JPH04501074A - 身体支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 身体支持装置 本発明は流体を使用した身体支持装置に係わり、特に家庭での使用や、快適さを 高めることが患者にとって好ましい何れかの医療施設に使用されることを意図さ れた流体ベッド安眠装置に関する。

安眠は一般に快適さと係わりをもち、快適さは夜中を通して寝返りが最も少ない 状態と係わりを有する。睡眠中の寝返り、従って不七分な睡眠、の知られている 主要原因は、身体の突き出た部分に対する圧力が強まること、および姿勢の保持 即ち支持が十分でないことである。身体の突出部分に加わる圧力は、そのような 突出部分の肉体組織を圧縮した状態にして、突出部分に向けて流れる毛細血管の 血流を止めてしまう。毛細血管の血流を途絶えさせてしまうこのような圧力は阻 血圧力と称される。

一般にこの阻血圧力の閾値は、水銀柱２８　ｍｍＨｇ　（水柱１５インチ）と考 えられている。阻血圧力の閾値を超える圧力か作用した身体部分は不快となるの で、苦痛を取り除くために寝返りして、突出部分に作用する過大な圧力を取り除 くのである。

不適当なマツトレスによって姿勢保持が十分でないと、背骨を歪めることになる 。背骨の歪みは、その構造状態によって通常の生理学上の動きの範囲内或いはそ れを超えた範囲で発生する。このような歪みが背骨に生じると、靭帯が引き伸ば されて関節の組合状態が損なわれる。靭帯および関節の中の神経受容器がこの歪 みを感知して脳に伝達し、脳に於いて意識レベル或いは潜在意識レベルにて受け 取られる。身体を動かすことによってこの歪みを解放しようとして、意識レベル 或いは潜在意識レベルで動作が生じる。背骨の整合は、仰向けや横臥の何れの状 態に於いても身体の自然な弯曲が保持されるときにのみ得られるのである。

全身にわたって阻血圧力以下の圧力に維持して身体を均等に支持することを試み た空気マツトレスが従来の技術に於いて開示されている。それらの特許の例は米 国特許明細書第４．６６２．０１２号； 同第４．００５，２３６号；および同 第３．６０５．１４５号：および英国特許明細書第１．５４５．８０６号である 。これらの特許に於けるマツトレスの全てが、背骨の適正な整合状態を得るため に必要な身体支持をしない、という批判を受けている。

更に、これらの特許に於けるマツトレスの全ては、ベッド上で起き上がるときや ベッドの縁に座ったときに庇付する迄ベッドが押し潰されてしまう、という批判 を受けている。

上述した空気ベッドが特徴とする他の問題点は、普通のカバー材料で覆うことが できないことである。これはマツトレス上に休息する人をその身体の突出部を含 めた全ての面積部分に対して阻血圧力以下の圧力で支持するように機能すること ができなくなるからである。普通のカバー材料では阻血圧力以下の圧力で支持す る状態を維持することができないのである。この結果、阻血圧力以下の圧力での 支持を維持するために人は空気マツトレス上に直接に休息するか、或いは例とし て簡素な布地のように極く薄い介在材料を使用するしかない。このために、マツ トレスは温度が上昇する。何故ならば、マツトレス上に休息する人とマツトレス 表面との間を空気が流れないからである。この問題点を解消するために、成る空 気マツトレスではそれを通して上方向へ空気が一定して流れるようにして、これ によりマツトレスが呼吸して体温による熱および汗がマツトレスから放散できる ようにしている。しかしこの空気の流れを得るためには別にポンプ能力を必要と して付加的なコストを高めてしまう。このために空気ベッドが広く使用されるこ と、特に家庭で使用されること、が実質的に妨げられている。

発明の概要 それ故に本発明の目的は、家庭に於ける使用や成る種の医療施設での使用のため の現実的な空気ベッドを提供することである。この空気ベッドは、背骨の整合状 態を維持すると同時に阻血圧力以下の圧力で身体の全ての部分を均等に支持でき るようにするために、空気によって正常圧力に維持される複数の支持領域を備え たことを特徴とする。

本発明の他の目的は、マツトレス上に起き上がったり、マツトレスの縁に腰掛け たり、或いはマツトレスの局部に体重を集中的に作用させても押し潰れることの ない空気ベッドを提供することである。

本発明の更に他の目的は、マツトレス上に休息する人の全ての突出部分および身 体表面に対して阻血圧力以下の圧力で支持する機能を阻害することなく、その人 とマツトレス上面との間に自由に空気が流れるように改良した空気マツトレスの カバーを提供することである。

本発明の更に他の目的は、マツトレス上に人が休息するときにベッドを正常圧力 に維持することができ、しかも比較的安価で信頼性が高い改良された制御装置を 備えた空気ベッドを提供することである。

本発明の更に他の目的は、ベッドを使用するそれぞれの人にあつらえる即ち適合 されてその特定人に最大限の快適さを与える一方、その快適レベルを維持するた めに高価な制御装置を必要としない改良した比較的安価な空気ベッドを提供する ことである。

これらの目的はポリビニルプラスチック製の一対の空気不透過性シートで形成し た流体マツトレスによって達成される。各シートは真空成形されて複数の縦およ び横に並んだ凹部即ちポケットの列を形成する。この２枚のシートは中央面で一 緒にして配置されると、凹部が整列し且つ該面の各側に突出して、セルを形成す る。これらのシートはシート周縁に沿ってシールされる。それぞれのセルの隅部 の間に於いて約１２．７〜２５．４ｍｍ（ｌ／２〜１インチ）の長さ部分を除い て、セルはその周縁に沿ってシールされる。この除かれた空隙部分はセル間の連 通を与える。各セルは約２０．３ｃｍ（８インチ）の深さとされるのが好ましい 。この４角形の寸法は一辺が約１２．７ｃｍ（５インチ）である。並んだセル間 のシールは約６．３４　ｍｍ　（１／４インチ）の幅とされて、セルが実質的に 互いに連続するようになされる。

マツ！・レスが作られる材料は０．７６２〜１．２７ｍｍ（３０〜５０ミル）の ポリ塩化ビニルである。マツトレスは１つの部分として作ることができるが、図 示した好ましい実施例では３つの部分から作られる。これらの各部分は長さ方向 に５つのセルを育している。マツトレスの部分のこの寸法は、ポリ塩化ビニル材 料を過度に薄い断面とするような引っ張りを生じることなく真空成形できるため に好ましい。

マツトレスは横に延びた領域の間を完全にシールすることによって複数の、好ま しい５つの、領域に区画される。例えば、本発明の１つの好ましい形態に於いて は１５の横列セルを使用しており、各横列には等容積の７つのセルが備えられる 。最初の２つの横列のセルは頭部の支持を行い、水柱約１０１．６ｍｍ（４イン チ）の圧力となるように膨張されるのが好ましい。３．４および５列目の横列は マツトレス上に休息する人の肩部を支持するための第２の部分を形成する。この 肩部支持の部分は水柱約１５２．４ｍｍ（６インチ）の圧力となるように膨張さ れる。６列目の横列はマツトレス上に横たわる人の腰部支持を行う分離された領 域である。この腰部支持の部分は水柱約２７９．４ｍｍ　（１！インチ）の圧力 となるように膨張される。

第４の領域は７．８．９および１０列目の横列によって形成され、これは水柱約 ２０３．２ｍｍ（８インチ）の圧力で人の臀部を支持する。残る最後の５つの横 列はマツトレス上に横たわる人の脚部および足部を支持するの部分であり、水柱 約１０１．６ｍｍ（４インチ）の圧力となるように膨張される。

この第５の領域は正常圧力を変化され、仰向けや横臥の何れの状態に於いても身 体の自然な弯曲状態を維持することによって背骨を整合させることができるよう になっている。

空気マツトレスが作られるポリ塩化ビニルのシート材料は不透過性であり、それ 故に休息或いは安眠するのには暑苦しく不快となる表面を形成する。しかし、阻 血圧力以下の圧力支持を得る空気マツトレスの表面と、そのマツトレス上に横た わる人との間に通常のマツトレスパッド、即ちカバー、を介在させることは、阻 血圧力以下の圧力支持を行うマツトレスの特徴を阻害するとになる。

マツトレスで支持される人とマツトレス表面との間を空気が自由に流れると同時 に、阻血圧力以下の圧力支持をおこなう空気マツトレスを達成するために、本発 明はマツトレス上に支持される人とマツトレス表面との間に新規のマツトレスカ バー、即ちマツトレスパッド、を使用する。この新規なカバー、即ちパッド、は ２ブライの８方向ストレツチの織布を含んで構成されている。これらの織布の間 には約２５．４ｍｍ（１インチ）の織製されていない縮れたポリエステル繊維が 挟み込まれる。頂部パッドはその周縁でデニムカバーに取付けられ、このデニム カバーがマツトレスの側部および底部を包み込む。このカバーはマツトレス上に 支持された人とマツトレス表面との闇を空気が自由に流れるようになす。

１つの往復ダイヤフラムポンプがこれら５つの領域の全てを膨張させるのに使用 される。この圧力は４つの圧力調整器を通して流れるようにされる。これらの中 の１つの圧力調整器はマツトレスの頭部の部分および足部の部分に空気圧を供給 する。頭部の部分と足部の部分とは同じ圧力に維持されるのである。他の３つの 圧力調整器は肩部、腰部および臀部の各部分に空気圧を供給する。

これら４つの圧力調整器を通った流れの全ては、各圧力調整器とそれが供給する マツトレスの各部分との間に配置されているサージチェックバルブを通される。

圧力調整器は、各領域に対して空気を供給したり、マツトレスの各部分を大気解 放してマツトレスの該当部分から空気を排出することによって、それぞれの領域 を所定の圧力に維持するように作動される。各領域に関する圧力調整器およびサ ージチェックバルブは各領域の中央部分にてマツトレスに接続され、それらの領 域の全てのセルの圧力を容易に等しくすることかできるようにされるのが好まし い。

各圧力調整器と、圧力調整器が空気を供給するマツトレスの領域との間にサージ チェックバルブが介在されることは、その領域に於げる圧力か予め定めた圧力設 定値を超えるか或いはその領域の設定圧力の倍数となったときに空気が領域から 逃げるのを防止するように機能する。

好ましい実施例ではこの倍数は１，３〜２．０の間とされる。

領域に於ける圧力が調整器の設定圧力を超えて適当倍数になったときは常にサー ジチェックバルブが閉じるように作動して、空気が領域から逃げるのを防止する 。従って、領域内部の空気がその領域の押し潰される箇所から流出しなくなり、 人はベッドで起き上がれることができ、或いはベッドの縁に腰掛けることかでき 、或いはベッド上に立ち上がることができるのである。サージチェックバルブが 無いと、マツトレスは高い圧力がマットの領域の１箇所に集中して作用したとき は常に押し漬れてしまうのである。設定圧力値の予め定めた倍数を超えて高い圧 力が維持されている間は、サージチェックバルブは閉じた状態を維持してその領 域から空気が逃げ出るのを防止する。

多数セル式空気マツトレスを使用している間に、マツトレス上での人の動きかマ ツトレスの各領域から空気を排出させてしまうことが見出された。このような空 気の排出の結果として、領域の圧力が低下して身体はマットレスに沈み込むこと になる。しかしながら絶えずポンプから空気を供給することで各領域に於ける圧 力は調節設定圧力値にまで高められ、人を最初の位置、即ち正常な位置に持ち上 げるのである。これにも拘わらずに、実際には、マツトレスに於ける摩擦抵抗お よびエネルギー吸収があるので、マツトレス上に横たわる人の身体を支持する圧 力が身体をｌ！に初の位置にまで持ち上げるには十分でない。この結果、夜通し マツトレス上で人が絶え間なく動く間、そして排出および充填が繰返されて身体 が自動的に上がり下がりする間に、身体は次第に空気ベッドに沈み込んでしまい 、−晩の睡眠にわたってベッドに庇付してしまうことすらあることが見出された 。この沈み込みを防止するために、本発明は調整器を通して複数の領域に対して ブースト圧力を間歇的に供給する。このようなブーストによる持ち上げは、１つ 又は複数のマツトレス領域に対する短時間のブースト空気噴射によって行われる 。このブースト圧力は身体を正常位置より上へ持ち上げるのに十分な圧力とされ 、且つ又、背骨の整合を維持するためにブースト付与後に正常位置へ戻すように 降下させるのである。

