JPH0450314B2 - - Google Patents

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JPH0450314B2
JPH0450314B2 JP63508714A JP50871488A JPH0450314B2 JP H0450314 B2 JPH0450314 B2 JP H0450314B2 JP 63508714 A JP63508714 A JP 63508714A JP 50871488 A JP50871488 A JP 50871488A JP H0450314 B2 JPH0450314 B2 JP H0450314B2
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mtx
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Andore Rososuki
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Dana Farber Cancer Institute Inc
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Dana Farber Cancer Institute Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D475/00Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems
    • C07D475/06Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with a nitrogen atom directly attached in position 4
    • C07D475/08Heterocyclic compounds containing pteridine ring systems with a nitrogen atom directly attached in position 4 with a nitrogen atom directly attached in position 2
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Description

請求の範囲 1 下記の構造を有する化合物 ここで、Rは−OC−Ar−COOR1(Arはフエニ
レン或は追加の置換基として塩基、ヒドロキシ、
或は炭素原子1〜5を有する低級アルコキシのみ
を含有するフエニレンであり、R1は水素或は炭
素原子1〜5を有する低級アルキルである)であ
る。 2 Rが下記: であり、R1が水素或は炭素原子1〜5を有する
低級アルキルである請求の範囲第1項記載の化合
物。 3 Rがヘミフタロイルである請求の範囲第2項
記載の化合物。 4 本質的に、制薬的に許容し得る非毒性キヤリ
ヤーと有効量の請求の範囲第1項記載の化合物と
からなる、癌治療用組成物。 5 本質的に、製薬的に許容し得る非毒性キヤリ
ヤーと有効量の請求の範囲第2項記載の化合物と
からなる、癌治療用組成物。 6 本質的に、製薬的に許容し得る非毒性キヤリ
ヤーと有効量の請求の範囲第3項記載の化合物と
からなる、癌治療用組成物。 *明細書 本発明はメトトレキセート耐性細胞の生長に対
し高い抑制活性を示すN〓−(4−アミノ−4−デ
オキシプテロイル)−L−オルニチンの所定のN〓
−アシル誘導体及びそれらを含有する薬剤組成物
に関する。 N〓−(4−アミノ−4−デオキシプテロイル)
−L−オルニチン(本明細書中以降で時には
APA−L−Ornと呼ぶ)は下記の構造を有す
る: (式中、Rは水素である)。それは、ジヒドロ
ホレートリダクターゼ(DHFR)及びホリルポ
リグルタメートシンセターゼ(FPGS)の効力あ
る抑制剤であるが、培養における細胞生長の抑制
剤としては相対的に不活性であることが報告さ
れ、それのアミノ置換されたプロドラツグ誘導体
は細胞吸収が増大される可能性があることから、
感心のあることが提案された。ロゾウスキー
(Rosowsky)等、J.Med.Chem.,29巻、655−
660頁(1986年)。 本発明は上記構造を有し、式中Rは−OC−
Ar−COOR1(Arは芳香族基であり、R1は水素或
は低級アルキル(炭素原子1〜5)である)であ
るAPA−L−OrnのN〓−アシル誘導体に関する。
かかる化合物はメトトレキセート耐性腫瘍細胞、
例えばヒト細胞系統SCC25/R1及びSCC25/R1
の生長に対して著しく高い抑制活性を示し、その
活性はAPA−L−Ornの他のN〓−アシル誘導体
の活性よりも予期されない程に高い。本発明の化
合物はArが単環式或は二環式芳香族、好ましく
は単環式であるもの、並びに追加の置換基、例え
ば塩素ヒドロキシ或は低級アルコキシ(炭素原子
1〜5)が、芳香族基中に存在するものを含み、
好ましい化合物はRが下記: であるものである。好ましい化合物では、−
COOR1基が
【式】基のオルト、メタ或はパ ラの位置にあつてよい。 本発明の化合物はN〓−(4−アミノ−4−デオ
キシ−N10−ホルミルプテロイル)−L−オルニ
チン或はそのトリフルオロアセテート塩を適当な
無水カルボン酸と反応させてN〓−アシル−N〓−
(4−アミノ−4−デオキシ−N10−ホルミルプ
テロイル)−L−オルニチンを形成した後、後者
を温和なアルカリ性条件下で処理してN10−ホル
ミル基を選択的に開裂させて作ることができる。
開裂反応はロゾウスキー等がJ.Med.Chem.,29
巻、1703−1709頁(1986年)に記載した。APA
−L−Ornへのヘミーフタロイル誘導体もまた4
−アミノ−4−デオキシ−N10−ホルミルプテロ
イル酸セスキ水和物(ロゾウスキー等、J.Med.
