JPH0449074A - 記録シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンター、複写機や印刷機等のインクジェッ
ト記録装置に使用する記録シートに関するものである。

〔従来の技術〕

インクジェット言己録装置はノズルから噴出させたイン
ク滴を制御して記録シートに付着させることにより記録
するものであり、該記録シートにはロール状記録シート
が多く用いられている。噴出されたインク滴には、記録
シートに着弾する主インク滴の他に、記録シートに到達
せずに飛散したり、あるいは記録シートに着弾した後に
飛散するなどの微少インク滴か発生する。これらの微少
インク滴か記録シートの搬送路部分特に搬送ガイドに付
着し、次第に肥大してインクが記録シートに付着するよ
うになって画像汚れをおこすことになる。

この画像汚れを防止するため、記録装置の機構やインク
性状などの改善の他、搬送路を形成する部分の形状や材
質などが改善されてきたが、それでも完全でなく、環境
や使用状況あるいは装置の個体差等によって記録シート
に汚れが付着することがある。

従来、記録シートに汚れが付着する場合は、ユーザーあ
るいはサービスマンが装置を分解して汚れている搬送路
形成部分を直接清掃除去していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、装置を分解してインクで汚れている部分を直接
清掃することは、装置を停止することになり、清掃作業
に長時間を要し、非常に煩わしいという欠点がある。

本発明の目的は、記録シートの搬送路を形成する部分、
特に搬送ガイドなどの付着インクを自動的に清掃除去す
る記録シートを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による記録シートは、インクジェット記録装置に
使用する記録シートにおいて、該記録シートの終端に近
い部分に少くとも１ケ所の折曲げ部を設けたことを特徴
とするものであり、また、該記録シートの少くとも片面
がインクの吸液層で構成される記録シートである。

上記折曲げ部は記録シートの搬送方向に対してほぼ垂直
に設けるが、装置の個体差により汚れ部分を勘案して垂
直でなくても、記録シート全幅でなくても適宜変更する
ことができる。また、吸液層は片面あるいは両面に設け
る。

［作　用］ 本発明による記録シートは、終端に近い部分に少くとも
１ケ所の折曲げ部を有しているので、記録シートへの記
録が済んだ時点で折曲げ部か搬送路を通過するときには
記録シートのシート厚より突出した状態にあり、画像汚
れに至らない量のインクが付着しているシート搬送路を
突出した折曲げ部が擦過してシート搬送路に付着してい
るインクを清掃除去する。従ってシートを交換するたび
に自動的に搬送路のインク汚れを清掃除去することにな
る。また、該記録シートの少くとも片面がインクの吸液
層で構成されることによりインクを確実に吸着して除去
する。

〔実施例〕

以下に本発明を、その実施例について図面を参照して説
明する。

第１図は本発明によるロール状の記録シートの一実施例
を展開した斜視図、第２図は第１図の記録シート１をロ
ール状に巻いた側面図、第３図は第１図の記録シートを
装着したインクジェット記録装置の模式図、第４図、第
５図（ｂ）は本発明による他の実施例を示す側面図であ
り、第５図（ａ）は第５図（ｂ）の記録シート１を展開
した斜視図である。

実施例１ ます、第１図に示すように記録シート１はその終端部に
近く、折返し部１３と記録シートの弾性によりある角度
をもって折曲げられた折曲げ部１２を有する。折曲げ部
１２は記録シートの搬送方向にほぼ垂直に折曲げられて
いる。折曲げ部１２から適宜の距離をおいて黒色マーク
１１か付されている。記録シート１は、紙からなるベー
スシート層と、インクジェットノズル５から発射された
インクを迅速に吸収するためインクジェットノズル側に
設けたインクの吸液層で層状に構成されている（不図示
）。なお、ベースシート層には紙の他、布などの繊維系
シートやポリエステルフィルムなどのプラスチック系シ
ートが使用される。黒色マーク１１は記録シートの残量
を検知するだめのマークで、フォトインタラプタ等のセ
ンサ（不図示）によって後端部を検知する。記録シート
１は第２図に示すように円筒状の芯２の外周に終端の折
返し部１３が折り返されて、ロール状に何重にも巻きつ
けられている。

インクシェツト記録装置は第３図に示すように、インク
シェツトヘットノズル５を有するインクシェツトへット
キャリッジ３、複数の吸引ロアを有するプラテン６、相
対するインクジェットヘットノズル５とプラテン６の間
に装着された記録シート１をプラテン６側に吸引させな
から順次矢印方向に搬送する駆動手段（不図示）、記録
シート１をガイドする搬送ガイド８．９を備えており、
インクシェツトへットキャリッシ３かレール４に沿って
記録シートの幅方向に往復動しながらインクをインクシ
ェツトへットノズル５から記録シート１に発射し、次い
で、インクジェットヘットノズル５の長さたけ記録シー
ｉ−１を矢印方向に送ることを縁り返すことによって像
を形成する。

