JPH04505989A - ケーブルのポリオレフィン絶縁のクラッキング防止のための装置および方法 - Google Patents

ケーブルのポリオレフィン絶縁のクラッキング防止のための装置および方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 特表千4−505989 (5) ケーブルのポリオレフィン絶縁のクラッキング防止のための装置および方法 産業上の利用分野 本発明は、電話ケーブルや電カケーブル等の導電体において酸化防止剤を含有す るポリオレフィン絶縁の酸化的分解(劣化)を防止するための方法、物品および 材料に関する。
発明の背景 従来、ポリエチレン、ポリプロピレン、その他種々のコポリマー等のポリオレフ ィン類を保護するにあたり、ポリオレフィン樹脂の製造または加工工程において 酸化防止剤を加えることはプラスチック業界において公知となっている。酸化防 止剤は、その各々が同様の、もしくは異なった方法で樹脂の酸化を防止できる添 加剤の混合物から成ることが多い。これらの酸化防止剤は、絶縁電線を形成する ために例えば電線導体上への絶縁物の高温押出し成型を行うとき、その間の樹脂 の劣化を防止する。これらの酸化防止剤(また、安定剤としても知られる)材料 はまた、絶縁電線および/またはケーブルの使用期間中における絶縁のクラッキ ング、剥離、その他の悪影響を未然に防止するのに役立つ。このような劣化はそ れほど高くはない40℃〜90℃の温度においてさえも、大気中に長期間さらさ れると発生することがある。最も一般に使用される酸化防止剤材料は、フェノー ル型酸化防止剤(しばしば、−吹酸化防止剤と呼ばれる)を含むもので、それら はしばしば過酸化物分解剤(いわゆる相乗効果剤または二次酸化防止剤と呼ばれ る)と併用される。これら防止剤は、使用時にはそれぞれ代表的には絶縁物に約 0.1重量%含有される。
さらに最近になって、多くのケーブルに用いられる銅導電体が酸化工程に対して 触媒作用を及ぼし、そのため酸化防止剤組成物の早期減耗を促進するということ が分かってきた。この影響を阻止するため、現在高頻度で、いわゆる金属不活性 化剤(特に銅触媒の影響を阻止するようにしたものが多い)がその製造工程中に ポリオレフィン樹脂に添加される。また多くのケーブルに用いられている着色顔 料も、しばしば劣化を促進する酸化反応に触媒作用を及ぼす(このことは絶縁の 脆化、クラッキング、剥離によって実証される)。
上記およびその他の理由により多(のケーブル、特に電話機のペデスタルや架空 線用エンクロージャに設置されたケーブル部分では当初に予想されたよりかなり 速い速度で使用中に劣化が進むことが分かってきた。この問題の歴史的展開に関 する優れた検討が、T。
N、ポウマー(B owner) rペデスタルにおける発泡ポリエチレン絶縁 のクラッキング(Cracking of Foamskin Po1yeth yleneI n5ulations in Pedestals)J (19 38年「国際電線・ケーブルシンポジウム議事録(I nternationa l Wire and CableS ymposium Proceedin gs)J 、475〜485ページ)に見られる。
この論文の序章に次のようなことが述べられている(参照番号は省略): r1960年代から70年代にかけて、低密度ポリエチレン(LDPE)絶縁中 に大問題となるクラッキングが発生した。この種の劣化は米国南西部においてわ ずか3〜4年で発生した。広範囲にわたる研究の結果、高温によって安定剤の損 失や酸化が促進されるばかつてなく、銅導電体が酸化を触媒的に進めることも判 明した。その結果、絶縁材料は高密度ポリエチレン(HDPE)に変更され、低 揮発性酸化防止剤が使用され、さらに金属不活性化剤が添加されるようになった 。この間に、絶縁電線およびポリオレフィン組成物の酸化試験用として開発され た方法が、今日のケーブルの安定性要求事項の基礎となっている。
上述の材料変更に付随して、1972年、耐水性PICケーブルが埋設設備環境 中に導入された。このケーブルは、ケーブルに、ワックス状炭化水素材料を充填 することを伴うものであった。このケーブルには最初、ポリプロピレン(p p )絶縁が用いられたが、早期に脆化および破損を受けることが分かったため、1 976年に内側を発泡HDPEで、外側を非申空HDPEで一体被覆した発泡− スキンHDPE設計に置き換えられた。この絶縁物は、ある促進試験結果ではわ ずかに10〜15年の寿命であるという予測が出されたが、以前の研究からペデ スタルの環境においては問題なく40年以上は持つであろうと期待された。
1976〜1980年にかけて使用に供された発泡−スキンHDPE絶縁は、ア リシナ州南部およびニューメキシコ州におけるクロージャ内にクラッキングを発 生し始めた。フェエックス市においては製造年の新しいケーブルのクラッキング の報告さえあった。問題は、ここでもそのような劣化が安定剤の減耗によって発 生するということである。LDPEの経験に基づき、米国南西部はその地域での 高温、長期の夏気候がペデスタルクロージャ内での加熱酸化や安定剤損失を著し く促進させると考えられるので、米国の他の地域で起こると予想される事柄の先 駆は的存在と見なされる。これらの問題は、過去12年間にわたって実地に蓄積 された発泡−スキン絶縁の量が多量に存在するということによってさらに大きく なる。」ボウマーの参考資料の482ページにはさらに、危険状態に置かれてい るケーブルの使用寿命を増加させる試みとして酸化防止剤ブースタ(促進剤)の スプレーやバック(すなわち、5%程度の幾分揮発性の酸化防止剤組成物を含む バック(アイスホッケー用円盤)状の樹脂物体)をペデスタル中に投入したこと が述べられている。
またこの資料には危険状態にあるケーブルに対し、交換しなくて済む最良の修理 は内部型クロージャを気密にして酸素の流入と安定剤の蒸発を最小限度に抑える ことにあると特記されている。
上述のように、特にペデスタルエンクロージャ内に設置された場合の、電線絶縁 の脆化、クラッキングおよび剥離の問題は、その問題解決に向かっての数多くの 試みにもかかわらず、また特にこの問題の克服のためにとられた承認電話ケーブ ル絶縁材料および構造における何度かの変更にもかかわらず、少なくとも196 0年代半ば以来ずっと続いている。
発明の要約 本発明者らは、これらのケーブル絶縁が熱収縮性ケーブルスプライスあるいはボ ルトを組み合わせたケーブルスプライスプロテクタといった気密なエンクロージ ャによって包囲される場合でさえも、依然として電線および/またはケーブルの 絶縁の劣化が起こることを発見した。本発明者らはさらに、この驚くべき結果が ペデスタルクロージャや架空線用クロージャ内環境のある部分と、絶縁中に存在 する安定剤の成分との間の従来認められなかった相互作用によるものであること を予想外にも発見した。本発明者らはこの相互作用が酸化防止剤成分の一種また は多種の直接劣化を結果的に起こすものであると考える。本発明者らはこの相互 作用が実質的に酸素を含まない雰囲気中においてさえも起こり、従ってこの劣化 は非酸化的であることに気づいた。要約すれば、本発明者らは予想外にも、また 驚くべきことにも、例えばケーブルスプライスその他の要素をその中に収容した エンクロージャ、ケーブルスプライスの接続部、さらにはケーブルスプライス領 域中からある種のエンクロージャ材料からの酸性的発散物が常温において発生し て、絶縁電線導体に使用されている酸化防止剤組成物の一種以上の成分と相互作 用して、その酸化防止剤組成物の一種以上の成分の有効性が実質的に破壊される ことを発見した。
本発明は、埋設用スプライスケース、地上用ペデスタル、架空線用クロージャ等 のスプライスエンクロージャ中の電線絶縁の劣化を抑制する方法、装置および部 品キットを提供するもので、このスブライスエンクロージャは、その中に電線絶 縁の劣化を抑制するための有効量の酸/揮発成分除去剤をエンクロージャと一体 として、または別のユニットとして設置することから成る。さらに詳細には、本 発明はエンクロージャ、ケースまたはペデスタル中に、a)容器手段: および b)容器手段の中の、酸/揮発成分吸収手段を含んで成る物品を配置することか ら成る。
本発明はまた、酸性蒸気劣化に対し、改善された抵抗性を与えるために有効量の 酸吸収手段を含む改良されたポリオレフィン物品をも提供する。さらに本発明は 、変性してポリオレフィン電線絶縁を侵食する揮発性物を生成する酸生成プラス チックや材料を除外することによりポリオレフィン電線絶縁の劣化を低減する方 法を提供する。
本物品はまた、電線絶縁の酸素誘導時間を延長するために単独で、または乾爆剤 および/または酸素除去剤と組み合わせて使用する酸化防止剤を含んでいてよい 。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の実施態様を適用した気密エンクロージャによって包囲された スプライスケーブルの断面図を示す。
第2図は、本発明の数種の実施態様を示すエンドキャップの断面図を示す。
第3図は、本発明の実施態様を適用した引込線付き通信用スプライスのための架 空線用クロージャを示す。
