JPH04501588A

JPH04501588A - 血液識別装置のための組合せ式錠

Info

Publication number: JPH04501588A
Application number: JP89503968A
Authority: JP
Inventors: イラツォキ、カルロス・エイ; ゴーマン、ジョン・ジー
Original assignee: ノヴァテク・メディカル・インコーポレイテッド
Priority date: 1988-10-05
Filing date: 1988-10-05
Publication date: 1992-03-19
Also published as: US4787222A; DE3853168D1; EP0438401A4; JPH0672507B2; BR8807923A; JPH02500519A; WO1990004076A1; EP0438401B1; DE3853168T2; CA1320350C; EP0438401A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】血液識別装置のための組合せ式錠ｌ胛立１遣本発明は、輸血作業（この作業では、病院の受付で患者の登録を第１に行う）の全ての段階にわたって、患者、検体及び血液ユニツ１−　（ｂｌｏｏｄ　ｕｎｉｔｓ−一定単位量の血液）を適正に識別するためのシステムに関するものである。

このシステムは、患者が適正な型の血液ユニットを確実に受けられるようにし、また、患者に割り当てられた適正な符号ないしコードによってのみ解錠される組合せ式錠を提供するものである。

血液ユニットを採取して保管し、その後に、その血液ユニットを所定の患者に輸血する技術は、人的過誤を受け易く、早急に改善する必要があることは、広く知られている。患者にとり致命的なものとなる恐れのある過誤輸血の防止においては、患者と血液型とを正確に識別することが最も重要である。

輸血システムの大部分において、人間の視覚によるチェックを信頼しなければならない段階がいくつかある。

まず、患者から血液検体を採取することから始まり、内部の血液バンクでの処理を介し、最終的に患者に血液ユニットを適用、輸血する場合において、視覚によるチェツクは、患者への血液の適正な適用を保証するために、システムの各段階毎に行われなければならない、視覚チェックに頼るシステムでは人的過誤を生じ易いということは、極めて明らかである。

血液ユニット容器が入れられるホルダーバッグを用いるシステムが知られているが、そのシステムにおいては、組合せ式鎖錠蓋がホルダーバッグの開口部に配置されている。この鎖錠蓋の組合せ符号が、患者に割り当てられ患者のＩＤリストバンドに示されているコードと一致するように設定される。この鎖錠蓋は、コードが患者に与えられたコードと正しく一致しない限り、取り外すことができない、この組合せ符号は、ホルダーバッグの開口部を取り囲む蓋又は中空部材からタブを物理的に取り外すことにより、或は、その中にペグを挿入することにより、設定される。このシステムの問題点は、組合せ符号の設定にタブの分離除去又はペグの挿入のための別の工具を必要とすること、及び、一旦設定された後、組合せ符号がバッグに固定され、バッグをその後再使用することができないこと、にある。血液ユニツＩ・が使用された後は、後の不適正な使用を防止するために、ホルダーバッグと共に鎖錠蓋も処分されなければならない。

また、バッグの内容物を何等の権限もなく入手するのを防止するために、開口部を閏じるための手段を有する可撓性保管バッグがあることも周知である。しかし、このようなシステムは、バッグに物理的に取り付けられた鍵式の錠構造を用いているのが典型的であり、よって、他のバッグにその錠を使用することができない。

１１立１１本発明は、患者と、その患者に適用すべき血液ユニットとを確実に識別するための装置を提供するものであり、血液ユニットを取り出すために適正なコードをセットしない限り血液ユニットを利用することができない組合せ式錠を組み込んでいる。患者に付けられるＩＤリストバンドは、例えば３文字から成るアルファベットのコードを有する。各患者には、病院の受付での登録の際に、異なる３文字コードが割り当てられる１通常の通りに血液検体が採取され、患者のリストバンドのコードが検体試験管のラベル及び必要な用紙に写される。血液バンクの登録部署に送られた後、受入番号が検体試験管に割り当てられ、患者のコード文字が登録記録帳に記入される。

