JPH045178A - 自動車のサイドメンバ構造 - Google Patents
自動車のサイドメンバ構造Info
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- JPH045178A JPH045178A JP10727690A JP10727690A JPH045178A JP H045178 A JPH045178 A JP H045178A JP 10727690 A JP10727690 A JP 10727690A JP 10727690 A JP10727690 A JP 10727690A JP H045178 A JPH045178 A JP H045178A
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、自動車のサイドメンバ構造、とりわけ繊維
強化性樹脂から成るサイドメンバ構造に関するものであ
る。
強化性樹脂から成るサイドメンバ構造に関するものであ
る。
従来の技術
例えば、自動車の前部には、第12図に示すように車体
側部に前後方向に沿ってフロントサイドメンバlが配置
され、フロントサイドメンバlの後端はダッシュパネル
2に結合され、フロントサイドメンバlの前端は車幅方
向に配置されたクロスメンバ3に結合されているものが
ある(この構造は昭和55年株式会社山海堂発行自動工
学全書r13乗用車の車体」第22頁に示されている)
。
側部に前後方向に沿ってフロントサイドメンバlが配置
され、フロントサイドメンバlの後端はダッシュパネル
2に結合され、フロントサイドメンバlの前端は車幅方
向に配置されたクロスメンバ3に結合されているものが
ある(この構造は昭和55年株式会社山海堂発行自動工
学全書r13乗用車の車体」第22頁に示されている)
。
ところで、近年では車体軽量化のために車体の一部に樹
脂を採用することが提案されており、上記車体骨格部材
の樹脂化が検討されてきている。
脂を採用することが提案されており、上記車体骨格部材
の樹脂化が検討されてきている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、上記車体骨格部材は例えば車体前面衝突
による衝撃力■、車体全体の曲げ、ねじれ■、エンジン
からの振動人力■、サスペンジエン人力■、車両運送時
の緊締人力■、走行時の突き上げ人力■等を受けるため
(第12図中に位置を示す)、これらに対応できるよう
に構成しなければならない。とりわけ、車体骨格部材の
中でもフロントサイドメンバlには上記各種入力による
大きな負荷がかかり、このフロントサイドメンバlの樹
脂化は困難なものであった。
による衝撃力■、車体全体の曲げ、ねじれ■、エンジン
からの振動人力■、サスペンジエン人力■、車両運送時
の緊締人力■、走行時の突き上げ人力■等を受けるため
(第12図中に位置を示す)、これらに対応できるよう
に構成しなければならない。とりわけ、車体骨格部材の
中でもフロントサイドメンバlには上記各種入力による
大きな負荷がかかり、このフロントサイドメンバlの樹
脂化は困難なものであった。
そこで、この発明は、強度剛性上信頼性が高く車体軽量
化に貢献することができる自動車のサイドメンバ構造を
提供するものである。
化に貢献することができる自動車のサイドメンバ構造を
提供するものである。
課題を解決するための手段
車体前部あるいは後部の車体側部に配置され繊維強化性
樹脂で成形された自動車のサイドメンバ構造であって、
車体の端部側では繊維配交角を40〜60′に設定し、
車体の中央寄りに向かって繊維配交角を0°に近づける
ようにしである。
樹脂で成形された自動車のサイドメンバ構造であって、
車体の端部側では繊維配交角を40〜60′に設定し、
車体の中央寄りに向かって繊維配交角を0°に近づける
ようにしである。
作用
サイドメンバの車体端部側では繊維配交角を40〜60
