JPH0450774B2 - - Google Patents

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JPH0450774B2
JPH0450774B2 JP30642087A JP30642087A JPH0450774B2 JP H0450774 B2 JPH0450774 B2 JP H0450774B2 JP 30642087 A JP30642087 A JP 30642087A JP 30642087 A JP30642087 A JP 30642087A JP H0450774 B2 JPH0450774 B2 JP H0450774B2
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Noryoshi Sonedaka
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Nippon Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は時分割多元接続衛星通信システムに係
り、特に回線割当制御技術に関する。
(従来の技術) 周知のように、時分割多元接続衛星通信システ
ムでは、従局からの回線割当要求に応じて基準局
が回線割り当てを行う割当要求方式が回線の利用
効率向上を企図して採用される。そして、この回
線割当制御は通常衛星回線を介して行われるが、
回線接続の迅速性を考慮して従局から基準局への
割当要求は地上回線を介して行い基準局から従局
への割当情報は衛星回線を介して行うようにした
システムも一部に知られている。いずれの方式も
制御内容は同様であり、以下衛星回線を介した従
来の回線割当制御方式を第7図乃至第9図を参照
して説明する。
第7図において、衛星回線の1フレームは
RD1〜TD(n)までの複数のタイムスロツト(バー
スト領域)からなり、RD1は回線割当制御基準
局(以下、「基準局」という)が使用するチヤネ
ル、DA1は従局が送出する回線割当要求のバー
スト領域、DA2は基準局が送出する全局共通の
回線割当制御情報のバースト領域、TD(1)〜TD
(n)は従局間通信で使用されるチヤネルである。そ
して、回線割当要求のバースト信号はC/BTR、
UW、DA、SA、CMDおよびFCSで構成され、
また回線割当制御情報のバースト信号は前記の他
にTPNo.、BSTNo.、TINo.、TSNo.を含む構成とな
つている。
なお、C/BTRは各受信バーストの復調に必
要な搬送波とビツトタイミングを再生するための
復調器同期用ビツト、UWは各バーストの受信タ
イミングを確認するために用いられるユニークワ
ードであつて、直前の符号に対して相関性のある
符号列からなる。DAは着信従局の番号情報、
SAは発信従局の番号情報である。CMDは当該回
線割当要求(解除要求を兼ねる)または回線割当
制御情報の目的を示すコマンド情報であつて、(a)
送信回線設定情報、(b)送信回線解除情報、(c)受信
回線設定情報、(d)受信回線解除情報等からなる。
TPNo.は衛星で使用されるトランスポンダの番号
情報である。即ち、本システムは多周波を使用す
る時分割多元接続衛星通信システムである。
BSTNo.はバーストデータを送受信する際のバー
スト位置,即ちTD(1)〜TD(n)のタイムスロツト
のうちのどれであるかを示す情報である。TINo.
は従局における地上回線とのインターフエース回
路の選択情報である。
従局には複数の地上回線が接続されているので
ある。TSNo.は地上回線が時分割多重回線である
場合にチヤネルであるタイムスロツトの位置情報
である。最後に、FCSはフレームチエツクシーケ
ンスであつて前記各情報が誤りなく伝達されたか
否かをチエツクするためのもので、通常はCRC
(巡回誤り検出)が用いられる。
第8図は1対1の送受信回線の設定とその解除
の手順例を示す。第8図において、例えば従局
#1は地上回線からの発呼要求を受けて、DA=
#2、SA=#1、CMD=(a,c)を内容とす
る回線割当要求DA1(a,c)をバースト領域
DA1へ送出する。すると、回線割当要求DA1
(a,c)を受けた基準局では、回線の利用状況
等を検索して送受信チヤネルを決定し、従局#1
