JPH04506590A - 映像プログラムのテープへの不許可記録を防止する方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 映像プログラムのテープへの不許可記録を防止する方法及び装置 フィルム・プログラムをテレビジブン・チャネルを介して伝送（放送）する際、 著作権或いはフィルムの所有者に設定された著作権に関する規則を鑑み、上記の フィルムが受信側でテープに記録できないようにすべきである。この目的のため 、伝送されるべき映像信号を変更し、記録された映像信号が使用に不適当となる ように記録装置の動作を撹乱する（乱す）ようにすべきである。このことは、許 可されてテープ記録されたプログラムであって且つ売却されたり或いは貸し出し されたりするテープにも当てはまる。

本発明は、この目的のため、特許請求の範囲１及び５の夫々に特定された方法及 び装置を提供するものである。

この周波数変化は５％以上である必要はなく、記録された映像が使用できない程 度に記録装置の動作を乱すものであればよい。フレームの繰り返し周波数の変更 により、プログラムの全期間が延びたり或いは短くなったりするが、実際上問題 となることではない。勿論、この目的のために使用されるメモリの容量は目的に 合致すべきである。

好ましくは、フレーム繰り返し周波数は、平均値近傍、特に零に近い偏位で変化 する。この利点は、一方ではメモリの容量を少なくできることであり、他方では 、映像に関連する音声の実質上の偏位を、音声チャネル用の整合手段（ａｄａｐ ｔａｔｉｏｎ　ｍｅａｎｓ）を必要とすることなく回避できることである。

上述の装置と同様に動作するタイムベースコレクタ（゛時間軸訂正装置）を使用 すれば、上記の周波数偏位を訂正することが可能である。このようなコレクタは 高価であるが、上述の如きテープ記録の利点が充分に高ければ経済的に使用可能 である。このことを防止するため、本発明に係る方法は、特許請求の範囲第３項 に記載した如くに行なうのが好ましい。上述の映像信号をテープに権限を有して 記録する場合、記録装置の同期化を特許請求の範囲第４項に述べるように正確に 制御することができる。

本発明は更に上述の方法を実施するための装置に関する。

本発明は、図面を参照することにより更に明瞭となる。

第１図は本発明に係る装置の簡単な図であり、第２Ａ及び２Ｂは、一本のピクチ ア・ラインに関連する複合映像信号の部分を簡単に示す図である。

東１図では、本発明の装置の単純化したブロック・グイ７グラムをフレーム１内 に示している。第１図に示す種々のブロックは、既に動作を説明したので当業者 には明らかであり、更に詳細に説明する必要がないと思われる。

装置１は、処理すべき映像信号が加えられる入力端子２を有し、この端子２は第 １ステージ３の入力端に接続され、この第１ステージ３を介し、供給された映像 信号のフレーム及びライン同期信号を取り出すことができる。

゛この映像信号はデジタル・シフト・メモリ５の第１入力端５ａに送られる。入 力制御ステージ６の出力端は、第２入力端５ｂに接続され、この人力制御ステー ジ６により、デジタル信号が、正確な繰り返し周波数即ち映像信号のフレーム繰 り返し周波数で、メモリ５に取り込まれる。上記の制御ステージ６は、ステージ ３の出力端３ａに接続し、フレーム繰り返し周波数に同調する。このように、デ ジタル化された映像信号は正確な繰り返し周波数でメモリ５に取り込まれる。

メモリ５は、記憶している信号を取り出すための出力端５Ｃを有する。更に、制 御入力端５ｄは出力制御ステージ７に接続している。この出力制御ステージ７は ステージ６に相当するが、異なった繰り返し周波数に同調している。即ち、シフ トメモリ５に記憶された信号の出力はステージ７の周波数によって行なわれる。

