JPH0451142Y2 - - Google Patents
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- JPH0451142Y2 JPH0451142Y2 JP10745388U JP10745388U JPH0451142Y2 JP H0451142 Y2 JPH0451142 Y2 JP H0451142Y2 JP 10745388 U JP10745388 U JP 10745388U JP 10745388 U JP10745388 U JP 10745388U JP H0451142 Y2 JPH0451142 Y2 JP H0451142Y2
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Landscapes
- Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、袋内充填物の回収装置に関するも
のであり、とくには、袋体内へ、液状物質、粘稠
物質などを充填して包装する場合において、袋体
への内容物の充填および、それに続く、袋体開口
の封止を行つた後に、シール不良その他に起因す
る内容物の漏出が発見されたとき、袋体に対する
印刷不良その他が発見されたときなどに用いて、
袋内充填物のほぼ全量を、極めて容易に、かつ効
率的に回収可能ならしめるものである。
のであり、とくには、袋体内へ、液状物質、粘稠
物質などを充填して包装する場合において、袋体
への内容物の充填および、それに続く、袋体開口
の封止を行つた後に、シール不良その他に起因す
る内容物の漏出が発見されたとき、袋体に対する
印刷不良その他が発見されたときなどに用いて、
袋内充填物のほぼ全量を、極めて容易に、かつ効
率的に回収可能ならしめるものである。
(従来の技術)
たとえば、自動充填機を用いてスープを包装す
るに際し、シール不良その他に起因する包装不良
が抜き取り検査によつて発見された時には、既に
相当量の包装不良品が発生していることが一般的
であり、かかる場合に、それらの包装不良品を廃
棄処分とすることは経済的な大きな損失となるの
で、従来は、各包装不良品の袋体を、多くははさ
みを用いて切断することによつて、袋内充填物を
回収することとしていた。
るに際し、シール不良その他に起因する包装不良
が抜き取り検査によつて発見された時には、既に
相当量の包装不良品が発生していることが一般的
であり、かかる場合に、それらの包装不良品を廃
棄処分とすることは経済的な大きな損失となるの
で、従来は、各包装不良品の袋体を、多くははさ
みを用いて切断することによつて、袋内充填物を
回収することとしていた。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、かかる従来技術にあつては、袋内充
填物の回収作業の全てが作業者の手作業によつて
行われていることから、作業工数が著しく嵩むと
いう問題があつた他、袋内充填物がたとえば練り
わさびのように、作業者の鼻および/または目に
刺激を与える物質である場合には、鼻および目の
十分な保護が必要になるという問題があつた。
填物の回収作業の全てが作業者の手作業によつて
行われていることから、作業工数が著しく嵩むと
いう問題があつた他、袋内充填物がたとえば練り
わさびのように、作業者の鼻および/または目に
刺激を与える物質である場合には、鼻および目の
十分な保護が必要になるという問題があつた。
この考案は、従来技術のかかる問題を有利に解
決するものであり、袋内充填物を作業者によらず
に、極めて能率的に、かつ、効率良く回収するこ
とができる袋内充填物回収装置を提供するもので
ある。
決するものであり、袋内充填物を作業者によらず
に、極めて能率的に、かつ、効率良く回収するこ
とができる袋内充填物回収装置を提供するもので
ある。
(課題を解決するための手段)
この考案の、袋内充填物の回収装置は、箱状構
体の内側下端部に樋部材を固定し、この樋部材の
上方に、複数個の貫通孔を有する固定プレートを
配設するとともに、その固定プレートのさらに上
側に、固定プレートのそれぞれの貫通孔へ進入し
得る複数本の針状突起を有する可動プレートを配
置し、また、この可動プレートを、固定プレート
に対して昇降駆動する往復駆動手段を設け、さら
に、箱状構体の側部に、袋体の搬入出開口を設け
たものである。
体の内側下端部に樋部材を固定し、この樋部材の
上方に、複数個の貫通孔を有する固定プレートを
配設するとともに、その固定プレートのさらに上