検体が分析され、必要とされる血液型が決定されたならば、その血液型の血液ユニットが通常の態様で保管される。患者の文字コードは血液バッグのラベルには表示されておらず、そのラベルには、献血者及び患者の通常の情報のみが記載されている。血液バンクの調整部署で、保管された血液ユニットが、上部開口部分の近傍に２つの円形の切欠きを有している不透明プラスチック材料のアウターバッグ内に入れられる。この後、アウターバッグは、本発明による組合せ式錠を前記円形切欠きに挿入することにより、閉鎖され鎖錠される。この錠はバッグの開口部を締めると共に、適正なコードが設定されて解錠されるまで、中の血液ユニットバッグへの接近を防止する。

組合せ式錠は、アウターバッグの円形切欠きに通されるホルダー要素と、このホルダー要素との間でバッグを挟持するためにホルダー要素に取り付けられる組合せ式鎖錠要素とから成っている。アウターバッグ内に血液ユニットバッグを配置する技術者が、登録記録帳のコードに一致するように組合せ式鎖錠要素を設定し、この鎖錠要素に手で押圧力を作用させることで、その適正な組合せ符号（コード）を永久的に設定する。次いで、組合せダイヤルを回し、それをホルダ・−要素にスナップ止めすることにより、２つの要素は、適正な組合せ符号が組合せ符号ダイヤルに設定されるまで、しっかりと互いに結合される。

輸血室において、患者のリストバンドの文字コードが組合せ式鎖錠要素にダイヤル式に合わされ、その組合せ符号が適正であれば、組合せ式鎖錠要素はホルダー要素から取り外され、アウターバッグを開き、血液ユニツ１〜バッグを取り出すことができる。誤った文字コードが用いられた場合、組合せ式鎖錠要素は開かず、血液ユニットバッグに不注意で触れるということが、確実に防止される。

本発明による組合せ式錠は使捨てであり、組合せ式鎖錠要素とホルダー要素の両方がアウターバッグから取り外すことができるので、アウターバッグを何度も再使用することができる０組合せ符号ダイヤルを設定し、それらを互いに物理的に押圧するだけで、組合せ符号が永久的に設定され、変更できないので、操作は簡単である。

この組合せ符号の設定には、使用者の側で別の工具を用意する必要がなく、また、機械的技術も全く必要としない。

区ＪＬＩＬ浬２吐１し明第１図は、本発明による３文字コードを有する患者識別用リストバンドを示す部分斜視図である。

第２図は、組合せ式錠が取り付けられたアウターバッグの正面図である。

第３図は、結合状態にあるホルダー要素と組合せ式鎖錠要素とを有するアウターバッグを示す部分側面図である。

第４図は、分離状態にあるホルダー要素、組合せ式鎖錠要素及びアウターバッグを示す分解側面図である。

第５図は、本発明による組合せ式錠組立体の正面図である。

第６図は、組合せ符号が設定される前における第５図の６−６線に沿っての組合せ式錠組立体の断面図である。

第７図は、組合せ符号が設定される前における第５図の７−７線に沿っての組合せ式錠組立体の断面図である。

第８図は、第１６図の８−８線に沿っての断面図である。

第９図は、組合せ符号を設定する前に組み付けられる組合せ式錠要素の留め金部材を示す部分断面側面図である。

第１０図は、本発明による組合せ式錠組立体の分解断面図である。

第１１図は、第１０図の１１−１１線に沿って見た場合の、組合せ式錠要素に関連される留め金部材の背面図である。

第１２図は、第１０図の１１−１２線に沿って見た場合の組合せ式錠組立体のベース円板の正面図である。

第１３図は、第１０図の１３−１３線に沿って見た場合の第１の固定リングの正面図である。

第１４図は、第１０図の１４−１４線に沿って見た場合の第２の固定リングの正面図である。

第１５図は、組合せ符号を設定した後における、ホルダー要素に組み付けられた組合せ式錠組立体の第５図の６−６線に沿っての断面図である。

第１６図は、組付状態にある組合せ式錠組立体の第５図の７−７線に沿っての断面図である。

ｔ　−の′Ｉ　ｔ、１日第１図は、入院した各患者に通常取り付けられる標準的な患者識別用（ＩＤ）リストバンド１０を示している。

各ＩＤリストバンドは、３文字から成るコードが付され、例えば、図ではＬＩＴと示されている。ここでは３文字の組合せから成るコードに関して本発明を説明しているが、３つ以上又は以下の文字や数字を有するコードが本発明の範囲を逸脱することなく利用され得ることは理解されるべきである。　１３，２８４通りの異なる３文字の組合せ符号（コード）が使用されるように、各文字位置には２４の異なる文字が置かれるようになっている。リストバンドは、入院患者に順次支給されるのであるが、利用される組合せ符号の総数は、最大の病院でさえ同じ組合せ符号を用いる必要がないほどの十分な時間を提供する。

