60は、上部の前後
方向に操作軸挿通孔59に連通する連通溝61を
有し、下部の両側面に枢支ピン62,62を突設
しており、この枢支ピン62,62に後述する操
作レバー12が枢着される。
上述の操作レバー12は、半割円筒形状に設け
られ、この円筒面を前面側の押下操作面63に設
定して、このレバー12下部の枢支孔64を、上
述の枢支ピン62に枢着することにより、操作レ
バー12は、その下端の枢支孔64を支点に前後
方向に傾動自在となり、さらにレバー12中間部
に係合させて植立した操作軸65の上端を、連通
溝61および操作軸挿通孔59を介して可動片ハ
ウジング23の操作軸係合孔43に係合させ、操
作レバー12の傾動操作に伴い可動片ハウジング
23は前後方向にスライド操作される。
この場合、操作軸挿通孔59には、中空長方形
状の第1シールゴム66と、上部が第1シールゴ
ムと同形にて対接し、下部が操作軸65を包囲す
べく、該操作軸65の下部に係合された蛇腹状の
第2シールゴム67とが配設され、これらシール
ゴム66,67は操作軸挿通孔59の周囲に植立
された数個の植立ピン68にて冷間カシメされて
固定され、スイツチケース13下方からの塵埃の
進入を防止している。
このように構成された直流電動工具用スイツチ
は、電動工具の握り部に配設されて、通常、この
操作レバー12が内部のバネ24による付勢作用
を受けて、下端の枢支孔64を支点に握り部前面
よりも前方に傾斜突出した押下操作可能な状態に
ある。
そして、この操作レバー12を押下操作するこ
とにより、このレバー12に連動する可動片ハウ
ジング23が後方(第1図乃至第3図における右
方)にスライドし、このスライド過程で、第1・
第2モータ端子49,50の円弧形接点部52,
52が第1可動接点片20と離れて非接触(オ
フ)となり、これと同時に第1電源端子47と第
1モータ端子49とが第2可動接点片21に接触
(オン)する。これにより、電源がONされて、
モータ70は起動する。
この際、操作レバー12の押下ストロークに基
づいたストローク調整により、パワートランジス
タ14の変速制御用の回路を介したブラシ19と
抵抗基板18との接触位置が変位されることで、
モータ70のトルクが可変制御され、電動工具の
使用状況に適した所望の出力トルクに調整され
る。
そして、操作レバー12を全ストローク一杯に
押下操作すると、可動片ハウジング23は後端位
置にスライドし、第2電源端子48および第2モ
ータ端子50が第3可動接点片22と接触(オ
ン)する。
これにより、変速制御回路後段のパワートラン
ジスタ14のコレクタ、エミツタ間を短絡して、
モータ70のトルクは全開となり、高出力を発揮
する。
一方、操作レバー12の押下操作を開放する
と、復帰バネ24の復帰作用を受けて、可動片ハ
ウジング23は前端側にスライドすると共に、操
作レバー12も元の傾斜状態に復帰し、かつこれ
に連動する第1・第2電源端子47,48と、第
2・第3可動接点片21,22とが非接触(オ
フ)となり、電源はOFF操作される。
この場合、電源がOFF操作されると同時に、
第1・第2モータ端子49,50が、元の第1可
動接点片20にそれぞれ接触し、この接触作用に
よつて、電源がOFFされた後に慣性にて回転す
るモータ70側に逆起電力が発生し、この逆起電
力がモータ70に対するブレーキ作用を与えて、
瞬時にモータ70を回転停止し、電動工具の使用
操作に適したOFF制御が得られる。
第4図は直流電動機制御回路を示し、電池71
の正極に前述の端子47、第2可動接点片21、
正逆転切換えスイツチ72の接点73,74およ
び端子49を介してモータ70の一端を接続して
いる。
また、電池71の負極に前述の端子48、パワ
ートランジスタ14のエミツタ、コレクタ、正逆
転切換えスイツチ72の接点75,76および端
子50を介してモータ70の他端を接続してい
る。
さらに、正逆転切換えスイツチ72の各接点7
7,76間および接点74,78間を接続する一
方、パワートランジスタ14のコレクタと上述の
接点75との交点79を第1可動接点片20の一
次側に接続し、この第1可動接点片20の二次側
をライン80に接続している。
さらにまた、前述のパワートランジスタ14の
コレクタ、エミツタ間を短絡可能に前述の第3可
動接点片22を配設し、モータ70の全速回転時
にトランジスタ14内部抵抗によるロスをなくす
るように構成している。
一方、前述のモータ70の電機子両端に制御電
源ライン90,91を接続し、これら各制御電源
ライン90,91にダイオード92,93を介し
て三角波発振器82を接続し、この三角波発振器
82により第5図に示すパルス幅制御信号aを得
るように構成している。
つまり、上述の三角波発振器82は、抵抗とコ
ンデンサと増幅器とによつて回路構成した発振器
で、第5図に示す如きパルス幅制御信号aの他に
CR時定数を可変することにより各種の非対称三
角波出力を得ることができる。
上述の三角波発振器82の出力を比較器83の
一方の入力端子に接続し、この比較器83の他方
の入力端子には前述の抵抗基板18とブラシ19
とを備えた可変基準電圧発生部84を接続してい
る。
この可変基準電圧発生部84は、前述の説明か
らも明らかな如く、操作レバー12の操作ストロ
ークに比例した電圧を出力する回路である。
つまり、第5図に点線で示す如く操作レバー1
2の操作ストローク零の時には高電圧を、操作ス
トローク大の時には小電圧を上述のストロークに
対応して出力し、同図の回転数設定信号bを得
る。
また、前述の比較器83は三角波発振器82か
らのパルス幅制御信号aと、可変基準電圧発生部
84からの回転数設定信号bとを比較して、第5
図に示す変速制御信号C1,C2,C3を発生する。