１つ又は複数のマツトレス領域に対する圧力噴射を達成するために、それらの領 域に圧力を供給する圧力調整器の空気室は２方向ソレノイドバルブを介してポン プ出口ラインに接続される。このバルブのソレノイドが付勢されると、全ライン 圧の空気が調整器に供給されてバルブを開位置に動かすためのばね力を助成する 。これにより全ポンプ圧力の空気は調整器により供給されるマツトレス領域に対 してその調整器を通して供給される。これにより、ベッド上に横たわる人の身体 は空気圧が上昇する結果として持ち上げられる。短時間経過後にバルブのソレノ イドは消勢され、調整器内の圧力は放出され、その調整器はばね設定による予め 定められた正常圧力に安定する。このブースト圧力の付与頻度および持続時間は 電気時計によって制御される。好ましい１つの実施例では、この時計はブースト 圧力を６秒間にわたって付与し、しかる後に６０秒間にわたって正常状態、即ち ブーストされない状態、に維持されるように設定される。この好ましい実施例で はブースト圧力は、そのブーストされる領域に対して予め定めた正常圧力が付与 されている時間の約ｌＯパーセントの時間だけ付与された。

本発明はまた、マツトレス上に支持される人の背骨の整合状態を維持すると同時 に最大限の快適さを得られるように、阻血圧力以下の圧力支持を得ることができ る空気マツトレスをあつらえることを考慮するのである。これに於いて、支持は 阻血圧力以下の圧力で行われ、又、マツトレスをあつらえる費用は最低限とされ るのである。

このために本発明は、マツトレス上に人がいない状態でマツトレスが低圧にて空 気を充填されるようになされることを考慮する。マツトレスを使用する人がマツ トレス上に横たわり、各領域内の圧力が阻血圧力以下での支持状態および背骨の 整合状態を得るのに必要とされる予め定めた圧力値となるように調節される。即 ち、頭部、肩部、腰部、臀部および足部の各部分に対してそれぞれ水柱で１０１ ．６ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）　、２７９．４ｍｍ　（１ １インチ）　、２０３．２ｍｍ　（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４インチ ）の圧力値に調節される。その後、人はベッドを離れてベッドに残存する圧力レ ベルを決定することができる。これらの圧力レベルはその人がベッドから離れた ときに各領域に与えられるべき圧力であり、その人がベッド上に横たわったとき に最大限の快適さと背骨の整合状態を得られるようにする圧力である。個人に対 して空気ベッドをあつらえるこの技術は、阻血圧力以下の圧力支持と背骨の整合 を得られる圧力付与式空気ベッドを商品化して安価となす上で特に有用である。

顧客にはベッドの個々の領域に対して予め定めた圧力値にまでポンピングするた めの比較的安価な装置を備えたベッドが販売され、各領域に関して如何なる調整 器や制御装置も必要でないのである。特に、あつらえにより最大限に快適な空気 ベッドを商品化するために、空気ベッドの個々の領域はベッド上に人がいない状 態で膨張されることができる。これらの領域の全てのセルを膨張した後、ベッド の上に乗って領域の圧力値を上述したような正常な圧力値となるように調節でき る。

これらの領域の圧力値を上述した圧力値となるように調節した後、顧客はベッド から降りて各領域に残存する圧力値が記録される。しかる後金ての空気がベッド から抜かれ、マツトレスは顧客によって家へ運ばれる。顧客は、ベッドから降り たときに記録されたレベルにまでベッドの各領域を膨張させるだけでよい。これ らの膨張レベルは顧客がベッド上にいないときの値であり、顧客がベッド上に横 たわったときには、阻血圧力以下の支持圧力レベルおよびその特定人の背骨の整 合状態を得るのに必要な圧力値に再確定されるのである。

上述したマツトレスは空気以外のガス、或いは液体、もしくはガスと液体、を充 填される場合にも同じ方法によってあつらえることができることは認識できるで あろう。水のような液体がこの流体マツトレスを充填するのに使用される場合に は、ベッドが販売される前に、正常圧力値の設定が行われた後でセル内に残存す る液体量が記録される。その後、顧客がそのベッドを家に配備した後で再確定さ れる。

この新規なベッドのこれらのおよびその他の目的は以下の図面の説明から確実に 理解されるであろう。図面に於いて： 第１図は、本発明を具現する空気ベッドの図解的な図面である。

第２図は、本発明の実施に使用された空気マツトレスおよびそのマツトレスを包 むカバーの斜視図である。

第３図は、第２図の空気マツトレスだけの斜視図。

第３Ａ図および第３Ｂ図は、それぞれ第３図の円で囲んだ面積部分３Ａおよび３ Ｂの拡大図である。

第４図は、第２図の線４−４に沿う横断面図である。

第５図は、第３図の空気マツトレスのシートを真空形成するのに使用される１つ のモールド型の破断した分解斜視図である。

第６図は、第１図の空気ベッドに使用された空気流制御装置の部分的な図解的な 図面である。

第７図は、第６図の空気流制御装置に使用された圧力調整器およびサージチェッ クバルブの横断面図である。

第８図は、バルブ閉位置に於けるサージチェックバルブを示す第７図に類似の横 断面図である。

第９図は、第１図の空気ベッドの空気ポンプおよびポンプハウジングの分解した 斜視図である。

第１０図は、空気マツトレスの堅さを調節可能となすように作動する改良された 空気流制御装置の部分的な図解的な図面である。

第１１図は、第１０図の空気流制御装置に使用された改良された圧力調整器の横 断面図である。

先ず最初に第１図を参照すれば、本発明を具現する空気ベッドｌＯが図解的に示 されている。この空気ベッドは、ハウジング９０に収容された空気供給ポンプお よび空気流＃ｉ御装置１５を含み、これは空気マツトレス２５に対して空気圧を 供給するとともに、マツトレスから空気圧を排出するようになす。第２図および 第３図に示すように、空気ベッドｌＯは独特なカバー３０を含み、これは空気マ ツトレス２５を包み込んでいる。

空気マツトレス このマツトレス２５は３つの独立した部分２５ａ、２５ｂ、２５ｃで形成されて いる。これらの部分は第３図に示すように端部を突き合わせて配置されたときに 完全なマツトレスを形成する。第３図に示すように、各部分は５列の横列２６に 沿って並んだセル３５を含み、これらの横列２６は図示実施例では７つのセルが 並んだ幅をしている。

各マツトレス部分２５ａ、２５ｂ、２５ｃは、１．２７ｍｍ（５０ミル（０，０ ５０インチ））のビニル製のシート２枚で形成されている。各シートは加熱して 真空形成されることにより、一連の凹部、即ちポケット２８（第３Ａ図および第 ３Ｂ図）を形成されている。これらのシートは縁２９に沿って且つポケットの交 叉隅部を除く隣り合うポケットの間に沿ってシールされている。

ポケットは４角い横断面を存し、セル３５を形成するようにシール２９が隣接す るポケットの間に形成されている。第３Ａ図、第３Ｂ図に最もよく示されている ように、隣接するセル３５の間のシール２９は何れの領域に於いても完全に形成 されてはいない。むしろ、幅が６．３５ｍｍ〜１２．７ｍｍ　（１／４〜２／１ インチ）のチャンネル即ち溝２７が隣接するセルの間の隅部に形成されているの である。これらの溝は以下に説明する方法で、隣接セル間に垂直壁を有して形成 される。何れの領域に於いても隣接するセル間の溝２７の空隙即ち幅は、領域内 の全てのセルに対しての空気の均等な配分を可能にするのに十分であり、又、睡 眠する人がマツトレス上で動くに際してセル間で空気が移動するのを可能にする 。溝２７の垂直壁はマツトレス上で睡眠する人が動くのに際して溝が潰されるの を防止している。

各ポケット２８は約１０１８１０ｌ８インチ）の深さがあり、各セル３５は約２ ０３．２ｍｍ（８インチ）の高さとなる。各々の４角形は両側を横断して約１２ ７ｍｍ（５インチ）である。この４角形のセルは膨張されると半球形の端部を存 し、これは肉厚の引けが最小限となる。

このマツトレス２５は５つの領域に区画される。２つの横列ａおよびｂで形成さ れて符号４１で示されている領域１は頭部領域である。この領域はベッドの上端 からそのベッド上に横たわる人のほぼ首まで延在する。横列ｃ　−ｅで形成され て符号４２で示された領域２は肩部領域である。この領域はこの寝台に横たわる 人の腰部から首までの肩の面積部分の下側に位置される。１つの横列ｆで形成さ れて符号４３で示された領域３は腰部領域である。この領域はマツトレス上に横 たわる人の腰部の下側に位置される。横列ｇ、ｈ、ｉおよびｊで形成されて符号 ４４で示された領域４は臀部領域である。この領域はマツトレス上に槙たわる人 の臀部および骨盤の下側に位置される。横列に〜０で形成され符号４５で示され た５番目の最後の領域は足部領域である。この領域はこの寝台に横たわる人の脚 および足を受け止める。４つの連続した横方向シール４６が隣接セル間の空隙を 閉じており、このようにして５つの領域４１〜４５にマツトレスが区画されてい る。

各領域４１〜４５は符号５０で示された空気接続部、即ちホースを存している。

これが領域を空気供給ポンプおよびハウジング９Ｇに接続する。この圧縮空気の 供給源か各領域に対して空気を供給してそれらの領域を予め定めた圧力レベルに 維持する。領域内の圧力が高すぎると、接続ホース５０を通して各領域に組み付 けられている圧力調整器Ｒ，〜Ｒ，（第６図）が開いて空気を大気に放出するよ うになす。空気圧力が低すぎると、各領域に組み付けられている圧力調整器が開 いて空気ポンプをその領域に組み付けられているホース５０に接続してそれらの 領域に空気を導く。各領域、それを形成するそれぞれの横列およびセル、そして その好ましい空気圧は以下の表に示されている。

領域　身体部分　横　列　水柱圧力　水銀柱の圧力１　頭部　ａ、ｂ　１０１． ６ｍｍ（４ｉｎ）　７．５ｍｍＨｇ２　肩部　ｃ−ｅ　１５２．４ｍｍ（６ｉｎ ）　０．２ｍｍＨｇ３　腰部　ｆ　２７９．４ｍｍ（ｌｌｉｎ）　２０．５ｍｍ Ｈｇ４　ｗ部　ｇ−ｊ　２０３．２ｍｍＣＢｉｎ）１４．９ｒｎｒｎＨｇ５　足 部　ｋ　〜ｏ　１０１．６ｍｍ（４ｉｎ）　７．５ｍｍＨｇ領域ｌおよび領域５ 、即ち頭部領域および足部領域、を組み合わせることにより、５つの領域に対し て最少４つの異なる圧力が使用される。このために、頭部領域および足部領域は 共通の圧力調整器Ｒ２に接続される。

マツトレス２５上に人が横たわると、体重によって各領域の圧力が高まる。そし て各圧力調整器Ｒ１〜Ｒ４が作動して、領域の圧力が圧力調整器の設定圧力とな るまで各領域から空気を排出する。人がマツトレスから離れると、それぞれの笛 域の圧力は低下する。各領域に接続されている圧力調整器Ｒ，−Ｒ４は領域の圧 力が再び確定されるまで各領域へ空気を供給する。

このマツトレスはカバー３０で包みこまれている。このカバーは頂部バッド６５ とデニムカバー材料６６とを含んでなる。この頂部パッドは８方向ストレツチ織 布の２ブライ６８．６９を含み、これらの間に織製されていない縮れた詰物７０ が挟み込まれている。この詰物は縮れたポリエステル繊維で形成され、圧縮され ていない状態ではほぼ２５．４ｍｍ（１インチ）の厚さであるのが好ましい。織 製された８方向ストレツチ織布は、肩部やその他の何れの突出した身体部分をも マツトレスの中に沈み込むことができるようにすると共にその材料による束縛を 受けないようになし、これにより身体の突出部分に対する阻血圧力に関して最少 限の影響しか及ぼさないようになす。詰物７０は身体とビニルマツトレス表面と の間を空気が自由に流れるようになす。この詰物は８方向ストレツチ織布６８． ６９の２ブライの間に収容され、これらの織布は符号７１で示すように縁部で互 いに縫合される。この縁部はデニムカバー材料６６に縫合される。