に対し送信チヤネルがタイムスロツトTD(1)であ
る旨の回線割当制御情報DA2(a)を、従局#2に
対し受信チヤネルがタイムスロツトTD(1)である
旨の回線割当制御情報DA2(c)をそれぞれ送信し、
また同様に従局#1に対し受信チヤネルがタイム
スロツトTD(2)である旨の回線割当制御情報DA2
(c)を、従局#2に対し送信チヤネルがタイムスロ
ツトTD(2)である旨の回線割当制御情報DA2(a)を
それぞれ送信する。その結果、従局#1と同#2
間にはタイムスロツトTD(1)と同TD(2)を介した
送受信回線が設定され、両者間での相互通話が行
われる。
そして、通話を終了すると、例えば従局#2が
回線接続を解除すべくCMD=bとした回線割当
要求DA1(b)を送信しタイマーをセツトする。
基準局からの応答がなく所定時間経過するとタ
イマーがカウントアツプするので、先に送信した
回線割当要求DA1(b)が他局送信の要求信号と衝
突し基準局に到達しなかつたと判断して再び回線
割当要求DA1(b)を送信する。この再送に係る回
線割当要求DA1(b)が基準局に受け付けられると、
基準局は従局#2に対しCMD=dとした回線割
当制御情報DA2(d)とCMD=bとした回線割当制
御情報DA2(b)をそれぞれ送信し、また従局#1
に対し回線割当制御情報DA2(b)と同DA2(d)をそ
れぞれ送信し、以後回線を開放する。
次に、第9図は従局#1から従局#2、同#3
と同#4へグループ同報送信する場合の手順を示
す。第9図において、従局#1は地上回線からの
グループ同報送信の発呼要求を受けて、まずDA
=#2、SA=#1、CMD=aを内容とする回線
割当要求DA1(a)をバースト領域DA1へ送出する。
これを受けて基準局は従局#1に対し送信チヤネ
ルがタイムスロツトTD(1)である旨の回線割当制
御情報DA2(a)を、従局#2に対し受信チヤネル
がタイムスロツトTD(1)である旨の回線割当制御
情報DA(c)をそれぞれ送信する。次いで、従局
#1はDA=#3、SA=#1、CMD=aを内容
とする回線割当要求DA1(a)をバースト領域DA1
へ送出する。
これを受けて基準局は、従局#1に対し送信チ
ヤネルがタイムスロツトTD(2)である旨の回線割
当制御情報DA2(a)を、従局#3に対し受信チヤ
ネルがタイムスロツトTD(2)である旨の回線割当
制御情報DA(c)をそれぞれ送信する。また、従局
#1はさらにDA=#4、SA=#1、CMD=a
を内容とする回線割当要求DA1(a)をバースト領
域DA1へ送出する。
これを受けて基準局は、従局#1に対し送信チ
ヤネルがタイムスロツトTD(n)である旨の回線割
当制御情報DA2(a)を、従局#4に対し受信チヤ
ネルがタイムスロツトTD(n)である旨の回線割当
制御情報DA(c)をそれぞれ送信する。なお、以上
の回線設定手順において、単一搬送波を使用する
システムでは不要であるが、多周波を使用する本
システムでは衛星のトランスポンダを指定する必
要のある場合があり、その時には基準局は回線割
当制御情報DA2(a)、同DA2(c)のそれぞれにおい
てTPNo.を設定する。
斯くして、従局#1と同#2間、従局#1と同
#3間および従局#1と同#4間でそれぞれ衛星
回線が設定され、従局#1は同#2、同#3およ
び同#4に対しグループ同報送信を行うことがで
きる。
そして、送信を終了すると、従局#1は、まず
DA=#2、SA=#1、CMD=bを内容とする
回線割当要求DA1(b)をバースト領域DA1へ送出
する。これを受けて基準局は従局#1に対し回線
割当制御情報DA2(b)を、従局#2に対し回線割
当制御情報DA2(d)をそれぞれ送信する。次いで、
従局#1は、DA=#3、SA=#1、CMD=b
を内容とする回線割当要求DA1(b)をバースト領
域DA1へ送出する。
これを受けて基準局は従局#1に対し回線割当
制御情報DA2(b)を、従局#3に対し回線割当制
御情報DA2(d)をそれぞれ送信する。
次いで、さらに従局#1は、DA=#4、SA
=#1、CMD=bを内容とする回線割当要求
DA1(b)をバースト領域DA1へ送出する。
これを受けて基準局は従局#1に対し回線割当
制御情報DA2(b)を、従局#4に対し回線割当制
御情報DA2(d)をそれぞれ送信する。
