JPS6261482A - ビデオ信号改変装置 - Google Patents

ビデオ信号改変装置

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JPS6261482A
JPS6261482A JP60201479A JP20147985A JPS6261482A JP S6261482 A JPS6261482 A JP S6261482A JP 60201479 A JP60201479 A JP 60201479A JP 20147985 A JP20147985 A JP 20147985A JP S6261482 A JPS6261482 A JP S6261482A
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JP
Japan
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tape
video
pulse
magnetic head
signal
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JP60201479A
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ステーブン・アール・ホフステイン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 LLし11欠U 本発明はビデオ信号を改変する方法と装置とに関し、詳
述すれば、ビデオ信号の垂直同期期間を改変することに
より、改変したビデオ信号から直接映像を再生すること
はで慇るが、改変したビデオ信号を録画したものからで
は映像の再生ができないようにする方法と装置に関する
。要するに、本発明はビデオダビング禁止の技術に係わ
るものである。
従来の技術 ビデオテープレコーダ(以後、rVTRt!!Jと略称
する。 )とかのビデオ信号記録装置が広まるにつれて
、著作権登録済みの家庭用ビデオテープ(以後、「ビデ
オソフト」と略称する。 )の市場が出現している。ビ
デオソフトには、劇場用映画を収録したものもあれば、
放映したドキュメンタリーストリーやドラマなどを収録
したものもあるが、このようなビデオソフトは一般に高
価な商品である。このような訳で一部の人がビデオソフ
トのオリジナルを購入し、これをVTR磯で再生する傍
ら、別のVTRIfiを用いて空ビデオテープにダビン
グすることで、いわゆる海賊版ビデオソフトを紙庫で販
売している。
このような状態が続けばビデオソフト製造業者にとって
は死活問題であり、そのため、ビデオソフトを製造する
に当って、首尾よく再生されないようにテープを改変す
ることが行なわれている。
本発明はこれを、標準的なVTRff1では首尾よく再
生できないように、ビデオソフトに含まれるビデオ信号
を改変することにより達成するものである。本発明では
ビデオ信号そのものが改変されるのであるから、テレビ
放送の番組がVTR1Is、で許可なく収録されてしま
うのを防ぐのに本発明を利用することもできる。
一般にビデオテープには、テープの長手方向に沿って等
間隔おきに複数のフィールド信号記録トラックがある。
この各記録トラックには、1フイ一ルド分のビデオ情報
が記録されるとともに、各記録トラックの始端部に垂直
帰線消去期間が収録される。垂直帰線消去期間は、複数
の低次パルス(subpulses)よりなる鋸歯状垂
直同期パルスで構成されている。前述の低次パルスは、
テレビ画面の上部に各フレームの始端を適切に合せるた
め、テレビ受像機に設けた垂直発振器により利用されて
いる。換言すれば、ビデオ信号の各フレームが受像管の
画面に欠けることなく再生されるためには、このような
低次パルスが重要である。
また、ビデオテープには前述の記録トラックの他に、コ
ントロール信号(パルス)識別マークが磁気記録されて
いて、これがフントロールトラックを構成している。コ
ントロールトラックは、VTR磯を再生モードで使用し
ている時にテープの直線走行速度とテープ走査ヘッド(
通常、互いに機械的に連結した1対の磁気ヘッドよりな
る。 )との同期をとるために、VTRfiのサーボ機
構が利用スる。フントロール信号(パルス)の数ハフイ
ールド信号記録トラックの数と等しいのが普通であり、
また、両者は所定の開隔だけ離れている。フントロール
信号を利用するVTR機のサーボ機構は、このサーボ機
構を構成する一部品であるコントロール信号検出器を通
過するコントロール信号識別マークの直線速度の関数と
してテープ走行ヘッドの回転速度を制御する働きをなす
、このようにサーボ機構でテープ走査ヘッドの回転速度
を制御することにより、テープ走査ヘッドと記録トラッ
クとの開で周波数調整が正確に行なわれるのである。更
に、記録トラックとコントロール信号識別マークとの間
の間隔が所定値になっているかどうかを検出することで
、両者の位相関係を一定に保つことができるのではある
が、機種が異れば同一テープでもこの位相関係が(ずれ
ることがあり、また、テープに加る張力やその他の理由
で前述の位相関係がくずれることもあるので、VTR1
fiには手動式位相調整装置が設けられている。
要するに、テープ走査ヘッドの回転速度とテープの直線
走行速度とは、テープ走査ヘッドが必ず各記録トラック
を走査するように同調されて−するのが普通である。と
ころが、テープからコントロール信号を消すと、VTR
1fiのテープ走査ヘッドは、標準的なテレビ受像機に
おける間欠了解性信号(intermittently
 intelligible signal)の動きに
ついて行けなくなる。このことは米国特許第4゜100
.575 号に開示されているところである。
VTR磯は一般に再生モードと録画モードとで操作でき
るようになっているのが普通である。再生モードに設定
されていると、VTR機は、コントロール信号トラック
を走査する第1テープ走査ヘツドを通るコントロール信
号の周波数を検出して、記録トラックを走査する第2テ
ープ走査ヘツドの回転速度を調節することにより、第2
テープ走査ヘツドが記録トラックを正確に走査するよう
にしている。他方、録画モードに設定されていると、V
TR1fiは入力ビデオ信号(所望の映像情報と同期パ
ルスとを含む)を受信し、かくて、記録トラックにビデ
オ信号を、また、コントロールトラックにコントロール
信号を記録している。ことにコントロール信号の記録に