デニムカバー材料はマツトレスの側部および底部を包み込む。デニムカバー材料 の上部および下部を結合するのに符号７２で示すようなジッパ−を備え、望まれ るとき１　にはいつもパッド６５やカバ−３０全体を容易に装脱、交換およびク リーニングできるようにするのが好ましい。

な部分として作られる。これらの部分は同じではない。

何故ならば、マツトレスの各部分に於いて隣接する領域の間のシールが相違する からである。例えば、足部領域５を構成するマツトレス部分２５ａに於いては、 五列の横列の間に横方向のシール４６は存在しない。中央部分２５ｂは１つの横 方向シール４６を有する。このシールは横列の長さだけ延在し、１つの最端位置 の横列とその次の横列との間、即ちマツトレス全体に於いて横列ｆとｇとの間に 位置される。第３のマツトレス部分２５ｃは１つの横方向シール４６を有し、こ のシールは横列すとＣとの間を延在する。本発明の実施例によれば、３つの部分 の全ては１つのダイ、即ち形成工具７５、を使用して製造することができる。こ の工具７５は第５図に示されている。マツトレスにポケット２８を形成するため に複数のポケット７６が備えられている。工具の好ましい実施例では、３５個の ポケット７６が、７個のポケットを５列の横列に配置して備えられる。工具の底 壁７７は真空形成技術に於いて普通行われるように孔を形成され、底壁から真空 引きされるようになされる。各ポケット７６の側壁７８はダイの上部平面部分７ ９にて終端している。ポケット７６の交叉部にてこの上部平面部分７９は符号８ ０で示すように凹部を形成され、ダイの外側壁部を除く全ての交叉部にて凹んだ 交叉部を形成している。

形成工具７５の使用に於いて、これらの凹部８０にインサートが配置される。こ れらのインサート８１，８２は２つの形態の一方の形態をとる。これらは、星形 に形成されて凹部８０の中に嵌め込まれるようになされるが、一対の平行な４角 い形状のチャンネル８１ａがその頂面に形成されるか、或いは同じ外形を有して 一対の交叉する４角い形状のチャンネル８２ａおよび８２ｂを有する、の何れか とされる。インサート８１のようなインサートが凹部８０の１つの中に位置され 、工具がマツトレス部分の半休を形成するのに使用されるならば、以下に更に詳 しく説明するように、インサート８１０チヤンネル８１ａは形成されたマツトレ スの半体部分に平行な通路を形成する。このインサートはレーザービームシール ４６が位置される場所に使用される。これに代えて、インサート８２のようなイ ンサートかダイの凹部８０の中に位置されてマツトレスの半休を形成するように 工具が使用されると、形成されたマツトレスの半体部分は交叉通路を有して、こ の交叉部を形成する４つのポケットの全ての間で４路の空気通路を形成すること になる。

ポケットの形成に於いて、ビニルシートは工具を横断して配置され、成形可能な 状態となるまで通常の装置で加熱される。しかる後に真空圧が付与されてその材 料を引き伸ばして形成工具７５のポケット７６の中に引き込む。モールド型の中 にビニルを引き入れる際に、このビニルはインサート８１の４角いグループ即ち チャンネル８１ａの中か、或いはインサート８２の４角いチャンネル８２ａの中 に引き込まれる。これにより、隣接するポケット間に空気通路２７（第３Ａ図お よび第３Ｂ図）が形成されるのである。２つの同じビニルシート形成工具で形成 した後、これらの２枚のシートはポケットを反対側にして互いに重ね合わされる 。電気シールダイが隣接されたシートに対して使用されて約６．３５　ｍｍ　（ １／４インチ）の幅でポケット間にシール２９．４６を形成する。シール２９は 隣接するセル即ちポケットの間のチャンネル８１ａ、８２ａおよび８２ｂの位置 には形成されず、これらのチャンネルは開いた状態を保持して隣接するポケット の間に溝、即ち空気流路２７を形成するようになされる。

マツトレス２５の使用に於いて、マツトレスはほぼ前述した表に示されるような 圧力値になるように膨張される。マツトレス上に横たわる人は腰部を６番目のセ ル列である横列ｆの上にくるように位置させる。この横列は腰部領域にあり、他 の領域よりも高い圧力値となるように膨張されている。これにより、マツトレス 上に横たわる人の腰部は比較的高い位置に位置決めされ、良好な背骨の整合状態 を得られると共に、マツトレス上に横たわる人の頭部から足先までの全身的な身 体の整合状態を得られるのである。背骨を整合させては、その人がリラックスし た状態で足を約３０．５ｃｍ（１２インチ）だけ離して立つときに背骨が位置す る整列状態を得ることを意味する。本発明のマツトレスは、この背骨の整合状態 をその人がマツトレス上に背中を付けて或いは横臥して横たわるときに保持する ように作用する。各領域の正常圧力はそれぞれの領域をこの背骨の整合状態が達 成できるように維持するのである。人が横臥又は仰向けにて横たわるときに、又 、マツトレス上に横たわる人がマツトレス上で移動したり寝返りをするときに、 このマツトレスは空気ポンプおよび流れ制御装置１５によって圧力を調節して、 それらの領域に於ける圧力を上述した圧力値に維持するように作動するのである 。

寝ている人がベッド上の１つの位置から他の位置へ寝返りする際に、セルからの 空気は移動され、新しく乗られたセルから今まで乗られていたセルへと空気を流 すようになされる。この空気は調整器バルブＲ，−Ｒ４へ向けて或いはそれらの 調整器バルブから流れるのである。

この身体の動きが容易に行え且つその動作が緩和されるようにするために、隣接 するセルの間の溝２７の寸法および形状、並びに調整器バルブＲＩ”　Ｒ４を通 る流量はベッドの性能に重大要素となるのである。

特表千４−５０１０７４　（１２） 空気ポンプおよび空気流量制御装置 各々のセルの空気圧はハウジング９ｏに収容されている空気ポンプおよび空気流 量制御装置１５によって制御される。このポンプおよび流量制御装置Ｉ５の構造 により、唯一の電気コード９１と４つの空気供給ラインとが備えられており１． ＝れらはハウジング９ｏから延在される。マツトレスの５つの領域それぞれの圧 力を制御する圧力調整器Ｒ８〜Ｒ４、並びに圧縮空気を圧力調整器に供給するポ ンプおよびサージチェックバルブＣＶ、〜ＣＶ　ａは全てハウジング９０に収容 される。更に、このハウジング９０はポンプ、並びに後述するようにポンプから マツトレスへの空気流量を制御するためのソレノ・イドおよび時計を収容してい る。このポンプおよび制御回路は第６図に概略的に示されており、又、第９図に 構造的に示されている。

空気供給ポンプから空気供給ライン、即ち導管５０ａ、５　（ｌ　ｂ、　５０　 ｃ、、５０ｄおよび５０ｅを通してマツトレス２５へ空気を供給する空気流量制 御装置は、第６図に概略的に示されている。ここに示すように、この装置は定常 的に駆動される電気モーター９７を含む。この電気モーターは往復ピストンポン プ１００を駆動する。このポンプ空気ライン５０ａ〜５０ｅを通してマツトレス の各領域４１〜４５へ空気を供給するように作動する。ポンプと各領域の間には 圧力調整器Ｒ３〜Ｒ１が配置され、前述した表に記載の圧力値を各領域に維持す るようになす。圧力調整器Ｒ１は所望され且つ設定された圧力値にて足部と頭部 の両方の領域４５．４１に空気を供給する。

これは両領域に通じる２つの空気ライン５０ａ、５０ｅが共通ライン１０１を介 して接続されているからである。

各領域へ設定圧力値の空気を供給する圧力調整器の各各と、各領域へ通じる空気 ラインとの間には、サージチェックバルブＣＶ　＋〜Ｃｖ４が配置されている。

これらのチェックバルブの機能は、以下に更に詳しく説明するように、過度に高 い圧力が加えられたときに空気が何れの領域からも流出するのを防止することで ある。このような過度に高い圧力は、例えば人がベッドの縁に腰掛けたり、ベッ ドに起き上がって例えばベッド上のテレビを見るようなとき、或いは２人の人が 同じ領域に体重をかけた場合に於いても発生する。このような場合に、サージチ ェックバルブＣｖ１〜ＣＶ　４が無ければ、何れの領域の空気も流出してその領 域でマツトレスは庇付を生じる。より詳しく後述するように、サージチェックバ ルブの接続および構造は特定領域の空気圧か、調整器Ｒ，〜Ｒ４が領域から圧力 を解放するように設定された設定圧力の例えば１．７倍のような何れかの倍数圧 力を超えたときに、これらのバルブが閉じてその領域からの空気の流出を防止す るようになされている。

電気モーターで駆動されるポンプ、圧力調整器Ｒ＋〜Ｒ４およびサージチェック バルブＣＶ　＋〜ＣＶ　４に加え、ハウジング９０に収容されている空気流量制 御装置ｊ５は２つのソレノイド作動バルブ５ＱＬ−１および５ＱＬ−２を含む。

これらはポンプと圧力調整器Ｒ１〜Ｒ４の間にて作動する。更に、この装置１５ は時計Ｔを含み、これはソレノイド５ＱＬ−２の電気付勢を制御することができ る。第１のソレノイド５ＱＬ−１は、装置に対する電力が失われたときに常にマ ツトレス２５の領域４１〜４５からの空気の流れを防止するように機能する。第 ２のソレノイドＣ０Ｌ−２は時計および圧力調整器と協働して空気の高圧パルス 即ちブーストを定期的且つ一定してマツトレスの肩部および臀部の領域に供給し 、ベッド上に横たわる人が長時間の経過、例えば−晩の睡眠によって、正規位置 から次第に沈み込んで行くのを防止するようになすのである。しばしば睡眠中の 人が正規位置よりも沈み込んでしまうことが見られる。このブースト装置の目的 は睡眠中の人を正規位置へ戻すことにある。

この動作特徴を達成するために、第６図の空気流量制御装置は周期的に作動して 空気パルスをマツトレスの肩部領域４２および臀部領域４４に噴射するように作 動する。

この圧力パルスは例えば６秒間だけ噴射した後６０秒間にわたって噴射を止めら れるように作動されることができる。しかし全ての領域の容積に対して付与され るときに、マツトレス上に横たわる人が圧力の増大を感じるようなレベルにまで 領域の測定圧力を高めるほどには強くない。しかし、正規の高さ位置から沈み込 んだ後でマツトレスの正規高さにその人を戻すことに関しては十分な強さである 。

空気圧力調整器 圧力調整器Ｒ２およびＲ４に通じるパルス空気接続を除いて圧力調整器ＲＩ’＝ 　Ｒ４は全て同じであり、第７図に示されている。各々の圧力調整器はダイヤフ ラム式の圧力調整器であって、空気が領域から排出され或いは領域へ供給される 際に比較的狭いパラメータ範囲内で空気マツトレス内部を比較的低い空気圧に維 持するように作動する。各圧力調整器Ｒ１〜Ｒ４は柔軟なダイヤフラム１１５に よって上部室１１３および下部室１１４（それぞれ第７図および第８図で右側お よび左側）に分割されたハウジング１１２を含む。ダイヤフラム１１５は外周縁 をハウジングの２つの部分１１２ａおよび１１２ｂの間にクランプされており、 これらの部分が調整器の上部室および下部室を形成している。ダイヤフラム１１ ５の内側部分は剛性ピストン１１６に連結されている。このピストンは調整器ハ ウジング１１２の内部を移動できるようになされている。ピストン１１６はピス トンロッド１１８に連結されている。このピストンロッドは上部室１１３内に収 容されているシリンダー１１９の中を移動できるようになっている。このシリン ダーはハウジングの外部に向けて開口している１つの出口通路１２０と、上部室 １１３の内部に向けて開口している第２の出口通路１２３とを有している。ピス トンロッド１１８は段階状に形成されていて、その大径部分１２１が通路１２０ を横切って移動可能とされ、第７図に示すような位置でその通路を遮断するか、 或いはピストン１１６が第７図に示した位置から下部室１１４の方へ移動して遮 断を解除できるようになっている。ピストンロッド１１８の大径部分１２１によ るこの遮断が解除されると、通路１２０は圧力調整器のポンプ空気ライン入口を 大気に連通させる。シリンダーを通る第２の通路１２３はポンプからの圧力調整 器人口１２２を調整器の上部室１１３に連通させる。圧力調整器の上部室１１３ はボート１２５を通してサージチェックバルブＣＶ＋　＝ＣＶ４　ｃＤＩｉ当ｆ ｔ１つに接続された出口ボート１２４を存している。