この比較器83の出力段にはスイツチング回路
85を介して前述のパワートランジスタ14のベ
ース電極を接続している。
上述のスイツチング回路85は例えばトランジ
スタと抵抗等により回路構成し、比較器83の出
力つまり変速制御信号C1,C2,C3に基づいて電
動機主回路86の電流をパワートランジスタ14
を介して通電制御する回路であり、第5図からも
明らかな如く操作レバー12の操作ストロークが
小で変速制御信号C1出力時には所定レベルの電
圧をパワートランジスタ14のベース電極に時間
t1だけ印加して主回路86を時間t1通電制御し、
操作レバー12の操作ストロークが中位で変速制
御信号C2出力時には所定レベルの電圧をパワー
トランジスタ14のベース電極に時間t2だけ印加
して主回路86を時間t2通電制御し、操作レバー
12の操作ストロークが大で変速制御信号C3出
力時には所定レベルの電圧をパワートランジスタ
14のベース電極に時間t3だけ印加して主回路8
6を時間t3通電制御する。
すなわち、操作レバー12の押下げにより第2
可動接点片21がオンになつた所定ストローク
st1時点より操作ストロークが小から大へ移行す
るにつれて、主回路86への通電時間は順次t1,
t2,t3と大になり、第6図に示す如き操作レバー
12の操作ストロークに比例したモータ70回転
数を得ることができる。
上述の第6図において点線で示したストローク
時点st2は第3可動接点片22がオンになつた時
点を示し、この時点以降においてはパワートラン
ジスタ14の内部抵抗によるロスがなくなるた
め、モータ70回転数は抵抗ロス分だけ上昇した
全速回転となる。
上述の三角波発振器82、可変基準電圧発生部
84、比較器83、スイツチング回路85および
パワートランジスタ14によりモータ70の変速
制御回路94を構成し、この回路用の制御電源ラ
イン90,91をモータ70の電機子両端に接続
している。
以上要するに、上記実施例の直流電動工具用ス
イツチは、操作レバー12の押圧操作に連動して
スイツチケース13内を摺動する可動片ハウジン
グ23を設け、上記ハウジング23の底部に同ハ
ウジング23の摺動方向に沿う2つの平行突起と
しての垂片36,37を一体形成し、一方の垂片
36にモータ電源回路ON・OFFするU字状の第
1接点部材としての第2可動接点片21を嵌着
し、他方の垂片37に制御回路94のパワートラ
ンジスタ14を短絡するU字状の第2接点部材と
しての第3可動接点片22を嵌着し、上記各垂片
36,37間の開口部38には上記制御回路94
の抵抗に対設摺動するブラシ19を配設、上記各
垂片36,37端部の余剰スペースに形成した圧
入孔35には、電源OFF時にモータ70の逆起
電力をモータ70に印加する制動接点部材として
の第1可動接点片20を、上記垂片36,37に
対して直交状に配設したスイツチである。
このように上述の可動片ハウジング23に対し
て、第1乃至第3の可動接点片20,21,22
およびブラシ19の多機能を有する各種の操作部
材を合理的に配置したので、スイツチそれ自体の
小型コンパクト化を図ることができ、また電動工
具に対する収納スペースも小さくできるため、電
動工具の小型化を図ることができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この考案の平行突起は、実施例の垂片36,3
7に対応し、以下同様に、 第1接点部材は、第2可動接点片21に対応
し、第2接点部材は、第3可動接点片22に対応
し、制動接点部材は、第1可動接点片20に対応
し、スイツチング素子は、パワートランジスタ1
4に対応し、 速度制御回路は、変速制御回路94に対応する
も、この考案は、上述の実施例の構成のみに限定
されるものではなく、例えば上述のパワートラン
ジスタ14の代りにFET等の他の半導体スイツ
チング素子を用いてもよく、また第4図の回路中
に必要に応じて逆流防止用ダイオードを介設して
もよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は直
流電動工具用スイツチの分解斜視図、第2図は直
流電動工具用スイツチの要部横断平面図、第3図
は直流電動工具用スイツチの縦断面図、第4図は
直流電動機制御回路の電気回路図、第5図は制御
回路の各部の波形図、第6図は回転数とストロー
クとの関係を示す特性図である。 12……操作レバー、13……スイツチケー
ス、14……パワートランジスタ、19……ブラ
シ、20……第1可動接点片、21……第2可動
接点片、22……第3可動接点片23……可動片
ハウジング、35……圧入孔、36……垂片、3
7……垂片、38……ブラシ開口部、70……モ
ータ、94……変速制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 操作レバーの押圧操作に連動してスイツチケー
    ス内を摺動する可動片ハウジングを設け、 上記ハウジングの底部に同ハウジングの摺動方
    向に沿う2つの平行突起を一体形成し、一方の平
    行突起にモータ電源回路をON・OFFするU字状
    の第1接点部材を嵌着し、他方の平行突起に速度
    制御回路のスイツチング素子を短絡するU字状の
    第2接点部材を嵌着し、 上記各平行突起間の開口部には上記制御回路の
    抵抗に対設摺動するブラシを配設し、上記各平行
    突起端部の余剰スペースに形成した圧入孔には、
    電源OFF時にモータの逆起電力を該モータに印
    加する制動接点部材を、上記平行突起に対して直
    交状に配設した 直流電動工具用スイツチ。
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