ついては、VTR1fiが入力ビデオ信号に含まれてい
る垂直同期パルスを検出する都度、テープのコントロー
ルトラックにコントロールパルスを記録シている。
標準ビデオ信号においては、垂直帰線消去期間を構成す
る鋸歯状垂直同期パルスは6個の低次パルスよりなり、
そのパルス幅は規格(27,3μsec )で定められ
ている。モニター用テレビ受像機はこれらの低次パルス
を垂直偏向回路にて検出して、ビデオ信号の垂直方向で
の位置決めを行っている。このために、一般に垂直偏向
回路には、鋸歯状垂直同期パルスを積分する積分回路が
設けられていて、この積分回路の出力が所定レベルに達
すると、垂直偏向回路が垂直同期パルスの存在を識別し
、それにより垂直発振器を以って走査ビームを受像管の
上部へと復帰させるようにしている。こうすることによ
り、モニター用テレビ受像磯における垂直発振器をテレ
ビカメラにおける垂直発振器と同調させている。
VTRfiが録画モードに設定されている場合において
も、磁気ヘッドとビデオテープとの移動を同期させるの
に前述の鋸歯状垂直同期パルスが利用されている。モニ
ター用テレビ受像磯と同様に、鋸歯状垂直同期パルスを
積分する積分回路がVTR機にも設けられているのが普
通である。従って・VTR機の積分回路の出力が所定レ
ベルに達すれば、垂直同期信号の存在が識別されること
になり、それに応じてビデオテープのフントロールトラ
ックにフントロール信号が記録される。ところが、モニ
ター用受像機における積分回路の感度は、VTR機にお
ける積分回路の感度よりもはるかに高く、従って、モニ
ター用受像機の積分回路の時定数が比較的短いのに対し
、VTR機のそれの時定数は比較的長い。この感度の違
いを利用して、モニター用受像機に対しては「見える」
(即ち、検出しうる)が、VTRfiに対しては「見え
ない」(即ち、検出できない)ように鋸歯状垂直同期パ
ルスを改変することができる。
前述の米国特許第4.100,575号においても、前
述の如く鋸歯状垂直同期パルスを改変する方法が開示さ
れており、この方法によれば、通常6個ある低次パルス
(sub−pulses)を2個だけにして、モニター
用受像機には見えるが、VTR機には見えないようにし
ている。別の方法としては、低次パルス(鋸歯状垂直同
期パルスを構成しているもの)の数を6個のままにする
ものの、パルス幅を例えば13.7μSeeに減少させ
ているのがあり、更に、低次パルスの高さを減少させた
り、或いは、成る低次パルスを負方向に反転させて利用
することも考えられる。本発明においては、モニター用
受像機には検出されるが、VTR1fiには検出されな
いように垂直同期パルスを改変する方法なら、どれでも
利用できる。
録画モードに設定したVTR機でビデオ情報が許可なし
でコピーされるのを防ぐのに、前述の米国特許第4,1
00,575号で代表される如く、従来、各鋸歯状垂直
同期パルス(または、少くとも1っおきの鋸歯状垂直同
期パルス)が低次パルスを2個だけ含むようにビデオ信
号を改変している。その結果、ビデオ信号の情報は、モ
ニター用受像機が垂直帰線消去期間を検出(それにより
、ビデオ信号の垂直アラインメントを適切に保持する)
できるものの、VTRIが前記垂直帰線消去期間を検出
(それにより、テープにコントロール信号を記録する)
できないものとなっている。こうすれば、改変したビデ
オ信号に基いてVTRtllがビデオ情報を空ビデオテ
ープに再録した場合、再録したビデオテープにはコント
ロール信号が含まれていないことから、VTR8!を再
生子−ドに設定して再録したビデオテープの内容をテレ
ビ受信機で見ようと思っても、首尾よく再生されない。
l吸@乳文 米国特許第4,100,575号に開示の方法は成功を
おさめているものの、改変したビデオ信号に基いてコピ
ーしたビデオテープでも、部分部分に限ってモニター用
受像機で録画内容が見られる。
その理由を詳述すれば、前述の欠点を解消するのに、本
発明においては、全てではなくて、一部の垂直帰線消去
期間に不充分な垂直同期情報が含まれるようにビデオ信
号を改変している。特に、不充分な垂直同期情報(即ち
、VTRfiに「見える」パルス)は、垂直帰線消去期
間の流れにおける、VTRtfiのテープ走査ヘッドの
回転速度を一定の割合で変化させる部分に含ませである
。VTRfiのテープ走査ヘッドの回転速度を一定割合
で変化させるのに要する変化率は、妨害に対するVTR
機の感度にもよる。この変化率としては、コピーしたビ
デオテープをVTR1!で再生しても画面が見られない
程の結果をもたらす程度にするのが望ましいものの、大
ていの場合では、サーボ機構の正常な作用を妨害して、
再生時間の50%以上にわたって録画内容が見られない
程の結果をもたらすだけでも充分である。
本発明の好ましい実施例においては、改変した垂直同期
信号のパターンが常時変化しているので、それを含ませ
たコピー版のテープを再生すれば、市販されているVT
RIに使われているサーボ磯構の動作を撹乱させること
ができるようになっている。前述の結果を得るのに改変
した垂直同期信号をどのように並べるかは、特定のVT
R8!の動作にもよるから、本発明ではこの点をも考慮
した上で、■TRP/iの機種が異っても所望の結果が
得られるように、種々の改変した垂直同期信号のパター
ンを用意している。現在のところ、VTR磯としては大
概3B!種あって、各機種につき複数のメーカーが生産
しているものの、本発明では機種が変れば、パターンら
異った改変した垂直同期信号を用いている。ともかく、
本発明の実施例では、ビデオテープのオリジナル版に含
まれている垂直同期信号は、テープの全長にわたって各
所要パターンに間隙を設け、1つおき、または、2つお
きに繰返されるように改変されている。
実施例 以後、添付図面を参照しなか1本発明の好ましい実施例
を詳述する。
第1図は標準的なビデオテープ112を示すものであっ
て、長手方向に沿って等間隔おきに複数のビデオトラッ
ク110が形成されている。各ビデオトラック110に
は、1フイ一ルV信号に要するビデオ情報が全て記録さ
れており、その始端部に垂直帰線消去期間114が、そ
の後には前述のビデオ情報が記録されている。第2A図
に示すように、垂直帰線消去期間は、後はど詳述するも
のの、複数の垂直同期パルス111からなり、これらの
パルス111は、テレビ受像機に設けられている垂直発
振器に送りこまれて各フレーム走査の始端をテレビ受像
管の画面の上部と合せるのに利用されている。言うまで
