JPH0451952Y2 - - Google Patents

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JPH0451952Y2
JPH0451952Y2 JP1985197118U JP19711885U JPH0451952Y2 JP H0451952 Y2 JPH0451952 Y2 JP H0451952Y2 JP 1985197118 U JP1985197118 U JP 1985197118U JP 19711885 U JP19711885 U JP 19711885U JP H0451952 Y2 JPH0451952 Y2 JP H0451952Y2
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JP
Japan
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power cord
main shaft
drilling machine
electric motor
workpiece
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JP1985197118U
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JPS62104805U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は金属、木材等の加工に使用するボー
ル盤に関し、特にボール盤の電源コードの取り付
け構造に関するものである。
【従来の技術】
従来より、第5図に示すような汎用ボール盤が
あり、その構造としては円柱状の主軸の上部に電
動機、下部に台座を有し、これらの間に上下左右
に可動可能な加工テーブルが設けられ、加工テー
ブル上に被加工物を置いて加工作業を行つてい
る。 また電動機への電源コード(要すればボール盤
本体への給電)は、上部の電動機周辺から直接引
き出している。
【考案が解決しようとする問題点】 ところで、電動機への電源コードを上部の電動
機周辺から直接引き出すことによつて、電源コー
ドは垂れ下がり、加工テーブルの可動範囲に入つ
てしまう。 この為加工テーブルに被加工物を載せて加工作
業を行つている時に、被加工物が垂れ下がつた電
源コードに触れ、けがいた加工穴等の中心線から
ドリルがずれてしまつたり、所望の加工穴角度が
得られない等の加工の失敗を招くことがある。 これはボール盤の使用に当たつては、片手で操
作レバーを持つ必要から、必然的に被加工物を片
手で操作することになり、垂れ下がつた電源コー
ドの重みによるわずかな被加工物へ及ぼす力によ
つても、微妙に影響されてしまう為である。 また、この電源コードによる被加工物へ及ぼす
力を相殺しようとして、被加工物を支持している
手に力を込めると、片手である為にドリルへの思
わぬ横方向への力がかかり、回転中のドリルが折
れたり、被加工物に食い込んで、被加工物自体が
回転されたりすることがある。 この結果、作業者へ折れたドリルが高速で当た
つたり、高速で回転された被加工物が作業者の手
などに当たり、作業者に傷害を与えることがあつ
た。 また作業者への傷害に至らなくとも、電源コー
ドへ損傷を与え、電源を短絡させて火花が散り、
付近に有機溶剤等、引火性の強いものがあれば、
火災を引き起こす危険性があつた。 もし被加工物が導体であり、電源コードに食い
込んだ場合には、電源の電流が被加工物を通じて
作業者の手に流れ感電し、最悪の場合作業者が死
亡する危険性もあつた。 これらの不具合、危険性は加工テーブルを水平
方向に動かして使用したり、被加工物が長尺物の
場合に顕著にあらわれる。 この為、対策として第6図a,bに示すよう
に、電源コードを上方から吊り下げたり、後方の
壁から水平に引く等の技術で、電源コードが加工
テーブル付近から離れるようにしている。 しかしながらこれら従来の技術では、 イ 配線設備が大掛かりになり、一度ボール盤を
設置すると移設は困難であつた。 ロ 更にこれらの技術では、天井が高い場合や、
付近に壁等が無い場合には適用することが出来
ない。 ハ また設置した場合でも、配線、及びこれに必
要な配管が外部に現れる為、美観を損ね、ボー
ル盤を設置するような事業所に必要な、整理整
頓、美化推進を行う上で問題があつた。 ニ 更に、ボール盤を作業机の中程に置いて、作
業机を360度全方向で使用したい場合には、電
源コードを作業机に開けた穴等から引く必要が
有り、ボール盤を使用しない他の作業机上での
作業に於いても、電源コードが邪魔になる。 等の欠点があつた。 この考案は、上記のような欠点を排除し、ボー
ル盤に於ける作業性、安全性、設置性を向上させ
ることを目的としている。
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成させるために、本考案に係る電
源コード主軸通過型ボール盤では、少なくとも、
中空部を有する円柱状の主軸と、この主軸の上部
に位置する電動機と、この主軸の下部に位置する
台座とを有し、前記電動機と前記台座との間を、
前記主軸に対し少なくとも上下左右方向に前記主
軸上を移動可能な加工テーブルを備えたボール盤
に於いて、前記電動機への電源コードが前記電動
機と前記台座との間を、前記中空部内に固定可能
に設置されるようにした。
【作用】 上記のように構成された電源コード主軸通過型
ボール盤では、電源コードが主軸内部を通過する
為、主軸における加工テーブルの可動範囲に電源
コードが現れない。
【実施例】
次に図面を参照して本考案に係る電源コード主
軸通過型ボール盤を説明すれば、第1図は本考案
の一実施例を示す外観図であり、ボール盤1は、
円柱状の主軸2の上部に電動機3、下部に台座4
を備え、かつ主軸2にそつて、上下左右に移動可
能な加工テーブル5を備えている。 この加工テーブル5の移動及び固定は、固定レ
バー6を緩め、あるいは締め付けることによつて
行われる。 被加工物(図示せず)は、加工テーブル5のテ
ーブル面7に置かれ、操作レバー8を操作するこ
とにより、電動機3を原動力として回転されるド
リル9が被加工物を切削し、所望の加工が行われ
る。 以上の説明は従来のボール盤と同様であるが、
異なる点は、電源コードの取り付け構造にある。 すなわち、電動機3への電源コード10は、ス
イツチ11に導かれた後、外部へ導かれず、主軸
2の中空部12に導かれ、台座4に達した後、ボ
ール盤1外へ導かれる。 この電源コード10を中空部12へ導入するに
あたつては、電源コード10を電動機3から頭部
