JPH04503000A - フィルタ棒体製造装置 - Google Patents

フィルタ棒体製造装置

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JPH04503000A
JPH04503000A JP62504270A JP50427087A JPH04503000A JP H04503000 A JPH04503000 A JP H04503000A JP 62504270 A JP62504270 A JP 62504270A JP 50427087 A JP50427087 A JP 50427087A JP H04503000 A JPH04503000 A JP H04503000A
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バーガー,リチャード・エム
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アメリカン・フィルトロナ・コーポレーション
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    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
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    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/02Manufacture of tobacco smoke filters
    • A24D3/0229Filter rod forming processes
    • A24D3/0233Filter rod forming processes by means of a garniture

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  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 フィルタ棒体製造装置 発明の背景 本発明はフェルト・ペンのリザーバ要素等のような空気圧によって輸送される製 品の製造における余分な空気の放散にも有用であるが、主としてフィルタ手段、 特に煙草の煙のフィルタ要素、の製造に使用されるフィルタ・セパレータ、別称 ガス放散装置に関する。更に詳細には、本発明の装置はシガレット、シガー、パ イプ等の違いにかかわらず、煙草喫煙手段に対するリザーバ要素及びフィルタ等 への他の応用において一般的に有用であるが、本発明の概念は主としてシガレッ トのフィルタ手段等のような伸長棒体の製造に関する。
シガレットのフィルタは商業上特に重要であるから、本発明の基本的実施例は、 フィルタ付きシガレットの製造に関連して検討する。
シガレット等での使用のための煙草の煙フィルタの製造に際しては、出発点にな る材料としては従来プラスチック化された醋酸セルロース・ファイバ、ポリエチ レンファイバ、ポリプロピレンファイバ、ナイロンファイバ等のような、実質的 に連続的熱可塑性ファイバの接着可能な連続したフィラメント状トウが採用され ている。
本明細書において「連続フィラメント状トウ」という用語は、複数の紡糸口金か ら押出されたフィラメントが一緒にまとめられて、主として長手方向にランダム に配列された連続した繊維体を形成するように結合された結果性ずるような材料 を定義するものである。
このようなトウにおいては、フィラメントは一般に、実質的に平行に配列されて 長手方向に並んでいるが、多少無秩序で非平行に発散又は集束方向に並んだ短小 部位を形成している縮れ部分を有している0本発明の装置はこの種の各種フィラ メント状材料に対し応用することができるけれども、プラスチック化醋酸セルロ ースがシガレット・フィルタの製造において使用される最も普通の熱可型性繊維 であるから、本明細書は一般に該材料を用いて説明する。然し、本発明の概念は 本実施例のみに限定されるものではないことは言うまでもないことである。
シガレット等のフィルタの製造においては、幾つかの異なる要因を考慮しなけれ ばならない。煙から不要な成分を除去する能力を示す所の濾過効率が高いことは 、非常に望ましいものではあるけれども、それは商業的に受容できるフィルタの 製造のための重要な一要因であるにすぎない、圧力降下、味覚、硬さ及び価格の ような他の要因も又これら製品の商業的受容性を決定する。例えば、シガレット ・フィルタの製造に最も普通に使用されるものの一つである醋酸セルロースの濾 過効率は比較的に低い値である。醋酸セルロース・フィルタの密度又は長さを大 きくしてその濾過効率を、増大させると、フィルタの両端間には過度で商業的に 受容できない圧力降下が発生する。活性炭又は高濾過効率を有する他の材料を使 用することはコスト及び味覚に対し存寄な影響を与える。
近年、商業的に許容できる位に十分小さい圧力降下を有するシガレット・フィル タが比較的低い濾過効率であるので、それを補償するために空気希釈法がポピユ ラー手法となって来ている。この手法は、通気がフィルタに周辺部から引込まれ て、煙草からの煙の流れを希釈し、それによって、−吹き毎に喫煙者の口中に吸 込まれるタール及び煙草中の他の不要成分の量を減少させるものである。
空気希釈手法には幾つかの利点がある。
この手法は、一般に「タール」と称される煙草の煙に含まれている各種固体成分 を減少させるための極めて経済的な方法である。
この手法は又、−酸化炭素及び窒素酸化物等の煙草の煙に含まれている成る種の 気相成分の除去又は減少させることができる。
煙草の−吹き毎にフィルタ内に導入される空気の量を変化させることにより、濾 過効率と味覚の釣合いをとるために許される範囲での濾過過程の制御ができるよ うになる。
シガレット・フィルタ業界での大きなチャレンジは、フィルタ及びフィルタ製造 手法並びに空気希釈手法を利用して高速で大量の低価格なフィルタを製造するた めの装置を設計することであった。空気希釈手法が最初に商業的に重要になった 時点では、サイズが安定した製品を得るために、大抵のフィルタではフィルタ要 素を構成するフィラメント束の外側に外被包装材料を取付ける方法で製造されて いた。この製造工程によると「差込み包装(ブラッグ・ラップ)jと言われる外 被包装材料で囲まれて封じ込められたフィラメントの芯線から成る軸方向に伸張 した棒が作り出される。フィルタの棒をシガレット・フィルタに適した大きさの ブラッグと呼ばれる小片に切断してから、先端部外被包装を使って、シガレット ・ベーパ用外被包装で囲んだ煙草の芯から成る煙草の柱状体に固定する。空気希 釈手法を使って上記の方法で作られるシガレット・フィルタは、一般に先端部外 被包装に選択的に開けられた穿孔を通って導入される空気と煙草の柱状体から出 る未希釈の煙と組合わせるために、多孔性又は透過性のブラッグ・ラップが必要 となる。
その問題点が全体的に本明細書中に参照されている1967年4月11日及び1 968年4月9日に夫々特許櫓が与えられた米国特許第3.313,306号及 び第3,377.220号において成る程度詳しく論じられているように、ブラ ッグ・ラップの使用には成る種の欠点があるので、包装されなくても寸法的に安 定しているフィルタ要素を製造する手法が開発された。非包装で安定した形状の フィルタの棒体を製造することの意義は多孔性のブラッグ材料が高価である点を 考慮すると、空気希釈手法へのその使用に対して一段とその重要性が増して来る 。
上記米国特許及び本願発明と共通に割当てられている関係特許に開示されている 非包装で寸法的に安定なフィルタ棒体の製造法は極めて有用なものであり、その 方法の開発当時としては最善のものであった。この方法では、連続フィラメント 状トウ、ステーブル・ファイバ、粒子状等の形状に関係なく、フィルタ材料は多 孔性の継目なしベルトに載せられて処理装置へ運ばれ、水蒸気などの高温ガスと 空気などの冷却剤を周辺からフィルタ材料中を通過させることによって、ブラッ グ・ラップを全熱使用せずに、安定した形状の棒体に接着することができる。こ のようにして、非常に有効なこの製法には二つの利点がある。即ち、ブラッグ・ ラップその物を装着するための工程と、ブラング・ラップの費用とが不要になる ということである。そして、空気希釈フィルタ・シガレットを作るのに必要な多 孔性ブラッグ・ランプが高価なものであることを考慮すると後者は特に重要な意 義をもっている。
非包装フィルタの継目なしベルトによる製法は、商業的に広い関心のあるもので はあるけれども、その使用に当っては幾つかの欠点がある。スチームを通すため の多孔性に必要となる継目なしベルトが織物状になっていることと、使われる空 気によってフィルタ棒体の表面にベルトの模様が浮出しにされてそのために繊維 がしっかりまとめられなくて、先端部ペーパのフィルタ要素への接着が有効に行 われなくなるという点である。製造に使われるベルトそのものが、安定形状な製 品を得るために必要とされるスチーム浸透工程の妨げとなり、更にベルトは摩耗 して取換えの必要が生じそのためフィルタ棒体の製造ラインを休止させなければ ならないので機械の効率低下を来たすことになる。
従って、各種工程のステーションを通ってフィルタ材料を輸送するためのベルト を使用しないですむようにすることが望ましいのは自明なことである。にもかか わらず、上記特許の中でも説明しであるように、ベルトはフィルタ材料の製造に 導入されている。その理由の一つは以下に述べるものである。即ち、個々のフィ ラメントに対し好ましからざる張力を与え又、寸法、形状及び機能特性を制御す ることが難しい棒体を製造するためのシステムを通じて、商業的に一番望ましい フィルタ材料であるフィラメント状トウを「引張る」のを止めるようにするため である。
システム中でトウを「引張る」こと又はベルトを使ってシステムの中をトウを「 運搬する」ことに代る極めて望ましい別法は、システムを通ってトウを「押す」 ことである、繊維体製造のための空気圧法は、1965年4月に特許権が認めら れた米国特許第3.313.665号に開示されており、その主題は本願中に全 体的に取入れられている。この方法では、加圧された空気その他の給気ガスを使 ってトウを加熱及び冷却によって棒体状に接着させるための拘束区域を通過する ように「押し」送る。更に、この方法は個々の繊維を棒体の長手方向に直交する 方向に再配列させる。米国特許第3,313.665号に開示されている方法は 、フェルト・ペン等の製造に使用される比較的直径の大きい「ウィッキング」材 料の製造のために商業上極めて有用であることが分って来た。然し、この方法は 米国特許第3,313.665号に示されているシステムを通って繊維材を推進 するのに必要な大量の空気を放散させるは困難であるという理由のために、直径 がはるかに小さいシガレット・フィルタの製造には不向きであることが判明した 。シガレット・フィルタ要素の直径は通常的8−であるが、「ウィッキング」カ ートリッジはこれに対し一般にこの約2倍以上の直径を有している。拘束区域の 大きさが比較的大きい場合には、給気ガスは円周が大きいので比較的短い距離の 範囲内にある有孔領域を通って実質的に放散される。然し、スチーム等の導入以 前に少なくとも大部分の空気を取り除くことは、トウの均一な接着のために横方 向へ浸透させるために、必要なことである。拘束区域を定義する要素の壁を通る 多数の周辺孔により形成される有孔性又は多孔性領域を拡大することは、これら の孔がトウを引っかけたり又、製造ライン中でのトウの固着を生じさせるような 粗い内面を形成することになるので望ましくない。一旦トウがスチームに当たる と、拘束区域の壁面から僅かに収縮して幾らか滑らかになるので、この問題は幾 らか緩和される。シガレット・フィルタ棒体のような小径棒体の製造に、空気圧 供給法を適用するには、次のようにしなければならない。即ち、従来は不可能と されていたことであるが、従来技術で必要とされていた空気量よりも相当小さい 空気量にしなければならない。そして/あるいは従来の工程ではスチーム遮断後 殆ど直後に冷却段階に入るのに対し、冷却ガスの導入以前にスチームの存在下で ファイバがもう少し長(その状態に滞留してかなりの程度の繊維の横方向への再 配列をさせて補償を行わない限り、トウの芯部での不均一な接着を来たすような 工程ではあるがスチームの導入後にいくらかの空気を放散できるものでなければ ならない。この滞留時間の増大は、一般に75鴎/sinより十分大きく約50 0醜/s+in以上にも達する程の、シガレット・フィルタ棒体製造に必要な高 速製造ラインに対して特に重要な点である。
従って、米国特許第4.390.031号に開示された空気圧供給法が小径のフ ィルタ棒体の製造のために開発された。この特許の開示も又本願特許中に明白な 形で組入れられている。米国特許第4.390.031号による工程では、好ま しくは空気である輸送用ガスを供給するジェットにより、フィラメント状トウを 所定角度で限定室へ空気圧により輸送する。連続フィラメント状トウを限定室内 に引込む働きをするベンチュリ効果を生じさせるために、室の入口部においてト ウの周囲から環状に供給されるようにするのが望ましい。ジェットによる空気の 供給角度を好ましくはOoと20°の間の鋭角になるような特に小さい角度を採 用すると、所定量のフィラメント状トウを輸送するための輸送用ガスの量は従来 装置に対するものよりずっと小さい値ですむ。
使用される輸送用ガスのカラムはずっと小さいので輸送用ガスの大部分、望まし くは実質的には全量、はそれほど大きな室の断面積を必要とせずに、拘束室の限 られた多孔室部位を通って都合よく放散されるから、拘束室内で形成される繊維 状体はシガレット・フィルタとしては使用できない。空気圧供給は、出発点での 断面積域及び冷却区域との組合せにより、限定室の長手方向の軸に垂直な方向に トウ繊維を折曲げる。このように形成されるフィルタ中の繊維の配置は、形成さ れるフィルタ棒体の長手方向軸と実質的に重なり一般的にはそれに対し直交して いる。これら繊維はこの横方向に重なった関係で、空気その他の高温ガスを用い て硬化され、本実施例においては、繊維層は、棒体が装置から押出される前に、 拡大されたスチーム浸漬室及び断面積の低減された冷却区域により更に圧縮され る。形成体は押出されるので、フィラメント状物質は弛緩状態にあり、その縮れ た形状は維持される。更に、フィルタ棒体は到来するトウの送り速度より小さい 線速度で押出して二次的な縮れが与えられる。更に、この物質は断面積が小さく なっている限定冷却区域の壁に押付けられるので、フィルタの正確な寸法及び形 状が維持される。冷却区域の断面積の減少により、フィルタの縁部はある程度軸 後方(即ち、一般にフィルタ棒体の長さに直角な軸方向)に折曲げられ、周辺部 表面を滑らかにして包装材がそこに確実に接着できるようになる。
この方法で形成される製品は、折りたたみ縁部が後方に曲げられている連続する 繊維で作られるので、形成された棒体の表面には、ゆるんだ端部や繊維は実質的 に露出されることはない、大事なことは、この工程及び装置はフィラメント状ト ウを極めて効率的に利用しているので、製品は数個の部分に分割し、各部分を別 々の棒体形成ステーションに供給することができる。
その上、本願発明に開示されている工程により製造されるフィルタ棒体は折れる ことなく曲げることができるので、フィルタ棒体をフィルタ要素にする後続の工 程は、棒体形成ステーションの出口端に直角に配列された多数のステーシランに おいてそれを行うことができる。然し、フィルタ棒体の加工は又棒体形成ステー ジョンと一般的に同一線上にあるステーションにおいても達成できることを留意 すべきである。
特許権を与えられている工程において使用される特別な送り出しジェットはフィ ルタ製造に必要となる輸送用ガスの量を大幅に節約することができる。従来の空 気圧工程において使用されるジェットに比べて50〜85%の節約ができる0重 要なことは、本工程は空気手法を使用しているので、他の非包装フィルタ製造手 段で必要となる、ベルト、ベルト駆動装置及びそれらに付随するメンテナンスが 不要になることにより機械の効率が上昇する。
米国特許第4.390,031号に開示されている工程及び装置は、シガレット ・フィルタに必要な小型トウ材料の空気圧送出しを行うのに一般的に有効である 。特にスチーミング前のガス放散に関しては、傾斜したベンチュリ型のガス供給 口からの、より制限されたガス供給の使用、及びトウ繊維の少なくとも幾らかが トウの端部において曲げられているので棒体表面が先端部取付けに対し特に都合 よい。本発明は然し、トウの表面効果に関して他に比して特別に改善を図ってい る。
更に詳しくは、本発明の目的は繊維トウが装置内でひっかかる傾向を低減させそ れによって好ましからざる表面の粗さや傷の生成を減少させることにより繊維ト ウの表面特性を改善することである。
本発明の他の目的は、トウ繊維がその縁部において折返されるためのより有効な 手段を提供することにより、トウの表面特性を改善することである。
本発明の更に異なる目的は、上記及びその他の目的を達成するのに特に適した空 気圧供給型製造工程に使用される改良されたファイバ・セパレータ(ガス放散装 置)を提供することである。
発明の概要 本発明は、ガスによって繊維材のトウが送られる導 ”管内からガスを放出する のに有効な、シガレット・フィルタ等のフィルタ棒材又は空気圧を利用して製造 される棒状要素の製造に使用されるガス放散装置を提供する。この装置は輸送導 管の一部を成すか又はそれに接続されていて吸気端と吐出端とを有する導管要素 と、・吸気端と吐出端との間に軸方向に距離を置いて設けられた複数個の、円周 方向に距離を置いて開けられたガス放出孔から成るリング、とを有する。ここで 吸気端に近接した少なくとも選ばれた数個のリングの孔は、吸気端から吐出端へ 向って要素中を通る材料の運動方向とは反流する方向に、それを通って放出ガス が流れるように、吸気端に向かって後方に傾斜を与えられている。
ガス放散孔を後方へ向けて傾斜することにより、孔の縁部に表面繊維が引っかか る傾向が減少され、それによりトウの運動がより自由になることが分かった。
孔を後方に向けて傾斜させることのもう一つの効果は、米国特許第4,390, 031号に論じたようにトウ繊維の縁部が折曲げられるので製品の表面特性が一 層改善されることである。
装置の最も重要な部位は、比較的高速なガスが装置から放出されるガス放散開始 点(吸気端近傍)である。
装置の長さ方向に沿ってガス放散が進行すると、孔の傾斜の重要度は次第に減少 するから装置の下流でのリングはトウの運動方向に対し直角な方向に開くように 本発明の他の特色によれば、ガス放散用の導管要素の空間の周りに設けられるガ ス放散孔の分布を改善するために、隣接するリングの孔は、同一リングの隣接す る孔の間の角度よりも小さいオフセット角で円周方向に設け、それにより導管の 長さ方向に沿っての孔を結ぶ線は実質的に螺旋状をなすようにする。
本発明の装置は、ガス放散孔の下流にスチーム注入孔を有する導管要素に組込ん でもよい。
本発明の装置は米国特許第4,390,031号に開示されているように、シガ レット等に用いる小径のフィルタ棒体の製造工程において特に有用であるが、同 装置は又前述したように、より大きいウィッキング材料の製造過程においても有 利に利用することができる。又、同装置は上記と同様な考慮が必要な空気輸送導 管からのガス放出が要求されるその他の製造工程にも通用することができる。
本発明の更なる特色及び利点は、添付の図面を参照して以下の説明及び特許請求 の範囲から明白であろう。
図面の簡単な説明 第1図は本発明に従うガス放散装置の側面断面図。
第2図〜第5図は第1図の線2−2.3−3.4−4及び5−5から見た断面図 及び第6図は装置の内面の一部拡大図である。
好ましい実施例の説明 図示の装置は導管要素lOより成り、この要素は各種の加工ステージョンを通っ て空気圧によりトウを導管中で輸送して繊維トウからフィルタ棒体を製造する工 程における、ファイバ・セパレータ (ガス放散装置)としての使用に特に適し ている0例えば、本装置は米国特許第4,390,031号に特に記述されてい る工程に関連して使用される。即ち、繊維質トウは導管60(特許図面の特に第 9図参照)中を、ベンチエリ型空気ジェット装置64により空気の力で輸送され 、続いてトウを接着してフィルタ棒体を形成するためにスチームを導入する前に 導管の多孔性部分74を通って輸送用空気の大部分を導管から放出させる。同特 許に記述の装置は小さいシガレット型のフィルタ棒体用のトウの輸送に通した低 容積の空気流に特に都合が良い。更に本発明に従う装置10は、同特許の工程に おいて、前述した如く空気放散を最適化してトウの表面特性を改善するための手 段としての導管60(及び以後のスチーミング手段)の多孔性部分74の代りに 使用できる。
導管要素10は吸気端10A及び吐出端10Bがトウの輸送方向に対して設けら れ、図示の実施例においては本質的なことではないが、(例えば、導管60への 接続のために)両端部では外側の直径が小さくなっている。
導管10の吸気端と吐出端の間には、円周方向に距離を置いて設けられた空気放 散孔12A−12Nを有する一連の、軸方向に並べられたリングが設けられてい る。
導管要素の吸気端10Aに隣接する孔12A〜12Nのリングの幾つかはトウの 吸気端から吐出端への所期の移動方向に対する後方に向けて傾斜されていて、ト ウ繊維がこれら孔に引っかかる傾向を減少し又ファイバがその縁部で後方に折り 曲げられる傾向を増大させるように、トウの移動方向と反流方向に孔を通る空気 放散が発生す−るようになっている。多孔の後方への傾斜角は約45°で、リン グ当たり20個の直径約1/32 ’の孔があるが、これらのパラメータは特別 の応用においては変化させても良い。
導管要素の下流には放散孔12H〜12Nを有するリングが設けられ、これら下 流の孔はトウの移動方向に対し直角な方向に配置されている。前述したように下 流の孔を直角方向に設ける理由は、輸送用ガスの反流方向への放出の重要性は高 速ガスの初期放出後は次第に減少する。ガス放散の下流リング1211〜12N は約0.035“の直径を有する孔をリング当り16個にする。
導管要素10には、ガス放散孔の下流側にスチーム導入孔14A〜14Cを設け ることができ、スチーム孔はトウヘスチームを反流方向に注入するために傾斜( 例えば451)を持たせ、米国特許第4.390.031号に例示した工程の場 合におけるスチーム孔80の代りとする。各スチームリングには例えば直径1/ 32 ’の孔16個を設ける。
ガス放散に使用するための導管要素→体積の周りにおけるガス放散孔の最適分布 を得るために、各リング12A〜12Nの多孔は、第6図に最も明らかに示され るように、隣接するリングにおいて、一つのリングの隣接する孔の間の角度より 小さい角度(例えば、約4°)で円周方向にオフセットする。これにより、孔の 延長線は実質的に螺旋状になる。スチーム導入リング14^〜14Cの孔は同様 にリング−リング間で約4°の角度でオフセントされる。
本装置は特に米国特許第4.390.031号に開示されている工程への適用を 念頭において記述したが、本発明はこれに限定されるものではなく、添付の特許 請求の範囲の逸脱しない程度に多くの変形例を得ることができる。
国際調査報告

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.スチーム注入ステーションまでそれを通ってトウを空気圧によって輸送する 導管手段と、導管手段へ輸送用ガスを供給するガス注入手段及び同注入手段の下 流で導管手段からガスを放出するガス放散手段を具備した、繊維状トウからフィ ルタ棒体材料を製造する装置において、ガス放散手段は導管手段の円周方向に距 離を置いて設けられ、導体手段中を通るトウの所期の移動方向とは反流方向に導 管手段からガスを流出させるために傾斜された、ガス放散孔を有するリングを、 少なくとも一個有することが改良されたことを特徴とするフィルタ棒体製造装置 。
  2. 2.請求の範囲第1項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって前記傾斜し たガス放散孔を有する複数のリングが軸方向に距離を置いて設けられ、隣接する リングの個々の孔が、一つのリングの隣接する孔のなす角より小さい角度で円周 方向にオフセットされていることを含むことを特徴とするフィルタ棒体製造装置 。
  3. 3.請求の範囲第1項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって、前記少な くとも一つのガス放散孔に続いて、トウの移動方向に設けられて、トウの所期の 移動方向に対し直角な方向に配置され、円周方向に距離を置いて開けられたガス 放散孔を有するリングを少なくとも一つ持つことを特徴とするフィルタ棒体製造 装置。
  4. 4.請求の範囲第3項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって、隣接する リングの個々の孔は、一つのリングの隣接する孔のなす角より小さい角度で、円 周方向にオフセットされていることを特徴とするフィルタ棒体製造装置。
  5. 5.スチーム注入ステーションまでそれを通ってトウを空気圧によって輸送する 導管手段と、導管手段へ輸送用ガスを供給するガス注入手段及び同注入手段の下 流において導管手段からガスを放出するガス放散手段を具備した、繊維状トウか らフィルタ棒体材料を製造する装置において、ガス放散手段は、導管手段に円周 方向に距離を置いて設けられたガス放散孔を有するリングが複数個軸方向に距離 を置いて設けられ、隣接するリングの孔は、一つのリングの隣接する孔のなす角 より小さい角度で円周方向にオフセットされていることが改良されたことを特徴 とするフィルタ棒体製造装置。
  6. 6.請求の範囲第5項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって、上流側に ある少なくとも一つのリングの孔は、導管手段を通るトウの所期の移動方向の反 流方向に導管手段からのガスの流出のために傾斜されていることが改良されたこ とを特徴とするフィルタ棒体製造装置。
  7. 7.請求の範囲第5項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって、スチーム 注入ステーションは、ガス放散孔の下流に設けられたスチーム注入孔を有する少 なくとも一つのリングを有し、スチーム注入孔は導管手段にスチームを導入する ために、トウの所期の移動方向に対し反流方向に傾斜を与えたことが改良された ことを特徴とするフィルタ棒体製造装置。
  8. 8.請求の範囲第5項記載のフィルタ棒体製造装置の改良形であって、スチーム 注入ステーションはガス放散孔の下流に設けられ円周方向に距離を置いたスチー ム注入孔を有するリングを複数個持ち、隣接するリングのスチーム注入孔は一つ のリングの隣接する孔のなす角より小さい角度で円周方向にオフセットされてい ることが改良されたことを特徴とするフィルタ棒体製造装置。
  9. 9.空気圧により繊維トウをガス放散ステーションから加熱ステーションまで輸 送する導管手段に隣接するための導管要素において、導管要素は吸気端、吐出端 及び導管手段からの輸送用ガスを放出するための吸気端、吐出端間のガス放散手 段を有し、ガス放散手段は導管要素中に少なくとも一個のガス放散孔のリングを 有し、その各孔は導管要素の吸気端から吐出端へのトウの所期の移動方向に対し 反流方向へのガスの流出のために導管要素吸気端へ向けて傾斜している導管要素 。
  10. 10.傾斜孔のリングと導管要素の吐出端との間に設けられた、ガス放散孔の少 なくとも一つの更なるリングを有し、その更なるリングの孔はトウの所期の移動 方向に対し実質的に直角に前置されていることを特徴とする請求の範囲第9項記 載の導管要素。
  11. 11.傾斜孔を有する複数のリングと、直角方向に配置された孔をもつ複数のリ ングを有して隣接するリングの個々の孔は、一つのリングの隣接する孔の間の角 度より小さい角度で円周方向にオフセットされていることを特徴とする請求の範 囲第10項記載の導管要素。
  12. 12.導管要素の直角方向配置の孔から成るリングと、導管要素の吐出端間に少 なくとも一つのスチーム人孔を有することを特徴とする請求の範囲第9項記載の 導管要素。
  13. 13.スチーム注入孔は導管要素へのスチーム導入のために、トウの所期の移動 方向に対し反流方向に傾斜していることを特徴とする請求の範囲第12項記載の 導管要素。
JP62504270A 1986-07-23 1987-06-24 フィルタ棒体製造装置 Pending JPH04503000A (ja)

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