もなく、垂直同期パルス111はテレビ受像機を正常に
動作させる上で必ず要するものである。
各ビデオトラック110と、それに近接するチー7’l
12の片縁部との間にはコントロールパルス識別マーク
116が磁気記録されている。各ビデオトラック110
につき1個のコントロールパルスが得られ、VTR1f
iのテープ走査ヘッドが各ビデオトラック110を正確
にトラッキングするようにVTR1fiのサーボ機構を
制御するのに使われる。テープ走査ヘッドは、第3図に
おいて概略を示すように、テープ走査へラド118の両
側に設けた一対の磁気ヘッド120,122よりなり、
中心軸124を中心として回転自在である。このテープ
112がテープ走査ヘッド118を通過するにつれて、
磁気ヘッド120,122のいづれかがこのテープ走査
ヘッド118に臨むビデオトラック110を走査するこ
とになり、従って、テープ118が走行し、テープ走査
ヘッド118も回転していると、磁気ヘラl′120,
122が奇数番フィールドと偶数番フィールドとを夫々
走査する。−例を挙げると、磁気ヘッド120はビデオ
トラックll0A、110Cを、また、磁気ヘッド12
2はビデオトラックll0B、ll0Cを走査する。
VTR1fiが正常に動作するためには、テープ走行ヘ
ッド118の回転は、磁気ヘッド120.122が順次
ビデオトラック110を走査するようにテープ112の
移送と同期している必要がある。換言すれば、中心軸1
24を中心とするテープ走査ヘッド118の回転は、例
えばビデオトラック110Aがテープ走査ヘッド118
に臨んだ時に磁気へラド120がそのビデオトラックを
走査するように、テープ112の移送速度と同調した速
度で行なわれる。そこで、テープ走査ヘッド118の回
転速度がテープ112の移送速度に対して変わると、磁
気ヘッド120,122は互いに隣接するビデオトラッ
ク110の間か、または、互いに隣接するビデオトラッ
ク110の部分を同時に走査することになる。すなわち
、トラッキングエラーが起る。このトラッキングエラー
を避けるためにフントロールパルス116が利用される
のは公知であり、このコントロールパルス116をサー
ボ機構に供給して、テープ走査ヘッド118の回転速度
を制御することにより、ビデオトラック110に対する
磁気ヘッド120,122の走査タイミングをコントロ
ールパルス識別マーク116に応シてとっている。この
ような訳で、コントロールパルス識別マーク116は、
VTR1fiが正常に動作する上でなくてはならないも
のであり、第4図にテープ走査ヘッド118とテープ1
12の運動を同調させるためのコントロールパルス処理
回路ヲ示す。
第4図に示すように、テープ112に記録されていて、
テープ走査ヘッド118により読取られたビデオ情報は
、従来公知の再生回路126に供給された後、再生用ビ
デオ信号Sν゛とじて出力される。再生用ビデオ信号S
V’はバッファーアンプ128を介してテレビ受像機1
30に供給された後、映像となって受像管の画面に再生
される。それとは別に、磁気ヘッド120,128のビ
デオトラック110に対するト、ラッキングを正確にす
るための回路として、コントロールパルス識別マーク1
16の周波数に応じてテープ走査ヘッド118の回転数
を制御するフィードバック回路131もVTR機に設け
られている。
他方、米国でのテレビ放送規準によれば、1秒間当り6
0フイールド、即ち、30フレームの画像が映るように
なっている。このような訳で、テープ走査ヘッド118
は通常1秒間30回転するようになっていて、これによ
り1秒間当り60本のビデオトラック110が順次走査
される。この時、テープ112の移送速度は、1秒間当
り60本のビデオトラック110が順次テープ走査ヘッ
ド118を通るのに要する速度に設定されている。
実際には1.磁気ヘッドが図示の実施例の如く2個ある
場合、即ち、2ヘツド型VTRfiの場合、それら、テ
レビ放送規準がNTSC方式であれば、テープ走査へラ
ド118を通過する際のテープ112の移送速度は、通
常1秒間当り59.2〜60.8本のビデオトラック1
10が通過する速度に設定されているとともに、テープ
走査ヘッド118も1秒間当り29.6〜30.4回転
するように設定されている。
以上のことから、テープ走査ヘッド118は、モーター
132により30.4回転/秒の速度にて回転駆動され
る。このテープ走査ヘッド118の回転速度は、ビデオ
テープ112の移送速度と同期させる必要が生ずれば、
制動制御回路134により29.6回転/秒まで減速で
きる。
制動制御回路134の動作は、固定磁気へラド135、
アンプ136,138,140、パルス発生器142)
ピックアップコイル144、波形整形器146、サンプ
リング回路148とからなるフィードバック回路129
により制御される。
固定磁気へラド135は一般にコントロールヘッドとし
て知られているものであって、コントロールトラックに
おけるコントロールパルス識別マーク116の通過を検
出するものであり、この出力信号はアンプ136を介し
てパルス発生器142に供給される。このパルス発生器
142は固定磁気ヘッド135が各コントロールパルス
識別マークを検出する都度1個の出力パルス142゛を
出力するものであり、この出力パルス142゛はサンプ
リング回路148に供給されて、同様にサンプリング回
路148に供給される波形整形器146からの出力パル
ス146゛をサンプリングする。
波形整形器146には、ピックアップコイルないしトラ
ンスジューサ144からの出力信号がアンプ138によ
り増巾された後印加される。モーター132の出力シャ
フトには、互いに180°隔離して磁性片(図示せず)
が取付けられていて、ピックアップコイル144がモー
ター132の回転に伴う磁性片の通過を検出する。従っ
て、ピックアップコイル144の出力パルス144゛の
繰返し周波数はモーター132の出力シャフトの回転速
度と等しく、よって、テープ走査ヘッド118の回転速
度とも等しい。要するに、出力パルス144゛の繰返し
周波数はテープ走査ヘッド118の回転速度に対応し、
パルス発生器142からの出力パルス142゛の繰返し
周波数はテープ112の移送速度に対応する。
パルス発生器142から出力パルス142′が、また、
波形整形器146から出力パルス146゛がサンプリン
グ回路148に供給されるのではあるが、前述の波形整
形器146は、単安定マルチバイテレータで構成されて
いて、ピックアップフィル144からの各出力パルスに
