JPH0451274Y2 - - Google Patents

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JPH0451274Y2
JPH0451274Y2 JP388288U JP388288U JPH0451274Y2 JP H0451274 Y2 JPH0451274 Y2 JP H0451274Y2 JP 388288 U JP388288 U JP 388288U JP 388288 U JP388288 U JP 388288U JP H0451274 Y2 JPH0451274 Y2 JP H0451274Y2
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piston
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throat
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、方向制御弁を用いたシリンダ装置の
駆動制御装置に関し、特に清浄な作業空間で使用
されるシリンダ装置の駆動制御装置に適用して有
効な技術に関する。
〔従来の技術〕
クリーンルーム内で使用されるシリンダ装置等
においては、ピストンロツドの挿通部から外部に
飛散されるオイルミストや金属粉等の異物による
作業空間の汚染に対する対策が必要となる。
このような対策として、シリンダ装置に圧縮空
気などの作動用流体を給排する作動流体給排路の
途中にベンチユリー管を介在させるとともに、こ
のベンチユリー管ののど部をシリンダ装置に対す
るピストンロツドの挿通部に連通させておき、シ
リンダ装置からの排気流がベンチユリー管を通過
する際にのど部に発生する負圧によつてピストン
ロツドの挿通部を吸引することにより、該挿通部
において発生される異物を捕捉して作業空間の汚
染を防止することが考えられる。
ところが、前記したような単に作動流体給排路
にベンチユリー管を介在させる構造では、たとえ
ば、ピストンロツドの動作速度が比較的速く排気
流量が大きくなると、作動流体給排路に接続され
る配管の流路抵抗が増大するため、排気流量をベ
ンチユリー管の前後における排気流の差圧に効果
的に転換できず、排気流による負圧の発生効率が
低下し、ピストンロツドの挿通部における異物を
効果的に捕捉できないという問題点がある。
そこで、本出願人は、先に、シリンダ装置から
の排気流のベンチユリー管に対する入口側に作動
流体蓄積手段を設け、出口側に急速排気弁を設け
た構造を提案した(実開昭63−103004号記載)。
この構造によれば、シリンダ装置を駆動させる
作動流体の排気圧に作動流体蓄積手段に蓄積され
た作動流体の圧が付加されるとともに、急速排気
弁の働きによつてベンチユリー管の出口側におけ
る排気流の排出抵抗が低減されるので、ベンチユ
リー管の前後における排気流の圧力差が大きくな
り、ベンチユリー管ののど部に効果的に負圧を発
生させてピストンロツドの挿通部における異物の
捕捉を確実に行うことができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記したような作動流体蓄積手
段および急速排気弁を備えた構造では、その作動
流体蓄積手段および急速排気弁により部品点数が
増加し、構造が大形化し、かつ複雑化するという
問題点がある。
ところで、前記したような構造において、その
シリンダ装置を駆動制御する方向制御弁は、主弁
によつて切り換えられる各流路の有効断面積が比
較的小さい構造の弁が適用されていた。
すなわち、外周面に入力ポートとシリンダ装置
に圧縮空気などの作動用流体を給排する作動流体
給排路に接続している出力ポートと排出ポートが
開設され、入力ポートおよび出力ポートを連通さ
せる流路と出力ポートおよび排出ポートを連通さ
せる流路とが主弁によつて切り換えられる構造と
され、入力ポートおよび出力ポートを連通させる
流路と出力ポートおよび排出ポートを連通させる
