JPH04503695A - 有機塩化物の減少した漂白方法 - Google Patents

有機塩化物の減少した漂白方法

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JPH04503695A JP51558590A JP51558590A JPH04503695A JP H04503695 A JPH04503695 A JP H04503695A JP 51558590 A JP51558590 A JP 51558590A JP 51558590 A JP51558590 A JP 51558590A JP H04503695 A JPH04503695 A JP H04503695A
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デウィット,ドレイン エム.
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インターナショナル ペーパー カンパニー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 有機塩化物の減少した漂白方法 及肚ユ1肛立旦 本発明は、製紙バルブ産業において使用される化学的に漂白された木質繊維素バ ルブ(lignocellulosic pulp)の有機結合塩素のレベルを 減少させ、白色度のもどりを減少させる、キシラナーゼ類の使用方法に関する。
良匪旦互盈 木質繊維素材料(例えば、木材)の主要な成分は、セルロース、ヘミセルロース 、およびリグニンである。これらの化合物は、それぞれ、木質植物の乾燥重量の 約35−50%、20−30%、および20−30%を占めている。セルロース は、直鎖状に配列されたD−グルコース単位から構成される糖ポリマーである。
木質植物において、この直鎖状セルロース分子は、密集状態のフィブリルバンド ルとなっている。ヘミセルロースは、炭素数が5および6個の様々な糖類からな る直鎖状および分岐状のホモおよびヘテロ糖ポリマーである。これらの糖類には 、例えば、キシロース、アラビノース、マンノース、ガラクトースおよびグルコ ースが含まれる。これらの糖類の1つのホモポリマーからなるヘミセルロースは 、それぞれキシラン、アラビナン、マンナン、ガラクタンおよびグルカンと呼ば れる。ヘミセルロースは、セルロース分子およびフィブリルtslンドルを架橋 する役割を果たす。木質繊維素材料の他の主要成分は、リグニンである。セルロ ースおよびヘミセルロースと同様に、リグニンは、天然ポリマーである。しかし 、リグニンは、セルロースおよびヘミセルロースよりも複雑である。
リグニンは、主として様々な炭素−炭素およびエーテル結合によってランダムに 結合されているメトキシル化フェニルプロパン単位からなり、3次元構造を形成 している。この構造体は、セルロース繊維を包み、組成物に強度と硬さを供与し ている。従って、リグニンは、セルロース繊維を結合して取り囲む、一種の天然 「セメント」と見なされ得る。
紙は、元来、多糖類の単位間が水素結合によって結合され、ランダムに配列され たセルロース繊維の2次元網状組織である。木質植物において、セルロース繊維 は、リグニンによって「セメント」されて、平行に規則正しく配列されている。
従って、木質植物材料を製紙に有用なものとするために、他のセルロース繊維と 水素結合が可能な独立したセルロース繊維に分離しなければならない。従来から 行われている木質植物材料の加工において、繊維は、機械的粉砕または精砕、化 学修飾またはリグニン除去、あるいはこれらの方法の組合せによってばらばらに 分離される。繊維の分離によって、木質繊維のスラリーまたはサスペンションと しての紙バルブが形成される。これらの繊維を堆積して紛糾マツ) (tang led mat)にすると紙ができる。
機械バルブ製法は、木質繊維を物理的に分離して、いわゆる高収率のバルブを製 造することである。高収率が得られるのは、リグニンがバルブ製法工程において 除去されず、その質量がバルブに貢献されるためである。
化学バルブ製法では、木質材料は、リグニンを分解する強力な化学的酸化剤によ って処理される。化学バルブ製法は、最も一般的には、クラフト(硫酸塩)、亜 硫酸塩、ソーダ、および修飾された亜硫酸塩法を用いて行われる。これらの処理 剤は、リグニン構造体の塊を除去し、セルロース繊維を遊離し、バルブを形成す る。例えば、クラフト(硫酸塩)バルブ製法は、元のリグニン含有量が約3から 5倍減少されて、わずか5−8重量%の残留リグニンを含有するバルブを製造す る。
熱機械、化学熱機械および化学機械バルブ製法等の混成方法もまた使用されてい る。
上記の各バルブ製法では、濃い色の付いた。fルブが製造され、この色は、主と して残存リグニンに起因する。バルブの色の濃さは、残存リグニンの総量とその 化学状態に依存する。
例えば、化学バルブは、バルブ製造中に大半のリグニンが除去されるが、特に色 が濃い。これは、残存リグニンが広範に酸化および修飾されるためである。
化学バルブ中に残存するリグニンは、特に除去しにくい。
これは、残存リグニンが、ヘミセルロース(例えばキシラン)と多分セルロース と共有結合しているためであるとされてきた。これらの結合のいくつかは、木材 中に存在し得る。しかし、その大半は、化学バルブ製造過程中に形成されるもの と思われる◇例えば、Matsumotoら、−The Role of Su gars Remafning in Re5idual Lignin−1F ourth International S m 。
sium on Wood and Pul in Chemistr % P aris、 、France、April 1987. Mo1. 2. pp 、305−11; Iversenら、−The Formati。
n of Lignfn−Carbohydrate Eonds Durin g Kraft Pulping−1Fourth Internationa l S m osium on Wood and ul fn Che1ユカ l、Paris、France、April 1987.Vol、2.pp、1 63−65;IversenとWannstrolm、−Lignin−Car bohydrate Bonds in a Re5idual Lignin  l5olated fro+m Ptne Kraft Pu1p−1Hol zfor払底ELI、 40. pp、、 19−22 (1986)を参照の こと。
紙には、上質の白紙から段ボール箱に使用される紙まで、多数の段階が存在する 。所望の白色度を有する紙製品を製造するためには、バルブを紙に変化させる前 に増白(漂白)しなければならない。
白色度の度合は、通常、反射率の尺度である%G、E、によって測定される。バ ルブまたは紙製品のリグニン含有率は、通常、カッパー価によって定量される。
バルブの色が濃いのは、リグニン発色団に起因するが、白色度(%G、E、)は 、リグニン含有率(カッパー価)に正比例しない。例えば、リグニン発色団を破 壊せずにバルブのカブバー価を25から15に減少させる漂白工程では、バルブ の白色度を有意に増加させることはできない。カッパー価を約8から12未満に 低下させなければ、リグニン除去による%G、 E、の有意な増加は観察されな い。従って、測定可能な白色度が得られる前に、著しいリグニン除去が必要とさ れる。