第4図は、本発明の実施態様を適用したペデスタルキャップの部分断面側面図を 示す。
第5図は、本発明の実施態様を含み、吸収あるいは吸着の形で容器媒体と組み合 わせたエンクロージャバッグを形成するのに適したシートの平面図を示す。
第6図は、ポリオレフィン電線またはケーブルを包囲するためのエンクロージャ 、例えばバッグを形成するために貼り合わせた第5図の2枚のシートの断面図を 示す。
本発明は、他の要因の中でも特に、エンクロージャ内での塩化水素(HCl)、 酢酸等の酸性蒸気や、架橋結合した弾性体やプラスチックから発生する揮発性物 質、特にポリ塩化ビニルなどのハロゲン化プラスチック材料の劣化により生ずる 揮発性物質が、常温例えば昼間の温度においてさえもポリエチレン電線シース等 のポリオレフィンの安定剤の有効性を著しく削減し、その結果として絶縁のクラ ッキングおよび電線絶縁の早期劣化を惹起または惹起可能ならしめるという驚く べく意外な観察を含む。これに加えて、銅芯線がこの劣化過程を明らかに助長す る。
この劣化過程の劣化速度は、酸/揮発成分除去剤をエンクロージャ中にエアゾー ル、クロージャ外被内におけるラミネート、その上に除去剤を吸着または吸収さ せた材料、例えば酸除去剤等を含む材料から成るフェルトまたはブロックのよう な形で設置することにより著しく低減され、ポリエチレン絶縁等の絶縁ケーブル への酸/揮発成分蒸気の侵食を防ぐことができる。ケーブルまたは電線絶縁およ び/またはクロージャ材料はその蒸気を吸収、吸着あるいは中和するに足る有効 量の酸/揮発成分除去剤を含有することもできる。アルカリ性表面を発生させる ための表面改質もまた、本発明の1つの実施態様である。さらに、他の要旨では 、本発明は、例えばpvc。
実施例2、表■の項目等におけるようにケーブル中の精密に絶縁された導電体電 線から有害な劣化副産物を生ずる全材料を除外することを含む。好ましいエンク ロージャは、揮発性劣化蒸気を発生する非ハロゲン化封止ガスケットあるいはそ の他の封止材料を備えた金属製容器および/またはブチルテープを具備したポリ エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン材料から作られる。
より詳細には、ポリ塩化ビニル(PVC)等のハロゲン化高分子は、例えば塩化 水素(HCI)等の酸性劣化副産物の最も大きな供給源となる。PVCは引込線 絶縁、テープ、スライスラップ、およびクロージャハウジング等の多くの電話利 用設備に用いられる。文献によれば、HCIは長期間の常温環境中での周期的加 熱や紫外線放射曝露の間に発生する劣化物質であることが分かる。揮発性劣化物 質のその他の供給源は、シリコーンRTV (登録商標)、ポリクロロプレン( ネオブレン)、エビクロロヒドリン、ポリビニリデンクロライドである。ケーブ ルの寿命に影響を与える他の材料には、EPDMゴム、EPRゴム、SBRゴム 、イソプレンゴム、ニトリルゴム、類似のプラスチック等の硫黄および過酸化物 で加硫された材料がある。
酸および揮発成分の除去剤材料を、便宜上、酸除去剤と呼ぶ。酸除去剤は十分に 大きい表面積を持ち、あるいはまた紫外線および/または加熱周期等の劣化作用 からエンクロージャ内に生ずる有害物質を吸収、吸着、あるいは中和するための 十分な反応サイトを持ち、かつ人体への毒性は低く、電線絶縁やクロージャシス テムとは何ら反応しないものである。酸除去剤は単独、または混合物の形で使用 可能である。好ましい酸除去剤は、金属酸化物、炭酸塩およびエステル、水酸化 物、アミン、ステアリン酸塩およびエステル、亜燐酸塩およびエステル、硫酸塩 およびエステル、燐酸基およびエステル等から選択され、それらは電線絶縁、ク ロージャ、およびシールと悪影響を及ぼすような反応をせず、一方いかなる酸性 蒸気をも吸収、吸着、あるいは中和し、またはエンクロージャ材料からのいかな る揮発性劣化置換基の反応サイトとも結合するものである。好ましい酸除去剤を 表Iに示す。
表I 酸除去剤 酸化亜鉛 酸化カルシウム(石灰) 二塩基性フタル酸鉛 炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ) 炭酸カルシウム 水酸化ナトリウム(アスカライト(Ascarite)(登録商標))重炭酸ナ トリウム 水酸化カルシウム アンモニア: アミン エポキシ化合物(エポキシ化大豆油) バリウム、カドミウム、亜鉛のステアリン酸塩(または他のカルボン酸塩) 二塩基性亜燐酸船 三塩基性硫酸鉛 燐酸ナトリウム ジアルキル錫ジクロライド 上記酸除去剤のうち、PH値が約5以上のもの、すなわちよりアルカリ性の強い もρが特に好ましい材料で、表■に掲げたグループから選択することができる。
表■ 好ましい酸除去剤 炭酸ナトリウムおよび/またはその水和物炭酸カルシウム 重炭酸ナトリウム 酸化カルシウム 水酸化カルシウム 酸化亜鉛 これら酸除去剤はまた、表■に掲げられた一種または多種の化合物の酸化防止剤 と別々にまたは一体として用いると有効である。
表■ 酸化防止剤 バノックス(Vanox) GT (登録商標):R,T、バンダービルト・カ ンパニー(Vanderbilt Co、)、トリス(3,5−ジ−t−ブチル −4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートイルガノックス(I rgano x) (登録商標)1010:チバガイギー・コーポレーション(Ciba−G iegy Corp、) 、テトラキス[(メチレン3− (3’、 5°−ジ −t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)]プロピオネートメタン イルガノックス(登録商標)1076+チバガイギー・コーポレーション、オク タデシル3− (3’、5’−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ ピオネート サントノックス(Santonox) R(登録商標):モンサンド・コーポレ ーシg ン(Monsanto Carp、) 、4.4−チオビス−(6−t −ブルメタクレゾール) サントホワイトパウダー(Santowhite PowderX登録商標); モンサンド・コーポレーション、4.4’−ブチリデンビス(6−t−ブチルメ タクレゾール) エタノックス(E thanox) (登録商標)330;エチル・コーポレー シa ン(Ethyl Corp、 )、1.3.5−トリメチル−2,4,6 −トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼンバノッ クス(Vanox)(登録商標’I 1290 ;R,T、バンダービルト・カ ンパニー・インコーホレーテッド(Vanderbilt Co、、Inc、) 、2.2−エチリデン−ビス(4,6−ジーt−ブチルフェノール)ウルトラノ ックス(U 1 tranox) (登録商標)246;ボルグーワーナー・ケ ミカルズ(Borg−Warner Chemicals)、2,2゛−メチレ ン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)ナラガード(N auga rd) (登録商標)445:ユニロイヤル・ケミカル・カンパニー・インコー ホレーテッド(Uniroyal ChemicalCompany、I nc 、 )、4.4′−ジ(α、α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン ミクシム(M ixxim) (登録商標)AO−30;フェアマウント・ケミ カル・カンパニー・インコーホレーテッド(F airmountChemic al Co、、Inc、)、1,1.3−トリス(2−メチル)−4−ヒドロキ シ−5−t−ブチルフェニルブタンサイアノックス(Cyanox) (登録商 標)425;アメリカン・サイアナミド・カンパニー (American C yanamid Co、)、2,2−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t− ブチルフェノール)エタノックス(E thanox) (登録商標)702; エチル・コーポレーシ=y :/ (Ethyl Corp、 )、4,4°− メチレン−ビス(2,6−ジーt−ブチルフェノール) ナラガード(登録商標)451;ユニロイヤル・ケミカル・カンパニー・インコ ーホレーテッド、特許権所有アルキル化ハイドロキノン 上記酸化防止剤のうち、特に好ましいものは表■に掲げられたグループから選択 することができる。
表■ 好ましい酸化防止剤 サンドホワイトパウダー(登録商標)、モンサンドサントノックスR(登録商標 )、モンサンドエタノックス(登録商標)330、エチル・コーポレーションエ タノックス(登録商標)702、エチル・コーポレーションバノックス(登録商 標)1290、R9T、バンダービルト・カンパウルトラノックス(登録商標) 246、ボルグーワーナー・ケミカルズ ナラガード(登録商標)451、ユニロイヤル・ケミカル・カンバナウガード( 登録商標)445、ユニロイヤル・ケミカル・カンパミクシム(登録商標)AO −30、フェアマウント・ケミカル・カンパニー サイアノックス(登録商標)425、アメリカン・サイアナミド・カンパニー 上記の中でも、特にサントノックスR(登録商標)が好ましい。
