JPH044891A - 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法 - Google Patents

醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法

Info

Publication number
JPH044891A
JPH044891A JP2106720A JP10672090A JPH044891A JP H044891 A JPH044891 A JP H044891A JP 2106720 A JP2106720 A JP 2106720A JP 10672090 A JP10672090 A JP 10672090A JP H044891 A JPH044891 A JP H044891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
orotidine
strain
orotic acid
monophosphate
uridine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2106720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2927882B2 (ja
Inventor
Satoru Asahi
知 朝日
Muneharu Doi
土居 宗晴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2106720A priority Critical patent/JP2927882B2/ja
Publication of JPH044891A publication Critical patent/JPH044891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927882B2 publication Critical patent/JP2927882B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、肝臓薬、生化学試薬、あるいは各種ピリミジ
ン系化合物製造の原料物質として有用なオロチン酸およ
びオロチジンの醗酵法による製造法およびその製造法に
用いるバチルス属細菌に関する。
従来の技術 これまで、様々な微生物においてピリミジン要求性変異
株を誘導した場合、ある種の変異株がオロチン酸および
/またはオロチジンを生成蓄積することが報告されてい
る(アミノ酸、核酸集談会編、核酸醗酵、9178、講
談社すイエンティフィク(1976))。また、バチル
ス属細菌については、バチルス・ズブチリスのウラシル
要求株がオロチン酸およびオロチジンを蓄積すること(
日本農芸化学会誌、第39巻、pl!8、(+965)
)ならびにバチルス・ズブチリス、バチルス・プミルス
、バチルス・リケニフAルミスのウラシル要求株が第1
−1ヂン酸およびオロチジンを蓄積すること[アグリ力
ルチコラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(
Agric、 B iol、  Chem、)52.1
479(1988)]が報告されている。
(、かじながら、これらの報告によると、蓄積するオロ
チン酸およびオロチジンの量は僅かであり、改善の余地
が残されている。また、一般に醗酵法でオロチン酸およ
び/またはオロチジンを蓄積させる場合は、供試菌とし
てウラシル要求株が用いられるため、ウラシル等のピリ
ミジン系化合物またはそれを含有する酵母エギス、酵母
菌体、リボ核酸などを培地に添加する必要があるが、こ
の際に問題となるのは、それらの添加量によってオロチ
ン酸および/またはオロチジンの生産量が大きく変動す
るために、培地に添加するウラシル類の濃度を特定の範
囲に厳密にコントロールする必要があることである。
発明が解決しようとする課題 本発明は、バチルス属細菌を用い、オロチン酸および/
またはオロチジンを収率高く、(7かも、菌株の要求物
質であるウラノル等ピリミジン系化合物およびそれを含
有する物質の培地への添加量を制限する必要がない製造
法を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、バチルス属に属し、ウリジン5゛モノフ
オスフエート生合成にかかわる代謝制御が解除され、か
つ、オロヂン酸〕埼スフ]リポノルトランスフJラーゼ
を欠損する微生物が培地中に著量のオロチン酸を生成蓄
積すること、ならびにバチルス属に属し、ウリジン5゛
−モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御が解除
され、かつ、オ[1デシン5°−モノフォスフェートデ