バルブ漂白は、通常、多段階工程である。増白は、必ずしも漂白工程の各段階で 、または初めの数工程の後に観察されるわけではない。すべての漂白工程全体の 結果として、増白され、漂白されたバルブが得られる。リグニン発色団を破壊し 、リグニンを除去しくリグニン除去)、またはこれらの破壊除去の両方の目的を 果たす単一または多段階の工程を漂白工程と呼ぶ。
最も一般に使用される化学漂白工程は、塩素あるいは二酸化塩素、次亜塩素酸カ ルシウムまたは次亜塩素酸ナトリウム等の塩素含有化合物を使用する。過酸化水 素、酸素およびオゾンを使用する化学漂白工程もまた使用されている。商業的に 利用される漂白手順では、通常、上記の各化学漂白工程に次いで、アルカリ抽出 工程とその後に水洗工程が、特定の漂白手順において行われる。商業的に使用さ れる多くの漂白手順は、少なくとも1つの塩素または塩素含有化合物工程を含む 。化学漂白工程は、主として、リグニン発色団を破壊するよりもむしろリグニン を除去することによって木質バルブを漂白する。
塩素または塩素含有化合物漂白工程を含む漂白手順にかけられた木質繊維素バル ブは、通常、有機結合塩素を含む。これらのバルブから生産された紙製品は、塩 化有機物を含む。
有機結合塩素のレベルを減少させた紙製品に対する需要が高塩素または塩素含有 化合物の処理工程を含まない漂白手順は、有機結合塩素をほとんど含まないまた は全く含まない漂白バルブを生産する。しかし、このような無塩素化学漂白手順 は、広範囲には使用されていない。なぜなら、この手順で使用される漂白工程( 例えば、酸素、オゾンまたは過酸化水素工程)は、塩素または塩素含有化合物の 漂白工程よりもコストがかかるためである。さらに、これらの工程のいくつかは 、塩素または塩素含有化合物の漂白工程よりも多くのセルロース繊維分解を引き 起こす傾同にある。このようなセルロース繊維の分解は、低粘度バルブの原因と なり、機械的特性が劣る紙が製造されることになる。
上記の理由により、商業的に使用される多くの漂白手順は、塩素または塩素含有 化合物を使用する化学漂白工程を少なくとも1つ含む。従って、少なくとも1つ の塩素または塩素含有化合物漂白工程を含み、全有機結合塩素量が減少した(” TOCI″)漂白木質繊維素バルブを製造する漂白方法が必要である。
一既知の漂白手順によって漂白された木質繊維素バルブから生産されたすべての 紙製品は、熱、光およびエージングにより白色度がもどる(即ち、黄変)。この ような白色度のもどりは、特に上質の白紙製品においては望ましくない。従って 、白色度のもどりが減少された木質繊維素バルブを生産する、商業上実用的な漂 白方法もまた必要である。
クラフトバルブの残存リグニンがヘミセルロースに架橋されているという報告に 一致して、いくつかの文献は、リグニン除去、増白および/または機械的特性が 改善された紙の原料となるバルブの製造の目的−で、場合によって化学漂白工程 と組み合わせて、ヘミセルラーゼ類(例えばキシラナーゼ)により木材バルブを 処理することについて言及している。これらの文献はいずれも、キシラナーゼに よる処理がTOCIまたは白色度のもどりを減少させることを示唆していない。
これらの文献が示唆しているのは、キシラナーゼのようなヘミセルラーゼ類かヘ ミセルロースを分解することによってリグニン除去を行うことであり、それによ って開裂されたヘミセルロースおよびヘミセルロースに架橋されているすべての りゲニン−が抽出可能になる。例えば、Viikari IHPa1ceら、  −Bleachtng Hardwood Kraft Pu1p with  Enzy+oes from C1oned Systems”、Procee din s: 74th Annual Meetin of the Can adian Put & Pa er As5ociation、Montre al、Canada、January 198g、pp、Al33−36HCh auvetら、 −Assistance tn the Bleaching  of Never−Drfed Pu1ps by the Use of  Xylanases、Con5equences on Pu1p Prope rties−、Fourth Internatjonal Sm osjum  on Wood and Pul in Chemisrt 、Paris、 France。
April 1987. Vol、2. pp、325−27;No5ら、”A ction of Xylanases on Chemical Pu1p  Fibers″、J、Wood Chem、Technol。
、6.pp、!67−84 (1986): Vjikariら、−Bleac hing with Enzri、 Sweden、 June 1986.  pp、 67−69; フランス国特許第2,557.894号;米国特許第2 .280.307号を参照のこと。
y目と」五 1つの実施態様において、本発明は、既知の漂白手順を使用して得られたものと 比較して有機結合塩素の総ji(“TOCI”)が減少した漂白木質繊維素バル ブの実用的な製造方法に関する。第2の実施態様において、本発明は、既知の漂 白手順を使用して得られたものと比較して白色度のもどりが減少した漂白木質繊 維素バルブの製造方法に関する。
従って、高粘度を有し、優れた機械的特性を有し、TOCIおよび白色度のもど りが減少した紙の原料となる漂白木質繊維素バルブの製造方法を提供する。こと が本発明の目的である。
本発明の上記およびその他の目的ならびに利点は、以下に述べる詳細な説明およ び請求の範囲より明かなように、1またはそれ以上の化学漂白工程と組み合わせ て、少なくとも1つのキシラナーゼ処理工程を木質m維素パルプに行なうことに よって、第1の実施態様において成し遂げられる。ここで、化学漂白工程には、 塩素または塩素含有化合物を使用する少なくとも1つの工程を含む。
第2の実施態様において、本発明の目的および利点は、少なくとも1つの化学漂 白工程と組み合わせて、少なくとも1つのキシラナーゼ処理工程を木質繊維素バ ルブに行なうことによって成し遂げられる。
本発明を実施するのに適切な木質繊維素バルブは、稲わら、麦わら、バガス、故 紙、硬材および軟材等の材料から製造されたバルブを含む。硬材および軟材バル ブが好ましい。例として、このような木材バルブは、よく知られている亜硫酸塩 、硫酸塩またはクラフト、ソーダおよび修飾亜硫酸塩法によって製造されたもの を含む。また、機械バルブ、熱機械バルブおよび化学熱機械パルプが適切である 。上記のものは、本発明の方法に有利であり得る木質繊維素バルブのリストのほ んの一部にすぎない。例えば、当該技術によって現在まだ知られていない方法に よって製造されたバルブも使用され得る。
三Zにユニ11皇 菌類または細菌由来のキシラナーゼ調製物は、本発明の目的に有用である。エン ドキシラナーゼを含むキシラナーゼ調製物が好ましい。