酸素除去剤を単独で、または酸除去剤と共に、酸除去剤および酸化防止剤と共に 、あるいはまた酸化防止剤と共に使用することもできる。好ましい酸素除去剤を 表Vに示す。
表V ジチオン酸ナトリウム+水酸化カルシウムアスコルビン酸 グルコース+アルカリ 乾性油(亜麻仁油) ピロカテコール パラジウム触媒存在下での水素ガス 乾燥剤付きの硫酸第一鉄 活性鉄粉(酸素を除去するための加速発錆作用のあるもの)エージレス(Age less) (登録商標)リドックス(R1dox) (登録商標)サントノッ クスR(登録商標)十水酸化ナトリウム好ましい酸素除去剤は、エージレス(登 録商標)、リドックス(登録商標)およびサントノックスR(登録商標)生水酸 化ナトリウムである。エンクロージャ内の湿度低減のために乾燥剤の使用もまた 有効である。乾燥剤は単独で、または酸除去剤、酸化防止剤あるいは酸素除去剤 と組み合わせて使用することができる。好ましい乾燥剤はドライエライト(Dr ieriteX登録商標)等である。アスカライト(登録商標)のような酸除去 剤およびサントノックスR(登録商標)のような酸化防止剤との併用が特に好ま しい。
電線やケーブル絶縁の劣化を遅延させるためには、有効量の酸除去剤が使用され る。その量はエンクロージャ材料によって、あるいは大気曝露から生じる蒸気ま たは有害揮発成分の量に見合う酸除去剤の化学量論的量に等しいか、それ以上の 量となるようにして計算される。より詳細には、酸除去剤あるいはその混合物の 量は、ケーブルまたは電線絶縁物1グラム当たり約0.0005〜約4.0グラ ムである。ケーブル絶縁物1グラム当たり約0.0 O5〜約2.0グラム、最 も好ましくは約0.01〜約1.0グラムの量が好ましい。
もちろんエンクロージャ中の有害物質の濃度が低ければ低い程、酸除去剤の必要 濃度も低(て済む。酸化防止剤の量は1グラムのケーブル絶縁物当たり約0.0 1〜約0.5グラム、好ましくは約105〜約0.2グラムである。使用される 場合、酸素除去剤は、気密封止エンクロージャ中での酸素量を約0,1%の酸素 量にまで減らすのに十分な量で使用される。
酸除去剤並びに酸素除去剤および酸化防止剤は、好ましくはエンクロージャ内部 上での多孔性ラミネートを通して、あるいはまた適当なゲル状のエンドピースや 封止部材中に、あるいは酸除去剤を供給できる個別の高濃度のブロックとして、 エンクロージャ内に組み込まれる。この結果、酸除去剤がエンクロージャ内で実 質的に酸を含まない雰囲気を発生し、維持することができる。薬剤はまた、時限 放出方式あるいはその他任意の適当な供給方式で使用することもできる。さらに 別の実施態様においては、酸除去剤は約0.2〜約30重量%、好ましくは領5 〜約20重量%、さらに好ましくは2〜約10重量%の濃度でハウジング内のプ ラスチックに組み込まれる。
本発明は、封止システム中でその機能を最も良く発揮するが、空気の循環が制限 されたペデスタルキャップや架空線クロージャ等のクロージャ内においても有利 な結果が得られる。加えて、本発明は空心ケーブルやブロックトケーブル、ある いはグリースを充填したケーブルにおいてケーブルが裂けて開き、太いケーブル 中の個々の細線が剥出しになったような箇所で使用することができる。
以上で本発明の最も広範な態様について説明したが、次にさらに詳細な実施態様 を図面を参照しながら説明する。第1図は、ケーブルスプライス2を封入するた めの復元可能物品100を示す。エンクロージャ100には、米国特許第4,6 26.458号で教示されたような復元可能なスリーブを含む。この特許の明細 書の開示は、そのすべての目的において参考資料として本明細書に含まれる。エ ンクロージャ100は復元可能なスリーブ5単独か、またはそれにライナ3を包 囲する復元可能な布の付いたものを含む。スリーブ5は、復元可能な単独の形態 、または布形態のポリエチレン材料のような材料から成る。スリーブ5およびラ イナ3は、ケーブルスプライス2を保護する。ライナ3は金属、板紙、発泡重合 体材料等から作られる。スプライス2内の細い電線は、酸除去剤6をライナ3の 中における別個の部材として、またはライナ3を経由してケーブル1aおよび1 bのスプライス2に到る多孔性のアクセス路を持ったスリーブ5に組み込むこと により有効に保護される。
封止型ケーブルクロージャ100は、生として埋設用および架空線用の、それ程 頻繁な再アクセスを必要としない用途に使われるが、場合によりケーブル中の個 々の電線へのアクセスが頻繁に必要になることがある。このような目的のために は、第2.3および4図に示した装置がしばしば採用される。第2図は米国特許 第4.379゜602号で述べられているようなエンドキャップ200として知 られる装置を示す。なお、この特許の明細書の開示もそのすべての目的において 本明細書中に含まれる。外部絶縁12を備えるケーブル10は、エンドピースに 引き込まれ、そこで個々の導電体11は、13にて示されるようなスプライスあ るいは分離のために露出される。細い電線11は、適当な気密性バッグ14内に 収納され、その中に任意に酸除去剤16を収納することもできる。他の実施態様 においては、バッグ14を幾分透過性にしておき、エンドキャップ18の内部で バッグ14の外側に取り付けた16aで示されるような酸除去剤を透過させるよ うにすることもできる。エンドキャップ18は、ねじ22によってベース部材2 oに係合し、これら2つの部材はテープまたは熱収縮性ポリエチレン封止リング 24によって封止される。ベース20にはねじ付部分22より広い部分26があ り、キャップ18のベース20への接合が容易となる。ベース20には装置の圧 力試験用のバルブ28があり、熱収縮性スリーブ32により、ジャケット12で ケーブル10に固定され、ベース2oの狭縮部は熱収縮性嵌合34で30に固定 される。もちろん、エンドキャップはテープ、しかし好ましくはポリ塩化ビニル テープよりもブチルテープあるいは適当なグロメットやガスケットアレンジメン トのような他の適当な任意の手段により固定することもできる。また、追加的に 酸除去剤溶液を細い電線11にスプレーすることもできる。
あるいは、ライナバッグ14には、その内面に電線を保護するために、揮発性酸 除去剤を含有する適当な層を設けることもできる。
第3図は、2本のケーブル50および52を一体にスプライスするのに使用され る本発明の架空線用クロージャの実施態様を示す。
ケーブル50および52は、通常、ケーブルスプライス領域68を経て通常に一 体にスプライスされ、引込線74が該領域から出ている。スプライス領域の両端 部に、ケーブルは、米国特許第4,701.574で教示されるようなゲル充填 エンクロージャのような適当な封止手段54および56を含む。なお、この特許 の明細書の開示はそのすべての目的において本明細書中に含まれる。封止には、 任意にテーパ部58を設けたり、タイラップのような封止手段54の中で封止ゲ ル70をケーブルに対して圧縮状態に保つ手段を用いることもできる。エンドピ ース54と56の間には、波状カバー62があり、そのカバーにはエンド54お よび56上に広げて挿入しやすいように64に切れ目が入れである。必ずしも必 要ではないが、62の波形はジャケット62への固定を助けるために52および 54の波形と合致したものであってもよい。任意に、クロージャ300は波形の 形成なしに制作し、ピース54および56の間に摩擦保持の状態を保たせること もできる。封止チューブ62を所定の位置に保持するために図示してないがスク リュかクリップのような適当な締付は手段を割れ末端64に設けてもよい。酸除 去剤、酸化防止剤、酸素除去剤またはそれらの混合物は、66aに示すようにチ ュに近接した高濃度の除去剤ブロック66として供給したり、あるいはまたハウ ジング、ゲルまたはポンドバージャケットに組み込んだりすることができる。さ らに一般的には酸除去剤あるいは耐劣化成分の混合物は、電線絶縁に対する保護 の手段となる限り、クロージャシステム中のいかなる場所に設置してもよい。
第4図は、複数の電線94を有するケーブル80がネットワークへの加入者を増 やすために常時エントリーを必要とするときに使用される英国特許出願公告第2 ,120,486B号のペデスタル400を示す。この特許の開示は、そのすべ ての目的において本明細書中に含まれる。ケーブル80はペデスタルの底部84 に入る。そこでは、内部導電体92を露出させるために外側シースが除去される 。
ケーブル80はベース84を経て、ケーブル80aの出口に出るため、U字型形 状に曲げられる。ケーブル80/80aは、熱収縮性プラスチックあるいはその 他のクリップ88を含む適当な封止手段78によってベース84に封止され、ケ ーブル80/80aの周辺のベンド部導管が形成される。ベースは封止クランプ 86および〇−リングシール90によって再エントリー可能なドーム82に連結 される。ケーブル80中の露出した内部電線から引込線94が熱収縮性部材98 aを経由して外に出る。98aは図示のように収縮した封止形状で示され、一方 98b、cおよびdは、収縮前の収縮可能な導管を露出する。
