JPH0450385A - 濃色染め絹系繊維品の製法 - Google Patents
濃色染め絹系繊維品の製法Info
- Publication number
- JPH0450385A JPH0450385A JP2158100A JP15810090A JPH0450385A JP H0450385 A JPH0450385 A JP H0450385A JP 2158100 A JP2158100 A JP 2158100A JP 15810090 A JP15810090 A JP 15810090A JP H0450385 A JPH0450385 A JP H0450385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silk
- dyeing
- dyed
- calcium chloride
- silk fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 title claims abstract description 16
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 58
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 claims abstract description 33
- UXVMQQNJUSDDNG-UHFFFAOYSA-L Calcium chloride Chemical compound [Cl-].[Cl-].[Ca+2] UXVMQQNJUSDDNG-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims abstract description 23
- 239000001110 calcium chloride Substances 0.000 claims abstract description 23
- 229910001628 calcium chloride Inorganic materials 0.000 claims abstract description 23
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 28
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 9
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 7
- QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N Acetic acid Chemical compound CC(O)=O QTBSBXVTEAMEQO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 6
- KMUONIBRACKNSN-UHFFFAOYSA-N potassium dichromate Chemical compound [K+].[K+].[O-][Cr](=O)(=O)O[Cr]([O-])(=O)=O KMUONIBRACKNSN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 6
- 239000012752 auxiliary agent Substances 0.000 description 5
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 5
- 238000009991 scouring Methods 0.000 description 5
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 5
- UCTWMZQNUQWSLP-VIFPVBQESA-N (R)-adrenaline Chemical compound CNC[C@H](O)C1=CC=C(O)C(O)=C1 UCTWMZQNUQWSLP-VIFPVBQESA-N 0.000 description 4
- OWYWGLHRNBIFJP-UHFFFAOYSA-N Ipazine Chemical compound CCN(CC)C1=NC(Cl)=NC(NC(C)C)=N1 OWYWGLHRNBIFJP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- PLDUPXSUYLZYBN-UHFFFAOYSA-N Fluphenazine Chemical compound C1CN(CCO)CCN1CCCN1C2=CC(C(F)(F)F)=CC=C2SC2=CC=CC=C21 PLDUPXSUYLZYBN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- VMHLLURERBWHNL-UHFFFAOYSA-M Sodium acetate Chemical compound [Na+].CC([O-])=O VMHLLURERBWHNL-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 3
- 229960000583 acetic acid Drugs 0.000 description 3
