JPH04506913A - 医療用パッティング - Google Patents
医療用パッティングInfo
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- JPH04506913A JPH04506913A JP2511232A JP51123290A JPH04506913A JP H04506913 A JPH04506913 A JP H04506913A JP 2511232 A JP2511232 A JP 2511232A JP 51123290 A JP51123290 A JP 51123290A JP H04506913 A JPH04506913 A JP H04506913A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
医療用パッティング
この発明は、整形外科用途及び整形用ギブス材と組合す医療用バッティング(p
adding)及びその製法に関する。
骨折のような身体の骨の変形に対する治療には通常身体の一部を固定することが
含まれる。身体の一部の固定は、ノくリス硬膏やプラスチック材で作った堅いギ
ブスで普通行われている。
このような硬質のギブスが通常身体に1〜2力月残ると損傷の原因となり患者が
不快になる。損傷は、身体の部位例えばギブスで圧がかかって隆起した部分がこ
すりつけられることによって生ずる。こすりつけがあると、隆起の上にある皮膚
と組織の潰瘍化にもなりつる。ギブスの下に貯った湿気によっても、損傷や皮膚
のかゆみや浸軟のような不快が生じつる。湿気は、ギブスの下の皮膚発汗、ギブ
スの硬化中の湿ったギブスからの水、ギブス中に接触する水例えば洗浄中からも
生じる。このような問題を緩和するために、ギブスと身体との間のクッション性
を与えるためギブスの形成前に、身体に医療用バッティングを用いることが普通
である。この目的に使用される医療用バッティングは、単独又は、四肢上に簡便
に用いつるチューブ状の纏みまたは織りストッキングと共に、身体に巻くことが
できる繊維の詰物のシート又はストリップがある。綿のような親水性繊維で作ら
れた詰物の形のバッティングがよく知られている。このようなバッティングは皮
膚からの発汗を吸収するのに有利である。しかし、このバッティングは、ギブス
を作るか及び/又は着用する間に起ったり、そのため用いる際にギブス近接の皮
膚表面を好ましくない湿った環境に保持されることによる他のソースからの水も
吸収できる。ポリプロピレンやポリエステル繊維のような疎水性繊維で作られた
詰物の形のバッティングも知られている。ポリエステル繊維でできたこのタイプ
のバッティングは、スミス アンド ネフユー社から市販の整形外科用パッティ
ングの“5(IFFBAN”がある。使用時に疎水性繊維製の詰物は、比較的非
吸収性であるものの、水が皮膚表面に伝り、詰物から排水又は蒸発するまで貯留
されることが判明した。また、このような詰物はギブスの下に着用すると心地の
よくないことが分った。従来の医療用バッティングに対してかなり利点を育する
医療用バッティングがここに見出された。このバッティングはロフト付(lof
tea)不織布の透湿性で水不浸透性のシート又はストリップからなる。
かくして、この発明によれば、合成繊維からなるロフト付不織布からなり、布地
の表層にワックスを有する整形外科用の透湿性で水不浸透性のシート又はストリ
ップの医療用バッティングが提供される。
この発明は、さらに、生地の表層にワックス、シリコン樹脂又はフッ化ポリマー
を育し、眉囲に弾性成分を配置した、ロフト付不織布のシート又はストリップか
らなる整形外科用の弾性的に伸延でき、チューブ状で、透湿性、水不浸透性の医
療用バッティングを提供するものである。
ここで使用した、ロフト付([oftea)不織布とは、身体の一部に固定する
硬質のギブスにクツシコン性を与えるため、単一層に対する十分な厚みをもった