°に設定して衝突時における効率の良い変形によりエネ
ルギ吸収特性を高め、サイドメンバの車体の中央寄りで
は繊維配交角を0°に近づけて衝突時における変形を小
さくし反力を高める。
°に設定して衝突時における効率の良い変形によりエネ
ルギ吸収特性を高め、サイドメンバの車体の中央寄りで
は繊維配交角を0°に近づけて衝突時における変形を小
さくし反力を高める。
実施例
以下、この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1.2図に示すように、サイドメンバとしてのフロン
トサイドメンバ4は車体前部の車体側部に配置されたも
ので、例えばフィラメントワインデイグやレジントラン
スファーモールディング成形による繊維強化性樹脂から
角形断面形状に成形され、前半部4aはど大きな断面積
(断面高さhが大きい)になっている。
トサイドメンバ4は車体前部の車体側部に配置されたも
ので、例えばフィラメントワインデイグやレジントラン
スファーモールディング成形による繊維強化性樹脂から
角形断面形状に成形され、前半部4aはど大きな断面積
(断面高さhが大きい)になっている。
また、フロントサイドメンバ4の繊維配交角は前半部4
aでは約45°に設定され変化部4bから後半部4cに
ゆくにしたがって0°に近づくように配交されている。
aでは約45°に設定され変化部4bから後半部4cに
ゆくにしたがって0°に近づくように配交されている。
尚、第2図中5はストランドハウジング、6はサスペン
ションメンバを示す。
ションメンバを示す。
ここで、上記のように繊維配交角を決定した理由につい
て説明する。
て説明する。
自動車の車体前部には、前述したように■車両前面衝突
による衝撃力、■車体全体の曲げ、ねじり、■エンジン
からの振動入力、■サスペンション人力、■車両運送時
の緊締入力、■走行時の突き上げ入力が作用するが、こ
の荷重は表1に示すようにフロントサイドメンバ4の各
部に対して影響を及ぼす。
による衝撃力、■車体全体の曲げ、ねじり、■エンジン
からの振動入力、■サスペンション人力、■車両運送時
の緊締入力、■走行時の突き上げ入力が作用するが、こ
の荷重は表1に示すようにフロントサイドメンバ4の各
部に対して影響を及ぼす。
(以下余白)
表1
これらの力は更に表2に示すように太き(3つに分類さ
れ、それは、フロントサイトメンバ4の軸圧縮、曲げ、
わしっである。
れ、それは、フロントサイトメンバ4の軸圧縮、曲げ、
わしっである。
上記表1からフロントサイドメンバ4に加わる力は大き
くみてPR車の場合フロントホイルセンタ付近のサスペ
ンションメンバ6あたりを境いに異なっている。
くみてPR車の場合フロントホイルセンタ付近のサスペ
ンションメンバ6あたりを境いに異なっている。
上記表2において、軸圧縮では、フロントサイドメンバ
4は前半部4aでの効率のよい変形によりエネルギ吸収
量が大きく、後半部4cでは変形は小さく反力を高くす
る必要がある。
4は前半部4aでの効率のよい変形によりエネルギ吸収
量が大きく、後半部4cでは変形は小さく反力を高くす
る必要がある。
このような圧縮によるエネルギ吸収特性は、例えば文献
(Designing for a crashwor
thy all−c。
(Designing for a crashwor
thy all−c。
mposite helicopter fusela
ge (出典; TM 40thAnnual for
um the American Hericopte
r SocietyArlington、VA、’ 8
4.5))で発表されたように同一断面の場合、繊維強
化樹脂では繊維の配交角により異なっていることが明ら
かにされている。これによれば第3図に示すようにカー
ホン、アラミド、ガラスのいづれの繊維においても繊維
配交角40〜60°でエネルギ吸収量が最大となり、最
大荷重は繊維配交角0°に近い程大きくなることがわか
る。