- 235000013351 cheese Nutrition 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 229960001374 fluphenazine decanoate Drugs 0.000 description 3
- 239000012362 glacial acetic acid Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000001632 sodium acetate Substances 0.000 description 3
- 235000017281 sodium acetate Nutrition 0.000 description 3
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 3
- LYAVXWPXKIFHBU-UHFFFAOYSA-N N-{2-[(1,2-diphenylhydrazinyl)carbonyl]-2-hydroxyhexanoyl}-6-aminohexanoic acid Chemical compound C=1C=CC=CC=1N(C(=O)C(O)(C(=O)NCCCCCC(O)=O)CCCC)NC1=CC=CC=C1 LYAVXWPXKIFHBU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 2
- 239000003002 pH adjusting agent Substances 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SJEYSFABYSGQBG-UHFFFAOYSA-M Patent blue Chemical compound [Na+].C1=CC(N(CC)CC)=CC=C1C(C=1C(=CC(=CC=1)S([O-])(=O)=O)S([O-])(=O)=O)=C1C=CC(=[N+](CC)CC)C=C1 SJEYSFABYSGQBG-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 235000012544 Viola sororia Nutrition 0.000 description 1
- 244000172533 Viola sororia Species 0.000 description 1
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 239000000980 acid dye Substances 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 239000008233 hard water Substances 0.000 description 1
- 238000009940 knitting Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 239000000983 mordant dye Substances 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 125000000020 sulfo group Chemical group O=S(=O)([*])O[H] 0.000 description 1
- 230000002522 swelling effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Coloring (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、濃色染め絹糸繊維品の製法に関するもので
ある。
ある。
絹繊維は、一般に、低温で染料をよく吸着し、高温(約
80°C以上)では吐出する特質があるため、比較的低
温、短時間で染色される。しかし、染色条件によっては
、染着性が悪くなって鮮明かつ深みある色が得られず、
色が0茶けた感じになってしまうという問題がある。こ
の傾向は、特に中色以上の濃色染めにおいて強い。また
、絹−羊毛混紡品は軽くて風合いがよく、絹100%の
ものよりもしわになりにくいとして重宝されるが、この
絹−羊毛混紡品は、同色染によって中色以上の濃色に染
めようとすると、羊毛部分のみが濃く染まり、絹部分と
の色ワレを生じて全体として深みがなく鮮明さに欠ける
きらいがあった。そこで、絹および羊毛に物性上の悪影
響を及ぼすことな(絹繊維の染着性を向上させるような
染色助剤の開発が望まれているが、このような助剤は未
だ実用化されていないのが実情である。
80°C以上)では吐出する特質があるため、比較的低
温、短時間で染色される。しかし、染色条件によっては
、染着性が悪くなって鮮明かつ深みある色が得られず、
色が0茶けた感じになってしまうという問題がある。こ
の傾向は、特に中色以上の濃色染めにおいて強い。また
、絹−羊毛混紡品は軽くて風合いがよく、絹100%の
ものよりもしわになりにくいとして重宝されるが、この
絹−羊毛混紡品は、同色染によって中色以上の濃色に染
めようとすると、羊毛部分のみが濃く染まり、絹部分と
の色ワレを生じて全体として深みがなく鮮明さに欠ける
きらいがあった。そこで、絹および羊毛に物性上の悪影
響を及ぼすことな(絹繊維の染着性を向上させるような
染色助剤の開発が望まれているが、このような助剤は未
