JPH0450151Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0450151Y2 JPH0450151Y2 JP1985147112U JP14711285U JPH0450151Y2 JP H0450151 Y2 JPH0450151 Y2 JP H0450151Y2 JP 1985147112 U JP1985147112 U JP 1985147112U JP 14711285 U JP14711285 U JP 14711285U JP H0450151 Y2 JPH0450151 Y2 JP H0450151Y2
- Authority
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- Japan
- Prior art keywords
- storage body
- ink
- ink storage
- cylinder
- fiber bundle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は筆記具用のインキ吸蔵体に関し、詳し
くは、各種繊維束を筒体内に収容する筆記具用の
インキ吸蔵体における繊維の移動、ズレなど、特
に繊維束の中心部における繊維の移動、ズレなど
を極力防止し、もつて常に良好なペン先へのイン
キの導出を可能ならしめた筆記具用のインキ吸蔵
体に関する。
くは、各種繊維束を筒体内に収容する筆記具用の
インキ吸蔵体における繊維の移動、ズレなど、特
に繊維束の中心部における繊維の移動、ズレなど
を極力防止し、もつて常に良好なペン先へのイン
キの導出を可能ならしめた筆記具用のインキ吸蔵
体に関する。
（従来の技術とその問題点）
従来から、各種繊維束を筒体内に収容せるタイ
プの筆記具用のインキ吸蔵体においては、輸送時
の振動や落下時の衝撃等によつて繊維のズレ、移
動等が発生し易く、これによつてペン先やインキ
中継部材との接合具合が悪化してインキ導出性の
点で支障を来たす恐れが有ることからこれを防止
すべく種々の試みがなされている。
プの筆記具用のインキ吸蔵体においては、輸送時
の振動や落下時の衝撃等によつて繊維のズレ、移
動等が発生し易く、これによつてペン先やインキ
中継部材との接合具合が悪化してインキ導出性の
点で支障を来たす恐れが有ることからこれを防止
すべく種々の試みがなされている。
即ち、筒体自体の形状に適宜工夫を施したもの
や、繊維自体を特殊な素材より構成したもの等で
あるが、これらは何れも満足し得る結果は得られ
ておらず、その殆どが実用に供し得るまでる至つ
ていないのが実情の処である。
や、繊維自体を特殊な素材より構成したもの等で
あるが、これらは何れも満足し得る結果は得られ
ておらず、その殆どが実用に供し得るまでる至つ
ていないのが実情の処である。
また近年ではこれらの要望に応えるべくして、
繊維束と筒体の内面とが少なくとも１個所でリン
グ状に結着されてなくインキ吸蔵体も提案されて
いるが、このものはインキ吸蔵体外周部付近では
問題無くも、ペン先等との接合個所の関係から最
も重要とされるインキ吸蔵体中心部付近において
は、仲々その効能が得難くなり、信頼性の点でい
ま一つ不十分となる他、インキ吸蔵体製造時にお
いて反りや曲り等の変形も惹起しかねない等改善
の余地が残されていた。
繊維束と筒体の内面とが少なくとも１個所でリン
グ状に結着されてなくインキ吸蔵体も提案されて
いるが、このものはインキ吸蔵体外周部付近では
問題無くも、ペン先等との接合個所の関係から最
も重要とされるインキ吸蔵体中心部付近において
は、仲々その効能が得難くなり、信頼性の点でい
ま一つ不十分となる他、インキ吸蔵体製造時にお
いて反りや曲り等の変形も惹起しかねない等改善
の余地が残されていた。
（問題点を解決するための手段）
本考案は以上の知見に基づきなされたもので、
各種繊維束を筒体内に収容する筆記具用のインキ
吸蔵体において、該インキ吸蔵体後方部に側壁外
方より少なくとも中心部に延達する溶着孔を非貫
通もしくは貫通状態で形成し、前記繊維束と筒体
とを溶着することにより従来の問題を一掃した優
れた筆記具用インキ吸蔵体を提供せんとするもの
である。
各種繊維束を筒体内に収容する筆記具用のインキ
吸蔵体において、該インキ吸蔵体後方部に側壁外
方より少なくとも中心部に延達する溶着孔を非貫
通もしくは貫通状態で形成し、前記繊維束と筒体
とを溶着することにより従来の問題を一掃した優
れた筆記具用インキ吸蔵体を提供せんとするもの
である。
（実施例）
以下、本考案を実施例に基づき詳述する。
第１図〜第３図において、参照符号１はポリエ
ステル、ポリプロピレン、アクリルもしくはこれ
らの混合物等よりなる公知の繊維束であつて、該
繊維束１の外周にはセロハン、ポリエステルフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム、或はポリ塩化ビ
ニルやポリプロピレン等の樹脂の押出成形体等よ
りなる筒体２が被覆されており、これらによつて
インキ吸蔵体３が構成されている。
ステル、ポリプロピレン、アクリルもしくはこれ
らの混合物等よりなる公知の繊維束であつて、該
繊維束１の外周にはセロハン、ポリエステルフイ
ルム、ポリプロピレンフイルム、或はポリ塩化ビ
ニルやポリプロピレン等の樹脂の押出成形体等よ
りなる筒体２が被覆されており、これらによつて
インキ吸蔵体３が構成されている。
本考案では上記構成に加えて、インキ吸蔵体３
後方部における軸心方向に、即ち、インキ吸蔵体
３側壁外方よりその中心部に向つて溶着孔４が非
貫通もしくは貫通して形成されており、前記繊維
束１と筒体２とは溶着部５をもつてその溶着がな
されている。
後方部における軸心方向に、即ち、インキ吸蔵体
３側壁外方よりその中心部に向つて溶着孔４が非
