JPH0451458Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、変圧器の切換開閉器吊上げ装置に関
するものである。

「従来の技術」 従来の切換開閉器吊上げ装置構造を第２図に示
す。取付座２は変圧器ケース１に溶接されており
その他の支柱等はボルト締め構造の組立て式であ
る。常時は部品状態に分解し保管しておき切換開
閉器吊上げ時に組立てて使用する。

「考案が解決しようとする課題」 従来の組立て形、切換開閉器吊上げ装置の場
合、作業者の持てる範囲の部品重量としているた
め組立て接合部が多く、組立てに時間を要し、か
つ高所作業時の危険を伴なつた。

「課題を解決するための手段」 本考案は、組立て作業を省略するため支柱を一
体化し、この支柱を巻上器を使用することにより
起立させ解決しようとするものである。

「作用」 本考案の巻上器により支柱を起立させる構造と
することにより、組立て作業が省略でき、かつ組
立てがないため高所作業の危険を少なくすること
ができる。

「実施例」 以下、本考案の実施例を第１図に基づいて説明
する。

１は変圧器ケースで取付座２が溶接されてい
る。支柱４は取付座２にボルト締めされており支
柱５下端は支柱４に接合され巻上げ時の支柱５の
支点となる。巻上器１０は支柱４に取付けてあ
る。支柱５は起立用ワイヤー１１、取付用のワイ
ヤーフツク１２が取付けてあり起立用ワイヤー１
１により滑車７を経由して巻上器１０と結ばれて
いる。このことにより使用時に巻上器でワイヤー
を巻上げることにより支柱５が所定の高さに起立
される。なお、不使用時は巻上器をゆるめること
によりワイヤーが繰り出され支柱５が倒れて変圧
器ケース１上に収納される。

「考案の効果」 以上述べた様に本考案によれば、吊上げ装置の
組立てが省略できまた高所作業の危険を少なくす
ることができ、かつ保管場所が不要で紛失がなく
なるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による吊上げ装置を起立させた
状態の構造を示す一実施例であり、第２図は従来
構造の吊上げ装置を組立てた状態を示す。 図面中、１……変圧器ケース、２……取付座、
３……支柱、４……支柱、５……支柱、６……チ
エーンブロツク、７……滑車、８……ステー、９
……チエーンブロツク吊上げ用ワイヤー、１０…
…巻上器、１１……支柱起立用ワイヤー、１２…
…ワイヤーフツク、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 変圧器の切換開閉器吊上げ装置において、不使
   用時は変圧器上に倒しておき使用時に巻上器で巻
   き取ることにより所定の高さに起立させることが
   できることを特徴とする変圧器の切換開閉器吊上
   げ装置。