JPH0452236A - 歯科鋳造用金銀パラジウム合金 - Google Patents

歯科鋳造用金銀パラジウム合金

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JPH0452236A
JPH0452236A JP15857890A JP15857890A JPH0452236A JP H0452236 A JPH0452236 A JP H0452236A JP 15857890 A JP15857890 A JP 15857890A JP 15857890 A JP15857890 A JP 15857890A JP H0452236 A JPH0452236 A JP H0452236A
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JP
Japan
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casting
gold
boron
palladium alloy
alloy
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Application number
JP15857890A
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English (en)
Inventor
Kiyohiro Fujiwara
聖裕 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishifuku Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Ishifuku Metal Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、歯科鋳造用の金銀パラジウム合金の組成の
技術分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この発明は歯科鋳造用の金銀パラジウム合金に
関する発明であり、特に、ボロンを重」比で0.03〜
1,00%添加して融点を低下することにより鋳造操作
性を向上すると共に鋳造精度を高め、加えて伸びを向上
させ、靭性に優れた、鋳造欠陥の無い極めて良好な歯科
鋳造補綴物を作製するための歯科鋳造用金銀パラジウム
合金に係る発明である。
〈従来技術〉 而して、この発明が対象とする補綴等の歯科鋳造用金銀
パラジウム合金は、日本では健康保険の対象として広く
用いられている材料である。
当該材料の配合組成は、日本工業規格で規定されている
が、その組成はこれまで度々変更され、現在は重量比で
金が12%以上、パラジウムが20%以上、銀が40%
以上と規定されている。
上述の如く規定された配合組成を満たし、しかも、材料
本体として必要な特性を満足させるための鋳造態様とし
て、上記配合比の金銀パラジウム合金に対し銅、及び、
亜鉛を添加することが当業者に周知の技術として用いら
れている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、該種在来技術においてはこれら銅、亜鉛
等の元素の添加だけでは鋳造性に限界がある欠点がある
のみならず、管理幅の狭い熱処理が必要である不都合さ
があり、更には、限定された鋳造方法を用いることが必
要である難点等の問題があり、この問題解決方法として
、更に、インジウム、ガリウム、スズ、シリコン等の微
量元素の添加が有効とされてはいる。
反面、これら微量元素の添加は、一方では鋳造性が改善
されても伸びが少ないために、結果的に管理幅の狭い熱
処理が依然として必要であったり、他方では、伸びはあ
るものの、鋳造性が劣化したりする等両特性を共に満た
す添加元素が見い出されていないばかりか、前述の如く
歯科鋳造用金銀パラジウム合金の基本配合組成が規制的
に度々変更され、それら全ての金銀パラジウム合金の配
合組成範囲の材料に有効に適合する添加元素は見い出さ
れていないマイナス点がある。
〈発明の目的〉 この発明の目的は上述従来技術に基づく金銀パラジウム
合金の基体にボロンを重量比で、o、 03%〜1.0
0%添加することによって、歯科鋳造用金銀パラジウム
合金の広範囲な基本配合組成に有効に適合するのみなら
ず、これまで全ての問題点を解決出来るようにして歯科
治療産業における技工技術利用分野に益する優れた歯科
鋳造用金銀パラジウムを提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの発
明の構成は前述課題を解決するために、これまで制定変
更された日本工業規格の補綴物作製等のための基本的組
成の歯科鋳造用金銀パラジウム合金にボロンを重量比で
0.03〜1.00%添加して合金の融点を下げ、鋳造
