JPH04503194A - 安全装置 - Google Patents

安全装置

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JPH04503194A
JPH04503194A JP1504539A JP50453989A JPH04503194A JP H04503194 A JPH04503194 A JP H04503194A JP 1504539 A JP1504539 A JP 1504539A JP 50453989 A JP50453989 A JP 50453989A JP H04503194 A JPH04503194 A JP H04503194A
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JP1504539A
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ニリエーラ ダルマダサ セドリック
ステファン デイビッド ジョン
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リフトソニック リミテッド
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 安全装置 本発明は安全装置に関する。
車両盗難は所有者、警察、そしてそのような盗難のコストに応じなければならな い保険会社にとって重大な関心事である。
現在、潜在的盗難に対する防止として作用するよう設計された各種装置が市販さ れている。
既存の装置においては、車両を容易にブツシュスタート、ジャンプスタート又は ホットワイヤさせ、点火を生じさせてエンジンを始動させることを禁止するよう 設置された装置を無効にすることが可能である。
米国特許第3714628号は、車両に、又は他の手段に取り付けられる時、こ れが設置されている車両又は他の装置の不正使用を防止したり、車両又は装置に 取り付けられた部品へのいたずらを防止しようとする安全装置を開示している。
この目的に対し、従来のシリンダー及びタンブラ−錠は除去されて多接点プラグ 及びソケットと交換される。このプラグは特別なキーユニットと関連され、ソケ ットと関連される特別な施錠ユニットとコード化及び整合され、そのソケット自 身はドア及び/又は点火ユニットと関連されている。特別なキーユニットにより 、所有者は、従来のキーを使用するのと同じようにドア及び/又はトランクを施 錠及び解錠し、車両を始動及び運転し、かつエンジンを停止することができる。
更に、自動車のドアを解錠又はエンジンを始動させようとして他のキーユニット 又はプラグ、あるいはジャンプワイヤリングを使用した場合には、車両又は他の 手段がいたずらされていることを知らせる警報が発せられる。この装置は、点火 、石油供給、及び各種部品への電流を含めた主要部品の全てを遮断するよう構成 されている。この装置は又、移動及び不正侵入に対する警報の設定も含んでいる 。この装置の重大な欠点は、リード線により車両の電気系の中で機能している作 用を調べて適切な端子を接続するべく、泥棒がマルチメータによってソケット内 の端子を探ることができることである。
英国特許第2136620号は自動車又は他の装置の不正使用を防ぐための安全 装置を開示しており、この装置は、正規使用者による保管のために取り外しする ことができるものでありで発振回路の発振周波数を決める水晶を使った水晶発振 回路と、この発振回路の周波数に同調されたフィルタ回路と、水晶が発振回路に 挿入された時同調されたフィルタ回路を介して発振回路から信号を受信する以外 は装置を動作させないようにする何らかの使用不可手段とを包含している。
使用不可手段は、3つの切換スイッチを有し、その1つは内部ラッチングに使用 され、第2のスイッチは水晶がない時にボンネット施錠用ソレノイドを励磁し続 けるのに使用され、第3のスイッチはキーが差し込まれて電源が点火コイルへ向 けられるまで点火コイルへの電源を遮断し、その代りにその電源を警報用ホーン へ与えるために使用されるようなリレーを包含している。この装置はエンジンの 始動に必要な唯一の装置への、すなわち点火コイルの正極側への電源を中断する ので、エンジンはバッテリの正極端子から点火コイルの正極端子へジャンプリー ド線を取り付けることによって比較的容易にジャンプスタートさせることができ る。ホーンはそのようなジャンプスタートに基づいて発音するが、泥棒はホーン への電源を単純に切断してしまう。したがって、たとえば車両が盗まれたことを 警察官に知らせるホーンが発音したとしても、これは非常に短い時間だけである 。
米国特許第4278963号は英国特許第2136620号と同様装置であるが 、異なっているところは、安全制御手段が追加の機械式キーと組合せサムホイー ルスイッチ装置とで構成され、かつ点火コイルへの電源を中断させる代りに、ス タータソレノイドへの電源を中断させていることである。
スタータソレノイドのみへの電源の中断は重大な欠点であり、車両はブツシュス タートされ得る。
米国特許第4546266号は、電気回路、たとえば自動車用始動回路が磁界応 答スイッチング素子を含む制御回路によって使用可能にされる安全装置を開示し ている。スイッチング素子に関して適当な極性及び強さを与える磁石を適当に位 置させることにより、制御される回路に直列に接続された接点を有するリレーを 励磁する。自動車への適用においては、磁石を除去した後の所定時間点火スイッ チの動作はリレーを励磁状態にラッチする。この装置は、泥棒が他の適当な磁石 を用意するか又は磁気作動のスイッチング素子までワイヤを追跡してその素子を バイパスさせたり、スタータリレーへの電源を中断させて車両をブツシュスター トさせることができることから、あまり安全ではない。安全性についての他の弱 点はサービスプラグの使用であり、潜在的泥棒を受け入れる機械が増えているこ とである。
本発明の第1の態様によれば、電気制御回路と、この制御回路へ動作によって接 続可能な複数の電気装置と、電気導体であって、その少なくとも1つは前記制御 回路に包含されかつ前記導体が終端している中断場所まで延びていてほかは前記 中断場所から前記電気装置まで延びる電気導体と、前記場所にて前記少なくとも 1つを前記ほかに接続するのに個々に使用できる安全制御手段とを包含する安全 装置において、何ら作動機能を有さない1以上の更なる電気導体が配線ルームの やり方で最初に述べた導体の少なくとも数本の中に配置されていることを特徴と する安全装置が提供される。
更なる電気導体を備えることにより、装置内の各種導体の個々の機能を試行鎮誤 によって確かめることは安全性を侵害しようとする者にとってより困難にしてい る。