だ実用化されていないのが実情である。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、絹
繊維の染着性が劣ることなく鮮明な濃色染めが施された
絹糸繊維品を得る方法の提供をその目的とする。
繊維の染着性が劣ることなく鮮明な濃色染めが施された
絹糸繊維品を得る方法の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の濃色染めされた
絹糸繊維品の製法は、絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊
維との混合繊維品を、塩化カルシウムを含有する染液で
濃色染めするという構成をとる。
絹糸繊維品の製法は、絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊
維との混合繊維品を、塩化カルシウムを含有する染液で
濃色染めするという構成をとる。
すなわち、本発明者は、絹繊維の染着性を向上させる方
法について、■助剤によって絹繊維を膨潤させて染料の
吸着量を増大させる、■使用する染料の水への可溶性を
減じるか染料粒子を大きくして一旦繊維中に吸着された
染料が吐出されにくいようにする、の2方向から研究を
重ねた。その結果、従来、硬水の主成分であり染色業界
では染料と沈澱反応を生じるとしてその使用が忌避され
ていた塩化カルシウムを助剤として用いると、上記塩化
カルシウムが絹繊維表面を膨潤させる作用を発揮して染
着性が大幅に向上することを見いだしこの発明に到達し
た。なお、上記塩化カルシウムは、染液中に含有させて
も、相当時間沈澱を生じるようなことはなく、殆どの染
料について、充分な染色効果を得ることができた。
法について、■助剤によって絹繊維を膨潤させて染料の
吸着量を増大させる、■使用する染料の水への可溶性を
減じるか染料粒子を大きくして一旦繊維中に吸着された
染料が吐出されにくいようにする、の2方向から研究を
重ねた。その結果、従来、硬水の主成分であり染色業界
では染料と沈澱反応を生じるとしてその使用が忌避され
ていた塩化カルシウムを助剤として用いると、上記塩化
カルシウムが絹繊維表面を膨潤させる作用を発揮して染
着性が大幅に向上することを見いだしこの発明に到達し
た。なお、上記塩化カルシウムは、染液中に含有させて
も、相当時間沈澱を生じるようなことはなく、殆どの染
料について、充分な染色効果を得ることができた。
つぎに、この発明の詳細な説明する。
この発明は、絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊維との混
合繊維品を、塩化カルシウムを含有する染液で濃色染め
するものである。
合繊維品を、塩化カルシウムを含有する染液で濃色染め
するものである。
上記絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊維との混合繊維品
とは、100%絹繊維からなる絹糸、絹繊維と羊毛等の
他の繊維とを混紡した混紡系、あるいは織り生地2編み
生地、100%絹糸と異なる種類の糸とを交織したもの
、交編したもの等をいう。この発明では、これらを総称
して「絹糸繊維品」という。なお、上記絹糸繊維品のう
ち、特に絹−羊毛混紡品が、従来から両繊維の染着性に
差が生じて色ワレとなり深みのある良い色相が得られな
い問題があり、この発明を適用するのに好適である。
とは、100%絹繊維からなる絹糸、絹繊維と羊毛等の
他の繊維とを混紡した混紡系、あるいは織り生地2編み
生地、100%絹糸と異なる種類の糸とを交織したもの
、交編したもの等をいう。この発明では、これらを総称
して「絹糸繊維品」という。なお、上記絹糸繊維品のう
ち、特に絹−羊毛混紡品が、従来から両繊維の染着性に
差が生じて色ワレとなり深みのある良い色相が得られな
い問題があり、この発明を適用するのに好適である。
また、上記絹糸繊維品の染色に用いられる染液は、従来
使用される染料とともに、塩化カルシウムを配合したも
のである。上記染料としては、絹繊維用に選択される一
般染料2合金染料、酸性染料、酸性媒染染料等があげら
れ、その濃度、浴比等は適宜に設定される。ただし、こ
の発明は、絹糸繊維品に対し、絹繊維を濃く染めて鮮明
さを与えることを目的としているのであり、鮮明さが問
題となる中色以上の濃色染めに適用することが最も効果
が高い。そして、これらの染料とともに用いられる塩化
カルシウムは、溶液濃度で0.2〜1゜5重量%にする
ことが好ましく、なかでも0.4〜0.8重量%にする
ことが特に好適である。0.2重量%より薄(すると、
絹繊維に対する染着性向上効果があまり得られず、1.
5重量%より濃くしても、それ以上の染着性向上効果は
期待できないからである。
使用される染料とともに、塩化カルシウムを配合したも
のである。上記染料としては、絹繊維用に選択される一
般染料2合金染料、酸性染料、酸性媒染染料等があげら
れ、その濃度、浴比等は適宜に設定される。ただし、こ
の発明は、絹糸繊維品に対し、絹繊維を濃く染めて鮮明
さを与えることを目的としているのであり、鮮明さが問
題となる中色以上の濃色染めに適用することが最も効果
が高い。そして、これらの染料とともに用いられる塩化
カルシウムは、溶液濃度で0.2〜1゜5重量%にする
ことが好ましく、なかでも0.4〜0.8重量%にする
ことが特に好適である。0.2重量%より薄(すると、
絹繊維に対する染着性向上効果があまり得られず、1.