側に、固定プレートのそれぞれの貫通孔へ進入し
得る複数本の針状突起を有する可動プレートを配
置し、また、この可動プレートを、固定プレート
に対して昇降駆動する往復駆動手段を設け、さら
に、箱状構体の側部に、袋体の搬入出開口を設け
たものである。
ここで好ましくは、可動プレートの下側に、針
状突起の貫通を許容する複数個の孔を設けた中間
プレートを、それに対して上下方向へ相対変位可
能に配設して、その中間プレートを、可動プレー
トに対し、少なくとも、針状突起が中間プレート
の下面から突出しなくなる位置まで離隔可能なら
しめる。
状突起の貫通を許容する複数個の孔を設けた中間
プレートを、それに対して上下方向へ相対変位可
能に配設して、その中間プレートを、可動プレー
トに対し、少なくとも、針状突起が中間プレート
の下面から突出しなくなる位置まで離隔可能なら
しめる。
そしてまた好ましくは、箱状構体に対し、樋部
材の上方に位置する構成部材の全てを、上方へ一
体的に抜出し可能ならしめる。
材の上方に位置する構成部材の全てを、上方へ一
体的に抜出し可能ならしめる。
(作用)
この袋内充填物の回収装置によれば、包装不良
品の一袋もしくは複数袋を、搬入出開口を経て固
定プレート上に載置した後、往復駆動手段を作動
させて可動プレートを下降させることにより、少
なくとも一本の針状突起の、袋体への貫通と、そ
の袋体の固定プレートへの押圧とによつて、袋内
充填物を袋体の外側へほぼ完全に絞り出すことが
できる。
品の一袋もしくは複数袋を、搬入出開口を経て固
定プレート上に載置した後、往復駆動手段を作動
させて可動プレートを下降させることにより、少
なくとも一本の針状突起の、袋体への貫通と、そ
の袋体の固定プレートへの押圧とによつて、袋内
充填物を袋体の外側へほぼ完全に絞り出すことが
できる。
そして、このようにして絞り出された充填物
は、固定プレートの貫通孔を経て樋部材上へ流下
するとともに、好ましくは傾斜させて設けたその
樋部材を流下して回収されることになる。
は、固定プレートの貫通孔を経て樋部材上へ流下
するとともに、好ましくは傾斜させて設けたその
樋部材を流下して回収されることになる。
ここで、可動プレートの下側に中間プレートを
配設した場合には、可動プレートの上昇に際し、
中間プレートが、その自重に基づき、もしくはそ
の自重とリターンスプリングのばね力とに基づ
き、可動プレートに対してその下限位置まで下降
することにより、可動プレートの針状突起に突き
刺さつた袋体の、可動プレートからの完全な離脱
をもたらして、空の袋体の、装置からの取り出し
を極めて容易ならしめることができ、併せて、空
の袋体のかかる取出し、および、新たな包装不良
品の、装置への搬入に際して、針状突起から、作
業者の手を十分に保護することができる。
配設した場合には、可動プレートの上昇に際し、
中間プレートが、その自重に基づき、もしくはそ
の自重とリターンスプリングのばね力とに基づ
き、可動プレートに対してその下限位置まで下降
することにより、可動プレートの針状突起に突き
刺さつた袋体の、可動プレートからの完全な離脱
をもたらして、空の袋体の、装置からの取り出し
を極めて容易ならしめることができ、併せて、空
の袋体のかかる取出し、および、新たな包装不良
品の、装置への搬入に際して、針状突起から、作
業者の手を十分に保護することができる。
そしてまた、樋部材を除く他の構成部材の、箱
状構体からの抜き出しを可能にして、装置全体の
完全なる洗浄および殺菌を容易ならしめた場合に
は、充填物がとくに食料品である場合に、回収さ
れる充填物の汚損を防止することができる。
状構体からの抜き出しを可能にして、装置全体の
完全なる洗浄および殺菌を容易ならしめた場合に
は、充填物がとくに食料品である場合に、回収さ
れる充填物の汚損を防止することができる。
(実施例)
以下に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
第1図は、この考案の一実施例を示す正面図で
あり、図中1は、たとえばステンレス鋼板からな
る箱状構体を示す。
あり、図中1は、たとえばステンレス鋼板からな
る箱状構体を示す。
ここで、全体としてほぼ四角筒形状をなすこの
箱状構体1は、図に仮想線で示すように、他の側
壁より長さの短かい正面壁1aを有する。
箱状構体1は、図に仮想線で示すように、他の側
壁より長さの短かい正面壁1aを有する。
かかる箱状構体1の内側下端部には、これもま
たステンレス鋼製とすることができる樋部材2