本発明の第2の態様によれば、電気制御回路と、このiIl1m回路へ動作によ って接続可能な複数の電気装置と、電気導体であって、その少なくとも1つは前 記制御回路に包含されかつ前記導体が終端している中断場所まで延びていてほか は前記中断場所から前記電気装置まで延びる電気導体と、前記場所にて前記少な くとも1つを前記ほかに接続するのに個々に使用できる安全制御手段とを包含す る安全装置において、最初に述べた導体の少なくとも1つは中に不連続部を有し 、ねじ込み導体は不連続部のそれぞれ反対の側に接続されると共に配線ルームの やり方で最初に述べた導体の少なくとも数本の中に配置されていることを特徴と する安全装置が提供される。
ねじ込み式電気導体を備えることにより、装置内の各種導体の個々の機能を確か めることは、安全性を侵害しようとする者にとってより困難にしている。
本発明の第3の態様によれば、励磁によって開閉作動する複数の個々のスイッチ ング手段を含むリレ一手段を備えた電気制御回路と、前記側々のスイッチング手 段に接続可能な複数の電気装置とを包含する安全装置において、前記複数の電気 装置のどれか1つは前記側々のスイッチング手段の任意の1つに作用的に接続す ることができることを特徴とする安全装置が提供される。
装置のどれか1つがスイッチング手段の任意の1つに作動的に接続できる配置は 各スイッチング手段が特定の装置に供される配置と比較して使用可能な安全の入 れ替え順の数が増やせる。
本装置は多種多様の適応分野があるが、特に自動車に適応することができる。
本発明の第4の態様によれば、安全制御手段の使用によって電気的に完成させる ことができ、これによつて安全なときには不作動にされる第1の電気回路と第2 の電気回路と、この第2の電気回路へ電気的に接続されるたとえば車両用ホーン のようなアクセサリと、前記第1の電気回路と前記第2の電気回路との間に介装 されて前記第1の電気回路の完成に基づき前記第2の電気回路を閉じるよう作用 するリレ一手段とを包含する車両用安全装置において、ウィンドスクリーン用ワ イパモータ、車外用ランプ及びホーンから選ばれた複数のアクセサリは前記第2 の電気回路によって前記リレ一手段へ電気的に接続されることを特徴とする車両 用安全装置が提供される。
この配置によれば、泥棒がエンジンを始動して車両を移動しようとしても、彼は ウィンドスクリーンワイパモータ及び/又は外装ランプ(たとえばヘッドランプ 、サイドランプ、方向指示器及び/又はブレーキランプ)を操作できる見込みが ないので、警察官はそれらアクセサリの動作不良に良く気が付くことができるよ うになる。
本発明の第5の態様によれば、車両のエンジン用であって正極側及び負極側を有 する点火コイルと、前記負極側から中断場所まで延びる第1の導体と、前記中断 場所から低電位場所まで延びる第2の導体とを包含する車両用安全装置において 、前記場所に第2の導体を前記第1の導体から電気的に切り離す安全制御手段が 使用できることを特徴とする車両用安全装置が提供負極側からアースへの短絡を 与えたことにより、電源手段からコイルの入力へジャンプリードを与える泥棒は 電源をアースに単に短絡すると、ジャンプリードを燃やしてしまうことにもなる という利点を有している。
本発明の第6の態様によれば、エンジンを制御する電子装置と、前記エンジンの 状態を感知する感知手段と、この感知手段と前記電子装置との間を延びる導体手 段とを包含する車両用安全装置において、前記導体手段は前記感知手段と前記電 子装置との間を中断場所によって延びており、安全制御手段は前記場所において 前記感知手段が前記導体手段によって前記電子装置まで信号を送れるように使用 することができることを特徴とする車両用安全装置が提供される。
この配置は更に、エンジンを始動させようとする泥棒に出合うように障害物を再 び置いている。
安全制御手段は各種形態を取ることができるが、できれば電気又は電子キーがよ い。
本発明により、車両盗難防止装置を提供することが可能となり、その装置の電気 回路は車両の運転室内からバイパスさせることができない。更に、有用な再結合 をすることなく、一般に十分な時間をかけないで、エンジン室内からエンジンを 始動することは、潜在的泥棒にとって極端に困難である。したがって、この装置 は車両盗難に対して非常に有効な防止策を与えるものである。
その装置は直列にリンクされた電磁リレー又は固体状態on10ffスイッチン グ素子を包含し、配置を変えることができる接点を有しており、それらの接点は 適当なハウジング内に収容されていて、電源がないとき常開又は常閉状態になる よう配置されている。ハウジングは車両のダツシュボード又はMalパネルと一 体にされているか、又は運転室又はダツシュボード又は制御パネルの前の適当な 地点に取り付けることができる。
リレーは、電気リンク回路がコード化電気キー、特にコード化電子キーの挿入に よって完成された時、開から閉又はその逆へモードを変えるよう作動することが できる。
盗難防止装置内の電気回路のシーケンスは盗難防止装置からタイプの異なる盗難 防止装置へ変えることができる。キーは平らで各種コード化配列を与えるようキ ーの平面に形成された1つの端部を有して特別なキー配列しか整合ハウジングへ 適合しないよう更なる安全を与えている。
キーは又、その平面領域の任意の部分に位置させることができる1つ又は一連の 開口を有し、これを通って光ビームを通過させ、又はたとえば発光ダイオードか ら光依存性抵抗へ電気回路を更に完成させるため光ビームを通過させる、更なる 垂直コード化配列を与えることができる。キーはおす型とすることができ、その 平面及びそれに直角な平面の両方で整合配列を有するめす型ハウジング内へ挿入 されるよう設計される。
ハウジングがキーの挿入を介して電源が用意されると、発光ダイオード、光依存 性抵抗、及び正確に整合するよう与えられたキーの平面上の増設の接点を通じて 回路が完成される。このようにキーによって完成された電気回路はハウジング内 に収容された電磁リレー又は固体状態on10ffスイッチング素子へ電源を送 り、それらを開閉して、点火を生じさせてエンジンを機能させかつそれらを持続 させるためのエンジンの各種部品へ電源を連続供給することによりそれらの規定 された機能を実施させる。
従来では、車両のエンジンを始動させるのに必要な電源は車両の点火ロックに挿 入されてそれを始動させるon又は接続位置まで回転される車両点火キーによっ て与えられる。本発明では、通常の点火装置は、盗難防止ハウジング内に収容さ れた電磁リレー又は固体状態on10ffスイッチング素子によって中断されて おり、盗難防止キーが挿入される時までは、回路は不完全であってエンジンは始 動されない。
