JPH044921A - 複合管の製造方法 - Google Patents

複合管の製造方法

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JPH044921A
JPH044921A JP10393890A JP10393890A JPH044921A JP H044921 A JPH044921 A JP H044921A JP 10393890 A JP10393890 A JP 10393890A JP 10393890 A JP10393890 A JP 10393890A JP H044921 A JPH044921 A JP H044921A
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JP
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metal
resin layer
tube
welding
pipe
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JP10393890A
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Taichiro Nagura
名倉 太一郎
Seiichi Enomoto
榎本 聖一
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は複合管の製造方法に関し、更に詳しくは、例え
ば排水管、空調用の冷温水管等に使用される、金属管の
内面に樹脂層を設けた複合管−の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 近年、建物用の排水管や空調用冷温水管材として、従来
の銅管等の金属管から、金属管の内面を樹脂で被覆した
、いわゆる金属−樹脂複合管が多く使用されるようにな
っている。これは、近年における管内に流される水質の
悪化(例えば溶存塩素、溶存酸素、PH酸性化等)が原
因で、金属管では腐食がひどく耐久性に問題があるため
である。
すなわち、このような水質に対しては、金属管の内面に
科学的に安定な樹脂層を設けた金属−樹脂複合管が信顧
性に高く、多く用いられる理由となっている。
このような用途に実際に用いられる複合管は、内面にP
VC層をライニングしたもの、PE層をコーティングし
たもの、あるいはPPS層をコーティングしたもの等で
ある。
ところで、これらの複合管の製造方法は、従来、いずれ
も多段式で工程数が多いという問題があった。例えばP
VC層をライニングした複合管では、まずPVC管を別
工程で製管した後、その表面に接着剤を塗布して金属管
内に挿入し、PVC管を膨張させるか、あるいは金属管
を収縮させて金属管とPVC管を相互に接着させる方法
が用いられている。また、PE層をコーティングした複
合管にいたっては、金属管を樹脂溶融温度にまで一旦加
熱した後、その内面にPE粉体樹脂を塗布し、その後管
全体を冷却して製造するといった方法が用いられている
このような工程数の多さを解消する技術として、近年、
多段式ではなく、帯状金属板をロールによりその長手方
向に沿って屈曲させて連続的に製管するとともに、同時
にその内面を樹脂で被覆するという製造方法が提案され
ている(特開昭62−198447号)。この方法によ
ると、工程数が少なくなるばかりでなく、ランニングコ
ストも低く抑えられるという利点もある。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、上記したロールによる連続的製管と同時にその
内面に樹脂を被覆する製造方法では、設備ラインの増大
化や、管サイズごとの設備が必要である点等、製造設備
投資が大きいという欠点がある。この事実は特に管サイ
ズを大口径化する場合に顕著である。
この問題点を解消する糸口として、特開昭50−739
63号に開示されている技術がある。この特開昭50−
73963号の技術は、金属素線を螺旋状に製管し、か
つ、その間、素線供給側の装置を回転させることによっ
て得られた管側を回転させないようにし、その螺旋管の
内面に樹脂を被覆する可撓性の管の製造方法である。こ
の製造方法によれば、設備も小さくてすみ、管サイズ別
の対応も容易であるが、排水管や空調用管材のように剛
性を必要とする複合管の製造に供することはできない。
すなわち、この製法により得られる管は金属素線を単に
外周に巻回して補強材とした可撓性管とはなるものの、
耐圧管材としての剛性を存する複合管として位置づけす
ることはできない 本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、その
主たる目的は、建物用の排水管、空調用管材等に用いる
剛性のある複合管を、小さな設備で、かつ、特に管サイ
ズ別の設備を必要とすることなく効率的に製造する方法