応じて所定期間のパルスを出力する。単安定マルチバイ
ブレータの出力は積分回路に供給されるが、この積分回
路は、単安定マルチバイブレータの出力パルスの立上り
時に充電され、立下り時に放電するコンデンサで構成す
るのが望ましい。従って、波形整形器146の出力パル
ス146゛の波形は、第4図に示した如くになる。サン
プリング回路148はパルス発生器142の出力パルス
142′に応じて、波形整形器146からの各出力パル
ス146゛の立下りの部分を取り出すべく動作する。言
うまでもなく、サンプリング回路148が取出す各出力
パルス146′の立下り部分の大きさは、固定磁気ヘッ
ド135の出力パルスとピックアップコイル144の出
力パルスの位相差に対応して変る。
従って、アンプ140に印加される信号の大きさは、テ
ープ112とテープ走査ヘラ)118の相、:・旨゛1
度に応じたものとなる。制動制御回路134は、アンプ
140により増巾されたサンプリング回路148からの
出力信号、即ち、テープ112とテープ走査ヘッド11
8の相対移動速度に応じてモーター132の速度を制御
するものであり、こうすることにより、テープ110の
移送速度とテープ走査へッl′118の回転速度との間
で同期をとることができるのである。
テープ走査ヘッド118の回転速度とテープ移送速度と
の間で同期がとられる様子を第5図を参照しながら説明
する。第5図は、フィードバック回路129がビデオテ
ープ112の移送速度に対応する所望の回転速度V d
esにテープ走査ヘッド118の回転速度となるように
調筋する方法を示すものであって、便宜上、テープ11
2の移送速度は図示の時間tの経過中一定であるものと
仮定しである。この図において、時間toの時点におい
てVTRPIiの動作を開始したとし、その時テープ1
12の移送速度は、60本のビデオトラック110が1
秒間にテープ走査ヘラ)118を通過するのに充分な速
度に達しているとともに、モーター132もテープ走査
ヘッド118を最大速度Vmax’(例えば30.4回
転/秒)で駆動しているものと仮定する。時間t0の直
後、フィードバック回路129の作用により、モーター
132の回転速度、即ち、テープ走査ヘッド118の回
転速度が所望速度Vdeslこ達するべく最低速度V 
lll1n(例えば29.6回転/秒)へと減少する。
しかし、テープ走査ヘッド118の回転速度は一度に所
望速度V desに達しないで、それより遅い速度にな
り、その後最大速度Vmaxの方へと変動し、これをく
り返しながら時11flt、になって始めて所望速度V
 desに落ち着くようになる。一般に市販のVTRI
においては時間E0から時間t1  までの所要時間は
1〜2秒間である。このようにテープ走査ヘッド118
の回転速度が所望値V clesで安定した後でも、テ
ープ112の移動速度に変動が起れば、フィードバック
回路12qがそれに合せてモーター132の速度を制御
する。今、仮りにテープ移送速度が前述の仮定条件にお
ける移送速度よりも遅くなれば、テープ走査ヘッド11
8の回転速度の所望値は前述の所望値V desよりも
いくらか遅い値V ’des(図示せず)となる。
以上のことから、テープ112のコントロールトラック
にコントロールパルス識別マーク116塙tT−童け 
 ホトI十七し?πンか−VギナL 41.々11凸に
対応して記録されている限り、フィードバック回路12
9の作用によりテープ走査ヘッド118とビデオテープ
112との同期をとることができるのである。フントロ
ールトラックにコントロールパルス識別マーク116が
記録されていないか、または消去してしまえば、テープ
走査ヘラV118は専ら最大速度(例えば30.4回転
/秒)で回転し続けるのみで、ビデオテープ110に対
しては位相が合ったり、外れたり、これが周期的に起る
このようなことが起れば、ビデオ情報は間欠的に再生回
路126へ送られ、従って、再生画像はテレビ受像機1
30の受像管の画面に間欠的に現れる。従来はこの現像
を利用して、ビデオソフトにおけるビデオ信号を改変す
ることにより、このビデオソフトから空ビデオテープへ
のコピー(ダビング)ができないようにしていた、詳述
すれば、ビデ芽ソフトに収録されているビデオ信号は、
標準的なVTRt!!を用いてビデオソフトの内容を空
ビデオテープにダビングしようとすれば、そのVTR1
!ではコントロールパルス識別マーク116が空ビデオ
テープに収録されないように改変されている。この場合
、ダビングしたビデオテープをVTRIfJにかけて再
生しようとすれば、コントロールパルス識別マーク11
6が収録されていないのでテープ走査ヘッド118は専
ら最大速度(例えば30.4回転/秒)で回転するのみ
で、再生画像はそのVTRIfJと接続したテレビ受像
機の画面に間欠的(一般に7秒間のうち5秒間だけ見え
る。 )に再生される。
前述の従来方法は成功しているものの、間欠的とは言え
、ビデオテープのコピー版からでも映像が再生できるの
は変りない。これに対して、本発明は、コピー版のテー
プには所定のビデオテープ91101=対応するコント
ロールパルス識別マークのみが収録されるように、マス
ターテープに収録されているビデオ情報を改変すること
で前述の従来方法の欠点を解消するものである。どのよ
うなパターンでビデオトラックに対応するコントロール
パルス識別マークを収録するのかは、VTR機の感度に
もよるが、VTR@のテープ走査ヘッドの回転速度がテ
ープの移送速度に対して常時変動するようにVTRPI
iのサーボ機構を撹乱するのであれば良い。もっとも、
テープ移送速度の常時変動率は、コピー版のテープをV
TR機にかけて再生すると、画像が全然見られない程で
あればそれに越したことはないが、単位時間の50%以
上にわたって、画像が鮮明に再生できない程度でも充分
である。
前述したように、対応するコントロールパルス識別マー
クが設けられているビデオトラックのパターンをどのよ
うにするかは、VTR11iの機種によって変るので、
機種ごと実験して決定すれば良い。−例を挙げれば、成
る機種のVTRt!に対しては、コピー服となるビデオ
テープのフントロールトラックに、5本のビデオトラッ
ク110につき1個のコントロールパルス識別マーク1
16が収録されるようにしても良い、このようなコピ御
飯テープをVTR1にかけて再生しようとした時でのテ
ープ走査ヘッド118の回転の様子を第6図に示す。第
6図かられかるように、歯抜は状態のコントロールパル
スが固定磁気ヘッド(コントロールヘッド )により検