クロージャ400の中に組み込まれ、ベース部材84の一部を形成しているのは 、酸除去剤から成り、また任意に酸化防止剤、酸素除去剤、乾燥剤あるいはそれ らの混合物を含む適当な大きさのブロック96である。除去剤の組成は、周辺温 度の変化によるペデスタルキャップ400の熱的サイクル時にドームクローシャ 82内で、実質的に酸/揮発成分のない雰囲気を供給するようなものを選択する 。
材料96の量を選ぶに当たっては、電線絶縁の表面積および露出している電線9 2の数をめる。好ましくは、クロージャ400においては、クロージャ100, 200および300においてと同様にポリ塩化ビニルのようなハロゲン化物ある いは十分に加硫されていないネオブレン、DRテープ、シリコンシーラントのよ うなその他の封止材は厳しく使用制限し、最も好ましくはエンクロージャから除 外する。このようにして本発明のさらに別の実施態様においては、例えばポリエ チレン等のポリオレフィンで絶縁されたケーブルの寿命は、劣化時に酸性蒸気も しくは揮発性劣化物の生成を促進したり、放出したりしないようなりロージャ内 材料を選択することによって延ばすことができる。さらにケーブル絶縁の寿命は ペデスタルクロージャ内で起こるスモッグあるいは材料劣化といった酸性雰囲気 を中和しつる塩基性表面を形成するようにクロージャの成分を活性処理すること によっても延ばすことができる。これに適した好ましい材料は、ポリエチレンク ロージャであり、またブチルテープのような封止テープである。硬化可能な封止 材料を使用する場合、その材料は十分に硬化しなければならない。例えば、シリ コンの硬化時におけるように酢酸のガス発生量は最小限に抑えるか、あるいはケ ーブル絶縁を保護するために使用できる酸除去剤の量以下の計31E!となるよ うに十分に硬化しなければならない。
第5図および第6図は、ポリオレフィン電線を含む通信または電気的エンクロー ジャに適した好ましいライナの実施態様を示す。好ましい架空線用エンクロージ ャおよびペデスタルシステムは、「スプライスエンクロージャのための環境管理 ライナ(E nvironmentalControl Liner for  5plice Enclosure月と題する1988年10月6日に提出され た米国特許出願第254.335号および「環境管理されたマイラを具備するペ デスタル通信端末クロージャ(Pedestal Telecommunica tions Terminal C1osure withEnvironme ntally Controlled Liner)Jと題する1988年10 月6日提出の米国特許出願第354,334号に開示されている。
これら両出願の開示は、そのすべての目的において参考資料として本明細書に含 まれる。
より詳細には、第6図は、第5図のシート2枚を組み合わせたものの断面図であ る。第5図の2枚のシートを使用する代わりに第5図の両端部をそれ自身畳み込 んで第6図の形にすることもできる。
適切な寸法のマンドレルの周囲にエンクロージャを組み立てることが、好ましい 製造手順である。
電線またはケーブルシートエンクロージャ500には、湿蒸気透過用(MVT) シート40が含まれる。好ましいシートが、上述の出願中に開示されている。一 般に、シートにはプラスチック層に取り付けた、またはプラスチック層間に挟ま れた金属箔層が含まれる。
好ましい材料は、アルミニウム等の金属箔に結合されたマイラー(MylarX 登録商標)、バレO:/ (ValeronX登録商標)、あるいはナイロン、 ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の層であり、任意に金属フィル ムに結合されたプラスチックの追加層を含めてもよい。金属フィルムはエンクロ ージャ中への湿気の侵入を防ぐものであればいかなる材料を使ってもよい。MV Tの使用がそれ程決定的に重要ではない環境においては、金属層の使用は任意で よい。シート40の端部にはプラスチックあるいはホットメルト接着剤等の熱封 止可能な材料46が含まれる。エポキシ類、シアノアクリレート類といった冷間 結合接着剤も好ましい。シート40の中央部には酸除去剤あるいは酸除去剤に酸 化防止剤、乾燥剤、酸素除去剤等を併用したものを含む好ましい材料42が含ま れる。酸除去剤−酸化防止剤の組合せは、例えば炭酸カルシウムとサントノック ス(Santonox) R(登録商標)の組合せであり、その濃度はそれぞれ 前者が約0.O1〜約1グラム/平方インチ(g/inす、好ましくは約0.0 1〜約0.5g/in”、さらに好ましくは約0.07g/in”±O,OIg /in”、後者が0.001g/in2〜約1g/in2、好ましくは約101 〜杓0.5g/in”、さらに好ましくは約0.03g/in2〜±約0.01 8/in”である。
吸収剤/吸着剤材料42は、接着剤、溶融剤等の適切な手段によって層40に接 着されている。好ましい材料はフェルトである。特に好ましいフェルトは、厚さ 1716インチ以下のポリエステルフェルトで、カリフォルニア州へイヮード( Hayward)在のパシフィック・ステーブ・フェルト・アンド・マニュファ クチャリング・カンパニー・インニーボレーテッド(Pacific 5tat es Fe1t andMfg、Co、 、I nc、 )製の製品番号#22 05.6デニール、12オンス/平方ヤードのものが好ましい。フェルト42を 固定する前に、材料は水またはアルコールベースのスラリからの酸除去剤または 酸除去剤と酸化防止剤の組合せで処理する。その濃度は保護すべきポリオレフィ ン絶縁の容量の関数となる。
シート40の端部には、米国特許第4,600,261号または第4、634. 207号で教示されるゲル等の封止手段48が含まれる。
これらの特許の開示もそのすべての目的において本明細書に含まれる。米国特許 出願第254.335号および第254.334号に開示されている封止ゲルも また好ましい。シーリング端48は、再使用可能な様態で電線またはケーブルの 周囲を封止する。もちろん、再エントリーを必要としない場合には、接着剤また はマスチックが適切である。
完成に当たっては、シート40は、封止するように畳み込んでバッグ状のエンク ロージャとするか、あるいは一枚のフェルト42が他の一枚のフェルトと向かい 合うようにして別の同様な一枚のシートに封止される。もし、外側のエンクロー ジャ100.200.300.400等が十分な保護を与える場合には、バッグ はシート40なしで含浸フェルト42のみで構成できる。本発明のこの要旨のさ らに別の実施態様では、処理済材料のチューブ状部分がPvC引込線等の電線を 包囲する。防火規則では、端末から中継点、例えば家屋までは耐火性電線の使用 が要求されるため、エンクロージャ中のPvC電線部分を包囲する含浸フェルト は、MCIのような有害揮発分のガス発生に対する防護性を高めるのに役立つ。
加えて、処理済のフェルトテープは露出電線を巻くのに適している。
吸収剤/吸着剤は、酸除去剤、好ましくは酸除去剤/酸化防止剤の混合物のスラ リで処理する。好ましい処理工程は、例えばサントノックスR(登録商標)のよ うな酸化防止剤1部を、例えばメタノール、エタノールのようなアルコール約4 〜50部、好ましくは約30部に溶かして成る。この混合物は、約5〜約25部 、好ましくは14部のアルコール/酸化防止剤溶液に対し、例えば炭酸カルシウ ム(CaCo、)等の酸除去剤1部を混合してスラリ化する。その後で、フェル トをこのスラリに曝すか、好ましくは飽和させる。これには約1〜約30秒、好 ましくは約4〜5秒の時間をかける。最後に、フェルトは空気乾燥するか、好ま しくは、約80℃以上、好ましくは約110℃以上の温度でオーブン乾燥させる 。
予期せぬことであるが、酸化防止剤は酸除去剤へのバインダとして作用する。よ り詳細には、CaCO5のみで処理されたフェルトの場合と異なってCaCO5 ダストの発生が認められないため、サントノックスR(登録商標)はフェルト内 のCaCO5を明らかに保持している。
以上、本発明の好ましい実施態様を述べたが、酸除去剤をクロージャとともに供 給し、かつ劣化時に酸を発生する材料の使用を制限するためのいかなる適切なシ ステムも、本発明の範囲に属することは当業者には自明のことである。次に、本 発明を添付の実施例1〜11を参照して具体的に説明する。
実施例1 ポリ塩化ビニル(PVC)材料の試料0.5グラムを、約2インチの絶縁銅電線 試料を吊り下げた蓋によって密閉されたガラスびん中に入れた。好適なびんは、 アルミニウム箔で被覆され、アルミニウム箔でライニングしたフェノール樹脂製 のねじ止め式の蓋で蓋をした2オンスサイズのフリントガラスびん(フィッシャ ー・サイエンティフィック・インニーボレーテッド(F 1sher S ci entific。
Inc、 )製、カタログ番号03−320−21C)である。びん中の電線試 料を、エージングのため、90℃で循環空気オーブン内に入れた。びん中に密封 されない、その他は同一条件のコントロール試料も同一温度でオーブン内に吊る した。