キシラナーゼ源として使用される特定の微生物は、本発明の一部分を形成しない 。むしろ、キシラナーゼを産生ずるすべての微生物、好ましくは、エンドキシラ ナーゼが、本発明 ′の目的に有用である。このような微生物の多くが当該技術 において既知である。例えば、Ba1lおよびMcCarthy、 ”Prod uction and Properties of Xylanases f rom Actinomycetes−、J。
A 1. Bacteriol、、 66、 pp、 439−44 (198 9); Ba5tavde、 ”5tudies on Xylanase f rom Chainia Sp、”博士論文(生化学)、University  of Poona、 Division of Bioche+wical  5ciences。
National Chemical Laboratory、 Pune − 411008,India、 pp、 9−37 (May 1987)(”t he Ba5tavde thesis−): Dekker、 −Bi。
degradatfon of the He5icelluloses”、i n Bfos nthesis and Biode radation of  1Food Com onents、Academic Press、NY、  pp、 505−33 (1985)を参照のこと。
有用な菌種は、特に昼と」山比巨、堕且蚊旦匹、江どotrichum、 Sc lerotium、 Se皿上羽n貝um、 Trichoderma、および ひ1」シュ■に含まれるものを含む。特に、N且犯1已おじ9勅二匹L ree sei、 Trichoderma har旦且■、およびThermoasc us aurantiacusが有用な菌種であると考えられる。
有用な細菌種は、Chainiaネ、 5tre tow ces、 Baei llus、およびClostrjdiumに含まれるものを含む。特に、ニ止参 Chainfa属は5tre tow ces属の下級異名であり、それに応じ てChainia属に含まれる種は命名し直されるように提案されている。Go odfellovら、−Transfer of Chajnia 5peci es to the Genus 5tre tom ces with E+ oended Description of 5pecfes”、 S st em、 A 1. Microbiol、、 8. pp、 55−60 (L 986)。この提案を採用して、アメリカンタイプカルチャーコレクシコン(A merican Type Cu1ture Co11ection)は、Ch ajnja菌株の大半を践胆匹坦り競属に再分類した。ノーザンリージョンナル リサーチラボラトリー(Northern Regional Re5earc h 1abOratory)は、この提案に同意せず、Chainiaの種を再 分類しなかった。
olivochromo ens、Bacillus 5ubtilus、Ba cillus 5tearotheaeetobut lie■が有用な細菌種 であると考えられる。
Chainiaの種とChainia属としてもともと分類されていた旦■■g の種とは、キシラナーゼ調製物の源として特に好ましい。
キシラナーゼを産生ずるが、セルラーゼを産生じない菌株が好ましい。
上記の属および種に含まれる多数の菌株は、公共の微生物寄託所において入手可 能である。有用な菌株(即ち、キシラナーゼを産生ずる菌株)は、当該技術分野 で既知の方法に従って、微生物を培養し、細胞外培養上清み液を収集し、キシラ ナーゼ活性をスクリーニングする簡単な方法によって同定され得る。例えば、I fhanら、”As5ay of Xylanase and Xylosid ase Activities in Bacterial and Fung al Cu1tures”、 Enz me Microb、二Techno1 ..8. pp、 373−77 (1986)を参照のこと。
キシラナーゼ活性を調べるために、アメリカンタイプカルチャーコレクシコン( −ATCC”)から得た■匹匹姐圧匹およびChainiaの16個の菌株をス クリーニングした。3個を除いてすべてが、キシラナーゼを産生ずることが見出 された。
ATCCから得た凍結乾燥微生物を、ATCCによって推薦された培地(ATC C第5培地;これより「胞子形成培地」とよぶ)(250mlのエーレンマイヤ ーフラスコ当り5011の胞子形成培地)中で150 rp箇に設定した回転式 振とう器上で26’Cで培養した。
大量のバイオマスが蓄積された(およそ2週間)後、10%(5ml)の細胞を 、250 mlのエーレンマイヤーフラスコ中、50m1ずつの3×胞子形成培 地(胞子形成培地の全溶質を3倍濃度で含む)中に移し、150 rpmに設定 した回転式振とう器上で28から30°Cで7日間インキュベートした。7日間 インキュベートした後、各培地から10%の細胞(5ml)を、3%のキシラン 発酵培地(3%のラーチウッドキシラン(Larchvood Xylan)( Stgma Chemical Co、 #X3875)および水道水中の1% イースト抽出物(Dirco)) (セットA)ならびに5%のふすま培地(1 2,5%の天然ふすま後フレーク(40%ふすま)および水道水中1%のイース ト抽出物(Dirco)) (セットB)に移した。
3%のキシラン発酵培地(セットA)中の培養物は、250 mlのエーレンマ イヤーフラスコ中において30°Cで、220 rpmに設定した回転式振とう 器上でインキユベートした。接種後3日目から8日目まで毎日、セットA培地か ら部分(3ml)を取り出した。
5%のふすま培地(セットB)中の培養物は、250IIlのエーレンマイヤー フラスコ中で28°Cで4日間、150 rpmに設定した回転式振とう器上で インキユベートした。インキュイー93フ4日目に、セットBの各培養物から1 0%の細胞(5ml)を、3%のキシラン発酵培地に無菌状態で移し、 250  mlのエーレンマイヤーフラスコ中で30’Cで、220 rp+*に設定し た回転式振とう器上でインキユベートした。接種後3日目から8日目まで毎日、 各セットB培地から部分を取り出した。
取り出した各部分を、室温で20分間、70 X gsvで遠心分離し、下記の ように、上清み液のキシラナーゼ活性をアッセイした。キシラナーゼの産生は、 異なる菌株において異なる日に最大となるため、接種後、少なくとも3日目から 8日目まで毎日、活性をアッセイすることが重要である。
セットBを、5%のふすま培地中でインキュベートした。なぜなら、この培地は キシラナーゼの産生を誘導すると言われているためである。5rinivasa nら、”5tudies on Xylan Degrading Enzym es from Chainia”、 BiotechonoLLett、、  6.pp。
715−18 (1984)を参照のこと。しかし、デュブリケートのセットA 培養物およびセットB培養物の間には、キシラナーゼ活性の著しい差異は観察さ れなかった。