カバー13内に引き込み、スイツチ11に導いた
後、主軸2の頭部解放端14から中空部12に吊
り下げれば良い。 尚、頭部解放端14に絶縁版15を設けても良
い。 次いで吊り下げられた電源コード10は、台座
4周辺から引き出せば良い。 ここで、電源コード10は一度設置されれば、
中空部12内で動く必要が無いので、当然に中空
部12内に固定可能である。 第2図は、主軸2と電源コード6との関係を示
している。 ここで主軸2の断面は円形であり、主軸2が円
柱であることを示しており、加工テーブル5は、
主軸2の断面方向(水平方向)に360度自由に移
動でき、また垂直方向には上部機構16と台座4
の間を自由に移動でき、どちらの移動に際して
も、電源コード10が主軸2上の加工テーブル5
の移動範囲にあらわれないので、加工テーブル5
及び加工テーブル5上の被加工物と電源コード1
0とは接触することがない。 第3図は、他の実施例であり電源コード10の
中空部12への導入に際し、頭部解放端14を通
さずに主軸2の側部に開けた穴17,18を通し
たものであり、また電源コード10のボール盤1
からの引き出しに際し、下部解放端19から引き
出したものである。 下部解放端19から電源コード10を引き出せ
ば、ボール盤1を第4図のように作業台20に設
置した場合に、作業台20に電源コード10を通
す台上穴21を設けて、これに電源コード10を
通すことができるので、ボール盤1の外部に電源
コード10が全く表れない構造とすることができ
る。
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば以下の効果
がある。 すなわち、ボール盤の主軸回りに電源コードが
存在しないため、加工テーブルを最大限に移動さ
せても、加工テーブル及び加工テーブル上の被加
工物が電源コードに触れることがない。 これにより、加工作業時の電源コードの妨害に
よる加工の失敗を招くことがなく、したがつて加
工時の失敗による作業者、被加工物、電源コード
への損傷もない。 同時に電源コードの損傷に起因する火災、感電
の危険性を排除できる。 さらに作業台上に電源コードが全く表れない設
置が可能なため、作業台を360度全方向から、電
源コードの妨害無しに使用可能とすることができ
る。 また電源コードをボール盤の妨害にならぬよう
壁、天井等に固定させる必要がないので、電源コ
ードを処理する手間が省け、壁、天井等から離れ
た自由な設置、配線の表れない美観を考慮した設
置が有利に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部側断面
図、第2図は第1図のA−A線での断面図、第3
図は他の実施例を示す要部破砕側断面図、第4図
は作業台上に設置した状態を示す説明図、第5図
は従来のボール盤を示す説明図、第6図a,bは
従来のボール盤の電源コードの処理例を示す説明
図である。 1……ボール盤、2……主軸、3……電動機、
4……台座、5……加工テーブル、6……固定レ
バー、7……テーブル面、8……操作レバー、9
……ドリル、10……電源コード、11……スイ
ツチ、12……中空部、13……頭部カバー、1
4……頭部解放端、15……絶縁板、16……上
部機構、17,18……穴、19……下部解放
端、20……作業台、21……台上穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも、中空部を有する円柱状の主軸と、
    この主軸の上部に位置する電動機と、この主軸の
    下部に位置する台座とを有し、前記電動機と前記
    台座との間を、前記主軸に対し少なくとも上下左
    右方向に前記主軸上を移動可能な加工テーブルを
    備えたボール盤に於いて、前記電動機への電源コ
    ードが前記電動機と前記台座との間を、前記中空
    部内に固定可能に設置された事を特徴とする電源
    コード主軸通過型ボール盤。
JP1985197118U 1985-12-21 1985-12-21 Expired JPH0451952Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985197118U JPH0451952Y2 (ja) 1985-12-21 1985-12-21

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JP1985197118U JPH0451952Y2 (ja) 1985-12-21 1985-12-21

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Publication Number Publication Date
JPS62104805U JPS62104805U (ja) 1987-07-04
JPH0451952Y2 true JPH0451952Y2 (ja) 1992-12-07

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ID=31156549

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4710467B2 (ja) * 2005-07-28 2011-06-29 ブラザー工業株式会社 工作機械
JP2013078816A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Disco Corp 加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917111B2 (ja) * 1976-01-28 1984-04-19 三菱化学株式会社 ニトロ置換4,5−ジクロロナフタル酸イミド類

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JPS5917111U (ja) * 1982-07-22 1984-02-02 芝浦メカトロニクス株式会社 磁気スタンド付ドリル

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JPS5917111B2 (ja) * 1976-01-28 1984-04-19 三菱化学株式会社 ニトロ置換4,5−ジクロロナフタル酸イミド類

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JPS62104805U (ja) 1987-07-04

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