力ルポギシラーゼを欠損する微生物が培地中に著量のオ
ロチン酸およびオロチジンを生成蓄積すること、さらに
、これらの菌株を培養するに当たって菌株の要求物質で
あるウラシル等ピリミジン系化合物おにびそれを含有す
る物質の培地への添加量を制限する必要がないことを見
いだI7、この知見に基づきさらに研究を続111本発
明を完成した。
すなわち、本発明は、(1)バチルス属に属し、ウリジ
ン5′−モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御
が解除され、かつ、オロヂン酸フ4スフォリボシルトラ
ンスフェラーゼを欠損する微生物を培養し、培養物中に
オロチン酸を生成蓄積させ、これを採取することを特徴
とするオロチン酸の製造法、(2)バチルス属に属し、
ウリジン5モノフオスフエート生合成にかかわる代謝制
御が解除され、かつ、オロチジン5“−モノフォスフ、
−−トデカルボキシラーゼを欠損する微生物を培養し、
培養物中にオロチン酸およびオロチジンを生成蓄積させ
、これを採取することを特徴とするオロチン酸およびオ
ロチジンの製造法、(3)ウリジン5′−モノフォスフ
ェート生合成にかかわる代謝制御が解除され、かつ、オ
ロチン酸フオスフオリボシルトランスフエラーゼを欠損
するバチルス・ズブチリスおよび(4)ウリノン5−・
モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御が解除さ
れ、かつ、オロチジン5−モノフオスフゴートデ力ルポ
ギシラーゼを欠損するバチルス・ズブチリスである。
本発明における「オロチン酸フ]スフ1リボシルトラン
スフJラーゼ欠損株」ならびに「オ【1チンン5°−モ
ノフォスフェートデカルボキシラーゼ欠損株」とは、す
でに報告されている方法「アグリ力ルヂコラル・アンド
・バイオロンカル・ケミストリー(Agric、 Bi
ol、  Chem、)、  53 、 97(198
9)]において、当当該酵素性が001ユニット/wt
9・タンパク以下の微生物をいう。これらの欠損株を誘
導するには、例えば、紫外線照射、N−メヂルーN′−
二トローN 、−二トロソグアニジン(NTG)処理な
どの公知の変異操作を施17た後、レプリカ操作によっ
てウラシル要求菌を選別することにより、目的とする菌
株を得ることができる。あるいは、ノエイ・デイ・ベー
ケ(J、I)B oeke)らがサツカロマイセス・セ
レビセー(S accharomyces  cere
visiae)で示した[モレキュラー・アンド・ジェ
ネラル・ジエネティックス(Mo1.Gen、Gene
t、)、 197.345(1984)]方法により5
−フルオロオロチン酸耐性株として選択することもでき
る。この方法でジェイ・デイ・ベーケらはオロチジン5
°−モノフォスフェートデカルボキシラーゼ欠損株を直
接的に選択できるとしているが、本発明者らは、この方
法でオロチン酸フォスフォリボシルトランスフェラーゼ
欠損株も直接的に選択できることをはじめて見いだした
オロチン酸はウリジン5°−モノフォスフェート生合成
の中間体であり、また、オロチジンは同じくウリジン5
゛−モノフォスフェート生合成の中間体であるオロチジ
ン5°−モノフォスフェートより脱リン酸反応によって
生じたものである。
これらの物質は前記のごとくウリジン5°−モノフォス
フェート生合成酵素の欠損株、具体的には、オロチン酸
フォスフォリボシルトランスフエラーゼ欠損株や、オロ
チジン5°−モノフォスフェートデカルボキシラーゼ欠
損株の培養物中に蓄積される。従って、オロチン酸およ
び/またはオロチジンの醗酵生産を行う場合は、それら
の菌株の生育を支えるための物質としてウラシル等のピ
リミジン系化合物あるいは、これらを含む物質を培地に
添加しなくてはならない。この場合、その添加濃度は厳
密に制御されていなければならず、ある濃度以上の添加
を行うとオロチン酸および/またはオロチジンの蓄積は
、強く抑制されてしまう[日本農芸化学会誌、第39巻
、118(1965)あるいは、[アグリカルチュラル
・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(Agric
、B iol、chem、)52.1479(1988
)]。これは、ウラシルなどのピリミジン系物質あるい
は、その代謝産物がウリジン5゛−モノフォスフェート
生合成酵素のフィードバック阻害あるいは、フィードバ
ックリプレッションなどの代謝制御を行う物質として機
能するためである[バクテリオロジカル・レビューズ(
Bacteriol、 Rev、)、 34 、278
(1970)]。バチルス・ズブチリスのウリジン5−
モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御としては
