JPH0449276A - 新規なスルホン及びその製造方法 - Google Patents

新規なスルホン及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0449276A
JPH0449276A JP2156870A JP15687090A JPH0449276A JP H0449276 A JPH0449276 A JP H0449276A JP 2156870 A JP2156870 A JP 2156870A JP 15687090 A JP15687090 A JP 15687090A JP H0449276 A JPH0449276 A JP H0449276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
general formula
formulas
formula
sulfone
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2156870A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0819089B2 (ja
Inventor
Toshiki Mori
俊樹 森
Hiroshi Fujii
藤井 宏志
Takashi Onishi
大西 孝志
Kazuo Yamamoto
和夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2156870A priority Critical patent/JPH0819089B2/ja
Priority to US07/706,209 priority patent/US5185468A/en
Priority to AT91109726T priority patent/ATE111449T1/de
Priority to EP91109726A priority patent/EP0461653B1/en
Priority to ES91109726T priority patent/ES2060250T3/es
Priority to DK91109726.9T priority patent/DK0461653T3/da
Priority to DE69103966T priority patent/DE69103966T2/de
Publication of JPH0449276A publication Critical patent/JPH0449276A/ja
Priority to US07/937,375 priority patent/US5237102A/en
Publication of JPH0819089B2 publication Critical patent/JPH0819089B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(1)、(2)または(3)(式中、R
は置換されていてもよいフェニル基を表わし、R′はア
セタール型の保護基を表わし、Xはハロゲン原子を表わ
す)で示される新規なスルホン及びその製造方法に関す
る。
本発明によって提供される一般式(1)、(2)又は(
3)で示されるスルホンは、食品添加物などに使用され
ているβ−カロチンの合成中間体として有用な化合物で
ある。
〔従来の技術〕
従来、β−カロチンは例えば次に示すような方法で合成
されることが知られている。
(B) ビタミンAフォスホニウム塩に過酸化水素を作用させる
方法 (C)ビタミンAフォスホニウム塩とビタミンAアルデ
ヒドからの合成方法ドイツ特許 を参照 〔発明が解決しようとする課題〕 上記のβ−カロチン合成方法において、(A)の方法は
、出発物質のβ−イオノンから多段階の工程を要してβ
−カロチンを合成している。
(B)の方法は、ビタミンAに対して当量のトリフェニ
ルホスフィンを必要し、また危険な過酸化物質を使用す
る必要がある。
(C)の方法は、ビタミンAアルデヒドを、酸性や熱に
不安定なビタミンAから別途合成しな(ではならない。
(D)の方法は、熱に極めて不安定なビタミンAハライ
ドを別途合成する必要がある。
などの問題点が見られる。
しかして、本発明の1つの目的は安価にかつ容易に入手
できる工業原料から容易に合成でき、しかもβ−カロチ
ンへ容易に誘導できる新規な化合物を提供することにあ
る。本発明の他の目的はその新規な化合物を製造する方
法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、前記一般式(1)、(