性を向上し、脱酸材機能を臭備させ、鋳造欠陥を減少し
、機能特性、就中、伸びを選択的に向上させるようにし
、銅の添加増量による表面の黒色酸化物の減少を図るよ
うにした技術的手段を講じたものである。
〈発明の原理的背景〉 ボロン添加量の限定理由を定性的、定量的実験に基づい
て説明すれば次の通りである。
ボロンは合金の融点を下げ、鋳造操作性を良好とする機
能を有するのみならず、pA酸材としての効果が極めて
顕著であるために鋳造巣の発生が無くなり、このことか
ら鋳造欠陥を減少し、特に、機械的特性における伸びを
選択的に向上し、更に、銅の添加増量による鋳造体表面
の黒色酸化物を減少させることに有効に作用し、その重
量比は0.03%未満ではこれら満足する効果が得られ
ず、反面、1%以上の添加では融点、特に、同相点の低
下が著るしく、そのために固溶温度範囲が広くなり、鋳
造態様によっては不均一な鋳造体が出来ることがあるば
かりでなく、逆に伸びも減少することが分ることから0
.03%〜1.OO%を最適範囲とした。
次に、この発明の実施例を化学成分と成分配合比を重量
比で公知例と併せて示せば第1表の通りである。
第1表 以下余白 尚、上記実施例の各試料、及び、公知例の試料について
は、各素材を各々周知の高周波加熱溶解炉を使用し、t
 l0XW 50XL100Mの形状に鋳造後、冷間圧
延ロールにて所定形状に圧延することが出来た。
次に、上述の如くして得た各実施例試料、及び、公知側
試料を周知の歯科遠心鋳造法によりtl、Oxw 10
xL 10amの所望数の板状試験片に形成し、半数の
試片は軟化処理である700℃の電気炉中で10分間保
持後水中急冷処理を行い、他方の半数は同様の軟化処理
を行った後、硬化処理である450℃の電気炉中に挿入
し、室温まで炉冷処理を行い、硬さ試験を行った。
又、同様の作製方法、及び、熱処理方法によりΦ2.O
XL 45#Iの棒状試験片を作製し、引張り試験、伸
び測定試験を行った。
各試験内容については次の通りである。
1、硬さ試験 マイクロビッカース硬さ計を用いて荷重2003、荷重
保持時間30秒の条件で測定。
2、引張り強さ試験 引張り試験片(ゲージ長さ20an)を引張り速度10
asm/minでテンシロン引張り試験機を用い測定。
3、伸び測定試験 同上 4、変色試験 各試験片をJIS R6253規定の600番研摩紙に
て研摩後37±2℃の0.1%硫化ナトリウム溶液中に
3日間全浸漬させた後の変色を観察。
上述の各試験の結果を次の第2表に示す。
以下余白 第2表 上記第2表に示された実験データから分るようにボロン
を所定量微量添加することによって、硬さ、引張り強さ
を大きく変えることなく選択的に伸びが向上し、しかも
、融点が低下し、そのうえ鋳造性も良好となり、歯科鋳
造用金銀パラジウム合金として優れた特性の合金が作製
出来ることが判明した。
〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、歯科鋳造用金銀パラジウム合
金にボロンを重」比で0.03%〜1.oO%添加する
ことによって、融点を低下し、鋳造性を良好とするのみ
ならず、硬さ、引張り強さを大きく変えることなく選択
的に伸びを向上し、しかも、度々変更されている歯科鋳
造用金銀パラジウム合金の基本配合組成合金の全ての配
合組成範囲に有効に適合する効果があり、優れた歯科鋳
造用金銀パラジウム合金を提供することが可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基本組成の歯科鋳造用金銀パラジウム合金にボロンを重
    量比で0.03%〜1.00%添加して鋳造性、及び、
    伸びを向上するようにしたことを特徴とする歯科鋳造用
    金銀パラジウム合金。
JP15857890A 1990-06-19 1990-06-19 歯科鋳造用金銀パラジウム合金 Pending JPH0452236A (ja)

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JP15857890A JPH0452236A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 歯科鋳造用金銀パラジウム合金

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JP15857890A JPH0452236A (ja) 1990-06-19 1990-06-19 歯科鋳造用金銀パラジウム合金

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JPH0452236A true JPH0452236A (ja) 1992-02-20

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