JPH04505915A - 歯根膜疾患を軽減するための歯科衛生組成物 - Google Patents

歯根膜疾患を軽減するための歯科衛生組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯肉炎及び関連する歯根膜疾患を治療するための歯科衛生組成物に関 するものである。さらに、特に、本発明は、硫酸カルシウム化合物による歯根膜 疾患を治療するための歯科衛生組成物に関するものである。
2、従来技術の説明 ある種のリン酸カルシウム塩、例えばオルトリン酸二カルシウムニ水和物は、磨 き効果や研磨効果をもたらす歯牙用ペースト(toothpaste)のような 口腔製剤に使用されてきた。もう一つのリン酸カルシウム塩であるヒドロキシル アパタイトは、米国特許第3679360号に開示されているように、歯エナメ ルの鉱物成分再補給(remineralizatjon)を促進するためのゲ ル状の製剤に使用されてきている。合成フルオロアパタイトもまた、米国特許第 4139599号に開示されるように、虫歯を予防するための歯科用製剤に使用 されることが提案されている。
前動な治療力を有する新規な歯科用組成物、特に上皮(epi theleum )及び歯肉組織を治療し、歯根膜の悪化を直すための製剤の開発が続けられてき ている。歯根膜疾患はしばしば、多量の歯石沈積や、慢性の歯垢生成によって引 き起こされる。
進行した歯根膜疾患は、40歳を越えた人にあっては歯が抜ける一番大きな原因 となる。一方、軽度の歯根膜疾患や歯肉炎は、しばしば18歳以下の若い人達に おいて起こる。専門的な歯科治療の監督の下で、歯根膜疾患を治療するのに用い られる方法は幾つかあるが、専門的な歯科治療を受けることなくこれらの疾患を 治療し、良好な口腔衛生(ブラシがけやケバ立て)を個人で行うことができる効 果的な方法は、一般にはない。
プラーク(plaque)は、歯の表面に一般的な口腔微生物が増殖したもので ある。
明らかに、プラークは約3日以内では歯肉の炎症を引き起こすのに十分な毒性を 育するものにはならない。バクテリアは、唾液を経て歯及び組織上に付着し、こ の場所で唾液中の単なる糖類を、粘性のある炭水化物に変化させ、これか堆積し てプラークになる。このような時間内に効果的に除去されない場合には、プラー クは成長し、硬くなった歯石の析出物か形成される。この歯石は、歯茎の刺激を 引き起こすものであって、歯肉炎や他の重大な歯茎疾患を誘導する。このような ことから、専門的な歯科の監督及び治療とは別に、個人で歯根膜疾患を治療する ことにできる歯科用組成物に対する必要性がある。
米国特許第4097604号、同第4214006号、同第4224307号及 び同第4550018号には、ある種の脂肪酸またはこれらの塩を用いて歯肉炎 を治療することが提案されている。さらに、米国特許第1580952号に開示 されているように、口腔洗浄剤(mouthmsh)への添加物として使用する ことが可能な風味をもった組成物の製造において、か焼された硫酸ナトリウムを 使用することが知られている。さらに、米国特許第4447254号に開示され ているように、微量成分を遊離させるのを制御するために、飲料水の中に硫酸カ ルシウム半水和物、か焼石膏または焼石膏を使用することも知られている。
発明の概要 歯肉炎及び、歯肉組織の関連する歯根膜疾患は、硫酸カルシウム化合物を用いて 効果的に治療できるということが分かった。また、液体状の硫酸カルシウム組成 物は、歯根膜疾患及び関連する疾患を治療するのに前動であるということが分か った。この硫酸カルシウム組成物は、歯肉の炎症や歯根膜のポケット(嚢状空洞 )を減少させ、しかも緩んだ歯の固定状態を安定化することかできる。更に、硫 酸カルシウム組成物を用いた治療によって、唾液の存在時における歯石及びプラ ークの形成を抑制させることができる。
本発明は、口腔リンス(oral rinse)用または口腔洗浄剤用に使用さ れる歯科用組成物に関するものであり、この組成物は、キャリヤーと、約5重量 %から約90重量%の硫酸カルシウム化合物を含む。好ましくは、この組成物は 液体状のものであって、歯及び組織への硫酸カルシウムの析出及び付着を促進さ せるためにグリセリンまたは同様の湿潤剤、即ちヒューメクタント(humec tant)が効果的な量で含まれる。さらに、この液体化された組成物に、硫酸 カルシウムが、例えば半水和物のような水和可能な形態か、あるいは凝固可能な 形態で存在する場合には、硫酸カルシウムに対する凝固抑制剤、例えばエタノー ルを前動な量で含むことが好ましい。