出されると、フィードバック回路129は間欠的にテー
プ走査ヘッド118の回転とテープ移送との間で同期を
とろうと動作するが、モーター132の回転速度は常時
変動し続けるので、テープ走査ヘッド118を構成する
磁気ヘッド120,122はいづれもビデオトラックを
正確に走査することがで軽ず、従って受像器130の画
面には鮮明に再生されない。
前述の如きのコントロールパルス識別マークの歯抜はパ
ターンの別の例としては、30本のビデオトラックがテ
ープ走査ヘッドを通過するまでは10本のビデオトラッ
クにつぎ1個のコントロールパルス識別マークをあてが
い、その後の15本のビデオトラックには夫々連続して
対応するコントロールパルス識別マークをあてがう如く
のパターンでも良い。このようなパターンを用いた場合
、コピ御飯テープの再生時に得られる画像は画幅が常時
変化して鮮明な画像再生を不可能とするほど、サーボ機
構をしてテープ走査ヘッドの回転速度を変動させること
ができる。
コントロールパルス識別マークのtiJ抜(+パターン
は、与えられたVTRtfiの動作態様にもよるのであ
るか1本発明ではVTRIfiの機種ごと異った歯抜は
パターンをテープの長さにわたって設けるようにしてい
る。現在のところ市販されているVTR機は大概381
種あり、各機種を複数のメーカーが生産している。本発
明による歯抜はパターンはテープの全長にわたって、1
ないし2秒間隔で繰返すなりに、互いに間隙を設けて収
録されるようにしている。
本発明が威し遂げようとする結果を得るに必要なコント
ロールパルス識別マークの歯抜はパターンが−たんきま
れば、そのパターンに従ってコントロールパルス識別マ
ークをコピー版となるビデオテープに収録すべく入力ビ
デオ信号を改変しうる回路が必要となる。この回路の一
構成を第7図に示すが、ここでは前述のように、通常の
ビデオ信号に含まれている垂直帰線消去期間の所定数に
含まれている垂直同期パルスを改変することによリ、大
力ビデオ信号を改変している。亀7図の回路構成を説明
するに先立って、通常のビデオ信号に含まれている垂直
帰線消去期間について説明する。
通常のビデオ信号の波形を第2A図に示す。このビデオ
信号SVは、所定数の等化パルス131と、5個の低次
パルス111からなる鋸歯状垂直同期パルス141と、
別の所定数の等化パルス133が順にならんで構成され
ている。各低次パルス111のパルス幅は、各等化パル
ス131,133のパルス幅よりもほぼ大きく、テレビ
受像機のみならず、VTRfiによっても映像フレーム
の始りをあられすものとして検出される。テレビ受像機
はこの垂直同期パルス141を検出すると、それに基い
て各フレームの垂直走査の同期をとるようになっている
。他方、VTR1flは録画モード時に垂直同期パルス
141を検出し、それに基いて、コントロールパルス識
別マーク116をビデオテープ112のコントロールト
ラックに記録する。
詳述すれば、垂直同期パルス141をテレビ受像機にお
いて検出するのは、受像器における垂直同期回路であっ
て、それを低次パルス111を積分することで検出して
いる。垂直同期回路の積分回路の出力が所定値に達すれ
ば、垂直同期回路が垂直同期パルス141の存在を識別
したことになって、垂直発振器を以って走査ビームを受
像管の画面の上部へと復帰させるのである。前述の積分
回路の感度は比較的高く、その時定数は小さい。普通の
テレビ受像機でな呟積分回路の出力は、2個の低次パル
スを検出しただけで所定レベルに達する。
通常のVTR@においても、垂直同期信号141を検出
するのはテレビ受像機におけるのと同様に積分回路がこ
れを行う、しかし、VTRfiに使われている積分回路
はテレビ受像機におけるそれと比々て感度が低く、時定
数も大きいので、少くとも4個の低次パルス111を検
出しない限り、垂直同期信号141の存在を識別するこ
とはで鰺ない0本発明はテレビ受像機における積分回路
とVTRfiにおける積分回路との特性上の相違点を利
用するものにして、テレビ放送によるテレビ信号や、予
めビデオテープに収録されているもののVTRfiでの
再生によるテレビ信号がコピー(ダビング)されるのを
阻止すべくなされたものである。詳述すれば、本発明に
おいては、通常のテレビ受像機に対しては「見える」(
即ち、検出しうる)が、通常のVTRIには「見えない
」(即ち、検出できない)ように、選ばれた垂直駆動パ
ルスを改変している。テレビ受像機には見えるが、VT
R機には見えない信号のことを「改変した垂直同期パル
ス」と称するのではあるが、これを以後、「改変垂直同
期パルス(信号)」と略称する。これに対して、テレビ
受像機のみならず、VTRtlにも見える信号は改変し
ないものであるが、これを「正常な垂直同期パルス(信
号)」と称する。
テレビ受像機における積分回路やVTRIfJにおける
積分回路は、垂直同期パルス141を表わす曲線に囲ま
れる全域の部分を積分するのであるから、テレビ受像機
なら検出しうるが、VTRtflでは検出できない程度
この曲線に囲まれる部分を変化させるようにパルスを改
変することも良い。改変垂直同期パルスを得る一方法と
しては、第2H図に示すように低次パルス111の数を
減少することが考えられる。別の方法としては、第9B
図に示すように垂直同期パルス141を構成する各低次
パルス111のパルス幅を、垂直同期パルス141を検
出したことになる閾値にVTRIfJの積分回路の出力
が達するのを阻止するには充分だが、テレビ受像機の積
分回路の場合では、出力レベルが所定値に達して垂直走
査フライバックを行うには差支えない程度減少すること
も考えられる。また、低次パルス111の数やパルス幅
には変化はないが、第9C図に示すようにそのパルス高
(振幅)を低くしても同様の成果が得られる。更にまた
、第9D図に示すように、一部の正パルスを負パル支に
置換するなりに低次パルス111を改変して、積分回路
の積分作用に影響を及ぼすようにしても良い。
以上の説明においては、VTRfiとテレビ受像機とに
おける同期検出回路が積分型回路よりなる場合について
説明した。事実、大概のVTRI!lやテレビ受信機で
はそのような回路を用いている。
ただ、一部のビデオモニター機では、同期パルス141
の先導縁から所定時間後の低次パルス111の有無を検
出する同期検出器ないしタイミング検出器を用いている
。このような方式で使うビデオテープを改変するには、
ビデオモニター機としては垂直同期パルスの存在を識別
することができるものの、VTR機ではそれがでbない
