JPH0449364Y2 - - Google Patents

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JPH0449364Y2
JPH0449364Y2 JP1988021651U JP2165188U JPH0449364Y2 JP H0449364 Y2 JPH0449364 Y2 JP H0449364Y2 JP 1988021651 U JP1988021651 U JP 1988021651U JP 2165188 U JP2165188 U JP 2165188U JP H0449364 Y2 JPH0449364 Y2 JP H0449364Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車の第一装飾部品(例えば、ラ
ジエーターグリル)を第二装飾部品(例えば、ヘ
ツドランプ)と分離して、自動車ボデイに取り付
けるための取付構造の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来のこの種取付構造として、特公昭59−第
20043号公報に示すものが存する。
該従来の取付構造は、装飾部品をクリツプ体を
介してボデイに取り付けるもので、具体的には第
5図Aに示す如く、合成樹脂製装飾部1の背面側
のセンター位置と両サイド位置に、取付部2を一
体に形成すると共に、該各取付部2に後述するク
リツプ体の頭部を係止する四角形状の貫通孔3を
形成する一方、ボデイ(図示せず)側に固設され
たブラケツト4に、該各貫通孔3と対応する係止
孔5を夫々形成する構造となつている。
又、クリツプ体6は、同図Bに示す如く、上記
各取付部2の四角形貫通孔3と略等しい大きさと
形状の角形頭部6aと、先端部6cが外方に折曲
した略V字状の係合脚部6bとを有し、且つ角形
頭部6aと係合脚部6bは、約45°偏位して連接
されている。
そして、実際に装飾部品1をボデイに取り付け
る場合には、装飾部品1の取付部2の背面側か
ら、クリツプ体6の角形頭部6aを各取付部2の
貫通孔3内に挿通して、係合脚部6bを45°捻る
と、角形頭部6aの角部が貫通孔3の孔縁に係止
するので、斯る状態を得て、各クリツプ体6の係
合脚部6bをブラケツト4の対応する係止孔5に
夫々係入すれば、第6図に示す如く、V字状の係
合脚部6bの各係止孔5の孔縁に対する係合によ
り、装飾部品1がボデイ側のブラケツト4に取り
付けられるものである。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、上記従来の取付構造にあつて、装飾
部品1をボデイに取り付ける場合には、少くとも
装飾部品1のセンター取付部2と、該取付部2と
対応するブラケツト4のセンター係止孔5を基準
として取り付けるものであるから、例えば該セン
ター係止孔5の形成位置にズレが生じていたりす
ると、第7図に示す如く、装飾部品1とブラケツ
ト4に別途接着される他の装飾部品L間に画成さ
れる隙間Sに広狭が発生して、外観上極めて見映
えが悪くなると言う大きな問題点を有していた。
尚、特開昭60−18611号公報や実開昭60−159216
号公報等にも、同種の取付構造が開示されている
が、やはり、これらの取付構造も、上記の問題点
を抱えている。
「課題を解決するための手段」 而し、本考案は、上記従来の取付構造の問題点
を有効に解決するために開発されたもので、第一
装飾部品の両サイドに貫通孔を有する取付部を一
体に形成し、この取付の貫通孔にクリツプ体の頭
部を係止して、該各クリツプ体のV字状係合脚部
をボデイ側の対応する係止孔に係入することによ
り、当該第一装飾部品を第二装飾部品と分離して
ボデイに取り付ける取付構造の下で、ボデイ側の
係止孔をクリツプ体の移動を許容する長孔状とな
す一方、クリツプ体のV字状係合脚部の連結基部
に、側方に張り出して上記長孔状係止孔の短寸側
孔縁に弾性的に当接する位置決め脚部を形成し、
上記取付部の貫通孔に係止した各クリツプ体のV
字状係合脚部を、各自の位置決め脚部が長孔状係
止孔の短寸側孔縁に当接する状態を得て、対応す
る長孔状係止孔の長寸側孔縁に係合させて、第一
装飾部品と第二装飾部品部間に画成される隙間を
所望間隔に維持する構成を採用した。
「作用」 依つて、本考案にあつては、第一装飾部品の両
サイドに形成された取付部にクリツプ体を係止し
て、該クリツプ体のV字状係合脚部を、位置決め
脚部と一緒に、ボデイ側の長孔状係止孔内に係入
すると、V字状係合脚部が当該長孔状係止孔の長
寸側孔縁に係合して、第一装飾部品をボデイ側に
取り付けると同時に、各クリツプ体の位置決め脚
部が、対応する長孔状係止孔の短寸側孔縁に弾性