上記の各スクリーニング方法を用いて、10個の菌株がキシラナーゼの陽性産生 体であると同定した。4日目から8日目までのいずれかに、2 U/mlより大 きいキシラナーゼ活性によって特徴づけられた菌株を、陽性産生体として分類し た。10個の陽性産生体くおよびそれらのATCC寄託番号)は、江匡■姐匹肛 5clerotia us (ATCC15!196); 5tre tom  ces flavjsc7757) ;針皿匹姐圧肛山二(ATCC17756 );践匹旦二り肛q755): 5tre tom ces sp、 (ATC C27945); およびChainia huL匹■匹■虹巨(ATCC43 962)である。
上記の陽性産生体に加えて、3個の菌株を、キシラナーゼの境界産生体と同定し た。4日目から8日目の中で最も産生量の多い日に、1−207+elのキシラ ナーゼ活性で特徴づけられた菌株を、境界産生体として分類した。3個の境界産 生体くおよびそれらのATCC寄託番号)は、江匡吐姐■■olivaceis 牡肛虹ニ■(ATCC15722および151197)ならびに旦ごJ旦瑳姐s  ur uro eniscleroHcus (ATCC19348)である 。
スクリーニングした16個の菌株の内、わずか3個が、陰性産生体であることが 発見された。4日目から8目の中で最も産生量の多い日に、I U/m1未満の キシラナーゼ活性で特徴づけられた場合、菌株を陰性産生体として分類した。陰 性産生体くおよびそれらのATCC寄託番号)は、5tre旦姐■es rub er (ATCC1?754); 5tre to+n ces violen s (ATCC15898);およびChainja L■且且n(ATCC4 3139)である。
゛エンドキシラナーゼの源として最も好ましいのは、ChainiL 51)、  (NCL 82−5−1)(ATCC53812)である。この菌株のキシラ ナーゼI+は、キシラナーゼIよりも好ましい。Chainia sp、(NC L82−5−1)のへミセルラーゼは、Bastawdeの論文および5rjn iva sanら、”5tudies on Xylan Degrading  Enzymes froth Chainn″、Bjotechnol、 L ett、、 6. pp、 715−18 (1984)において議論されてい る。この菌株の、さらなる特徴づけに関しては、5rinivasanら、”H igh Activity Extracellular Glucose ( Xyl。
se) Isomerase from a Chainla 5pecies −、Biotechonol、 Lett、、5. I)I)、611−14  (19g3); Vartakら、−Characterizationof  Extracellular 5ubstrate 5pecific Glu cose and XyIose Isomerases of Chaini a″、Biotechnol、Lett、、6.pp、493−94 (198 4); およびPavarら、−Purification and Char act、erisation of Glucose (Xylose) ls omerase from Chainia sp、(NCL 82−5−1) ”、Biochem、Bio h s、Res、Commun、、155゜1) p、 411−17 (1988)を参照のこと。このChainja菌株の有 利な特徴は、この菌株がセルラーゼを産生じないことである。従って、未分画の 細胞外培養培地またはその濃縮物を、セルラーゼの有害な影響(即ち、減少した バルブ粘度および減少したバルブ収率)を生じずに使用することができる。
通常、所望のキシラナーゼは、微生物によって細胞外培養培地に分泌される。そ して、細胞外培養培地は、採集され、所望の程度の濃度および酵素純度が得られ るように処理される。培養条件および採集時期は、回復される酵素活性の全量お よび、1種より多(様々なキシラナーゼが存在する場合には各々の相対比にも影 響を及ぼし得る。さらに、菌株によって、キシラナーゼの総産出量が、および1 種より多くのキシラナーゼが産出される場合には様々なキシラナーゼの比が異な る。従って、当業者は、酵素調製物の目的の最終的な使用を考慮して、キシラナ ーゼの最適な産生を得るであろう。菌類または細菌類培養の開始および生育方法 、ならびに最適なキシラナーゼ製造のための細胞外増殖培地の採集方法は、本発 明の一部分を形成しておらず、当該技術分野に既知の方法によってうまく成し遂 げられる。
採集された培養培地は、そのまま使用され得る。しかし、好ましくは、培養培地 は濃縮され、本発明の方法に使用される未分画のキシラナーゼ濃縮物が製造され る。
細胞外増殖培地またはその未分画濃縮物の使用については、これらの調製物が有 意な活性セルラーゼまたはプロテアーゼを含む場合には、その所望が減少する。
有意な量の活性セルラーゼは、それらがセルロースを攻撃することによって、バ ルブの粘度を望ましくないほどに減少させ、十分な量の活性セルラーゼが存在す る場合には、バルブの収率を測定できるほどまで減少させる。有意な童の活性プ ロテアーゼは、それらが他のタンパクを攻撃することによって、反応混合物にお けるキシラナーゼの活性を望ましくないほどに減少させる。
混入しているセルラーゼまたはプロテアーゼの望ましくない効力は、反応混合物 にこれらの酵素の阻止剤を加えることによって減少しまたは防ぐことが可能であ る。あるいは、酵素調製物を分画して、混入セルラーゼまたはブトテアーゼのい (つかまたはすべてを除去することも可能である。
酵素活性を保持する濃縮方法なら、いずれの方法でも適切である。適切な濃縮方 法には、凍結乾燥および真空中での蒸発ならびに高濃度の塩、ポリエチレングリ コール、アセトンおよびアルコールによる沈澱がある。これらのいずれかの濃縮 手順を使用すると、キシラナーゼは、水、適切な緩衝液またはpH5−7に調整 した溶液中に再構成され得、未分画のキシラナーゼ濃縮物が生産される。あるい は、乾燥凍結物または沈澱物を直接バルブスラリーに加えてもよい。
場合によっては、採集された培養培地の部分的に精製されたサブ分画を使用する ことが所望され得る。例えば、有意な量のセルラーゼまたはプロテアーゼを含ま ないサブ画分を含有するキシラナーゼの使用が好ましい。あるいは、これらの酵 素活性が、独立して酵素処理に使用され得るように、様々なキシラナーゼを分離 することが所望され得る。最後に、はぼ均質になるように精製されたキシラナー ゼの使用および精製されたキシラナーゼの混合物の使用について検討する。
所望のキシラナーゼ精製度を得るために、採集した細胞外培養培地をサブ分画す るのに使用される方法は、本発明の一部分を形成しておらず、当該技術分野に既 知の方法を有効的に組み合わせることによって行われ得る。例えば、電荷、pL 疎水性またはサイズの差異に基づいたクロマトグラフィー分離工程が使用され得 る。また、例えば、硫酸アンモニウムを 用いるような、様々な選択沈澱法が適 切である。さらに、キシラナーゼを選択して精製するために、例えば、モノクロ ーナル抗体を使用するアフィニティークロマトグラフィーの有用性が期待される 。例えば、ヘミセルロース微生物を培養することによって生産される他のへミセ ルラーゼおよびセルラーゼとの混合物からキシラナーゼを分離する方法を説明す る、Tanら、米国特許第4.725.544号を参照のこと。
