JPH0452054Y2 - - Google Patents

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JPH0452054Y2
JPH0452054Y2 JP11262587U JP11262587U JPH0452054Y2 JP H0452054 Y2 JPH0452054 Y2 JP H0452054Y2 JP 11262587 U JP11262587 U JP 11262587U JP 11262587 U JP11262587 U JP 11262587U JP H0452054 Y2 JPH0452054 Y2 JP H0452054Y2
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wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利の分野〕 本考案は、ドツトプリンタの印字ヘツドに用い
られるドツトワイヤの先端ガイドに関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、ドツトプリンタにおける印字ヘツド部分
の構造は、第6図に示すごときのものである。
第6図において、10は印字ワイヤ、11は先
端ガイド、12はインクリボン、13はプラテ
ン、14は磁気ハンマー、15は印字紙である。
印字方法は、第5図に示すような先端ガイド1
1のワイヤ穴16に複数個の印字ワイヤ(以下ワ
イヤという)10を出入させ、インクリボン12
を介して印字紙15に印字するものである。
この先端ガイド11に関する従来の技術として
は、以下のようなものが開示されている。
すなわち、ワイヤ10がストレートなワイヤ穴
16に傾斜して挿入される例が多く、ワイヤ10
の挿入が難しい上に偏摩耗が生じる等の欠点があ
るので、これを解消するためにワイヤ穴16のワ
イヤ挿入側の内径を、ワイヤ飛び出し側の内径よ
り太いテーパ状としたもの(特開昭62−46652
号)、あるいはワイヤ挿入側の穴を長楕円形とし、
飛び出し側の穴と円形としたもの(特開昭60−
147352号)等が知られている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、先端ガイドにはワイヤとの摺動摩耗
を防止するために、セラミツクス(特開昭61−
162367号、特開昭61−280946号、特開昭62−
73959号、実開昭62−94840号、実開昭62−94841
号等)、あるいは高速度工具鋼、冷間工具鋼等
(以下工具鋼という)(特開昭60−228166号、特開
昭62−28255号等)の耐摩耗材料が用いられてい
た。そして工具鋼を用いる場合、所定の形状を有
する先端ガイド一体物を機械加工により作成し、
しかる後焼入れ、焼きもどし(以下単に熱処理と
いう)により硬化させていた。
しかしながら熱処理で硬化させると、形状不安
定および組織変化により変形、変寸が大きく発生
し、硬化後機械加工による修正が必要であつた。
本考案は、工具鋼を先端ガイドに用いた場合で
も、熱処理後に機械加工等による修正が不要な先
端ガイドを提供することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、印字ワイヤを挿入して摺動自在にガ
イドするワイヤ穴を複数個設けたドツトプリンタ
用先端ガイドにおいて、前記先端ガイドのワイヤ
穴の位置にワイヤ穴より大径の貫通孔を設け、該
貫通孔に熱処理により硬化された材料からなる前
記ワイヤ穴を有するブツシユを着脱可能に挿入し
てインサート構造としたことを特徴とするドツト
ワイヤの先端ガイドである。
本考案によれば、従来先端ガイド全体を熱処理
していたため変形変寸が生じ、修正加工が必要で
あつたが、インサート構造にしたことにより、耐
摩耗性が要求されるインサート部分であるブツシ
ユのみを熱処理すればよく、このブツシユは一体
物の先端ガイドに比べ形状、寸法が安定してい
る。
従つて、熱処理による変形変寸が小さく、熱処
理後、機械加工による修正加工が不要である。ま
た、ブツシユ以外の先端ガイド本体は、基本的に
耐摩耗性が要求されるものではないので、従来の
耐摩耗性材料の高価な材料を使用する必要もな
い。
さらに、先端ガイドの複数個の穴部分は、ワイ
ヤの出入によつて、摩耗が発生するので、ある時
期において交換しなければならないが、本考案の
ものはインサート構造であるから、ブツシユのみ
を交換すればよいので取り換えが容易であり、ま
た製作コストが安くなるという利点もある。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例に基づき説明する。
第1図は、本考案にかかる先端ガイドを示す図
であり、第1図aは平面図、同図bはaのA−A