を、溶接その他により、好ましくは、水平面に対
し、回収充填物の流下方向へ下向きに傾斜させて
取付け、この樋部材2の少なくとも下端部を、正
面壁1aの下端縁より下方へ位置させる。
たステンレス鋼製とすることができる樋部材2
を、溶接その他により、好ましくは、水平面に対
し、回収充填物の流下方向へ下向きに傾斜させて
取付け、この樋部材2の少なくとも下端部を、正
面壁1aの下端縁より下方へ位置させる。
そして、その樋部材2の上方位置には、第2図
に斜視図で示すように、複数個の貫通孔3を有す
る固定プレート4を水平に配設し、好ましくは、
その固定プレート4を、箱状構体1の上方へ、所
要に応じて抜き出し可能ならしめる。これがた
め、この例では、箱状構体1の、相互に対向する
少なくとも二側壁に、その内側へ突出する支持部
材5を固着し、これらの支持部材5により、固定
プレート4を、その辺縁近傍部分にて、安定に支
持する。
に斜視図で示すように、複数個の貫通孔3を有す
る固定プレート4を水平に配設し、好ましくは、
その固定プレート4を、箱状構体1の上方へ、所
要に応じて抜き出し可能ならしめる。これがた
め、この例では、箱状構体1の、相互に対向する
少なくとも二側壁に、その内側へ突出する支持部
材5を固着し、これらの支持部材5により、固定
プレート4を、その辺縁近傍部分にて、安定に支
持する。
またここでは、このようにして配設される固定
プレート4の各隅部に、ロツド6を、その上面側
へ突出させて固定し、そして、これらのロツド6
に、スリーブ7を設けた可動プレート8を嵌め合
わせることにより、その可動プレート8を、ロツ
ド6のガイド下で、固定プレート4に対して自由
に昇降可能ならしめる。ここで、この可動プレー
ト8は、その下面側へ突出して、固定プレート4
に設けたそれぞれの貫通孔内へ進入し得る複数本
の針状突起9を有する。これらの針状突起9の、
可動プレート本体への取付けは、既知の適宜なる
固定もしくは固着方法によつて行い得ることはも
ちろんであるが、なかでもとくに、可動プレート
本体に設けた雌ねじ部に、針状突起9を締め込み
固定すことにて行つた場合には、損傷した針状突
起9を、他の針状突起9に何の影響も及ぼすこと
なく、簡易・迅速に変換し得る利点がある。
プレート4の各隅部に、ロツド6を、その上面側
へ突出させて固定し、そして、これらのロツド6
に、スリーブ7を設けた可動プレート8を嵌め合
わせることにより、その可動プレート8を、ロツ
ド6のガイド下で、固定プレート4に対して自由
に昇降可能ならしめる。ここで、この可動プレー
ト8は、その下面側へ突出して、固定プレート4
に設けたそれぞれの貫通孔内へ進入し得る複数本
の針状突起9を有する。これらの針状突起9の、
可動プレート本体への取付けは、既知の適宜なる
固定もしくは固着方法によつて行い得ることはも
ちろんであるが、なかでもとくに、可動プレート
本体に設けた雌ねじ部に、針状突起9を締め込み
固定すことにて行つた場合には、損傷した針状突
起9を、他の針状突起9に何の影響も及ぼすこと
なく、簡易・迅速に変換し得る利点がある。
さらにこの例では、可動プレート8から中間プ
レート10を垂下し、針状突起9の貫通を許容す
る複数個の孔11を設けたこの中間プレート10
を、可動プレート8に対し、その上面が可動プレ
ート8の本体下面に当接する近接する位置と、少
なくとも、針状突起9が中間プレート10の下面
から突出しなくなる離隔位置との間で、上下方向
へ相対変位可能ならしめる。
レート10を垂下し、針状突起9の貫通を許容す
る複数個の孔11を設けたこの中間プレート10
を、可動プレート8に対し、その上面が可動プレ
ート8の本体下面に当接する近接する位置と、少
なくとも、針状突起9が中間プレート10の下面
から突出しなくなる離隔位置との間で、上下方向
へ相対変位可能ならしめる。
ここで、可動プレート8からの中間プレート1
0の垂下は、たとえば、第3図aに示すように、
中間プレート10の上面に固着したロツド12を
可動プレート8に貫通させ、そして、そのロツド
12の上端部に、ナツトその他からなる抜止め部
材13を取付けること、所要の長さを有するボル
トを可動プレート8に貫通させて中間プレート1
0に締め込むこと、第3図bに示すように、両プ
レート8,10に貫通させたロツド14の上下端
部に抜止め部材15,16をそれぞれ設けること
などにて行うことができる。
0の垂下は、たとえば、第3図aに示すように、
中間プレート10の上面に固着したロツド12を
可動プレート8に貫通させ、そして、そのロツド