本発明の課題は、歯科衛生組成物を提供することと、硫酸カルシウム化合物を含 む組成物を歯肉組織と接触させることによって、歯肉炎及び歯肉組織の関連する 歯根膜疾患を治療するための方法を提供することである。
本発明の他の課題は、以下に記載される歯根膜疾患を治療するための組成物及び 方法であることが明らかになる。
好ましい実施例の詳細な説明 ある好ましい実施例においては、かなりの量の硫酸カルシウム半水和物、例えば 全組成物の約10〜80重量%と、蒸留水のような液体キャリヤーと、効果的な 量の硫酸カルシウム半水和物に対する凝固抑制剤、例えば約20%のエタノール と、効果的な量の、歯及び組織への硫酸カルシウムの付着を促進させるための湿 潤剤、例えば約8%のグリセリンとからなる口腔リンス組成物が調製される。
この液体状となった組成物のpHは、約5から7の間である。一般に、人間の口 の唾液のpHは約4.5から7.5の間で変化する。この製剤は、口腔リンスま たは口腔洗浄剤として使用されるのが好ましい。
この口腔リンス組成物は、使用する前に十分に振とうしなければならない。歯肉 炎を治療する際の一例としては、1日に2回、I/2液量オンスをリンスとして 使用することができ、この際、口の中に5分間保持し、歯と歯肉の間の境界域の すべてに行き渡るように流れさせる。この製剤はまた、通常のブラッシング方法 により歯ブラシを用い、歯から歯茎までを掃除するようにして使用することもで きる。どちらの場合においても、患者には、治療を行った後、少くとも10分間 の間は水で口を濯がないように注意しておく。
上記の口腔リンス製剤における主な活性成分は、いずれも硫酸カルシウム半水和 物(Casoa・1/&0)のC,P、(化学的純粋)グレードである。この硫 酸カルシウム化合物は、石膏岩のような天然資源から得ることができ、焼成して β半水和物の形態とし、食品薬品局(FDA)及び薬局方の必要条件に適合する 純度とすることが好ましい。種々の化学的方法で合成された硫酸カルシウムを使 用することもでき、例えばクエン酸製造における副生成物である化学石膏が挙げ られ、二水和物の形態のものを適切に焼成するか、あるいは無水物の形態のもの を水和して、好ましい半水和物の形態にする。硫酸カルシウム半水和物は好まし くものであるが、例えば二水和物や溶解性のある無水物のような、他の硫酸カル シウム化合物を使用することもできる。
上記の硫酸カルシウム化合物は、歯と歯茎との境界線に局所的に塗布される歯牙 用ゲル(tooth gel) 、エマルジョン、懸濁液、溶液、口腔洗浄剤及 びペーストのような歯科用材料中に混和することが好ましく、その添加量は、歯 科用組成物の約5重量%〜約90重量%の範囲である。好ましくは、歯科用組成 物の約10〜80重量%が硫酸カルシウム化合物であって、しかも一般的には、 経口投与により歯肉に関連する疾患を効果的に治療するのに用いられる。歯科用 リンスまたは口腔洗浄剤としては、約10〜50重量%の硫酸カルシウム濃度の 時が、一番良好な結果が得られる。濃縮されたゲルとして使用する場合には、一 般に、硫酸カルシウムの量が約10〜80重量%であることが好ましい。
液体状の歯科衛生製剤のある種のタイプ、特に口腔洗浄剤やリンスにあっては、 収斂剤(astringent)及び消毒剤としてエタノールカ叶分な量で含ま れるのが一般的である。少量のアルコールが存在する場合には、所望の硫酸カル シウム半水和物を含有する製剤のシェルフライフ(shelf 1ife)が長 くなることが分かった。エタノールまたは、プロパツールやポリエチレングリコ ールような高級アルコールは、水溶性のキャリヤー中に懸濁された硫酸カルシウ ム半水和物の再水和(re−hydrat 1on)を抑制する。比較的多量の 水、例えば約40〜90重量%の範囲の水を含む液体状の口腔洗浄剤またはリン スとして製剤された本発明の歯科用組成物では、半水和物の形態のシェルフライ フを延ばすために、エタノールのようなアルコールが少くとも約5重量%、好ま しくは8〜25重量%含まれる。このアルコールの添加量は、存在する水の量や 、所望とされる収斂性(astringency)の程度、及びシェルフライフ の重要性に応じて約1〜5%あるいはそれ以下に減少させることもできる。もち ろん、他の一般的な収斂剤及び/または消毒剤を、好ましいエタノールの代わり に、あるいは補足剤として通常の量で使用することもできる。
