JPH04502807A - 建物の温度調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 建物の温度調節装置 本発明は室内空気の温度を調節し又は加減する装置、すなわち必要に応じて室を 加熱し又は冷却するよう作動する装置に関する。使用される温度調節媒体は液体 でありその条件は室を加熱する時も冷却する時も同じである。加熱に関する説明 が以下になされる時、この説明は適当な場所における冷却をも含むことが理解さ れるべきであり、その理由は加熱媒体の温度が対象となる室の温度よりも低くそ のため冷却媒体として作用するからである。もっばら加熱目的のみに意図される 装置の場合には、電気的加熱作用が選択された方式として適用される。発明性の ある温度調節装置においては電気的加熱作用と液体の冷却作用との組合せを用い ることが考えられる。

合理的かつ効率的な方法で容易に設置することのできる室の加熱及び冷却装置の 必要性が、労働コストの増加に伴ってますます大きくなっている。

将来のエネルギ消費に関するより苛酷な管理維持費と季節から季節へと広く変動 する料金とは、エネルギ消費者の面とエネルギ生産者の面との両面において、相 反する性質の加熱装置、すなわち１つよりも多い作動モードを有しまた他のモー ド間で容易に切換えることのできるような装置の使用を必要とする。このような 装置は低い設備費の必要性を増大させる。

このような加熱装置は、低い入力供給温度を用いることができるような方法で構 成することがまた必要となる。しかし低い入力供給温度は、十分な熱を供給する ために大きな熱交換装置を設けることを必要とする。これらの装置は嵩張り見苦 しいものであり、あるいは複雑な構造上及び技術上の作業を行わなければならな い。

加熱装置について今日の消費者からめられる要求は、ごの装置が与えられた室の 温度を変更できるようにすることである。

また加熱装置が（少なくとも一部が）対流を介して熱を分配しそれとともに室全 体にわたってさらに均一な熱分布を達成し、それによりまたより良好な燃料の経 済性を達成することが望まれる。

多くの様々な温度調節機構がこの技術分野で知られている。

しかしこれら装置のいずれも上記の要求の全てを満足できる方法で実現すること ができない。

本発明の目的は、前記の要求を完全に又は少なくともそのいくつかを満たす温度 調節装置を提供することである。

上記目的は、以下の請求の範囲に記載された特徴構成を有する装置にかかる本発 明によって達成される。

本発明装置によってもたらされる１つの利点は、温度調節装置全体が、通常のパ イプ長さで分配されている標準配管（銅、スチール又はその他の材料からなる配 管）に基礎をおいており、それによりこの全装置を所定位置に設置することがで きまた通常の継手又はパイプ部分に連結することができることである。これは、 大きな融通性をもたらし、またこの装置が変化する条件に適合できるようにする 。さらに、この装置は在庫して置くことができるので、この装置を前もって注文 することを必要としない。もう１つの利点は、室内空気の温度調節が最小の損失 で行えることである。熱運搬パイプが損失をなくすため絶縁される他の加熱装置 と相違し、本発明の装置は、これらのパイプが、熱を発し又は熱を効果的に吸収 ししかも室が熱交換の利益を得ることができるような方法で設置され作動される ようになっている。

第３の利点は、この装置が、加熱モードにおいて熱が輻射と対流との両件用によ って室に分配されるような形状になっており、またこの装置がその配置された方 式の結果として外壁に対して暖い空気のカーテンを形成し、それにより室を低い 温度にすることができ室内を快適にまたより均一な温度分布に保持できるように することである。本発明装置によってもたらされるもう１つの利点は、正常の室 内空気温度が最も適当な場所において、すなわち建物の外壁に沿って得られ、こ れに対し選択された室の温度調節が、建物の外壁に連結する仕切り壁土に取付け られた熱交換装置を介して行うこ々ができることである。このようにして、この 熱分配装置全体は熱を分配するが、温度制御はこの装置の一部に対してだけ行わ れる。

さらに他の利点は、本発明装置が、必要であればこの装置を他の装置と組合せる ことができるような構造に作られていることである。本発明装置の熱交換は、こ の装置を低い入力供給温度で有利に用いることができるようになっている。