したがって、盗難防止キーがないとき、潜在的泥棒は、彼が盗難防止キーの配列 を複製できるか又は達成させるには極端に困難であるが始動させるための車両の 配線を再配列するのに必要な時間があること以外は、ハウジングを取り付けた車 両を始動させることができない。
回路を完成させかつ発光ダイオード及び光依存性受信器を活性化するのに必要な 電源は車両のバッテリから自動的に与えることができ、キーが挿入されると、そ の回路は完成される。このように与えられた電源はたとえばソレノイド又は同様 の電動施錠機構を作動させ、車両のドアを開閉できる手段を与え、力ずくでなく キーなしでは開閉できないような方法で保護することができる。これによって実 質的に追加された安全性を与えることができる。
石油内燃機関の場合、点火コイル、ディストリビュータ及び燃料弁のような問題 の車両部品への電気的接続の全てはハウジング内の端子端部にてシールされたワ イヤのリボン内に収容することができ、これらが各種部品へ接続されたときのワ イヤのシーケンスは盗難ンジンの各種部品との接続はリボン内で半田によってな され、それらを縦には検出不可能にし、かつ本来のルームをまねてひもで縛られ る。
本発明の他の実施例では、点火スイッチ電流を点火コイルの正極側へ伝える電気 的接続はハウジングと盗難防止装置のキーとの両方を通る。
この結果、点火電流が投入された時キーがハウジングへ接続されていなければ、 電源は点火コイルの正極端子へ伝えられず、エンジンは始動しない。
点火スイッチ電流を点火コイルの正極端子へ伝える線に加えて、ハウジング及び キーはエンジンを始動及び運転継続するのに電源を供給しなければならない他の 重要な部品まで以下の主要な接続を有するよう配置される。
1、コイルの負極端子からディストリビュータまで。
2、ディストリビュータから電子点火モジュール又はエンジン管理装置まで(取 り付けられている場合)。
3、バッテリの正極線から警報装置又は組み込まれた装置まで。
4、点火系統からエンジンが電動ポンプを取り付けているときの燃料ポンプまで 。エンジンが機械式ポンプを取り付けている場合には、電動ソレノイドによって 作動される燃料遮断弁が燃料系統へ追加的に接続される。
5、完全な装置となるアースポイントまで、又は追加の安全性を与えるために絶 縁することが必要なあらゆる他の電気的構成要素又は部品まで。
再び、点火電流が投入された時にキーがハウジングに接続されていなければ、通 常は点火を生ぜしめてエンジンを動かすことになる重要部品は絶縁されることに なろう。
したがって、盗難防止及びキーを与えるのにそのような方法でエンジンの配線を 変えることにより、エンジンが搭載されている車両の盗難に対して極端に有効な 防止策が与えられることになろう。というのは、盗難防止キーがなければ、潜在 的泥棒はたとえ点火キーの複製物の所有者であってもエンジンを始動させること ができないからである。
この装置は車両の運転室又は車両の他の適当な場所に設置されかつ車両が製造さ れる時にアドオンとして取り付けられるか又は本来の配線ルームの一部とてして 組込まれるハウジングを有するよう設計される。
このため、運転室内へのハウジングの設置は、点火ワイヤを接続することによる 通常の方法にて運転室内からホットワイヤすることが不可能であることを意味し ている。というのは、それらの接続は他の主要回路と共にハウジングによって中 断されるからである。
同じように、そのように取り付けられた車両は、極端に困難ではあるがボンネッ トの下から、エンジンを有効に再配線することによってホットワイヤされるだけ であり、車両盗難に関しては、それを行うには以下の理由により、十分な時間は ない。
(1) ハウジングを出入りしているワイヤ又は接続部は車両用ルーム内にてラ ンダムに配列されるのでそれらを容易に認識することはできない。更に、ワイヤ 又は接続部はそのように配列されているので、たとえば点火コイルの正極ヘバッ テリの正極を接続することによって車両をホットワイヤさせ得る接続シーケンス を容易に認識することは潜在的泥棒にとって不可能である。ハウジングにてこれ ら2点間の接続はすでに中断されていることや、たとえこれら2点を見つけて接 続したとしても、盗難防止キーなくしてシーケンスを完全にし車両を始動するた め、主要回路へ接続する別のワイヤを設置することが依然として必要であること も理由である。
(if) ハウジングは主要回路へ接続するのに必要な数を越える多数のワイヤ を備えている。これら過剰のワイヤは装置のアースワイヤとして使用でき、他は 使用せずに置いたり、特定化された追加の安全装置へ接続するようにしてもよい 。上述の各種部品へ接続するのに使用されるワイヤのシーケンスは、特定の車両 に関して部品への接続のシーケンスを実質的に検出不能にするため、未使用又は アースワイヤと共に、装置内での非常に大きな数の入れ替えを与えるよう変更す ることができる。
(iii)追加の盗難防止安全性はハウジングから出るわずか2本のワイヤがテ スト装置を使って確認できることによって与えられ、これら2本のワイヤとはバ ッテリの正極ワイヤ及び点火電流ワイヤである。ハウジングから出ている他の全 てのワイヤはゼロ電位である。
これらワイヤはアースワイヤであり、たとえば点火コイルの負極端子、ディスト リビュータ、及び電子管理装置(もし取り付けられていれば)へ行くワイヤであ る。
したがって、もし誤りで、潜在的泥棒が正しいワイヤ以外のゼロ電位にあるワイ ヤに点火ワイヤを接続することがあれば、車両に設けられた点火ラインのヒユー ズが溶断し、全体的に動かなくしてしまう。
同様に、潜在的泥棒がゼロ電位にあるワイヤにバッテリの正極端子に接続したと すれば、装置のバッテリラインに設けられたヒユーズが溶断することになる。
これは、ハウジングの正面にある点火又はバッテリ源から与えられる電流がなく 、かつヒユーズが交換されるまでは全装置が動かず、自動車全体が動かないこと を意味している。
(iv) いくつかのバージシンでは、盗難防止キーはハウジングから又はハウ ジングへ延びるワイヤ又は接続のシーケンスをリンクする手段を備え、このリン ク手段はハウジング内にて選択されたシーケンスに合うよう変更することができ る。
ハウジングから主要構成部品まで延びるワイヤは、リボン内の代りにハウジング 内にて組み込まれる変更に従って構成部品へ接続することができる。
本発明が明確に理解されて容易に実施され得るようにするため、例として、添付 図面を参照することにする。
