JPH0449515Y2 - - Google Patents

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JPH0449515Y2
JPH0449515Y2 JP1986171995U JP17199586U JPH0449515Y2 JP H0449515 Y2 JPH0449515 Y2 JP H0449515Y2 JP 1986171995 U JP1986171995 U JP 1986171995U JP 17199586 U JP17199586 U JP 17199586U JP H0449515 Y2 JPH0449515 Y2 JP H0449515Y2
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air intake
water tank
heat medium
rainwater
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はヒーテイングタワー殊にその雨水、
雪、霰、雹、などが不凍液含有の熱媒に混入する
のを防止する技術に関するものである。
〈従来技術及びその問題点〉 従来、この種のヒーテイングタワーにおける雨
水などの混入防止装置は、その排気口上に90度エ
ルボ型のダクトを取付けたものが一般的である
が、このダクトが風上を向いた時には雨水などが
排気口よりヒーテイングタワー内に吹き込み、か
つ排気損失が大きくなり、このダクトに隣接して
起立壁のある場合には、排気にも支障をきたす。
更に、熱媒に不凍液が入れてある場合には、侵
入した雨水によりこの不凍液の濃度が低下し、所
期のヒーテイングタワー効果を上げることができ
ず、最悪の場合には凍結を起こし運転不能とな
る。
このような現象は排気口に設けた送風機の運転
停止時により顕著となる。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は前記問題点を解決したもので、その
要旨は上部水槽より充填材上に不凍液含有の循環
水を熱媒として散水しこの熱媒の流下路に対して
直交して、本体外壁部に形成した外気取入口から
外気を本体内部に形成したエア室内へ導き、この
エア室の真上の上部排気口に連通する90度エルボ
ダクトより外部へ排気して、この外気と熱媒間で
熱交換を行ない、熱交換した熱媒を前記エア室の
真下に設置した下部水槽に収集する直交流型ヒー
テイングタワーにおいて、前記上部排気口真下の
下部水槽の水面のみを覆うに充分な大きさの液体
受皿がこの水面上に配置してあり、この液体受皿
内に滞留した液体をこの熱媒の循環経路外へ排出
するドレン部が前記液体受皿に設けてあり、前記
外気取入口は内外二重のルーバー状の外気取入板
群からなり、前記上部水槽の上面は蓋されて、前
記エルボダクトの吹き出し口には、雨雪侵入防止
用の板がルーバー状に配置されていることを特徴
とる防雨及び防雪型のヒーテイングタワーであ
る。
〈作用〉 前記のように構成したこの考案においては、従
来のヒーテイングタワー同様に、上部水槽より充
填材上に不凍液含有の循環水を熱媒として散水
し、外気取入口より本体内に形成したエア室内
に、この循環水の落下する方向と直交して外気を
取入れ、この外気と循環水の間で熱交換を行い、
熱交換した熱媒を前記下部水槽に収集し負荷部へ
供給する。
この際、外気取入口は内外二重のルーバー状の
外気取入板群で構成されているため、外気流中に
含まれる雨水、雪は、この内外の外気取入板を蛇
行して外気が通過中に、これら外側の外気取入板
群に捕捉され、かつこれらの表面に付着し流下
し、充填材位置まで到達せず、充填材表面上を流
れる熱媒に混入しない。
前記上部水槽の上部開口は蓋により密閉されて
いるため、この上部水槽内の熱媒に雨水及び雪が
混入することは皆無となる。
また、このヒーテイングタワーの運転停止時に
おいても、90度エルボダクトの吹き出し口から雨
水及び雪が混入しようとしても、この吹きだし口
に設けたルーバー状の板により雨水、雪のこのエ
ア室への侵入はほぼ完全に防止でき、仮に若干の
雨水及び雪が侵入したとしても、この侵入した雨
水及び雪は前記液体受皿上に滞留し、雪は融け液
体となり、雨水と共、前記ドレン部から前記熱媒
の循環経路外へ排出され、下部水槽に収集した熱
媒に混入しない。
〈効果〉 前記のように構成、作用をなす本件考案のヒー
テイングタワーにおいては、前記液体受皿、二重
のルーバー状の外気取入板群、90度エルボダクト
の吹き出し口における雨雪侵入防止用のルーバー
状の板を前記位置に配置してあるため、外気温の
低い冬期における使用時に、不凍液を含有する循
環水中に本体外部より雨水、雪を侵入するのを充
分に防止でき、冬期運転時に不凍液濃度の低下に
伴い循環水が凍結し運転不能となる事故を未然に
阻止でき、ヒーテイングタワーを円滑に運転でき
る。
加えて、不凍液の濃度を一定に維持するための
不凍液の補給回数を少なくでき、その補給水量が
少なくて済む。
〈実施例〉 次に、この考案の代表的な実施例を図に基ずき
説明する。
図において、Aは2方向から外気を吸い込む直
交流式のヒーテイングタワーであり、その上部排
気口10の左右両側で、このヒーテイングタワー
Aの本体11の上部には、その上部開口を蓋12
で密閉された上部水槽13が設置してあり、この
上部水槽13の真下で本体11の外壁部に設けて
ある外気取入口14近傍には、充填材の一種であ
る波板状の充填板15が、この本体11内に装填
してあり、各充填板15の二次側、即ち前記上部
排気口10寄りにはエリミネータ部材16が設け
てあり、前記外気取入口14より充填板15間を
通りエリミネータ部材16を通過した外気が流入
し2方向から寄り集まるエア室17が、この本体
11の中央に形成してある。
このエア室17の真上には、不凍液含有の循環
水である熱媒と熱交換を終了した空気を外部へ排
気する前記上部排気口10が設けてあり、この上
部排気口10内に送風機18が設置してあり、こ
の上部排気口10には90度エルボダクト19が連
通している。
前記充填板15の表面上を流下中に外気との間
で熱交換された前記熱媒をエア室17の下部で収
集し、加熱機などの負荷部へ戻す下部水槽20が
設置されている。前記エア室17は前記本体11
の中央でなく片寄りしていてもこの考案としては
同一である。
前記ヒーテイングタワーAの構造は、従来公知
のものである。
この考案の実施例においては、更に上部排気口
11の真下の前記下部水槽20の水面のみを覆う
に充分な大きさの液体受け皿21が、この水面真
上にほぼ水平に配置してあり、この受け皿21の
中心部に集められた雨水、雪などの融解液を下部
水槽20外へ排出する配水管22が、この受け皿
21の底部分にドレン部として連通されている。
前記90度エルボダクト19の外気吹き出し口1
9aには、雨雪侵入防止用の板23が複数枚ルー
バー状に配置されており、これら板23はその内
縁23aがその外縁23bより高位となるよう
に、前記吹き出し口19aを横切る水平な軸支2
3cより傾斜して支持してあり、この傾斜角度は
変化できないものでも、一斉に変更可能としてあ
つてもこの考案としては同一である。
前記外気取入口14は、内外二重のルーバー状
の外気取入板群24,25からなり、外側に位置
する一次側外気取入板24は、その内縁24aが
外縁24bより高位となる姿勢で、即ち前記90度
エルボダクト19における雨雪侵入防止用板23
と同一方向へ傾斜して、前記充填板15群の一側
縁をまたぐように水平に延在する軸24cに支持
されている。
また、その内側の二次側外気取入板25は、前
記外側の一次側外気取入板24と逆向きに傾斜し
て配列してあり、これら内、外の外気取入板25
は、間隔をおいて前後に配置され、これら外気取
入板24と25間には、外気一時滞留室26が形
成されている。
前記外気取入板24,25の傾斜角は変化でき
ないものでも、一斉可変型のものでもこの考案と
しては同一である。
(実施例の作用) このような例のヒーテイングタワーAは前記考
案の作用と同様、熱媒と外気間での熱交換を行う
と共に、送風機18の駆動により外気取入口14
より外気をエア室17内に吸込む際に、外気流中
に含まれる雨水、雪などは、殆ど傾斜した外側の
外気取入板24の外面で捕捉され、この表面に付
着し流下し、たとえ、この外気取入板24間を通
過した少量の雨水などがあつても、前記外気一時
滞留室26において外気流は一度失速拡散し、再
び内側の外気取入板25間を通るため、この外気
一時滞留室26内で比重のある雨水などは自然落
下し内側の外気取入板25間には到達せず、外気
のみが充填材板15間を通りエア室17に到達
し、充填板15表面上を流下中の熱媒に雨水、雪
などは混入しない。
また、上部水槽13内には蓋12により雨水、
雪などは侵入しないと共に、ヒーテイングタワー
Aの運転時は勿論、運転停止時においても、90度
エルボダクト19の吹き出し口19aから17内
に侵入しようとする雨水、雪などは前記ルーバー
状の板23により阻止され、仮にエア室17内に
雨水、雪などが侵入しても、侵入した雨水、雪な
どは前記受け皿21で受け止められ、直接下部水
槽20内に落下せず、下部水槽20内の熱媒には
混入しない。この受け皿21に滞留した雨水など
は、前記配水管22により下部水槽20外へ排出
される。
また、前記エリミネータ部材16の下端は前記
液体受皿21の周縁に臨在した上部排気口10よ
りエア室17に侵入した雨をこのエリミネータ部
材16で受け前記液体受皿21内へ導き前記排出
管22から下部水槽20外へ排出し、又前記充填
材15に当り跳ね返つた不凍液を含む熱媒をこの
エリミネータ部材16により下部水槽20側へ戻
し、この熱媒と雨水、雪などの混合を回避する。
〈実施例特有の効果〉 前記の傾斜姿勢に外気取入口14の内、外二重
のルーバー状の外気取入板群24,25を配列す
る例においては、外気取入口14に吸い込まれる
外気流は、外側の外気取入板24間を上向きに通
過後、前記外気一時滞留室26で一時拡散した
後、内側の外気取入板25間を下向きに通過し、
上下に蛇行経路をたどつて充填板15間を通りエ
ア室17内に至るため、この外気流中の雨水、雪
などはこの通過中に自然落下するか、外気取入板
25に付着し、充填板15まで到達せず、熱媒に
混入しない効果をより一層高めることができる。
前記エリミネータ部材16を設けた例において
は、前記エリミネータ部材16の下端は前記液体
受皿21の周縁に臨在し上部排気口10よりエア
室17に侵入した雨をこのエリミネータ部材16
で受け前記液体受皿21内へ導き前記排出管22
から下部水槽20外へ排出し、又前記充填材15
に当り跳ね返つた不凍液を含む熱媒をこのエリミ
ネータ部材16により下部水槽20側へ戻し、こ
の熱媒と雨水、雪などの混合を回避することがで
きる。即ち、90度エルボダクト19の吹き出し口
19aよりエア室17内に仮に侵入して来た雨
水、雪が、充填材15側へ侵入し混入しようとす
るのをこのエリミネータ部材16でほぼ完全に阻
止でき、熱媒への雨水、雪などの侵入をより良く
防止できる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の代表的な実施例を示す概略図で
ある。 図中の主な符号、A……ヒーテイングタワー、
12……蓋、14……外気取入口、19……90度
エルボダクト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 上部水槽より充填材上に不凍液含有の循環
    水を熱媒として散水しこの熱媒の流下路に対し
    て直交して、本体外壁部に形成した外気取入口
    から外気を本体内部に形成したエア室内へ導
    き、このエア室の真上の上部排気口に連通する
    90度エルボダクトより外部へ排気して、この外
    気と熱媒間で熱交換を行ない、熱交換した熱媒
    を前記エア室の真下に設置した下部水槽に収集
    する直交流型ヒーテイングタワーにおいて、 前記上部排気口真下の下部水槽の水面のみを
    覆うに充分な大きさの液体受皿がこの水面上に
    配置してあり、この液体受皿内に滞留した液体
    をこの熱媒の循環経路外へ排出するドレン部が
    前記液体受皿に設けてあり、前記外気取入口は
    内外二重のルーバー状の外気取入板群からな
    り、前記上部水槽の上面は蓋されて、前記エル
    ボダクトの吹き出し口には、雨雪侵入防止用の
    板がルーバー状に配置されていることを特徴と
    る防雨及び防雪型のヒーテイングタワー。 2) 前記内外二重のルーバー状の外気取入板群
    のうち、外側の外気取入板はその内縁が外縁よ
    り高位となる姿勢で傾斜し、内側の外気取入板
    は、前記外側の外気取入板と逆向きに傾斜して
    配列されている実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の防雨及び防雪型のヒーテイングタワー。
JP1986171995U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0449515Y2 (ja)

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JPS6380467U JPS6380467U (ja) 1988-05-27
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7431270B2 (en) * 2004-09-17 2008-10-07 Spx Cooling Technologies, Inc. Heating tower apparatus and method with wind direction adaptation

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JPS507206A (ja) * 1973-05-24 1975-01-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6095488U (ja) * 1983-11-30 1985-06-29 株式会社東芝 散布式蒸発冷却装置

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JPS6380467U (ja) 1988-05-27

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