不織布である。この発明に使用される不織布は2m+a以上の厚みを存するのが
適する。布の厚みは10ツまでが適し、一般に2〜10n+aの範囲で、3〜8
mmが好ましく、代表的には約5−である。同様に不織布は、単位面積当りの重
量が5gm/mより大であるのが適当である。殆んどの場合、布地の重量は20
0gm1rdを越える必要はなく、繊維のfltIにより5〜200gm10f
の範囲が適切であろう。天然繊維からなる布地の重量は75〜150g/−の範
囲が好ましく、一方合成フィルムからなる布地の重量は5〜20g/rdが好ま
しいであろう。
ロフト付不織布は、布に弾性を与えるように形成するのが好ましい。
このようなロフト付不織布は、通常医療用パッティングとして使用されるタイプ
の天然又は合成繊維の詰物である。
この発明のロフト付不織布は、ギブスの下から湿気が排出するように透湿性で、
かつバッティングを経て皮膚表面に貯る外部の水を阻止するため水工浸透である
。
この発明のバッティングはバッティングの表面に水があるとき、その表面に残る
程度に水不浸透性であり、バッティングの表面に浸透されるよりむしろころがり
でることができる。
この発明のバッティングに使用される不織布は、ある種の防水又は撥水剤で処理
することにより、水工浸透にすることができる。
適切な防水剤としては、ワックス、シリコン樹脂又はフッ化ポリマーの防水剤の
ような生地に使用される非毒性の防水剤が挙げられる。このような防水剤は、溶
液又は分散液として普通入手しうるものである。
表層にワックスを有する生地からなる医療用バッティングが特に好ましい。この
ようなバッティングでは、その当初の撥水性が表面にシリコン樹脂又はフッ化ポ
リマーを有する布地でのバッティングと少なくとも同じ良好さである一方、ワッ
クスしたバッティングの水をはじく性質は、シリコン樹脂及びフッ化ポリマー処
理のバッティングよりも意外にも優れているとみられる。
ストリップ又はシート状のバッティング用の布地は、その表層にワックスを有す
る。管状のバッティングでは、その表層にワックスを有するのか好ましいが、シ
リコン樹脂又はフッ化ポリマーであってもよい。
この発明に用いられるワックスには、例えばパラフィン系ワックスのような炭化
水素ベースの材料が含まれる。ワックスは、ワックス−金属エマルシヨンのよう
なエマルジョンの形で用いるのが適する。適切なワックス−金属エマルジョンに
は、”5uper−pe1″、英国、ワットフォード、グランジャーズ社より入
手可能な、パラフィン系ワックスをジルコニル アセテート溶液中に約17重量
%含有する分散液、のようなアルミニウム又はジルコニウム塩含有の分散液が含
まれる。生地又は生地層に塗布するときには、この分散液を例えば水で5%(を
量/容量)に更に希釈できる。他のワックスエマルジョンとしてこの発明に使用
しうるものに、ニックワックス社からのNtCKWAXTXIOがある。
ポリエステル繊維の不織布に使用するに適するワックスとしては、ニックワック
ス社のNICKWAX TXIOとグランジャース社の5uper−pelのよ
うなエマルジョン型でのワックスの防水剤この発明のバッティングに使用するシ
リコン樹脂としては撥水性を与える公知のシリコン類が含まれる。適切な材料と
しては、メチル(水素)シロキサン及びジメチルシロキサンのポリマー類に基づ
くものが含まれる。このようなシリコン樹脂は、代表的には0.5〜8%のシリ
コン固形物である水性エマルシコン又は溶剤溶液として供給できる。適切な材料
には、バシルドン ケミカルズからのB C84/85の表示で販売されたシリ
コンエマルジョンや同社からのWR50の表示で販売されたシリコン液が含まれ
る。この発明に使用する他のシリコン樹脂には、ダウ コーニング社、ユニオン
カーバイト社、ザ ゼネラルエレクトリック社から供給されるシリコン類があ
る。ダウコーニングのシリコン樹脂、C2−0563が適する。