ge (出典; TM 40thAnnual for
um the American Hericopte
r SocietyArlington、VA、’ 8
4.5))で発表されたように同一断面の場合、繊維強
化樹脂では繊維の配交角により異なっていることが明ら
かにされている。これによれば第3図に示すようにカー
ホン、アラミド、ガラスのいづれの繊維においても繊維
配交角40〜60°でエネルギ吸収量が最大となり、最
大荷重は繊維配交角0°に近い程大きくなることがわか
る。
尚、ここで、第3図の比エネルギは、第4図に示す、重
量Wで筒状のテストピースを荷重Pで圧縮したときのつ
ぶれ量がΔSだった場合に以下の式で表されるものであ
る。
量Wで筒状のテストピースを荷重Pで圧縮したときのつ
ぶれ量がΔSだった場合に以下の式で表されるものであ
る。
よって、フロントサイドメンバ4の前半部4aは繊維配
交角を約45°、後半部4cはOoに近くなるように滑
かに変化させである。
交角を約45°、後半部4cはOoに近くなるように滑
かに変化させである。
次に、曲げでは、車体剛性やエンジン等の振動特性から
フロントサイドメンバ4全体にわたり剛性を高くする必
要がある。また、強度面ではフロントの突き上げ入力に
耐えられるように、耐曲げモーメントを大きくしなけれ
ばならない。
フロントサイドメンバ4全体にわたり剛性を高くする必
要がある。また、強度面ではフロントの突き上げ入力に
耐えられるように、耐曲げモーメントを大きくしなけれ
ばならない。
1、かじ、繊維配交角を約45°として゛おり、縦弾性
率および強度が低くなるためフロントサイドメンバ4の
前半部4aの断面高さ(h)を高くして断面積を増加し
、曲げ剛性(E−1)を高く、耐曲げモーメント(σ・
Z)を大きくしである。
率および強度が低くなるためフロントサイドメンバ4の
前半部4aの断面高さ(h)を高くして断面積を増加し
、曲げ剛性(E−1)を高く、耐曲げモーメント(σ・
Z)を大きくしである。
ねじりでは、車体全体のねじれや、エンジン、サスペン
ション等からの入力のためのねじり剛性を高くする必要
があるが、フロントサイドメンバ4の前半部4aの繊維
配交角が約45°で断面高さが高い(断面積が大きい)
ため、ねじり剛性は大きくなる。この結果を下記表3に
示す。
ション等からの入力のためのねじり剛性を高くする必要
があるが、フロントサイドメンバ4の前半部4aの繊維
配交角が約45°で断面高さが高い(断面積が大きい)
ため、ねじり剛性は大きくなる。この結果を下記表3に
示す。
(以下余白)
表3
*:車体として大きい
次に、フロントサイドメンバ4を車体に組み付ける場合
の一例を第5.6図に示す。
の一例を第5.6図に示す。
同図に示すのはスチールやアルミで枠状に形成されたス
ペースフレーム構造の車両である。
ペースフレーム構造の車両である。
フロントピラー7の下部、即ちサイドシル8の前端位置
には突起部9が、またこの突起部9の上方のドアウェス
トラインの延長上にも突起部1゜が設けられている。
には突起部9が、またこの突起部9の上方のドアウェス
トラインの延長上にも突起部1゜が設けられている。
上記下側の突起部9には、フロントサイドメンバ4の後
端が嵌合され、接着材、ボルトリベットにより固定され
ている。
端が嵌合され、接着材、ボルトリベットにより固定され
ている。
フロントサイドメンバ4の中途部にはストラットハウジ
ング5の下部(車体中央側)に形成された凹部11が嵌
合され、ストラットハウジング5の上部(車体外側)に
形成された凹部12がフロントアッパメンバ13の中途
部に嵌合されている。
ング5の下部(車体中央側)に形成された凹部11が嵌
合され、ストラットハウジング5の上部(車体外側)に
形成された凹部12がフロントアッパメンバ13の中途
部に嵌合されている。
フロントアッパメンバI3の後端は上側の突起部10に
嵌合され、フロントアッパメンバ13の前端13aは、
2股状に形成されてフロントサイドメンバ4の前端にビ