5重量%より濃くしても、それ以上の染着性向上効果は
期待できないからである。
上記染液を用い、絹糸繊維品を、その形態に合わせて、
適宜の染色機にかけて染色することができる。
適宜の染色機にかけて染色することができる。
二のようにして得られた染色品は、塩化カルシウムを配
合しない従来のものに比べ、絹繊維の染着性が良好で、
鮮明な濃色染め品となる。したがって、従来、色調に深
みがなく多様な商品展開ができなかった絹−羊毛混紡品
等についても、意図する濃色に鮮明に染めることができ
、ファッション商品として商取引量を増大させることが
できる。
合しない従来のものに比べ、絹繊維の染着性が良好で、
鮮明な濃色染め品となる。したがって、従来、色調に深
みがなく多様な商品展開ができなかった絹−羊毛混紡品
等についても、意図する濃色に鮮明に染めることができ
、ファッション商品として商取引量を増大させることが
できる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1.比較例1〕
約21μの普通メリーノウール80重量部(以下「部」
と略す)と、絹紡糸工程の前紡工程で得られた約13μ
の絹スライバー20部とを、通常の梳毛紡績工程に通し
て32番双糸(メートル番手)の絹混紡糸を得た。この
絹混紡糸を通常のチーズ専用ダイコーンに巻き取り(約
800 g/個)、通常のチーズ染色機で、下記の材料
を用い、第1図の工程図に従って染色した。
と略す)と、絹紡糸工程の前紡工程で得られた約13μ
の絹スライバー20部とを、通常の梳毛紡績工程に通し
て32番双糸(メートル番手)の絹混紡糸を得た。この
絹混紡糸を通常のチーズ専用ダイコーンに巻き取り(約
800 g/個)、通常のチーズ染色機で、下記の材料
を用い、第1図の工程図に従って染色した。
く使用染料および助剤(浴比1:15)>■均染剤 リ
ョーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 % 0賀f ■pH調整剤・氷酢酸 2 〃酢酸ソ
ーダ 4 ” (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル ブト(Supran
ol Br1ll Blue) GLW(バイエ
ル社製) 1.40%0耐スブラノール フ
ァスト イIIIつ(Supranol Fast
Yellow)4GL (バイエル社製)
1.30%0賀fスル本二ン グレイ(Sulfo
nine Grey) BWL(サンド社製)
1.65%owfり■ム イエaつ(Chr
ome Yellow) PG(山田化学社製)
1.40%owfエリオクロム ブルー(E
riochrome Blue) ABNN(チバ
ガイギー社製) 1.10%0耐■塩化カルシウ
ム 10 〃(溶液濃度0.65重量
%) 0重クロム酸カリ 0.7 %o
wf■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(
日興化学社製)1 g//! すなわち、まず、上記■〜■をこの順序で投入し、30
°Cで調整して10〜15分処理したのち、1”C/分
で80〜82°Cまで昇温し30分処理した。
ョーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 % 0賀f ■pH調整剤・氷酢酸 2 〃酢酸ソ
ーダ 4 ” (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル ブト(Supran
ol Br1ll Blue) GLW(バイエ
ル社製) 1.40%0耐スブラノール フ
ァスト イIIIつ(Supranol Fast
Yellow)4GL (バイエル社製)
1.30%0賀fスル本二ン グレイ(Sulfo
nine Grey) BWL(サンド社製)
1.65%owfり■ム イエaつ(Chr
ome Yellow) PG(山田化学社製)
1.40%owfエリオクロム ブルー(E
riochrome Blue) ABNN(チバ
ガイギー社製) 1.10%0耐■塩化カルシウ
ム 10 〃(溶液濃度0.65重量
%) 0重クロム酸カリ 0.7 %o
wf■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(
日興化学社製)1 g//! すなわち、まず、上記■〜■をこの順序で投入し、30
°Cで調整して10〜15分処理したのち、1”C/分