、ウリジン5°−モノフォスフェート生合成系の初発酵
素であるカルバミルリン酸合成酵素がウリジン5°−モ
ノフォスフェートによってフィードバック阻害を受ける
こと、ならびに、ウリジン5°−モノフォスフェート生
合成にかかわる6つの酵素の生成が、ウラシルに由来す
る物質によってフィードバックリブレッンヨンを受ける
ことなどが知られている[アグリカルチュラル・アンド
・バイオロジカル・ケミストリー(Agric。
Biol、  Chem、)、  53. 97(19
89)]。従って、既知の方法でオロチン酸および/ま
たはオロチジンの醗酵生産を行う場合は、ウラシル等の
ピリミジン系化合物あるいは、これらを含む物質の添加
濃度を制御することが不可欠であり、特に酵母エキスな
どのように、ウラシル等のピリミジン系化合物の含有量
が一定でない物質をピリミジン源として用いる場合は、
生産管理が非常に困難となる。これに対し、ウリジン5
°−モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御の解
除された菌株においては、菌株の要求する量を満たしさ
えすれば、いかなる量のウラシル等のピリミジン系化合
物あるいは、これらを含む物質を添加してもオロチン酸
および/またはオロチジンの蓄積量は影響を受けず、生
産管理は極めて簡潔なものとなる。
さらに、このような菌株ではウリジン5°−モノフォス
フェート生合成にかかわる代謝制御が解除されているこ
とにより、オロチン酸および/またはオロチジンの生産
を制御する機構がなくなり、きわめて著量のオロチン酸
および/またはオロチジンが蓄積することになる。ウリ
ジン5゛−モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制
御を解除する方法としてはピリミジンアナログ耐性株を
誘導する方法[アプライド・マイクロバイオロジー・ア
ンド・バイオテクノロジー(A ppl 、 M 1c
robiol 。
Biotechnol、)、 30 、234 (19
89))があげられる。ここでいうピリミジンアナログ
とは、ウラシルやシトシン等のピリミジン塩基と類似の
構造を有する物質、例えば、6−アザウラシル、2ヂオ
ウラシル、5−フルオロノドンル、3−デアザウランル
、5−フルオロノドノンなどやこれらのりボサイドおよ
びリボタイトなとをいう、。
本発明で用いる微生物の具体例と1−では、ノくチルス
・ズブチリス(Bacillus  5ubtilis
)STA17E株(IFOI 5024.FERM P
11402)、バチルス・ズブチリスQ3acillu
ssubtilis)S TΔ−17F株(IFO15
025゜FERM P−11403)があげられる。S
 T A−17E株、ならびに5TA−17F株はノく
チルス・ズブチリスS T A−17株(l F’01
4388  FERM  P−7905)を親株として
誘導されたものである。5TA−17E株は5TA−1
7株のオロチン酸フオスフオリボソルトランスフエラー
ゼ欠損株であり、また5TA17F株は5TA−17株
のオロチジン5−モノフ]スフゴートデカルボキンラー
ゼ欠損体である。これらの酵素の欠損を除けば5TA−
17E株および5TA−17F株の菌学的性質は5TA
17株のそれと同じである。5TA−17株はバチルス
・ズブチリスNo、122株(IFO14386に’E
RM  r’−7908)力\ら公知1の変異処理によ
りウリジンヌクレオシ・ドフオスフ、+−リラーゼを欠
損しかつビリミンンアナログ耐性を示しウリジン生産能
を有する微生物と(7て誘導されたものである(特開昭
6l−104791)。
5TA−17株はビリミジンアナC1グ耐性変−間を有
するためにウリジン5゛−モノフオスフゴー1−生合成
にかかわる代謝制御が解除された状態に〃)る。
本発明においては、前記した微生物以外にも、種々のバ
チルス属細菌を親株として公知の変異処理を施すことに
よりウリノン5゛−モノフAスフJ−ト生合成にかかわ
る代謝制御が解除され、力1つ、オロチン酸フオスフオ
リポノルトランスフJラーゼあるいはオロチジン5′−
モノフォスフj、  l・デカルボキシラーゼを欠損し
オロチン酸お、及び/またはオロチジン生産能を有する
微生物を容易ζ、二誘導することができる。
なお、本明細書におけるIFO番号は財団法人発酵研究
所(I FO1大阪府大阪市淀川区十三本町2丁目17
番85号)への寄託名号であり、また、F E RM 
 P一番号は工業技術院微生物工業技術研究所(FRI
、茨城県つくば電束1丁目1番3号)への寄託番号であ
る。
かくして、得られたオロチン酸および/またはオロチジ
ン生産能の培養には、通常の微生物の培養と同様の方法
が用いられる。すなわち、培地としては炭素源、窒素源
、無機物、金属塩、ウラシル等のピリミジン系化合物あ