ン14により枢支されている。
嵌合され、フロントアッパメンバ13の前端13aは、
2股状に形成されてフロントサイドメンバ4の前端にビ
ン14により枢支されている。
尚、上記ストラットハウジング5には、第7図に示すよ
うに下側の凹部11の上方に補強部15か設けられてい
る。
うに下側の凹部11の上方に補強部15か設けられてい
る。
そして、上記フロントサイドメンバ4の前端にはクロス
メンバ16の両側部に設けられた湾曲端16aが差し込
まれている。
メンバ16の両側部に設けられた湾曲端16aが差し込
まれている。
上記実施例のフロントサイドメンバ4によれば、その繊
維配交角を前半部4aでは約45°に、後半部4cでは
0°に近づくように変化部4cで滑らかに変化させ、か
つ前半部4aの断面高さh(断面積)を大きくしたため
、フロントサイドメンバ4に要求されるほとんどの性能
を満足させることができる。
維配交角を前半部4aでは約45°に、後半部4cでは
0°に近づくように変化部4cで滑らかに変化させ、か
つ前半部4aの断面高さh(断面積)を大きくしたため
、フロントサイドメンバ4に要求されるほとんどの性能
を満足させることができる。
また、フロントサイドメンバ4の後半部4Cのねじり剛
性や曲げ剛性強度はフロントサイドメンバ4単体ではや
や十分でないが、フロントサイドメンバ4にはフロント
アッパメンバ13、ストラットハウジング5が取付けら
れ、フロントアッパメンバ13とフロントサイドメンバ
4が各々キャビン側の突起部9.lOに取付けられてい
るため、第8図に示すようにフロントピラーの下部側と
フロントアッパメンバ13とストラットハウジング5の
補強部15とフロントサイドメンバ4とでラーメン構造
が形成され、フロントサイドメンバ4の後半部4cに要
求されるねじり剛性や曲げ剛性が満足される。
性や曲げ剛性強度はフロントサイドメンバ4単体ではや
や十分でないが、フロントサイドメンバ4にはフロント
アッパメンバ13、ストラットハウジング5が取付けら
れ、フロントアッパメンバ13とフロントサイドメンバ
4が各々キャビン側の突起部9.lOに取付けられてい
るため、第8図に示すようにフロントピラーの下部側と
フロントアッパメンバ13とストラットハウジング5の
補強部15とフロントサイドメンバ4とでラーメン構造
が形成され、フロントサイドメンバ4の後半部4cに要
求されるねじり剛性や曲げ剛性が満足される。
また、フロントアッパメンバ13の前端13aとフロン
トサイドメンバ4の前端がピン14で結合されているた
め、車両前面衝突時においてフロントサイドメンバ4が
圧壊した際のフロントサイドメンバ4の倒れ込みを防止
して、フロントサイドメンバ4の圧壊の妨げにならない
ようになっている。
トサイドメンバ4の前端がピン14で結合されているた
め、車両前面衝突時においてフロントサイドメンバ4が
圧壊した際のフロントサイドメンバ4の倒れ込みを防止
して、フロントサイドメンバ4の圧壊の妨げにならない
ようになっている。
次に、サイドメンバとしてリヤサイドメンバに適用した
場合を第2実施例として説明する。
場合を第2実施例として説明する。
第9.10図に示すように、サイドメンバとしてのりャ
サイドメンバ17は車体後部の車体側部に配置されたも
ので、第1実施例と同様に繊維強化性樹脂から角形断面
形状に成形され後半部はど大きな断面積(断面高さ(h
)が大きい)になっている。
サイドメンバ17は車体後部の車体側部に配置されたも
ので、第1実施例と同様に繊維強化性樹脂から角形断面
形状に成形され後半部はど大きな断面積(断面高さ(h
)が大きい)になっている。
また、リヤサイドメンバ17の繊維配交角は後半部17
aでは約45”に設定され、変化部!7b、屈曲部1?
cを経て前半部17dにゆくにしたがって0°に近づく
ように配交され、屈曲部17cでは約30°に設定され
ている。
aでは約45”に設定され、変化部!7b、屈曲部1?