圧力調整器の下部室１１４は圧縮ばね１１７を収容している。この圧縮ばねは圧 力調整器のねじ孔１２７に取付けられている調節スクリュー１２６とピストン１ １６との間を延在する。このスクリュー１２６はハウジングの中にねじ込み或い はねじ出されて、ピストン１１６をシリンダー１１９の端部１２８に対して押し 付ける力を制御する。このスクリューの調節によって、従ってピストン１１６に 作用するばね力の調節によって、ピストン１１６を移動させるために上部室１１ ３に必要とされる力、従って圧力調整器が接続されているマツトレスの領域に於 ける空気圧、が決定されるのである。上部室１１３内部の圧力はばね１１７の力 よりも小さい力をピストン１１６に作用させ、ピストン１１８の大径部分１２＋ が出口ボート１２０を閉じるようにさせる。これにより空気人口１２２を通して 圧力がピストン１１８の回りを流れ、出口ボート１２４を通してサージチェック バルブＣＶ、〜ＣＶ　ａおよびマツトレスの各領域へ流出する。

上部室１１３の圧力がはね１１７よりも大きな力をピストン１１６に作用させる と、ピストン１１８の大径部分１２１は出口ボート１２０を開き、同時にボート １２４をピストン１１８の下側大径部分によって遮断するようになす。これによ り空気人口１２４を通して圧力はピストン１１８の回りを流れて出口ボート１２ ０から流出する一方、マツトレスの各領域の圧力は符号１２４で示す出口ボート が閉じられているので効果的に遮断されるのである。

ピストン１１６が下部室１１４の内部で移動されるために、下部室はケーシング １１２ｂを貫通されている小さな空気漏出通路１３０を通して常時大気圧に維持 される。

好ましい装置に於いては、マツトレスに於ける肩部および臀部の各領域に対して 空気圧パルスを定期的に付与することが適当であり且つ望ましいことと見出され た。

高圧空気をマツトレスのこれらの領域に対して定期的にパルス付与するために、 これらの２つの領域の圧力調整器はボー１−１３１を備えている。これらのボー トは圧力調整器（Ｒ２およびＲ４）の下部室１１４を空気供給ライン１３２を通 してソレノイドバルブ５ＱＬ−２接続している。このソレノイドバルブ５ＱＬ− ２は、そのソレノイド１２９が付勢されたときは常にサージ室１６２を通してラ イン１３２を圧力調整器の下部室ｊ１４に接続することができる。ソレノイドバ ルブ５ＱＬ−２のソレノイド１２９が付勢されると、ポンプ圧力である高圧空気 が圧力調整器の下部室１１４に接続され、この圧力はばね１１７に助成されて上 部室！１３の圧力よりも強くなる。この圧力がソレノイドバルブ５ＱＬ−２を通 して下部室１１４に付与されると、ピストン１１６を第７図に示す位置に移動さ せ、これに於いてポンプ圧力とされたポンプからの空気圧が空気通路１２２およ び上部室ｉ１３を通して空気通路１２４およびマツトレスに供給される。ソレノ イドバルブ５ＱＬ−２のソレノイド１２９は時計Ｔによって制御される。この時 計はソレノイドバルブ５ＱＬ−２のソレノイド１２９を１−１５秒間の導通サイ クルと３０〜１８０秒間の遮断サイクルによって周期的に付勢するように作動す る。１つの好ましい実施例に於いては、時計はソレノイド１２９を６秒間の導通 サイクルそして６０秒間の消勢サイクルを通して周期的に付勢するのである。こ の時間取りを使用し、又、水柱で１２９．５　ａｍ　（５１インチ）の圧力能力 を存し且つ大気圧にて２０リットル／分の空気流量の能力を存するポンプ１００ を使用すれば、マツトレスに於ける何れの領域のサージ圧もマツトレス上に横た わる人がそのサージ圧を感じるほどに十分に長い時間にわたって持続されること はないのである。しかしながらこの圧力および空気流量は、マツトレスの上で寝 返りしたり動くことでマツトレスの各領域から空気が押し出された後で、非常に 重い人ですらマツトレスの標準高さ位置−・復帰させるのに十分なものとされる 。

サージチェックバルブ 各圧力調整器の出口１２４およびマツトレスの各領域４１〜４５に通じる導管５ ０の間の空気流路にはサージチェックバルブＣＶ１〜Ｃｖ４の１つか配置される 。これらのサージチェックバルブは、領域の圧力がその領域に維持されるべき圧 力調整器で設定された正常圧力値の予め定めた倍数圧力、例えば１．７倍の圧力 、に超過したときは常に閉じて、マツトレスの何れもの領域から空気が流出する のを防止するように機能する。領域のこのような高圧は、例えばマツトレス上に 膝で立ち上がったときやマット上に座ったときに生じる。長い時間にわたってマ ツトレス上に立ち続けたり座り続けたときには、サージチェックバルブＣＶ、〜 Ｃｖ４が無ければマツトレスは最終的にその領域で平たく萎む、即ち庇付を生じ てしまう。サージチェックバルブＣＶ　ｒ〜ＣＶ４はこの高圧に応じて、領域の 圧力がその領域に圧力調整器で確立し設定され即ち予め定められた正常圧力値の 予め定めた倍数圧力に超過している間は閉じて、何れの領域からの空気の流出も 防止する。好ましい実施例に於いては、この倍数は設定値の１．３〜２．０倍と され、これは適用される領域によって決められる。

サージチェックバルブＣＶ１〜Ｃｖ４は全て同じものである。典型的なサージチ ェックバルブＣ■１〜Ｃｖ４が第７図および第８図に示されている。このサージ チェックバルブはハウジング１４１を含み、このハウジングの中にダイヤフラム １４２および閉じバルブ１４３が配置される。ダイヤフラム１４２はその外周縁 にてハウジングに固定され、又、中央部にてピストンロッド１４４のピストンロ ッド１４２ａに固定される。このピストンロッド１４４はピストン１４２ａから 下方向へ、即ち第７図および第８図で見て左方向へ、延在されている。閉じバル ブ１４３は平たい丸いプレートを含む。このプレートの周縁に機械加工されたセ グメントによって空気の流れを制御できるようになっている。又、このプレート の表面に固定された平たい円形のブチルゴム製のインサートを備えていて、ハウ ジング１４１の円形当接部１４５上に密着できるようになっている。圧縮ばね１ ４６は上方へ向かう力を閉じバルブプレート１４３に作用させる。第２の圧縮は ね１５１はピストン１４２ａに下方へ向かう力を作用させ、このピストンはピス トンロッド１４４を介してプレート１４３に大きな下方へ向かう力を常に作用さ せる。この閉じバルブはそれ故に開いた状態に維持される。

スクリュー１５２は符号１５３で示す位置にてハウジング１４１に螺入され、ね じ孔１５３に対するねじ込みおよびねじ出しによってばね１５１の圧縮状態を調 節できる。

各サージチェックバルブＣｖ　＋〜ＣＶ４は３つの室を有する。下部室１４７、 中央（感応）室１４８および上部室１４９である。正常なボンピングの間もしく はアイドル状態の間、ポート１２５に於けるポンプ圧力は下部室１４７にて検知 され、閉じバルブ１４３は開かれ、ポンプ圧力はチャンネル１５０を通して室１ ４Ｂおよび１４９にて検知される。又、調整器バルブに通じる流れはボート１２ ５および室１４７および１４８を通し、コネクター１５４を経てマツトレスの領 域へ流される。

マツトレス上の突然の荷重増大によって生じるサージ圧は室１４８で検知される 。この圧力は閉じバルブプレート＋４３の切除されたセグメントを通して流れる ことで急激に低減される。又、室１４７および１４９の圧力は室１４８のサージ 圧よりも格段に小さい。室１４８のこのサージ圧はピストン１４２ａに作用して 、ダイヤフラム１４２を室１４９内に移動させてはね１５１を圧縮させる。これ によりピストンロッド１４４はプレート１４３との接触状態を失い、これにより 圧縮ばね１４６は符号１４３のゴムシールを当接部１４５に密着させるようにな す。このバルブはしかる後にマツトレスの領域からの流れをシールして遮断する 。室１４８にて検知されたサージ圧の増大は更にばね１５１を圧縮し、これと同 時に符号１４５に於けるシールは圧縮ばね１４６によって保持される。圧縮ばね １４６の安全限界を超える室１４８内の圧力の如何なる増大もサージプレート１ ４３を開かせ、高圧空気が符号１４５で示す部分を通して流し、符号】２４．１ １８および１２０で示す部分を通して大気へ解放されるようになす。

スクリュー１５２はハウジング１４１のねじ孔１５３にて通常は調節されてばね １５１がプレート１４３に対して十分に大きな上方へ向かう押し上げ力を作用さ せるようになし、これにより正常な領域圧力の１．３〜２．０の倍数圧力のサー ジ圧がこのバルブを閉じるようにさせる。

第８図はサージ状態および閉じ状態に於ける閉じバルブ１４７を示している。

サージ圧が解放されると、室１４８の圧力はばね１５１を圧縮するのに十分な強 さとなり、ピストン１４２ａは上方へ向けて移動し、ピストンロッド１４４が閉 じバルブ１４３と接触して符号１４５の部分の着座部を開かせるようになす。し かる後に閉じバルブは第７図に示した開位置へ向けて逆戻りされる。

空気ポンプおよび空気流量制御装置ハウジング空気ポンプおよび空気流量制御装 置ハウジング９０（第１図）は第９図に分解斜視図で示されている。このポンプ ハウジング９０は空気ライン５０および１０１を除いて第６図に図解的に示した 全ての構造部を収容する。

これらはポンプハウジング９０とマツトレス２５との間を延在する空気ラインで ある。特に、このハウジング９０は凹ダイヤフラムポンプ１００並びにそのポン プを駆動するための電気モーター９７を収容する。又、４角圧力調整器Ｒ，−Ｒ ４、並びにそれらの圧力調整器に組み付けられるサージチェックバルブｃｖ、〜 ｃｖ４を収容する。このハウジングは更に２つのソレノイドバルブ５ＱＬ−１， ５ＱＬ−２、これらのそれぞれのソレノイドおよび時計Ｔを収容する。これらの 部材は全ては第６図に示すように室、空気ライン、空気流路、そしてハウジング 内部のボートを介して相互に接続される。

ハウジング９０は壁部１５６によって前部９０ａと後部９０ｂとに区画される。

前部９０ａハウジングは圧力調整器ＲＩ−Ｒａ並びにそれらの圧力調整器に組み 付けられたサージチェックバルブｃｖＩ−ｃＶ４を収容する。

この前部はまたサージチェックバルブと圧力調整器とを第６図に示すように接続 する空気ラインをも収容する。

ハウジング９０の後部９０ｂは上部および下部１５７．１５８に区画される。こ れらの各部は別個のダイ鋳造によって形成される。これら２つの部分は取付はプ レート１５９によってシール状態で分離される。このプレートは２つの部分１５ ７および１５８が組み付けられて互いにスクリュー（図示せず）により固定され るときにその部分の間に挟み込まれる。このスクリューはハウジングの下部１５ ８および取付はプレート１５９に形成されている隅部の穴を通され、ハウジング の上部１５７のねじ孔（図示せず）に螺合される。上部１５７はポンプ１００並 びにそのポンプを駆動するための電気モーター９７を収容する。これらは何れも 取付はプレート１５９の上に取付けられる。上部１５７はまた２つのソレノイド バルブ５ＱＬ−１および５ＱＬ−２および時計Ｔ（第９図には図示せず）をも収 容する。これらの全ては取付はプレート１５９の上に取付けられる。ハウジング ９゜の下部１５８は２つの室、即ち主圧力貯槽室１６０とサージ圧室１６２とに 区画される。これら２つの室１６０゜１６２はハウジング下部！５８の壁１６３ によってシール状態で分離される。ハウジング下部を補強し且つ取付はプレート を良好に支持するために、区画壁１６４が備えられている。この壁には空気通路 １６５．１６６が形成されており、これを通して空気が区画壁１６４の反対両側 の間で自由に流れるようになされて、区画壁１６４の反対両側で圧力差を生じな いようになす。