2)又は(3)で示される新規なスルホンを提供するこ
とによって達成される。また、これらのスルホンはおの
おの対応する一般式(4)、(5)又は(6)(式中、
R,R’及びXは前記の定義のとおりである。)で示さ
れるスルホンアルコールを酸化し、得られる一般式(7
)、(8)又は(9)で示されるスルホンアルデヒドを
ビタミンAフォスホニウム塩とカップリングさせること
により、それぞれ製造できる。
このようにして製造される一般式(])、(2)又は(
3)で示されるスルホンは、塩基性化合物との反応によ
り容易にβ−カロチンへ誘導できる。
以下余白 一般式(4)、(5)又は(6)で示されるスルホンア
ルコールは、ビタミンA合成の重要な中間体として既知
の化合物である。(特開昭62−87559号公報、特
開昭62−89652号公報及び特開昭62−59号公
報参照) 以下余白 β−カロチン (式中、R,R’及びXは前記定義の通りであり、R″
は低級アシル基を表わす) すなわち、リナロールから誘導される一般式0ωで示さ
れるβ−シクロゲラニルフェニルスルホンと、ゲラニル
オールのカルボン酸エステルから誘導される一般弐〇〇
で示されるアルデヒドを、塩基性条件下でカップリング
させて一般弐〇21で示されるヒドロキシスルホンを得
ることができる。これに塩化チオニル、三臭化リンなど
のハロゲン化剤を作用させて一般式03)で示されるハ
ロスルホンエステルにし、さらに水酸化ナトリウムなど
で加水分解して一般式(5)で示されるスルホンアルコ
ールを得ることができる。また、一般式(9)で示され
るヒドロキシスルホンにアセタール化反応を行い一般式
(12)で示されるアセタールスルホンとし、さらにこ
れを水酸化ナトリウムなどで加水分解することにより一
般式(6)で示されるスルホンアルコールを得ることが
できる。これらの方法で得られた各スルホンアルコール
は、それぞれ穏和な酸化方法例えば、二酸化マンガンを
用いる酸化方法、あるいはアルミニウム触媒存在下三級
アルデヒドを用いる0ppenauer酸化方法などに
より、容易に対応する一般式(7)、(8)又は(9)
で示されるスルホンアルデヒドへ導くことができる。
上記一般式におけるR、R’及びXを詳しく説明する。
Rは置換されていてもよいフェニル基を表わし、ここで
置換基としては、メチル、エチル、i−プロピル、n−
プロピル、i−ブチル、n−ブチルなどの低級アルキル
基;塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子;及びメト
キシ、エトキシ、i−プロポキシ、n−プロポキシ、i
−ブトキシ、n−ブトキシなどの低級アルコキシ基が例
示される。また、置換基はオルト位、メタ位またはバラ
位のいずれの位置にあってもよく、1個または2個以上
の複数個あってもよい。R′はアセタール型の保護基を
表わし、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、1
−エトキシエチル、1−ブトキシエチル、テトラヒドロ
フラニル基、テトラヒドロピラニル基、4−メチルテト
ラヒドロピラニル基などの炭素骨格を持つ保護基を例示
することができる。さらにXは、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子などのハロゲン原子を表わす。
−a式(1)、(2)又は(3)で示されるスルホンは
、対応する一般式(7)、(8)又は(9)で示される
スルホンアルデヒドとビタミンAフォスオニウム塩との
Wittig反応によって合成される。
ビタミンAのフォスホニウム塩は、ビタミンAおよびビ
タミンAアセテートと、当量以上のトリフェニルホスフ
ィンおよび硫酸をメタノール、エタノールなどのアルコ
ール系溶媒中、0〜50°Cの温度の範囲で、30分か
ら8時間反応させることによって得られる、得られたビ
タミンAフォスホニウム塩溶液からアルコール系溶媒を
減圧上留去し、さらに水を添加してビタミンAフォスホ
ニウム塩水溶液とする。なお、用いたビタミンA及びビ
タミンAアセテートの純度が低い場合などにおいては、
ビタミンAフォスオニウム塩のアルコール系溶液の段階
で、ヘキサン、ヘプタンなどの炭化水素系溶剤で洗浄し
、その後アルコール系溶媒を留去する場合もある。
このようにして得られたビタミンAフォスオニウム塩に
、それぞれ一般式(7)、(8)又は(9)で示される
スルホンアルデヒドを溶解した塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素などのハロゲン系溶媒を加えて、0〜