で80〜82°Cまで昇温し30分処理した。
そして、上記■を投入してさらに30分処理して発色さ
せたのち、■を投入して2回ソーピングし、引き続き水
洗を行った。このようにして得られた処理品を染色機か
ら取り出し、通常の方法に従って脱水・乾燥を行ってグ
リーンに染まった混紡糸を得た。この糸を経糸および緯
糸に用い、3/3の綾組織に織成して織り生地を得、こ
れを、煮絨→洗絨→煮絨→脱水→乾絨→刷毛→剪毛→剪
毛→蒸絨→蒸絨という一連の仕上げ工程にかけて、グリ
ーンに濃色染めされた布帛を得た。
せたのち、■を投入して2回ソーピングし、引き続き水
洗を行った。このようにして得られた処理品を染色機か
ら取り出し、通常の方法に従って脱水・乾燥を行ってグ
リーンに染まった混紡糸を得た。この糸を経糸および緯
糸に用い、3/3の綾組織に織成して織り生地を得、こ
れを、煮絨→洗絨→煮絨→脱水→乾絨→刷毛→剪毛→剪
毛→蒸絨→蒸絨という一連の仕上げ工程にかけて、グリ
ーンに濃色染めされた布帛を得た。
また、比較例品として、塩化カルシウムを入れずに上記
と同様にして染色し布帛にしたものを用意した。
と同様にして染色し布帛にしたものを用意した。
これらの布帛について、色差計(ND−101DC型1
日本電色工業社製)を用いてL値(低いほど濃度が高い
)を測定するとともに、耐光堅ろう度、洗濯堅ろう度、
水堅ろう度、摩擦堅ろう度等を評価した。これらの結果
を下記の第1表に示す。
日本電色工業社製)を用いてL値(低いほど濃度が高い
)を測定するとともに、耐光堅ろう度、洗濯堅ろう度、
水堅ろう度、摩擦堅ろう度等を評価した。これらの結果
を下記の第1表に示す。
*1:JIS L 0842に従う。
*2:JIS L 0860に従う。
*3:JIS L 0846に従う。
*4:JIS L 0849に従う。
上記の結果から、実施例品は、塩化カルシウムを入れな
い比較例品よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
い比較例品よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
〔実施例2〕
約19μのメリーノウ−ルア0部と、絹紡糸工程の前紡
工程で得られた約13μの絹スライバー30部とを、通
常の梳毛紡績工程に通して60番双糸(メートル番手)
の組部紡糸を得た。この組部紡糸を経糸、緯糸に用いて
通常の織機により平織して織り生地を得、これを、煮絨
→精練→乾絨→ガス焼→精練→染色→脱水→乾絨→セミ
デカタイザー→釜蒸絨→蒸絨という一連の染色仕上げ工
程にかけた。ただし、上記染色工程において、染色機は
通常ロコ型といわれるものを使用し、染料等の材料とし
ては下記のものを用いた。また、その具体的な染色方法
は、上記実施例1と同様であり省略する。
工程で得られた約13μの絹スライバー30部とを、通
常の梳毛紡績工程に通して60番双糸(メートル番手)
の組部紡糸を得た。この組部紡糸を経糸、緯糸に用いて
通常の織機により平織して織り生地を得、これを、煮絨
→精練→乾絨→ガス焼→精練→染色→脱水→乾絨→セミ
デカタイザー→釜蒸絨→蒸絨という一連の染色仕上げ工
程にかけた。ただし、上記染色工程において、染色機は
通常ロコ型といわれるものを使用し、染料等の材料とし
ては下記のものを用いた。また、その具体的な染色方法
は、上記実施例1と同様であり省略する。
く使用染料および助剤(浴比1:20)>■均染剤 リ
シーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 %owf ■pn調整剤 氷酢酸 2 〃酢酸ソ
ーダ 4 〃 (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル レツF(Supra
nol Br1ll Red) GW(バイエル
社製) 2.75%owfスル参ニン グレ
イ(Sulfonine Grey) BWL(サ
ンド社製) 0.44%owfスブラノー
l 7アスト イエロウ(Supranol Pa5
t Yellow)4GL (バイエル社製)
0.20%owfり■ム ファスト プリル レツ
F(Chrome Fast Br1ll Re
d)K賀(バイエル社製) 3.30%咋fエ
リオり■ム ブルー(Eriochros+e Bl
ue) ABNN(チバガイギー社製) 0.
22%咋fりυム イxuつ(Chrome Yel
loee) PG(山田化学社製) 0.