Chem.,29巻、655−660頁(1986年))とペルシ
リル化N〓−フタリル−L−オルニチン(ボダン
スツキー(Bodanszky)等、J.A.C.S.,86巻、
4452−4459頁(1964年))とを反応させてN10
ホルミルN〓−フタルイミド誘導体を形成した後
に同時にイミド環をアルカリ性条件下で脱ホルミ
ル化及び開いて作ることができる。 化合物を慣用の製薬上許容しるう非毒性キヤリ
ヤーに混合或は溶解して治療組成物とすることが
できる。有効剤の有効投与量は簡単な試験によつ
て容易に求めることができる。 例 N〓−(4−アミノ−4−デオキシ−N10−ホルミ
ルプテロイル)−N〓−フタリル−L−オルニチン N〓−フタリル−L−オルニチンハイドロクロ
リド(1.19g、4ミリモル)をCH2Cl2(25mL)に
懸濁させた液に、Et3N(0.89g、8.8ミリモル)及
びMe3SiCl(0.96g、8.8ミリモル)を連続して加え
た。混合物を25℃で18時間攪拌し、減圧下で蒸発
乾固させ、残分をジメチルホルムアミド
(30mL)に還流温度で再溶解した。溶液(溶液
A)を下記に説明する操作中ずつと暖め続けた。 Et3N(0.809g、8ミリモル)を含有する乾燥N
−メチルピロリジノン(35ml)中にN10−ホルミ
ル−4−アミノ−4−デオキシプテロイル酸セス
キ水和物(0.732g、2ミリモル)を懸濁させた液
に、塩化t−ブチルオキシカルボニル(273mg、
2ミリモル)を加え、周囲温度で15分間攪拌した
後に、溶液Aを半分加えた。10分後に、塩化t−
ブチルオキシカルボニルの第2部分(137mg、1
ミリモル)を加え、次いで20分して溶液Aを四分
の一加えた。更に10分した後に、同じ塩化カルボ
ニルの第3部分(68mg、0.5ミリモル)を加え、
15分して溶液Aを八分の一加えた。最後の順序を
繰り返した。1時間後にMeOHを加え、全ての
揮発性物質を減圧下で除いた。残分をEt2O(150
ml)と共に摩砕し(triturate)、不溶性物質を溶
媒系(5:4:1 CHCl3−MeOH−NH4OH)
に吸収させ、充填したシリカゲルカラム(29×
3.0cm)にかけ、第2の溶媒系(14:6:1
CHCl3−MeOH−NH4OH)で溶出した。Rf0.41
(シリカゲル、10:6:1 CHCl3−MeOH−
NH4OH)における主スポツトを他の小さいスポ
ツトと共に含有するフラクシヨンをプールし、第
2のカラム(36×3.0cm)で再びクロマトグラフ
イーにかけ溶媒系(28:12:1 CHCl3
MeOH−NH4OH)で溶離した。Rf0.32(シリカ
ゲル、10:6:1 CHCl3−MeOH−NH4OH)
に単一スポツトを含有するプールしたフラクシヨ
ンを蒸発させて出発物質を生じた(155mg、回収
率21%)。Rf0.41に単一スポツトを含有するプー
ルしたフラクシヨンを蒸発させ、少量のMeOH
に再溶解させ、それから静置して生成物の一部を
晶出させた。母液をEt2Oに加えて生成物の残り
を再沈殿させた; 494mg(40%);融点235℃(分解);IR(KBr)
3430、1710(イミドC=0)、1670、1645cm-1。分
析(C28 H25N9O6・2H2O)C,H,N。 N〓−(4−アミノ−4−デオキシプテロイル)
−N〓−ヘミーフタロイル−L−オルニチン(N〓
−ヘミフタイルAPA−L−Orn) 前述した生成物(469mg、0.75ミリモル)を
0.25N NaOHに溶解した溶液を25℃に6.5時間保
ち、PHを10%酢酸で4.3に調製した。生成したゲ
ルを一晩攪拌し、遠心分離によつて分離し、5:
4:1 CHCl3−MeOH−NH4OHに再溶解し、
シリカゲルカラム(26×2.0cm)にかけ、次いで
10:6:1 CHCl3−MeOH−NH4OHで溶離
し、プールしたフラクシヨンを蒸発乾固させ、残
分をEtOHから晶出させた:122mg(収率26%)。
分析:(C27 H27N9−O6・H2O)C,H,N。
生成物は式(式中、Rは下記: である)の構造を有する。 溶離剤としてアセトニトリル8%を含有する
0.1M酢酸アンモニウム(PH7.8)を用いた分取
HPLCによつて更に精製した生成物40mg分から生
物検定サンプルを得た。 本発明の範囲内でない他のN〓−アシルル−
APA−L−Orn化合物を、N10−ホルミルAPA
−L−Ornの種々のカルボン酸無水物を縮合さ
せ、次いでアルカリ性脱ホルミル化して調製し
た。該化合物は上記式の構造において、Rが下
記を表わすものを示した: 化 合 物 2 COCH3 3 COCH2CH2COOH 4 COC6H5 5 COC6H4Cl−4 6 COC6H3Cl2−3,4 L1210/R81ネズミ白血病細胞からMTXアフ
イニテイクロマトグラフイーによつて精製した
DHFRの抑制を求めた。ケンプトン(Kempton)
等、J.Med.Chem.,25巻、475−477頁(1982年)