60°Cの温度で、2当量以上の水酸化カリウム、水酸
化ナトリウムなどの塩基性化合物の水溶液をゆっくりと
滴下することにより、一般式(1)、(2)又は(3)
で示されるスルホンがそれぞれ合成される。後処理とし
ては、反応溶媒として用いた塩化メチレン、クロロホル
ムなどのハロゲン溶媒、あるいはトルエン、ベンゼンな
どの炭化水素溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテルなどのエーテル溶媒、あるいは酢酸エチル、酢
酸ブチルなどのエステル系溶媒を抽出溶媒として用いて
分液後、水、炭酸ナトリウム水などで洗浄し、溶剤を留
去することにより行なわれろ。このようにして得られた
一般式(1)、(2)又は(3)で示されるスルホンは
、それぞれそのまま次のβ−カロチン合成反応に使用す
ることもできるし、カラムクロマトグラフィーなど精製
単離してもかまわない。
ところで、一般式(7)、(8)又は(9)で示される
スルホンアルデヒドは、対応する一般式(4)、(5)
又番よ(6)で示されるスルホンアルコールを穏和な酸
化条件例えば、二酸化マンガン、あるいはアルミニウム
触媒存在下、三級アルデヒドで酸化する0ppenau
er酸化法によって合成することができる。
二酸化マンガンを用いる一般式(4)、(5)又は(6
)で示されるスルホンアルコールの酸化方法として番よ
スルホンアルコールに対して2〜10倍量の二酸化マン
ガンを用い、反応溶媒として、例えLf、ベンゼン、ト
ルエンなどの炭化水素溶媒、塩化メチL/ン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロフレエタンナトのハロゲン化炭化
水素溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル
、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶媒および酢酸
エチル、酢酸フ゛チルなどのエステル系溶媒を用いて行
なわれる。反応温度は、10°Cから50゛Cの温度範
囲内で行なうことが望ましく、通常、30分から10時
間の間で反応は完結する。酸化反応後、不溶の二酸化マ
ンガンをろ過により分離し、溶媒を除去することによっ
て対応する一般式(7)、(8)又は(9)で表わされ
るスルホンアルデヒドを得ることができる。
アルミニウム触媒存在下、三級アルデヒドを用いる一g
 式(4)、(5)又は(6)で示されるスルホンアル
コールの酸化方法としては、スルホンアルコールに対し
て2〜10tao1%のアルミニウム触媒存在下に、1
.1〜5当量の三級アルデヒドを作用させることによっ
て行なわれる。用いるアルミニウム触媒の例としては、
アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリ
tert−ブトキシド、アルミニウムトリ5ec−ブト
キシド、アルミニウムトリフエノキシトなどを示すこと
ができる。また三級アルデヒドとしては、トリメチルア
セトアルデヒド、2,2−ジメチルブタナール、2−エ
チル2−メチルブタナール、2,2−ジメチル−4ペン
テナール、2.2−ジメチルペンタナール、2.2−ジ
メチルベンター3.4−ジェナールなどが用いられる。
反応溶媒としては、例えばベンゼン、トルエンなどの炭
化水素溶媒、塩化メチレン、りロロホルム、1.2−ジ
クロルエタンなどのハロゲン化炭化水素溶媒、ジエチル
エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル系溶媒および酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル系溶媒を用いて行なわれる。反応温度は
通常10℃〜60°Cの範囲で行なわれ、30分から5
時間で反応は完結する。本反応は、水あるいは塩酸水、
硫酸水、酢酸水などを添加することによって停止する。
その後、反応溶媒を抽出溶媒としてトルエン、ジエチル
エーテル、塩化メチレン酢酸エチルなどの有機溶剤によ
り抽出・分液し、有機層を水、炭化ナトリウム水などで
洗浄後、溶媒を除去することによって、対応する一般式
(7)。
(8)又は(9)で示されるスルホンアルデヒドを得る
ことができる。また、反応停止に、少量の水を用いた場
合、反応混合溶液の低沸化合物をそのまま減圧留去させ
ることによってもスルホンアルデヒドを得ることができ
る。
上述した酸化方法で得られた一般式(7)、(8)又は
(9)で示されるスルホンアルデヒドは、そのまま次の