第1図は自動車のスパーク点火ガソリンエンジンの電気系統と本発明盗難防止装 置の主部分とを、点火スイッチから電力を受ける前の状態で示す回路図、第2図 は第1図と同様な回路図であるが、点火スイッチから電力を受けた直後の状態で 示す図、第3図は本発明盗難防止装置のキ一部分の略図的平面図、第4図は第2 図と同様な回路図であるが、キ一部分を主部分に挿入した状態を示す図、第5図 は本発明盗難防止装置の変形例のシステム部分の回路図で可能な多数の配線シー ケンスのうちのひとつを例示する図、第6図は第5図と同様な回路図であるが他 の配線シーケンス例を示す図、第7図は第1図と同様な回路図であるが別の実施 例を示す図、第8図は自動車のダシュボードの装架穴に保持せしめたラジオの略 図的断面図、第9図は第1図と同様な回路図であるがさらに他の実施例を示す図 、第1θ図は第9図に示す実施例をそなえた自動車の略図的部分平面図、第11 図は第1θ図のX I −X I線に沿う断面図、第12図は第1図と同様な回 路図であるがディーゼルエンジン自動車用の実施例を示す図、第13図は第12 図に示す実施例の変形例の略図、第14図は第12図に示す実施例の別の変形例 を示す略図、第15図は第12図に示す実施例のさらに別の変形例を示す図であ る。
第1図において、ワイヤ4は、点火スイッチ(図示しない)からインラインヒユ ーズ5を介し電磁リレーの常閉接点6に電流を流す。この電磁リレーは、電磁リ レー2の常閉接点22及び電気導体lOを介して電子タイマモジュール7にリン クされている。
ワイヤ4からの電流は、リレー1の2組の常閉接点の6及び46を通り接続ワイ ヤ8を介して点火コイル9の正極へと流れる。
接点6は、点火電流が遮断されている時常閉状態であり、点火がオン状態又はコ ンタクト状態であると、点火電流も同時に常閉接点22を通って接続されるので 調節可能な予じめ設定した遅延時間の後開放するようになり、これにより電子タ イマモジュール7へ電力を伝達し遅延時間経過後リレー1のソレノイド11を付 勢し常閉接点6及び46を開放せしめる。この作動は点火コイル9の正極への点 火電流を遮断する。
さらに、点火電流は接続13を介してリレー3の1組の常開接点12に同時に接 続される。これらの常開接点はワイヤ14により燃料流阻止弁15に接続されて いる。
この弁は任意適当な型式のものでよく、電気的に付勢された時開放して燃料を供 給するものである。しかしながら、電力がリレー3のソレノイド16に供給され 、これによって常開接点が閉じるようになる時、電力は弁15には伝達されずエ ンジンは回転しなくなる。
第2図は点火がオン状態すなわちコンタクト状態にスイッチされその直後にタイ マモジュールがソレノイド11を付勢し、このようにして接点6及び46が開き 、そして第3図に示すキ一部分がない時のリレー1ないし3の状態を示す。
第3図は抵抗35を有する回路部分18を包含するキ一部分17の簡単な一実施 例を示す。この回路部分18は発光ダイオード36を有し、これによってキ一部 分17が主部分21内に挿入された時回路18が完成したことを視覚的に表示す る。キ一部分17は端部を挿入できるように形成したコード化形状部分19を包 含し、かつ発光ダイオードの形とした光源から光依存性抵抗(これら画素子は主 部分21に合体せしめであるが特に図示はしていない)に光線を通過せしめるた めの開口20を包含する。
第4図はキ一部分17を主部分21の正規位置へ挿入した状態を示す。キ一部分 17は一旦この正規位置に挿入されると、リレー3及び2のソレノイド16及び 34への電流路を完成する。この結果、ソレノイド34が連続的に付勢されるの で、常閉接点22は開いたままとなる。
したがって、電流はタイマモジュール7へ伝達されず、このタイマモジュールは 常閉接点6及び46を開放させることを妨げ、したがって自動車の点火コイルに 連続的な電流が流れることを保証している。
キ一部分17の挿入は同時にソレノイド16を付勢する。
それゆえ、常開接点12は閉じた状態となり、電力の供給を保証しワイヤ14を 介して燃料弁15を作動せしめる。
リレー3には別の組みの常開接点23がある。ワイヤ24がコイル9の負極端子 から接点23へと延び、ワイヤ26が接点23からディストリビュータ25へ延 びている。
回路を完成するキ一部分17がなくリレー3の接点を閉じる電力がない場合には 、これらの接点は開いたままであって、ディストリビュータ9への電力供給を妨 げられる。
リレー2内には第2の組みの常閉接点27があり、ノくッテリ28の正極端子か らワイヤ40、インラインヒユーズ29及びワイヤ30を介して(たとえば)ボ ンネ・ソトティルトスイッチ31及び電気ホーン32又は自動車に装備した他の 音響警報装置への回路を完成する。
常閉接点27は、キ一部分17が挿入され回路が完成するまで閉じたままである 。キ一部分17がない場合、ボンネットが開けられると、警報が発せられる。こ れは電力がバッテリ正極端子から直接に供給されるからである。この音響警報は どろぼうがそれ以上自動車をいじったり警報の発音を止めるなどの試みをするこ とをためられせることとなる。
主回路21から出ておりコンセントを樹脂内に埋めているハウジングを包含して いるワイヤ4.8.14.24゜26、30及び40のすべては、たとえばコン ピュータ類における多線接続に用いられているワイヤリボン33の形とする。こ のワイヤリボンは好適には扁平な断面形状のもので、各種構成部品に接続される ように選択されるワイヤを盗難防止装置ごとに変更することを可能とし、これに よりシステムの安全性を高めることができる。これは接続すなわちハウジング内 の各種リレーへの接続を容易にはわからないようにするからである。
リボンワイヤ33は、接続端部のすべてがハウジング内で密封され、切断するこ と以外には近付くことができないようにしである。切断するというような行為は 安全フユーズをとばすこととなり、その結果ショートしたシステムに過度の発熱 が生ずることを妨げる。
また、エンジンの各種構成部分へ又はこれらからの接続はリボンワイヤ33の全 長内でなされ、一旦半田付けが正しく行なわれると、全体を管の形にして自動車 の通常のルームすなわち配線に巻き付けるか、又はこれと一体にして全体をかく ずように絶縁材料を上からテープ掛けする。このリボンワイヤ中の使われていな い任意の1つのワイヤを接地ワイヤとして用いたり、又はこれら未使用のワイヤ をまとめて同じ目的に用いることもできる。
点火コイル又はディストリビュータを持たないディーゼル車両の場合には、燃料 ポンプへの接続を形成することのみが必要である。この燃料ポンプをキ一部分1 7の不存在下では働かなくするのである。
リレーエないし3の代わりにソリッドステートスイッチを用いることも可能であ る。このような構成部品の欠点は可動部分があってもなくても、ワイヤよりも故 障し易いことである。
第5図及び第6図は、このような構成部品が盗難防止装置から除去され配線のか くされた部分の複雑性にさらに依存せしめて所要の安全性を与える変形例を示す 。