組換え体または合成キシラナーゼもまた、本発明の方法において有用であり得る 。このような酵素は、当該技術分野に既知の方法によって生産され得る。
通常、所望のキシラナーゼ調製物は、直接バルブスラリー・に加えられる。しか し、固体支持体上に酵素を固定化し、次いでこの誘導固体支持体を加えることが 有利であり得る。固定化に使用される方法は、使用される支持体に依存し、酵素 活性を破壊17ないものならいずれの適切な方法によっても行われ得る。固定支 持体に結合されたキシラナーゼを使用することの利点は、いくつかの場合、酵素 が、バルブスラリーとインキュベートした後、リグニン除去反応混合物からうま く回収され得ることである。回収された酵素は、再利用され得る。
キシラナーゼ処理、」 キシラナーゼ処理工程(rX工程」)は、好ましくは、内容物の混合および温度 調整の準備がなされた、所望のサイズの任意の容器において行われ得る。反応成 分の添加の順序は重要ではない。基礎となる反応混合物は、水または適切なpH の水性溶液中に、木質繊維素バルブおよび活性キシラナーゼ調製物を含むもので ある。
木質繊維素バルブが木質バルブである場合には、このバルブは、約0.1から1 5%の濃度、好ましくは約2から10%の濃度で反応混合物中に存在しなければ ならない。もちろん、当業者は、通常、他の木質繊維素バルブの最適なバルブ濃 度を決定し得る。
キシラナーゼ調製物は、1グラムの乾燥バルブ重量当り約0.1から200単位 のキシラナーゼ活性の割合で反応混合物中に存在する。好ましくは、キシラナー ゼ調製物は、1グラムの乾燥バルブ重量当り約0.1から50.さらに好ましく は、約1から25単位のキシラナーゼ活性で存在する。
1単位のキシラナーゼ活性は、標準反応条件下において、1分間にキシランから 1マイクロモルのキシロースを生産させる酵素の量として定義される。キシラナ ーゼによるキシランの開裂は、還元糖類の部分を生じ、次いでこの部分は、アッ セイ溶液中でジニトロサリチル酸(”DNSA”)と反応して、540 nMで モニターされる色の変化を起こさせる。
540 nMでの吸光度に対するキシロース濃度(μ+1Ioles/ml)の 標準曲線を、pH5,oの50 mMの酢酸ナトリウム中100 mMのキシロ ース(Pfaltz and Bauer、 Inc、)のいくつかの希釈液を 使用して作製した。この標準曲線より、1マイクロモルのキシロースが、標準反 応条件下で、540 nMにおいて約0.0128の吸光度を有することが分か った。この定数を、アッセイされた試料溶液(例えば、培養物上清み液)のキシ ラナーゼ活性を算出するのに使用した。
サンプル溶液のアッセイは、540 nMでの吸光度が約0.2まで直線状にな った。吸光度がこの値を上回る試料溶液は、それらの吸光度が直線内に入るよう に希釈した。
アッセイされる各試料溶液(例えば、培養物上清み液)について、同量の試料溶 液(例えば培養物上清み液)および、充分な50 mMの酢酸ナトリウム、pH 5,0を含有し、最終アッセイ容量が1 mlとなる「比較溶液ゴを調製した。
pH5,0の50 mMの酢酸ナトリウム中の、1%のからまつキシラ:/ ( Iarchwood xylan)の溶液(Sigma Chemtcal C o、 #X3875)を0.5m1s 各サンプル試験管に加えた。次に、充分 な量の50mMの酢酸ナトリウム、pH5、Oを、サンプル試験管に加え、サン プル溶液(例えば、培養物上清み液)およびキシラン溶液を加えた後の最終アッ セイ容量が1 mlとなるようにした。同様に、充分な量の50 mMの酢酸ナ トリウムを比較試験管に加え、サンプル溶液(例えば、培養物上清み液)を加え た後の最終アッセイ容量が1 mlとなるようにした。次に、所望の容量のサン プル溶液(最大容量が0.5 ml)を、各サンプル試験管および比較試験管に 加えた。試験管の内容物をゆるやかに混合し、5aocで30分間イン手ユベー トした。イン牛ユベーF後、蒸留水(1ml)中1%のDNSAを各試験管に加 え、これらの試験管を室温で5分間インキュベートした。次いで、5NのNaO H(0,2+nl)を各試験管に(発色現象を高めるために)加え、これらの管 を室温で300分間インキュベートた。各サンプル溶液の540 nuにおける 吸光度を、比較溶液の試料について分光光度計がゼロとなるように測定した。
反応混合物のpHは、木質繊維素バルブとキシラナーゼ調製物とのインキュベー シ1ンを通じて、約4から8の範囲内で維持される。好ましくは、pHは、約5 から7.5の範囲内で維持される。通常、反応混合物のpHは、所望のpH範囲 内におさまる。
しかし、pHを維持するために積極的な作用が必要とされる場合(例えば、使用 されるバルブが特に高いまたは低いpI(を有する場合)には、ケモスタットが 使用され得る。ケモスタットは、大規模なインキュベージコンにおけるpH維持 の好ましい方法である。あるいは、pHは(維持が必要とされる場合1こは)、 反応混合物中の緩衝液を使用することによって維持され得る。所望のpHにおい て有効な緩衝液ならいずれの緩衝液、例えばリン酸塩でも使用され得る。緩衝液 は、加えられる場合、通常、反応混合物の0.1から100 mMの濃度である 。
キシラナーゼ調製物および木質繊維素バルブを含む反応混合物は、約20から7 0 ’C,好ましくは、約40から65°Cでインキュベートされる。インキュ ベーション時間は、約0.25がう18時間、好ましくは、約0.5から6時間 、最も好ましくは約1から4時間である。
好ましくは、反応成分は、インキュベージコンの開始時に混合され、それ以上混 合は必要としない。
当業者は、過度の実験をしなくとも、使用される特定のキシラナーゼ調製物の反 応条件を最適にすることが容易にできる。
反応混合物中のキシラナーゼの再利用が所望される場合には、インキュベーショ ン後、木質繊維素バルブから分離されなければならない。バルブからキシラナー ゼを分離する適切な方法には、吸引濾過、沈澱および沈降が含まれる。濾過が好 ましい。
化1」Lエコ X工程と組み合わせて使用される特定の化学漂白工程の選択および回数は、本発 明の一部分を構成しない。むしろ、本発明によると、化学漂白工程の任意の手順 が、1またはそれ以上のX工程と組み合わせて使用され得、その結果、このよう にして製造された漂白バルブは、X工程なしの比較の漂白手順にかけたバルブと 比較して、TOClが減少し、白色度のもどりが減少され得るが、任意のタイプ の化学漂白工程が、−一その多くは熟知されているがm一本発明の実施に有用で あり得る。
現在、当該技術分野において既知でない化学漂白工程もまた有用であり得る。
さらに、本発明の方法では、十分に漂白されたバルブを得る必要はない。例えば 、わずか約60%G、E、の白色度を有するバルブを生産する本発明による手順 は、X工程を含まない同様の漂白手順にかけたバルブよりもまだ低いTOCIを 有し得る。本願で使用されるように、用語「漂白されたバルブ」とは、少なくと も1つの化学漂白工程および少なくとも1つのX工程にかけられ、その結果測定 可能なほどのリグニン除去がなされる、木質繊維素バルブをさしていう。