06%owf■塩化カルシウム 10
〃(溶液濃度0.5重量%) 0重クロム酸カリ 1.1 %咋
f■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(日
興化学社製)1g/! このようにして、エンジに濃色染めされた布帛を得た。
シーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 %owf ■pn調整剤 氷酢酸 2 〃酢酸ソ
ーダ 4 〃 (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル レツF(Supra
nol Br1ll Red) GW(バイエル
社製) 2.75%owfスル参ニン グレ
イ(Sulfonine Grey) BWL(サ
ンド社製) 0.44%owfスブラノー
l 7アスト イエロウ(Supranol Pa5
t Yellow)4GL (バイエル社製)
0.20%owfり■ム ファスト プリル レツ
F(Chrome Fast Br1ll Re
d)K賀(バイエル社製) 3.30%咋fエ
リオり■ム ブルー(Eriochros+e Bl
ue) ABNN(チバガイギー社製) 0.
22%咋fりυム イxuつ(Chrome Yel
loee) PG(山田化学社製) 0.
06%owf■塩化カルシウム 10
〃(溶液濃度0.5重量%) 0重クロム酸カリ 1.1 %咋
f■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(日
興化学社製)1g/! このようにして、エンジに濃色染めされた布帛を得た。
また、比較別品として、塩化カルシウムを入れずに上記
と同様にして織成し染色した布帛を用意した。
と同様にして織成し染色した布帛を用意した。
これらの布帛について、上記実施例1と同様にしてL値
測定および各種型ろう度の評価を行った。
測定および各種型ろう度の評価を行った。
これらの結果を下記の第2表に示す。
*1〜*4:第1表と同じ。
上記の結果から、実施測高は、塩化カルシウムを入れな
い比較別品よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
い比較別品よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
〔実施例3.比較例3〕
通常の絹紡糸工程で紡出した絹100%の60番双糸(
メートル番手)をダイコーンに巻き取り、通常のチーズ
染色機でブルーに濃色染めした。ただし、上記ダイコー
ンに巻き取る際、ダイコーンによっては絹糸が固く締ま
りすぎてむら染めの原因となるため、糸が締まりすぎな
いよう注意する。
メートル番手)をダイコーンに巻き取り、通常のチーズ
染色機でブルーに濃色染めした。ただし、上記ダイコー
ンに巻き取る際、ダイコーンによっては絹糸が固く締ま
りすぎてむら染めの原因となるため、糸が締まりすぎな
いよう注意する。
そして、染色に用いる染料等の材料は下記の通りであり
、また染色方法は、第2図に示す工程図に従う。
、また染色方法は、第2図に示す工程図に従う。
〈使用染料および助剤(浴比1:20)>■均染剤 リ
ョーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 %oivf ■pH調整剤 氷酢酸 2 #酢酸ソ
ーダ 4 〃 (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル ブト(Supran
ol Br1ll Blue) GLW(バイエ
ル社製) 1.90%咋ff−ラー プリル
バイオレット(Polar Br1ll Vio
let) BL(チバガイギー社製) 1.0
0%owfイルガラン ネイビー ブト(Irgala
n Navy Blue) B(チバガイギー社
製) 0.44%owfクロム ピヱアー ブト
(Chrome Pure Blue) BX(
三井化学社製) 0.33%owfサンクロ
ミン プリル バイオレット(Sunchroa+in
e Br1ll Vi。
ョーゲン(Lyogen) UL (サンド社製)0.