第5図は自動車の元の装備として組付けられているルーム(ワイヤハーネス)の 一部か又は既存のルームに追加されているワイヤ及び接続を示す。
線101ないしl15及び101′ないし115′は盗難防止装置の主部分11 6及びキ一部分117から延びるかこれに付属するワイヤ又は接続(接地ワイヤ 及び不使用ワイヤを含む)を示す。キ一部分117は互いに直列に接続された抵 抗118及び発光ダイオード119を収容している。
これらは点火コイル124、ディストリビュータ125、電子モジュール又はエ ンジン管理システム126、バッテリ127、音響警報装置128及び燃料弁1 29とは直列に接続されていない。このため抵抗118又は発光ダイオード11 9の故障はこれらの他の構成部品の作動に影響を与えることはない。キ一部分1 17はさらに、抵抗120、充電可能のバッテリ121及び小型レンズ球122 を包含している。これらは互いに直列に接続されているが、他の構成部品には接 続されていない。インラインヒユーズ123がこのシステム内に設けられており 、これによって、どろぼうが配線を切ったり接触させたりしてシステムがショー トした時でも車両火災が生ずることから保護している。
符号131ないし139で示す小円は既存のルームのワイヤとの半田付けの箇所 を示し、符号140.141.142及び143は各種構成部品の接地点を示す 。
図の配線では、点火コイル124の正極端子はワイヤ106を介し点火スイッチ ワイヤ102に、またワイヤ114を介して弁129へ接続されている。
点火コイル124の負極端子は、ワイヤ104及び108を介してディストリビ ュータ125に接続されている。
ディストリビュータ125は、ワイヤ105及び107を介して電子モジュール 又はエンジン管理システム126へ接続されている。
バッテリ127はワイヤtti及び113を介して、音響警報装置12gを作動 せしめるティルトスイッチ130に接続されている。
ワオヤ[11,103,109,110,112及び115は接地ワイヤ又は未 使用ワイヤを示す。これらの未使用ワイヤは所望時にシステムを拡張する場合に 用いることができる。このように実際の要求よりも余分のワイヤを有することは システムに自由選択の余裕を与え、またこのようにすることにより変化を最大限 許容するものとなる。
構成部分124ないし130間のリンケージのすべてはハウジング116の前面 で終わっており、このため、図示のキ一部分117内で全回路が完成するのであ る。
前述のように、この構成は泥棒に対して自動車に高度の安全性を与え、キ一部分 117なしではシステム内に侵入して各個独立の接続のすべてを正しく接続し、 点火を生ぜしめエンジンを作動させることを事実上不可能としている。
第6図は同じエンジンの構成部分に対しハウジング116及びキ一部分117に は異なる配線とした場合を示す。
これは構成部分の配置及び接続の場所を変えてさらに安全性を高める状況を示し ている。コイル124はワイヤ107及び108に接続されており、ディストリ ビュータ125はワイヤ[07及び109に接続されており、モジュール又はシ ステム126はワイヤ110に接続されており、バッテリ127はワイヤ111 に接続されており、スイッチ130はワイヤ113に接続されており、弁129 はワイヤ112に接続されており、ワイヤ102.103.105.106.1 14及び115は接地されている。
図面に示し上述した実施例においては、主部分16又は116の端子とキ一部分 17又は117の端子との間に良好な導電接触を維持することが、装置の使用年 月が増すにつれ、ことに摩損が生ずるにつれ大きな問題となる。
この問題をなくすために、これらの端子に流すべき電流をキ一部分と全電気負荷 を担持する回路との間にイニシエイティング回路を用いることによってマイクロ アンペア程度に減少せしめることができる。このような変形例について第7図を 参照して説明する。第7図では電子キ一部分217と増幅器250との間に電気 的に接続したイニシエイティング回路251がある。このイニシエイティング回 路251はディジタルコンパレータを包含するキー識別兼受入れ回路から成るも のである。
キ一部分217はソケット252内に挿入できる。このソケット252からリボ ンワイヤ中のフライングリード線253が主部分216内へと延びている。主部 分216内にはコイル254と4極転換リレーの4組の接点255ないし258 があり、コイル254は増幅器250の出力に接続され、正しいキ一部分217 が挿入され点火キーのスイッチが入った時、回路251からの出力信号に応答し て付勢される。
接点の組255.256及び257は常開であり、接点の組258は常閉である 。バッテリの正極端子からのワイヤは増幅器250に直接に接続されており、点 火を切った時キー217がソケット252が残されると音響警報装置260を付 勢する。これは運転者にキ一部分217を持って出るように促すためである。ま た増幅器250には点火スイッチワイヤ204及び接地ワイヤ261が接続しで ある。バッテリの正極端子は水銀ティルトスイッチ231及びサイレン232を 包含するワイヤ262を介して常閉接点組258へ、それからワイヤ261へと 接続している。2つの接地ワイヤ263及び264はワイヤ261及び262の 間に接続されている。2つのワイヤ265及び266は常開接点組257に接続 されており、ディストリビュータと電子点火モジュール(これがある場合)との 間のカットワイヤ間を接続することができる。常開接点組256は、ディストリ ビュータのポイントと点火コイルの接点ブレーカ端子とに接続されたワイヤ26 7及び268に接続されている。2つの接地ワイヤ269.270はこれらワイ ヤ267と268との間にある。常開接点組255はワイヤ204を3つのワイ ヤ271ないし273に接続している。ワイヤ271は点火コイルのスイッチ端 子に接続されている。
ワイヤ272は電動燃料ポンプ(これがある場合)またソレノイド作動燃料カッ トオフ弁(電動燃料ポンプがない場合)への電力線に接続されている。さらにワ イヤ273はたとえばワイパモータのような点火制御アクセサリに接続されてい る。
第7図に示す装置の作動においては、点火にスイッチオンすると電流は、選択し た抵抗値を有する抵抗を包含するキ一部分217と、キー識別確認及びキーコマ ンド受入れモジュール251と、トランジスタをスイッチオンし4極リレーのコ イル254にラッチドフェースの電流を伝達する増幅器モジュール250とから 成るソリッドステート電子システムに電流を供給する。ワイヤ204及び261 −273の全部がテープを巻付けた配線ルーム内に埋設してあり、泥棒がエンジ ンをかけることを一層困難なものとしている。