ポリオレフィン絶縁の酸素誘導時間(0,1,T、)は、発泡−スキンおよび非 中空絶縁物に対してアルミニウム試料パンを使用した意思外は、ベルコア・テク ニカル・アトバイザリ(B el 1coreTechnical Advis ory) No、 TA−TSY−000421(1988年9月)に記述され ている方法で測定した。O,1,T、は純酸素申で200℃で発熱する時間(単 位:分)として測定した。
非中空高密度ポリエチレン(HDPE)絶縁物を有する試料では、エージングに 先立っての初期のO,1,T、 は150±7分と測定された。90℃で8週、 12週、および16週後に試料を測定したが、その結果を表1に示している。発 泡−スキンHDPE絶縁物の試料をも試験し測定したが、初期のO,1,T、は 14±1分であった。発泡−スキン絶縁物のエージングに先立って、充填物は清 浄な紙タオルで拭いて除去した。
表1 (非中空絶縁物)”’ (発泡−U)絶縁物)(4)コントロール 105 1 02 101 9.9絶縁電線 (びん外) PVCチー7” 97 87 43 6.4PVCフイ*ム” 23 4 <1  2.6安定剤なしの 38 5 <1 − PVC’51 ベデ19kPVC”’ 90 86 63 −38%濃HCI −0,5本 溶液1滴 注: (1) AT&T BKMA−100,198g (日付コード: n−P−1 1−88)(2) 311コーポレーシヨン、タイプ88TブラツクPvC電気 テープ (3)PVCフィルムは、マイケル・J・アーノルド・カンパニー(Micha el J、 Arnold Co、 )供給の3ミリ厚U、 E、テープ:代表 的な用途として、通信用スプライスを巻くのに使用される。
(4)AT&T AFMW−200,1984(日付コード:WE−^−6−8 4)。ケーブルリールハ、ツクエイ・バリナ(FuquayJarina)、N C(ノースカロライナ州)プラント、室外ケーブル貯蔵ヤードで4年間室外貯蔵 されたもの。
(5)ポリサイエンセズ・インコーホレーテッド(Polysciences。
Inc、 )供給の分子量11万のPvC重合体試料(カタログ番号97(6) ペデスタルPVCは、コイル・セールズ・インコーホレーテッド(Coil 5 ales、 Inc、)製のベッドロック(Pedlock)ペデスタルクロー ジャからのもの。
*90℃でわずか2日間のエージング後。
この実施例は、)IDPHに対し、わずか90℃の温度でPVCに曝露したとき の悪影響を示す。
実施例1の実験を繰り返して、PVCタイプの材料以外の他の材料を調べた。O ,1,T、を、0.5グラムの種々の材料の試料に密封びん中で曝した後、非中 空HDPE絶縁物について測定した。絶縁物試料は90℃で5週間エージングし た。絶縁物の初期のO,I。
T、は150±7分である。結果を表2に示す。
非中空絶縁物fi1 試料 90℃、5週間後 コントロール(密封びん中)131 EPDMフオーム(z+ 83 前と同じPvCフィルム 60 シリコーンRTVシーラント(s+ 40ネオプレンゴム’4’ 82 3Mスリック(S L I C)クロージャエンドピース+5+ 54ネオブレ ンテープ(s)46 ネオプレンフオームC7】5 DRテープ1s)9 エビクロロヒドリンマスチックシーラント39′43Mスリッククロージャポン ドバー絶縁物+51 (1注: (1)HDPE非中空絶縁物、 AT&T BK11^−100,19興(2) ノースカロライナ州グリンスボロ在、ンージーアール・プロダクツ・インコーホ レーテッド(CGRProducts、 Inc、)供給(7)EPDMフオー ム、タイプ番号1763゜ (3) シリコーンRTVシーラントは、ジェネラル・エレクトリック1000  cs/1001タイプの収縮体用シーラント;びんに入れる前に室温で2日間 硬化。
(4)マックマスター・サプライ・カンパニー(麗cMaster 5uppl VCo、)供給のネオプレンゴム、カタログ番号8568に14、商用グレード のネオプレンゴムシート。
(5)エンドピースおよびボンドバー絶縁物は、3Mコーポレーション5LIC タイプの通信用スプライスクロージャから取り出されたゴム材料。
(6)ネオプレンテープは、プライマウス・ラバー・カンパニー・インコーホレ ーテッド(Plymouth Rubber Company、 Inc、 ) 供給によるプライタフ(Plytuff) L Nネオプレンテープ。
(7)ネオプレンフオーム;シージ−アール・プロダクツ・インコーホレーテッ ド、タイプ1743゜ (8)DRテープは、プライマウス・ラバー・カンパニー・インコーホレーテッ ド供給による(DRテープは通信における電気絶縁用に広く使用されている)。
(9)レイケム(Raychem) S 1189 (エピクooヒドリンーマ スチック・シーラント)。
これらの結果は、ケーブル電線絶縁物のO,LT、抵抗性に対する酸または揮発 性蒸気に曝したときの有害な影響を示す。
実施例3 実施例1と同様の実験を、サラン(SaranX登録商標)のようなポリビニリ デンクロライドフィルムについて行った。結果を表3に示す。
のサランラップ38Yプラスチツクラツプ(Saranllrap 3HYPl astic 1lrap) 、ダウ(Dot)番号4081733゜この結果は 、PvC以外のハロゲン化重合体の電線絶縁物の酸化安定性に及ぼす劣化作用を 示している。
実施例4 1個のびんに酸除去剤(アスカライト(AscariteX登録商標)■)31 ゝを追加含有させたPVCを入れたものについて実施例1の実験を繰り返した。
結果を表4に示す。非中空HDPE絶縁物を試験した(AT&T BKMA−1 00,1988)。
コントロール 109 119 107(密封びん) PVC・・・ 93 87 、 43 P V C−110121106 酸除去剤+11 (1)アスカライト(AscariteX登録商標)■、トーマス・サイエンテ ィフィック・インコーホレーテッド(Thomas 5cientific、  Inc、 )製(展伸雲母上の水酸化ナトリウム);各びんに5グラム入れた。
(2)PVC+!、3188TブラックPvC電気テープ;0.5y’ラムを各 びんに入れた。
結果は、HDPEケーブル絶縁物をPvCに90℃に曝露したときの劣化作用か ら保護する酸除去剤の有用な効果を示している。
実施例5 塩化水素(HCI)の劣化作用が酸素(02)の存在に依存しないことを証明す るために、発泡−スキン絶縁物+11の試料を実施例1.2.3および4と同様 の方法で空気および窒素中で試験した。測定は90℃で2日間エージング後に行 った。結果を表5に示す。
飢 濃HCI溶液1ii1!添加し、窒素中でエージング 2.7±1.0これらの 結果は、不活性雰囲気中での絶縁物の酸化に対する安定性が急激な損失を受ける ことを示し、従って安定性の減退が酸素のない状態においてもなお木賃的に同じ ように急速に起こることを示す。
実施例6 非中空HDPE絶縁物、AT&T BKMA−100,1988、すなわち非充 填型の絶縁電線に酸除去剤および酸化防止剤を保護パッケージ中に入れたものに ついて行った。試験した試料は、種々の通信用クロージャで、絶縁物が通常の電 話ケーブルスプライスの配置でそのクロージャ内部に設置されたものを使用した 。試料は、110℃で4週間、エージングした。初期のO,1,T、は200℃ で149±4分であった。結果を表6に示す。また、上部の導電体に対する絶縁 物の接着性を評価するために剥離性指数を測定した。これは次の手順で測定した 。
一3インチの長さの導電体付きの絶縁物試験片をエージング後の所望の試料から 抜き取る。
一引張試験機の上側ジョーに24ゲージワイヤストリッパを設置する(ジョーに ぴったり合うように調整)。(ハリス・コーポレーション(Harris Co rporation)、ドラコン(Dracon)部から入手可能)。
一導電体の末端から1/2インチの点で絶縁物を、ストリッパのストリッピング ノツチ部分に引き入れる。
−引張試験機を50ミリメートル/分のクロスヘッド速度で引っ張る。
一急速な力の形成、その後の急速な力の損失は、良好な剥離性すなわち銅への低 い接着性を示す。
−急速な力の形成、その後の(ストリッパによる絶縁物の摩擦切断によって生ず る)変動する高い力の長期間にわたる存続は不良な剥離性を示す。
保護パッケージ付きの試料の場合は、保護材料をヒートシールしたタイベック( Tyvek) ”パウチ中に入れた。タイベック(登録商標)は、デュポンによ って供給されるポリエチレン不織布である。
酸化防止剤としては、10グラムのサントノックスR(登録商標)を使用した。
酸除去剤としては、20グラムのアスカライト(登録商標)■を使用した。酸化 防止剤および酸除去剤を含む試料の場合、両材料を1個のタイベック(登録商標 )パウチ中で混合した。試料の説明中に示されているように、別個のシリカゲル 乾燥剤パウチを含めた。すなわち、各クロージャに2個の15グラム乾燥剤パウ チを含めた。シリカゲル乾燥剤パウチは、マルチフオーム・デシカンツ・インコ ーホレーテッド(Multiform Dessicants、Inc、)の製 品であった。