流路との有効断面積が比較的小さく、互いに同じ
大きさに形成されている方向制御弁が適用されて
いた。
このため、ベンチユリー管を通過して方向制御
弁に流れる排気流が、入力ポートおよび出力ポー
トを連通させる流路の有効断面積と同じ大きさで
比較的小さく形成されている出力ポートおよび排
出ポートを連通させる流路を通じて外部に排出さ
れるので、その有効断面積が比較的小さい出力ポ
ートおよび排出ポートを連通させる流路における
流路抵抗によつてベンチユリー管ののど部に発生
する負圧が低下するという問題点があることを本
考案者は見い出した。
本考案の目的は、部品点数の増加、大形化、構
造の複雑化を生じさせることなく、ベンチユリー
管ののど部に発生する負圧の発生効率の増加を図
ることができ、ピストンロツドの挿通部から発生
する異物を確実に捕捉して作業空間の汚染を確実
に防止することができる方向制御弁を用いたシリ
ンダ装置の駆動制御装置を提供することある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の方向制御弁を用いたシリンダ装置の駆
動制御装置は、ピストンを作動させる作動用流体
が給排されるピストン作動用の流体室と、前記ピ
ストンから突出されているピストンロツドと、こ
のピストンロツドがその軸方向に沿つて移動自在
に挿通されているロツドカバーの挿通部と、この
挿通部を囲繞し、該挿通部から飛散される異物が
排出される集塵アダプタとからなるシリンダ装置
を駆動制御させ、外周面に少なくとも入力ポート
と前記流体室に連通している出力ポートと排出ポ
ートが開設され、前記入力ポートおよび出力ポー
トを連通させる弁孔の流路と前記出力ポートおよ
び排出ポートを連通させる弁孔の流路とが主弁に
よつて切り換えられる方向制御弁を用いたシリン
ダ装置の駆動制御装置であつて、前記流体室およ
び前記出力ポートを連通させている流体給排路の
途中に介在され、該流体室から排出されるピスト
ン作動用流体の排気流によつて負圧が発生される
ベンチユリー管ののど部と、前記のど部および前
記集塵アダプタを連通させている吸引路間に介在
され、前記のど部に発生した負圧によつて前記集
塵アダプタから前記のど部側方向に流れる流体の
みを通過させる逆止弁機構とを備え、前記出力ポ
ートのうちの少なくとも一方と排出ポートのうち
の少なくとも一方とを連通させる孔弁の流路の有
効断面積が、前記入力ポートと出力ポートとを連
通させる弁孔および前記出力ポートのうちの他方
と排出ポートのうちの他方とを連通させる弁孔の
流路の有効断面積より大きく形成されている構造
としたものである。
〔作用〕
前記した手段によれば、シリンダ装置のピスト
ンロツドの挿通部を囲繞する集塵アダプタからベ
ンチユリー管ののど部を通過する排気流が、出力
ポートのうちの少なくとも一方と排出ポートのう
ちの少なくとも一方とを連通させる弁孔により形
成される有効断面積の大きい流路を経て排出され
るので、その流路による流路抵抗が少なく、した
がつて、ベンチユリー管ののど部の負圧の発生効
率の向上を図ることができる。
その結果、ピストンロツドの挿通部に生じた異
物を確実に負圧で吸引して捕捉することができ、
シリンダ装置が使用される作業空間の汚染を確実
に防止できる。
また、このようなベンチユリー管ののど部の負
圧の発生効率の向上は、従来のような作動流体蓄
積手段および急速排気弁を要することなく、単
に、出力ポートのうちの少なくとも一方と排出ポ
ートのうちの少なくとも一方とを連通させる弁孔
の流路の有効断面積の拡大化によつて図られてい
るので、部品点数の減少、小形化、構造の簡素化
を図ることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である方向制御弁を
用いたシリンダ装置の駆動制御装置を示す断面
図、第2図はその流体回路図である。
本実施例のシリンダ装置の駆動制御装置に用い
られる方向制御弁は、スプール形の電磁弁とさ
れ、エンドカバー1と、弁本体部2と、パイロツ