を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、内面樹脂層の肉厚が均一な
複合管を容易に得ることのできる製造方法を提供するこ
とにある。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明は、帯状の金属の一
面に樹脂層が積層されてなる金属−樹脂積層帯板の樹脂
層を、その両側縁部から所定寸法だけ金属に対して接着
させない状態で、樹脂層が内側になるよう、かつ、金属
の側縁部が相互に突き合わされるように螺旋状に屈曲さ
せた後、その金属突き合わせ部を連続的に溶接して螺旋
管を得るとともに、その溶接の後に、未接着部の樹脂層
を金属に接着させることによって特徴付けられる。
〈作用〉 金属−樹脂積層帯板を、金属の両側縁部が相互に突き合
わされるように螺旋状に屈曲させ、その金属の突き合わ
せ部を溶接することにより、剛性のある管が得られる。
この金属の突き合わせ溶接時に、螺旋管の内側にくる樹
脂層が全面的に金属に接着した状態であれば、溶接熱に
より樹脂が劣化し、分解してしまうが、金属と樹脂層と
が溶接部近傍において相互に接着されておらず両者の間
に空気層が存在しておれば、樹脂に対する溶接熱の影響
は殆どなく、樹脂劣化にはいたらない。
〈実施例〉 本発明実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第1図は本発明が適用された複合管の製造装置の一例を
示す全体構成図である。
金属−樹脂積層帯板11 (以下、複合帯板11と称す
る)は、供給ロール装置1によって製管装置2に供給さ
れる。
この複合帯板11は、第2図にその断面図を示すように
、帯状金属板11aの一面にこれとほぼ等しい幅の樹脂
層11bを積層して相互に接着したものであるが、樹脂
層zbはその両側縁部の所定寸法りだけ帯状金属Fi、
11 aに接着されていない。なお、この複合帯板11
としては、例えば鋼板に接着性のある樹脂をラミネート
することによって得ることができる。
このような複合帯板11が製管装置2によって螺旋状に
屈曲された後、溶接機3によって連続的に溶接されて管
となるわけであるが、製管装置2は、第3図に溶接ポイ
ントにおける断面図を示すように、複数本の強制ロール
21・・・・21を、成形すべき螺旋管の周方向に、各
ロール軸方向が螺旋管の長手方向に略沿うよう配置した
もので、4複合帯板11の外側を規制しながら、その両
側縁部が相互に突き合わされた状態となるように強制的
に管状に成形していく機構を有している。このとき、樹
脂層11bが管の内側になるように複合帯板11が供給
されるべく設定されている。なお、製管装置2のロール
本数は、第3図においては6本を等配しているが、管サ
イズによって適当に選定することが好ましく、この本数
を可変としておき、かつ、ロールの位置を同心状に移動
可能な機構としておけば、一つの装置で多数種の管径の
製管に対応できる。
管状成形された複合帯板12は、第3図に示すようにそ
の帯状金属板11aの突き合わせ部において溶接機3に
連結されたトーチ31により溶接され、管13となる。
トーチ31は製管装置2の強制ロール210間から挿入
され、その先端が帯状金属板11aの突き合わせ部の直
上にくるように位置決め配置される。
そして、この溶接後に、管13内に挿入された加熱治具
41によって、樹脂層11bの未接着部分が金属面と接
着されるとともに、樹脂層11bの相互の側縁部が接合
される。
すなわち、製管装置20手前側に加熱装置4が配設され
、その加熱装置4に接続された加熱治具41が、製管装
置2の手前側から管13内に挿入樹脂層11bを加熱融
着させる。この加熱治具41の先端部における管13の
軸に直交する方向の要部断面図を第4図に示す。加熱治
具41の先端部は所定の温度に加熱された状態で、樹脂
1llbの未接着部に押しつけられ、この部分を加熱押
圧することによって、樹脂層11bの両縁部を相互に接
合するとともに、この部分を金属面に接着するわけであ
る。
これによって管13の内面には樹脂層11bが全面的に
接着された状態となる。
その後、管13は、これを安定的に移送するための駆動
装置5によって製管装置2内から排出され、切断機6に
よって所定長さに切断される。
以上の本発明実施例の製造方法において特に注目すべき
点は、突き合わせ溶接を行う前の複合帯板11の樹脂層
11bが、その両側縁部において寸法したけ帯状金属1
1aに接着されていない点である。
すなわち、樹脂層fibがその全面において帯状金属1
1aに接着されていると、帯状金属41aの側縁部を相
互に溶接したときに、その1000°C以上にも達する
溶接熱によって、溶接部近傍の樹脂層11bが劣化して
分解していまい、複合管内層としての性能を充分に発揮
することができない。しかし、上記したように樹脂層1
1bと帯状金属11aとが溶接部近傍において互いに接
着していすに少しでも空気層が介在していると、溶接熱
の影響は殆どなく、樹脂が劣化するまでには至らないこ
とを、本発明者は種々の実験およびシュミレーションに