この発明に使用されるフッ化ポリマーは、撥水性を与えることが知られた何れで
あってもよい。好ましい材料は“Scotch−guard″の商品名でミネソ
タ マイニング アンド マニュフッ化ポリマーには、ハンザ テキスタイル
ケミカルズの”HansaPhob 680f’の表示で販売のエマルシヨンが
ある。
不織布は、布地の表層で防水剤を与えるべく例えば塗布される。又は、防水剤を
、布地の厚み全体ならびに表面に与えるには、例えば防水剤での含浸で行うこと
ができる。
この発明に用いる透湿性の不織布は、37°Cで100%−10%の相対湿度差
で、少なくとも1000g/af/24時間、より適切には少なくとも2000
g/ld/24時間、好ましくは少なくとも5000g/rd/24時間の透湿
度を育するのが適する。不織布の透湿度は、ヨーロッパ特許第46071号に記
載のベインカップ法(垂直位置で)で容易に測定できる。
この発明のバッティングに用いるロフト付不織布は、天然又は合成繊維のバッテ
ィングであることができる。このようなバッティングは親水性繊維あるいは疎水
性繊維又はこれらのブレンドからなる。
管状のバッティングに使用するのに適する親水性繊維は、綿やビスコースレイヨ
ン繊維のようなセルロース繊維が含れる。
親水性繊維は、皮膚に軟かさと発汗の吸収能を有するロフト付不織布を与えるの
に有利である。
ストリップ又はシートに用いる疎水性繊維としては、ポリエステル、ポリプロピ
レン、高密度ポリエチレン繊維が適する。
疎水性繊維は、ロフト付不織布を比較的非吸収性にするので、繊維に浸透する水
が1水される。
ロフト付不織布は、布地中の繊維を結合するための高い及び低い融点の結合又は
二成分繊維のような溶融しうる繊維からなることもできる。
この発明の管状バッティングに使用するための弾性のロフト付不織布で親水性繊
維からなるものとしては、スミスアンド ネフユー社からの5OFFBAN天然
整形外科用パツテイングが知られている。この不繊布は、ビスコースレイヨン繊
維からなり、3.6〜4.2a11の厚みと105〜140g/mの単位面積当
りの重量を有する。
この発明に使用する弾性のロフト付不織布で疎水性繊維からなるものとして、ス
ミス アンド ネフユー社からの5OFFBAN合成整形外科用パッティングが
ある。この不織布は、ポリエステル繊維(85%)と高密度ポリエチレン層で囲
まれたポリプロピレン芯を有する溶融性コンジュゲート繊維(15%)のブレン
ドからなり、4.25〜5.25ma+の厚みと7.5〜10g/mの単位面積
当り重量を有する。
疎水性繊維からなるロフト付不織布は比較的非吸収性で、皮膚に対し粗い感じを
与える傾向がある。この発明に用いるロフト付不織布のストリップ又はシートは
、繊維に吸収性を与えるか、汗を透過されるか又は皮膚に対し柔かさを与えるた
め、疎水性もしくは親水性繊維からなる柔かな液浸透性布地の身体に面する層を
育するのが好ましい。このような身体に面する層は、セルロール繊維の不ja布
、織物又は置物であってもよい。しかし、身体に面する層は、ロフト付不織布の
主要部より薄いのが好ましい。
この発明の1つの具体例では、医療用バッティングは、シート好ましくはストリ
ップの形である。シート又はストリップは、ギブスが適用される身体部分に包む
か巻いて患者に適用できる。
シート又はストリップの大きさは、適用される身体部分の大きさに適合される。
しかし、医療用パッティングは、大きなロールの形で、適当な長さにカット又は
裂けるものである。好ましい具体例のシート又はストリップは裂けうるちのであ
る。
この発明の他の具体例では、医療用バッティングは、チューブの形で、この発明
のロフト付不織布のストリップ又はシートから形成される。
このようなチューブは、不織布のストリップをらせん状に巻いた型又は不織布の
シートを対向端で接合したものからなる。
それに代るものとして、管状パッティングは、2以上のロフト付不織布のストリ