本発明装置の良好な熱交換特性は、良好な熱伝導性を有しかつ長手方向に延びる 表面拡大溝を設けることのできる材料から熱交換装置を構成することにより得ら れた。本発明装置は、供給及び帰還パイプが相互に分離されその間の望ましくな い熱伝達を阻しまた各熱交換器の間に熱が対流により放出され又は吸収される垂 直な通路を形成するように構成される。

これらのパイプは何らかの他の方法で熱交換装置に属するスリーブの近傍に締結 され又は取付けられ、パイプと熱交換器との間に良好な接触が得られるようにす る。

本発明は添付図面に概略図で示される典型的な実施態様を参照して以下にさらに 詳細に記載される。

図面中、第１図は本発明装置の最も簡単な形式の横断面図であり、 第２図は第１図の■−■線による縦断面図、第３図は本発明装置の好適な実施態 様の横断面図、第４図は電気的加熱又はこれに代え液体式冷却と組合せた液体式 加熱とした本発明装置のさらに他の実施態様の横断面図、 第５図はフランジ付きスリーブを温度調節媒体を伝導するパイプに締結する他の 手段が設けられた本発明の実施態様の横断面図、 第６図は本発明装置を建物の中に設置したところを上方から見た図、 第７図は第３図に示す実施態様のフランジの模造である囲いパネルの横断面図で ある。

第１図及び第２図は床１と壁２との間に形成された角度で位置する本発明装置の 部分３を示している。図示の部分は、温度調節媒体を導く好ましくは金属製のパ イプ４と、このパイプの外側に取付けられかつこれと一体の好ましくはその全て が押出しアルミニウム合金から製造される上部フランジ部分６、下部フランジ部 分７及び中間スリーブ部分８を有しているスリーブ５とを含んでいる。

壁２に対面するスリーブ５の部分は外側に突出する部分９を有する形状とされ、 この突出部分９は本来破線で示す形状を有していたものが上方及び下方ローラと 外側突出部分９の平面部分に押しつけられるローラ（図示しない）とにより公知 の方法で２つの内側に向って曲げられた脚を有する図示の形状にされたもので、 それによりスリーブ５が十分に緊締された時前記部分が図示の形状９に固定され るようにしている。

この外側突出部分９はスリーブ５の全長にわたって延在し、垂直レール１１上に 担持された弾性アーム１０の間に堅く締結される。レール１１は突出部分９の長 さ方向に沿う適当な間隔をもって壁２に固定されている。

第１図及び第２図に示される装置は、好ましくは与えられた長さ、例えば５ｍの 長さで得られ、パイプ４はフランジ６〜８の端部と同一平面に切断される。この 装置を取付ける時、前記装置は所望のフランジ長さに切断され、そしてスリーブ ５はその両端部が切断工具により切断され、心出しピン（図示しない）がパイプ ４の各端部に挿入される。スリーブ５の各端部上のチューブ４の不必要な部分は 容易に取除くことができ、続いて外側突出部分９を例えばベンチにより開き又は 切り取る。パイプ４の外側に突出する端部の長さは調節しまた標準継手１２を取 付けることができ、このパイプを他の部分又は連結パイプに連結することができ る。パイプ４のその内部を通過する液体の流れに対する低い抵抗により、温度調 節液体は温度降下が単一のバイブラインの使用を可能にするのに十分なように小 さい速度でパイプを通って流れることができる。このほかに、電気ケーブルを加 熱のためにパイプ４に取付けることができる。

第３図は第１．２図に示すものと同じ種類の２つのフランジ付きパイプからなる 一変形例を示し、前記パイプは一方が他方の上方に部分的に重なる関係で取付け られている。上方のパイプはその長い方のフランジ部分７が下方を向くように取 付けられ、これに対し下方のパイプはその長い方のフランジが上方を向きかつわ ずかに壁２の方に向けられるよう取付けられ、フランジ部分７の間にベンチュリ 状の通路１５を形成するようにしている。パイプ４の一方は温度調節液体の供給 パイプとして作用し、他方は帰還パイプとして作用する。これに代え、前記パイ プの一方は電気ケーブルを包含し、加熱が液体に担持された熱と電気的に発生さ れた熱とで交互に行われるようにすることができる。

これはまた第４図に示す実施態様にも適用され、この実施態様では各フランジに ２つのパイプが設けられ、一方のパイプが液体用で他方のパイプが電気ケーブル を収容し、又は両方のパイプが液体を導くようにし効果が２倍となるようにする 。