一般に、化学漂白方法には、一連のいくつかのタイプの化学漂白工程が含まれる 。よく知られている有用な化学漂白工程の例には、特に、塩素および二酸化塩素 (CD)、二酸化塩素(D)、ならびにオゾン化(Z)が含まれ机一般に、アル カリ抽出(E)工程は、各CD、 Dおよび2工程に次いで行われる。
このような抽出工程は、酸素(Eo)、過酸化水素(Ep)、または酸素および 過酸化水素(EO4P)を用いて高められ得る。
しばしば、バルブは、上記工程の間で頻繁に水洗いされる。
上記の化学漂白工程に関する説明は、例としてのみ示され得ることが理解されな ければならない。上記説明では、すべてを網羅していない。本発明の目的は、本 発明による1またはそれ以上の任意のタイプの化学漂白工程と、1またはそれ以 上のキシラナーゼ処理工程とを組み合わせることによって達成され得る。
区皿王血 化学漂白工程およびX工程の特定の順番は、本発明の一部分を構成しない。むし ろ、本発明の第1の実施態様において、少なくとも1つのX工程および少なくと も1つの塩素または塩素含有化合物を使用する化学漂白工程を含む任意の手順は 、同一の化学漂白工程を行ったが、X工程は行っていないバルブと比較すると、 TOCIが減少された漂白バルブを生産し得る。
同様に、第2の実施態様において、少なくとも1つのX工程および少なくとも1 つの化学漂白工程を含む手順は、同一の化学漂白工程は行ったが、X工程は行っ ていないバルブと比較すると、白色度のもどりが減少された漂白バルブを生産し 得る。
1つのX工程を含む本発明による方法が好ましい。
X工程は、方法手順における任意の地点に位置されても有利であり得る。例えば 、X工程は、漂白手順における最終手順であり得る。同様に、化学漂白工程は、 所望の順番で選択され、組み合わされ得る。当業者が、本発明による工程の特定 手順を選択する際に、通常、考慮に入れる多くの要因には、特に、所望の漂白度 、コストおよび存在する漂白プラント装置および工程との適合性が含まれる。( 、かじ、好ましくは、いずれのX工程もその直前に水洗いされ得る。
本発明がより理解され得るために、本発明の方法の実施例を以下に示す。これら の実施例は、例示のみを目的としており、本発明は、以下の説明によって限定さ れるものではない。
Chainia 5p、 (NCL 82−5−1) (ATCC53812) を、40Cのジャガイモデクストロース寒天斜面上に放置した。微生物を、キン ラン源(例えば、5%のふすままたは1%のキシラン)および通常の栄養素(例 えば、1zのイースト抽出物)を含む、無菌培養培地に移した。この培養物を、 キシラナーゼ活性(前述のアッセイによって測定される)が最大となる(通常3 日から5日)まで、シェーカーフラスコで激しく震盪させながら30’Cでイン キュベートした。活性が最大となった後、澄んだ濾過液または上清み液を得るた めに、微生物細胞および他の固形物を通常の手段(fllえば、濾過または遠心 分離)で除去した。
濾過液または上清み液は、通常、限外濾過または真空下での蒸発によって使用前 に濃縮した。培養物から得たキシラナーゼの収率は、5%のふすま培地を使用し た場合には、約10 U/mlであり、1%のキシラン培地を使用した場合には 、約25 U/mlであった。
X1ヱししユニ サザンパイン(軟材)のクラフトバルブ(Southern pine(sof tvood) kraft pulp)を、各々が、X工程といくつかの化学漂 白工程との組み合わせからなる6つの異なる漂白手順にかけた。
実施例2〜7で使用される軟材クラフトバルブは、ブフナー濾斗中で蒸留水によ って充分に洗浄し、使用前に4°Cで28%のm度に保存した。水洗したバルブ は、カッパー数が34および粘度が33 cPであった。
実施例2〜4において、「擬J X (rXMocに」)工程を使用した処理手 順を対照とした。X110CK工程は、キシラナーゼを適用しなかったこと以外 は、それに対応するX工程と同様に行った。実施例5〜7では、X工程またはX r+ocに工程のいずれも使用しない処理手順を対照とした。各対照処理手順の 他の工程を、それに対応する非対照手順と同様に行った。
各実施例で、すべての処理工程の後、バルブを、ブフナー濾斗中で真空濾過する ことによって収集し、蒸留水(6リツトル)を使用して濾斗中で洗浄した。
各漂白手順の後、漂白されたバルブの白色度および有機結合塩素の総Jl (T OCI)を測定した。これらの結果を表■に示す。表Iはまた、各漂白手順中に 加えられた全塩素添加量も示す。
バルブ試料のTOCIを決定するために、すべての残存する無機および可溶性有 機塩素を除去する目的で、バルブ(乾燥重量に基づいて5 g)を、脱イオン水 で充分に洗浄した。次いで、洗浄したバルブを、シュレーニガ−(Sch2in iger)方法(にolthoffら、史徂1已工I土ve Chemical  Anal sis、p、586 (4th cd、 1969を参照)に従っ て閉フラスコ中で燃焼させた。燃焼させた試料中の塩素を、イオンクロマトグラ フィー(FranklinおよびFitchett、 ”Fast Chemi cal Characterization of Pulping and  Bleaehing Process Liquors by ton Chr omatography−、Pul & Pa er Canada、 83.  pp、 40−44 (1982))によって定量した。
バルブサンプルの白色度を決定するために、TAPP 1方法721町 8に従 ってバルブバンドを作製した。次いで、バルブパッドの白色度(%G、 E、  )を、TAPP1方法T4方法上452217 (TAPPI Te5X工程を 以下のように行った。
Chainiaのキシラナーゼを調製し、実施例1のように真空下で蒸発によっ て乾燥させた。このキシラナーゼ調’A物(50vaMの酢酸ナトリウム1リツ トル中に溶解した30.000ユニツト、pH5,0)を、9リツトルの酢酸ナ トリウム、pF15.0および200g(乾燥重量に基づいて)の水洗いしたバ ルブのスラリーに加えた。バルブ濃度が2%である、得られたパルプスラリーを 、マグネチックスターラーで連続して攪拌しなから50’Cで3時間インキュベ ートした。Xnocに工程は、キシラナーゼを適用しなかったこと以外はX工程 と実質的に同様に行った。
X工程後、処理して、水洗したバルブの部分(乾燥重量に基づいて60g)を、 CD工程において塩素処理にかけた。バルブをポリエステルフィルムバッグ中( Scotch Pak #5.3M Company)に移した。次いで、塩素 および二酸化塩素を加えて、3%のバルブ濃度、8.35%の塩素および0.1 %の二酸化塩素にした(塩素および二酸化塩素のパーセントは、乾燥重量バルブ に基づく)。次いで、バッグを密封し、反応混合物が均一になるまで軽く混合し 、450Cの水浴に移し、1時間インキュベートした。インキュベーション中、 時々水浴からバ・ソゲを取り出し、適度な混合を確実にするために軽く混合した 。
CD工程の後、処理し、水洗したバルブの部分(乾燥重量に基づいて30g〉を 、酸素の存在下で、アルカリ抽出にかけた(Eo工程)。EO工程は、4%のバ ルブ濃度および4%の水産化ナトリウム(乾燥重量バルブに基づく)を使用して 、パー炉(”Parr reactor)中で、320 rpn+、 70°C で50分間混合することによって行った。最初の20分間は、酸素圧力を40  psigに維持し、その後10分毎に30.20および10 psigにした。