12の上端部に、ナツトその他からなる抜止め部
材13を取付けること、所要の長さを有するボル
トを可動プレート8に貫通させて中間プレート1
0に締め込むこと、第3図bに示すように、両プ
レート8,10に貫通させたロツド14の上下端
部に抜止め部材15,16をそれぞれ設けること
などにて行うことができる。
なお、図に示すところでは、中間プレート10
の各隅部にもロツド6を貫通させることとしてい
るが、その中間プレート10を、ロツド6を回避
する形状とすることもできる。
の各隅部にもロツド6を貫通させることとしてい
るが、その中間プレート10を、ロツド6を回避
する形状とすることもできる。
かかる中間プレート10を可動プレート8とと
もに、固定プレート4に対して昇降駆動するた
め、ロツド6の上端部に取付プレート17を水平
に固定し、この取付プレート17の上面に固定し
たシリンダ、好ましくは複動型のエアシリンダ1
8のピストンロツド19を、取付プレート17に
貫通させて可動プレート8に連結するとともに、
そのシリンダ18の、ヘツド側室およびロツド側
室のそれぞれを切換弁20を介して加圧空気供給
源21に接続する。
もに、固定プレート4に対して昇降駆動するた
め、ロツド6の上端部に取付プレート17を水平
に固定し、この取付プレート17の上面に固定し
たシリンダ、好ましくは複動型のエアシリンダ1
8のピストンロツド19を、取付プレート17に
貫通させて可動プレート8に連結するとともに、
そのシリンダ18の、ヘツド側室およびロツド側
室のそれぞれを切換弁20を介して加圧空気供給
源21に接続する。
以上のように構成してなる装置によつて、包装
不良品から、そこへの充填物を回収するに際して
は、正面壁1aの上縁と、中間プレート10の下
面とで区画される、袋体の搬入出開口22を経
て、所要袋数の包装不良品を、固定プレート上へ
搬入し、次いで、切換弁20を作動させて、ピス
トンロツド19の伸長、ひいては、可動プレート
8の下降運動をもたらす。
不良品から、そこへの充填物を回収するに際して
は、正面壁1aの上縁と、中間プレート10の下
面とで区画される、袋体の搬入出開口22を経
て、所要袋数の包装不良品を、固定プレート上へ
搬入し、次いで、切換弁20を作動させて、ピス
トンロツド19の伸長、ひいては、可動プレート
8の下降運動をもたらす。
このことによつて、中間プレート10が袋体に
当接すると、それの、可動プレート8に対する上
向きの相対変位によつてその中間プレート10の
下方へ突出する針状突起9が袋体に突き刺さり、
このことと、両プレート8,10が、それらの相
互の接触下で、一体的に下降して袋体を押圧する
ことにより、袋内充填物の流れ出しが開始され
る。そしてその後は、可動プレート8の下降運動
の継続により、針状突起9は、それが突き刺さつ
た袋体の嵩の減少に基づき、その袋体に貫通した
後、それの下方に位置する他の袋体に突き刺さ
り、上述したと同様にして袋内充填物の流出をも
たらし、ついには、その針状突起9は、、固定プ
レート4の貫通孔内へ進入し、可動プレート8
は、全ての袋体を大きな力で固定プレートに押圧
する。
当接すると、それの、可動プレート8に対する上
向きの相対変位によつてその中間プレート10の
下方へ突出する針状突起9が袋体に突き刺さり、
このことと、両プレート8,10が、それらの相
互の接触下で、一体的に下降して袋体を押圧する
ことにより、袋内充填物の流れ出しが開始され
る。そしてその後は、可動プレート8の下降運動
の継続により、針状突起9は、それが突き刺さつ
た袋体の嵩の減少に基づき、その袋体に貫通した
後、それの下方に位置する他の袋体に突き刺さ
り、上述したと同様にして袋内充填物の流出をも
たらし、ついには、その針状突起9は、、固定プ
レート4の貫通孔内へ進入し、可動プレート8
は、全ての袋体を大きな力で固定プレートに押圧
する。
この故に、針状突起9が突き刺さつた袋体への
充填物は、各袋体からほぼ完全に押し出され、固
定プレート4の貫通孔3から樋部材2へ流下し、
その樋部材2から所定の回収容器へ流下する。
充填物は、各袋体からほぼ完全に押し出され、固
定プレート4の貫通孔3から樋部材2へ流下し、
その樋部材2から所定の回収容器へ流下する。
なお、袋体の寸法との関連の下で、可動プレー
ト8の、上述したような一回の下降ストロークに
ては、針状突起9を全ての袋体に貫通させ得ない
場合には、その可動プレート8を一旦上昇させ
て、固定プレート上の袋体の位置を変更した後
に、可動プレート8を再下降させることによつ
て、全ての袋体への充填物を回収することが可能