ップをチューブの円周を形成するよう平行に配置したものでもよい。
医療用バッティングは、通常患者のギブスが適用される身体部分の四肢上にチュ
ーブを通して適用される。
医療用バッティングのチューブは、弾性的に伸長さすためその円周に弾性成分か
ら構成するのが好ましい。このようなチューブの大きさとしては、四肢上を通過
する間順応し、また適用される身体部分に適合できるのが有利である。
弾性材としては、ゴム又はポリウレタンの糸又はストリップのような弾性布地に
通常用いられる弾性ヤーンが含まれる。
弾性で管状の医療用バッティングに用いる弾性成分は、チューブの円周上を円形
又はスパイラル状に伸びることができる。
このタイプの望ましい具体例によれば、ロフト付不織布の管状ストリップ又はシ
ートは外層を形成し、前記したような柔かい布地の管状内層に付着される。この
管状の柔かい布地は、纏んだメリヤス織地又は不織布のチューブであるのが便利
である。
弾性成分、例えばゴム糸が、柔軟布地の一部であっても、又はチューブの外層と
内層との間に位置してもよい。
この具体例の好ましい形として、不織布の1又はそれ以上例えば2つのストリッ
プを設け、ストリップの長い方を内層の主軸と同軸になるように、管状の伸長し
つる内層に付着することができる。不織布の隣接端は結合され、管状の内層の周
りに環状のシリンダーを形成される。又は、不織布の端を互に付着しなくてもよ
い。不織布は、管状の内層の周りに分割したシリンダーの形である。
外層と内層は、通常の熱又は接着剤での接着又は、ぬい合せのような機械的方法
で適宜取付される。
医療用管状パッティングの内・外層は、透湿性層感圧接着剤で貼付するのが好ま
しい。接着剤の連続層は、水石浸透であるのが有利であろう。
この目的の透湿性接着剤としては、英国特許第128063号、同第20706
31号に開示のポリビニルエーテル接着剤及びアクリレートエステル接着剤が望
ましい。n−ブチル アクリレート47重量部、2−エチルへキシル アクリレ
ート47重量部、アクリル酸6重量部から英国特許第2070631号に開示の
方法で作った感圧接着性コポリマーが適する。
外層と内層は、ホットメルト接着剤又は熱融着層を介在させて熱接着できる。
弾性管状の医療用バッティングで、チューブの壁における非伸長性の層は、通常
少なくともその円周方向に波状に折り曲げた形にされ、層を円周方向に伸長する
ようにされる。従って、チューブの壁は、通常実質的に縦状クレープ、縮み又は
折り曲げパターンとなろう。ロフト付不織布のこのような波状のしわは、層の厚
みを増すのに有利である。
上記したようなこの発明の医療用バッティングは、ギブスの下で固定化した身体
部分のクッションを与えるのに用いることができる。
他の観点によれば、この発明は、この発明の医療用バッティングと整形用ギブス
材との組合せを提供するものである。
更に他の観点では、この発明は、ロフト付不織布のストリップ又はシートの外層
を、管状弾性布地の内層に取付けることからなるこの発明の透湿性・水石浸透で
弾性の管状パッティングを形成する方法を提供する。
この発明に用いる不織布のストリップ又はシートの外層は、内層に取付ける前に
、前記のような適当な防水剤又は透湿性・水石浸透ポリマー層の適当なコーティ
ングによって不浸透にできる。
分散液としての防水材は、常法により不織布にコート、スプレー又は含浸できる
。
透湿性、水石浸透の層は、溶融、溶液又は分散液として、不織布上に、又は不織
布に例えば熱融着で接着するため剥離基材となりつる基材上に塗布できる。
この発明の方法で、ロフト付不織布層は、波状層(folds)を備えさすこと
により、これを管状の弾性布地の内層に取り付ける前、間又は後に、伸長できる
ものとなる。
取り付は前に、ロフト付不織布層は、波状しわを形成するため、エンボス又は圧
縮される。屡の波状しわは、折り込んだ形の層を、内層の分離した線状領域に例