よって把握し、確認しできた。
この接着していない部分の長さしは、帯状金属11aと
して2mm厚さの鋼板を用いた場合にその突き合わせ溶
接の方法によって若干のばらつきはあるが、5〜10+
++m程度でよいことが確かめられた。溶接方法は、鋼
板の場合高周波溶接、直流TIC溶接、電子ビーム溶接
等があるが、本発明に用いる溶接としては、直流TIG
溶接や電子ビーム溶接が好ましい。直流TIG溶接で行
う場合、溶接による熱影響部の幅が10mm程度と広く
なるが、電子ビーム溶接の場合には同しく溶接による熱
影響部の幅がより狭く、5a+m程度であって、Lの寸
法として5mm程度でいいことが確認された。
なお、樹脂層11bの未接着部分の接着のための加熱治
具41の加熱方法としては、種々の方法を採用すること
ができる。例えば油等の熱媒の循環による加熱、ヒータ
ーによる通電加熱、誘導加熱、あるいは遠赤外線による
間接加熱等のいずれをも採用可能であるが、本発明に最
も適したものは加熱治具41の先端に油を循環させる加
熱方法であって、その安定した加熱機能で樹脂を溶融さ
せて圧着することが望ましい。
また、樹脂層11bの表面については、前記した実施例
のように平面状でもいいが、得られる管の用途によって
は第5図に示すように長手方向に延びる突条101を形
成しても良い。これにより、製管後にはこの突条101
は管内において螺旋状となり、この管をスパイラルリブ
管とすることができわけであるが、このような管の用途
としては、建物用の翌排水管で、少量排水時に流体がリ
ブに沿って遠心流下することになり、流下音が抑えられ
るとともに、管中心部に空気芯ができるため、通常設置
す必要のある通気管が不要となるといった効果がある。
ここで、本発明に用いられる金属としては、主として鋼
板であるが、なかでも熱延鋼板、冷延鋼板、あるいは鋼
板表面を防蝕のために亜鉛メツキ処理した鋼板等が適し
ている。また樹脂としては、建物用排水管や空調用の冷
温水管の使用条件に耐え、かつ、上記の金属との接着性
に冨んだもの、例えば酸、変成ポリエチレン、シラン変
成ポリエチレン等が好ましい。
なお、本発明は以上説明した実施例に限定されることな
く、特に製造装置としては適宜に種々の変形を施し得る
ことは勿論である。
例えば、複合帯板11の幅を変えれば、管の蝮旋の角度
が変わり、第5図に示す突条101の角度を建物用の竪
排水管として最適な角度とすることができる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、金属−樹脂積層
帯板を螺旋状に屈曲させてその両縁部を相互に突き合わ
せ溶接して複合管に成形するとともに、その金属−樹脂
複合管の樹脂層を、その両縁部から所定の寸法だけ金属
に対して接着しない部分を設けておき、金属の突き合わ
せ溶接後にこの未接着部分を金属表面に接着させるので
、溶接熱によって樹脂層が熱的影響を受けて劣化するこ
となく、その性能を充分に保った状態で金属管の内面を
被覆することができる。
また、溶接して金属管となった後に樹脂層を溶融圧着す
ることによって、樹脂層の肉厚が均一となるという効果
もあり、多段の工程を必要としない点、および特に管径
に併せた設備ラインが不要な点等と併せて、小型で比較
的簡単な設備のもとに、容易に高性能の複合管が得られ
、建物用排水管、空調用の冷温水管等の耐久性に優れた
管材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された複合管の製造装置の全体構
成図、 第2図はその複合帯板11の断面図、 第3図は第1図の溶接ポイントにおける断面図、第4図
は第1図における加熱治具51先端部における管13の
軸方向に直交方向への要部断面図、第5図は本発明の他
の実施例に用いられる樹脂層の断面形状の説明図である
。 1・・・・供給ロール装置 2・・・・製管装置 21・・・・強制ロール 3・・・・ン容接機 31・・・・トーチ 4・・・・加熱装置 41・・・・加熱治具 6・・・・切断機 11・・・・複合帯板 11a・・・・帯状金属 11b・・・・樹脂層 特許出願人  積水化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  帯状の金属の一面に樹脂層が積層されてなる金属−樹
    脂積層帯板の樹脂層を、その両側縁部から所定寸法だけ
    金属に対して接着させない状態で、上記樹脂層が内側に
    なるよう、かつ、上記金属の側縁部が相互に突き合わさ
    れるように螺旋状に屈曲させた後、その金属突き合わせ
    部を連続的に溶接して螺旋管を得るとともに、その溶接
    の後に、未接着部の樹脂層を金属に接着させる複合管の
    製造方法。
JP10393890A 1990-04-19 1990-04-19 複合管の製造方法 Pending JPH044921A (ja)

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