となる。
ト8の、上述したような一回の下降ストロークに
ては、針状突起9を全ての袋体に貫通させ得ない
場合には、その可動プレート8を一旦上昇させ
て、固定プレート上の袋体の位置を変更した後
に、可動プレート8を再下降させることによつ
て、全ての袋体への充填物を回収することが可能
となる。
このようにして袋内充填物を回収した後は、シ
リンダ18の作動に基づく可動プレート8の上昇
運動をもたらし、この際に、中間プレート10
を、その自重によつて、可動プレート8に対して
相対下降させることにより、針状突起9に突き刺
された袋体が、可動プレート8とともに持ち上げ
られるのを阻止して、空になつて袋体の装置から
の取り出しを容易ならしめる。
リンダ18の作動に基づく可動プレート8の上昇
運動をもたらし、この際に、中間プレート10
を、その自重によつて、可動プレート8に対して
相対下降させることにより、針状突起9に突き刺
された袋体が、可動プレート8とともに持ち上げ
られるのを阻止して、空になつて袋体の装置から
の取り出しを容易ならしめる。
ここで、中間プレート10の、可動プレート8
に対する下限位置を、針状突起9が中間プレート
10の下面から突出しない位置とすることによ
り、空の袋体の装置からの取出し、および新たな
袋体の装置への搬入に際し、作業者の手を、針状
突起9から有効に保護することができる。
に対する下限位置を、針状突起9が中間プレート
10の下面から突出しない位置とすることによ
り、空の袋体の装置からの取出し、および新たな
袋体の装置への搬入に際し、作業者の手を、針状
突起9から有効に保護することができる。
ところで、上述したようにして回収される充填
物が食料品である場合には、回収作業の開始前お
よび終了後において、固定プレート4に連結した
各構成部分を、箱状構体1から一体的に抜き出す
ことにより、装置、とくにその内側部分を、蒸気
その他によつて、極めて容易に、かつ、ほぼ完全
に洗浄・殺菌することができ、装置を常に衛生的
に維持することができる。
物が食料品である場合には、回収作業の開始前お
よび終了後において、固定プレート4に連結した
各構成部分を、箱状構体1から一体的に抜き出す
ことにより、装置、とくにその内側部分を、蒸気
その他によつて、極めて容易に、かつ、ほぼ完全
に洗浄・殺菌することができ、装置を常に衛生的
に維持することができる。
なおかかる場合においては、装置の、少なくと
も、充填物が接触する部分を、ステンレス鋼、セ
ラミツク材料その他の食品衛生上無害の材料にて
構成することが必要である。
も、充填物が接触する部分を、ステンレス鋼、セ
ラミツク材料その他の食品衛生上無害の材料にて
構成することが必要である。
以上この考案を図示例に基づいて説明したが、
中間プレートの、可動プレートに対する離隔を、
中間プレートの自重とリターンスプリングのばね
力とによつて行わせることもでき、それらの両プ
レートを可撓性材料、チエーンなどによつて相互
連結することもできる。またここで、針状突起の
長さ配設間隔などは、袋体の寸法に応じて適宜に
選択することができる。
中間プレートの、可動プレートに対する離隔を、
中間プレートの自重とリターンスプリングのばね
力とによつて行わせることもでき、それらの両プ
レートを可撓性材料、チエーンなどによつて相互
連結することもできる。またここで、針状突起の
長さ配設間隔などは、袋体の寸法に応じて適宜に
選択することができる。
(考案の効果)
かくして、この考案によれば、針状突起の、袋
体への突き刺しと、可動プレートによる、固定プ
レートへの袋体の押圧とにより、袋内充填物を、
極めて簡易・迅速に、かつ効率的に回収すること
ができる。
体への突き刺しと、可動プレートによる、固定プ
レートへの袋体の押圧とにより、袋内充填物を、
極めて簡易・迅速に、かつ効率的に回収すること
ができる。
また、可動プレートに対し、所定の範囲内にて
相対変位し得る中間プレートを設けた場合には、
可動プレートの針状突起から作業者の手を十分に
保護してなお、空になつた袋体の回収搬出を容易
ならしめることができる。
相対変位し得る中間プレートを設けた場合には、
可動プレートの針状突起から作業者の手を十分に
保護してなお、空になつた袋体の回収搬出を容易
ならしめることができる。
さらに、樋部材の上方に位置する構成部材の全
てを、箱状構体の上方へ一体的に抜き出し可能な
らしめた場合には、それらを別個に洗浄・殺菌す
ることによつて、装置を極めて容易に、しかも、
ほぼ完全に清浄化することができる。