表6 0、1. T、、エージング後 (4週間、110℃) 試料 (分、200℃) 剥離性 露出の絶縁物 113 良好 (ジャケットはケーブルから除去) 封止した絶縁物(ケーブルのジャ 115 良好ケラトはそのまま、端部封止) PVCテープ、酸化防止剤および乾 121 不良燥剤付き、熱収縮封止クロー ジャ PvCテープ、酸化防止剤、酸除去 173 良好剤および乾燥剤付き、熱収縮 封止 クロージャ PVCテープおよび乾燥剤付き、熱 96 不良収縮封止クロージャ 可撓性270体付き、AT&Tタイ 78 不良プ18A自由呼吸型クロージャ 非可撓性270体付き、3M A2−RB 23 不良自由呼吸型クロージャ 可撓性ネオブレンゴム体付き、 50 不良リライアブルエレクトリック (Reliable Electric) 400−0自由呼吸型クロージヤ ポリオレフィン体付き、レイ 113 良好ケムトラック(Raychem T RAC) A自由呼吸型クロージャ 3M PST #4634封止したペデスタル 38 不良クロージャ(PVC テープおよび PvCフィルム付き) レイケムペドキャップ(Raychem 117 良好Pedcap) R11 −3封止したペデスタルクロージャ(PVCテープ、酸化 防止剤、酸除去剤および乾燥剤付き) コイル・セールス・インコーボレー 1 不良テッド(Coil 5ales、  Inc) CPLG−6自由呼吸型ペデスタル(非可撓性2 70体付き) この表は、非ハロゲン化物系のクロージャシステム使用による有効性および酸除 去剤、酸化防止剤および乾燥剤の併用システムの有効性を示している。銅電線の 効果的な剥離性を維持するためには酸除去剤が有効である。
実施例7 実施例1と同様の実験を、約90%以上の相対湿度の湿気の存在下で、清浄した 発泡−スキン電線絶縁物について行った。この特殊な電線はAT&T AFMW −100,1988(日付コード:WE−AK−11−88>であった。電線を 含むケーブルリールを、内部電線から充填物が酸化防止剤を抽出するために約6 0℃で約4週間オーブン内に入れた。その後、電線試料を表7に示す環境に曝し た。
表7 エージングしていない 45.0±4 45.0±4 45.0±4コントロー ル31ゝ 乾燥剤付きのニージン 44.5±3.5 38.0+3.5 41.4±2. 7グしたコントロール4′ 蒸留水(湿気) ” 31.0±1.7 16.7±1.3 13.9±1.2 (電線と接触せず) (1)エージングしていないコントロールの0.1. T、は60℃で4週間後 に測定する。
(2)シリカゲル乾燥剤5グラム使用。
(3)脱イオン蒸留水5グラム。
上記結果は、○、1.T、値の保持に乾燥剤が有効なことを示す。
また、湿潤雰囲気に露出後、O,1,T、値が減少することをも示す。
実施例8 一連の6個のPvCペデスタル試料を組み立て、110℃の循環空気オーブン中 に4週間入れた。各ペデスタルの内部には、ケーブルスプライスをシミュレート するように結線した露出型電話ケーブルを配置した。ケーブルは、非中空HDP E絶縁物付きのAT&TBKMA 100で、エージングしていないときの○、 1.T、値は154±6分であった。
試料の形態は、ベトキャップRE−3クロージャ、酸除去剤/酸化防止剤パッケ ージの有無でいろいろ変化させたものであった。酸除去剤/酸化防止剤パッケー ジは、封止したタイベックパウチで、30グラムのアスカライトおよび10グラ ムのサントノックスRを入れたものである。試料の説明は、表8においても行っ ている。
オーブンでのエージング後、ペデスタル4個をHCIガスの存在/非存在を決定 するためにトレーガ−(draeger)ガス分析試験に付した。好適な検出管 は、ラブ・セーフティ・サプライ・カンパニー (Lab 5afety 5u pply Company) 、カタログ番号EB−4629から入手できる。
検出管はナショナル・トレーガ−・カンパニー (National Drae ger Co、)製のガラスアンプルで、その中には1〜25ppmの濃度範囲 でHCIガスの検出をする着色指示薬が含まれる。代表的には、管状アンプルの 両端を破り、その一端を手動のベロー型吸引空気ポンプに挿入する。HCIガス を測るために、空気が検出管を経てポンプで一定数のポンプストロークで吸収さ れる。この一定数ストロークはHCI濃度を正確に記録するために必要となる。
青色から黄色への変色はMCIの存在を示す。検出管の長さ方向に現れる変色の 長さがHCIの濃度を示す。
ペデスタル中のHCIを測るためには、エージング用オーブンから取り出した直 後に、試料中に孔を空ける必要があった。この孔を通してHCIを測ることがで きた。ベトキャップ付きの試料に対しては、MCIはベトキャップの外側、内側 両方で測定した。
HCI検出試験の結果を、エージング後の絶縁物に対する○、■。
T、の結果と共に次の表に示す。O,LT、試料はスプライスの頂部、中央部、 および底部から取り出した。
表8 ド製、ベトo−7り(Pedlock) CPLG−4−ペデスタル。
(2)この試料は、ベトキャップ(登録商標)ドームの底部を封止するのに使用 した過剰流のマスチックシーラントを含有した。こねはスプライス雰囲気をDR テープの揮発性副生物に曝露させることによって生じた。このテープは製品装着 の際に代表的なものとして使用されるものである。DRテープは実施例2で示し たように絶縁物安定性に悪影響を及ぼす。
上記○、1.T、の結果は、ポリオレフィンの内部型エンクロージャを使用する こと、およびPvCペデスタルクロージャに酸化防止剤および酸除去剤を使用す ることの有効な効果を示す。
実施例9 実施例1および実施例6と同様の実験を行った。但し、ここでは銅導電体付きの 、または付かない絶縁物を90℃で8週間エージングした。絶縁物は非申空HD PE (AT&T BKMA−100,1988)で、エージング前のO,1, T、は154±5分であった。
結果を表9に示す。
表9 絶縁物0.1.T、 (分、200℃)8週間後、90℃ 銅線をエージング前 銅線をエーシング前試料 に取り除かない場合 に取り除 いた場合コントロール”+ 122 104 (乾燥剤付き) PVCフィルム+21 43 81 (乾燥剤付き) コントロール′3′125110 (湿気付き) PVCフイ/l、ム4 66 (湿気付き) (1)5グラムのシリカゲル乾燥剤をびん中に入れる。
(2)マイケル・J・アーノルド・カンパニー供給のU、E、テープ。
(3)5グラムの脱イオン蒸留水をびん中に入れる(絶縁物は水と接触せず)。
この表は、電線絶縁物の酸化安定性に対するPVCの悪影響が湿気および心部銅 線の存在で促進されることを示している。
実施例10 この実験では、ペデスタルクロージャ、ベトキャップRM−3(登録商標)クロ ージャをケーブルスプライスにシミュレートするように結線された電話ケーブル 上に装着した。ケーブルは、充填型発泡−スキン100対ケーブル(AT&T  AFMW−100)で、その約6フイートはペデスタルクロージャの外側で大気 中に露出したものであった。露出端部切り口は熱収縮性キャップVAAC−20 0(登録商標)で被覆し、またそのキャップにはピンホールが空け、ケーブル長 にわたって自由に空気交換ができるようにした。
ペデスタルクロージャを装着するに先立ち、酸素ガスセンサをスプライス領域近 くでペデスタルクロージャ内に挿入した。酸素ガスセンサ電気ケーブルを、セン サケーブルでのガス洩れを防ぐため、クロージャのマスチックシール中に埋め込 んだ。封止したペデスタルクロージャ内部の酸素含量はクロージャの外側に置い たディジタルモニタで計測することができた。好適なセンサ/モニタは、ジー・ シー・インダストリーズ(G、 C,I ndustries)製のモデルGC −301である。
また、ペデスタルクロージャ封止に先立ち、スプライス領域近くに酸除去剤を配 置した。三菱ガス化学から入手できるエージレス(Ageless) Z −5 00の6個のパッケージを酸除去剤として使用した。
各除去剤パッケージは、少なくとも500ccの純酸素を吸収する能力があり、 従ってクローンヤ内部での全酸素吸収能力は、純酸素約3リツトルに相当した。
地表環境中の酸素含量はわずか約20%であるから、使用した酸除去剤は約15 リツトルの空気中から酸素を除去することができるものであった。ベトキャップ RM−3(登録商標)の容量はわずか数リットルであり、使用した酸除去剤はク ロージャ中の全酸素を実質的に十分吸収するだけの能力があった。
クロージャを、内部酸除去剤および酸素モニタを有する状態で封止した直後に、 酸素レベルを経過時間ごとに測定した。酸素レベルのデータを表10に示す。
表10 経過時間 ペデスタルクロージャ内部で測定された(時間) 酸素(%) 0 20.9% 1 6.5% 2 2.0% 24 <0.1% 0.1%酸素は、使用したセンサの測定しうる最小の酸素濃度であるから、24 時間後の実際の酸素濃度は0.1%未満であったはずである。
このデータは、充填型電話ケーブルを用いた封止ペデスタルクロージャから酸素 を除去する酸素除去剤の能力を示す。
実施例11 20グラムのPVCフィルム試料、U、 E、テープ(表1脚注3参照)を人出 口を備えた50ミリリットル栓付きフラスコ内に入れた。