対応する一般式(1)、(2)又は(3)で示されるス
ルホンの製造に用いることができるが、カラムクロマト
グラフィーなどを用いて精製単離してもかまわない。
上記の方法で得られた一般式(1)、(2)又は(3)
で示されるスルホンからβ−カロチンへの合成は、そは
、例えば、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、
カリウムn−ブトキシドなどのカリウムアルコキシド、
水酸化カリウムなどを用いることができる。これらの塩
基の使用量は、一般式(1)、(2)又は(3)で示さ
れるスルホンに対して、約2〜20倍モル量が好ましい
。反応溶媒としては、カリウムアルコキシド類を用いる
場合は、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ンなどの炭化水素系溶媒などが使用され、水酸化カリウ
ムなどを使用する場合は、メタノール、エタノール、プ
ロパツールなどのアルコール系溶媒が使用される。
反応温度は、通常、10″C〜120″Cの間で行なう
ことができる。反応終了後、反応混合物から、抽出溶媒
としてトルエン、ジエチルエーテル、塩化メチレン、酢
酸エチルなどの有機溶剤を用いて抽出し、有機層を水、
炭酸ナトリウム水などで洗浄後、溶媒を除去することに
よって、β−カロチンを得ることができる。
〔実施例] 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではなパ°     
           以下余白実施例1 (i)6−クロロ−3,7−シメチルー1−(2,6゜
6−ドリメチルー1−シクロヘキセン−1−イル)9−
フェニルスルホニル−2,7−ノナジェン−1−アール
の合成 200mj2のなす形フラスコに、6−クロロ1−ヒド
ロキシ−3,7−シメチルー9−(2,6,6トリメチ
ルー1−シクロヘキセン−1−イル)9−フェニルスル
ホニル−2,7−ノナジェン3.9g(純度89.3%
、7.5+++mof)の塩化メチレン50mf溶液に
、25°Cで二酸化マンガン20gをいれ、3時間攪拌
した。その後、不溶の二酸化マンガンを濾別し、溶媒を
減圧下で留去することにより、油状物3.3g得た。こ
のものをカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エ
チル=7/3)で精製することにより、6−クロロ−3
,7−ジメチル−9−(2,6,6−1−ツメチル−1
−シクロヘキセン−1−イル)−9−フェニルスルホニ
ル−2,7−ノナジェン−1−アールを3.1g(6,
7mmof、収率89.3%)得た。なお、このものは
、下記の機器分析データにより構造を確認した。
IRフィルム v  (ell−’)  : 1670
(C=O)、 1140(Sow)FD−MS s/e
:  504(M+)、  505(M+1)、  4
68(M+ −HCl)(ii )ビタミンAフォスホ
ニウム塩と6−クロロ−3,7−ジメチル−9−(2,
6,6−)ジメチル−1−シクロヘキセン−ニーイル)
−9−フェニルスルホニル−2,7−ノナジェン−■−
アールから、1−フェニルスルホニル−4−クロロ−1
,18−ジ(2,6,6−)ツメチル−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−3,7,12,16−テトラメチル
オクタデカ−2,7,9,11,13,15,17−へ
ブタエンの合成3.7−ジメチル シクロヘキセン ホニルー2.7 NMR(CDC/!s ) 4.65(m、28)。
9.9(d、18) 9− (2,6,6−ドリメチルー1 1−イル)−9−フェニルスル ノナジェン−1−アール TMS δ:0.8〜2.1(m、25B)、 4.3
〜5.8〜6.1(m、2H)、 7.5〜8.0(m
、5H)。
1001IInのなす形フラスコに10gのメタノール
溶液中、ビタミンAアセテート2.14 g (6,4
禦閣of) 、トリフェニルホスフィン1.68 g 
(6,4m1Ilol)、濃硫酸0.64 g (6,
4+n+nof)を混ぜて25°Cで3時間攪拌した。
その後、メタノールを減圧下で留去し、タール状のビタ
ミンAフオスホニウム塩を得た。水10gを用いてこの
ものを溶解し、そこへ6−クロロ−3,7−シメチルー
9−(2,6,6−)リフチル−1−シクロヘキセン−
1〜イル)−9−フェニルスルホニル−2,7−ノナジ
ェン−1−アール3.0 g (6,4mmoffi)
の塩化メチレン15mf溶液を加えた後、8°Cで7.