貫通もしくは貫通して形成されており、前記繊維
束１と筒体２とは溶着部５をもつてその溶着がな
されている。
具体的に溶着孔４を形成するに際しては、適宜
形状を有する加熱ゴテをインキ吸蔵体３後方部に
おける所望の位置に外方より中心部に向つて押当
て、筒体２と繊維束１とを共に溶融して溶着する
方法や、或いはインキ吸蔵体３における所定の位
置にレーザー光線を照射して筒体と繊維束とを溶
着する方法等が採用できるものである。
形状を有する加熱ゴテをインキ吸蔵体３後方部に
おける所望の位置に外方より中心部に向つて押当
て、筒体２と繊維束１とを共に溶融して溶着する
方法や、或いはインキ吸蔵体３における所定の位
置にレーザー光線を照射して筒体と繊維束とを溶
着する方法等が採用できるものである。
前記溶着孔４の形状は角形でも円形でもよく、
またその数は複数でもよいが、その大きさは第３
図に示す長さｌが、インキ吸蔵体３の外径の1/3
〜1/5位に設定されることが空気流通の観点から
特に好ましい。
またその数は複数でもよいが、その大きさは第３
図に示す長さｌが、インキ吸蔵体３の外径の1/3
〜1/5位に設定されることが空気流通の観点から
特に好ましい。
かくして得られる本考案によるインキ吸蔵体３
は、繊維束１と筒体２とがその溶着孔４の横断面
において略均一に、しかも強固に溶着されてなる
ので、衝撃や振動等による繊維のズレが極力防止
でき、とりわけインキ吸蔵体３中心部におけるこ
の様な弊害も避けられることより常に円滑なイン
キの導出が期待できるものとなる。
は、繊維束１と筒体２とがその溶着孔４の横断面
において略均一に、しかも強固に溶着されてなる
ので、衝撃や振動等による繊維のズレが極力防止
でき、とりわけインキ吸蔵体３中心部におけるこ
の様な弊害も避けられることより常に円滑なイン
キの導出が期待できるものとなる。
（考案の効果）
以上詳述した如く本考案は、各種繊維束を筒体
内に収容する筆記具用のインキ吸蔵体において、
該インキ吸蔵体後方部に側壁外方より少なくとも
中心部に延達する溶着孔を非貫通もしくは貫通状
態で形成し、前記繊維束と筒体とを溶着するよう
なしたので、輸送時の振動や落下時の衝撃等によ
つて繊維束の外周部のみならず中心部においても
各繊維がズレたり、移動したりすることが極力防
止でき、もつてペン先やインキ中継部材との接合
悪化を防ぐことにより常に良好なインキの導出性
が得られるもので、更には従来のインキ吸蔵体に
僅かなしかも簡単な工程を付加するだけでよい
為、量産面及び経済面でも優れた効果を発揮し得
るものである。
内に収容する筆記具用のインキ吸蔵体において、
該インキ吸蔵体後方部に側壁外方より少なくとも
中心部に延達する溶着孔を非貫通もしくは貫通状
態で形成し、前記繊維束と筒体とを溶着するよう
なしたので、輸送時の振動や落下時の衝撃等によ
つて繊維束の外周部のみならず中心部においても
各繊維がズレたり、移動したりすることが極力防
止でき、もつてペン先やインキ中継部材との接合
悪化を防ぐことにより常に良好なインキの導出性
が得られるもので、更には従来のインキ吸蔵体に
僅かなしかも簡単な工程を付加するだけでよい
為、量産面及び経済面でも優れた効果を発揮し得
るものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
インキ吸蔵体の斜視図、第２図は第１図における
インキ吸蔵体の縦断面図、第３図は第１図におけ
るＡ−Ａ線断面図である。 １……繊維束、２……筒体、３……インキ吸蔵
体、４……溶着孔。
インキ吸蔵体の斜視図、第２図は第１図における
インキ吸蔵体の縦断面図、第３図は第１図におけ
るＡ−Ａ線断面図である。 １……繊維束、２……筒体、３……インキ吸蔵
体、４……溶着孔。
Claims (1)
- 各種繊維束を筒体内に収容する筆記具用のイン
キ吸蔵体において、該インキ吸蔵体後方部に側壁
外方より少なくとも中心部に延達する溶着孔を非
貫通もしくは貫通状態で形成し、前記繊維束と筒
体とを溶着してなる筆記具用インキ吸蔵体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985147112U JPH0450151Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985147112U JPH0450151Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6255481U JPS6255481U (ja) | 1987-04-06 |
| JPH0450151Y2 true JPH0450151Y2 (ja) | 1992-11-26 |
Family
ID=31060179
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985147112U Expired JPH0450151Y2 (ja) | 1985-09-26 | 1985-09-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0450151Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4582275B2 (ja) * | 2001-02-27 | 2010-11-17 | オーベクス株式会社 | 空気孔を有するペン先とその製造方法 |
-
1985
- 1985-09-26 JP JP1985147112U patent/JPH0450151Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6255481U (ja) | 1987-04-06 |
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