てを、箱状構体の上方へ一体的に抜き出し可能な
らしめた場合には、それらを別個に洗浄・殺菌す
ることによつて、装置を極めて容易に、しかも、
ほぼ完全に清浄化することができる。
第1図は、この考案の実施例を、正面壁を取り
除いて示す部分断面正面図、第2図は、固定プレ
ートを示す斜視図、第3図は、可動プレートと固
定プレートとの連結例を示す図である。 1……箱状構体、2……樋部材、3……貫通
孔、4……固定プレート、5……支持部材、6…
…ロツド、7……スリーブ、8……可動プレー
ト、9……針状突起、10……中間プレート、1
1……孔、12,14……ロツド、13,15,
16……抜止め部材、17……取付プレート、1
8……エアシリンダ、19……ピストンロツド、
22……搬出入開口。
除いて示す部分断面正面図、第2図は、固定プレ
ートを示す斜視図、第3図は、可動プレートと固
定プレートとの連結例を示す図である。 1……箱状構体、2……樋部材、3……貫通
孔、4……固定プレート、5……支持部材、6…
…ロツド、7……スリーブ、8……可動プレー
ト、9……針状突起、10……中間プレート、1
1……孔、12,14……ロツド、13,15,
16……抜止め部材、17……取付プレート、1
8……エアシリンダ、19……ピストンロツド、
22……搬出入開口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱状構体と、この箱状構体の内側下端部に設
けた樋部材と、樋部材の上方に配設されて、複
数個の貫通孔を有する固定プレートと、固定プ
レートの上側に位置し、その固定プレートのそ
れぞれの貫通孔へ進入し得る複数本の針状突起
を有する可動プレートと、この可動プレート
を、固定プレートに対して昇降駆動する往復駆
動手段と、箱状構体の側部に設けた、袋体の搬
入出開口とを具えてなる袋内充填物の回収装
置。 2 針状突起の貫通を許容する複数個の孔を設け
た中間プレートを、可動プレートの下側に、そ
れに対して上下方向へ相対変位可能に配設し、
その中間プレートを、可動プレートに対し、少
なくとも、針状突起が中間プレートの下面から
突出しなくなる位置まで離隔可能ならしめてな
る請求項1記載の袋内充填物の回収装置。 3 箱状構体に対し、樋部材の上方に位置する構
成部材の全てを、上方へ一体的に抜き出し可能
ならしめてなる請求項1もしくは2記載の袋内
充填物の回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10745388U JPH0451142Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10745388U JPH0451142Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0228406U JPH0228406U (ja) | 1990-02-23 |
JPH0451142Y2 true JPH0451142Y2 (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=31341881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10745388U Expired JPH0451142Y2 (ja) | 1988-08-16 | 1988-08-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0451142Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITVI20120046A1 (it) * | 2012-02-28 | 2013-08-29 | Sel Press Italia S A S | Metodo per lo svuotamento di sacche contenenti liquidi organici e/o medicinali ed apparato atto a realizzare tale metodo |
-
1988
- 1988-08-16 JP JP10745388U patent/JPH0451142Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0228406U (ja) | 1990-02-23 |
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