前述したように、患者から採取された血液検体には、患者の組合せコードが付される。患者に必要な血液型が検査されたならば、適当な型の血液が標準的な血液ユニット容器に保存される。患者のコードは、血液ユニット容器には表示されない。

患者に血液ユニットを適用する必要がある場合、血液ユニット容器１２は保管室から取り出され、アウターバッグ１４内に配置される。アウターバッグ１４は、不透明なプラスチック材料から作られ、血液ユニット容器１２が容易に挿入できるように、一つの縁部に沿って開口を有している。アウターバッグ１４の側面には、１対のほぼ円筒形の開口１６が画成されており、これらの開口１６は、バッグの縁部が互いに引き寄せられた場合に、整列されるようになっている。

アウターバッグ１４の開放端部は、本発明による組合せ式錠装置２５により固定される。第４図に示されるように、この組合せ式錠装置は、はぼ平坦な部分２０及びそこから延びる係合部分２２を有するホルダー要素１８と、組合せ式錠組立体２４とから構成されている０組合せ式錠組立体２４は、以下でより詳細に説明するが、複数の表示リングを有しており、この特定の実施例では、記号リングは３つあり、各表示リングは２４の文字を有している。第２図及び第５図に明示されるように、各表示リングは、留め金部材２８に形成された矢印２６と、リング表面上の一文字とを整列させるように、個々に回転可能となっている。

適切な血液ユニットがアウターバッグ１４内に配置されている場合、専門技術者が、登録記録帳から患者の文字コードを確認し、この３文字の組合せを組合せ式錠組立体２４に入れる。以下で更に詳細に説明するが、これは、矢印２６と３つの正しい文字を揃え、ベース部分に対して表示リングを物理的にスナップ止めするだけで、達成される。このようにして組合せ式錠組立体２４にコードが付されたならば、ホルダー要素１８が円筒形の開口１６に挿入され、この場合、部分２０はバッグ１４の一方の側面に押し付けられると共に、要素２２は開口を通って延びる。次いで、組合せ式錠組立体２４は、可撓性のタブ部材３０が組合せ式錠組立体２４内の対応のスロットと係合するように、要素２２上に嵌め合わされる６組合せ式錠組立体２４のベース部分は、バッグ１４の他方の側面に接し、表示リングが任意に回された場合、２つの要素は互いに結合される。

これは、不透明なバッグ１４の開口を積極的にシールし、適正な組合せコードが表示リングに設定された場合にのみ、バッグが開放されるようにする。

アウターバッグ１４から血液ユニット容器１２を取り出すためには、専門技術者は、リストバンド１０上のコードを確認し、適正なコードの順で表示リングを並べる必要がある。それがその患者についての適正なコードである場合、組合せ式錠組立体２４とホルダー要素１８とがバッグから取り外され、廃棄される。この後、血液ユニット容器１２がアウターバッグ１４から取り出され、通常の態様で患者に適用される。アウターバッグ１４は、更に使用するために、血液バンクに戻される。しかしながら、血液ユニットが万一間違っている場合には、患者のリストバンド上のコードでは組合せ式錠装置を取り外すことができず、これによって血液ユニットの過誤適用が防止される。

組合せ式錠組立体２４は第１０図に分解断面図で示されている。この組立体は、第１２図に示されるように、はぼ円形のベース部材３２を備えている。ベース部材３２は、中央開口３４を画成しており、はぼ垂直の径方向に対峙する１対の壁部３６を有している。壁部３６の外側の面は、中央開口３４の湾曲に一致するように、湾曲されている。壁部３６の内側の面は、径方向に対峙する第１の対のノツチ３８と、第２の対のノツチ４０とを有している。また、位置決めボス４２ｍ、４２ｂがベース円板３２からほぼ垂直に延びている。ベース円板３２の反対側の面は溝４４を画成しており、この溝は、位置決めボス４２に隣接する部分に断面厚さが減じられた領域を形成するために、位置決めボス４２の末端部にほぼ隣接する位置まで延びている。この厚さが減じられた領域により、位置決めボス４２はベース部材３２に折れ易い状態で取り付けられ、位置決めボス４２に対して力が作用すると、位置決めボス４２がベース部材３２から分離されるようになっている。