ように各垂直同期パルス141を改変すれば良い。例え
ば、アトベン) (Aclvent>方式においては、
同期検出器が、垂直同期信号141の2番目の低次パル
ス111の中間部に対応する時点におけるパルスの有無
を検出するようになっており、そこで、後述のように最
後の3個の低次パルス111を消去するなりに垂直同期
信号141を改変すれば、このような改変垂直同期信号
はアトベント方式のテレビ受信機には見えるが、比較的
長い時定数の積分回路を備えた通常のVTR8!には見
えないようにすることができる。
本発明によれば、もとのビデオ信号に含まれている垂直
駆動パルスのうち選ばれたものだけを改変して、フィー
ドバック回路をほぼ常時動揺状態、即ち、テープ走査ヘ
ッド118の回転速度を変動させる状態にしている。こ
れは、例えば5個ごと連続した垂直駆動信号のうちの4
個のパルスを改変することにより、残りの1個の垂直駆
動パルスのみが、本発明により改変したビデオ信号に基
いて録画したマスターテープのビデオ信号をコピーして
いるVTR機のフィードバック回路で検出入力されるよ
うにしている。予め録画するマスターテープ、例えばビ
デオソフトに入れるべきビデオ信号や、放送すべきビデ
オ信号を本発明に従って改変する回路構成の一例を第7
図において+50を以って示す。
第7図において、改変すべきビデオ信号Svは入力端子
152へと制御スイッチ154を介して供給された後、
信号改変回路150に供給される。
つまり、入力端子152に入ったビデオ信号Svは、先
ずスイッチング回路156と同期分離回路158とに送
られる。同期分離回路158は通常のものであって、ビ
デオ信号Svから第2A図に示した垂直帰線消去期間パ
ルスを分離する回路であって、第2B図に示した垂直帰
線信号のみを含む鋸歯状同期信号Ssを出力する。この
信号Ssは単安定マルチバイブレータ160を積分回路
162とに供給される。単安定マルチバイブレータ16
0は、信号Ssを構成する各パルスが印加される都度、
所定期間(パルス幅)のパルスを出方する。従って、第
2B図に示した信号Ssが印加されれば、第2G図に示
したパルス群が単安定マルチバイブレータ160から出
力されることになる。第2G図に示す如く、単安定マル
チバイブレーク160の各出力パルスは、等化パルス1
31,133のパルス幅と同一のパルス幅を有するよう
に選ばれている。この単安定マルチバイブレータ160
の出力端は、スイッチング回路156の1対の固定端子
のいづれかに接続されているので、スイッチング回路1
56の可動接点がその固定端子と接続される都度、信号
Seカルコ〜ダ〜回路190に供給される。スイッチン
グ回路156は好ましくは電子スイッチであって、その
動作はANDゲート+64の出力により制御される。
換言すれば、ANDゲート164の出力が論理「0」で
あれば、入力端子+52からのビデオ信号Svがスイッ
チング回路156の出力端jこ取り出されるが、論理「
1」であれば、単安定マルチバイブレータ160からの
出力パルスSeがスイッチング回路156の出力端に取
り出される。そこで、垂直同期パルス141の各低次パ
ルス111のパルス幅に相当する期間中にANDゲート
164の出力が論理rlJとなれば、パルス幅が比較的
狭い単安定マルチバイブレータ160の出力パルスが、
パルス幅の比較的広い低次パルスIllにとってかわる
ようになり、かくて、スイッチング回路15Bの出力端
からは第2H図に示した、改変したビデオ信号Sv’が
出力される。この点について以下に詳述する。
同期分離回路158がら出力した鋸歯状同期信号Ssは
積分回路162により積分されて、第2C図に示した積
分信号Siが積分回路162より出力される。積分回路
162の時定数は、第2C図の波形からもわかるように
、各等化パルス131゜!33のパルス期間中には放電
が行なわれるが、各低次パルスIllのパルス期間中に
は完全放電か行なわれない程度に選ばれている。それ故
、積分回路162の出力レベルは等化パルス131の期
間中はほぼ零であって、同期信号141の期間中は最大
値へと積分されて行き、かくて、その後ノ等化パルス1
33の期間中は再びほぼ零に下って行く。
前述の積分信号Siは並列接続した比較器166゜16
8に供給される。比較器166は、バイアス回路170
より出力された第1バイアス電圧すと積分信号Siとを
比較して、積分信号Stがバイアス電圧すよりら高い時
に論理rlJの出力信号を出力する。言うまでもなく、
積分信号Siが第1バイアス電圧すよりも低ければ、比
較器166の出力信号は論理「0」である。比較器16
6の前記出力信号については、第2E図にstを以って
示しである。出力信号stはANDゲート164と論理
選択回路176とに供給される。要するに、比較W 1
66の出力信号は、改変した各垂直帰線消去期間におけ
るどの垂直同期パルス21を改変すべきかを決定するも
のである。他方、論理選択回路176は、どの垂直帰線
消去期間を改変すべきかを決定するものである。
前述の実施例では5つの垂直帰線消去期間のうち4つの
垂直帰線消去期間を改変している。このような実施例に
あっての論理選択回路176は第8図に示した構成を採
る。第8図に示すように、論理選択回路176は、カウ
ンター178、比較器180、単安定マルチバイブレー
タ182が直列接続された構成をしているとともに、セ
ットポイント回路184を備えている。比較器166か
らの出力信号(パルス) stは、カウンター178の
カウント入力端CTに供給されるようになっていて、こ
の出力信号stの先導縁(立上り)に応じてカウント内
容が1だけ増加する。カウンター178のカウント内容
は比較器180により、セットポイント回路184から
比較器180に供給されるセットポイント値と比較され
る。本実施例では、セットポイント値を5に設定しであ
るので、カウンター178に5番目のパルスstが入力
されると比較器180から1個のパルスが単安定マルチ
バイブレータ182とカウンター178のクリアー入力
端CLに供給される。この結果、カウタ−178は次の
カウント動作にそなえてリセットされるとともに、パル
スstのパルス期間と少くとも等しいパルス期間を有す
る出力パルスSxが単安定マルチバイブレータ182か
ら出力される。
第7図に戻って、前述の構成をした論理選択回路178
の出力パルスは、連続した4つの垂直帰線消去期間に対
応する期間中は論理「0」であるが、5番目の垂直帰線
消去期間では論理rlJとなっている。従って、AND