また、本発明の歯科衛生組成物は、グリセリン及び/又はソルビトールのような 一般的な湿潤剤を含有しても良い。グリセリンは、歯根膜部分への液体の流れを 促進させ、組織への付着を良くする、優れた液体粘度調整剤として作用する、二 とが分かった。さらに、多価アルコールは、柔らかいプラークや汚れを、歯から 容易に除去させるものであると考えられる。より大きな増粘作用を有する同様の 高分子化したグリコール湿潤剤もまた、本発明の硫酸カルシウムを用いて処理す る場合には、付着力を増加させ、粘性のある炭水化物や柔らかいプラークを歯か ら除去する助けとなるものと考えられる。これらの例としては、カルボキシメチ ルセルロース誘導体及び/又はポリエチレングリコール類、ポリプロピレングリ コール類などが挙げられる。これらは、単独で使用してもよいし、組み合わせて 使用してもよい。比較的多量の水を含む低固形分組成物の場合、例えば口腔洗浄 剤やリンスの場合には、湿潤剤は約20重量%までの量で添加することができ、 より一般的な量は5〜lO%程度である。液体の含有量が所望の濃度及び粘度と するのに非常に重要な役割を果たすものである、歯科用ペースト、ゲル及び製品 の場合には、いくらか湿潤剤の量を多くしても良く、例えば20〜40重量%の 範囲である。
一般的に、これまでの液体状の歯科衛生製剤には、生理学的に受け入れられる顔 料、甘味料、例えばサッカロース、ソジウムサッカリンまたはソジウムシクラメ ートなど、及び精油香味剤や他の添加剤が含まれる。本発明の組成物には、チモ ール、ユーカリブトールサリチル酸メチル、またはペパーミント油及びスペアミ ント油などを一般的な量で添加して香りを付けても良く、水または水溶性の媒質 キャリヤーを含む組成物の場合には、一般的に約0.2〜3.0重量%の量が添 加される。これらの油類は、必要に応じて、適当な分散剤の助けにより安定して 分散させることもでき、一般的には、この量はO91〜0.2%またはそれ以上 である。一般的に、特に歯科用ペースト及び粉末製剤の場合には、歯磨き剤中に 、特殊な歯科用研磨剤並びに、白化剤(whi tener)、光沢剤及び他の 添加剤が約10〜50重量%の割合で含まれても良い。フルオロアパタイトの形 成を高める材料を添加することもできる。
実施例1 汚れた唾液周皮(salivary pellicle)堆積物と、柔らかくな った歯石に対する口腔リンスの効果を、試験管内で実験した。
1回の実験においては、多量の歯石が堆積した人間の歯を1ダース取り出し、ア クリル製のブロックに取り付け、各テスト試料とした。まず、歯の重さを測定し 、脱イオン水または口腔リンスのどちらかに60分間浸漬させ、150gの圧力 がかかった0ral B−40型歯ブラシと、シリカを主成分とする歯科用ペー ストのスラリーを用いて、■−8クロスブラッシングマシーンにより1000ス トロークブラツシングし、その後、取り除かれた歯石の重量を再び測定した。
この口腔リンスは、約16%の硫酸カルシウム半水和物、約21%のエタノール 、約8%のグリセリン及び約55重量%の蒸留水からなるものであった。
試料の重量の平均減少は、脱イオン水を用いた場合には9.25mgであり、口 腔リンスを用いた場合には10.80mgであった。この口腔リンスを用いたと きの重量減少は、歯石が柔らかくなる傾向があることを示すものであって、歯石 の析出物が固まる前にこれをブラッシングによって擦れば、実質的にはもっと大 きな効果を得ることができる。
実施例2 もう一つの実験においては、テスト材料として16個の牛の永久中切歯を切り取 り、約lO平方ミリメートルの唇状のエナメル試料を得た。この試料を自動高分 子化するメタクリレート樹脂で封埋し、エナメル表面のみを露出させ、軽くエツ チングしてから、実験開始前の反射率の値を測定した。その後、試料を回転ロッ ドの上に置いてテスト溶液に浸漬させた。各種のテスト方法を以下に示した。
グループl:唾液中に1時間浸漬させ、コーヒー/紅茶/塩化第二鉄溶液に約3 0分間浸漬させ、そして、脱イオン水に1分間浸漬させた。