第１の固定リング４６がベース部材３２上に配置されるが、その場合、固定リング４６を貫通して画成された開口４８に位置決めボス４２ａ、４２ｂを通すことができるようになっている。また、固定リング４６は中央開口５０を画成しており、この開口５０の−ｍから固定ノツチ５２が縦方向に延びている。位置決めボス４２が開口４８を通って延びるようにして固定リング４６がベース部材３２に組み付けられた場合、固定ノツチ５２は、ベース部材３２に形成された固定ノツチ５４と一致する。

位置決めボス４２ａ、４２ｂの長さは、固定リング４６がベース部材３２に組み付けられた際に、位置決めボス４２ａが固定リング４６の面４６ａよりも下方に突出しないような長さとされている。また、固定リング４６は、その面４６ａに環状の凹部４６ｂを画成している。更に、凹部４６ｂを画成している外側の壁部には、凹部４６ｂ内にほぼ径方向内方に延びる複数の固定ボス５４が画成されている。

面５６ａ上にアルファベット記号を有する第１の表示リング５６が、固定リング４６上に回転可能に配置される０表示リング５６に画成された中央開口５８は、位置決めボス４２５間の距離よりも大きな直径を有しており、ボス４２ｂがその中央開口５８に挿通し、表示リング５６と固定リング４６との間の相対的回転運動を制限しないようになっている。

はぼ円形の第２の固定リング６０（その外径は開口５８の直径よりも小さい）は、位置決めボス４２ｂが該リング６０に画成された開口６２を通って延びるようにして、開口５８内に配置される。また、この第２の固定リング６０は縦方向の固定溝６４を画成しており、この固定溝６４は、該リング６０が固定ボス４２ｂ上に組み付けられた場合に、固定溝５２．５４と整列する。環状の凹部部分６０ａが固定リング６０に形成され、この凹部部分６０ａの外側壁部には、複数の固定ボス６６が画成されている。

第２の表示リング６８は、相対回転が可能なように、第２の固定リング６０上に配置される。この表示リング６８は、その面６８ａ上にアルファベット記号を有すると共に、中央間ロア０を画成しており、この中央間ロア０の径は、位置決めポス４２ｂ間の横方向距離よりも大きい、従って、これらの要素がベース部材３２に組み付けられた場合に、表示リング６８は、位置決めボス４２ｂと干渉することなく、固定リング６０に対して容易に回転できる６はぼ円形の第３の固定リングツ２（その外径は開ロア０の径よりも僅かに小さい）が、表示リング６８内に配置される。固定リング７２は、径方向に対峙する１対の縦方向に延びるノツチ７４を画成しており、このノツチ７４は、ベース部材３２に対する固定リング７２の回転を防止するために、位置決めボス４２ｂの回りに部分的に延びている。また、固定リング７２は中央開口アロと固定ノツチ７８を画成している。固定リング７２が位置決めボス４２ｂと係合された場合、固定ノツチ７８は固定ノツチ６４．５２．５４と縦方向に整列される。固定リング７２の面７２ａに形成された凹部領域は、はぼ径方向内方に延びる複数の位置決めボス８０を画成している。

中央開口８４を有する第３の表示リング８２が固定リング７２上に、相対的に回転可能に配置される０表示リング８２は、その面８Ｚａ上にアルファベット記号を有している。

前述の要素は留め金部材２８により組立関係で保持される。留め金部材２８は、はぼ平坦な部分８６を有しており、この部分８６からは１対の壁部８８がほぼ垂直に延びている。

また、各壁部８８からはラッチ部材９０が延びている。留め金部材２８は、壁部８８が弾性変形可能となるような材料から形成されている。第１０図から分かるように、留め金部材２８は、壁部８８の外面がベース部材３２に形成された壁部３６の内面に沿って摺動するように、全ての固定リング及び表示リングを通して挿入される。第６図と第９図に示されるように、留め金部材２Ｂは、ラッチ部材９０が第１のノツチ３８と係合するまで、挿入される０表示リング８２と接する平坦部分８６の横方向部分は、要素が分解するのを防止している。この組立状態にある場合に、各表示リングを互いに及び隣接する固定リングに対して独立に回すことができる。このように、ユニットは組み立てられ、それ自体で容易に取り扱われるが、各表示リングは独立して操作可能となる。