ト弁部3と、ソレノイド部4とが同軸状に結合さ
れて構成されている。
前記弁本体部2の下側面には、圧縮空気等の流
体圧源5に接続されている入力ポート6と、排出
ポート7,8とが夫々開設され、また弁本体部2
の上側面には、出力ポート9,10が夫々開設さ
れている。
弁本体部2の内部には、その軸方向に沿つて軸
孔11が形成され、この軸孔11の内周面には、
その軸方向に沿つて所定の間隔をおいて弁座1
2,13,14,15が周設されている。
弁座12の弁孔12aは、弁座13,14,1
5の夫々の弁孔13a,14a,15aより大径
に形成され、この大径の弁孔12aによつて該弁
孔12aを通じる排出流路、すなわち該弁孔12
aを介して出力ポート9と排出ポート7とを連通
させる排出流路の有効断面積が他の弁孔13a,
14a,15aを通じる夫々の流路の有効断面積
より大きく形成されている。
前記軸孔11には、主軸16(主弁)がその軸
方向に沿つて変位自在に設けられ、この主軸16
には、弁座12,13,14,15に夫々接離さ
れる大径部16a,16b,16c,16dが軸
方向に所定の間隔をおいて形成されている。
主軸16の両端面には、ピストン17,18が
夫々当接され、これらのピストン17,18はエ
ンドカバー1内の作動用流体室19、パイロツト
弁部3内の作動用流体室20に夫々の軸方向に沿
つて変位自在に収容されている。
ピストン17は、ピストン18よりその受圧面
積が小さくされ、このピストン17によつて仕切
られた作動用流体室19の右側流体室19aは、
図示しない連通孔を通じて外部に連通されてい
る。
他方、ピストン18によつて仕切られた作動用
流体室20の左側流体室20aは、流路21を通
じて外部に連通されている。
また、作動用流体室20の右側流体室20b
は、流路22を通じて外部に連通され、この流路
22は右側流体室20b内のフラツパ23により
開閉されるようになつている。なお、フラツパ2
3は、スプリング25によつて第1図の右側に付
勢され、このスプリング25は連通孔24aを有
するスプリングシート24に支持されている。
前記パイロツト弁部3と前記ソレノイド部4と
の結合部位には、パイロツト室26が形成され、
このパイロツト室26と右側流体室20bとは、
これらの間の貫通孔27を介して連通されてい
る。
また、パイロツト室26は、パイロツト流路2
8を介して入力ポート6に連通され、同様に作動
用流体室19の左側流体室19bも該パイロツト
流路28を通じて入力ポート6に連通されてい
る。
更に、パイロツト室26には、プランジヤ29
がその軸方向に沿つて変位自在に挿入され、該プ
ランジヤ29の左端面に埋設されたパイロツト弁
体29aによつてパイロツト流路28の弁孔28
aが開閉されるようになつている。
プランジヤ29はプランジヤスプリング30に
よつて第1図の左側に付勢されている。
また、プランジヤ29は、貫通孔27を貫通し
ているプランジヤピン31を介してフラツパ23
に連関されている。
前記ソレノイド部4は、保護カバー32内のボ
ビン33に巻装されたコイル33aと、ボビン3
3の孔に中途まで挿入され固定された固定コア3
4とを備えている。
そして、このような構造において、コイル33
aの励磁時には、第1図に示すように、プランジ
ヤ29がそのプランジヤスプリング30の付勢力
に抗して固定コア34側に吸引されていることに
より、パイロツト流路28の弁孔28aが開か
れ、またフラツパ23がスプリング25の付勢力
によつて流路22を閉じているようになつてい
る。
この場合に、主軸16は、作動用流体室20の
右側流体室20b内の流体圧、すなわち入力ポー
ト6からパイロツト流路28、パイロツト室2
6、貫通孔27を通じて右側流体室20bに流入
した流体圧のピストン18に対する作用により、
第1図の左側に変位されている。
一方、コイル33aの消磁時には、固定コア3
4側に吸引されていたプランジヤ29が該固定コ
ア34からプランジヤスプリング30の付勢力に
よつて離反されてパイロツト流路28の弁孔28