断面図、同図cはブツシユを挿入しない状態のA
−A断面図である。
本実施例においては、先端ガイド本体3はJIS,
SS41とし、第1図cのようにブツシユ2を挿入
し得るような貫通孔5を設け、別途製作しておい
たワイヤ穴4を有するブツシユ2を圧入した。
上記ブツシユ2は、C1.52%,Si0.35%,
Mn0.45%,Cr11.8%,Mo0.95%,V0.85%,残
部Feよりなる冷間工具鋼を焼入れ(1050℃)、焼
きもどし(200℃)によつてHRC60に調整したも
のである。
なお、焼入れ焼もどし時にブツシユ2は修正加
工が必要となるような変形、変寸が生じなかつ
た。
ブツシユ2のワイヤ穴4は、ワイヤ(図示せ
ず)の出入によつて摩耗が発生するので、ある時
期において交換しなければならないが、本考案に
よるインサートタイプの場合は、ブツシユ2のみ
交換すればよく、その交換は容易である。
第2図〜第4図は、本考案におけるブツシユの
他の実施例を示すものであり、第2図のものはワ
イヤ挿入側のテーパ穴6の深さdを深くしたも
の、第3図のものは飛び出し側にテーパ穴7を設
けたもの、第4図のものは同じくワイヤ飛び出し
側にワイヤ穴4より大きな内径の平行穴8を設け
たものである。
このようにブツシユ2のワイヤ穴4とワイヤと
の摺動部分の長さを短くすることにより、ワイヤ
の出入による摩擦抵抗を小さくしてワイヤおよび
ブツシユの摺動面4の摩耗進行を抑制することが
できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、従来先端ガイドは、熱処理硬
化後機械加工により修正加工を施すことが必要で
あつたが、インサート構造にすることにより、ブ
ツシユ2、先端ガイド本体3ともに修正加工が不
要であり、また、ワイヤの出入穴の摩耗が大きく
なつても、ブツシユのみを交換すれば良いので、
先端ガイドの総合的製作コストが安くなり、需要
者に安価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る先端ガイドの一実施例を
示す図で、aは平面図、bはaのA−A断面図、
cはブツシユを挿入しない状態のA−A断面図で
あり、第2〜第4図はそれぞれ本考案に係る先端
ガイドに用いられるブツシユの他の例を示す図
で、それぞれaは正面図、bは側面断面図であ
り、第5図は従来の先端ガイドを示す図で、aは
平面図、bは正面断面図であり、第6図はドツト
プリンタの概略を示す斜視図ある。 1……先端ガイド、2……ブツシユ、3……先
端ガイド本体、4……ワイヤ穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 印字ワイヤを挿入して摺動自在にガイドするワ
    イヤ穴を複数個設けたドツトプリンタ用先端ガイ
    ドにおいて、前記先端ガイドのワイヤ穴の位置に
    ワイヤ穴より大径の貫通孔を設け、該貫通孔に熱
    処理により硬化された材料からなる前記ワイヤ穴
    を有するブツシユを着脱可能に挿入してインサー
    ト構造としたことを特徴とするドツトワイヤの先
    端ガイド。
JP11262587U 1987-07-24 1987-07-24 Expired JPH0452054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11262587U JPH0452054Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JP11262587U JPH0452054Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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Publication Number Publication Date
JPS6417739U JPS6417739U (ja) 1989-01-30
JPH0452054Y2 true JPH0452054Y2 (ja) 1992-12-08

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ID=31351731

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JP11262587U Expired JPH0452054Y2 (ja) 1987-07-24 1987-07-24

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JPS6417739U (ja) 1989-01-30

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