るいは、それを含む酵母エキス、酵母菌体、リボ核酸な
どの物質などのほかに、必要に応じてアミノ酸、ビタミ
ン類なとの栄養源を含有する培地が用いられる。例えば
、炭素源としては、グルコース、ソコークロース、マル
トース、ソルビトール、でんぷん、でんぷん糖化液、糖
蜜などが用いられる。窒素源と1.では、ヘプトン、コ
ーン・スヂーブ・リカー、大豆粉、尿素などの有機窒素
源のほかに、硫酸、硝酸、塩酸、炭酸などのアンモニウ
ム塩や、アンモニアガス、アンモニア水などの無機窒素
源が、それぞれ単独も(7くは混合して用いられる。そ
の他の栄養源としては、菌の生育に必要なウラシル等の
ピリミジン系化合物あるいは、それを含む酵母エキス、
酵Iす菌体、リボ核酸などの物質などのほかに、各種の
無機塩類、アミノ酸類、ビタミン類、などが適宜選択の
上、それぞれ単独もしくは混合(−で用いられる。さら
に、培地には、必要に応じてノリクンオイル、ポリアル
ギレングリコールエーテルなどの消泡剤や界面活性剤な
どを添加することかできる。培養は通常、振盪あるいは
通気撹拌深部培養等の好気的条件下に行われる。
培地のpHは通常4〜9の範囲が好ましい。培養中にp
 I(の変動が観察される場合には、こねを好ましい範
囲に修正するために、硫酸、炭酸カルシウム、水酸化ナ
トリウム、アンモニアガス、アンモニア水等を適宜添加
【2てもよい。培養温度は、通常、20°C〜45℃の
範囲から使用される微生物の生育およびオロチン酸およ
び/またはオロチジンの蓄積に好適な温度が選択される
。培養は実質的にオロチン酸および/またはオロチジン
蓄積量が最大になるまで行われるが、通常、2日間〜6
日間の培養で目的を達することができる。
培養物からオロチン酸および/またはオロチジンを分離
、採取するにはすでに公知にされている通常の精製手段
、例えば、沈澱法、イオン交換樹脂や活性炭などによる
クロマトグラフィー法などの分離精製法が用いられる。
K夜匹 以下に、実施例をもって本発明をさらに具体的に説明す
る。
野生株バチルス・ズブチリスNo、122株(IFO1
4386,FERM  P−7908)から変異処理に
より、ウリジンヌクレオシドフォスフォリラーゼを欠損
し、かつ、ピリミジンアナログ耐性を示し、ウリジン生
産能を有する微生物として誘導されたバチルス・ズブチ
リス5TA17株(IFO14388FERM  P7
905X特開昭6i104795号)を50μ9/酎の
NTGで37℃で20分間処理した後、以下に示す基本
培地(A)に、0.1%の5−フルオロオロチン酸と0
.005%のウラシルとを加えた培地に塗抹し37°C
で5日間培養した。
基本培地(A) グルコース       0.5% 硫酸マグネシウム    0.02% 硫酸マンガン       0.005%硫酸亜鉛  
      0.005%ビオチン        0
.001%チアミン        0.01% リン酸lカリウム    0.6% リン酸2カリウム    1.4% 硫酸アンモニウム    0.2% こはく酸ナトリウム   01% 寒天          2.0% (pH7,0) 出現したコロニー(5−フルオロオロチン酸耐性株)の
中から、レプリカ法によって菌株のウラシル要求性を調
べたところ、得られた23株のうち18株がウラシル要
求性変異株であった。一方、対照としてバチルス・ズブ
チリスNo、 122株より5TA−17株に施したも
のと同様の処理を行い、5−フルオロオロチン酸耐性株
8株を得た。
この8株をレプリカ法によって菌株のウラシル要求性を
調べたところ、得られた8株のうち6株がウラシル要求
性変異株であった。これらのウラシル要求株を以下に示
す種培養培地5i(を入れた試験管に植菌し、37℃で
8時間培養した。その培養液を以下に示す生産培地20
酎を含む200xρ容フラスコにIxQを植菌し、37
℃で3日間培養した。培養したウラシル要求株は、いず
れもオロチン酸および/またはオロチジンを蓄積した。
その中から代表株としてバチルス・ズブチリス122E
株、バチルス・ズブチリス122F’株、バチルス・ズ
ブチリス5TA−17E株、バチルス・ズブチリス5T
A−17F株の4株を選択した。これら4株の培養結果
を表1に示す。
種培養培地 マルトース        2.0% ペプトン         1.0% 肉エキス 1.0% pH7、0 生産培地 グルコース コーン・スチープ・ 尿素 炭酸カルシウム ウラシル 160% リカー 40% 2.0% 0.5% 0005% pH7、0 表1 菌株名 ハ゛チルス・ス゛)゛チリス ハ゛チルス・λ゛7゛f7 ゛fリスルス・ス#7#fリス へ〇チルλ・λ′アリリス 22E 22F STA−17E STA−17F オロチン酸     オOfシ゛ン (ig/*12) 酵母エキス        0.3% バチルス・ズブチリス122E株およびバチルス・ズブ