ハウジング９０の下部１５８の後側に空気フィルターおよびマフラー１８７が配 置される。このフィルターおよびマフラーの組み合わせはポンプへ流入する前の 空気を濾過するように作動される。フィルターはまたポンプおよび制御装置を静 かに作動させるためにマフラーとして作動する。フィルターを通る空気はハウジ ング下部１５８に形成されている通路１６８を通して流れ、空気取入れライン１ ６９を垂直上方へ通って、ポンプ１００マツトレスを膨張させ、マツトレス上に 人が横たわっている間にマツトレスの全ての領域の空気圧力を維持するために使 用される空気流量制御装置の作動は第６図〜第９図を参照して最もよく説明され る。これらの図面を参照すれば、マツトレスはモーター９７を電気付勢して先ず 膨張される。このモーターはポンプ１００およびソレノイドバルブ５ＱＬ−１を 駆動して貯槽１６０を遮断する。この連続作動可能なモーターおよびソレノイド を付勢する結果として、ポンプ１００はライン１６８を通して空気をフィルター およびマフラー１６７に通して取入れ、それをポンプから２つのライン１８０． １３３を通して分配する。ライン１８０は空気を圧力貯槽１６０に供給し、ライ ン１３３は空気をソレノイドバルブ５ＱＬ−２に供給する。ソレノイドバルブ５ ＱＬ−２は開かれたときに空気をポンプからシールフィッティング１８３を通し てサージ圧室１６２（第９図）に供給する。

サージ圧室１６２がら空気は全ポンプ圧力にてライン１３２および１８６を通し てそれぞれ圧力調整器Ｒ２〜Ｒ４の取入れボート＋３１へ供給される。ポンプか ら主圧力貯槽室１６０に流される空気はその貯槽から空気ライン１８７へ供給さ れ、このラインはポンプハウジング内部の通路１８８．１８９．１９０および１ ９１を通してそれぞれ圧力調整器Ｒ３〜Ｒ４の空気取入れボート１２２（第６図 ）に分配する。各領域もしくは何れか１つの領域の圧力か圧力調整器のばね１７ ７の設定によって領域に決定された設定圧力よりも低い間は、空気は圧力調整器 を通して圧力調整器に組み付けられているサージチェックバルブＣＶ１〜ＣＶ４ に流れる。調整器を通るこの流れは、入口ボート１２２（第７図）、通路１２３ を通して上部室１１３へ流れ、そして出口フィッティング１２４を通してサージ チェックバルブＣＶ、〜ＣＶ４へ流れる。その空気はしかる後に入口ボート１２ ５、開いたバルブシート１４３を通して出口ボート即ちフィッティング１５４に 流れ、そこからマフラーゾーンへ流れる。

何れかの圧力調整器が組み付けられている領域が圧力調整器のばね１１７によっ て決定された圧力設定値、即ち、足部領域では水柱１０１．６ｍｍ（４インチ） 、臀部領域では水柱２０３．２ｍｒｎＣ８インチ）、腰部領域では水柱２７９． ４　ｍｍ　（１１インチ）、肩部領域では水柱１５２．４ｍｍ（６インチ）そし て頭部領域では水柱１０１．６ｍｍ（４インチ）、に達すると、その領域に組み 付けられている圧力調整器の上部室１１３の圧力は下部室１１４のばね圧よりも 十分に大きくなり、ピストン１１６を下方へ押圧して圧力調整器の入口ポート１ ２２が閉じる位置へと移動させる。圧力調整器の内部のこのボート１２２が閉じ ることによって入口ボート１２２から上部室へ空気か流入することは防止され、 その圧力調整器が接続された領域での圧力が維持されるのである。

マツトレスの全ての領域が完全に膨張され、圧力調整器Ｒ３〜Ｒ４によって定め られた正常圧力となされると、往復ダイヤフラムポンプ１００は連続して作動さ れ、これにより圧力調整器に通じるライン１８８〜１９１に圧力が蓄えられる。

この圧力調整器に対する圧力の蓄えはピストンロッド１１８を下方へ移動させて 排出ボート１２０を遮断解除するのであり、マツトレスの領域が全て圧力調整器 バルブの設定された正常圧力にある脹り、排出ボート１２０を通して圧力調整器 を通る漏出空気流量が存在する。圧力調整器に蓄えられた圧力はまた、ポンプに よって導かれる空気流量を減少させる。この漏出空気流量がポンプからの流れと ちょうど釣り合い、圧力調整器が空気を供給するマツトレスの領域内の圧力に変 化を生じさせないのである。

マツトレス上に人が横たわると、各領域から空気が排出される。これは、マツト レス上で人が横たわる領域の圧力が圧力調整器Ｒ３〜Ｒ４の設定圧力値になるま で続く。このようにして、マツトレス上に人が横たわると、空気は領域からそれ に組み合わされている圧力調整器を通して押し出される。マツトレスの各領域か らのこの流れは開いたサージチェックバルブＣｖ１〜ＣＶ　ａの上部室１４８を 通して圧力調整器の上部室１１３へ生じる。

この高圧は圧力調整器のピストン１１６を下方へ移動させ、ばね１１７よりも強 い。このピストンの下方への移動は調整器のボート１２２がピストンロッドの凹 んだネック部１１８ａを通して排出ボート１２０と連通されるまで続く。ピスト ンおよびピストンロッドがこの位置となったときに、空気がマツトレスから圧力 調整器を通して大気へ流出する。マツトレスからのこの空気の漏出は、圧力調整 器の上部室を通して生じ、これはその圧力調整器が組み付けられている領域の圧 力が設定レベルに復帰する迄続く。この設定レベルでは、ばね１】７は上部室１ ｉ３の空気圧力より強く、排出ボート１２０がピストンロッド１１８によって遮 断されるまでピストンおよびピストンロッドは上昇されるのである。

マツトレスが膨張される間、そしてマツトレスの領域が完全に膨張された後、時 計Ｔは例えば全６６秒間のサイクルに於いて６秒間だけ周期的に作動される。時 計が作動されると、ソレノイドバルブ５ＱＬ−２は開かれ、これにより空気がポ ンプ圧力でライン１３３からサージ圧室１６２およびライン１３２．１８６を通 して圧力調整器Ｒ１およびＲ４の下部圧力室１１４に流れるようにされる。この ソレノイドバルブ５ＱＬ−２を通るポンプからの空気は全ポンプ圧力であり、こ れは圧力ー整器のばね１１７１：十分に打ち勝つ圧力であって、これによりこれ らのバルブのダイヤフラムピストン１１６を持ち上げる。これによりダイヤフラ ムピストンは、圧力調整器が組み付けられているマツトレス領域の圧力に拘わら ずに入口ポート１２２と出口ポート１２４との間で圧力調整器バルブが開く位置 とされる。ソレノイドバルブ５ＱＬ−２が開き続けている間、ポンプ圧力のこの 空気はマツドレスの臀部および肩部の各領域へ供給される。時計Ｔによって定め られたようにこのソレノイドが閉じると、圧力調整器の下部室内の高圧はハウジ ング１１２ｂに形成されている小さな漏出ボート１３０を通して大気へ解放され る。ソレノイドバルブ５ＱＬ−２が付勢されている間に生じた臀部および肩部の 各領域の過大圧力は、しかる後にその領域から圧力調整器を通して戻るようにな される。これは、過大圧力が圧力調整器の上部室１１３に付与され、マツトレス 領域が通路１２４、ピストン１１８および圧力調整器の出口ボート１２０を通し て大気に連通されるようになされる範囲で圧力調整器のピストン１１６を下方へ 押圧する結果として生じる。

ポンプに対する電力が失われることが生じ得る。このに作動するが、その空気を 補充するポンプ圧力や空気流量は得られない。結局、マツトレスは実質的に全て の空気圧を失うことになる。このような出来事を防止するために、本発明の空気 流量制御装置はソレノイドバルブ５ＱＬ−１を含んでいる。このソレノイドバル ブはソレノイドか付勢されているときは常に閉じていて、電力が途絶えてソレノ イドが消勢されたときに開かれる。第６図に見られるように、この供給源から電 力が失われると、ソレノイドバルブ５ＱＬ−１が消勢され、これにより空気貯槽 １６０は空気ライン２００を通して大気圧へ解放される。この貯槽１６０の圧力 が大気圧にまで低下すると、圧力調整器の上部室１１３からライン　１８０、ラ イン２００およびソレノイドバルブ５ＱＬ−１を通して空気が流れる。ソレノイ ドバルブ５ＱＬ−１を通しての空気圧の損失は圧力調整器およびライン１２５を 通してサージチェックバルブの圧力室１４７および１４９に伝えられる。サージ チェックバルブの反対側の端部の室１４８に作用するマツトレスの空気圧はピス トン１４２ａおよびダイヤフラム１４２を室１４９の中へと降下させ、又、ピス トンロッド１４４をバルブプレート１４３との接触から解除する。圧縮ばね１４ ６はバルブプレート１４３のゴムシールを即座に当接部　１４５の上に密着させ 、このシールが閉じてマツトレス領域からの空気の流れを防止する。この結果、 ポンプおよびこのポンプと並列に接続されているソレノイドバルブ５ＱＬ−１に 対する電力の途絶えは、サージチェックバルブＣＶ　＋〜ＣＶ４の全てを閉じ、 ポンプが再付勢されて空気が圧力調整器を通してソレノイドバルブＣＶ　＋〜Ｃ Ｖ　４の大きな端部の室１４′ｌおよび１４９へ流れるようになるまで、閉じた 状態を持続するのである。

堅さを調節可能な空気ベッド ここで第１Ｏ図および第１！図を参照すれば、本発明の第２の実施例が示されて いる。この実施例は第１図〜第９図の最初の実施例とは、その第１図〜第９図の 空気ベッドの実施例に対してマツトレスの堅さを調節する器のを付加した点だけ が相違する。これはマツトレスの各領域に同じ相関的な圧力を維持する一方、堅 さを強める増加や堅さを弱める低下をこれらの圧力にょって行うことで達成され る。構造的には、第１図〜第９図の実施例の空気ベッドと第１０図および第１１ 図の空気ベットとの間の唯一の相違点は、この第２の実施例の空気ベッドがライ ン１３３に調節可能な圧力調整器＄１を追加し、これが４つの空気式に調節され る圧力調整器Ｒ，〜Ｒ６を使用して、スクリューおよびばねで調節される圧力調 整器Ｒ１〜Ｒ４と置き換えたことである。これに於いても３つの追加されたチェ ックバルブＣＩ、ＣｍおよびＣ１を使用している。

圧力調整器Ｓ１は第７図の圧力調整器Ｒ，〜Ｒ１と同じである。圧力調整器Ｒ， 〜Ｒ，は流体圧力室３０１が圧力調整器Ｒ１〜Ｒ４のスクリュー１２６およびば ね１３０による調節と置き換えられたことを除いて第７図の圧力調整器Ｒ２又は Ｒ１と実質的に同じである。圧力調整器Ｒ，〜Ｒ，（第７図）とＲｓ　”Ｒ＊　 （第１１図）が同じである範囲で、同じこれらの部材に同じ符号を付しである。

圧力調整器Ｒ６〜Ｒ１の圧力を調節するために、この圧力調整器には底部に固定 されたキャップ３０２の中に配置された圧力調節室３０１が備えられる。ダイヤ フラム３０３の外周縁はこのキャップと調整器の底面との間に固定される、即ち 挟み付けられる。このダイヤプラム３０３の中央部分はピストンロッド３０５の 第２のピストン３０４に固定され、このピストンロッドはダイヤフラム１１５の ピストン１１６に連結される。

この空気装置は圧力調整器Ｒ１およびＲ１の室３０１に調節された低い空気圧を 維持し、圧力調整器Ｒ６およびＲ，の室３０１には調節された低い空気圧を与え るか、臀部および足部のそれぞれの領域がブーストされるように博すためにこれ らの圧力調整器の室に高い空気圧を与える、ために配置されている。