えば接着剤又は熱接着で接着することにより作りつる。この発明の好ましい方法
では、ロフト付外層は、管状の弾性布地の伸長した内層に取付けられ、複合層の
チューブを収縮させる。このような方法で、複合チューブは、その円周方向で波
長しわができる。
この方法に用いられる管状布地は、適当な大きさのマンドレルで伸長するのが簡
便である。管状布地は、弾性布地、例えば円周が弾性糸からなる織物で構成でき
る。又は、管状布地は、管状に纏んだ布地又はチューブに形成され、内層の外に
円形状又はらせん状に伸長した弾性糸により弾性にされた不織布のストリップ又
はシートであることができる。
この発明の好ましい方法では、管状布地の内層の外表面には、接着剤と必要によ
り糸のような弾性成分を具備され、ロフト付不織布のストリップ又はシートの外
層は、接着剤で内層に付着される。接着剤は、管状布地の伸長の前後に、例えば
転写コ−トガ法のような常法で付けることができる。
管状布地の内層が、回転しつるマンドレルを運転して回転で伸長すると、糸又は
ストリップ状の接着性、弾性で不織布の成分がマンドレルの回転中に内層に簡便
に貼付けることができる。
このような回転するマンドレルの周りにらせん状に巻れている弾性糸の伸長は、
弾性糸のマンドレルへの供給速度をll′mすることにより、調整できる。
次いで、伸長した複合層のバッティングをマンドレルから取り出し、収縮させる
。
この発明の医療用バッティングは、身体固定用ギブスと組合せて使用できる。従
って、この発明のさらに1つの観点では、身体固定用ギブスとこの発明の医療用
バッティングの組合せを提供する。
この発明の医療用バッティングはパリス膏を含む何れの公知のギブス材も使用で
きるか、特に適するギブス材又は副木材は、ポリウレタン樹脂製のもののような
合成樹脂製のギブス又は副木系である。このようなギブス材は、樹脂含浸の包帯
基材例えばポリプロピレン又はガラス繊維基材として入手可能である。
これらは、水で一旦湿らすと、樹脂が硬化されるものである。
この発明のバッティングと組合せて用いるポリウレタンの副木用樹脂及びシステ
ムとしては、米国特許第4.427.002号、同第4.574.793号に記
載のものがある。
この発明のさらに別の観点では、第1に、この発明による医療用バッティングを
適用し、次いで固定用ギプスを適用、例えば上記のギブス又は副木用材料又はシ
ステムを適用することからなる身体部分の固定する方法を提供する。
この発明は、次の実施例を参照して例証される。
実施例!
この発明の医療用バッティングストリップは、防水剤を含む水(1:3希釈のN
ickwax TXIO分散液)のバケツ中に通常の整形外科用のパッディング
のストリップ(長さ3m、幅80aux)を十分にしみ込むまで浸け、ストリッ
プを取り出し、過剰液体を除去しそして80℃のオーブンで乾燥させることで作
られた。
この実施例で用いたバッティングはポリエステル繊維の熱接着したロフト付不織
布(単位当たり重量8.5g#+f、厚み約5m)であった。
この発明の防水性バッティングの傾斜面に水を付けると転がって落ち、ところが
−力水を同様に通常のバッティングの傾斜面に付けると、水が直ちにバッティン
グを通って他の面にしみ込む事がテストの結果判った。
実施例2
この発明の医療用弾性管状バッティングは、通常の管状の纏んだ綿ストッキング
をモーターにつながったマンドレル(直径204mm)に伸長した状態で設ける
ことによって作られた。接着層(25g/rd)はシリコン剥離紙から転写でス
トッキングの外面の上に塗布し、伸長した弾性ゴム糸をストッキングの接着面上
に螺旋状に巻いた(旋回のスペース20)5使用した接着剤は、47重量部のア
クリル酸n−ブチル、47重量部のアクリル酸エチルヘキシルエステル、6を1
部のアクリル酸の感圧接着性コポリマーである。弾性糸の伸張はマンドレルの表
面速度よりも遅い速さで駆動したロールから糸を供給することによって得られた