キ一部分217内の抵抗は4個あり、それぞれが同じ抵抗値であっても異なる抵 抗値であってもよい。キ一部分を挿入して点火のスイッチオン時にリレーコイル 254を付勢すると、このキ一部分内の4個の抵抗は回路251内のディジタル コンパレータ中に設けた4個の抵抗に整合しなければならない。抵抗はゼロオー ムから数メガオームの間の抵抗値とすることができるので何間、何千の組合せが 可能となる。
さらに安全性を高めるためには、樹脂ポットハウジング216内へのフライング リード線253を入れる順序を、ハウジングへのワイヤ204及び261−27 3の順序のように、装置ごとに変えるのである。
第9図ないし第11図においては符号304.316.317及び352ないし 373は第7図の実施例の符号204.216゜217及び252ないし273 に対応する。余分のワイヤ374が線273と同じ目的のために設けである。符 号375はハイブリッドチップを示し、これは第7図における増幅器250と回 路251との機能を果すものである。
第1O図及び第11図において、自動車376はボンネット377を有する。こ のボンネット377は、スパーク点火のガソリンエンジン378を収容するエン ジンコンパートメントに近寄るために持ち上げることができる。客室には、ハン ドル379、電子キ一部分317及びこれに関連するソケット352、音響警報 装置360及びワイヤ362に接続され盗難防止装置が有効であることを示す発 光ダイオード(L E D)装置380がある。この発光ダイオード装置380 は、使用者が盗難防止装置が有効に作動しているか、又はたとえばエンジンコン パートメント内のバッテリ328への接続が悪く電力が供給されていない状態に あるかを識別することを可能にするものである。エンジンコンパートメントには また主部分316が収容されており、この主部分316はフライングリード線3 53によりソケット352に接続されている。音響警報装置360はリード線3 81により主部分316に接続されている。ワイヤ383はバッテリ328の正 極端子から点火キー385の挿入回動で閉じることのできる点火スイッチ384 に延びている。ワイヤ386は点火スイッチ384からエンジンコンパートメン ト内の点火コイル309の正極端子へと延びている。しかしながらワイヤ386 は符号387で示すところで中断しており、ワイヤ304及び371がこの中断 点387の両端においてワイヤ386へと出されている。スイッチ384と中断 点387との間の位置でワイヤ386に延びているのはワイヤ388である。こ のワイヤ388はエンジンコンパートメント内の電子点火モジュール382に延 びている。しかしながらこのワイヤは符号389で示すところで中断しており、 ワイヤ365及び366は中断点389の両側でワイヤ388に延びている。
ワイヤ390はモジュール382からコイル309の負極端子に延びているが符 号391で示すところで中断している。
2つのワイヤ367及び368はこの中断点391の両側でワイヤ390に延び ている。燃料流阻止弁315が接地とワイヤ372との間に接続されている。水 銀ティルトスイッチ331、サイレン332及び装置380は接地とワイヤ36 2との間に接続されている。複数のリレーコイル、たとえばコイル392及び3 93が接地とワイヤ373との間に接続されており、たとえばヘッドランプ39 8のような盗難防止の目的に関係ないアクセサリの給電線たとえば396及び3 97に介装したたとえばリレースイッチ394及び395のようなリレースイッ チを作動せしめるのである。接地用の余分なワイヤ399も設けである。
ワイヤは合理的に可能な限りまとめてルームを形成させる。たとえば第11図に 、21本のワイヤをまとめて形成したそのようなルームの横断面を示しである。
各ワイヤはプラスチック又はゴムのシース内に収容した導体から成り、電気絶縁 されている。これらのワイヤの束は外側シース400内に収容されている。この 外側シースはワイヤの束のまわりに巻き付けた絶縁テープから成るものとするこ とができる。たとえばこのルーム内の中断点387.389及び391のような かくされた中断点と結合された、たとえば363.364.369及び399の ような接地ワイヤの存在は、どのワイヤが作動機能を有するのか、及びそれぞれ の機能はなんであるかを、どろぼうが探し出すのを極端に困難にしている。
第12図において、符号404.416.417.452ないし464、469 .473及び499は第9図の符号304.316.317゜352ないし36 4.369.373及び399に対応する。しかしながらこの変形例においては ワイヤ471はエンジンにディーゼル燃料を供給するのを制御するソレノイド弁 を作動せしめるのに用いられ、ワイヤ467はヒータ及びインジェクタユニット に給電するのに用いられている。
第13図においては、点火コイル309、ディストリビュータ325及び電子点 火モジュール382に加えて、電子センサ500が示されている。この電子セン サ500は導体501、502及び503によりモジュール382に接続されて おり、見ンジン378の状態についての情報信号をモジュール382へ伝達する 。また阻止コンデンサ504も設けである。この図は記号A、B及びCにより、 それぞれモジュール382の人力、コイル309の入力、及び又は1つ又はそれ 以上の中断が形成される導体501ないし503の少なくともひとつを略示して いる。この中断点では主部分316における1つ又はそれ以上のリレー接点の組 に接続された導体対がタップインされる。
第14図に示す変形例では、センサ500はクランク角度センサであり、接地導 体502及び負極導体503は、キ一部分317が挿入されるまで主部分316 におけるリレー接点の組505によって短絡される。
第15図に示す変形例は従来方式の点火に関する。これでは、コイル309、デ ィストリビュータ325、阻止コンデンサ504、バラスト抵抗506、接地サ ーキットブレーカ507及び接地ブレーカコンデンサ508が設けられている。
ブレーカ回路とコイルとの間の位置でコイル309の負極側は、キ一部分317 が挿入されるまで主部分316のリレー接点組509によって接地されている。
このようにして、泥棒がバッテリとコイル正極端子との間をジャンプリード線で 接続したとしても、バッテリは接地され、ジャンプリード線がもえることとなろ う。
上述の各図に例示された電気機械的リレーは電子リレーに置き換えることができ る。
運転者が少なくとも2つのキー、すなわち電気キー17、117.217.31 7又は417及び機械的なドア開閉兼点火キーを必要とするようにする代りに、 この電気キーと機械的キーとを、機械的及び電気的な機能の両方を有す□るひと つのキーとして組合せることも可能であろう。