ソレノイドバルブ５ＱＬ−３が消勢されると、ライン１３３のポンプ圧はソレノ イドバルブを通り、チェックバルブＣＩにてチェックされ、調整器ＳＩへ流れる 。この圧力は調節されたＳｌの設定値にまで低下される。そして低下された圧力 がライン１３６に直接に流入し、チェックバルブＣ８を通り、ライン１３５に流 入する。この低下された圧力は次に圧力調整器Ｒ６〜Ｒ１の室３０１にて検知さ れる。これらの圧力調整器の各々は従ってマツトレスのそれぞれの領域に通じる 主ラインの流量を制御するのである。

ソレノイドバルブ５ＱＬ−３は時計Ｔと協働して高圧の空気パルス即ちブースト をマツトレスの肩部および臀部のそれぞれの領域へ周期的に一定して付与し、ベ ッド上に横たわり且つ動く人が長時間にわたって次第に正規位置からマツトレス に沈み込んでしまうのを防止する。

ソレノイド５ＱＬ−３が付勢されると、ライン１３３のポンプ圧はソレノイドバ ルブを通してライン１３４へ流入し、そしてチェックバルブＣ８を通る。この流 れはチェックバルブＣ２にてチェックされるが、チェックバルブＣ＋および圧力 調整器Ｓ１を通り、ライン１３５に流入する。ライン１３６は低下された圧力空 気を圧力調整器Ｒ，およびＲ１に導き、ライン１３５は全ポンプ圧の空気を圧力 調整器Ｒ６およびＲ，に導いて、肩部および臀部の領域に於ける主圧力をブース トされるようになす一方、足部、頭部および腰部の領域は正常圧力に維持される ようになす。

ソレノイドバルブ５ＱＬ−３は時計Ｔが設定したように消勢されると、圧力調整 器Ｒ１およびＲ１の下部室の高い空気圧は調整器ＳＩの設定値によって定められ た低圧値となるように即座に低下される。ソレノイドバルブ５ＱＬ−３か付勢さ れたときに生じた臀部および肩部の各領域の過大圧力は、それらの領域から圧力 調整器−５戻るようになされる。この結果、過大圧力はそれか選定された領域圧 力に低下されるときまで続くのである。

圧力調整器Ｒ６〜Ｒ８を通してベッドの各領域４１〜４５に供給される圧力間の 差圧を確定するために、圧力調整器Ｒ６〜Ｒ８の間てそれらの室３０１の横断面 積３０１ａか相違されている。特に、圧力調整器Ｒ６の面積部分３０１ａはＲ１ の面積部分３０１ａの４／ＩＩ倍である。圧力調整器Ｒ６の面積部分３０１ａは Ｒ７の面積部分３０１ａの８／１１倍である。そして圧力調整器Ｒ８の面積部分 ３０１ａはＲ７の面積部分３０１ａの６／１１倍である。従って、圧力調整器Ｓ １を通して圧力調整器Ｒ７の入口ボート３０６に供給された圧力がマツトレスの 腰部領域４３に水柱で２７９．４ｍｍ　（１１インチ）の圧力を確立して維持す るように調節されるならば、足部および頭部の各領域の圧力は圧力調整器Ｒ３お よびＲ７の間の面積部分３０１ａが相違しているので、水柱で１０１．６ｍｍ　 （４インチ）の圧力となる。同様に、圧力調整器Ｒ０とＲ９の面積部分３０１ａ が圧力調整器Ｒ７の面積部分３０１ａに対して相違しているので、腰部領域の圧 力が水柱で２７９．４ｍｍ（１１インチ）の圧力であるときには臀部領域および 肩部領域の圧力はそれぞれ水柱で２０３．２ｍｍ（８インチ）および１５２．４ ｒｎｍ（６インチ）となる。第９図の実施例のマツトレス２５の堅さが強められ ねばならないとき、例、えば腰部領域で水柱で３３０．２ｍｍ（１３インチ）に 強められねばならないときは、圧力調整器Ｓｌの出口側の調節された圧力は、腰 部領域４３の圧力が水柱で３３０．２ｍｍ（１３インチ）の圧力となるまで高め られる。腰部領域に於けるこの圧力増大は、従って同時に臀部領域での圧力か水 柱で８／　ｌ　Ｉ　Ｘ３３０．　２ｍｍ（１３インチ）即ち２４０．０　（９， ４５インチ）となる。同様に、肩部領域の圧力は水柱で１７９．３ｍｍ（７，０ ９インチ）（６／１１ＸＩ３）、足部および頭部の各領域でのありは水柱で！　 ２０．０ｍｍ　（４，７３インチ）（４／１１Ｘ１３）となる。このようにして 、領域間の相対的な圧力は一定の比率に維持され、この比率は圧力調整器Ｒ，〜 Ｒ１の相対的な面積部分３０１ａによって確立されるのである。マツトレス上に 横たわる人の背骨の整合状態はマツトレスの堅さが増大しても維持されるのであ る。

実際には、圧力調整器Ｓ１は第１θ図および第１ｔ図の実施例では第７図の圧力 調整器Ｒ，およびＲ８と次の点で相違する。即ち、スロット調節スクリュー！２ ６が更に容易に手操作できる調節ノブ（図示せず）に置換されているのであり、 これはスクリューの下端部に取付けられている。その他の全ての点に於いて圧力 調整器Ｓ１は圧力調整器Ｒ１およびＲ２と同じである。

あつらえた空気ベッド 上述した２つの実施例の空気ベッドは比較的複雑な空気流量制御装置を使用して ベッドの各領域に於ける空気圧を、仰向は又は横臥の何れに於いてもベッド上に 横たわる人の背骨の整合状態を樽るための予め定めた正常圧力に確立し維持する ようになっている。しかしながら非常に簡単な装置がマツトレス２５を膨張させ て、背骨の整合状態を得ることのできる予め確定されている圧力値となすのに使 用できるのである。この非常に簡単な装置は、特に空気圧力調整器ゲージ４００ （第１図）がマツトレスの各領域に接続され、或いはこれに代えて１つのゲージ が頭部又は足部のポンプに組み付けられるようなあつらえたベッドに応用するこ とができる。特定の顧客に比較的安価な流体ベッドをあつらえる実際に於いて、 簡単なハンドポンプおよびそのポンプに組み付けられたゲージ或いはベッドの各 領域４１〜４５に接続されたゲージ４００が第１図〜第１０図の実施例に於ける 空気ポンプおよび空気流量制御装置ハウジング９０の代わりに使用される。この ように簡単なポンプは、特定人即ち最終的に使用する人にベッドをあつらえるに 際してマツトレスを所定の圧力に膨張させるのに使用される。このマツトレスは 先ず人がマツトレス上に乗っていない状態で比較的高圧となるまで空気を充填さ れる。マツトレスの充填が行われた後、そのマツトレスを寝台面として最終的に 使用する人が腰部を腰部領域４３の上に位置させてマツトレス上に横になる。次 に各領域４１〜４５の空気圧が調節されるのであり、これは各領域にて背骨の整 合が得られる適当な正常圧力となるまで、即ち頭部および足部の領域では水柱で １０１．６ｍｍ　（４インチ）、肩部領域では水柱で１５２．４ｍｍ　（６イン チ）、腰部領域では水柱で２７９．４ｍｍ　（１１インチ）、そして臀部領域で は水柱で２０３．２ｍｍ（８インチ）となるまで領域を膨張させ或いは収縮させ て行われる。領域４１〜４５の圧力が最終的な使用者がマツトレス上に横たわっ た状態で確立された後、ベッドから下りてマツトレスの各領域４１〜４５に残存 する圧力レベルをゲージ４００又はポンプに組み付けられたゲージで読み取る。

勿論これらの圧力はその人がマツトレス上に横たわって確立したときの圧力値よ りも低い。これらの低下した圧力が記録される。これらは最終的にベッドを使用 するその人がマツトレス上に横になっていないときに常に維持されねばならない 圧力値である。

空気ベッドを１人の使用者にあつらえるこの技術は安価で、非常に快適な、最終 的にベッドで眠る人の背骨を整合状態に保持できる空気ベッドを商品化する上で 特に有効である。このような顧客は、ベッドの個々の領域にボンピングして予め 定めた低下した後の圧力レベルとなすために、比較的安価な空気ポンプおよび１ つ又は複数のゲージと一緒にベッドを購入するのである。ここで、この低下した 後の圧力レベルとは、顧客が再びマツトレスの上に横になったときは常に正常圧 力にまで圧力が高まり、即ち水柱で１０１．６ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍ ｍ　（６インチ）、２７９．４ｍｍ（１１インチ）、２０３．２ｍｍ（８インチ ）および１０１．６ｍｒｎ（４インチ）の圧力がそれぞれ頭部、肩部、腰部、臀 部および足部の各領域に再び確立されることになる圧力である。これにより、ポ ンプおよびポンプハウジング９０に具備された制御装置の全てを省略でき、１つ のポンプおよび１つ又は複数のゲージ４００をその代用として同様に快適な生物 学的に望ましい寝台面を得るのである。

上述したこの空気ベッドには従来技術のベッドよりも優れた多くの利点がある。

この空気ベッドの第１の利点はベッド上に横たわる者にとって達成される快適さ である。この快適さは、マツトレス上に休息する人の身体全面に対して維持され る阻血圧力の配慮、そしてこの阻血圧力の配慮を維持しつつ達成される背骨の整 合に帰するのである。これらの利点は、特にこれまでのばねや発泡マツトレスに 代えてそのベッドを使用できるようにする比較的安価な方法によって、達成でき る。過度の圧力が選択された領域に付与されたときに、空気がマツトレスから流 出するのを防止するように自動作用することも利点である。このような過度の圧 力作用はベッドの縁に座ったときや、ベッドに膝まずいたり立ち上がったときに 常に発生する。非常に重い人がマツトレス上に横になったときでさえも、固定的 な高さレベルを維持できる利点もある。第１Ｏ図および第１１図の第２の実施例 は全て同じ利点を有する。しかも、堅さの調節ができ、マツトレス上に横たわる 人の個人的な好みによってマツトレスの堅さもしくは柔らかさを容易に調節でき ると同時に、背骨の整合および阻血圧力に関する配慮の利点の全てを保有できる という利点も育している。

本発明の限られた数の実施例だけを説明してきたが、当業者は本発明の実施に於 いて他の変更および変化を行支持装置に適用できるのである。それ故に以下の請 求の範囲の欄に記載した範囲を除いて制限することを意図しないのである。