7%の水酸化カリウム水溶液10.84 g (12,
8+amof)をゆっくり加えて30分攪拌した。反応
終了後、分液により有機層と水層を分離して有機層を水
洗し、さらに溶媒を留去することにより、油状物6.7
2g(純度40.9%、3.85+nmof、収率60
.2%)得た。このものをシリカゲルクロマトグラフィ
ー(ヘキサン/酢酸エチル=85/15)で精製するこ
とにより、1−フェニルスルホニル4−クロロ−1,1
8−ジ(2,6,6−)ツメチル−1−シクロヘキセン
−1−イル) −3,7,12,16−テトラメチルオ
クタデカ−2,7,9,11,13,15,17−ヘプ
タエンを2.05 g得ることができた。なお、このも
のは下記の機器分析データにより構造を確認した。
1−フェニルスルホニル−4−クロロ−1,18−ジ(
2,6,6−ドリメチルー1−シクロヘキセン−1イル
’)  −3,7,,12,16−テトラメチルオクタ
デカ2.7,9.11.13,15.17−へブタエン
NMR(CDCl2 、 ) TMS δ:0.8〜2
.2(m、461()、 4.3〜4.6(m、2H)
、 5.8〜6.1(+++、10B)、 7.5〜8
.0(m、5H)IR錠剤 v (cm−’)  : 
1140(SOz)、 2910(C−H)実施例2及
び3 実施例1と同様な操作で、二酸化マンガンを用いて各ス
ルホンアルコールを対応するスルホンアルデヒドへ酸化
した結果を次の表に示す。
以下余白 *スルホンアルデヒ ドの機器分析値 9− (2,6,6−)ジメチル−1−1−イル)−9
−フェニルスル ノナトリエン−1−アール TMSδ:0.9〜2.5(m、25H)、 5.7〜
7.5〜8.0軸、5H)、 9.9(d、18)(c
m−’)  :1675(C=0)、 1140(SO
□)426(M+ ) 3.7−ジメチル シクロヘキセン ホニルー2.6.8 NMR(CDCj2s ) 6.0(m、3H)。
JR錠剤 ν FD−MS  ta/e : N?IR(CDC/!! )  TMS  δ:0.8
〜2.3(諷、31H)、  3.4〜5゜工(顛、5
8)、  5.4(a+、IH)、  5.9(d、I
H)、  7.5〜8.0(m、5H)、  9.9(
d、IH)IRフィルムv  (C1+−’)  :1
670(C=0)、 1140(S(h)FD−MS 
  m/e  :  516(M+  )次いで実施例
1と同様の操作で、各スルホンアルデヒドとビタミンA
フォスホニウム塩がら対応するスルホン化合物を合成し
た結果を次に示す。
以下余白 (1−エトキシ)エトキシ−3,7−ジメチル(2,6
,6−ドリメチルー1−シクロヘキセンイル)−9−フ
ェニルスルホニル−2,6−ノナジェン−1−アール スルホン化合物の機器分析値 7−フェニルスルホニル−11,12−ジヒドロ−β−
カロチン NMR(CDCj! ! )TMSδ:0.9〜2.5
(m、46H)、 5.7〜6.8(a、11H)、 
 7.5 〜&−0(a、5H)JR錠剤 (CI−’
)  : 1140(Sow)、 2910(C−H)
7−フェニルスルホニル−8−(1−エトキシ)エトキ
シ−7,8,11,12−テトラヒドロ−β−カロチン NMR(CDC1!s ) TMSδ:0.8〜2.3
 (m、 52H) 、 3.4〜5.1(m、5H)
、  5.8〜6.8(m、Ion)、  7.5 〜
8.0(m、5B)IR錠剤 (CI−’)  : 1
140(SOz)、 2910(C−H)実施例4 アルミニウムトリイソプロポキシドおよびトリメチルア
セトアルデヒドを用いる6−クロロ−3,7−シメチル
ー9− (2,6,6−)サメチル−1−シクロヘキセ
ン−1−イル)−9−フェニルスルホニル−2,7−ノ
ナジェン−1−アールの合成100mfのなす形フラス
コに、6−クロロ−1−ヒドロキシ−3,7−シメチル
ー9− (2,6,6−ドリメチルー1−シクロヘキセ
ン−ニーイル)−9−フェニルスルホニル−2,7−ノ
ナジェン4.2g(純度89.3%、8.1 +++s
+of) 、アルミニウムトリイソプロポキシド78■
(0,3611mo/り及びトリメチルアセトアルデヒ
ド21.1 g (24,3tatao 12 )を入
れ、50°Cで2時間攪拌した。その後、0.3a+f
の水を入れて反応を停止させた後、減圧下で低沸留分を
除去することにより、粗な6−クロロ−3,7−シメチ
ルー9− (2,6,6−)サメチル−1−シクロヘキ
セン−1−イル)−9−フェニルスルホニル−2,7−
ノナジェン−1−アールを4.15g(81,0%純度
、7.27 mInof、収率90%)を得た。
実施例5,6 実施例4と同様な操作で、アルミニウムトリイソプロポ
キシドとトリメチルアセトアルデヒドを用いて各スルホ
ンアルコールを酸化した結果を次に示す。
以下余白 参考例1 メトキシカリウムを用いる1−フェニルスルホニル−4
−クロロ−1,18−ジ(2,6,6−)ジメチル−1
−シクロヘキセン−1−イル) −3,7,12,16
−テトラメチルオクタデカ−2,7,9,11,13,
15,17−ヘプタエンからβ−カロチンの合成 50+ofのなす形フラスコに1−フェニルスルホニル
−4−クロロ−1,18−ジ(2,6,6−)ジメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−3,7,12,1
6−チトラメチルオクタデカー2.7.9.11.13
.15.17ヘプタエン2.01g(40,9%純度+
 1.15 a+mof)をトルエン4g中で、メトキ
シカリウム1.0g(80%純度、  11 ms+o
jりと30℃、2時間反応させた。その後、水を入れ分
液後、有機層を水洗し、さらに溶媒を除去することによ
り、β−カロチン2.58g(19,1%純度、 0.