グループ2:脱イオン水の代わりに口腔リンスを使用した以外はグループ1と同 様。
グループ3:唾液を脱イオン水と10:lの割合で混合した以外はグループlと 同様。
グループ4・唾液を口腔リンスと10=1の割合で混合した以外はグループ3と 同様。
このようにして、グループ1と2とからエナメル表面処理として口腔リンスを評 価する一方、グループ3と4とからは周皮の唾液成分と組み合わされた化学的抑 制剤として口腔リンスを評価した。この口腔リンスは、実施例1と同様の製剤で あった。
繰り返して行われる治療方法は47サイクル続けられ、反射率の値を、上皮の汚 れの量を測定することによって決定した。
この実験結果を以下にまとめた。(注:高い光反射率の値は汚れが少ないことを 表す。) グループl−水 64.0 24.7 39.3グループ2−口腔リンス 63 .8 23.8 40.0グループ3−唾液中に水 63.9 25.9 38 .0グループ4−唾液中に口腔リンス 63.9 29.5 34.0この実験 のグループ3と4の比較においては、周皮への唾液蛋白質源に関連する化学抑制 剤として口腔リンスを使用した場合には(グループ4)、汚れの蓄積がかなり減 少した。
実施例3 約16%の硫酸カルシウム半水和物、約21%のエタノール、約8%のグリセリ ン及び約55重量%の蒸留水(すべて重量%を示す)を含む好ましい製剤を用い て、歯科患者により対照臨床評価を行った。なお、ある患者に対しては、希望す る量のワニラ(vani 1la)抽出物を少量添加した。治療を行うのに選ば れた患者には種々の歯根膜疾患が含まれていた。すなわち、彼らの何人かは、歯 根膜疾患にかかていて、これまでに行われてきた何回もの治療により何年間もの 間に種々の症状の程度になっており、この中には、歯肉切除や歯肉掻は術(gi ngivalcure−t tage)が含まれるが、今もこれらの疾患に継続 してかかっていた。若い人から年輩の人にわたる患者の年齢層の中から選び出さ れた患者の中には、しばらく専門家の歯科治療を受けていない患者や、自分自身 でうまく口腔衛生の方法を行なうことができなかった患者が含まれていた。各患 者を診察して、治療を行う前には疾患を確かめるために口腔全体をX線で調べた 。もし歯根膜ポケットが存在する場合にはこの値を測定し、18mmのポケット ゲージで図表に示した。これらの患者には、口腔リンスのサンプルを与え、以下 の方法の1つまたは両方に従うように指示した。
(1)使用する前にボトルをよく振り、口腔リンスとして1日に2回、1/2液 量オンス使用し、口腔内にこの製剤を5分間保持して、すべての歯の周囲を液が 流れるようにし、使用後少くとも10分間水で口を濯がないこと。
(2)リンス及びブラッシング:使用する前に容器を十分に振り、1日に2回、 172液量オンスを使用する。最初の1日だけは、この製剤をリンスとして使用 し、すべての歯の周囲に製剤が流れるようにして口腔内に約5分間保持する。そ の後、歯ブラシを用いて通常のブラッシング方法で製剤を使用し、歯から歯肉に 至るまでを磨く治療を続ける。少くとも10分間は水で濯がないこと。
患者による少ない数の臨床実験から得られた実車的な結果は、以下の通りであっ た。
ケースl−患者は20代後半の男性患者であり、多量の歯垢と歯石の析出物が付 着した重病な歯肉状態であった。すべての歯肉組織はかなり炎症しており、前方 の歯肉がかなり「出血」していた。リンス方法#1を1週間行った処、歯肉の出 血が止まり、通常の組織が現れるように改善された。
ケース2−患者は50代後半の男性患者であって、過去lO年間、歯根膜疾患を 治療し続けており、3回連続して歯肉切除手術を行っていた。X線検査により上 部及び下部の後側領域にいくらかの骨の吸収が見られた。後側の歯は傷ついてお り、明らかに上部右側第2臼歯の口側歯肉組織が欠損していた。リンス方法#1 を2週間行った処、歯の感応性(sensitivi ty)が改善された。治 療を5週間行う間に、上部臼歯の口側表面の組織に改善が見られ、陥没(rec ession)がなくなった。5週間口の終わりには、すべての歯肉組織が非常 にしっかりしたものとなり、炎症は見られなかった。