チリス122F株は、バチルス・ズブチリス122株よ
り得られた株である。バチルス・ズブチリス5TA−1
7E株およびバチルス・ズブチリス5TA−1フP株は
バチルス・ズブチリス5TA−17株より得られた株で
ある。
つぎに、これら4株のAロチン酸フォスフォリボシルト
ランスフェラーセ活性ならびにオロチジン5′−モノフ
オスフエートデカルボキシラーゼ活性を調べたところ[
アグリカルチコラル・アンド・バイオロジカル・ケミス
トリー(AgrieRiot、 Chem、)、53.
97(+989)の方法による]表2に示す結果が得ら
れた。
表2 菌株名 * 0PRTアーゼ OMP−DCアーゼ*(」ニブト/j
19・ タンハリ) ハ゛チルス・ス゛フ゛ヂリ1 122E       
O,01以下    0.31ビチル訃ス゛フ゛チリス
 122F       8.0        0.
01以下ハ゛fルス・ス゛ノ゛チリス 5TA−17E
    O,01以下    6.2八゛チル1−1゛
7’チリス 5TA−17F   98.3     
   0.01以下*0PRTアーゼ、オロヂン酸フォ
スフイーリボシルトランスフェラーゼ *OMP−DCアーゼ、オロチジン5゛−モノフォスフ
ェートデカルボキンラーゼ バチルス・ズブチリス122E株およびバチルス・ズブ
チリス5TA−17Iε株はオロヂン酸フォスフォリボ
ノルトランスフゴラーゼ欠損株であり、バチルス・ズブ
チリス122 P株およびバチルス・ズブチリス5TA
−1フF株はオロヂンン5モノフォスフェートデカルボ
キシラーゼ欠損株である。
つぎに、これら4株のウリジン5′−モノフ嗜スフエー
ト生合成にかかわる代謝制御について調べた[アグリ力
ルヂコラル・アンド・バイオロジカル・ケミストリー(
Agric、 B iol、 Chem、)。
53.97(1989)の方法による」。まず、初発酵
素カルバミルリン酸合成酵素のウリジン5モノフオスフ
エート(5mM)による阻害率を調べた。その結果を表
3に示す。
表3 ノルを添加した場合の酵素活性の、無添加時に対する相
対値である。
菌株名 阻害率(%) ハ゛チルス・ス゛フ゛チリス ハ゛チルス・ス゛フ゛チリス へ′チルス・ス゛7”fリス ハ′チルス・ス゛7゛チリス 122E         95 122F         96 ST^−17E    < l 5TA−17F    < 1 ついで、ウリジン5゛−モノフォスフ、、−ト生合成に
かかわる6つの酵素の培地中へのウラシルの添加による
リプレッションについて調べた。その結果を表4に示す
。表中の値は、培地中にウラ表1.2.3および4から
明らかなごとく、バチルス・ズブチリス5TA−17E
株はオロチン酸フォスフォリボノルトランスフェラーゼ
を欠損し、ウリノン5°−モノフオスフエート生合成に
かかわる代謝制御の解除された株であり、オロチン酸フ
ォスフォリホンルトランスフエラーゼを欠損しているが
、ウリジン5−モノフォスフェート生合成にかかわる代
謝制御の解除されていない株であるバチルス・ズブチリ
ス122F株と比べて表1に見られるようにオロチン酸
の蓄積量が大幅に増大している。一方、バチルス・ズブ
チリス5TA−17E株はオロチジン5°−モノフオス
フエートデカルボキシラーゼを欠損し、ウリジン5′−
モノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御の解除さ
れた株であり、オロチジン5°−モノフォスフェートデ
カルボキシラーゼを欠損しているが、ウリジン5゛−モ
ノフォスフェート生合成にかかわる代謝制御の解除され
ていない株であるバチルス・ズブチリス122F株に比
べて表1に見られるようにオロチン酸およびオロチジン
の蓄積量が大幅に増大している。
つぎに、オロチン酸および/またはオロチジン生産菌の
要求物質であるところのウラノル等のピリミジン系化合
物あるいは、それを含む物質の培地中の濃度のオロチン
酸および/またはオロチジン蓄積に対する影響について
調べた。先に得られた4株のオロチン酸および/または
オロチジン生産菌を前記した方法で培養した。この際、
培地中にウラノルをさまざまな濃度で添加した。結果を
表5に示す。
表5にあるようにオロヂン酸フオスフオリボノルトラン
スフェラーゼを欠損(7、ウリジン5゛モノフォスフェ
−1・生合成にかかわる代謝制御の解除された株である
バチルス・ズブチリス5TA17E株は菌株の要求する
量を満たせば、いかなる量のウラシルを添加しても著量
のオロチン酸を蓄積する。一方、オロヂン酸フオスフオ
リポシルトランスフェラーゼを欠損しているが、ウリノ
ン5゛−モノフオスフエート生合成にかかわる代謝制御
の解除されていない株であるバチルス・ズブチリス12
2E株は、オロチン酸の生産に適したウラシルの添加濃