第６図及び第７図に明示されるように、この組立状態において、一定の間隔Ｓが各表示リング間、及び、ベース部材３２と表示リング５６との間にある６組合せ式錠組立体２４は、アウターバッグ１４への取付けの前に、この組立状態とされる。コードを設定するためには、専門技術者は、適正なコード文字が第５図に示されるように、留め金２８に形成された矢印２６と整列されるよう、単に各表示リングを回すだけで良い。表示リングは容易に回すことができるが、各固定リング４６．６０．７２は、位置決めボス４２ａ、４２ｂと係合しているので、回転しない、従って、固定ノツチ５４．５２．６４．７８は整列状態で保持される。

適正なコードが矢印２６に隣接して配置されたならば、オペレータは、第１５図及び第１６図に示されるように、ラッチ部材９０が第２のノツチ４０と係合するまで、留め金部材２８をベース部材２８内に下方に押し込むことのみを必要とする。この下方への動きは、隣合う要素間の間隔Ｓを減じ、もって、表示リング６８．５６をそれぞれ下方に移動させ、位置決めボス４２ｂ、４２ａの頂部に押し付ける。この下方への力は、位置決めボスに隣接するベース部材３２の薄厚領域を破壊し、ベース部材３２から位置決めボスを分離することができる。同時に、固定リングに対する隣接の表示リングのこの下方移動は、相対的回転が生じないように、表示リングをその対応の固定リングに回転可能に取着させるように働く、これは、表示リングに形成された１つ以上の掛合ボス５６ｂ、６８ｂ、８２ｂをそれぞれ固定ボス５４．６６．８０と係合させることにより、達成される。

表示リングが下方に押され、関連の固定リングに押し付けられたならば、位置決めリングに形成された掛合ボスが、要素５４．６６．８０として示される固定リングに形成された固定ボスのうちの２つの間で突出する。コードが設定されたならば、固定ノツチ５４．５２．６４．７８を不揃いにするために、表示リングは任意に回転される。

組合せ式錠組立体２４をホルダー要素１８に取り付けるためには、アウターバッグ１４を通って延びる係合部分２２上に組立体２４をスライドさせて嵌合させるだけで良い。掛合要素９２を有している掛合脚部３０は、第１６図に示されるように、固定リングツ２にスナップ式に嵌合するまで内方に変形されるよう、弾性変形可能となっている。固定要素９２がこの状態となった後、固定ノツチ７８．６４．５２．５４が整列されない限り、ホルダー要素１８から組合せ式錠要素２４を分離することができない、この整列は、適正な文字コードが矢印２６に揃えられれな場合にのみ、得られる。このように、組合せ式錠のコードを適正に合わせない限り、要素は分離できず、ホルダーバッグ１４内の血液ユニットに不注意で接近することは、確実に防止される。

以上の説明は、例示のみを目的としてなされたものであり、決して本発明を制限するように解釈されるべきものではない０本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ、定められるのである。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成　３年　４月　５日

