JPH0449924A

JPH0449924A - 手洗器

Info

Publication number: JPH0449924A
Application number: JP2156344A
Authority: JP
Inventors: Satoru Satomura; 里村　悟
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1990-06-14
Filing date: 1990-06-14
Publication date: 1992-02-19
Anticipated expiration: 2010-11-08
Also published as: JPH07103596B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は手を洗うための手洗器に係り、特に水の飛散を
防止しつるよう構成された手洗器に関する。

［従来の技術］従来の手洗器は、中央部が凹んだ林状のものである。林
状凹部の最低レベルの部分に排水口が設けられている。

吐水管から吐出された水は、林状凹部の底面部分に当る
ことが多い。なお、吐水管から吐出された水が排水口に
直接に入り込むように吐水管の先端を位置させることも
ある。

［発明が解決しようとする課題］吐水管から吐出された水は、勢いが強いので、そのまま
林状凹部の底面に当ると水が相当に多量に飛散する。吐
水管からの吐出水が排水口にそのまま入るように吐水管
の先端の位置決めを行なフた場合には、この飛散量はあ
る程度減少する。ところが、吐水管から吐出された水が
手に当ると、水の落下範囲が広がる。そして、水が林状
凹部の底部に落下すると、やはり相当量の飛散水が生じ
る。また、吐水管からの水が排水口の縁部に当って飛散
することも多い。

［ｉ１１題を解決するための手段］本発明の手洗器は、上方に向って凸となり、側面が下り
勾配の斜面である凸部と、該凸部の周囲に設けられた溝
と、該清から水を排出する排水口と、を備えてなるもの
である。

本発明では、凸部の頂部に別の排水口を設けても良い。

［作用コ請求項（１）の手洗器において、吐水管からの水は凸部
に向って吐出される。この水は、主として凸部の傾斜し
た側面に当るので、全く又は殆ど飛散しない。傾斜した
側面を流れ下った水は、凸部周囲の溝を流れ、排水口か
ら排出される。

この手洗器において、手が凸部上方に差し出され、この
手に木が当って水の落下範囲が広がフた場合でも、凸部
が裾広がり状となっているから、水は傾斜側面に落下す
るようになり、飛散しない。

請求項（２）の手洗器においては、水が凸部の頂部に落
下してきた場合、この水がそのまま排水口から排出され
るので、水の飛散が一層確実に防止されるようになる。

［実施例］以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図は本発明の実施例に係る手洗器の斜視図、第２図
は同平面図、第３図は第２図のＩＩＩ　−ＩＩＩ線に沿
う断面図である。

この手洗器１は、上方に向って凸となる球殻形状の凸部
２が中央部に設けられており、該凸部２の周囲部分に溝
３が設けられている。この溝３から水を排出するために
排水口４が手洗器１の奥側となる部分に設けられている
。凸部２の頂部に木を注ぎかけうるように吐水管５が該
手洗器１に立設されている。前記排水口４には排水バイ
ブロが接続される。この手洗器１は壁付タイプのもので
あり、壁面７に固定されている。

このように構成された手洗器１においては、吐水管５か
ら凸部２に向って水が吐出される。吐出された水は凸部
２の頂部や傾斜した側面に当り、そのまま該凸部２に沿
って流れ下り、次いで溝３に入り排水口４から排水バイ
ブロに排出される。

水が凸部２の傾斜した側面に注ぎかけられると、水の飛
散が確実に防止される。なお、この球殻形状の凸部２の
頂部は緩く湾曲した水平に近い球面となっているから、
この頂部に吐水管５から水が注ぎかけられると、一部の
水は周囲に飛散する可能性がある。しかしながら、この
凸部２の頂部に当って周囲に飛散しようとする水は、そ
の周囲部分にも吐水管５から水が注ぎかけられているか
ら、この周囲部分の木がいわば水カーテンの働ぎをなし
、木が周囲に飛散することを防止する。

なお、吐水管５の下方に手を差し出して手を洗うと、手
に当った水が周囲に広がって凸部２上に落下する。この
場合、広がって落下した木も凸部２の傾斜側面に当るか
ら、周囲に飛散することはない。

第４図及び第５図は本発明の別の実施例を示す斜視図及
び平面図であるにの手洗器ＩＡはコーナータイプと称さ
れるものであり、第４図の如く直交する壁面７．７の交
叉隅部に取り付けられるように四分円形の平面形状を有
している。

′！Ｊ６図はさらに異なる実施例に係る手洗器ＩＣの斜
視図であり、第７図は第６図の■−■線断面図である。

本実施例では、凸部２が円錐形状とされており、凸部２
の頂部が上記実施例の球殻形凸部の頂部よりも尖った形
状となっている。この第６図の手洗器ＩＣにあっては、
凸部２の頂部付近からの水の飛散がより確実に防止され
ている。

第８．９図は本発明の別の実施例に係る手洗器ＩＤ、Ｉ
Ｅの断面図である。本実施例では凸部２の頂部に排水口
８が設けられており、吐水管から吐出された水の全て又
は多くの部分が該排水口８に直接的に落下するよう構成
されている。このようにすると、凸部２の頂部付近に当
った水が周囲に飛散することがさらに確実に防止される
。

上記実施例では、いずれも凸部２が手洗器１の周縁部ｌ
Ｏよりも上方に突出する構成とされているが、本発明で
は第１０図の如く凸部２が周縁部１０と面一かあるいは
それよりも下方となるように構成しても良い。

本発明では、第１１図の如く周縁部１０の部分が溝３の
最低レベル部に向って下り勾配となる傾斜面となるよう
に構成しても良い。

本発明においては、少なくとも凸部２の部分を透明又は
半透明とし、第１２図の如く該凸部２の下側に照明器具
１１を設けても良い。このようにすると、凸部２が発光
体として機能するようになり、独特の美感が醸し出され
る。なお、第１２図の実施例では凸部２の下面部分にブ
ラケット１２を取り付け、このブラケット１２に照明器
具１１を固定しているが、照明器具１１を壁面に支持さ
せるなど、その他の構成としても良いことは明らかであ
る。

上記実施例では凸部２は球殻形又は円錐形であるが、凸
部２の裾の部分を緩く外方に広げて凸部２の側周面を凹
に湾曲させても良い。さらに、本発明にあっては手洗器
を複数個並列して設けても良い。

［効果］以上の通り、本発明の手洗器によると吐水管から吐出さ
れた水は凸部に当るようになり、水が周囲に飛散するこ
とが確実に防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る手洗器の斜視図、第２図
は同平面図、第３図は第２図のＩＩＩ　−ＩＩＩ線に沿
う断面図、第４図は別の実施例を示す斜視図、第５図は
同平面図である。第６図はさらに異なる実施例に係る手
洗器の斜視図、第７図は第６図の■−■線に沿う断面図
である。第８図〜第１２図の各図はそれぞれ異なる実施
例を示す縦断面図である。１・・・手洗器、　　２・・・凸部、３・・・溝、　　　　４・・・排水口、５・・・吐水管
、　　　８・・・排水口、１１・・・照明器具。特許出願人　株式会社イナックス

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上方に向って凸となり、側面が下り勾配の斜面で
ある凸部と、該凸部の周囲に設けられた溝と、該溝から水を排出する排水口と、を備えてなる手洗器。
（２）凸部の頂部に別の排水口が開口されている請求項
（１）の手洗器。