cを経て前半部17dにゆくにしたがって0°に近づく
ように配交され、屈曲部17cでは約30°に設定され
ている。
尚、第10図中18はりャフロアクロスメンバ、19は
燃料タンク、20はストラットハウジングを示す。
燃料タンク、20はストラットハウジングを示す。
ここで、上記のように繊維配交角を決定した理由につい
て説明する。
て説明する。
自動車の後部には■車両後面衝突による衝撃力、■車体
全体の曲げ、ねじり、■ディファレンシャルからの振動
入力、■サスペンション入力、■車両運送時の緊締入力
、■走行時の突き上げ入力が作用するが、この荷重は表
4に示すようにリヤサイドメンバ17に影響を及ぼす。
全体の曲げ、ねじり、■ディファレンシャルからの振動
入力、■サスペンション入力、■車両運送時の緊締入力
、■走行時の突き上げ入力が作用するが、この荷重は表
4に示すようにリヤサイドメンバ17に影響を及ぼす。
(以下余白)
表4
上記表4からリヤサイドメンバ17に加わる力は大きく
みてリヤホイルセンタ付近のりャフロアクロスメンバ1
8あたりを境に異なっている。
みてリヤホイルセンタ付近のりャフロアクロスメンバ1
8あたりを境に異なっている。
これらの力は、更に表5に示すように大きく3つに分類
され、それは、リヤサイドメンバの軸圧縮、曲げ、ねじ
りである。
され、それは、リヤサイドメンバの軸圧縮、曲げ、ねじ
りである。
表5(リヤサイドメンバへの要求点)
上記表5において、軸圧縮では、リヤサイドメンバ17
は後半部17aでの効率のよい変形により、エネルギ吸
収量が大きく、屈曲部17cでの曲げ変形によってもエ
ネルギ吸収し、前半部17dでは燃料タンク7保護のた
め変形を小さく反力を大きくする必要がある。
は後半部17aでの効率のよい変形により、エネルギ吸
収量が大きく、屈曲部17cでの曲げ変形によってもエ
ネルギ吸収し、前半部17dでは燃料タンク7保護のた
め変形を小さく反力を大きくする必要がある。
上記圧縮によるエネルギ吸収特性については前述したよ
うに繊維配交角40〜60°でエネルギ吸収量が最大と
なり、0°に近い程最大荷重が大きいものとなる。
うに繊維配交角40〜60°でエネルギ吸収量が最大と
なり、0°に近い程最大荷重が大きいものとなる。
よって、リヤサイドメンバ17の後半部17aは繊維配
交角を約45°に、前半部17dは0゜に近くなるよう
変化部17bでなめらかに変化させ、屈曲部17cは後
端部が圧壊するまで形状を保持し、その後曲げ変形する
よう繊維配交角を約30°にしである。
交角を約45°に、前半部17dは0゜に近くなるよう
変化部17bでなめらかに変化させ、屈曲部17cは後
端部が圧壊するまで形状を保持し、その後曲げ変形する
よう繊維配交角を約30°にしである。
次に、曲げにおいては、車体剛性やディファレンシャル
などの振動特性からリヤサイドメンバ17全体にわたり
剛性を高くする必要がある。會た、強度面ではリヤの突
き上げ入力に耐えられるように、耐曲げモーメントを大
きくしなければならない。
などの振動特性からリヤサイドメンバ17全体にわたり
剛性を高くする必要がある。會た、強度面ではリヤの突
き上げ入力に耐えられるように、耐曲げモーメントを大
きくしなければならない。
しかし、繊維配交角を約45°としており、繊維弾性率
および強度が低くなるため、リヤサイドメンバ17後半
部17aの断面積を大きくし、曲げ剛性(E−1)を高
く、耐曲げモーメント(σ・Z)を大きくしである。
および強度が低くなるため、リヤサイドメンバ17後半
部17aの断面積を大きくし、曲げ剛性(E−1)を高
く、耐曲げモーメント(σ・Z)を大きくしである。
ねじりでは、車体全体のねじれやディファレンシャル、
サスペンション等からの入力のためねじり剛性を高くす
る必要があるが、リヤサイドメンバ17の後半部17a
の繊維配交角が約45°でかつ断面積を大きくしている
ため、ねじり剛性は大きくなる。この結果を下記表6に
示す。
サスペンション等からの入力のためねじり剛性を高くす
る必要があるが、リヤサイドメンバ17の後半部17a
の繊維配交角が約45°でかつ断面積を大きくしている
ため、ねじり剛性は大きくなる。この結果を下記表6に
示す。
(以下余白)
表6
次に、リヤサイドメンバ17を車体に組み付ける場合の
、−例を第11図に示す。
、−例を第11図に示す。
同図に示すのはスチールやアルミや樹脂で形成されfこ
スペースフレーム構造のものである。
スペースフレーム構造のものである。
同図においてリヤサイドメンバI7はその前端をリヤシ
ートクロスメンバ2Iに取付けられている。尚、取付部
位は前述第1実施例と同様にリヤシートクロスメンバ2