aが閉じられ、フラツパ23によつて閉じられて
いた流路22が開かれることにより、作動用流体
室20の右側流体室20b内の流体圧が該流路2
2を通じて外部に排出される。そして、作動用流
体室19の左側流体室19b内の流体圧が大きく
なるため、その流体圧がピストン17に対して作
用することにより、主軸16が第1図の状態から
同図の右側に変位されるようになつている。
次に、前記した方向制御弁を用いたシリンダ装
置の駆動制御装置によつて駆動制御されるシリン
ダ装置35について説明する。
シリンダ装置35は、複動形のシリンダ装置と
され、両端部がロツドカバー36およびヘツドカ
バー37によつて閉止されたシリンダ本体38
と、このシリンダ本体38の内部に軸方向に摺動
自在に設けられて該内部を流体室38a,38b
に隔成しているピストン39と、このピストン3
9の一端面から突出されたピストンロツド40と
を備えている。
前記ロツドカバー36には、周塵アダプタ41
が該ロツドカバー36におけるピストンロツド4
0の挿通部36aを囲繞するように装着されてい
る。
シリンダ本体38の流体室38bは、速度制御
弁42と流体給排路43とを介して方向制御弁の
出力ポート10の連通されている。
速度制御弁42は、ピストンロツド40の速度
を制御するものであつて、出力ポート10側から
流体室38b側の方向にのみ流体圧を通過させる
逆止弁42aと、流量調整弁42bとから構成さ
れている。
一方、シリンダ本体38の流体室38aは、速
度制御弁42と同様な速度制御弁42と、ベンチ
ユリー管44と、流体給排路45とを介して、方
向制御弁の出力ポート9に連通されている。
また、ピストンロツド40が挿通されている集
塵アダプタ41の内部と、ベンチユリー管44の
のど部44aとが吸引路46および逆止弁47を
介して連通され、該逆止弁47によつて集塵アダ
プタ41側からのど部44a側の方向にのみ流体
が通過されるようになつている。
更に、ピストン39およびピストンロツド40
が第1図の如く左側に移動されて流体室38aか
らの排気流がベンチユリー管44ののど部44a
を通過する際に、該のど部44aに負圧が発生さ
れるようになつている。そして、のど部44aの
負圧によつて集塵アダプタ41の内部が吸引さ
れ、該集塵アダプタ41の内部の異物が吸引路4
6、逆止弁47およびベンチユリー管44を通じ
て出力ポート9に流入し、弁孔12aおよび排出
ポート7を通じて外部の所定の個所に排出される
ようになつている。
ここで、本実施例のようなベンチユリー管4
4、逆止弁47等による吸引機構を他方の流体室
38b側にも設けることは可能である。
他方の流体室38b側にもそのような吸引機構
を設ければ、ピストンロツド40のシリンダ本体
38内への引き込み時においても集塵アダプタ4
1内の異物を所定の外部に排出することが可能と
なる。
しかし、本実施例において、一方の流体室38
a側にのみベンチユリー管44等による吸引機構
を設けたのは、ピストンロツド40がシリンダ本
体38から押し出される時にのみ、集塵アダプタ
41内に異物が排出されるという実験結果に基づ
くものである。
次に、本実施例の作用について、説明する。
先ず、ソレノイド部4の励磁時である第1図に
示す状態においては、主軸16が第1図の左側に
変位されていることにより、所定の流体圧源5か
ら入力ポート6に供給された圧縮空気等の流体圧
が出力ポート10、流体給排路43、速度制御弁
42を通じてシリンダ本体38の流体室38bに
流入してピストン39に作用し、該ピストン39
およびピストンロツド40が第1図の左側に変位
され、シリンダ本体38から押し出されている。
次に、方向制御弁のソレノイド部4が消磁され
ると、その左側流体室19b内の流体圧(大きく
なつた流体圧)のピストン17に対する作用によ
り、第1図の示す状態の主軸16が同図の右側に
変位され、入力ポート6に供給された流体圧が出
力ポート9、流体給排路45、ベンチユリー管4
4、速度制御弁42を通じてシリンダ本体38の
流体室38aに流入しピストン39に作用する。