ゲート164は前記4つの垂直帰線消去期間中には開き
、5番目の垂直帰線消去期間には閉じるので、スイッチ
ング回路156は入力ビデオ信号Svの4つの連続した
垂直帰線消去期間を改変するが、5番目の垂直帰線消去
期間については改変しない。
論理選択回路176の出力が論理rOJとなる4つの垂
直帰線消去期間中、比較器166の出力信号stにより
スイッチング回路156の動作が制御される。詳述すれ
ば、比較5166の出力が論理rNである時は常時、単
安定マルチバイブレーク160の出力がスイッチング回
路156を介してレコーダー回路190に供給される。
第2C図に示すように、バイアス電圧すは、少くとも2
つの低次パルスIllが発生した後でなければ比較器1
66の出力stが論理rlJとならないようにするに充
分なものと選ばれている。それ故、スイッチング回路1
56の出力端に出る改変したビデオ信号Sv’は第21
−1図に示した波形となる。第2H図に示すように、各
垂直帰線消去期間には2個の垂直同期パルスが温存され
ているのみである。もっとも改変した垂直帰線消去期間
における全数の低次パルスがVTR機に検出されないよ
うに工夫しであるのであれば、温存する低次パルスの数
は而述のように2個に限らず、それ以上であっても良い
ものである。
積分回路162の積分信号Stは比較器168にも供給
されているのは前述したところである。
この比較器168は、積分信号Stがバイアス信号発生
器172から印加される第2バイアス電圧aよりも大き
いかどうかを比較判定するものであって、積分信号Si
が第2バイアス電圧aよりも大きい時は常時論理rlJ
の出力を、また、その他の時期には論理「0」の出力を
出力する。即ち、この比較器168の出力パルスScは
第2D図に示す通りである。尚、第2バイアス電圧aは
第1バイアス電圧すよりも高いので、パルス168゛は
常にパルス168°の後に発生する。それ故、比較器1
68からの出力パルス群の周波数は、垂直同期信号の周
波数と等しい。比較器16Bの出力パルスはフィードバ
ック回路129゛ とコントロールパルス用アンプ18
8とに供給される。
コントロールパルス用アンプ188は、比較器168か
らの出力パルス群を増巾した後、これを磁気ヘッド17
8に印加してビデオテープ、即ち、マスターテープとな
るビデオテープ112のコシトロールトラックにコント
ロールパルス識別マークを記録する。但し、出力パルス
群168°の周波数はビデオ信号Svにおける垂直帰線
消去期間の周波数と等しいから、コントロールパルス識
別マーク116の間隔は、ビデオ信号Svの垂直帰線消
去期間の周波数に対応する。
比較器16Bからの出力パルス群168°はフィードバ
ック回路129°にも供給されるが、このフィードバッ
ク回路129°は、構成のみならず機能においても第4
図に示したフィードバック回路129と同一である。従
って、このフィードバック回路129も、テープ走査ヘ
ッド118の回転速度がテープ112に記録されるコン
トロールパルスと同期するように、テープ走査ヘッド1
18を制御する。
前述したように改変したビデオ信号Sv’は、通常のビ
デオレコーダー回路190を介してテープ走査ヘッド1
1Hに供給された後、マスターテープ112に記録され
る。その結果、マスターテープ112における各ビデオ
トラック110に記録される垂直帰線消去期間は第2 
H図に示した如く改変されたものとなる。従って、この
ようにビデオ信号を収録したマスターテープ112を別
のV1゛R機で再生しようとすれば、マスターテープ1
12に収録されているビデオ信号における垂直同期情報
は不充分なものであるから、換言すれば、別のVTR機
を用いてテレビ受像機に再生するには不充分だが、直接
テレビ受像機に再生するには充分なものであるから、マ
スターテープからコピーしたものでは鮮明な画像は見ら
れない。
要するに、マスターテープとなるビデオテープにはビデ
オ信号が正常に収録されるが、コピー版となるビデオテ
ープにそのマスターテープからビデオ信号を収録させた
場合、収録されるにはされても再生できるようなもので
はない。他方、改変したビデオ信号Sv’を所望に応じ
て、ケーブルないし放送電波を介して遠隔地のテレビ受
像機やVTR機に送ることも可能であり、この場合、遠
隔地でのテレビ受像機では鮮明に再生することができる
が、VTR機に再生できるほどのビデオ信号として収録
するのは不可能である。
尚、ここまでの説明においては、映像の収録再生につい
て説明したが、本発明では映像に伴う音声を聞きづらい
ものとすることらできるものである。何故ならば、例え
ば前述のマスターテープをもとにコピーしたビデオテー
プを再生する場合、第6図を参照して説明したのと同様
にテープ走査ヘッド118とビデオテープ112(コピ
ー版)との相対移動速度が常時変動するようになってい
るからである。
全部とは言えないまでも、大部分の市販されているVT
R機では、弱減衰型二次システム(underdamp
ed 5econd order system)とし
て動作するフィードバック回路を利用している。即ち、
システムには、フィードバック回路の入力端に加る階段
関数に応じてテープ走査ヘッドが無限に動揺することが
ないようにするに充分な減衰特性がある。本発明の好ま
しい実施例では、ビデオ信号がVTR機に供給されると
、このようなフィードバックの動作によりテープ走査ヘ
ッドの回転が常時変動するように前記ビデオ信号を改変
している。
従来のダビング防止システムとは、ビデオテープの音声
トラックに記録されている音声信号は何ら影響を受けな
いま\になっている欠点がある。
通常、音声トラックは、例えばコントロールトラックに
隣接して、カセットテープにおけるのと同様にビデオテ
ープの長手方向に直線状に形成されている。
ところが、米国特許第4,100,575号に開示され
ている如くのダビング防止システムでは、コントロール
パルス識別マークが全熱記録されないか、または、1つ
おきのコントロールパルス識別マークのみの収録を許容
する程度にビデオ信号を改変しているものであるから、
フィードバック回路としてはテープ走査ヘッドの回転速
度を最大値(例えば30.4回転/秒)に保持すべく動
作している。換言すれば、テープ走査ヘッドの回転速度
は最大値で一定にされているから、ビデオテープの直線
移送速度も一定ということになり、従って、音声読取り
磁気ヘッドは充分聞きとれる程音声信号を読取ってしま
うことになる。これがそのま\コピー版のテープに収録