図示の本発明装置は次に述べる利点を有するものと考えられる。
1、運転者のコンパートメント内部から線をつなぐことができず、またエンジン コンパートメント内部がエンジンをスタートさせることができない。
2、どろぼうが機械的点火キーの複製品を持って0たと、しても、自動車を盗む ことはできない。
3、本発明装置は、たとえばオールウェーブラジオ、音波、ホワイトノイズなど の外部からの影響に不感である。
4、本発明装置は所有者の指示なしに作動又は解除することができない。既知の 盗難防止装置の多くは、無線周波、音波又は赤外線に基くものであったのでこの 問題をかかえていた。
5、乗用車又はトラックに装備された場合本発明装置は、車載コンピュータシス テム、電子エンジン管理システム又はその他の自動車用エレクトロニクスの使用 者によるそれらの装置の作動と干渉することがない。
6、もしも本発明装置をこわすなり取外すなりするならば、自動車は始動するこ とができない。
7、もしもルーム(ワイヤーノ1−ネス)を切断するならば、自動車は始動する ことができない。
8、自動車の始動を可能とする唯一の手段はこの盗難防止キーである。
9、泥棒がこのシステムの回路構成を知らない限り、泥棒がこのキーのマスター を複製することは事実上不可能である。
lO1試験の結果本発明装置は次に述べるものによって影響を受けることはなか った。
a)サージ電圧又は電気インパルス b)湿気 C)はこり d)水 e)塩分 子)振動 g)衝撃 h)無線周波又は音波による爆射 i)極度の暑さ又は冷たさ 11、本発明装置はその電子的セキュリティコーデングを維持するのに独立の給 電源を必要としない。したがって各個のコードが失われたり消去されたりする可 能性がない。またコードは電子的なものであり、書いたものでもなければ、所有 者が持っているものでもないので、完全な防護がなされる。
12、本発明装置はうまく偽造したり、試べたり、X線にかけたりすることがで きない。またたとえ回路の原理を知っていたとしても全く問題にならない。もし この回路についての知識を用いようとしても、何間何千という電子配線の組合せ を知ることはできず、またこの装置からそれがどんな組合せであるかを知ること はできない。したがって本発明装置は事実上打ち破ることができない。
13、本発明装置は市販されている盗難防止装置よりもさらに複雑なものであり 、しかも安価なものである。
本発明装置はまた、たとえば自動車のドア又はその他のドアを閉じたままとする など他の保護目的に、さらに車載のラジオ又はカセットプレーヤをその装架場所 に取付けたままとするなど、エンジン始動を妨げる目的以外の目的に、又はこれ と兼ねて適用することができる。第8図は、自動車のダツシュボード301に設 けた装架穴で、しっかりと固定された金属装架板3G2間に収容されたラジオ3 00を例示している。
ラジオ300にはソレノイド303が設けてあり、これらのソレノイドの可動子 303′が金属装架板302の盲孔に係合している。ソレノイド303のコイル は正しい電気的キーを挿入し点火をスイッチオンした後にはじめて可動子303 ′を抜き出すように付勢することができる。
このようになればラジオをその装架場所から取り外すことが可能となる。
この配置は、ラジオは従来と同じようにその設置は容易であるが、泥棒がこれを 取り外そうとしても相当にこわすようなことをしない限りできないこととなる。
補正書の写しく翻訳文)提出書 憾 (特許法第184条の8)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気制御回路(4;102;204,250,251,253;304,3 53;404,453)と、この制御回路へ動作によって接続可能な複数の電気 装置(9,15,25;124,125,128,129;309,332,3 82)と、電気導体(4,8,14,24;102,106,113,114; 204,253,262,265;304,353,362,365;404, 453,462,467)であって、その少なくとも1つ(4;102;204 ,253;304,353;404,453)は前記制御回路(4;ほか)に包 含されかつ前記導体(4,8,14,24;ほか)が終端している中断場所(2 1;116;216;316;416)まで延びていてほか(8,14,24; 106,113,114;262,265;362,365;462,467) は前記中断場所(21;ほか)から前記電気装置(9,15,25;ほか)まで 延びる電気導体と、前記場所(21;ほか)にて前記少なくとも1つ(4;ほか )を前記ほか(8,14,24;ほか)に接続するのに個々に使用できる安全制 御手段(17;117;217,250,251;317,375;417,4 75)とを包含する安全装置において、何ら作動機能を有さない1以上の更なる 電気導体(101,103;263,269;363,369;463,469 )が配線ルームのやり方で最初に述べた導体(4,8,14,24;ほか)の少 なくとも数本の中に配置されていることを特徴とする安全装置。 2 更なる導体(101,103;ほか)は中断場所(21;ほか)からルーム に沿ってその中まで延びている請求項1記載の装置。 3 最初に述べた導体(4,8,14,24;ほか)の少なくとも1つ(388 ,390)は中で不連続部(389,391)の有し、ねじ込み導体(365− 368)はその不連続部(389,391)のそれぞれ反対側へ接続されかつル ームに沿ってその中まで延びている請求項1記載の装置。 4 ねじ込み導体(365−368)はその又は各不連続部(389,391) から中断場所(21;ほか)まで延びている請求項3記載の装置。 5 励磁によって開閉作動する複数の個々のスイッチング手段(6,23,27 ;255−258;355−358;455−458)を含むリレー手段(1− 3;254−258;354−358;454−458)を更に包含し、電気装 置(9,15,25;ほか)のどれか1つが前記個々のスイッチング手段(6, 23,27;ほか)の任意の1つに作用的に接続することができる請求項1〜4 のいずれか1つに記載の装置。 6 第2の電気回路(396,397)と、この第2の電気回路(396,39 7)へ電気的に接続されるアクセサリ(398)とを更に包含し、電気装置(9 ,15,21;ほか)は中断場所(21;ほか)と前記第2の電気回路(396 ,397)との間に介装されて安全制御手段(17;ほか)の使用により作動し て前記第2の電気回路(396,397)を閉じるリレー手段(392−395 )を包含している請求項1〜5のいずれか1つに記載の装置。 