8 %oivf ■pH調整剤 氷酢酸 2 #酢酸ソ
ーダ 4 〃 (系を約pH5に調整) ■染料 スブラノール プリル ブト(Supran
ol Br1ll Blue) GLW(バイエ
ル社製) 1.90%咋ff−ラー プリル
バイオレット(Polar Br1ll Vio
let) BL(チバガイギー社製) 1.0
0%owfイルガラン ネイビー ブト(Irgala
n Navy Blue) B(チバガイギー社
製) 0.44%owfクロム ピヱアー ブト
(Chrome Pure Blue) BX(
三井化学社製) 0.33%owfサンクロ
ミン プリル バイオレット(Sunchroa+in
e Br1ll Vi。
1et) Rconc、(住友化学社製)0.77%o
wf■塩化カルシウム 10 〃(
溶液濃度0.5重量%) 0重クロム酸カリ 0.3 %咋
f■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(日
興化学社製)1g/! すなわち、まず、上記■〜■をこの順序で投入し、30
°Cで調整して10〜15分処理したのち、1°C/分
で90〜94℃まで昇温し30分処理した。
wf■塩化カルシウム 10 〃(
溶液濃度0.5重量%) 0重クロム酸カリ 0.3 %咋
f■精練剤 バシゾール(Basysol)−06(日
興化学社製)1g/! すなわち、まず、上記■〜■をこの順序で投入し、30
°Cで調整して10〜15分処理したのち、1°C/分
で90〜94℃まで昇温し30分処理した。
そして、80〜75℃で上記■を投入し、再び90〜9
4℃に昇温してさらに30分処理して発色させたのち、
■を投入して2回ソーピングし、引き続き水洗を行った
。このようにして得られた処理品を染色機から取り出し
、通常の方法に従って脱水・乾燥を行ってブルーに染ま
った混紡糸を得た。この糸を用い、各々の糸について張
力を一定にした天竺編みを行って編み生地を得た。
4℃に昇温してさらに30分処理して発色させたのち、
■を投入して2回ソーピングし、引き続き水洗を行った
。このようにして得られた処理品を染色機から取り出し
、通常の方法に従って脱水・乾燥を行ってブルーに染ま
った混紡糸を得た。この糸を用い、各々の糸について張
力を一定にした天竺編みを行って編み生地を得た。
また、比較測高として、塩化カルシウムを用いずに染色
して上記と同様の編み生地にしたものを用意した。
して上記と同様の編み生地にしたものを用意した。
これらの布帛について、上記実施例1と同様にしてL値
測定および各種型ろう度の評価を行った。
測定および各種型ろう度の評価を行った。
これらの結果を下記の第3表に示す。
(以下余白)
第一」L−表
*1〜*4:第1表と同じ。
上記の結果から、実施測高は、塩化カルシウムを入れな
い比較測高よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
い比較測高よりも、L値が低くなっており、濃度がアッ
プしていることがわかる。
以上のように、この発明の濃色染め絹糸繊維品の製法は
、染液として、塩化カルシウムを含有する特殊なものを
用いるため、この塩化カルシウムが絹繊維表面を膨潤作
用を発揮して絹繊維の染着性を大幅に向上させることが
できる。したがって、従来、濃色染めによって深みのあ
る色を得ることが困難であった絹糸繊維品に対し、濃度
をアップすることによって鮮明かつ深みある色を施すこ
とができ、ファツション性の高い絹糸繊維品を提供する
ことかできる。しかも、この製法は、従来と同様の装置
を用い、簡単かつ安価に実施することができ、実用上き
わめてを利である。
、染液として、塩化カルシウムを含有する特殊なものを
用いるため、この塩化カルシウムが絹繊維表面を膨潤作
用を発揮して絹繊維の染着性を大幅に向上させることが
できる。したがって、従来、濃色染めによって深みのあ
る色を得ることが困難であった絹糸繊維品に対し、濃度
をアップすることによって鮮明かつ深みある色を施すこ
とができ、ファツション性の高い絹糸繊維品を提供する
ことかできる。しかも、この製法は、従来と同様の装置
を用い、簡単かつ安価に実施することができ、実用上き
わめてを利である。
第1図はこの発明の一実施例の工程図、第2図は他の実
施例の工程図である。
施例の工程図である。
Claims (4)
- (1)絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊維との混合繊維
品を、塩化カルシウムを含有する染液で濃色染めするこ
とを特徴とする濃色染め絹糸繊維品の製法。 - (2)染液に含有される塩化カルシウムの量が、溶液濃
度で0.2〜1.5重量%に設定されている請求項(1
)記載の濃色染め絹糸繊維品の製法。 - (3)絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊維との混合繊維
品が、紡績された糸である請求項(1)または(2)記
載の濃色染め絹糸繊維品。 - (4)絹繊維品もしくは絹繊維と他の繊維との混合繊維
品が、織り生地もしくは編み生地である請求項(1)ま
たは(2)記載の濃色染め絹糸繊維品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2158100A JPH0450385A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 濃色染め絹系繊維品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2158100A JPH0450385A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 濃色染め絹系繊維品の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0450385A true JPH0450385A (ja) | 1992-02-19 |