918 a+mof。
収率80%)を得た。なお、このものに水10gを入れ
、10時間加熱還流を行なった後、トルエンを用いて有
機物を抽出し、さらにトルエン−メタノール溶媒で再結
晶することにより、条里色状の結晶物を44■得た。こ
のものを標品と比較しβ−カロチンであることを確認し
た。
畔、177〜178℃ λwrax 455ns (E+cs =2350、シ
クロヘキサン)参考例2 水酸化カリウムを用いる1−フェニルスルホニル4−ク
ロロ−1,18−ジ(2,6,6−トリメチル−1シク
ロヘキセン−1−イル)−3,7,12,16−チトラ
メチルオクタデカー2.7,9.11.13.15.1
7−へブタエンからβ−カロチンへの合成 50yalのなす形フラスコに1−フェニルスルホニル
−4−クロロ−1,18−ジ(2,6,6−)ジメチル
−1−シクロヘキセン−1−イル)−3,7,12,1
6−チトラメチルオクタデカー2.7,9,11,13
,15.17へブタエン1.32g(40,9%純度、
 0.76 mmojりをエタノール15g中、水酸化
カリウム0.8g(85%純度、  12.1 +n+
aoffi)と45°Cで3時間反応させた。その後、
水およびトルエンを入れて分液後、有機層を水洗し、さ
らに溶媒を除去することにより、β−カロチン1.95
g(17,2%純度、 0.62 m*oj!、収率8
1.6%)を得た。
参考例3及び4 参考例1及び2と同様な操作により、各スルホン化合物
からβ〜カロチンを合成した結果を次に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、安価に入手できる工業用原料か
ら好収率でかつ容易に一般式(1)、(2)又は(3)
で示されるスルホンを製造することができる。
また、一般式(1)、(2)又は(3)で示されるスル
ホンは上記の参考例から明かなとおり、β−カロチンへ
誘導される。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式(1)、(2)又は(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表わし
    、R′はアセタール型の保護基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わす。) で示されるスルホン。 2、一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表わし
    、Xはハロゲン原子を表わす。)で示されるスルホンア
    ルコールを酸化し、得られる一般式(7) ▲数式、化学式、表等があります▼(7) (式中、R及びXは前記定義のとおりである。)で示さ
    れるスルホンアルデヒドをビタミンAフォスホニウム塩
    とカップリングさせることを特徴とする一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R及びXは前記定義のとおりである。)で示さ
    れるスルホンの製造方法。 3、一般式(5) ▲数式、化学式、表等があります▼(5) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表わす
    。) で示されるスルホンアルコールを酸化し、得られる一般
    式(8) ▲数式、化学式、表等があります▼(8) (式中、Rは前記定義のとおりである。) で示されるスルホンアルデヒドをビタミンAフォスホニ
    ウム塩とカップリングさせることを特徴とする一般式(
    2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、Rは前記定義のとおりである。) で示されるスルホンの製造方法。 4、一般式(6) ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (式中、Rは置換されていてもよいフェニル基を表わし
    、R′はアセタール型の保護基を表わす。)で示される
    スルホンアルコールを酸化し、得られる一般式(9) ▲数式、化学式、表等があります▼(9) (式中、R及びR′は前記定義のとおりである。)で示
    されるスルホンアルデヒドをビタミンAフォスホニウム
    塩とカップリングさせることを特徴とする一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中、R及びR′は前記定義のとおりである。)で示
    されるスルホンの製造方法。
JP2156870A 1990-06-14 1990-06-14 新規なスルホン及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0819089B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2156870A JPH0819089B2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 新規なスルホン及びその製造方法
US07/706,209 US5185468A (en) 1990-06-14 1991-05-28 Process for producing β-carotene, and intermediate compounds useful for the process
DK91109726.9T DK0461653T3 (da) 1990-06-14 1991-06-13 Fremgangsmåde til fremstilling af beta-caroten og mellemprodukter til anvendelse ved fremgangsmåden
EP91109726A EP0461653B1 (en) 1990-06-14 1991-06-13 Process for producing beta-carotene, and intermediate compounds useful for the process
ES91109726T ES2060250T3 (es) 1990-06-14 1991-06-13 Procedimiento para producir beta-caroteno y compuestos intermedios utiles para el procedimiento.