度は50ttg/mQ付近に限定されており、それ以上
添加すると、オロチン酸の生産は強く抑制される。また
、オロチジン5モノフオスフエートデカルボキシラーゼ
を欠損しウリジン5゛−モノフォスフェート生合成にか
かわる代謝制御の解除されたバチルス・ズブチリスS 
T A −17F株は、菌株の要求する量を満たせば、
いかなる量のウラシルを添加しても著量のオロチン酸お
よびオロチジンが蓄積される。しかしながら、オ[1チ
ノン5°−モノフォスフエートデカルボギノラーゼを欠
損しているが、ウリジン5゛−モノフオスフエ−1・生
合成にかかわる代謝制御の解除さねていない株であるバ
チルス・ズブチリス122F株では、オ[lチン酸およ
びオ「1チジンの生産に適したウラシルの添加濃度は5
0μ9/m(l付近に限定されており、それ以上添加す
ると、オロチン酸およびオロチジンの生産は強く抑制さ
れる。
灸団p涜米 本発明方法によりオロチン酸および/または10手ジン
を高い収率で、しかも、菌株の要求物質であるウラシル
等のピリミジン系化合物およびそれを含有する物質の培
地への添加量を制限する必要がなく製造することができ
る。
特許出願人武田薬品工業株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バチルス属に属し、ウリジン5′−モノフォスフ
    ェート生合成にかかわる代謝制御が解除され、かつ、オ
    ロチン酸フォスフォリボシルトランスフェラーゼを欠損
    する微生物を培養し、培養物中にオロチン酸を生成蓄積
    させ、これを採取することを特徴とするオロチン酸の製
    造法。
  2. (2)バチルス属に属し、ウリジン5′−モノフォスフ
    ェート生合成にかかわる代謝制御が解除され、かつ、オ
    ロチジン5′−モノフォスフェートデカルボキシラーゼ
    を欠損する微生物を培養し、培養物中にオロチン酸およ
    びオロチジンを生成蓄積させ、これを採取することを特
    徴とするオロチン酸およびオロチジンの製造法。
  3. (3)ウリジン5′−モノフォスフェート生合成にかか
    わる代謝制御が解除され、かつ、オロチン酸フォスフォ
    リボシルトランスフェラーゼを欠損するバチルス・ズブ
    チリス。
  4. (4)ウリジン5′−モノフォスフェート生合成にかか
    わる代謝制御が解除され、かつ、オロチジン5′−モノ
    フォスフェートデカルボキシラーゼを欠損するバチルス
    ・ズブチリス。
JP2106720A 1990-04-23 1990-04-23 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法 Expired - Fee Related JP2927882B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106720A JP2927882B2 (ja) 1990-04-23 1990-04-23 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2106720A JP2927882B2 (ja) 1990-04-23 1990-04-23 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH044891A true JPH044891A (ja) 1992-01-09
JP2927882B2 JP2927882B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=14440792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2106720A Expired - Fee Related JP2927882B2 (ja) 1990-04-23 1990-04-23 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927882B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06254369A (ja) * 1993-03-09 1994-09-13 Noritake Co Ltd 混合分散用充填材

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11331318B2 (en) 2017-05-12 2022-05-17 Furukawa Research Office Co., Ltd. Arterial oxygen saturation degree improver