Family
ID=15664305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2158100A Pending JPH0450385A (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 濃色染め絹系繊維品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0450385A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100740300B1 (ko) * | 2000-05-25 | 2007-07-18 | 주식회사 코오롱 | 폴리아미드 인공피혁의 염색방법 |
CN103103828A (zh) * | 2012-12-11 | 2013-05-15 | 吴江麦道纺织有限公司 | 一种羊毛蚕丝织物的混纺染色方法 |
US8823857B2 (en) | 2011-04-21 | 2014-09-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image apparatus |
CN105220542A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-06 | 无锡市长安曙光手套厂 | 利用酸性染料对混纺织物进行的一浴多色染色工艺 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2158100A patent/JPH0450385A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100740300B1 (ko) * | 2000-05-25 | 2007-07-18 | 주식회사 코오롱 | 폴리아미드 인공피혁의 염색방법 |
US8823857B2 (en) | 2011-04-21 | 2014-09-02 | Ricoh Company, Ltd. | Image apparatus |
CN103103828A (zh) * | 2012-12-11 | 2013-05-15 | 吴江麦道纺织有限公司 | 一种羊毛蚕丝织物的混纺染色方法 |
CN105220542A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-01-06 | 无锡市长安曙光手套厂 | 利用酸性染料对混纺织物进行的一浴多色染色工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6214058B1 (en) | Comfort melamine fabrics and process for making them | |
US5824614A (en) | Articles having a chambray appearance and process for making them | |
US5885307A (en) | Dyeing articles composed of melamine fiber and cellulose fiber | |
CN108049011B (zh) | 一种罗马布的制备方法 | |
CN110093703A (zh) | 一种氨纶提花四面弹面料的生产工艺 | |
CN109112854B (zh) | 一种锦纶织物的染色工艺 | |
JPH0450385A (ja) | 濃色染め絹系繊維品の製法 | |
US5516338A (en) | Water-soluble titanium salt-tannin dyes and methods of use thereof | |
CN109989157A (zh) | 条格面料及其制备方法和应用 | |
JP4061392B2 (ja) | 交撚糸及びその染色方法 | |
JPH01297470A (ja) | デニム用綿糸の染色用染料、これを用いる染色法、ならびに染色物 | |
Kramrisch | Some investigations into the application of dyes to acrylic fibres | |
CN103952925B (zh) | 一种羊绒筒子纱染色工艺 | |
JP2008214773A (ja) | デニム調織物及び繊維製品 | |
CN110670380A (zh) | 一种新型布料的印染工艺 | |
JP3312938B2 (ja) | 異色効果を有する獣毛繊維製品の製造方法 | |
US2508203A (en) | Process for dyeing animal hairs with anthraquinone vat dyestuffs | |
JPH1025670A (ja) | 割繊型複合繊維を含む構造物の染色方法 | |
JPH086248B2 (ja) | 後練り抜染可能織物の製造方法 | |
JP4058690B2 (ja) | 異色相可染交編織物及びその染色方法 | |
JPS5953774A (ja) | 絹様風合を有する織物およびその製造方法 | |
JP2602937B2 (ja) | ロープ染色用染料、これを用いる染色法、ならびに染色物 | |
JPH054474B2 (ja) | ||
KR910006135B1 (ko) | 데님용 면사의 염색용 염료조성물을 사용하는 염색방법 및 염색물 | |
JP2005060872A (ja) | 霜降地用紡績糸及びその染色方法 |