AT91109726T ATE111449T1 (de) 1990-06-14 1991-06-13 Verfahren zur herstellung von beta-carotin und für dieses verfahren verwendbare zwischenprodukte.
DE69103966T DE69103966T2 (de) 1990-06-14 1991-06-13 Verfahren zur Herstellung von Beta-Carotin und für dieses Verfahren verwendbare Zwischenprodukte.
US07/937,375 US5237102A (en) 1990-06-14 1992-08-31 Sulfone aldehydes useful for producing β-carotene

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2156870A JPH0819089B2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 新規なスルホン及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0449276A true JPH0449276A (ja) 1992-02-18
JPH0819089B2 JPH0819089B2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=15637192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2156870A Expired - Lifetime JPH0819089B2 (ja) 1990-06-14 1990-06-14 新規なスルホン及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0819089B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0819089B2 (ja) 1996-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111484400B (zh) 一种2-甲基-4-(2,6,6-三甲基环己烯-1-基)-2-丁烯醛的制备方法
EP0461653B1 (en) Process for producing beta-carotene, and intermediate compounds useful for the process
EP0761629A1 (de) Offenkettige olefinisch ungesättigte Verbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Riechstoffe
US3489806A (en) Isoprenoid compounds and a process for producing the same
US5237102A (en) Sulfone aldehydes useful for producing β-carotene
JPH0449276A (ja) 新規なスルホン及びその製造方法
EP0348813B1 (en) Process for producing halogenated sulfone
JPH0118910B2 (ja)
Ellis et al. Pentacyclic triterpene synthesis. 6. Synthesis of a bicyclic intermediate corresponding to rings D and E of. beta.-amyrin
JP2506495B2 (ja) β―カロチンの製造方法
Umehara et al. The photochemical cycloaddition of the enol acetate of dimedone to cyclopentene.
US3624105A (en) Method for synthesizing rhodoxanthin
US4594456A (en) Racemic and optically active 3-hydroxy-alpha-cyclocitral, its acetals and optically active 3-oxo-alpha-cyclocitral acetals, and their preparation
Owen et al. Alicyclic glycols. Part XIII. 1: 2-Bishydroxymethyl cyclo pentane
JPH0449275A (ja) 新規なスルホンアルデヒド及びその製造方法
JPH05286902A (ja) α−クロロ−β−ケトエステル誘導体の製造方法
US4550211A (en) Preparation of compounds of the 4-oxodamascone series, and novel scents from this class of compounds
US3057913A (en) Unsaturated cyclic ketones and esters and processes for preparing same
EP0537954B1 (en) Process of preparing diphenylmethane derivatives
US3830844A (en) Method for synthesizing rhodoxanthin
US4105700A (en) Process for preparing stereospecific nerolidol and ester thereof
Haubenstock Reaction of lithium aluminum hydride with hindered phenols. New stereoselective reducing agents
JPH07103095B2 (ja) ビタミンaアルデヒドの製造方法
US5243097A (en) Process for the continuous bulk production of acrylic polymers
JPS5826328B2 (ja) リツタイキセイサレタ フアルネシルサクサン マタハ ソノエステル ノ セイゾウホウホウ