以上の手順によつてグループ同報送信の回線接
続が解除され、衛星回線や地上回線が開放され
る。
このように、従来の回線割当制御方式にあつて
は、回線の設定とその解除は1従局ごとに、かつ
回線ごとにそれぞれ行うようになつている。
(発明が解決しようとする問題点) そうすると、複数の従局からの回線割当要求に
対して基準局は各従局ごとに回線割当制御情報を
送出することになるので(第8図)、多数の地上
回線の接続に時間がかかり、衛星回線の使用効率
が低下するという問題点がある。また、第9図に
例示する如く1従局が複数の従局へ同報送信等を
する場合には、全ての回線設定が終了するまでに
相当な時間を要し、サービスの低下を招来する。
即ち、1対Nの通信形態としての同報通信には
グループ化した従局群へのグループ同報送信(第
9図)の他、全N従局への同報送信(いわゆる放
送モードの送信)や各従局が意味アドレスを有し
受信側に選択権がある意味アドレス送信等が考え
られ、このような通信サービスに対する要求が高
まつているが、従来の回線割当制御方式ではこの
種の要求への対応が困難であるという問題点もあ
る。
そこで、この問題に対処するために、例えば第
10図に示す如く、回線割当要求バースト領域を
複数個(DA1(1)〜DA1(m))設けるとともに、回
線割当制御情報バースト領域DA2を、C/BTR、
UWおよび複数の回線割当制御情報I(1)〜同I(m)
で構成することが考えられる。なお、この場合で
も回線割当制御情報I(1)〜同I(m)はそれぞれ
DA、SA、CMD、TPNo.、BSTNo.、TINo.、TSNo.
およびFCSからなる。
このようにすれば、最大m個の割当要求を同時
に処理することができる。しかし、この処置は回
線割当要求バースト領域を拡大し、さらに全局共
通の回線割当制御情報バースト領域を拡大するこ
とであるから、その分情報伝送領域は減少するこ
とになる。故に、衛星回線の使用効率の低下を来
すので、回線割当制御のためのバースト領域の拡
張には一定の限界があり、同報通信への対応困難
性は依然として解消されないという問題点があ
る。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、回線割当制御のための
バースト領域を拡張することなく任意数の従局に
ついての回線設定の迅速化が図れ、かつ同報通信
に対しても柔軟にかつ容易に対応できる時分割多
元接続衛星通信システムを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の時分割多
元接続衛星通信システムは次の如き構成を有す
る。
即ち、本発明の時分割多元接続衛星通信システ
ムは、衛星を介した時分割多重無線回線で接続さ
れる複数の従局と、従局からの回線接続要求およ
びその解除要求を受けて所定の回線割当制御情報
を作成しそれを該当従局へ伝達すべく衛星へ向け
てバースト送信し以て従局間の回線設定とその解
除の制御を行う回線割当制御基準局とで構成され
る時分割多元接続衛星通信システムにおいて;回
線割当制御情報は少なくとも着信従局番号情報、
発信従局番号情報、回線の設定解除を内容とする
コマンド情報、衛星回線上のバースト位置情報、
従局における地上回線とのインターフエース回路
選択情報、地上回線のチヤネル情報の各種情報を
含み;前記回線割当制御基準局は、少なくとも前
記各種情報の全部または一部を相互に関連付けた
アドレス情報でもつて前記作成する所定の回線割
当制御情報における前記各種情報の全部または一
部を形成する回線割当制御情報形成手段;を備
え、前記従局は、前記各種情報の全部または一部
についての各種組合せに係るものが予め設定され
る記憶手段と;衛星回線から取り込んだ回線割当
制御情報に含まれる前記アドレス情報に従つて前
記記憶手段から所定の情報を読み出し回線割当制
御基準局の指示内容を判定する読出制御手段と;
を備えることを特徴とするものである。
(作用) 次に、前記の如く構成される本発明の時分割多
元接続衛星通信システムの作用を説明する。
従局からの回線接続要求およびその解除要求を
受けて回線割当制御基準局が作成する回線割当制
御情報は、少なくとも着信従局番号情報、発信従
局番号情報、回線の設定解除を内容とするコマン
ド情報、衛星回線上のバースト位置情報、従局に
おける地上回線とのインターフエース回路選択情
報と地上回線のチヤネル情報の各種情報を含む
が、本発明では、前記作成する所定の回線割当制
御情報における少なくとも前記各種情報の全部ま
たは一部が、前記各種情報の全部または一部を相
互に関連付けたアドレス情報でもつて形成され
る。
そして、従局は、前記各種情報の全部または一
部についての各種組合せに係るものが予め設定さ
れる記憶手段を有し、衛星回線から取り込んだ回
線割当制御情報に含まれる前記アドレス情報に従
つて前記記憶手段から所定の情報を読み出し回線
割当制御基準局の指示内容を判定する。
つまり、従局が衛星回線または地上回線を介し
て回線割当制御基準局へ伝達する前記要求は着信
従局番号情報と発信従局番号情報と回線の設定解
除を内容とするコマンド情報とを含むが、1従局
が例えば着信従局番号にグループアドレスを設定
し複数の従局へ送信しようとする場合、回線割当
制御基準局はそのグループアドレスで示される全
従局ごとの回線設定に必要な「衛星回線上のバー
スト位置情報」、「従局における地上回線とのイン
ターフエース回路選択情報」、「地上回線のチヤネ
ル情報」等を相互に関連付けるアドレス情報を含
む回線割当制御情報を発信従局に対し衛星を介し
てバースト送信するとともに、回線割当制御基準
局は「着信従局番号」、「従局における地上回線と
のインターフエース回路選択情報」、「地上回線の
チヤネル情報」等を相互に関連付けるアドレス情
報を含む回線割当制御情報を全ての着信従局に対
し衛星を介してバースト送信する。斯くして、都
合2回の手順によつてグループ同報送信の回線設
定ができるのである。
以上説明したように、本発明の時分割多元接続
衛星通信システムによれば、回線割当制御情報を
構成する各要素の大部分または一部を相互に関連
付けるアドレス情報でもつて形成するようにした
ので、1つの回線割当制御情報で任意数の従局に
ついての回線設定が行え、回線接続処理の迅速化
を図ることができる。また、従来対応が困難であ
つた同報通信についても即座に回線設定が行え
る。
そして、回線割当制御情報のバースト領域は従
来と同様に1つで済むので衛星回線の使用効率を
一段と向上させることができる等の各種の効果が
ある。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係る時分割多元接
続衛星通信システムを示す。第1図において、従
局は、複数の地上回線のそれぞれに対して設けら
れるインターフエース回路1(1)〜同1(n)と、発呼
信号検出回路2と、時分割多元接続装置3と、変
調器4と、送受信回路5と、アンテナ6と、復調
器7と、回線割当情報処理回路8とを基本的に備
える。
インターフエース回路1(1)〜同1(n)は、それぞ
れ地上回線を介して入力する端末や交換機からの
送信信号S(1)〜同S(n)、即ち発呼信号とデータ信
号を受けて、時分割多元接続衛星通信システムで
扱うビツトレートのバースト状信号へ変換しそれ
を発呼信号検出回路2へ送出する。また、インタ
ーフエース回路1(1)〜同1(n)は、それぞれ発呼信
号検出回路2の受信側出力信号を受けてそれを地
上回線系に適した信号形成へ変換した受信信号R
(1)〜R(n)として該当地上回線を介して該当端末や
該当交換機へ伝達する。このとき、該当地上回線
が時分割多重回線であるときは、該当タイムスロ
ツト位置に該当受信信号(R(1)〜R(n))が挿入さ
れる。
発呼信号検出回路2は、インターフエース回路
1(1)〜同1(n)を介して入力する端末や交換機から
の送信信号を受けて発呼信号は回線割当情報処理
回路8へ、データ信号は時分割多元接続装置3へ
それぞれ送出する。また、受信時においては、回
線割当情報処理回路8からの指令信号に従つて時
分割多元接続装置3の受信側出力信号を該当イン
ターフエース回路1(1)〜1(n)へ振り分けることを
行う。
回線割当情報処理回路8は、次の各動作を主と
して行う。まず送信時では、 発呼信号検出回路2からの発呼信号に応答し
て回線接続要求信号を作成し、それを時分割多
元接続装置3へ送出する。
回線割当要求信号の信号形式は通信終了処理
時に作成する回線接続解除要求信号と同形式で
あつて、基本的には第2図1に示す如く従来例
と同様であるが、本発明ではDAの内容として
従局固有の番号の他、放送アドレス、グループ
アドレスおよび意味アドレスを含む点が異な
る。即ち、発呼信号が示す着信従局の番号はこ
れら4種のうちの1つということになる。さら
に、本発明では、1対1の送受信要求、1対N
の送信要求、1対Nの送受信要求等の多様な発
呼側の要求に柔軟に対応できるようにするため
に、CMD(内容は前記四種に限らない)の内容
の各種組合せに係るテーブルを予め用意し、そ
のテーブルのアドレス情報ADRを従前のCMD
領域に設定する(第2図2)、あるいはDA、
SA、CMDについての各種組合せに係るテーブ
ルを予め用意し、そのテーブルのアドレス情報
ADRを従前のDA〜CMDの領域に設定する
(第2図3)。
時分割多元接続装置3から入力された基準局
からの回線割当制御情報を受けて自局に割り当
てられたスロツトを検出し時分割多元接続装置
3に対し使用スロツトの指示を与える等、基準
局の指示内容に従つて時分割多元接続装置3を
制御する点は従前と同様であるが、本発明では
基準局からの回線割当制御情報は例えば第2図
に示す如くアドレス情報ADRを含むので、例
えば第3図に示す如き変換テーブルを備え、ア
ドレス情報ADRが示すアドレスから読み出し
た情報から基準局の指示内容を判定する読出制
御手段を備える。なお、変換テーブルは、回線
割当制御情報の構成要素のうちのDAからTS
No.(第7図参照)の一部(第2図1,2)また
は全部(第2図3)についての各種組合せに係
るものが予め設定される。
時分割多元接続装置3からの送信動作終了に
応答して回線接続解除要求を前述した信号形式
で作成し、それを時分割多元接続装置3へ送出
する。
また、受信時では、時分割多元接続装置3か
ら入力される制御情報を受けて時分割多元接続
装置3が発呼信号検出回路2へ送出する受信信
号がどのインターフエース回路1(1)〜1(n)に対
するものであるか等の指示を発呼信号検出回路
2へ与える。
時分割多元接続装置3は、基準局からの基準信
号を受けてスロツト位置等のタイミング信号を形
成するとともに、次の各動作を主として行う。
即ち、送信時では、回線割当制御情報処理回路
8が作成する前記要求信号がバースト領域DA1
の時間位置にて衛星回線上へ送出されるように、
また発呼信号検出回路2からの送信信号が回線割
当制御情報処理回路8の指示したスロツト位置
(TD(1)〜TD(n))にて衛星回線上へ送出されるよ
うにそれぞれ変調器4へ出力する。
その結果、前記要求信号および送信信号は変調
器4、送受信回路5を介したアンテナ6から時分
割多重衛星回線へ送出される。また、受信時で
は、アンテナ6、送受信回路5および復調器7を
介して入力する時分割多重無線回線の各バースト
信号を受けてバースト領域DA2の時間位置にあ
る回線割当制御情報を回線割当制御情報処理回路
8へ与えるとともに、自局に割り当てられた受信
タイムスロツトの信号を取出しそれを発呼信号検
出回路2へ与える。
次に、第1図において、基準局は、アンテナ9
と、送受信回路11と、変調器12と、復調器1
3と、時分割多元接続装置14と、回線割当制御
回路15と、ターミナル16とを基本的に備え
る。
時分割多元接続装置14は、複数の従局の送受
信タイミングの基準となる信号を作成しそれを変
調器12、送受信回路11およびアンテナ9を介
して衛星10へ向けて送出するとともに、回線割
当制御回路15からの回線割当制御情報をバース
ト領域DA2にて衛星10へ向けて送出させる一
方、衛星10から受信されアンテナ9、送受信回
路11および復調器13を介して入力される各従
局からの回線割当要求信号および回線接続解除要
求信号を回線割当制御回路15へ送出することを
行う。
回線割当制御回路15は、時分割多元接続装置
14から、発呼局である従局からの回線割当要
求を受けて回線の利用状況を検索し回線設定を行
うための回線割当制御情報を作成し、発呼局で
ある従局からの回線接続解除要求を受けて当該従
局に割り当てられたスロツト等の割り当てを解除
するための回線割当制御情報を作成しそれぞれ時
分割多元接続装置14へ送出する動作は従前と同
様であるが、本発明では、この回線の設定と解除
の動作の迅速化と回線設定の柔軟性を確保するた
めに、回線割当情報作成手段を備える。
即ち、回線割当制御情報の構成要素は第7図に
示す如くであるが、そのうちTPNo.〜TSNo.までの
各要素の各種組合せに係るテーブル#1を備え、
またはそれにCMDを加えた各要素の各種組合せ
に係るテーブル#2を備え、あるいはDA〜TS
No.までの各要素の各種組合せに係るテーブル#3
を備える(なお、テーブル#1〜#3は第3図か
ら推察可能なので図示省略した)。そして、従局
からの要求内容を解析して、妥当な組合せが設定
されるアドレスを検索してそれをアドレス情報
ADRとして発呼局へ与えるのである(第2図1,
2,3)。
なお、ターミナル16は、衛星回線、地上回
線、端末および交換機をモニターするためのもの
で、基準局に付加されることがある。
次に、第2図は衛星回線上の伝送フレームの構
成例を示す。従局の回線割当要求や回線接続解除
要求は、地上回線を介して基準局へ伝達すること
も可能であるが、衛星回線を介する場合には、第
2図に示す如く、1フレーム中に1つのバースト
領域DA1を設定する。これは従来例の第7図で
示した通りである。そして、これら「要求」の信
号形式には第2図1,2,3に示す如く3通りの
ものが考えられる。
また、基準局の回線割当制御情報は、衛星回線
の1フレーム中に設定した1つのバースト領域
DA2にて従局へ伝達される点従来(第7図)と
同様であり、その内容も同様であるが、その信号
形式としては例えばTPNo.〜TSNo.までをアドレ
ス情報ADRで置換した場合(第2図1)、
CMD〜TSNo.までをアドレス情報ADRで置換し
た場合(第2図2)、DA〜TSNo.までをアドレ
ス情報ADRで置換した場合(第2図3)をそれ
ぞれ図示してある。回線割当制御情報の各要素を
どのようにして組合せてるかは任意であり、また
回線割当制御情報の信号形式と従局の「要求」の
信号形式の組合せも任意である。さらに、1搬送
波を使用するシステムではトランスポンダは1つ
であるから、この場合にはTPNo.は不要となるこ
とは言うまでもない。
そして、基準局では、回線割当制御情報の構成
要素の一部(第2図1,2)または全部(第2図
3)をアドレス情報ADRで設定するのであるか
ら、各構成要素ごとに設定する煩雑な手順を経る
ことなく簡単に所望の設定をなし得ることとな
り、回線設定とその解除のための処理時間が大幅
に短縮化され、回線割当制御の迅速化が図れる。
加えて、従局では、グループアドレスや意味ア
ドレスは固定的に設定される場合もあるが、情報
によつて流動的に変更される場合もあり、さらに
1つの従局が複数のグループに属する場合もあ
る。
故に、従来においては、これらのアドレスを付
与することは困難ないしは不可能であつた。
しかし、本発明では第2図3に示す如くDA、
SAを含めたアドレス情報とすることができるこ
とから、グループ同報送信や意味アドレス送信を
簡単に行うことが可能となる。
次に、第4図乃至第6図を参照して本発明の回
線割当制御方式の一例を説明する。第4図は従来
方式の第8図に対応し、また第5図は従来方式の
第9図に対応する。また、回線割当制御情報の信
号形式は、第4図では第2図2に、第5図と第6
図では第2図3にそれぞれ示すものの場合であ
る。
第4図において、従局#1が送出する回線割当
要求は、第8図の例と同様にDA1(a,c)であ
るが、基準局では、CMDを含めたアドレス情報
ADRを作成するから、従局#1と同#2へ送信
チヤネルと受信チヤネルを同時に設定する回線割
当制御情報DA2(a,c)を送出できる。
また、回線解除においては、従局では送信チヤ
ネルの接続解除と受信チヤネルの接続解除を内容
とする回線割当要求DA1(b,d)を送出できる
から、基準局では両チヤネルの開放処理を迅速に
行うことができる。
また、第5図において、回線割当要求や回線割
当制御情報では、DA、SAを含めたアドレス情
報となつているから、従局#2、同#3、同#4
についての回線設定とその解除は従局ごとに行う
ことなく(第9図)、3つの従局について同時に
行うことができる。
さらに、1対Nの送受信では、第6図に示す如
く、従局#1は、従局#2、同#3、同#4との
送受信を目的とした回線割当要求DA1(a,c)
を送出すると、基準局では回線割当制御情報
DA2(a,c)を衛星回線へ送出しそれを放送さ
せるだけで、従局#1については3つの従局ごと
の送受信チヤネルを設定でき、従局#2、同#3
および同#4については従局#1との送受信チヤ
ネルをそれぞれ設定できる。そして、回線接続の
解除手順数も前記第5図の場合と同様であつて、
迅速に衛星回線や地上回線を開放できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の時分割多元接続
衛星通信システムによれば、回線割当制御情報を
構成する各要素の大部分または一部を相互に関連
付けるアドレス情報でもつて形成するようにした
ので、1つの回線割当制御情報で任意数の従局に
ついての回線設定が行え、回線接続処理の迅速化
を図ることができる。また、従来対応が困難であ
つた同報通信についても即座に回線設定が行え
る。
そして、回線割当制御情報のバースト領域は従
来と同様に1つで済むので衛星回線の使用効率を
一段と向上させることができる等の各種の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る時分割多元接
続衛星通信システムの構成ブロツク図、第2図は
本発明における伝送フレームの構成例を示す図、
第3図は従局に備える変換テーブルの構成例を示
す図、第4図乃至第6図は本発明の回線割当制御
手順の一例を示すフローチヤート、第7図は従来
システムにおける伝送フレームの構成例を示す
図、第8図および第9図は従来の回線割当制御手
順の一例を示すフローチヤート、第10図は回線
割当要求制御情報バースト領域を拡張した場合の
伝送フレームの構成例を示す図である。 1(1)〜1(n)……インターフエース回路、2……
発呼信号検出回路、3,14……時分割多元接続
装置、4,12……変調器、5,11……送受信
回路、6,9……アンテナ、10……衛星、7,
13……復調器、8……回線割当情報処理回路、
15……回線割当制御回路、16……ターミナ
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 衛星を介した時分割多重無線回線で接続され
    る複数の従局と、従局からの回線接続要求および
    その解除要求を受けて所定の回線割当制御情報を
    作成しそれを該当従局へ伝達すべく衛星へ向けて
    バースト送信し以て従局間の回線設定とその解除
    の制御を行う回線割当制御基準局とで構成される
    時分割多元接続衛星通信システムにおいて;回線
    割当制御情報は少なくとも着信従局番号情報、発
    信従局番号情報、回線の設定解除を内容とするコ
    マンド情報、衛星回線上のバースト位置情報、従
    局における地上回線とのインターフエース回路選
    択情報、地上回線のチヤネル情報の各種情報を含
    み;前記回線割当制御基準局は、少なくとも前記
    各種情報の全部または一部を相互に関連付けたア
    ドレス情報でもつて前記作成する所定の回線割当
    制御情報における前記各種情報の全部または一部
    を形成する回線割当制御情報形成手段;を備え、
    前記従局は、前記各種情報の全部または一部につ
    いての各種組合せに係るものが予め設定される記
    憶手段と;衛星回線から取り込んだ回線割当制御
    情報に含まれる前記アドレス情報に従つて前記記
    憶手段から所定の情報を読み出し回線割当制御基
    準局の指示内容を判定する読出制御手段と;を備
    えることを特徴とする時分割多元接続衛星通信シ
    ステム。 2 従局が衛星回線または地上回線を介して回線
    割当制御基準局へ伝達する前記要求は着信従局番
    号情報と発信従局番号情報と回線の設定解除を内
    容とするコマンド情報との全部または一部を相互
    に関連付けたアドレス情報を含む形式で行われる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の時
    分割多元接続衛星通信システム。
JP30642087A 1987-12-03 1987-12-03 時分割多元接続衛星通信システム Granted JPH01147925A (ja)

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