ＦＩＧ、６ ８咎 ＦＩＧ、ＩＯ 補正書の翻訳文提出書　（鰭ｍｌｌ！１８４条の７組組

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．横方向および縦方向に延在する複数のポケットがそれぞれ形成されている一 対の薄く柔軟なプラスチックシートと、 前記ポケットが整列され且つ一平面上で実質的にそれらの全周に沿ってシールさ れて複数の横列および縦列に並んだセルを形成するようになされていることと、 平面図で見た場合に前記セルが正多角形の形状をしていることと、 隣接するセル間のシールがそれら隣接するセルの隅部分にて中断されて、隣接す るセルの隅部の間に流体通路が形成されていることと、 前記流体通路が前記薄い柔軟なプラスチックシートに形成さ旅ている壁部によっ て形成され、通路壁部は前記平面である中央面から直立されていることと、を包 含することを特徴とする膨張可能なマットレス。 ２．請求項１に記載された膨張可能なマットレスであって、流体通路の壁部が実 質的に剛性で、マットレスが押し潰されたときにも通路は導通状態に保持される ようになっていることを特徴とする膨張可能なマットレス。 ３．請求項１に記載された膨張可能なマットレスであって、マットレスを長手方 向の５つの領域に区画するように４つの長手方向に間隔を隔てられた位置にてシ ートが横方向のシールによってシールされており、これらの領域はマットレス上 に横たわる人の頭部、肩部、腰部、腎部および足部を支持するようになっていて 、マットレスの隣接する全ての領域に異なる圧力が維持されるようになされてい ることを特徴とする膨張可能なマットレス。 ４．請求項３に記載された膨張可能なマットレスであって、マットレス上に人が 横になったときに、実質的に背骨を整合させた状態で且つ又実質的に阻血圧力以 下の圧力でその人を支持するように、頭部、肩部、腰部、腎部および足部にそれ ぞれ水柱で大体１０１．６ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２ ７９．４ｍｍ（１１インチ）、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍ ｍ（４インチ）の圧力を維持するようにマットが作動できることを特徴とする膨 張可能なマットレス。 ５．請求項１に記載された膨張可能なマットレスであって、横列および縦列に沿 って並んだセルを覆うカバーを更に含み、該カバーは頂部、側部および底部を含 み、頂部は織製されていない繊維のクッション材料のプライによって隔てられた ２プライのストレッチ繊維を含んで構成されている、ことを特徴とする膨張可能 なマットレス。 ６．請求項１に記載された膨張可能なマットレスであって、マットレスの上に位 置され且つマットレス上に横たわる人をセル表面から隔てるように使用されるパ ッドを更に含み、該パッドは２プライの織製されたストレッチ繊維を含み、これ らの繊維は織製されていない繊維のクッション材料のプライによって隔てられて いる、ことを特徴とする膨張可能なマットレス。 ７．請求項５又は請求項６に記載された膨張可能なマットレスであって、前記ス トレッチ繊維が縦方向および横方向の両方向にストレッチ可能であることを特徴 とする膨張可能なマットレス。 ８．請求項５又は請求項６に記載された膨張可能なマットレスであって、前記ス トレッチ繊維が８つの異なる方向にストレッチ可能とされた８方向ストレッチ繊 維であることを特徴とする膨張可能なマットレス。 ９．請求項５又は請求項６に記載された膨張可能なマットレスであって、前記織 製されていないクッション材料が縮れた繊維で作られていることを特徴とする膨 張可能なマットレス。 １０．請求項５又は請求項６に記載された膨張可能なマットレスであって、前記 織製されていないクッション材料が縮れたポリエステル繊維で作られ、大体２５ ．４ｍｍ（１インチ）の厚さであることを特徴とする膨張可能なマットレス。 １１．複数の横方向および縦方向に延在するポケットがそれぞれ形成された一対 の薄い柔軟なプラスチックシートを含んで形成された空気マットレスと、前記ポ ケットが整列され且つ一平面上で実質的にそれらの全周に沿ってシールされて複 数の横列および縦列に並んだセルを形成するようになされていることと、平面図 で見た場合に前記セルが正多角形の形状をしていることと、 隣接するセル間のシールがそれら隣接するセルの隅部分にて中断されて、隣接す るセルの隅部の間に流体通路が形成されていることと、 前記流体通路が前記薄い柔軟なプラスチックシートに形成されている壁部によっ て形成され、通路壁部は前記平面である中央面から直立されていて、シートはマ ットレスを縦方向の複数の領域に区画するように複数の間隔を隔てた位置にて横 方向シールによってシールされていることと、 空気ポンプと、 １つの空気供給ラインが空気ポンプをマットレスの領域の１つに接続するように 作動可能とされた複数の空気供給ラインと、 を包含して構成されたことを特徴とする空気ベッド。 １２．請求項１１に記載された空気ベッドであって、空気ラインが領域の横方向 の中央位置にてそれぞれの領域に接続されていることを特徴とする空気ベッド。 １３．複数の横方向および縦方向に延在するポケットがそれぞれ形成された一対 の薄い柔軟なプラスチックシートを含んで形成された空気マットレスと、前記ポ ケットが整列され且つ中央面で実質的にそれらの全周に沿ってシールされて複数 の横列および縦列に並んだセルを形成するようになされていることと、平面図で 見た場合に前記セルが正多角形の形状をしていることと、 隣接するセル間のシールが中断されて、隣接するセルの隅部の間に流体通路が形 成されていることと、前記シートがマットレスを縦方向の複数の領域に区画する ように複数の間隔を隔てた位置にて横方向シールによってシールされていること と、 空気ポンプと、 複数の調節可能な空気圧力調整器と、 １つの空気供給ラインが１つの圧力調整器を通して空気ポンプをマットレスの領 域の１つに接続するように作動可能とされた複数の空気供給ラインと、を包含し て構成されたことを特徴とする空気ベッド。 １４．請求項１３に記載された空気ベッドであって、圧力調整器がダイヤフラム 式圧力調整器であり、領域に設定された望ましい圧力値よりも低い圧力となった マットレスの１つの領域に対して各々の圧力調整器がポンプから導き、又、領域 に設定された望ましい圧力値を超えた圧力となったときにその領域から空気を排 出するように作動可能とされたことを特徴とする空気ベッド。 １５．請求項１３に記載された空気ベッドであって、少なくとも１つ空気供給ラ インが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブはマット レスの領域の空気圧がその領域に設定された望ましい圧力値を予め定めた値だけ 超えたときにその領域からの空気の流出を防止するように作動可能とされたこと を特徴とする空気ベッド。 １６．請求項１３に記載された空気ベッドであって、少なくとも１つ空気供給ラ インが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブはマット レスの領域の空気圧がその領域に設定された望ましい圧力値の予め定めた倍数圧 力値を超えたときにその領域からの空気の流出を防止するように作動可能とされ たことを特徴とする空気ベッド。 １７．請求項１３に記載された空気ベッドであって、マットレスの少なくとも２ つの領域に対して空気を供給する間に、設定された望ましい圧力値よりも高い圧 力の空気を一定して且つ周期的に供給するための装値を含むことを特徴とする空 気ベッド。 １８．請求項１３に記載された空気ベッドであって、マットレスの堅さを変化さ せるために、少なくとも２つの領域の設定された望ましい圧力値を同時に調節す るための装置を更に含むことを特徴とする空気ベッド。 １９．複数の横方向および縦方向に延在するポケットがそれぞれ形成された一対 の薄い柔軟なプラスチックシートを含んで形成された身体支持部であって、前記 ポケットは整列され且つ一平面上で実質的にそれらの全周に沿ってシールされて 複数の横列および縦列に並んだセルを形成するようになされており、これらのセ ルは平面図で見た場合に前記セルが正多角形の形状をしており、隣接するセル間 のシールは中断され隣接するセル間に流体通路を形成しており、前記シートは身 体支持部を縦方向の複数の領域に区画するように複数の間隔を隔てた位置にて横 方向シールによってシールされているような身体支持部と、 空気ポンプと、 複数の調節可能な空気圧力調整器と、 １つの空気供給ラインが１つの圧力調整器を通して空気ポンプを身体支持部の領 域の１つに接続するように作動可能とされた複数の空気供給ラインと、圧力調整 器の各々は、領域に設定された望ましい圧力値よりも低い圧力となった身体支持 部の１つの領域に対して空気をポンプから導き、又、領域に設定された望ましい 圧力値を超えた圧力となったときにその領域から空気を排出するように作動可能 とされていることと、を包含することを特徴とする身体支持装置。 ２０．請求項１９に記載された身体支持装置であって、圧力調整器がダイヤフラ ム式圧力調整器であり、領域の各々の圧力を設定された望ましい圧力値に維持す るように作動可能とされたことを特徴とする身体支持装置。 ２１．請求項１９に記載された身体支持装置であって、少なくとも１つの空気供 給ラインが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブは少 なくとも１つの領域の圧力が設定された望ましい圧力値を予め定めた値だけ超え たときにその領域からの空気の流出を防止するように作動可能とされたことを特 徴とする身体支持装置。 ２２．請求項２１に記載された身体支持装置であって、空気圧サージチェックバ ルブがダイヤフラムバルブを含むことを特徴とする身体支持装置。 ２３．請求項１９に記載された身体支持装置であって、少なくとも１つの空気供 給ラインが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブは身 体支持部の少なくとも１つの領域の圧力が設定された望ましい圧力値の予め定め た倍数値を超えたときにその領域からの空気の流出を防止するように作動可能と されたことを特徴とする身体支持装値。 ２４．請求項１９に記載された身体支持装値であって、身体支持部の少なくとも ２つの領域に対して空気を供給する間に、予め定めた望ましい圧力値よりも高い 圧力の空気を一定して且つ周期的に供給するための装値を含むことを特徴とする 身体支持装置。 ２５．請求項１９に記載された身体支持装値であって、身体支持部の堅さを変化 させるために領域の全ての設定された望ましい圧力値を同時に調整するための装 値を更に含むことを特徴とする身体支持装値。 ２６．複数の膨張可能な分離された領域を有する身体支持部と、 空気ポンプと、 複数の調節可能な圧力調整器と、 １つの空気供給ラインが圧力調整器の１つを通して前記ポンプを身体支持部の１ つの領域に接続するようになされた複数の空気供給ラインと、 圧力調整器の各々が、身体支持部の領域の圧力がその領域に設定された望ましい 圧力値よりも低いときにその領域に対してポンプから空気を導き、又、圧力が設 定された望ましい圧力値よりも高いときにその領域から空気を排出するように作 動可能とされていることと、を特徴とする身体支持装値。 ２７．請求項２６に記載された身体支持装値であって、圧力調整器の各々がダイ ヤフラム式圧力調整器であることを特徴とする身体支持装値。 ２８．請求項２６に記載された身体支持装置であって、空気供給ラインが空気圧 サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブは身体支持部の各々の 領域の空気圧がその傾城に設定された圧力値を予め定めた値だけ超えたときにそ の領域からの空気の流出を防止するように作動可能とされたことを特徴とする身 体支持装置。 ２９．請求項２８に記載された身体支持装値であって、ポンプに対する電力が失 われた場合や、ポンプとサージチェックバルブとの間の何れかの箇所で空気供給 ラインの圧力が失われた場合に、領域の各々から空気が排出されるのを防止する ための装値を更に含むことを特徴とする身体支持装置。 ３０．請求項２６に記載された身体支持装置であって、身体支持部の少なくとも １つの領域に対して空気を供給する間、設定された望ましい圧力値を超える圧力 の空気を一定して且つ周期的に供給するための装値を含むことを特徴とする身体 支持装値。 ３１．請求項２６に記載された身体支持装値であって、身体支持部の堅さを変化 させるために全ての領域の設定された望ましい圧力値を同時に調節するための装 値を更に含むことを特徴とする身体支持装値。 ３２．長手方向に間隔を隔てて配値され、異なる圧力となるように膨張されるこ とができる複数の領域を含む身体支持部と、 空気ポンプと、 複数の調節可能な圧力調整器と、 複数の空気供給ラインであって、１つの空気供給ラインが１つの圧力調整器を通 してポンプを身体支持部の１つの領域に接続するように作動できる複数の空気供 給ラインと、 圧力調整器の各々が、身体支持部の領域の圧力がその領域に設定された望ましい 圧力値よりも低いときにその領域に対してポンプから空気を導き、又、圧力が設 定された望ましい圧力値よりも高いときにその領域から空気を排出するように作 動可能とされていることと、を特徴とする身体支持装置。 ３３．請求項３２に記載された身体支持装置であって、圧力調整器の各々がダイ ヤフラム式圧力調整器であり、領域の各々の圧力を設定された望ましい圧力値に 維持するように作動可能とされたことを特徴とする身体支持装置。 ３４．請求項３２に記載された身体支持装置であって、少なくとも１つの空気供 給ラインが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブは身 体支持部の少なくとも１つの領域の空気圧がその領域に設定された圧力値を予め 定めた値だけ超えたときにその領域からの空気の流出を防止するように作動可能 とされたことを特徴とする身体支持装置。 ３５．請求項３４に記載された身体支持装置であって、空気圧サージチェックバ ルブがダイヤフラムバルブを含むことを特徴とする身体支持装置。 ３６．請求項３２に記載された身体支持装置であって、更に副組立体サージチェ ックバルブを含み、それ１つのサージチェックバルブは１つの圧力調整器と協働 して作動可能とされ、又、領域の圧力がその領域に設定された望ましい圧力値を 予め定めた値だけ超えたときには常に、サージチェックバルブが組み合わされて いる力調整器を通してその領域から流れる空気の漏出を防止するように作動でき るようになされたことを特徴とする身体支持装置。 ３７．請求項３２に記載された身体支持装置であって、少なくとも１つの空気供 給ラインが空気圧サージチェックバルブを含み、このサージチェックバルブは身 体支持部の領域の圧力がその領域に設定された望ましい圧力値の予め定めた倍数 値を超えたときに、その領域からの空気の流出を防止するように作動可能とされ たことを特徴とする身体支持装置。 ３８．請求項３２に記載された身体支持装置であって、身体支持部の少なくとも １つの領域に空気を供給する間、設定された望ましい圧力値を超える圧力の空気 を一定して且つ周期的に供給するための装置を含むことを特徴とする身体支持装 置。 ３９．請求項３２に記載された身体支持装置であって、身体支持部の堅さを変化 するために領域の全ての設定された望ましい圧力値を同時に調節するための装置 を更に含むことを特徴とする身体支持装置。 ４０．