フラスコは60℃恒温水槽につけた。空気をフラスコ内および試料上および、そ の後、水酸化ナトリウムを含んだ微アルカリ性蒸留水溶液中に約8週間流通させ た。
約8週間後の水の分析結果では、塩化物イオンの存在が認められたが、コントロ ール試料中には塩化物イオンの存在は認められなかった。このことがらPvCの 劣化分解はわずか60℃でも起こり、HClを発生することが分かる。(60℃ は、地上の電話エンクロージャで発生することが知られている温度である。)以 上、特に好ましい実施態様を用いて本発明を説明したが、当業者にとって自明な いかなる変更態様も本発明および添付の特許請求の範囲に含まれるものである。
FIG / FIG 2 hη−3 国際調査報告 国際調査報告 US 9002597 S^ 37320

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ケーブルスプライスをエンクロージャで包囲することと;エンクロージャ内 に有効量の酸除去剤を配置することと;ケーブルスプライス周囲のクロージャを 封止することから成るケーブルスプライス中のポリオレフィン電線絶縁の劣化を 防止する方法。
  2. 2.容器が熱収縮性プラスチックエンクロージャ、金属エンクロージャ、非熱収 縮性エンクロージャ、およびそれらの組合せから成る群から選択される請求項1 記載の方法。
  3. 3.プラスチックエンクロージャが非ハロゲン化プラスチックから製作されてい る請求項2記載の方法。
  4. 4.プラスチックエンクロージャがポリオレフィンプラスチックである請求項3 記載の方法。
  5. 5.酸除去剤のPH値が約PH5より高い請求項2記載の方法。
  6. 6.酸除去剤の配置が内部電線、エンクロージャ、およびエンクロージャ要素へ の酸除去剤のスプレーによって達成される請求項5記載の方法。
  7. 7.エンクロージャに乾燥剤を添加する段階を含む請求項5記載の方法。
  8. 8.酸除去剤が、金属酸化物、金属炭酸塩、金属水酸化物、有機アミン、無機ア ミン、有機エポキサイド、塩基性有機塩または無機塩から成る群から選択される 請求項1記載の方法。
  9. 9.酸除去剤が、酸化亜鉛、酸化カルシウム、石灰、二塩基性フタル酸鉛、炭酸 ナトリウム、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム、アスカライト(登録商標)、 重炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、アンモニア、アミン、エポキシ化合物、 エポキシ化大豆油、ステアリン酸バリウム、スリアリン酸カドミウム、ステアリ ン酸亜鉛、カルボン酸バリウム、カルボン酸カドミウム、カルボン酸亜鉛、二塩 基性亜燐酸鉛、三塩基性硫酸鉛、燐酸ナトリウム、およびジアルキル錫ジクロラ イドから成る群中から選択される請求項8記載の方法。
  10. 10.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.0005〜約4ミリグラム である請求項8記載の方法。
  11. 11.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.5〜約2.0グラムである 請求項9記載の方法。
  12. 12.フェルトバツグ、フェルトチューブ、フェルトテープ、フェルトシート、 およびそれらの組合せから成る群から選択された酸除去剤被処理物品でケーブル スプライスを包囲することにより配置がなされる請求項11記載の方法。
  13. 13.酸除去剤が、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、水酸 化ナトリウム、酸化カルシウム、および酸化亜鉛から成る群から選択される請求 項11記載の方法。
  14. 14.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.2〜1グラムである請求項 13記載の方法。
  15. 15.エンクロージャ内に酸化防止剤を配置する段階を含む請求項8記載の方法 。
  16. 16.酸化防止剤が、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル)イソシアヌレート;テトラキス[(メチレン3−(3′,5′−ジ−t−ブ チル−4′−ヒドロキシフェニル)]プロビオネートメタン;オクタデシル3− (3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロビオネート; 4,4′−チオビス(6−t−ブチルメタクレゾール);4,4′−ブチリデン ビス(6−t−ブチルメタクレゾール);1,3,5−トリメチル−2,4,6 −トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン;2, 2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール);2,2′−メ チレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,4′−ジ(α, α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン;1,1,3−トリス(2−メチル) −4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニルブタン;2,2′−メチレン−ビス (4−エチル−6−t−ブチルフェノール);4,4′−メチレン−ビス(2, 6−ジ−t−ブチルフェノール);およびアルキル化ハイドロキノンから成る群 から選択される請求項15記載の方法。
  17. 17.酸化防止剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.001〜約0.5グラム である請求項16記載の方法。
  18. 18.酸化防止剤が、4,4′−チオビス(6−t−ブチルメタクレゾール); 4,4′−ブチリデンビス(6−t−ブチルメタクレゾール); 1,3,5− トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ ンジル)ベンゼン;2,2′−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ ェノール);4,4′−ジ(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン;1 ,1,3−トリス(2−メチル)−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニルブ タン;2,2′−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール);お よび4,4′−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)から成る 群から選択される請求項17記載の方法。
  19. 19.フェルトバツグ、フェルトチューブ、フェルトテープ、フェルトシートお よびそれらの組合せから成る群から選択された酸除去剤/酸化防止剤被処理物品 でケーブルスプライスを包囲することにより配置がなされる請求項18記載の方 法。
  20. 20.酸化防止剤が電線絶縁物1グラム当たり約0.05〜約0.2グラムであ る請求項18記載の方法。
  21. 21.酸素除去剤を添加する段階を含む請求項15記載の方法。
  22. 22.酸素除去剤が、閉じたクロージャの酸素含量を約0.1%に減少させるに 足るだけの十分な量で存在する請求項21記載の方法。
  23. 23.酸素除去剤が、アスコルビン酸、乾燥剤付きの硫酸第一鉄、活性鉄粉、リ ドックス(Ridox)(登録商標)、水酸化ナトリウム付きのサントノックス (Santonox)(登録商標)、およびエージレス(Ageless)(登 録商標)から成る群から選択される請求項22記載の方法。
  24. 24.エンクロージャにさらに乾燥剤を添加する段階を含む請求項21記載の方 法。
  25. 25.乾燥剤が、ドライエライト(Drierite)(登録商標)またはシリ カゲルである請求項24記載の方法。
  26. 26.ケーブルスプライスの絶縁ポリオレフィン電線を収納するための装置にお いて、 ポリオレフィン電線絶縁の劣化を遅らせるためにエンクロージャ装置内に有効量 の酸除去剤を含む装置。
  27. 27.酸除去剤が、金属酸化物、金属炭酸塩、金属水酸化物、有機アミン、無機 アミン、有機エポキサイド、および塩基性有機塩または無機塩から成る群から選 択される請求項26記載の装置。
  28. 28.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.0005〜約4グラムであ る請求項27記載の装置。