Claims

【特許請求の範囲】

１．ａ）ベース部材と、ｂ）ベース部材に分離可能に取り付けられた位置決め手段と、ｃ）ベース部材に取り付けられた複数の固定リングであって、各々が、ノッチ手段と、該ノッチ手段が整列されるようベース部材上に固定リングを回転不可能に取り付けるために、位置決め手段と係合する係合手段とを画成している前記固定リングと、ｄ）各固定リングに関連される表示リングと、ｅ）ベース部材、固定リング及び表示リングを組立状態で保持するために、ベース部材に取り付けられるようになっている留め金部材と、ｆ）表示リングがその関連の固定リングに対して回転でき、それにより、所望の表示符号をノッチ手段と整列させ、もって組合せを設定するようになっている第１の位置、及び、位置決め手段がベース部材から取り外され、それにより、固定リングがベース部材に対して回転できるようになっている第２の位置で、留め金部材をベース部材に取り付けるための取付手段と、を備えている組合せ式錠組立体。
２．表示リング及び固定リングが一体として回転できるように、留め金部材がその第２の位置でベース部材に取り付けられた場合に、表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段を更に備えている請求項１記載の組合せ式錠組立体。
３．表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段が、ａ）固定リングに形成され、且つ、間にスペースが画成される少なくとも１対の第１のボスと、ｂ）表示リングに形成される少なくとも１つの第２のボスであり、留め金部材がその第２の位置にある場合に、第１のポス間のスペースに配置されるようになっている前記第２のポスと、を備えている請求項２記載の組合せ式錠組立体。
４．ベース部材が、ａ）ほぼ平坦な環状のベース部分と、ｂ）ベース部分からほぼ直角に延びる１対の互いに径方向に対峙する壁部と、を備えている請求項１記載の組合せ式錠組立体。
５．取付手段が、ａ）壁部の少なくとも一方に画成された第１及び第２の凹部と、ｂ）留め金部材に形成された少なくとも１つの弾性変形可能な脚部と、ｃ）留め金部材をその第１の位置で取り付けるために第１の凹部と係合するように、且つ、留め金部材をその第２の位置で取り付けるために第２の凹部と係合するように、弾性変形可能な脚部に形成されたラッチ要素と、を備えている請求項４記載の組合せ式錠組立体。
６．表示リング及び固定リングが一体として回転できるように、留め金部材がその第２の位置でベース部材に取り付けられた場合に、表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段を更に備えている請求項５記載の組合せ式綻組立体。
７．表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段が、ａ）固定リングに形成され、且つ、間にスペースが画成される少なくとも１対の第１のポスと、ｂ）表示リングに形成される少なくとも１つの第２のポスであり、留め金部材がその第２の位置にある場合に、第１のポス間のスペースに配置されるようになっている前記第２のポスと、を備えている請求項６記載の組合せ式錠組立体。
８．ａ）対峙する側壁部により画成された関口を有している、可撓性材料から作られた容器と、ｂ）前記対侍する側壁部を貫通して延びるようになっているホルダー要素と、ｃ）ホルダー要素との間で前記対峙する側壁部を挟持するために、ホルダー要素と係合するようになっている組合せ式錠要素と、を備えているコード式容器鎖錠装置。
９．組合せ式錠要素が、ａ）ベース部材と、ｂ）ベース部材に分離可能に取り付けられた位置決め手段と、ｃ）ベース部材に取り付けられた複数の固定リングであって、各々が、ノッチ手段と、該ノッチ手段が整列されるようベース部材上に固定リングを回転不可能に取り付けるために、位置決め手段と係合する係合手段とを画成している前記固定リングと、ｄ）各固定リングに関連される表示リングと、ｅ）ベース部材、固定リング及び表示リングを組立状態で保持するために、ベース部材に取り付けられるようになっている留め金部材と、ｆ）表示リングがその関連の固定リングに対して回転でき、それにより、所望の表示符号をノッチ手段と整列させ、もって粗合せを設定するようになっている第１の位置、及び、位置決め手段がベース部材から取り外され、それにより、固定リングがベース部材に対して回転できるようになっている第２の位置で、留め金部材をベース部材に取り付けるための取付手段と、を備えている請求項８記載のコード式容器鎖錠装置。
１０．ホルダー要素が、ａ）ほぼ平坦な把持部分と、ｂ）把持部分からほぼ直角に延び、組合せ式錠要素内に延びるようになっている少なくとも１つの弾性変形可能な掛合脚部と、ｃ）ノッチ手段が不整列状態にある場合に、少なくとも１つの固定リングと係合するように、掛合脚部に形成された第１のラッチ要素と、を備えている請求項９記載のコード式容器鎖錠装置。
１１．表示リング及び固定リングが一体として回転できるように、留め金部材がその第２の位置でベース部材に取り付けられた場合に、表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段を更に備えている請求項１０記載のコード式容器鎖錠装置。
