JPH0449326B2 - - Google Patents

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JPH0449326B2
JPH0449326B2 JP25283884A JP25283884A JPH0449326B2 JP H0449326 B2 JPH0449326 B2 JP H0449326B2 JP 25283884 A JP25283884 A JP 25283884A JP 25283884 A JP25283884 A JP 25283884A JP H0449326 B2 JPH0449326 B2 JP H0449326B2
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JP
Japan
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outer tube
transmission line
conduit
resistor
power transmission
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JP25283884A
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JPS61132025A (ja
Inventor
Fusao Saito
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は直流高電圧を送電する管路送電線の改
良に関するものである。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、核融合装置における中性粒子入射装置の
高電圧直流電源には管路送電線が採用されてきて
いる。第4図は、この種の電源装置に用いられて
いる管路送電線の構成例を示すものである。図に
おいて、1は直流高電圧を発生する加速用の高圧
電源、2はこの高圧電源1からの直流高電圧を
入/切するスイツチ、3は高圧電源1の負荷とな
るイオン源のフイラメントチヤンバ、4はフイラ
メント、5はイオン源のアークチヤンバ、6はイ
オン源の正電極、7はイオン源の負電極、8はイ
オン源の接地電極、9は減速用の高圧電源、10
〜12は高圧電源1の出力電位に浮いたフイラメ
ント電源、アーク電源等の高電位部電源、13〜
15はこれら高電位部電源10〜12を接地電位
より夫々絶縁する絶縁変圧器、16は同じく高電
位部電源10〜12の出力をイオン源へ導く電力
ケーブル、17は管路送電線の外管、18は同じ
く管路送電線の内管、19は同じく管路送電線の
外管17と内管18との間の浮遊静電容量、20
は高圧電源1の出力ケーブルの帰線、21は高電
位部電源10〜12を高圧電源1出力に固定する
ための電位固定用抵抗である。なお管路送電線の
内管18は、スイツチ2を介して高圧電源1の出
力端にケーブルにより接続されている。
かかる管路送電線を用いた電源装置において、
負荷であるイオン源は予め高電位部電源10〜1
2の出力が供給されて、アークチヤンバ5の中に
アーク放電によりソースプラズマを生成する。次
いでスイツチ2を閉じることにより、高圧電源1
の出力電圧がイオン源の正電極6に印加されてソ
ースプラズマからイオンビームが引き出される。
イオン源の正電極6、負電極7、接地電極8は、
通常真空中において数mmの間隔で近接設置されて
いるため、正電極6、負電極7に電圧が印加され
ると非常に強い電解を発生し、電極表面に小さな
突起物が存在するとしばしば放電破壊に至る。そ
して、イオン源内部で上記の放電破壊が発生する
と、高圧電源1の出力電位に固定される各機器、
例えば絶縁変圧器13〜15、内管18の浮遊静
電容量および高圧電源1の浮遊静電容量に貯えら
れたエネルギーは一気に放出されて、イオン源内
部の放電破壊の発生部において全て消費される。
この時、放電破壊の発生部に吸収されるエネルギ
ーが数十ジユール以上になると、電極表面に放電
の痕跡が残りイオン源の性能が著しく低下する。
そこで最近では、第5図の如くフエライト等の
高周波磁性材料からなるサージ抑制コア22を内
管18および電力ケーブル16が貫通するように
設置するか、或いは第6図の如く、サージ抑制コ
ア22と抵抗器23を設置して、サージ抑制コア
22のうず電流損と抵抗器23のジユール損とし
て、上記浮遊静電容量の有するエネルギーを吸収
させるようにしている。この場合、サージ抑制コ
ア22に印加される電圧時間積は、第7図の如き
等価回路で評価することができる。すなわち、第
7図において第4図中の高圧電源1の出力電位に
固定される各機器の浮遊静電容量を表すキヤパシ
タンス24、電力ケーブル16と帰線20のイン
ダクタンス25、サージ抑制コア22のインダク
タンス26、抵抗器23を表わす抵抗27を考え
ると、インダクタンス26の高周波インピーダン
スが抵抗27に比べて十分大きく、かつ抵抗27
が(インダクタンス25)/(キヤパシタンス2
4)の比の平方根よりも十分大きい場合、サージ
抑制コア22に印加される電圧時間積は次式で表
わすことができる。
(電圧時間積) (キヤパシタンス24の放電電
流)×(抵抗27)×(放電時続時間) =(キヤパシタンス24の初期電圧)×(抵抗
27)×(キヤパシタンス24) フエライト等の磁性材は飽和特性を有するた
め、この電圧時間積により磁性材の必要量が略決
まつてしまう。したがつて、高圧電源1の出力電
圧つまりキヤパシタンス24の初期電圧が高い
程、また電源装置と負荷との間の距離が長いつま
りキヤパシタンス24が大きい程、サージ抑制コ
ア22の大きさが大きくなる。
上述したように、第7図のキヤパシタンス24
が大きくなることは磁性材の必要量の増加を招
き、通常高周波磁性材は高価であることから、こ
れにより電源装置のコストを大幅に上昇させてし
まう。そこで、キヤパシタンス24を可能な限り
小さくする必要がある。しかしながら、従来第5
図において絶縁変圧器13〜15の浮遊静電容量
に比べて管路送電線の浮遊静電容量19が小さか
つたために、浮遊静電容量19のエネルギーも全
てサージ抑制コア22で処理してきたが、この種
の電源設備の大型化に伴つて電源装置と負荷との
間の距離が長くなつてきている。このため、サー
ジ抑制コア22が大形化し、設備配置上およびコ
ストの上でも問題となつてきている。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題を解決するために成
されたもので、その目的はサージ抑制コアに印加
される電圧時間積を減少させてサージ抑制コアの
小型化を図ることが可能な管路送電線を提供する
ことにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するために本発明では、内管
と、この内管の外側に設けられた外管と、高周波
磁性材料からなり上記内管が貫通するように設け
られたサージ抑制コアとを備えて成り、高圧電源
からの直流高電圧を負荷へ送電する管路送電線に
おいて、上記外管の負荷側を外管を兼ねるエネル
ギー吸収用の抵抗要素を介して接地するようにし
たことを特徴とする。
[発明の実施例] 以下、本発明を図面に示す一実施例について説
明する。第1図は、本発明による管路送電線を用
いた電源装置の構成例を示すものであり、図にお
いて第5図と同一部分には同一符号を付してその
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ
述べる。つまり第1図は、第5図における管路送
電線の外管17の負荷側の一部を外管を兼ねるセ
ラミツク等の抵抗材料からなる抵抗器29で構成
してエネルギー吸収用の抵抗要素とし、かつ帰線
20を管路送電線の外管17の電源側ではなく、
負荷側において外管17と接続するようにしたも
のである。ここで、抵抗器29の抵抗値はサージ
抑制コア22のインピーダンス値との和が、管路
のサージインピーダンス値よりも小さくなるよう
な大きさとしている。
かかる如く構成した管路送電線を用いた電源装
置において、負荷であるイオン源内部で前述の如
き放電破壊が発生すると、浮遊静電容量19に蓄
えられたエネルギーはサージ抑制コア22のイン
ピーダンスと抵抗器29のインピーダンスとの和
によつてピーク電流が制限されて放電する。これ
により、負荷であるイオン源内部の放電破壊発生
部に吸収されるエネルギーの大きさを極めて小さ
くすることができることになる。
上述したように本実施例による管路送電線は、
内管18と、この内管18の外側に設けられた外
管17と、フエライト等の高周波磁性材料からな
り上記内管18が貫通するように設けられたサー
ジ抑制コア21とを備えて成り、高圧電源1から
の直流高電圧を内管18を介して負荷であるイオ
ン源へ送電する従来の管路送電線において、上記
外管17の負荷側の一部を抵抗材料からなるエネ
ルギー吸収要素としての抵抗器29で構成して、
上記外管17の負荷側を外管を兼ねる当該抵抗器
29を介して接地するようにしたものである。
従つて、管路送電線の浮遊静電容量19に蓄え
られたエネルギーを抵抗器29により吸収して、
負荷であるイオン源内部の放電破壊発生部に吸収
されるエネルギーを小さくすることができる。こ
れにより、サージ抑制コア22に印加される電圧
時間積を減少させ、その分だけサージ抑制コア2
2の大きさを小さくして小形化を図ることが可能
となる。よつて、これを上記電源装置に適用した
場合には、設備配置が容易になると共にコストダ
ウンを図ることができる。
次に第2図は、本発明の他の実施例を示したも
のである。つまり第2図は、第1図における外管
を兼ねる抵抗器要素を、絶縁材料からなる絶縁外
管30と、これと並列に設置されて絶縁外管30
の両端を接続する抵抗器31とからエネルギー吸
収用の抵抗要素を構成するようにしたものであ
る。
かかる如く構成することにより、外管に機械的
強度が要求される場合、機械的強度の大きい材質
を比較的容易に選定できるので、第1図における
外管を兼ねる抵抗器29と同等の機能を持たせる
ことが可能である。
次に第3図は、本発明の他の実施例を示したも
のである。つまり管路気中絶縁送電線の場合、第
1図におけるように外管を兼ねる抵抗器29を構
成しても、通常外管を兼ねる抵抗器29よりも負
荷側に管路送電線の外管17は設置しないので、
外管を兼ねる抵抗器要素を、管路送電線と別個に
設けられた抵抗器32を抵抗要素として代用する
こともできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、管路送電
線本体の浮遊静電容量に蓄えられたエネルギーを
外管を兼ねる抵抗要素を介して放電するように構
成したので、サージ抑制コアに印加される電圧時
間積を減少させてサージ抑制コアの小形化を図る
ことが可能な安価な管路送電線が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2
図および第3図は本発明の他の実施例を示す構成
図、第4図および第5図は従来の管路送電線を示
す構成図、第6図および第7図は従来の問題点を
説明するための図である。 1,9…高圧電源、2,28…スイツチ、3…
フイラメントチヤンバ、4…フイラメント、5…
アークチヤンバ、6〜8…電極、10〜12…高
電位部電源、13〜15…絶縁変圧器、16…電
力ケーブル、17,18…管路送電線外管、内
管、19…浮遊静電容量、20…帰線、21,2
3,29,31…抵抗器、22…サージ抑制コ
ア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内管と、この内管の外側に設けられた外管
    と、高周波磁性材料からなり前記内管が貫通する
    ように設けられたサージ抑制コアとを備えて成
    り、高圧電源からの直流高電圧を負荷へ送電する
    管路送電線において、前記外管の負荷側を外管を
    兼ねるエネルギー吸収用の抵抗要素を介して接地
    するようにしたことを特徴とする管路送電線。 2 抵抗要素は、外管の負荷側の一部を抵抗材料
    からなる抵抗器で構成するようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の管路送電線。 3 抵抗要素は、外管の負荷側の一部を絶縁材料
    からなる絶縁外管と、この絶縁外管に並列接続さ
    れた抵抗器とで構成するようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の管路送電線。 4 抵抗要素は、内管および外管とは別に設けら
    れた抵抗器で構成するようにしたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の管路送電線。
JP25283884A 1984-12-01 1984-12-01 管路送電線 Granted JPS61132025A (ja)

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JP25283884A JPS61132025A (ja) 1984-12-01 1984-12-01 管路送電線

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JPS61132025A JPS61132025A (ja) 1986-06-19
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