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06254369A (ja) * 1993-03-09 1994-09-13 Noritake Co Ltd 混合分散用充填材

Also Published As

Publication number Publication date
JP2927882B2 (ja) 1999-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110591990B (zh) 一株高产核黄素工程菌株及其应用
CZ280901B6 (cs) Způsob kultivace bakterií
FR2531100A1 (fr) Procede de preparation d'inosine et/ou de guanosine
AU2002323752B2 (en) Microorganism overproducing 5'-xanthylic acid
US4839285A (en) Method for production of cytidine and/or deoxycytidine
EP1543142B1 (en) Production method for iturin a and its homologues
US7166456B2 (en) Microorganism for producing riboflavin and method for producing riboflavin using the same
JPH044891A (ja) 醗酵法によるオロチン酸および/またはオロチジンの製造法
KR930006994B1 (ko) 우리딘의 제조방법
Sharma et al. Effect of dissolved oxygen on continuous production of methionine
US7078222B2 (en) Microorganism for producing riboflavin and method for producing riboflavin using the same
RU2203948C2 (ru) Штамм бактерий corynebacterium ammoniagenes - продуцент уридин-5'-монофосфата (варианты), способ получения уридин-5'- монофосфата
CN102586383B (zh) 胞磷胆碱的制备方法
Jesuraj et al. Bio-processing of Ar isolates for economical production of l-glutaminase by solid-state fermentation
WO2006059877A1 (en) Microorganism producing 5'-xanthylic acid and production method of 5'-xanthylic acid using the same
KR100671081B1 (ko) 이노신을 생산하는 미생물 및 이를 이용한 이노신의 생산방법
KR100330706B1 (ko) 5'-이노신산을 생산하는 미생물 및 그를 이용한5'-이노신산의 제조방법
KR100330705B1 (ko) 이노신을 생산하는 미생물 및 그를 이용한 이노신의제조방법
KR900003739B1 (ko) 5'-이노신산(5'-Inosinic Acid)을 생산하는 미생물
KR100671080B1 (ko) 이노신을 생산하는 미생물 및 이를 이용한 이노신의 생산방법
Shiio et al. Genetically altered repression pattern of purine nucleotide synthesizing enzymes and inosine production in 8-azaguanine resistant mutants of Bacillus subtilis
RU2320717C2 (ru) Способ продукции пуриновых нуклеозидов методом ферментации с использованием бактерий, принадлежащих к роду bacillus
KR900003741B1 (ko) 5'-이노신산(5'-Inosinic Acid)을 생산하는 미생물
KR970002252B1 (ko) 5'-크산틸산(5'-Xanthyl산)을 생산하는 미생물
JPH04158792A (ja) ウラシル系化合物の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees