JPH04507167A - ガス放電ランプの点弧方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス放電ランプの点弧方法 従来の技術 本発明は、請求項１の上位概念によるガス放電ランプの点弧方法に関する。特許 出願Ｐ３８３７４２２゜６−３３から、ガス放電ランプの点弧方法が公知である 。この方法では、ガス放電ランプに所属する振動回路での電圧上昇がランプ点弧 のために利用される。ガス放電ランプの駆動のために設けられたスイッチ装置の 出力電圧の周波数は、始動値に投入接続された後に設定される。この始動値は一 般的に振動回路の共振周波数に一致しない。引続き、周波数が予期される共振周 波数の方向で変化される。公知の適応型点弧周波数検出法は、点弧周波数または 共振周波数を発見するまでに所定の時間を必要とする。

刊行物“Ｉｄｅｎｔｉｆｉｋａｔｉｏｎ　ｄｙｎａｍｉｓｃｈｅｒ　Ｓｙｓｔｅ ｍｅ”、Ｒｏｌｆ　Ｉｓｅｒｍａｎｎ著、第１巻、Ｓｐｒｉｎｇｅｒ出版、２３ 〜２７頁には、制御すべきプロセスの種々の識別方法が記載されている。この識 別方法はテスト信号を検査すべきプロセスへ適用するのに用いられる。テスト信 号として例えばパルス信号または跳躍信号が使用される。

制御すべきプロセスの識別は、制御器パラメータを適切に調整することができる ように、制御技術的タスクの開始時に実行される。

本発明の課題は、点弧振動回路の配属されたガス放電ランプを可能な限り迅速に 点弧することである。別の課題は、動作安全性を高めることである。

この課題は、上位概念の構成と関連して請求項１に記載された構成により解決さ れる。

発明の利点 本発明の方法は、ガス放電ランプの点弧電圧を形成するために設けられた点弧振 動回路が、ガス放電ランプの駆動用スイッチ装置からのランプ投入信号の発生後 、短時間で直ちにその共振周波数により駆動される、という利点がある。構成部 材の個別製品におけるばらつきおよび老化ドリフトは、ガス放電ランプの点弧過 程に対してあまり影響を与えない。

特に有利な実施例では、減衰特性係数の所定値を少なくとも上回る際に信号処理 装置が信号を送出する。

この信号処理装置は、励振信号により励振される点弧振動回路の振動が減衰する 過程を検出する。この実施例は、装置全体のガス放電ランプについての固有診断 を可能にし、場合により、ランプ駆動用スイッチ装置を遮断する。さらにこの実 施例により動作安全性の向上が可能である。というのは保守管理者がランプの高 電圧端子に接触することを、減衰過程から同様に検知することができ、相応の警 報通報および場合によりスイッチ装置の遮断を行うことができるからである。

本発明の方法を以下図面に基づき説明する。

図面 図１はガス放電ランプの点弧用装置のブロック回路図を示し、 図２は入力信号、励振信号および振動回路に発生する電圧の信号経過を示す、　 図１は点弧振動回路の配属されたガス放電ランプｌＯを示す。点弧振動回路は誘 導性素子１１、容量性素子１２並びに寄生損失素子１３を有する。振動回路１１ ．１２．１３並びにランプｌＯには、ランプ１０駆動用のスイッチ装置１４によ りエネルギが供給される。エネルギはエネルギ源１５により生成される。スイッ チ装置１４は振動回路１１．１２．１３の励振用の交流電圧発生器１６を有する 。ランプ１０を投入接続するためにスイッチ装置１４はランプ投入接続信号Ｅを 受け取る。励振信号Ｔに基づき、ランプ１０に配属された振動回路１１．１２． １３に発生する信号は信号処理装置１７により検出され、信号処理装置は制御信 号１８をスイッチ装置１４に導通し、さらにエラー信号１９を送出する１図１で は、信号処理装置１７は例えばランプｌＯに印加される電圧Ｕを検出する。

図２の上部はランプ投入接続信号Ｅの時間的経過を示す。このランプ投入接続信 号によりガス放電ランプ１０を駆動するスイッチ装置１４が作動される０図２の 中央部には、スイッチ装置１４から点弧振動回路１１．１２．１３に送出される 励振信号Ｔが示されているゆ図２の下部には、信号処理回路１７により検出され た、振動回路１１，１２．１３での振動過程が示されている。この振動過程は励 振信号Ｔによりトリガされ、減衰する。参照番号２０により減衰する信号のエン ベロープが示されている。