横方向および縦方向に延在する複数のポケットがそれぞれ形成されている 一対の薄く柔軟なプラスチックシートを含んで構成されたマットレスであって、 ポケットは整列され且つ一中面上で実質的にそれらの全周に沿ってシールされて 複数の横列および縦列に並んだセルを形成するようになされており、これらのセ ルは平面図で見た場合に正多角形の形状をしており、隣接するセル間のシールは 中断されて隣接するセルの間に流体通路が形成されており、シートはマットレス を縦方向に５つの領域に区画するように縦方向に間隔を隔てられた４つの位置で 横方向のシールに沿ってシールされており、これらの領域はマットレス上に横た わる人の頭部、肩部、腰部、腎部および足部を支持するようになされているよう な前記マットレスと、 マットレスの前記領域を膨張させ、又、その膨張された各領域をそれぞれ水柱で 大体１０１．６ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２７９．４ｍ ｍ（１１インチ）、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４イン チ）の圧力値に維持し、その人を実質的に背骨が整合された状態で且つ阻血圧力 以下の圧力で支持されるようになすための装置と、を包含することを特徴とする 空気ベッド。 ４１．請求項４０に記載された空気ベッドであって、横列および縦列に沿って並 んだセルを包み込むカバーを含み、このカバーは頂部、側部および底部を有して 構成されていて、頂部は織製されていない繊維のクッション材料によって隔てら れた２つのストレッチ織布プライを含んで構成されていることを特徴とする空気 ベッド。 ４２．請求項４０に記載された空気ベッドであって、マットレスの頂部に配置さ れ且つマットレス上に横たわる人をセル上面から引き離すようになされたバッド を含み、このパッドは１つのプライの不織製繊維クッション材料で隔てられた２ プライのストレッチ織布を更に含んでなることを特徴とする空気ベッド。 ４３．請求項４０に記載された空気ベッドであって、マットレスの領域を膨張さ せるための装置が、空気ポンプと、各々がダイヤフラム圧力調整器とされた複数 の圧力調整器とを含んで構成されたことを特徴とする空気ベッド。 ４４．請求項４０に記載された空気ベッドであって、マットレスの領域を膨張さ せるための装置が複数のサージチェックバルブを含み、各サージチェックバルブ はマットレスの少なくとも１つの領域の空気圧がその領域に設定された望ましい 圧力値を予め定めた値だけ超えたときにその領域から空気が流出するのを防止す るように作動可能なことを特徴とする空気ベッド。 ４５．請求項４４に記載された空気ベッドであつて、ポンプに対する電力が失わ れた場合に領域の各々から空気が排出されてしまうのを防止するための装置を更 に含むことを特徴とする空気ベッド。 ４６．請求項４０に記載された空気ベッドであって、マットレスの領域を膨張さ せるための装置が、マットレスの少なくとも２つの領域に対して空気を供給する 間にそれら２つの領域に設定された望ましい圧力値を超える圧力の空気を一定し 且つ周期的に供給するための装置を含むことを特徴とする空気ベッド。 ４７．請求項４０に記載された空気ベッドであって、マットレスの領域を膨張さ せるための装置が、マットレスの堅さを変化させるために領域全ての設定された 望ましい圧力値を同時に調整できることを特徴とする空気ベッド。 ４８．個々にあつらえた膨張可能なマットレスであって、異なる圧力値となるよ うに膨張可能な複数の領域を有し、これによりマットレス上に横たわる人が背骨 を整合させた状態で保持されるようになされるマットレスを商品化する方法であ って、 マットレスの各領域を膨張させ、 領域が膨張された状態でマットレス上で顧客が横になって位置を占めるようにさ せ、 顧客がマットレス土に横になっている間にマットレスの全領域の圧力を調節して 、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持するととも に阻血圧力以下の圧力で支持させるために予め確定されている圧力値となるよう にし、 マットレスからその顧客を下ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低 下された圧力値を記録し、これによりしかる後に顧客はそれらの領域に於ける低 下した後の圧力を再確立すれば、その人がマットレス上に横たわったときに背骨 の整合および阻血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立されるよう になされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とする商品化方法。 ４９．請求項４８に記載された方法であって、マットレスは頭部、肩部、腰部、 腎部および足部の各領域として識別される少なくとも５つの領域を有し、又、領 域の圧力は顧客がマットレス上に横たわった状態でそれぞれ水柱で約１０１．６ ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２７９．４ｍｍ（１１インチ ）、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４インチ）に調整され ることを特徴とする商品化方法。 ５０．個人にあつらえた膨張可能なマットレスであって、異なる圧力値となるよ うに膨張可能な複数の領域を有し、これにより仰向け又は横向きの状態でマット レス上に横たわる人が背骨を整合させた状態で保持されるようになされるマット レスを商品化する方法であって、マットレスの各領域を膨張させ、 領域が膨張させた状態でマットレス上に顧客を位置させ、 顧客がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域の圧力を調節して 、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持するととも に阻血圧力以下の圧力で支持させるために予め確定されている圧力値となるよう にし、 マットレスからその顧客を下ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低 下された圧力値を記録し、これによりしかる後に顧客はそれらの領域に於ける低 下した後の圧力を再確立すれば、その人がマットレス上に横たわったときに背骨 の整合および阻血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立されるよう になされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とする商品化方法。 ５１．請求項５０に記載された方法であって、マットレスは頭部、肩部、腰部、 腎部および足部の各領域として識別される少なくとも５つの領域を有し、又、領 域の圧力は顧客がマットレス上に横たわった状態でそれぞれ水柱で約１０１．６ ｍｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２７９．４ｍｍ（１１インチ ）、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４インチ）に調節され ることを特徴とする商品化方法。 ５２．最大限の安眠を与える膨張可能なマットレスであり、異なる圧力値となる ように膨張可能な複数の領域を有し、これにより仰向け又は横向きの状態でマッ トレス上に横たわる人が背骨を整合させた状態で保持されるようになされるマッ トレスを個人にあつらえる方法であって、 マットレスの各領域を膨張させ、 領域を膨張させた状態でマットレス上に顧客を位値させ、 顧客がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域の圧力を調節して 、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持するととも に阻血圧力以下の圧力で支持させるために予め確定されている圧力値となるよう にし、 マットレスからその顧客を下ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低 下された圧力値を記録し、これによりしかる後に顧客はそれらの領域に於ける低 下した後の圧力を再確立すれば、その人がマットレス上に横たわったときに背骨 の整合および阻血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立されるよう になされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とするあつらえ方法。 ５３．請求項５２に記載された方法であって、マットレスは頭部、肩部、腰部、 腎部および足部の各領域として識別される少なくとも５つの領域を有し、又、領 域の圧力は人がマットレス上に横たわった状態でそれぞれ水柱で約１０１．６ｍ ｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２７９．４ｍｍ（１１インチ） 、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４インチ）に調整される ことを特徴とするあつらえ方法。 ５４．最大限の安眠を与える膨張可能なマットレスであり、異なる圧力値となる ように膨張可能な複数の領域を有し、これによりマットレス上に横たわる人が背 骨を整合させた状態で保持されるようになされるマットレスを個人にあつらえる 方法であって、 マットレスの各領域を膨張させ、 領域を膨張させた状態でマットレス上に顧客を位置させ、 顧客がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域の圧力を調節して 、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持するために 適当な予め確定されている圧力値となるようにし、マットレスからその顧客を下 ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低下された圧力値を記録し、こ れによりしかる後にその人はそれらの領域に於ける低下した後の圧力を再確立す れば、その人がマットレス上に横たわったときに背骨の整合および阻血圧力以下 の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立されるようになされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とするあつらえ方法。 ５５．請求項５４に記載された方法であって、マットレスは頭部、肩部、腰部、 腎部および足部の各領域として識別される少なくとも５つの領域を有し、又、領 域の圧力は人がマットレス上に横たわった状態でそれぞれ水柱で約１０１．６ｍ ｍ（４インチ）、１５２．４ｍｍ（６インチ）、２７９．４ｍｍ（１１インチ） 、２０３．２ｍｍ（８インチ）および１０１．６ｍｍ（４インチ）に調節される ことを特徴とするあつらえ方法。 ５６．最大限の安眠を与える膨張可能なマットレスであり、異なる流体レベルと なるように流体で膨張可能な複数の領域を有し、これによりマットレス上に横た わる人が阻血圧力以下の圧力にて背骨を整合させた状態で保持されるようになさ れるマットレスを個人にあつらえる方法であって、 マットレスの各領域を膨張させ、 領域を膨張させた状態でマットレス上に人を位置させ、その人がマットレス上に 横になっている間にマットレスの全領域の流体レベルを調節して、それらの領域 がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持するのに適当な予め確定さ れている圧力値となるようにし、マットレスからその人を下ろし、このような下 りた状態で各領域に残存する低下された流体レベルを記録し、これによりしかる 後にその人はそれらの領域に於ける低下した後の流体レベルを再確立すれば、そ の人がマットレス上に横たわったときに背骨の整合および阻血圧力以下の圧力支 持を行うのに適当な圧力が再確立されるようになされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とするあつらえ方法。 ５７．最大阪の安眠を与える膨張可能なマットレスであり、異なる流体レベルと なるように流体で膨張可能な複数の領域を有し、これによりマットレス上に横た わる人が阻血圧力以下の圧力にて背骨を整合させた状態で保持されるようになさ れるマットレスを個人にあつらえる方法であって、 マットレスの各領域を流体で膨張させ、領域を膨張させた状態でマットレス上に 人を位置させ、その人がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域 の流体レベルを調節して、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整 合状態に維持するのに適当な流体レベルとなるようにし、 マットレスからその人を下ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低下 された流体レベルを記録し、これによりしかる後にその人はそれらの領域に於け る低下した後の流体レベルを再確立すれば、その人がマットレス上に横たわった ときに背骨の整合および阻血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な流体レベルが 再確立されるようになされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とするあつらえ方法。 ５８．個人にあつらえた膨張可能なマットレスであり、異なる流体レベルとなる ように流体で膨張可能な複数の傾城を有し、これによりマットレス上に横たわる 人が阻血圧力以下の圧力にて背骨を整合させた状態で保持されるようになされる マットレスを商品化する方法であって、マットレスの各領域を流体で膨張させ、 領域を膨張させた状態でマットレス上の横になる位置に顧客を位置させ、 顧客がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域の流体レベルを調 節して、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持する のに適当な予め確定されている圧力値となるようにし、マットレスから顧客を下 ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低下された流体レベルを記録し 、これによりしかる後にその人はそれらの領域に於ける低下した後の流体レベル を再確立すれば、その人がマットレス上に横たわったときに背骨の整合および阻 血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立されるようになされること を知る、 諸段階を包含することを特徴とする商品化方法。 ５９．個人にあつらえた膨張可能なマットレスであり、異なる流体レベルとなる ように流体で膨張可能な複数の領域を有し、これによりマットレス上に横たわる 人が背骨を整合させた状態で保持されるようになされるマットレスを商品化する 方法であって、 マットレスの各領域を流体で膨張させ、領域を膨張させた状態でマットレス上の 横になる位置に顧客を位置させ、 顧客がマットレス上に横になっている間にマットレスの全領域の流体レベルを調 節して、それらの領域がマットレス上に横たわる人の背骨を整合状態に維持する のに適当な流体レベルとなるようにし、 マットレスから顧客を下ろし、このような下りた状態で各領域に残存する低下さ れた流体レベルを記録し、これによりしかる後にその人はそれらの領域に於ける 低下した後の流体レベルを再確立すれば、その人がマットレス上に横たわったと きに背骨の整合および阻血圧力以下の圧力支持を行うのに適当な圧力が再確立さ れるようになされることを知る、 諸段階を包含することを特徴とする商品化方法。