第５図は前記スリーブのここでは１６で示される外側突出部分の簡単化された実 施態様を示し、前記部分１６は内側に曲げられた脚１７を１つだけ有している。

この構造の突起はさらに容易に平らにすることができるが、この場合は突出部１ ８又はこれと類似のものが好ましくはスリーブ５に沿って設けられ、スリーブが 第１図の実施態様と同じやり方で堅く締結されるようにする。

第６図は外壁２０と内側仕切り壁２１とを備えた建物の上方から見た図である。

全ての外壁２０に沿って空気温度調節部分２２が延在し、これら部分２２は第３ 図のような温度調節液体を運ぶ２つのフランジ付きパイプを具備し、これらパイ プは壁囲いパネル又はボードと同様な方法で設けられボイラー２３に連結されて いる。外側２０に沿って延在する部分２２に仕切り壁２１の一部に沿って延在す る部分２４が連結され、この部分２４は制御弁２５を介して部分２２に連結され ている。これらの制御弁は、選択された複数の室の温度が、外壁に沿う温度条件 を著しく変えることなしに、個々にある程度にわたって高い方に又は低い方に変 更できるようにする。審美上の理由により、部分２２を欠いた壁に外観が部分２ ２と同様の、すなわち第７図に示すように、第３図に図示する形状の囲いボード ２６（第６図では破線で示される）が設けられる。これらの囲いパネルは一定の 断面形状の木製ス）　ＩＪツブ又は金属の成形された部分２６からなっている。

本発明が説明され図示された実施態様に限定されず、請求の範囲内で変更が可能 であることが理解されるであろう。例らに、ストリップ又は金属の成形部分はフ ランジとパイプ４との内方で壁に取付けられそれにより前記フランジとパイプと に良好に接触するよう空気の流れを案内することもできる。

グ快１ｙ　２２　２２ ”　−２６ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．水平で直線状の細長い金属成形部分（６，７，８）により建物の室の温度調 節をする装置であって、前記部分（６，７，８）が、前記建物の壁、好ましくは 外壁（２０）に沿って延在し、上方及び下方に延出するフランジを形成し、温度 調節媒体を導き前記金属成形部分と前記壁との間に画成された空間を通過する空 気の流れの温度を変えるようにしている少なくとも１つの同様に水平のパイプ（ ４）と熱的に接触されている、室の温度調節装置において、前記パイプが適当に 改造された複数のパイプ部分（４）を含み、これらパイプ部分（４）はその端部 に継手手段が設けられまた各パイプ部分（４）はこのパイプ部分（４）と上方及 び下方に向けられたフランジ（６，７）とに良好な熱的接触するよう接合された 金属スリーブ（５）により抱持され、これらフランジはスリーブ（５）と一体に 作ることができ、前記スリーブ（５）はその全長にわたって、外側に突出するほ ぼ平らな部分（９，１６）が設けられ、この突出部分（９，１６）は少なくとも １つの内側に曲げられた脚（１７）を有し、この脚（１７）はスリーブ（５）の 内側をパイプ部分（４）の外面に対して弾性的に締めつけ保持するよう作用して いることを特徴とする建物の室の温度調節装置。 ２．２つの相互に同一の部分（２２）が、一部が重なる関係に相互に異なった高 さで取付けられ、フランジの部分（７）がその間に温度調節されるべき空気の通 路（１５）を形成するよう相互に対面していることを特徴とする請求項１に記載 の装置。 ３スリーブの外側に突出する部分（９）の各々が好ましくは、壁に取付けられ各 パイプ部分の長さ方向に沿って間隔のおかれた複数の固定具（１０，１１）と共 働する２つの内側に曲げられた脚を有していることを特徴とする請求項１又は２ に記載の装置。 ４．少なくとも１つのパイプ（４）が液体の温度調節媒体を導くようにされ、少 なくとも１つのパイプ（４）がその中に配設された電気加熱ケーブルを有してい ることを特徴とする請求項１から３のうちの１項に記載の装置。 ５．部分（２４）がさらに、外壁（２０）と連結する室仕切り壁（２１）に沿っ て取付けられ、前記部分（２４）が、前記建物の室の温度を制御するよう作動す る制御弁（２５）を介して、前記外壁に沿って延在する部分（２２）に連結され ていることを特徴とする請求項１から４のうちの１項に記載の装置。