の分光光度アセイ手順を用いてメトトレキセー
ト、アミノプテリン及びAPA−L−OrnのIC50
標準或は対照として求め、かつまた該手順を用い
て上記の化合物2〜6、並びに下記の表において
化合物7として同定したN〓−ヘミ−フタロイル
APA−L−OrnのIC50も求めた。また、化合物の
内のいくつかを、ネズミの肝臓から部分精製した
FPGSの抑制剤としても試験した。結果を下記の
表1にまとめる。
【表】 モスマン(Mosman)、J.Immunol.Meth.,65
巻、55−63頁(1983年)の手順を用いて、牛
(bovine)胎児血清10%を含有するRPMI1640培
地中で48時間培養したL1210及びL1210/R81ネ
ズミ白血病細胞に対し同じ化合物群について細胞
毒性アセイを行つた。 加えて化合物の内の4つを、牛胎児血清10%を
含有するダルベツコの改質イーグル培地中で48時
間培養したヒトCEM及びCEM/MTXリンパ芽
球に対して試験した。IC50(μM)値を表2の最後
の2欄に報告し、MTXに対して標準化した値を
カツコ内に挙げる。
【表】 対である。
表2に示す化合物7の高い活性は、他の化合物
がたとえ、全てが表1に示す通りに、DHFRに
ついて事実上同じ活性を示しても、全て活性が低
かつたことを考えると顕著であつた。 また、化合物7がCEM/MTX細胞に対して
MTXより16倍効力があり、親のMTX感応性細
胞系統に対してMTXに比べて13倍効力が低いに
すぎなかつたことは注目するに足る。 標準或は対照としてのメトトレキセート及びメ
トトレキセートのγ−t−ブチルエステル及び
N〓−ヘミ−フタロイル−APA−L−Ornを、
MTX感応性及びMTX耐性ヒト扁平上皮癌細胞
に対する生長抑制活性について、ロゾウスキー
等、Cancer Res.,45巻、6205−6212頁(1985
年)に記載されている手順に従つて細胞単一層を
薬剤に連続して約2週間暴露させて試験した。
IC50(対照に比べて細胞生長を50%抑制するのに
要するミクロ分子濃度)の結果を、MTXのSCC
15細胞(1欄2及び2欄)或はSCC 25細胞(3
欄及び4欄)に対するIC50に大して標準化した数
(カツコ内)と共に表3に示す。MTX化合物及
びMTXのγ−t−ブチルエステル化合物につい
ての結果はロゾウスキー等、Cancer Res.,45
巻、6205−6212頁(1985年)及びJ.Med.Chem.,
28巻、660−667頁(1985年)からそれぞれ引用す
る。
【表】 表3中の2つの細胞系統のMTX耐性のレベル
はL1210/R81細胞或はCEM/MTX細胞のもの
よりも低いが、ヒトにおけるMTX服量反応の極
めて高い性質が、腫瘍が患者におけるこのレベル
の耐性に達する際に、MTX投与量のそれ以上の
増大が可能でないことから、これらの試験結果は
意味がある。表3に示す通りに化合物7は親の
SCC 15及びSCC 25細胞に対してMTXよりも10
〜30倍効力があつたが、tBMTXはMTXに比べ
て少なくとも10倍効力が低かつた。その上、
tBMTXはMTX耐性SCC15/R1及びSCC25/R1
サブラインに対してMTXに比べて少なくとも30
倍効力が低かつたが、両方の耐性細胞に対する化
合物7の効力は親細胞に対するMTXの効力を越
える。 化合物7の投与量及び毒性データ 私たちは、マウスを使つたイン・ビボでの研究
において、4〜24mg/Kg/注射の範囲の投与量
(水溶液で1日2回で10日間(bid×10)腹腔内注
射により与える)が十分許容的であり且つ増加さ
れた生存という形態での治療的利益を与える(未
処理の対照の寿命の3倍に至る)ということを見
出した。毒性は、同じスケジユールにおいて、36
mg/Kg/注射にて観られた。1日1回での9日間
のスケジユール(qd×9)では、生存の増加は、
bid×10法における程ではないにもかかわらず、
2〜32mg/Kg/注射の投与量も又治療的であり且
つ非毒性であつた。これらのデータを表4及び5
に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 活性が肉腫(M5076)並びに白血病細胞
(L1210)に対して観られ、且つその肉腫はbid×
10又はqd×9スケジユールでの最大許容投与量
のメトトレキセート(MTX)に対して完全に耐
性であるということに注意すべきである。私たち
は、この肉腫モデルにおけるN〓−ヘミフタロイ
ルAPA−L−Orn(化合物7)の効果の理由は治
療的レベルまで安全に増大され得る投与量に達す
ることである(他方、MTXを用いては、毒性が
すぐに投与限界に達するため、これは不可能であ
る)と考えている。
JP63508714A 1987-11-04 1988-10-12 オルニチン誘導体 Granted JPH02502095A (ja)

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