ケース3−患者は軽度の歯肉炎にかかった50歳の男性であって、上部の後側組 織が減少した歯根膜疾患にかかっていた。この患者は、6ケ月に専門的な歯根膜 治療を受けており、これによって症状は改善されていたが、以前として歯根膜疾 患にかかっていた。リンス及びブラッシング方法#2を用いると、歯肉炎の症状 は4週間以内になくなった。患者は、改善された状態として、歯の「白さ」と「 清潔」感を述べた。
ケース4−患者は60歳の女性で、歯茎が重大に悪化した歯肉炎を示しており、 下側の前歯が少し緩んでおり、左側第2上部臼歯及び右側第2下部臼歯に5〜6 mmのポケットがあった。すべての歯がかなり傷付いていることが明らかであっ た。この患者は、リンス治療を開始する2ケ月に専門的に全ての歯石を除去し、 骨の吸収のために左側下部歯石を除去した。X線検査により、両方の隆線全体に わたって骨の吸収があることが分かった。
治療はリンス方法#lを用いて開始した。1週間の経過後、歯肉の疾患は縮小し 、歯茎組織はより硬いものとなり、炎症は小さくなった。4週間の治療の間には 、歯肉炎は完全になくなり、上部及び下部の臼歯の両方のポケットはかなり小さ くなった。患者からのコメントにより、以前からあった感覚がなくなっているこ とが示された。8週間以内には下部前方がしつかりしたものとなった。
そして、治療を8週間行った後、患者に対してリンス治療を4週間行わないよう に指示した。この目的は、初期の疾患が再発するかどうかを確認するためのもの であった。この実験により、治療を行わなくても、最初の3週間の間は組織に変 化のないことが分かったが、組織の炎症が4週間口に現れた。そこで、リンス及 びブラッシング方法#2を開始したところ、組織の炎症はなくなった。方法#2 を4週間行う間に、患者の組織炎症はなくなり、すべての歯は非常にしっかりし たものとなって、ポケットは16週間前に最初の治療を開始した時からほとんど 100%なくなっていた。
国際調査報告

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.キャリヤー材料と、約5から約90重量%の硫酸カルシウム化合物を含むこ とを特徴とする歯科衛生組成物。
  2. 2.上記硫酸カルシウム化合物が硫酸カルシウム半水和物であることを特徴とす る請求項1記載の組成物。
  3. 3.液体キャリヤーと、約5から90重量%の硫酸カルシウム化合物を含むこと を特徴とする歯科衛生組成物。
  4. 4.上記硫酸カルシウム化合物が硫酸カルシウム半水和物であることを特徴とす る請求項3記載の組成物。
  5. 5.少くとも約5重量%のアルコールを含むことを特徴とする請求項4記載の組 成物。
  6. 6.湿潤剤を含むことを特徴とする請求項5記載の組成物。
  7. 7.上記アルコールがエタノールであることを特徴とする請求項5記載の組成物 。
  8. 8.上記湿潤剤がグリセリンであることを特徴とする請求項6記載の組成物。
  9. 9.上記アルコールがエタノールであることを特徴とする請求項8記載の組成物 。
  10. 10.約8から約25%のエタノールと、約5から約20%のグリセリンを含む ことを特徴とする請求項9記載の組成物。
  11. 11.上記液体キャリヤーが水であって、約16重量%の硫酸カルシウム半水和 物、約21重量%のエタノール及び約8重量%のグリセリンを含むことを特徴と する請求項10記載の組成物。
  12. 12.約40から約90重量%の水を含む口腔洗浄剤の形態であって、硫酸カル シウム化合物を含むことを特徴とする歯科衛生組成物。
  13. 13.上記硫酸カルシウム化合物が硫酸カルシウム半水和物であって、約10か ら約50重量%の量で含まれることを特徴とする請求項12記載の組成物。
  14. 14.少くとも約5重量%のアルコールを含むことを特徴とする請求項13記載 の組成物。
  15. 15.湿潤剤を含むことを特徴とする請求項14記載の組成物。
  16. 16.約8%から約25%のエタノールを含むことを特徴とする請求項15記載 の組成物。
  17. 17.上記湿潤剤がグリセリンで、約5から約10重量%の量であることを特徴 とする請求項16記載の組成物。
  18. 18.約15重量%の硫酸カルシウム半水和物、約20重量%のエタノール、約 8重量%グリセリンを含み、しかも残りが水であることを特徴とする請求項17 記載の組成物。
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