この流体圧の作用により、第1図の左側に変位し
ていたピストン39およびピストンロツド40が
第1図の右側に変位される。
なお、このようにして出力ポート9から流体室
38aに流体圧が流入する際に、ベンチユリー管
44と集塵アダプタ41との間いは、逆止弁47
が介在されているので、出力ポート9からの流体
圧が集塵アダプタ41内に流入することはない。
次に、方向制御弁のソレノイド部4が励磁され
ると、その右側流体室20b内の流体圧(増加し
た流体圧)のピストン18に対する作用により、
第1図の右側に変位していた主軸16が同図の左
側に変位され、入力ポート6からの流体圧が出力
ポート10、流体給排路43、速度制御弁42を
通じてシリンダ本体38の流体室38bに流入
し、第1図の右側に変位していたピストン39お
よびピストンロツド40が同図の左側に変位され
る。
一方、このピストン39等の同図の左側の変位
に伴い、流体室38a内の流体圧が速度制御弁4
2を経てベンチユリー管44ののど部44aを通
過する。そして、この流体室38a内からの排気
流がのど部44aを通過する際に発生される負圧
により、集塵アダプタ41の内部が吸引され、該
集塵アダプタ41の内部の異物が逆止弁47およ
びベンチユリー管44を通じて流体室38aの排
気流とともに出力ポート9に流入し、弁孔12a
および排出ポート7を通じて外部の所定の個所に
排出される。
この場合に、本実施例の方向制御弁は、弁孔1
2aを通じる排出流路の有効断面積が他の弁孔1
3a,14a,15aを通じる夫々の流路の有効
断面積より大きく形成されていることにより、弁
孔12aを通じる排出流路の流路抵抗が他の弁孔
13a,14a,15aを通じる流路のそれより
も小さくされているため、ベンチユリー管44の
のど部44aに発生される負圧が該流路抵抗によ
つて減少されることが少ない。
したがつて、このベンチユリー管44ののど部
44aに大きな負圧を発生させることができ、こ
の大きな負圧によつて集塵アダプタ41内の異物
を確実に吸引して捕捉することができる。
また、そのようなベンチユリー管44ののど部
44aに発生される大きな負圧は、弁孔12aを
通じる排出流路の有効断面積の拡大のみによつて
行われていることにより、他の圧縮空気機器等の
付加を必要としないので、構造の簡素化および小
形化を図ることができる。
以上、本考案を実施例に基づき具体的に説明し
たが、本考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。
たとえば、本実施例に用いられる方向制御弁に
は、マニホールドが結合されていないが、たとえ
ばマニホールドが結合された、いわゆるマニホー
ルド弁構造とすることも可能である。
また、本実施例に用いられる方向制御弁は、間
接作動方式の弁構造とされているが、たとえば直
接作動方式の弁構造とすることも可能である。
〔考案の効果〕
本考案の方向制御弁を用いたシリンダ装置の駆
動制御装置によれば、前記した構造とされている
ことにより、以下の効果を得ることができる。
(1) シリンダ装置のピストンロツドの挿通部を囲
繞する集塵アダプタからベンチユリー管ののど
部を通過する排気流が、出力ポートのうちの少
なくとも一方と排出ポートのうち少なくとも一
方とを連通させる弁孔により形成される有効断
面積の大きい流路を経て排出されるので、その
流路による流路抵抗が少なく、したがつて、ベ
ンチユリー管ののど部の負圧の発生効率の向上
を図ることができる。
(2) 前記した(1)のベンチユリー管ののど部の負圧
の発生効率の向上は、従来のような作動流体蓄
積手段および急速排気弁を要することなく、単
に、出力ポートのうち少なくとも一方と排出ポ
ートのうちの少なくとも一方とを連通させる弁
孔の流路の有効断面積の拡大化によつて図られ
ているので、部品点数の減少、小形化、構造の
簡素化を図ることができる。
(3) 前記した(1)の効果により、ピストンロツドの
挿通部に生じた異物を確実に負圧で吸引して捕
捉することができ、シリンダ装置が使用される