的に当接して、当該長孔状係止孔の範囲内で、ク
リツプ体の移動を許容して、第一装飾部品を所定
方向に移動させるので、これにより、第一装飾部
品の取付位置が自動的にセンタリングされる。
従つて、例え、長孔状係止孔の形成位置等にズ
レが生じていても、第一装飾部品と第二装飾部品
間に画成される隙間は、常に、所望間隔に維持さ
れることとなつて、外観上の見映えが害される心
配がなくなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る取付構造は、従来のも
のとは異なり、第1図に示す如く、第一装飾部品
11の背面側両サイド位置のみに、四角形状の貫
通孔13を有する取付部12を一体に形成し、該
各取付部12の貫通孔13に下記のクリツプ体1
6の頭部16aを係止して、該クリツプ体16を
ブラケツト14側に形成された係止孔15内に係
入することにより、第一装飾部品11を第二装飾
部品と分離してボデイ側に取り付けることを特徴
とするものである。
これを詳しく説明すると、本実施例にあつて
は、まず、上記第一装飾部品11の取付部12と
対応して形成されるブラケツト14の各係止孔1
5を、図示する如く、該孔15内でクリツプ体1
6が若干左右方向に移動することを許容する横長
孔形状となす。
そして、このクリツプ体16には、第2図に示
す如く、従来と同様に、上記取付部12の貫通孔
13と略等しい大きさと形状の角形頭部16a
と、先端部16cが外方に折曲した略V字状の係
合脚部と16bとを有し、且つ、角形頭部16a
と係合脚部16bとが、約45°偏位して連接され
ているものを使用するが、本実施例にあつては、
斯る構成に加えて、上記V字状の係合脚部16b
の連結基部に、該基部から係合脚部16bの側方
に張り出して、上記ブラケツト14の長孔状係止
孔15の短寸側孔縁に弾性的に当接する平板薄肉
状の位置決め脚部17を一体に形成して、該位置
決め脚部17の短寸側孔縁に対する当接状態を得
て、クリツプ体16のV字状係合脚部16bを、
対応する長孔状係止孔15の長寸側孔縁に係合さ
せる構成となしたものである。
依つて、斯る構成の下で、第一装飾部品11を
ブラケツト14に予め取り付けられている左右の
第二装飾部品18・18と分離してボデイ側に取
り付ける場合には、まず、第3図Aに示す如く、
第一装飾部品11の各取付部12の背面側から、
クリツプ体16の角形頭部16aを該取付部12
の貫通孔13内に挿通した後、係合脚部16b側
を45°捻じつて、角形頭部16aの角部を貫通孔
13の孔縁に夫々係止する。
尚、この取付部12に対するクリツプ体16の
係止に際しては、図示する如く、左右のクリツプ
体16の位置決め脚部17が、いずれも、外側に
位置する状態に係止するか、或は、逆に、夫々が
内側に位置する状態に係止することが必要であ
る。
次いで、上記の状態のまま、各クリツプ体16
のV字状係合脚部16bを、位置決め脚部17と
一緒に、ブラケツト14の対応する長孔状係止孔
15内に係入すると、該V字状係合脚部16bが
長孔状係止孔15の長寸側孔縁に係合して、第一
装飾部品11がブラケツト14に確実に取り付け
られることとなる。
しかし、本実施例にあつては、この係合脚部1
6bの長寸側孔縁に対する係合と同時に、第3図
Bに示す如く、各クリツプ体16の位置決め脚部
17が、対応する長孔状係止孔15の短寸側孔縁
に弾性的に当接して、該係止孔15の長孔寸法の
範囲内で、クリツプ体16の移動を許容して、第
一装飾部品11を所定方向に移動させるので、こ
れにより、第一装飾部品11の取付位置が自動的
にセンタリングされることとなる。
又、各位置決め脚部17が夫々内側に位置して
いる場合にも、同様な原理の下で、第一装飾部品
11の取付位置が自動的にセンタリングされるこ
ととなる。
従つて、例え係止孔15の形成位置にズレが生
じていても、第一装飾部品11と第二装飾部品1
8間に画成される隙間Sは、いずれの場合でも、
常に所望間隔に維持されることとなつて、外観上
の見映えが悪くなる心配がない。
尚、上記実施例にあつては、クリツプ体16の
位置決め脚部17に、外方に折曲する先端部17
aを一体に形成しているが、第4図に示す如く、
折曲先端部17aがないものであつても、係止孔
15の孔縁に弾性的に当接するものであれば、同
様なセンタリング効果が得られることは言うまで
もない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、上記構成の採用によ
り、センタリングを保障する独立した専用部品等
を用いずとも、単に、クリツプ体をボデイ側の長
孔状係止孔に係入するだけで、クリツプ体の位置