1の突起部(図示せず)に前端を嵌合させている。
ートクロスメンバ2Iに取付けられている。尚、取付部
位は前述第1実施例と同様にリヤシートクロスメンバ2
1の突起部(図示せず)に前端を嵌合させている。
一方、リヤアッパメンバ22の前端はストラットハウジ
ング20に取付けられ、このストラットハウジング20
にリヤピラー23とりャバーセルシェルフメンバ24と
リヤサイドメンバ17が接合されている。
ング20に取付けられ、このストラットハウジング20
にリヤピラー23とりャバーセルシェルフメンバ24と
リヤサイドメンバ17が接合されている。
そして、上記リヤアッパメンバ22の後端は2股状に形
成されて、リヤサイドメンバ17の後端にピン25によ
り枢支されている。
成されて、リヤサイドメンバ17の後端にピン25によ
り枢支されている。
リヤサイドメンバ17の後端にはクロスメンバ26の両
側部に設けられた湾曲端26aが差し込まれている。
側部に設けられた湾曲端26aが差し込まれている。
上記実施例のリヤサイドメンバ17によればその繊維配
交角を後半部17aては約45°に、前半部17dでは
Ooに近づくように滑らかに変化さ仕、屈曲部17cで
は約30°にし、かつ後半部17aの断面積を犬きくシ
にfこめ、リヤサイトメンバ17に要求ざnるほとんど
の性能を満足させることかできる。
交角を後半部17aては約45°に、前半部17dでは
Ooに近づくように滑らかに変化さ仕、屈曲部17cで
は約30°にし、かつ後半部17aの断面積を犬きくシ
にfこめ、リヤサイトメンバ17に要求ざnるほとんど
の性能を満足させることかできる。
また、リヤサイトメンバ17の前半部17c+及び屈曲
部17cのねしり剛性やリヤサイドメンバ17全体の曲
げ剛性、強度はりヤケイドメンバ1フ単体ではやや十分
てはないが、リヤサイドメン、<17にはリヤアッパメ
ンバ22、ストラットハウジング20が取付けられてい
ること等から前述実施例と同様にラーメン構造が形成さ
れ、リヤサイドメンバ17の後半部17aに要求される
ねじり剛性やりヤケイドメンバ1フ全体の曲げ剛性、強
度が満足される。
部17cのねしり剛性やリヤサイドメンバ17全体の曲
げ剛性、強度はりヤケイドメンバ1フ単体ではやや十分
てはないが、リヤサイドメン、<17にはリヤアッパメ
ンバ22、ストラットハウジング20が取付けられてい
ること等から前述実施例と同様にラーメン構造が形成さ
れ、リヤサイドメンバ17の後半部17aに要求される
ねじり剛性やりヤケイドメンバ1フ全体の曲げ剛性、強
度が満足される。
上述した2つの実施例において、フロントサイドメンバ
4の後端やリヤサイドメンバ17の前端を末広がり形状
にすれば、圧壊時の座屈による倒れを防ぎ、圧壊を促進
し車体結合部への応力集中をなくすことができる。
4の後端やリヤサイドメンバ17の前端を末広がり形状
にすれば、圧壊時の座屈による倒れを防ぎ、圧壊を促進
し車体結合部への応力集中をなくすことができる。
また、車両運送時の緊締入力は局部的にフロントサイド
メンバ4、リヤサイドメンバ17の端部に作用し、各メ
ンバの端部に前後左右約45°方向に作用すると考えら
れるが、′この角度が繊維配交角と一致するため、緊締
人力が効率良く作用する。
メンバ4、リヤサイドメンバ17の端部に作用し、各メ
ンバの端部に前後左右約45°方向に作用すると考えら
れるが、′この角度が繊維配交角と一致するため、緊締
人力が効率良く作用する。
そして、上記緊締入力の作用するフックをフロントアッ
パメンバ13が取付けられるフロントサイドメンバ4の
前端、あるいはリヤアッパメンバ22が取付けられるリ
ヤサイドメンバI7の後端に設定すれば、フロントアッ
パメンバ13あるいはリヤアッパメンバ22に荷重分担
させることができる点で有利となる。
パメンバ13が取付けられるフロントサイドメンバ4の
前端、あるいはリヤアッパメンバ22が取付けられるリ
ヤサイドメンバI7の後端に設定すれば、フロントアッ
パメンバ13あるいはリヤアッパメンバ22に荷重分担
させることができる点で有利となる。
そして、フロントサイドメンバ4の後端やリヤサイドメ
ンバ17の前端を末広がり形状にした場合には、車体結
合部の断面積が大きいことから圧縮時の最大荷重がフロ
ントサイドメンバ4の前半部4a、リヤサイドメンバ1
7の後半部17aよりも大きいため、効率良く上記前半
部4&、後半部17aから圧壊する。また、車体結合部
においてはフロントサイドメンバ4、リヤサイドメンバ
17と車体との当接面が増えるfこめ、メンバ圧壊時の
単体結合部の応力か小ざく、応力集中か生じるのを防止
することかできる。