作業空間の汚染を確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である方向制御弁を
用いたシリンダ装置の駆動制御装置を示す断面
図、第2図はその流体回路図である。 1……エンドカバー、2……弁本体部、3……
パイロツト弁部、4……ソレノイド部、5……流
体圧源、6……入力ポート、7,8……排出ポー
ト、9,10……出力ポート、11……軸孔、1
2,13,14,15……弁座、12a,13
a,14a,15a……弁孔、16……主軸(主
弁)、16a,16b,16c,16d……大径
部、17,18……ピストン、19,20……作
動用流体室、19a,19b,20a,20b…
…流体室、21,22……流路、23……フラツ
パ、24……スプリングシート、24a……挿通
孔、25……スプリング、26……パイロツト
室、27……貫通孔、28……パイロツト流路、
28a……パイロツト弁孔、29……プランジ
ヤ、29a……パイロツト弁体、30……プラン
ジヤスプリング、31……プランジヤピン、32
……保護カバー、33……ボビン、33a……コ
イル、34……固定コア、35……シリンダ装
置、36……ロツドカバー、36a……挿通部、
37……ヘツドカバー、38……シリンダ本体、
38a,38b……流体室、39……ピストン、
40……ピストンロツド、41……集塵アダプ
タ、42……速度制御弁、42a……逆止弁、4
2b……流量調整弁、43……流体給排路、44
……ベンチユリー管、44a……のど部、45…
…流体給排路、46……吸引路、47……逆止
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストン39を作動させる作動用流体が給排さ
    れるピストン作動用の流体室38a,38bと、
    前記ピストン39から突出されているピストンロ
    ツド40と、このピストンロツド40がその軸方
    向に沿つて移動自在に挿通されているロツドカバ
    ー36の挿通部36aと、この挿通部36aを囲
    繞し、該挿通部36aから飛散される異物が排出
    される集塵アダプタ41とからなるシリンダ装置
    35を駆動制御させ、外周面に少なくとも入力ポ
    ート6と前記流体室38a,38bに連通してい
    る出力ポート9,10と排出ポート7,8が開設
    され、前記入力ポート6および出力ポート9,1
    0を連通させる弁孔13a,14aの流路と前記
    出力ポート9,10および排出ポート7,8を連
    通させる弁孔12a,15aの流路とが主弁16
    によつて切り換えられる方向制御弁を用いたシリ
    ンダ装置の駆動制御装置であつて、前記流体室3
    8a,38bおよび前記出力ポート9,10を連
    通させている流体給排路43,45の途中に介在
    され、該流体室38a,38bから排出されるピ
    ストン作動用流体の排気流によつて負圧が発生さ
    れるベンチユリー管44ののど部44aと、前記
    のど部44aおよび前記集塵アダプタ41を連通
    させている吸引路46の途中に介在され、前記の
    ど部44aに発生した負圧によつて前記集塵アダ
    プタ41から前記のど部44a側方向に流れる流
    体のみを通過させる逆止弁機構47とを備え、前
    記出力ポートのうちの少なくとも一方9と排出ポ
    ートのうちの少なくとも一方7とを連通させる弁
    孔12aの流路の有効断面積が、前記入力ポート
    6と出力ポート9,10とを連通させる弁孔13
    a,14aおよび前記出力ポートのうちの他方1
    0と排出ポートのうちの他方8とを連通させる弁
    孔15aの流路の有効断面積より大きく形成され
    ていることを特徴とする方向制御弁を用いたシリ
    ンダ装置の駆動制御装置。
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