決め脚部が長孔状係止孔の短寸側孔縁に当接し
て、該長孔状係止孔の範囲内で、クリツプ体の移
動を許容して、第一装飾部品を所定方向に移動さ
せることにより、その取付位置を自動的にセンタ
リングすることが可能となる。
従つて、本考案の取付構造にあつては、構造自
体の簡素化が大いに期待できるばかりか、第一装
飾部品と第二装飾部品間に画成される隙間も、常
に所望間隔に維持できるので、外観上の見映えが
害される心配が解消できることとなる。
従つて、第一・第二装飾部品の分離取付状態に
おいて、外観上の見映えが悪くなる心配が完全に
解消できることとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る取付構造を分解
して示す要部斜視図、第2図は位置決め脚部を有
するクリツプ体を示す斜視図、第3図A・Bは第
一装飾部品の取付作業順を示す要部平断面図、第
4図は位置決め脚部を有するクリツプ体の他例を
示す斜視図、第5図Aは従来の取付構造を分解し
て示す要部斜視図、同図Bは従来のクリツプ体を
示す斜視図、第6図は従来の取付構造を示す要部
縦断面図、第7図は従来の取付構造において装飾
部品と別の装飾部品を分離して取り付けた状態を
示す要部平断面図である。 11……第一装飾部品、12……取付部、13
……貫通孔、14……ブラケツト、15……係止
孔、16……クリツプ体、17……位置決め脚
部、18……第二装飾部品。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第一装飾部品の両サイドに貫通孔を有する取付
    部を一体に形成し、この取付部の貫通孔にクリツ
    プ体の頭部を係止して、該各クリツプ体のV字状
    係合脚部をボデイ側の対応する係止孔に係入する
    ことにより、当該第一装飾部品を第二装飾部品と
    分離してボデイに取り付ける構造であつて、 ボデイ側の係止孔をクリツプ体の移動を許容す
    る長孔状となす一方、クリツプ体のV字状係合脚
    部の連結基部に、側方に張り出して上記長孔状係
    止孔の短寸側孔縁に弾性的に当接する位置決め脚
    部を形成し、上記取付部の貫通孔に係止した各ク
    リツプ体のV字状係合脚部を、各自の位置決め脚
    部が長孔状係止孔の短寸側孔縁に当接する状態を
    得て、対応する長孔状係止孔の長寸側孔縁に係合
    させて、第一装飾部品と第二装飾部品部間に画成
    される隙間を所望間隔に維持できるように構成し
    たことを特徴とする装飾部品の取付構造。
JP1988021651U 1988-02-20 1988-02-20 Expired JPH0449364Y2 (ja)

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JP1988021651U JPH0449364Y2 (ja) 1988-02-20 1988-02-20

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JP1988021651U JPH0449364Y2 (ja) 1988-02-20 1988-02-20

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JPH01126412U JPH01126412U (ja) 1989-08-29
JPH0449364Y2 true JPH0449364Y2 (ja) 1992-11-20

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007055040A1 (ja) * 2005-11-11 2007-05-18 Uchida Yoko Co., Ltd 収納ユニットおよび収納構造体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018611A (ja) * 1984-06-20 1985-01-30 北川工業株式会社 固定具

Family Cites Families (1)

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JPS60159216U (ja) * 1984-03-30 1985-10-23 トヨタ車体株式会社 クリツプを有する係止構造

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JPH01126412U (ja) 1989-08-29

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