Eo工程の後、処理し、水洗したバルブ(乾燥重量に基づいて30g)を、D工 程において二酸化塩素で漂白した。D工程の漂白は、CD工程と同様に、ポリエ ステルバッグ中で手で混合することによって行った。インキュベーション前の反 応組成物は、10%のバルブ濃度;IXの二酸化塩素および0.4%の水酸化ナ トリウム(乾燥重量バルブに基づいて)である。バッグを、70’Cの水浴中で 3時間インキュベートした。D工程終了時のバルブスラリーのpHは、3,0で あった。
実施例3:狂」L罰堕およびxCED漂白 11この実施例において、Xs X MOCに、CDおよびD工程は、実施例1と実質的に同様に行った。CD工程に 次いでE工程を、CD工程と同様にポリエステルバッグ中で、10%のバルブ濃 度および4%の水酸化ナトリウム(乾燥重量バルブに基づいて)を使用して、7 0’Cで1時間行った。
実施例4:X CEDおよびXCEDfi Iこの実施例において、X、 XM OCに、EoおよびD工程は、実施例2と実質的に同様に行った。CD工程は、 より少量の塩素(乾燥重量バルブに基づいて、6.8%の塩素および0.1%の 二酸化塩素)をバルブ(乾燥重量に基づいて、60g)に適用したこと以外は、 実施例2と実質的に同様に行った。
実施例5:ZEDおよびXzED この実施例において、EoおよびD工程は、実施例2と実質的に同様に行った。
X工程もまた、より少量のキシラナーゼ(200gの乾燥重量バルブ当り10, 000ユニツト)を使用したこと以外は、実施例2と同様に行った。
X工程後、パルプスラリーを濾過し、処理バルブの部分(乾燥重量に基づいて、 100 g)を、0.1%のジエチレントリアミンペンタ酢酸(乾燥重量バルブ に基づいて)によって、2%のバルブ濃度で再びスラリーにし、このスラリーに 希釈硫酸を加えてpHを2.5まで下げた。pHを調整したバルブスラリーを、 ライトニングミキサー(Lightning Mixer) (1000rpm )を使用して、5oocで1時間攪拌し、次いで真空濾過によってバルブを回収 した。このバルブを希釈酸で処理して金属イオンを除去したが、これは、オゾン 漂白に悪影響を与えるものと思われる。
2工程を行うために、酸で洗浄したバルブを、pH2,5の水中(1%のバルブ 濃度)でスラリーにし、自動混合器を備えた閉反応器中に移した。酸素(100 %)を、ウェルスパッツ1オゾン発生器(モデル番号7408)に通過させると 、約1.5から3.0%の酸素がオゾンに転化した。次いで、この酸素/オゾン 混合物を、流速毎分2リツトル、圧力6 psigで、流入口を通じて反応器の 底部に泡立たせた。反応器の上部にある流出口からは、バルブスラリーを通過し た後に酸素/オゾン混合物が排出するようにした。流入口および流出口における オゾン/酸素混合物のオゾン濃度を、Dasibiオゾンモニター(モデル番号 1003HC)によって測定した。これらの測定に基づいて、2%のオゾン(乾 燥frffiバルブに基づいて)が反応中に消費されることが分かった。オゾン 化は、連続して混合しながら、室温で約0.5時間行った。
2工程の後、オゾン化バルブの部分(乾燥重量に基づいて、30g)を、実施例 2に記載されるようにEoD工程にかけた。
対照の漂白手順(ZEoD)では、X工程は行われなかった。他の工程は上記と 同様であった。
実施例6 : 0DEDおよび0XDED漂酸素リグニン除去(0工程)を以下 のように行った。バルブ濃度が10%の、水洗したバルブ(乾燥重量に基づいて 、290 g’)を、3%の水酸化ナトリウムおよび0.5%の硫酸マグネシウ ム(乾燥重量バルブに基づく)と共にクオンタム反応器中で、8゜psigの酸 素圧力下、950Cで1時間、600 rpmで混合しながらインキコベートし た。得られたバルブのカブパー数は、上記のように水洗した後、18.72であ った。
酸素リグニン除去し、水洗したバルブの部分(乾燥重量に基づいて200 g) について、実施例5と実質的に同様にX工程を行った。次いで、バルブ(乾燥重 量に基づいて、30g)の部分を、実施例2と実質的に同様であるが、1.78 %の二酸化塩素(乾燥重量バルブに基づく)を使用して行った第1D工程にかけ た。第1D工程に次いで、E工程を、実施例3と実質的に同様であるが、2.8 %の水酸化ナトリウムを使用して行った。
′最後に、第2D工程を、実施例2と実質的に同様であるが、1%の二酸化塩素 (乾燥重量バルブに基づく)を使用して行った。
2つのD工程およびE工程は、実施例2と同様にポリエステルバッグ中で行った 。
対照の漂白手順(ODED)では、X工程は行わなかった。他の工程は上記と同 様に行った。
実施例7:CEDDおよびCxEDD 水で洗浄したバルブ(乾燥重量に基づいて、100 g)を、まずCD工程にお いて塩素化した。この塩素化は、7.5%の塩素および0.1%の二酸化塩素( 乾燥重量ノクルブに基づく)を使用したこと以外は、実施例2と実質的に同様に 行った。
水で洗浄し、塩素化したバルブを、キシラナーゼの乾燥重量バルブに対する比を 一定に保つために半分のキシラナーゼ(s、 oooユニット)を使用したこと 以外は実施例5と実質的に同様に、X工程にかけた。次いで、ノ(ルブの部分( 乾燥重量に基づいて、30g)を、実施例2と実質的に同様に行ったEO工程に かけた。最後に、バルブは、それぞれ1.5%および0.5%の二酸化塩素(乾 燥重量の)<)レブに基づいて)を使用した2つの連続するD工程に、工程と工 程との間で水洗0シて力)(すられた。
対照の漂白手順(CoEoDD)では、X工程は行わなう)つた。他の工程は上 記と同様であった。
(以下余白) 表上 2 XnocxCoEoD 11.2 0 85.1 300XCoEoD 1 1.2 150 88.1 2323 X110CKCDED 11.2 0  81.5 360XCoED 11.2 150 86.1 2584 Xno cxCoEoD 9.7 0 83.8211XCoEoD 9.7 150  87.0 2095ZEoD 2.6 0 85.0 95XZEoD 2.6  50 89.1. 3660DED 7.3 G 85.0 2200XDE D 7.3 50 87.7 1627 CDEODD 12.5 0 85. 3 260CDXEODD 12.5 50 85.8 212大玉Th=1 市販の漂白された硬材および軟材クラフトバルブを、いくつかの異なるX工程に かけた。
実施例8〜10で使用するバルブは、使用前にブフナー濾斗において蒸留水を使 用して充分に洗浄した。これらを、それぞれ濃度19.9%(軟材)および12 %(硬材)で、温度40Cで保存した。
漂白された硬材および軟材クラフトバルブの対照試料を、キシラナーゼを使用し なかったこと以外は、対応するX工程と同一の反応条件で行った擬X工程にかけ た。
実施例8および9において、Xまたは擬X工程の後に、各バルブのTOCIを、 実施例2〜7で記載した方法に従って決定した。