インクかインクジェットヘッドノズル５から発射される
と主インク滴の他、微少インク滴が発生したり、主イン
ク滴が記録シートに着弾した後にはね返る微少インク滴
が生じたりする。これらの微少インク滴は空間に浮遊し
て搬送ガイド８に付着し、使用時間の経過につれインク
滴１０のように成長し記録シートに接すると、形成され
た画像を汚し、品位を著しく下げる。記録シート１の画
像形成可能な領域の後端を示す黒色マーク１１をフォト
インタラプタが検知し、この信号によって記録シートが
終端まで排出されるように装置側で制御を行なう。第３
図には終端まで排出される直前において折曲げ部１２が
搬送ガイド８に押圧接触している状態を示している。こ
の状態からインクジェット記録シート１が搬送されると
折曲げ部１２が搬送ガイド８を押圧しながら送られて折
曲げ部１２がインク滴１０を吸収する。このとき、イン
ク吸液層は搬送ガイド８の方にあるのでインク吸収率が
よい。搬送路における搬送ガイド８以外に付着したイン
クも当然吸収される。

以上述へたように、インク滴１０が成長しても記録シー
トの画像領域に接触しない大きさのうちに記録シート１
を取りかえるので、その都度折曲げ部１２によりインク
が除去されて搬送路が清掃される。

実施例２ 第４図は複数の折曲げ部１２ａ、１２ｂと折返し部１３
ａ、１３ｂからなる集団を８ケ所に設けたロール状記録
シートを示す側面図である。

このように複数の折曲げ部と折返し部の集団を少くとも
複数ケ所に設けることにより、インク吸収効果をより確
実にすることができる。

なお、１つの集団に折曲げ部１２ａ、１２ｂと折返し部
１３ａ、１３ｂとそれぞれ２ケの偶数例を示したが、記
録シートの巻始めの方向と、芯２の回転方向および記録
シート１の送り方向の関係を考慮して奇数とすることも
ある。

実施例３ この実施例は第５図（ａ）に示すように折曲げ部１２と
、−度折曲げた折返し部１３を再び元の位置即ち矢印方
向に戻して、第５図（ｂ）のように芯２に巻きつけたも
のである。この実施例は記録シートが弾性にとむ材料で
あるとき、特に有効である。ロール状に巻かれて芯２に
押しつけられている折返し部１３は終端近くの開放状態
において折曲げ時の残留変形により、くの字形となり実
施例１と同様の効果が得られる。

この実施例は一組の折曲げ部１２と折返し部１３からな
る例を示したが、この組を複数組シリーズに設けること
もよい。

以上の実施例１，２．３では芯２が反時計方向に回転さ
せられるロール状記録シート１を示したが、芯２が時計
方向に回転する場合も本発明の範囲で実施できる。吸液
層はベースシートの片面でもよいが両面とすれば搬送路
の両側が清掃できる。また、記録シート１の長さはその
記録シートを使用している間にインク滴が成長して記録
シート１に接触することがないような長さに設定する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明による記録シートは、終端に
近い部分に少くとも１ケ所の折曲げ部を有していること
により、該記録シートを交換するたびに、搬送路におけ
るインクの付着した搬送ガイド等を清掃する効果かあり
、このことはユーザあるいはサービスマンによる随時又
は定期的な清掃の手間と時間を省くことができる効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるロール状の記録シート１の一実施
例を展開した斜視図、第２図は第１図の記録シート１を
ロール状に巻いた側面図、第３図は第１図の記録シート
１を装着したインクジェット記録装置の模式図、第４図
と第５図（ｂ）は本発明による他の実施例を示す側面図
であり第５図（ａ）は第５図（ｂ）の記録シート１を展
開した斜視図である。 １・−・記録シート、　　　　　２・・・芯、３・・・
インクジェットへラドキャリッジ、４・・・レール、 ５・・・インクジェットヘッドノズル、６・・・プラテ
ン、　　　　　　７・・・吸引口、８．９−・・搬送ガ
イド、　　１０−・インク滴、１１・・・黒色マーク、 １２．１２ａ、１２ｂ＝折曲げ部、 １３．１３ａ、１３ｂ・・・折返し部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクジェット記録装置に使用する記録シートにお
   いて、 該記録シートの終端に近い部分に少くとも１ケ所の折曲
   げ部を設けたことを特徴とする記録シート。 ２、前記記録シートの少くとも片面がインクの吸液層で
   構成される特許請求の範囲第１項に記載の記録シート。