  29. 29.酸除去剤が、エアゾールスプレー、酸除去剤のパッケージ、酸除去剤で被 覆したライナ、酸除去剤のブロック、酸除去剤を含むゲル、ポリオレフィン電線 またはケーブルを実質的に包囲する大きさを有する酸除去剤被処理フェルトバツ グ、酸除去剤および要すれば酸化防止剤で処理したフェルトチューブ、酸除去剤 および要すれば酸化防止剤で処理したフェルトテープ、酸除去剤および要すれば 酸化防止剤で処理したフェルトシート、時間(経過)および/または温度または その両者に応じて放出する内蔵型酸除去剤、ならびにそれらの組合せから成る群 から選択された形態を備える請求項28記載の装置。
  30. 30.ケーブルスプライス中のポリオレフィン電線を劣化に抗して封止するため の装置において、 ポリオレフィン絶縁物を侵食する酸性体または揮発成分を劣化時に発生しない材 料からエンクロージャが製作されている装置。
  31. 31.エンクロージャが、ハロゲン系プラスチック、硬化時に酢酸を発生するシ リコーン系の弾性体および硫黄または過酸化物により硬化されたプラスチックお よび弾性体の非存在下でポリオレフィン材料から製作されている請求項30記載 の装置。
  32. 32.保護すべき電線またはケーブルを実質的に包囲できる酸除去剤被処理のフ ェルトを有して成る請求項31記載の装置。
  33. 33.ケーブルスプライスエンクロージャ中に配置可能なポリオレフィン絶縁電 線を保護するための物品であって、エンクロージャ内での使用時にポリオレフィ ン絶縁物を侵食する酸性体または揮発成分を劣化時に発生するエンクロージャ内 で使用される材料の影響に対抗するに足る有効量の酸除去剤を含んで成ることを 特徴とする物品。
  34. 34.酸除去剤とともに乾燥剤を含む請求項33記載の物品。
  35. 35.酸除去剤が、金属酸化物、金属炭酸塩、金属水酸化物、有機アミン、無機 アミン、有機エポキサイド、および塩基性有機塩または無機塩から成る群から選 択される物品。
  36. 36.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.0005〜約4グラムであ る請求項35記載の物品。
  37. 37.酸除去剤が、酸化亜鉛、酸化カルシウム、石灰、二塩基性フタル酸鉛、炭 酸ナトリウム、炭酸カルシウム、水酸化ナトリウム、アスカライト(登録商標) 、重炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、アンモニア、アミン、エポキシ化合物 、エポキシ化大豆油、バリウム、カドミウムまたは亜鉛のステアリン酸塩、バリ ウムまたはカドミウムのカルボン酸塩、二塩基性亜燐酸鉛、三塩基性硫酸鉛、燐 酸ナトリウム、またはジアルキル錫ジクロライドから成る群から選択される請求 項33記載の物品。
  38. 38.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.5〜約2.0グラムである 請求項37記載の物品。
  39. 39.酸除去剤が、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、水酸 化ナトリウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛から成る群から選択される請求項38 記載の物品。
  40. 40.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.2〜1グラムである請求項 39記載の物品。
  41. 41.さらに酸化防止剤を含む請求項36記載の物品。
  42. 42.物品が、ポリオレフィン電線またはケーブルを包囲しうる酸除去剤および 酸化防止剤被処理のフェルトバツグ、有効量の酸除去剤および酸化防止剤で処理 したチューブ状フェルト物品、ポリオレフィン電線に有害な絶縁物を有する電線 を包囲しうるチューブ状物品およびこれらの組合せから成る群から選択される請 求項41記載の物品。
  43. 43.酸化防止剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.001〜約0.5グラム である請求項38記載の物品。
  44. 44.酸化防止剤が、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ ル)イソシアヌレート;テトラキス[(メチレン3(3′,5′−ジ−t−ブチ ル−4′−ヒドロキシフェニル)]プロビオネートメタン;オクタデシル3−( 3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロビオネート;4 ,4′−チオビス(6−t−ブチルメタクレゾール);4,4′−ブチリデンビ ス(6−t−ブチルメタクレゾール); 1,3,5−トリメチル−2,4,6 −トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン;2, 2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェノール);2,2′−メ チレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール);4,4′−ジ(α, α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン;1,1,3−トリス(2−メチル) −4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニルブタン;2,2′−メチレン−ビス (4−エチル−6−t−ブチルフェノール);4,4′−メチレン−ビス(2, 6−ジ−t−ブチルフェノール);およびアルキル化ハイドロキノンから成る群 から選択される請求項43記載の物品。
  45. 45.酸除去剤が、エアゾールスプレー、酸除去剤のパッケージ、酸除去剤で被 覆したライナ、酸除去剤のブロック、酸除去剤を含むゲル、酸除去剤および要す れば酸化防止剤を含浸させたフェルトバツグ、時間および/または温度あるいは その両者に応じて放出する内蔵型酸除去剤から成る群から選択された形態を有す る請求項44記載の物品。
  46. 46.酸除去剤が、エアゾールスプレー、酸除去剤のパッケージ、酸除去剤で被 覆したライナ、酸除去剤のブロック、酸除去剤を含むゲル、酸除去剤および要す れば酸化防止剤を含浸させたフェルトバツグ、時間および/または温度あるいは その両者に応じて放出する内蔵型酸除去剤から成る群から選択された形態を有す る請求項36記載の物品。
  47. 47.ポリオレフィンベースのプラスチックおよびそのポリオレフィンに対して 約0.2〜約30重量%以上の量の酸除去剤を含んで成る耐酸性ポリオレフィン 材料。
  48. 48.酸除去剤が、金属酸化物、金属炭酸塩、金属水酸化物、有機アミン、無機 アミン、および塩基性有機塩から成る群から選択される請求項47記載の材料。
  49. 49.濃度が約0.5〜約20重量%である請求項48記載の材料。
  50. 50.スプライスエンクロージャ;および劣化を生じさせる酸性体からポリオレ フィン電線絶縁の劣化を防止する有効量の酸除去剤 を有して成るケーブルスプライス中の絶縁ポリオレフィン電線を収納するための 部品キット。
  51. 51.酸除去剤が、エアゾールスプレー、酸除去剤のパッケージ、酸除去剤で被 覆したライナ、酸除去剤のブロック、酸除去剤を含むゲル、酸除去剤および要す れば酸化防止剤を含浸させたフェルトバツグ、酸除去剤および要すれば酸化防止 剤を含浸させたフェルトチューブ、酸除去剤および要すれば酸化防止剤を含浸さ せたフェルトシート、時間および/または温度あるいはその両者に応じて放出す る内蔵型酸除去剤およびそれらの組合せから成る群から選択された形態を有する 請求項50記載のキット。
  52. 52.酸除去剤が、金属酸化物、金属炭酸塩、金属水酸化物、有機アミン、有機 エポキサイドおよび塩基性有機塩または無機塩から成る群から選択される請求項 51記載のキット。
  53. 53.酸除去剤が、電線絶縁物1グラム当たり約0.0005〜約4グラムであ る請求項52記載のキット。
  54. 54.さらにエンクロージャ内に酸化防止剤を配置して成る請求項53記載のキ ット。
  55. 55.フェルトバツグがMVTバツグで包囲された請求項53記載のキット。
  56. 56.MVTバツグがポリオレフィン電線またはケーブルと連結する側に向かい 合う側でフェルトバツグに付着する請求項54記載のキット。
  57. 57.その中に有効量の酸除去剤を含み、かつスプライスエンクロージャ内のポ リオレフィン電線に有害な絶縁物で絶縁した電線を包囲しうるフェルトチユーブ を含む請求項56記載のキット。
  58. 58.フェルト材料;および フェルト中またはフェルト上に吸収または吸着された約0.001〜約1.0g /(インチ)2の濃度を有する酸除去剤を有して成る物品。
  59. 59.フェルトがポリオレフィンである請求項58記載の物品。
  60. 60.フェルト上またはフェルト中に約0.001〜約1.0g/(インチ)2 の量で吸収または吸着された酸化防止剤を含む請求項59記載の物品。
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