ステージ７の周波数は、ステージ６の周波数と少々異なる（例えば５％以下の差 異）。このことは、出力端５Ｃを介して取り出される連続した映像信号の合計期 間が、入力端５ａに供給される信号の期間と異なることを意味する。出力周波数 が入力周波数より低ければ出力時間は入力時間よりも長くなり、従って、メモリ ５はこの差異に相当する記憶容量を有する必要がある。例えば、１時間のプログ ラムにとって、５％の相違は３分の時間差を意味するので、メモリは３分間に入 力される信号を記憶する。より速い出力の場合には、上記のメモリは最初にこの 差異に相当する信号を記憶する必要がある。

出力端子５ｃに現われる映像信号は、デジタル／アナログ変換器８により再びア ナログ信号に変換され、出力端子９に供給される。この出力端子９は、例えば、 テレビジラン・ケーブル等の伝送チャネルに接続されている。

テープ記録装置が上記のケーブルに接続されていれば、テープ速度は、テープ記 録装置の同期回路により、入力複合映像信号のフレーム繰り返し周波数に合致す るようにされる。というのは、テープ上の傾斜ラインに沿って記録するように配 置された記録ヘッドは、ピクチャラインが記録ラインに相当するように制御され るべきであるからである。ピクチャラインの長さは不変なので、ラインの傾きが 変化する。このことは、このようにテープ上に記録された映像を異なった傾斜に 合うようにされた記録ヘッドを用いて再生するときには、映像の撹乱が発生し、 記録されたテープは使用できないことを意味する。

これらの信号を通常のテレビジョン装置を用いて直接（テープに記録しないで） 再生するときには、映像の撹乱（乱れ）は何等生じない。

上記の撹乱は映像信号のテープへの不許可記録に対して絶対的に効果を有するが 、上述の方法には幾らか問題がある。即ち、長いプログラムに対しては、その期 間中の相違は非常に長いため、メモリ容量は大きくなり、これは欠点となる場合 がある。更に重要な問題は、音声チャネルが、参照番号１０で示すように、別々 に処理されるで、音声の期間の変化が生じない。従って、長いプログラムの場合 、ピクチャと音声間の同期の乱れが発生する。音声信号の期間を同様に変化させ ることは、不可能ではないが問題がある。

これらの問題を解決するために、出力制御ステージ７を補助ステージ１１に接続 し、この補助ステージ７により、ステージ６及び７間に中央値（特に零）を中心 として周波数偏位の周期的な変動を与える。この補助ステージ１１０入力端は、 ステージ３の出力端３ａに接続している。

このように、出力端９に現われる連続信号の合計期間は、入力端子２に供給され る連続信号の合計期間に実質的に等しい。従って、感知できるほどの映像と音声 との同期の乱れは生じないだけでな（、非常に小容量のメモリ５が使用可能であ る。というのは、メモリ５は一時的な信号の圧縮を記憶するだけであるからであ る。

このような撹乱をテープに記録された許可プログラムに与える場合には、記録装 置のへ、ド及びテープ駆動は、付加手段なしで、不許可記録の場合と同様に撹乱 される。

従って、第１図に示すように、テープ記録装置１３のヘッド及びテープ制御回路 １２は、出力端３ａから得られる信号により制御され、内部制御は停止される（ スイッチオフされる）。

上述の繰り返し周波数の変化は、デジタルメモリ、アナログ／デジタル変換器、 デジタル／アナログ変換器を有スるタイムベースコレクタによりキャンセル可能 である。このようなアダプターは非常に高価であるが、許可されないで記録する 利益が大きいならば経済的に引き合う。

タイムベースコレクタの使用を不可能にするために、映像信号に別の撹乱を設け ることができる。第２Ａ図は、１本のピクチャラインに対応する複合映像信号の 一部分を簡単に図示したものである。この信号は、カラーバースト１５の前に負 のライン同期パルス１４を有し、カラーバースト１５の後には正の映像信号１６ （図示を簡単にするためにブロックで示している）が続いている。タイムベース コレクタを乱すために、第２Ｂ図の１４′で示すライン同期パルスをカラーバー スト１５の後に設ける（繰り返す）。再生装置に対してはこれは何の効果もない 。しかし、これは、第２のライン同期パルス１４”を新しいライン同期パルスと して考えるタイムベースコレクタに対して有効である。これは、又、テープ記録 装置に当てはまり、従って、装置の動作は更に撹乱される。