7 電気装置(9,15,21;ほか)はエンジン(378)用で正極側及び負 極側を有する点火コイル(9;124;309)と、前記負極側から中断場所( 21;ほか)まで延びる第1の導体と、前記中断場所(21;ほか)からアース まで延びる第2の導体とを包含し、前記中断場所(21;ほか)における安全制 御手段(17;ほか)の前述の使用により前記第2の導体を前記第1の導体から 電気的に切り離すようにした請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置。 8 電気装置(9,15,21;ほか)はエンジン(378)を制御する電子装 置(382)を包含し、安全装置は前記エンジン(378)の状態を感知する感 知手段(500)と、中断場所(21;ほか)前記感知手段(500)との間及 び前記中断場所(21;ほか)と前記電子装置(382)との間を延びる導体手 段とを包含し、前記中断場所(21;ほか)における安全制御手段(17;ほか )の前述の使用により前記感知手段(500)が前記導体手段によって前記電子 装置(382)へ信号を送ることができる請求項1〜7のいずれか1つに記載の 装置。 9 導体手段(502,503)は安全制御手段(17;ほか)の前述の使用ま で短絡されている請求項8記載の装置。 10 導体手段(501−503)は安全制御手段(17;ほか)の前述の使用 まで電気的に切断きれた状態にある請求項8記載の装置。 11 電気制御回路(4;102;204,250,251,253;304, 353;404,453)と、この制御回路へ動作によって接続可能な複数の電 気装置(9,15,25;124,125,128,129;309,332, 382)と、電気導体(4,8,14,24;102,106,113,114 ;204,253,262,265;304,353,362,365;404 ,453,462,467)であって、その少なくとも1つ(4;102;20 4,253;304,353;404,453)は前記制御回路(4;ほか)に 包含されかつ前記導体(4,8,14,24;ほか)が終端している中断場所( 21;116;216;316;416)まで延びていてほか(8,14,24 ;106,113,114;262,265;362,365;462,467 )は前記中断場所(21;ほか)から前記電気装置(9,15,25;ほか)ま で延びる電気導体と、前記場所(21;ほか)にて前記少なくとも1つ(4;ほ か)を前記ほか(8,14,24;ほか)に接続するのに個々に使用できる安全 制御手段(17;117;217,250,251;317,375;417, 475)とを包含する安全装置において、最初に述べた導体(4,8,14,2 4ほか)の少なくとも1つ(388,390)は中に不連続部(389,391 )を有し、ねじ込み導体(365−368)は不連続部(389,391)のそ れぞれ反対の側に接続されると共に配線ルームのやり方で量初に述べた導体(4 ,8,14,24;ほか)の少なくとも数本の中に配置されていることを特徴と する安全装置。 12 ねじ込み導体(365−368)はその又は各不連続部(389,391 )から中断場所(21;ほか)まで延びている請求項11記載の装置。 13 励磁によって開閉作動する複数の個々のスイッチング手段(6,23,2 7;255−258;355−358;455−458)を含むリレー手段(1 −3;254−258;354−358;454−458)を備えた電気制御回 路(1−4;204,250,251,253−258;304,353−35 8;404,453−458)と、前記個々のスイッチング手段(6,23,2 7;ほか)に接続可能な複数の電気装置(9,15,25;309,332,3 82)とを包含する安全装置において、前記複数の電気装置(9,15,25; ほか)のどれか1つは前記個々のスイッチング手段(6,23,27;ほか)の 任意の1つに作用的に接続することができることを特徴とする安全装置。 14 安全制御手段(317,375;417,475)の使用によって電気的 に完成させることができ、これによって安全なときには不作動にされる第1の電 気回路(304,353−358,373;404,453−458,473) と第2の電気回路(396,397)と、この第2の電気回路(396,397 )へ電気的に接続されるたとえば車両用ホーンのようなアクセサリ(398)と 、前記第1の電気回路(304,353−358,373;ほか)と前記第2の 電気回路(396,397)との間に介装されて前記第1の電気回路(304, 353−358,373;ほか)の完成に基づき前記第2の電気回路(396, 397)を閉じるよう作用するリレー手段(393−395)とを包含する車両 用安全装置において、ウインドスクリーン用ワイパモータ、車外用ランプ(39 8)及びホーンから選ばれた複数のアクセサリ(398)は前記第2の電気回路 (396,397)によって前記リレー手段(392−395)へ電気的に接続 されることを特徴とする車両用安全装置。 15 車両のエンジン(378)用であって正極側及び負極側を有する点火コイ ル(9,124,309)と、前記負極側から中断場所(21;116;216 ;316;416)まで延びる第1の導体と、前記中断場所(21;ほか)から 低電位場所まで延びる第2の導体とを包含する車両用安全装置において、前記場 所(21;ほか)に第2の導体を前記第1の導体から電気的に切り離す安全制御 手段(17;117;217;250,251;317,375;417,47 5)が使用できることを特徴とする車両用安全装置。 16 エンジン(378)を制御する電子装置(382)と、前記エンジン(3 87)の状態を感知する感知手段(500)と、この感知手段(500)と前記 電子装置(378)との間を延びる導体手段(501−503)とを包含する車 両用安全装置において、前記導体手段(501−503)は前記感知手段(50 0)と前記電子装置(378)との間を中断場所(21;116;216;31 6;416)によって延びており、安全制御手段(17;117;217;31 7;417)は前記場所(21;ほか)において前記感知手段(500)が前記 導体手段(501−503)によって前記電子装置(382)まで信号を送れる ように使用することができることを特徴とする車両用安全装置。 17 導体手段(502,503)は安全制御手段(17;ほか)の前述の使用 まで短絡されている請求項16記載の装置。 18 導体手段(501−503)は安全制御手段(17;ほか)の前述の使用 まで電気的に切断された状態にある請求項16記載の装置。
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