実施例8〜10において、初期の(すなわち、処理前)水洗いしたバルブの白色 度と、キシラナーゼまたは擬キシラナーゼ処理後のバルブの白色度とを、実施例 2〜7で記載したように決定した。初期白色度の決定後、白色度のもどりを促進 させることを意図して、バルブパッドに2つのエージング処理を行った: (1 )オーブン中、1(15’cで1時間の加熱(Rapsonおよび5pinne r、Brightnes Reversion in Bleached Pu 1l Press 1979)および< 2 ’) TAPP1方法手順T26 0に従って、蒸気に1時間さらすこと。これらのエージング処理の後、バルブの 白色度を決定した。
上記の分析結果を表IIに示す。
実施例8:漂 軟ネバルブのキシラナーゼ几理漂白された軟材クラフトバルブの 第1試料(乾燥重量に基づいて50g)を、0.5+mM酢酸ナトリウム、pH 5,0中で2%のバルブ濃度でスラリーにした。実施例1に記載のように、Ch ainilのキシラナーゼを調製し、真空下での蒸発により乾燥させた。
このキシラナーゼの調製物(250mlの50 mM酢酸ナトリウム、pH5, 0中に溶解した2、500ユニツト)を、バルブスラリーに加えた。
漂白された軟材クラフトバルブの第2試料(乾燥重量に基づいて、50g)を、 第1試料のようにスラリーにした。さらに濃縮したChainfaのキシラナー ゼ調製物(250ralの5On+M酢酸ナトリウム、pH5,0中に溶解した 7、 500ユニツト)を、この第2バルブ試料に加えた。
漂白された軟材クラフトバルブの第3試料(乾燥重量に基づいて、50g)もま た、第1試料のようにスラリーにしたが、キシラナーゼは加えなかった。このサ ンプルを、擬X対照とした。
上記の3つのスラリーを、ライトニングミキサーを使用して、マグ不チックスタ ーラーで攪拌しながら、5oocで2時間インキュベートした。次いで、バルブ を、ブフナー濾斗での吸引真空濾過により集め、蒸留水(各回分毎に6リツトル )を使用して洗浄した。
実施例9:漂白された バルブのキシラナーゼ几理漂白された硬材クラフトバル ブのキシラナーゼ処理を、実施例8と実質的に同様に行った。
実施例10:漂 された軟 バルブのキシラナーゼ処理漂白された軟材クラフト バルブく乾燥重量に基づいて、50g)を、ポリエステルバッグ中で10%のバ ルブ濃度で、蒸留水中でスラリーにした。10 mlの蒸留水に溶解したキシラ ナーゼ(250ユニツト)を、バルブスラリーに加え、バッグを密封した。得ら れたバルブスラリーのpHは、6゜8であった。このスラリーを、密封したバッ グ中で混練して混合し、60’Cの温水中で4時間インキュベートした。このバ ッグを時々温水から取り出し、軽く混練して混合した。対照のバルブ試料は、キ シラナーゼを加えないでインキュベートした。インキュベーション後、バルブを 、上記のように蒸留水(6リツトル)で洗浄した。
表ユ」− 8SLDO(初期) ND 87.9 86.9 82.30 (擬X) 24 5 88.0 86.0 83.250 195 88.7 86.5 85. 1150 ’ 200 g?! 85.9 85.791ffDO(初期) N D 84.2 ’ 81.5 ?8.10 (擬X) 590 84.9 81 .1 78J50 490 86.1 83.6 81.3150 480 8 6.1 84.9 82.410SWDO(擬X) ND 87.7 84.0  80.05 ND 88.4 84.9 82.0* ”SWD”は、漂白さ れた軟材クラフトバルブ、”HAD“は、漂白された硬材クラフトバルブである 。
$1 ND未決定 補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法第184条の7第1項)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.有機結合塩素の総量が減少した、漂白木質繊維素パルプの製造方法であって 、 (a)有効量のキシラナーゼ調製物と共に木質繊維素パルプをインキュベートす るステップを含む1つまたはそれ以上のキシラナーゼ処理工程;および (b)少なくとも1つの化学漂白工程が、塩素、塩素含有化合物およびその混合 物からなる群から選択される要素を使用する、1つまたはそれ以上の化学漂白工 程、を含む方法。
  2. 2.白色度のもどりが減少した、漂白木質繊維素パルプの製造方法であって、 (a)有効量のキシラナーゼ調製物と共に木質繊維素パルプをインキュベートす るステップを含む1つまたはそれ以上のキシラナーゼ処理工程;および (b)1つまたはそれ以上の化学漂白工程、を含む方法。
  3. 3.前記木質繊維素パルプが、稲わら、麦わら、バガス、故紙、硬材および軟材 から選択される、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 4.前記木質繊維素パルプが、硬材クラフトパルプおよび軟材クラフトパルプか ら選択される、請求項3に記載の方法。
  5. 5.前記キシラナーゼ調製物が、Aspergillus,Sporotric hum,Sclerotium,Chaetomium,Schizophyl lum,Chaimia,clostridium,Streptomyces ,BacillusおよびTrichoderma菌株からなる群から選択され る微生物に由来する、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  6. 6.前記キシラナーゼ調製物が、ChainiaまたはStreptomyce s菌株に由来する、請求項5に記載の方法。
  7. 7.前記菌株が、ATCC53812と同定される特徴を有するChainia sp.(NCL82−5−1)である、請求項6に記載の方法。
  8. 8.前記菌株が、ATCC15896と同定される特徴を有するStrepto mycessclerotialus;ATCC19347と同定される特徴を 有するStreptomycesflaviscleroticus;ATCC 19345と同定される特徴を有するStreptomycesfumigat iscleroticus;ATCC17757と同定される特徴を有するSt eptomycesminutiscleroticus;ATCC17756 と同定される特徴を有するStreptomycesniger;ATCC15 814と同定される特徴を有するStreptomycesochraceis cleroticus;ATCC15723と同定される特徴を有するStre ptomycespoonensis;ATCC17755と同定される特徴を 有するStrptomycesroseiscleroticus;ATCC2 7946と同定される特徴を有するStreptomycessp.;およびA TCC43962と同定される特徴を有するChainiahygroatro cyaneaからなる群から選択される、請求項6に記載の方法。
  9. 9.前記キシラナーゼ処理工程が1つである、請求項1または2のいずれかに記 載の方法。
  10. 10.前記キシラナーゼ処理工程が最終工程である、請求項9に記載の方法。
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