図１に示された装置の作用を、図２に示された信号経過に基づき詳細に説明する 。

ガス放電ランプ１０の投入接続は、スイッチ装置１４に供給されるランプ投入接 続信号Ｅによりトリガされる。これに基づきスイッチ装置１４は励振信号Ｔを点 弧振動回路１１．１２．１３に送出する。励振信号Ｔは例えば交流電圧発生器１ ６により生成することができる。この交流電圧発生器はスイッチ装置１４に含ま れている。ランプｌＯに配属された振動回路１１．１２．１３は図１では直列振 動回路として示されている。ｔｓ動回路装置が所定の周波数により励振されるな らば、ランプ１０に電圧上昇を惹起するような別の振動回路装置を使用すること も可能である。この時点ではまだ点弧されていないランプ１０は、図１に示され た装置の電気特性に何の影響も与えない、励振信号Ｔは振動回路１１．１２．１ ３に振動を励振する。その電圧Ｕは信号処理装置１７により測定される。電圧を 測定するかわりに、振動回路１１．１２．１３にて電流を測定することも可能で ある。装置１７は振動回路１１．１．２．１３の振動の信号経過Ｕから、正弦波 電圧の振動振幅を検出する。この正弦波電圧は振動回路の共振周波数に相応する 。次に、□ランプ１０の引続く点弧過程のために、装置１７は制御信号１８を介 してスイッチ装置１４の交流電圧発生器１６を次のように制御する。すなわち、 交流電圧発生１１１６が上記と同様に検出された共振周波数により振動されるよ うに制御する。短い試験フェーズの後直ちに、点弧振動回路１１．１２．１３を その実際の共振周波数によって励振することが可能である。試験フェーズは振動 回路１１．１２．１３の共振周波数を検出するために用いる。

実際の共振周波数によりランプの迅速な点弧が行われる。実際の共振周波数を検 出することには次のような利点がある。すなわち、素子１１．１２．１３並びに 図１には図示されていない別の構成素子の製品ばらつき、およびそれら素子の長 時間ドリフトがランプ１０の点弧に影響を与えない。

本発明の方法の別の実施例では、信号処理装置１７が信号過程Ｕの減衰過程を分 析する。装置１７は例えば電圧信号Ｕのエンベロープ２０を検出する。減衰過程 は、振動回路１１．１２．１３の寄生素子１３により生じる。寄生素子は振動回 路１１．１２．１３の実際の実施例では一般的に、個別の抵抗として設けられる のではなく、誘導性素子１１および／または容量性素子１２に寄生損失素子とし て所属しており、振動回路の相応の減衰を生ぜしぬる。エンベロープ２ｏがら例 えば減衰定数または別の減衰特性係数を検出することができる。この減衰特性係 数によりまず全ランプ装置の固有診断が可能である。減衰特性係数の値を１つま たは複数設定することによって、エラーの場合を通報し、過度に強い減衰を識別 することができる。識別し得るのは、減衰回路１１．１２．１３における欠陥並 びに短絡またはランプ線路の一方の側のアース短絡接続である。エラーが発生し た際に、装置１７は制御信号１８を介してスイッチ装置１４を直ちに遮断するこ とができる。場合により、エラー信号１９が送出される。

特に有利な実施例では、減衰過程の検出により装置の動作安全性も高められる。

というのは、ランプ回路中の通電部分に保守管理者が接触するのを、振動回路１ １．１２．１３の付加的減衰から同様に識別することができ、これに基づきスイ ッチ装置１４を直ちに遮断することができるからである。動作安全性の向上は、 ガス放電ランプｌＯが自、動車前照灯のランプとして設けられている場合に、人 間がランプ回路の保守または修理を行うとき非常に重要である。保守管理者は現 在のところ、自動車のこのような個所に生命に危険な高電圧の発生することを予 測できない。

スイッチ装置１４と信号処理装置１７はほとんどソフトウェア的にマイクロプロ セッサ装置に実現される。

国際調査報告 国際調査報告 ＤＥ　９０００５５２ Ｓ＾　３８４３０

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．ガス放電ランプ（１０）に配属された点弧振動回路（１１、１２、１３）と ガス放電ランプ（１０）に対するスイッチ装置（１４）とを有し、前記点弧振動 回路は点弧電圧を形成するためのものであり、前記スイッチ装置は点弧振動回路 （１１、１２、１３）を駆動するための交流電圧発生器（１６）を有するガス放 電ランプ（１０）の点弧方法において、　スイッチ装置（１４）は点弧振動回路 （１１、１２、１３）を励振信号Ｔにより、ランプ投入接続信号Ｆの発生時に励 振し、 　信号処理装置（１７）が設けられており、該信号処理装置は点弧振動回路（１ １、１２、１３）に生じる減衰振動過程から点弧振動回路（１１、１２、１３） の共振周波数を検出し、 　信号処理装置（１７）は、ランプ（１０）点弧用の交流電圧発生器（１６）を 検出された共振周波数に調整する、ことを特徴とするガス放電ランプの点弧方法 。
2. ２．信号処理装置（１７）は、励振信号Ｔにより励振された点弧振動回路（１１ 、１２、１３）の振動の減衰過程を検出し、減衰特性係数の少なくとも１つの設 定可能な値を上回る際に信号を送出する請求項１記載の方法。
3. ３．前記信号は警報通報（１９）をトリガする請求項２記載の方法。
4. ４．前記信号はスイッチ装置（１４）を遮断する請求項２または３記載の方法。
5. ５．前記各請求項を自動車に適用する方法。