。次いで実施例1と同機の防水性パッディング材のストリップ(幅60B)を弾
性糸とストッキングの接着面上に螺旋状に巻いた。伸長した管はマンドレルから
除去し、弾性的に収縮させ縮んだ壁を形成させた。バッティングチューブは29
cmの長さで直径は約6.40で、その弾性で直径14.60まで伸張すること
ができた。
実施例3
医療用パッディングは螺旋状に巻かれた不織布(ポリエステル繊維の紡糸: A
sahai製)の内管をストッキングの代わりに用いたことを除いては実施例2
と同じ方法で作られた。医療用バッティングは長さが20CI11で、直径が5
.70で、その弾性によって直径12.1anまで伸張さすことができた。
実施例4
合成整形外科用パッディングであるソフバン(5OFFBAN)のサンプルを1
5on幅のストリップで、通過させてパラフィンワックス組成物を含浸し、ロー
ルから50°Cの温度を維持したスーパーベル(Super pel)の5%(
W/V)の水性を浸種に導入した。バッティングを1.8m/[l1inの遠さ
で槽から引き出し、その後過剰の種溶液を取り除く為にニップを通した。次に槽
を通った後のバッティングは1.8m/minの速さで50°Cの温水の中を洗
うために通した。その後バッティングを80°Cで1時間乾燥させた。
実施例5
管状のアンダーキャスト用パッディングは、最初に剥離紙にホットメルト接着剤
([、unaeacルナタツク534)fBI)を43g/rrtの塗布量で塗
ることによって作られた。接着剤をアイロンを使って弾力性のあるストッキング
の未伸張サンプル上に転写塗布した。
接着剤が塗られたストッキングは板上で7.5CI11から21onの幅に引き
伸ばされた。その引き伸ばしたストッキングは接着剤が破断されて非連続コーテ
ィングが形成された。
接着剤は塗布したストッキングに150°Cの温風を吹き付けることによって活
性化し、その後15aoストリツプの処理された5OFFBANを管状の活性化
した接着面に平行に設置して弾性的に伸張しつる複合アンダーキャスト用バッテ
ィングを形成した。
処理した5OFFBAN材は次の3方法のいずれかで作られた。
1、ワックス
ワックスで処理した5OFFBANバツテイングは実施例4で示した方法で作ら
れた。
2、シリコン樹肥
5OFFBANの合成バッティングが使用され、シリコンエマルジ3ンの6%W
/Vの水溶液CBC84/84. Ba5ildon化学製)を満たした槽のな
かを通す事を除いて実施例4の方法が使われた。含浸したバッティングは水洗い
することなく過剰の種溶液を取り除いた後直ちに、温風オーブン120℃2分間
で硬化させた。
3.7フ化ポリマー
含浸槽が0.2%W/Vの酢酸で酸性にした、フロロポリマー(Hanse P
hob 6801.Hansa Textile化学製)の2%W/Vからなる
含浸槽である以外は実施例3の方法で生産された。そのバッティングは、過剰の
種溶液を取り除いた後直接乾燥工程に付し150℃の熱風で3分間硬化させた。
処理したアンダーキャスト用複合バッティングのサンプルで耐水性を見るために
以下の方法で実験した。シリンジは2つのシリンダーからなる。すなわち、内シ
リンダーは外シリンダーに密に装着されている。内シリンダーの直径は38Mあ
る。バッティングのサンプルを内シリンダーの下部に貼る。20℃の水槽の底に
外シリンダーの下部を付は水面近くに内シリンダーの下部を付けることによって
流体静力学的ヘッドテストを行う。内シリンダーは20mm/l!linの遠さ
で基材を通して水がしみ込むまで下へ向かって押される。基材で動いた距離(深
さ)を測定しHl−として記録する。Hlの値は耐水性の指探を与える(H,の
値が大きいほうがより耐水性がある)。2つめのテストは、両方のシリンダーの
下部を槽の表面すぐ下に置く。次に内シリンダーを空気がサンプルを通してはじ
け、形成された水の柱が貴下するまで上に引っ張るということをする。この高さ