１２．表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段が、ａ）固定リングに形成され、且つ、間にスペースが画成される少なくとも１対の第１のポスと、ｂ）表示リングに形成される少なくとも１つの第２のボスであり、留め金部材がその第２の位置にある場合に、第１のポス間のスペースに配置されるようになっている前記第２のポスと、を備えている請求項１１記載のコード式容器鎖錠装置。
１３．ベース部材が、ａ）ほぼ平坦な環状のベース部分と、ｂ）ベース部分からほぼ直角に延びる１対の互いに径方向に対峙する壁部と、を備えている請求項１２記載のコード式容器鎖錠装置。
１４．取付手段が、ａ）壁部の少なくとも一方に画成された第１及び第２の凹部と、ｂ）留め金部材に形成された少なくとも１つの弾性変形可能な脚部と、ｃ）留め金部材をその第１の位置で取り付けるために第１の凹部と係合するように、且つ、留め金部材をその第２の位置で取り付けるために第２の凹部と係合するように、弾性変形可能な脚部に形成されたラッチ要素と、を備えている請求項１３記載のコード式容器鎖錠装置。
１５．ａ）患者に取り付けられるコード式表示手段と、ｂ）対峙する側壁部により画成された関口を有しており、血液ユニットバッグを保持するようになっている、可撓性材料から作られた不透明な容器と、ｃ）前記容器の対峙する側壁部を貫通して延びるようになっているホルダー要素と、ｄ）ホルダー要素との間で前記容器の対峙する側壁部を挟持して、血液ユニットバッグの取出しを防止するために、ホルダー要素と係合するようになっており、表示符号を有している組合せ式錠要素と、ｅ）患者のコード表示が当該患者のものと一致した場合にのみ組合せ式錠要素が解錠されるように、組合せ式錠要素に患者のコード表示を付ける手段と、を備えている患者用血液の識別−鎖錠装置。
１６．組合せ式錠要素が、ａ）ベース部材と、ｂ）ベース部材に分離可能に取り付けられた位置決め手段と、ｃ）ベース部材に取り付けられた複数の固定リングであって、各々が、ノッチ手段と、該ノッチ手段が整列されるようベース部材上に固定リングを回転不可能に取り付けるために、位置決め手段と係合する係合手段とを画成している前記固定リングと、ｄ）各固定リングに関連される表示リングと、ｅ）ベース部材、固定リング及び表示リングを組立状態で保持するために、ベース部材に取り付けられるようになっている留め金部材と、ｆ）表示リングがその関連の固定リングに対して回転でき、それにより、所望の表示符号をノッチ手段と整列させ、もって組合せを設定するようになっている第１の位置、及び、位置決め手段がベース部材から取り外され、それにより、固定リングがベース部材に対して回転できるようになっている第２の位置で、留め金部材をベース部材に取り付けるための取付手段と、を備えている請求項１５記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。
１７．ホルダー要素が、ａ）ほぼ平坦な把持部分と、ｂ）把持部分からほぼ直角に延び、組合せ式錠要素内に延びるようになっている少なくとも１つの弾性交形可能な掛合脚部と、ｃ）ノッチ手段が不整列状態にある場合に、少なくとも１つの固定リングと係合するように、掛合脚部に形成された第１のラッチ要素と、を備えている請求項１６記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。
１８．表示リング及び固定リングが一体として回転できるように、留め金部材がその第２の位置でベース部材に取り付けられた場合に、表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段を更に備えている請求項１７記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。
１９．表示リングをその関連の固定リングに回転不可能に取着するための手段が、ａ）固定リングに形成され、且つ、間にスペースが画成される少なくとも１対の第１のポスと、ｂ）表示リングに形成される少なくとも１つの第２のポスであり、留め金部材がその第２の位置にある場合に、第１のポス間のスペースに配置されるようになっている前記第２のポスと、を備えている請求項１８記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。
２０．ベース部材が、ａ）ほぼ平坦な環状のベース部分と、ｂ）ベース部分からほぼ直角に延びる１対の互いに径方向に対峙する壁部と、を備えている請求項１９記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。
２１．取付手段が、ａ）壁部の少なくとも一方に画成された第１及び第２の凹部と、ｂ）留め金部材に形成された少なくとも１つの弾性変形可能な脚部と、ｃ）留め金部材をその第１の位置で取り付けるために第１の凹部と係合するように、且つ、留め金部材をその第２の位置で取り付けるために第２の凹部と係合するように、弾性変形可能な脚部に形成されたラッチ要素と、を備えている請求項２０記載の患者用血液の識別・鎖錠装置。