ンバ17の前端を末広がり形状にした場合には、車体結
合部の断面積が大きいことから圧縮時の最大荷重がフロ
ントサイドメンバ4の前半部4a、リヤサイドメンバ1
7の後半部17aよりも大きいため、効率良く上記前半
部4&、後半部17aから圧壊する。また、車体結合部
においてはフロントサイドメンバ4、リヤサイドメンバ
17と車体との当接面が増えるfこめ、メンバ圧壊時の
単体結合部の応力か小ざく、応力集中か生じるのを防止
することかできる。
また、上記各実施例はフロントサイトメンバリヤサイト
メンバの変形によるエネルギ吸収量か増加するため、乗
員に与える減速Gによる傷害をより小さくすることかで
きる。
メンバの変形によるエネルギ吸収量か増加するため、乗
員に与える減速Gによる傷害をより小さくすることかで
きる。
尚、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例
えばフロントサイドメンバについては繊維配交角の変化
部に、リヤサイドメンバについては繊維配交角45°か
ら30°への変化部に圧壊時の起点となる突起やへこみ
を設けるようにしても良い。このようにすることで変形
が少なく圧壊時のエネルギ吸収量が少ない変化部を積極
的に変形させ全体としてのエネルギ吸収特性を高めるこ
とができる。また、前述の実施例ではいずれも繊維の配
交角を連続的に変形するものを示したが、これに限らず
段階的に変化させることもできる。
えばフロントサイドメンバについては繊維配交角の変化
部に、リヤサイドメンバについては繊維配交角45°か
ら30°への変化部に圧壊時の起点となる突起やへこみ
を設けるようにしても良い。このようにすることで変形
が少なく圧壊時のエネルギ吸収量が少ない変化部を積極
的に変形させ全体としてのエネルギ吸収特性を高めるこ
とができる。また、前述の実施例ではいずれも繊維の配
交角を連続的に変形するものを示したが、これに限らず
段階的に変化させることもできる。
発鳴の効果
以上説明してきたようにこの発明によれば、すイドメン
バの車体端部側では繊維配交角が40〜60°に設定し
であるため、車両衝突時において効率良く圧縮変形して
衝撃エネルギを十分に吸収することができ、またサイド
メンバの車体の中央寄りでは繊維配交角が0°に近づけ
ているため車両衝突時における変形を小さくし反力を高
めることができるという効果がある。
バの車体端部側では繊維配交角が40〜60°に設定し
であるため、車両衝突時において効率良く圧縮変形して
衝撃エネルギを十分に吸収することができ、またサイド
メンバの車体の中央寄りでは繊維配交角が0°に近づけ
ているため車両衝突時における変形を小さくし反力を高
めることができるという効果がある。
第1〜8図はこの発明の第1実施例、第9〜11図はこ
の発明の第2実施例を示し、第1図は斜視図、第2図は
側面図、第3図はグラフ図、第4図はテストピースの寸
法図、第5,6図は各々分解斜視図と組立斜視図、第7
図は第6図の■−■線に沿う断面図、第8図はスケルト
ン図、第9図は斜視図、第10図は側面図、第11図は
斜視図、第12図は従来技術の斜視図である。 4・・・フロントサイドメンバ(サイドメンバ)、4a
・・・前半部、4c・・・後半部。 第3図 415 ±30 ±45 ±60 ±
75 ±90鯵椎配丈− 第1図 R 4−−−−フロ7トづイトメソバー(サイトメソl\)
4a−−一前イ郡 4C−−−f友イ1手 第2図 第4図 P 第5図 第7図 第6図 第11図 第8図 第9図
の発明の第2実施例を示し、第1図は斜視図、第2図は
側面図、第3図はグラフ図、第4図はテストピースの寸
法図、第5,6図は各々分解斜視図と組立斜視図、第7
図は第6図の■−■線に沿う断面図、第8図はスケルト
ン図、第9図は斜視図、第10図は側面図、第11図は
斜視図、第12図は従来技術の斜視図である。 4・・・フロントサイドメンバ(サイドメンバ)、4a
・・・前半部、4c・・・後半部。 第3図 415 ±30 ±45 ±60 ±
75 ±90鯵椎配丈− 第1図 R 4−−−−フロ7トづイトメソバー(サイトメソl\)
4a−−一前イ郡 4C−−−f友イ1手 第2図 第4図 P 第5図 第7図 第6図 第11図 第8図 第9図
Claims (1)
- (1)車体前部あるいは後部の車体側部に配置され繊維
強化性樹脂で成形された自動車のサイドメンバ構造であ
って、車体の端部側では繊維配交角を40〜60゜に設
定し、車体の中央寄りに向かって繊維配交角を0゜に近
づけるようにしたことを特徴とする自動車のサイドメン