はH2として測定され記録される。H2の値はバッティングが水をはじく能力を
示している。H2の低いほうがバッティングの水をはじく能力が高いことを示す
。
2つの流体静力学ヘッドテストはワックス、シリコン樹脂、フッ化ポリマーと5
OFFBANで処理していない対照物で行った。
その結果はHl、H3として以下の表に示す。
ワ ッ り ス 48.9 23.9
シ リ コ ン 32.9 27.5
フツ化ポリマー 50.5 38.8
対 照 物 14.1 38.2
上記の結果からワックスで処理されたバッティングは初期撥水性(H,)に関し
て、フッ化ポリマーと類似の性質を示し、水をはじ< (water shed
ding)性質の点でシリコンやフッ化ポリマーで処理されたものより優れてい
ることが分るであろう。
国際調査報告
国際調査報告
Claims (24)
- 1.合成繊維からなるロフト付不織布からなり、その布地の表層にワックスを有 する整形外科用の透湿性、水不浸透のシート又はストリップの医療用パッティン グ。
- 2.ワックスが布地の表面から含浸されている請求項1によるパッティング。
- 3.布地が疎水製合成繊維からなる請求項1によるパッティング。
- 4.布地がポリエステル又はポリプロピレン繊維からなる請求項3によるパッテ ィング。
- 5.ロフト付不織布のシート又はストリップで、その布地の表層にワックス、シ リコン樹脂又はフッ化ポリマーと、円周に配置された弾性成分を有することから なる弾性的に伸長しうる管状で、透湿性、水不浸透の医療用パッティング。
- 6.ワックス、シリコン樹脂又はフッ化ポリマーが布地に含浸されている請求項 5によるパッティング。
- 7.布地が、その表層にワックスを有する請求項5又は6によるパッティング。
- 8.布地が親水性繊維からなる請求項5〜7の何れか1つによるパッティング。
- 9.繊維が天然繊維である請求項8によるパッティング。
- 10.繊維が合成繊維である請求項5〜7によるパッティング。
- 11.布地が疎水性繊維からなる請求項10によるパッティング。
- 12.布地が2〜10mmの厚みを有する前記の請求項の何れか1つによるパッ ティング。
- 13.37℃、100%−10%の相対湿度差で、少なくとも1000g/m2 /24時間の透湿度を有する前記の請求項の何れか1つによるパッティング。
- 14.弾性成分が弾性ヤーンからなる請求項5〜13の何れか1つによるパッテ ィング。
- 15.布地のストリップが管状を形成するためらせん状に卷れている請求項5〜 14の何れか1つによるパッティング。
- 16.布地が、管状布地の内層に付着されている請求項5〜15の何れか1つに よるパッティング。
- 17.管状の内層が、編んだ、織った又は不織の布地である請求項16によるパ ッティング。
- 18.管状の内層が弾性成分からなる請求項16又は17によるパッティング。
- 19.弾性成分がエラストマーからなるヤーン、糸又はストリップである請求項 18によるパッティング。
- 20.布地のシート又はストリップが管状の内層に、熱接着、接着剤での接着又 は機械的に接着されている請求項16〜19の何れか1つによるパッティング。
- 21.布地が、感圧接着剤の透湿性で、管状の内層に結合されている請求項20 によるパッティング。
- 22.非伸長性のロフト付不織布の層が、編んだ、織った又は不織の布地の弾性 的に伸長しうる管状の内層に付着されて円周上に配置されたしわからなる請求項 5〜21の何れか1つによるパッティング。
- 23.身体固定用ギプスと前記の請求項の何れか1つによるパッティングとの組 合せ。
- 24.請求項1〜22の何れか1つによるパッティングを適用し、次いで身体へ の固定用ギプスを適用することからなる身体部分を固定する方法。
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