されてしまう有様である。
しかし、本発明では、テープ走査ヘッドの回転速度が最
大値と最少値との間で常時変動するように前述の如くビ
デオ信号の垂直帰線期間を改変しており、しかも、テー
プ走査ヘッドの回転速度の変動を補償すべくフィードバ
ック回路がテープ移送速度を追従調節している。言いか
えれば、テープ移送速度も変動しているから、読取りヘ
ッドが読取った音声信号はその周波数が変動(ワウ)し
たものとなって、非常に聞きとれないものとなる。
尚、本発明を説明するに当っては、ビデオテープを用い
た例を説明したが、ビデオディスクの場合でも適用でき
るのは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ビデオテープにおけるビデオトラックの配置
を示す部分正面図、第2A図から第2H図までは、第7
図に示した録画回路の各所に現れる信号の波形図、第3
図はVTR機のテープ走査ヘッドの概略説明図、第4図
はVTR機の再生回路のブロック回路図、第5図は第4
図の回路におけるフィードバック回路の動作を示すグラ
フ、第6図は、本発明に係わるものにして、第4図のV
TR機で改変したビデオ信号を再生した場合でのフィー
ドバック回路の動作を示すグラフ、第7図は、本発明に
よりビデオ信号を改変するのに用いることができる録画
回路のブロック回路図、第8図は第7図における論理選
択回路の詳細図、第9A図は定常ビデオ信号における垂
直帰線消去期間の波形図、第9B図から第9D図までは
、本発明により改変しうる垂直帰線消去期間の波形図で
ある。 !10・・・ビデオトラック、112・・・ビデオテー
プ、116・・・コントロールパルス識別マーク、11
8・・・テープ走査ヘッド、129,129’ ・・・
フィードバック回路、131,132・・・等化パルス
、141・・・垂直同期パルス、150・・・ビデオ信
号改変回路。 特許出願人 ステイーブン・アール ・ホフステイン 代理人 弁理士 青 山  葆ばか2名ニー1−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記の構成からなる装置 (A)磁気ビデオテープで、次のものを備えているもの
    : (a)複数のビデオトラック、 (b)複数のコントロールパルス識別マークのあるコン
    トロールトラック、 (B)供給される入力ビデオ信号に応じてテレビ映像を
    表示するテレビ受像機: (C)ビデオテープレコーダで、次のものを構成要件と
    するもの: (a)前記テープにある磁気情報を電気信号に変換する
    回転磁気ヘッド、 (b)前記電気信号を処理して、前記磁気情報に相当す
    る出力信号を発する処理回路、 (c)前記磁気ヘッドと前記テープの相対移動が適切に
    同期していると、磁気ヘッドがテープを走査する都度、
    各ビデオトラックに含まれている磁気情報を前記磁気ヘ
    ッドが電気信号に変換するように、前記磁気ヘッドに対
    して前記テープを移動させる移送手段、 (d)前記出力信号を入力ビデオ信号として前記受像機
    に供給する信号供給手段、 (e)前記識別マークの位置の関数として磁気ヘッドと
    テープとの相対移動を調整する手段であって、この調整
    手段と識別マークの位置とのかね合いで前記磁気ヘッド
    の回転速度が最大値と最少値との間を常時変動するよう
    になっているとともに、前記識別マークの位置が、前記
    テープの全長にわたって互いに間隙を有するとともに所
    定時間おきに繰返される複数のパターンで変っているこ
    と。 2)特許請求の範囲第(1)項に記載のものであって、
    識別しうる情報が入力ビデオ信号に応じてテレビ受像機
    に表示されない程度前記磁気ヘッドの回転速度が変動し
    うるように、前記識別マークの位置を選定してあること
    。 3)以下の構成からなる装置 (A)磁気ビデオテープで、次のものを備えているもの
    : (a)複数のビデオトラック、 (b)複数のコントロールパルス識別マーク、(B)ビ
    デオテープレコーダで、次のものを構成要件とするもの
    : (a)前記ビデオトラックを走査すると、そのビデオト
    ラックに含まれる磁気情報を電気信号に変換する回転磁
    気ヘッド、 (b)前記電気信号に応じて、その電気信号に含まれる
    情報に相当する出力信号を発する処理回路、 (c)前記磁気ヘッドに対して前記テープを移動させる
    移送手段、 (d)前記識別マークの位置の関数として前記磁気ヘッ
    ドと前記テープとの相対速度を調整するフィードバック
    回路手段、 (C)前記識別マークの位置が、前記フィードバック回
    路手段とのかね合いで前記磁気ヘッドの回転速度が所定
    最大値と所定最少値との間を常時変動させるようになっ
    ているとともに、前記テープの全長にわたって互いに間
    隙を有するかたわら、所定時間おきに複数のパターンで
    繰返されるようになっていること。 4)特許請求の範囲第(3)項に記載のものであって、
    前記識別マークの位置が、正弦波の形で前記磁気ヘッド
    の回転速度を変動させること。 5)磁気テープと、 前記磁気テープに複数のビデオトラックとして記憶され
    ているビデオ情報であって、パルス数、パルス幅、また
    は、パルス振幅を変えることにより改変された複数の低
    次パルスを含む垂直同期パルスが各ビデオトラックに記
    憶されているビデオ情報とからなり、 前記垂直同期パルスは複数の同期パルスを含む複数のグ
    ループに区分されているとともに、各グループにおける
    改変した同期パルスと改変されなかった同期パルスとの
    順序でそのグループにおける改変した同期パルスのパタ
    ーンが定められており、このパターンが他の一部のグル
    ープに対しても同一パターンとなっていることから、前
    記磁気テープには、その全長にわたって異なった改変同
    期パルスの複数パターンが互いに間隙をおいて並んでい
    ることよりなるのを特徴とするビデオテープ。
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JPH02135513U (ja) * 1989-04-17 1990-11-09

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