この追加的な撹乱は、第１図に於て破線で示す補助ステージ１７で行なわれる。

別個の同期制御装置１２を有する許可された使用に対するテープ記録装置１３は 、何゛等攬乱を受けない。

繰り返されるライン同期パルス１４°の位置及び／或いは幅を変化させることに より、更に撹乱することができる。この場合、記録装置の自動利得検出器或いは 自動利得制御器は撹乱され、これにより映像が更に撹乱される。

ｌ−口藷・°１・ ｌ−百７　、・ｚ。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．テープ記録装置の記録動作を撹乱するように映像信号を変化させ、映像プロ グラムをテープに許可を得ないで記録することを防止する方法であって、送信す べき信号のフレーム繰り返し周波数を、一方では、上記信号を再生するために使 用されるテレビジョン装置の動作を撹乱しないように変化させ、他方では、テー プ駆動手段とテープ記録装置の記録ヘッドの変位との関係を乱すように変化させ ることを特徴とする方法。 ２．フレーム繰り返し周波数は、平均周波数変化付近、特にほぼ零の偏位、で連 続的に変化することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３．映像信号に於て、各カラー同期バーストに先行するライン同期信号は、周波 数変化をキャンセルするために使用されるタイムベースコレクタの同期を乱すた めに、各カラー同期バーストの後に繰り返されることを特徴とする特許請求の範 囲第１項或いは第２項記載の方法。 ４．繰り返しライン同期信号の位置及び／或いは幅が変化することを特徴とする 特許請求の範囲第３項記載の方法。 ５．上記繰り返し周波数の変化前に、上記同期信号を分離し、変化された繰り返 し周波数と共に映像信号を記録する際、記録装置を同期させるために該記録装置 に上記同期信号を分離して加えることを特徴とし、テープ上の映像信号の許可さ れた記録に使用される特許請求の範囲第１項乃至第４項の何れかに記載の方法。 ６．装置（１）の入力端（２）に供給されるアナログ映像信号をデジタイズする ための入力ステージ（４）と、上記入力ステージ（４）の出力端に接続した入力 端（５ａ）を有するデジタルシフトメモリ（５）と、上記シフトメモリ（５）の 出力端（５ｃ）に接続し、取り出された映像信号をアナログ形式で使用されるよ うにする出力ステージ（８）と、上記メモリ（５）に接続し、制御周波数が上記 メモリ（５）に記憶されるデジタル化された映像信号のフレーム繰り返し周波数 に合わされた入力制御ステージ（６）と、上記メモリ（５）に接続し、制御周波 数が上記入力制御ステージ（６）の制御周波数と異なる出力制御ステージ（７） とを有し、上記メモリ（５）の容量は信号入力及び出力間の差異を補償するのに 充分であることを特徴とする、特許請求の範囲第１項乃至第５項の何れかに記載 の方法を実施する装置。 ７．上記出力制御（７）は周波数制御ステージ（８）に接続し、該周波数制御ス テージ（８）は、上記出力制御ステージ（７）の制御周波数を平均値を中心とし て変化させることを特徴とする特許請求の範囲第６項記載の装置。 ８．新たなライン同期信号（１４′）を上記映像信号に導入するためのステージ （１７）を有することを特徴とする特許請求の範囲第６項或いは第７項に記載の 装置。 ９．上記ステージ（１７）は、上記新たなライン同期信号（１４′）の位置及び ／或いは幅を変化させることを特徴とする特許請求の範囲第８項記載の装置。 １０．上記同期信号を分離するための上記入力ステージ（４）の前に挿入された ステージ（３）を有し、該ステージ（３）はテープ記録装置（１３）の同期回路 （１２）に接続した出力端（３ａ）を有し、上記テープ記録装置（１３）は上記 出力ステージ（８）に接続し、上記装置（１３）に備えられた同期信号分離手段 は機能しないようにされていることを特徴とする特許請求の範囲第６項乃至第８ 項の何れかに記載の装置。