バ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10727690A JPH045178A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 自動車のサイドメンバ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10727690A JPH045178A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 自動車のサイドメンバ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045178A true JPH045178A (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=14454963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10727690A Pending JPH045178A (ja) | 1990-04-23 | 1990-04-23 | 自動車のサイドメンバ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045178A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000040450A1 (en) * | 1999-01-05 | 2000-07-13 | Groep Stevens International, Naamloze Vennootschap | Method for making a cross tie and a vehicle chassis provided with such a cross tie |
US7404474B2 (en) | 2004-07-15 | 2008-07-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Shock absorbing component |
JP2014504569A (ja) * | 2010-12-28 | 2014-02-24 | ポスコ | 電気自動車用アンダーボディ |
WO2015037443A1 (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-19 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体構造 |
JP2015209024A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体構造 |
-
1990
- 1990-04-23 JP JP10727690A patent/JPH045178A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000040450A1 (en) * | 1999-01-05 | 2000-07-13 | Groep Stevens International, Naamloze Vennootschap | Method for making a cross tie and a vehicle chassis provided with such a cross tie |
US7404474B2 (en) | 2004-07-15 | 2008-07-29 | Honda Motor Co., Ltd. | Shock absorbing component |
JP2014504569A (ja) * | 2010-12-28 | 2014-02-24 | ポスコ | 電気自動車用アンダーボディ |
WO2015037443A1 (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-19 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体構造 |
JPWO2015037443A1 (ja) * | 2013-09-10 | 2017-03-02 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体構造 |
JP2015209024A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 自動車の車体構造 |
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