JPH0448915A - 湿気除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は湿気除去装置、特に形状記憶合金を用いた湿気
除去装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は例えば実開昭５９−２４１２０号公報に記載さ
れている従来の湿気除去装置を示し、ｌはケース、２は
タイマー、３はレバー、４はレバー支点、５は乾燥剤容
器、６．７は支持具、８は取付板、９は上記乾燥剤容器
５内の乾燥剤を再生するため１５０℃以上にこれを加熱
するための発熱体、１０は取付板の円筒部、１）は結合
ワイヤーＡ、１２は形状記憶合金コイル、１３は結合ワ
イヤーＢ２１４はアーム、１５は庫内シャッター１６は
庫外シャッター　１７は引張りバネである。

この湿気除去装置においては形状記憶合金コイル１２が
発熱体９によって加熱されその温度が変態点（動作点）
を越えたとき上記形状記憶合金コイル１２が縮みレバー
３を介して庫内シャッター１５が閉じ、庫外シャッター
１６が開き乾燥剤に吸収されていた水分が蒸発され、タ
イマー２による所定時間経過後加熱が停止され、形状記
憶合金コイル１２の温度が変態点以下となったとき上記
形状記憶合金コイル１２が伸び引張りバネ１７の作用に
よりレバー３を介して庫内シャッター１５が開き、庫外
シャッター１６が閉じ、乾燥剤が吸湿を開始し、以下こ
の作動が繰り返される。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しながらこのような従来の湿気除去装置では乾燥剤加
熱用の発熱体９によって形状記憶合金コイル１２を加熱
する構成であるため形状記憶合金コイル１２がその変態
点（動作点）である例えば７０℃より十分高い例えば１
５０℃以上に迄加熱され、従って寿命が短く使用限度が
約５，０００回〜ｉｏ、ｏｏｏ回程度と少ない。

又このような従来の湿気除去装置では乾燥剤に吸収され
た湿気を除去するためこれを加熱した場合、乾燥剤容器
５内の温度に比ベケース１内の温度が数１０℃低いため
除去された水分がケースｌの内壁に結露して種々の不都
合を来す欠点があった。

本発明はこのような欠点を除くようにしたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の湿気除去装置は乾燥剤容器と、この容器内に設
けた加熱機構と、温度変化によって状態変化を起こす形
状記憶合金と、この形状記憶合金を加熱するための加熱
機構と、上記２つの加熱機構を同時にＯＮ、ＯＦＦする
機構と、上記形状記憶合金の状態変化によって駆動され
る機構とより成る湿気除去装置において、上記形状記憶
合金がコイル状でありこれによって駆動される上記機構
が、上記コイル状の形状記憶合金が巻回され、両端部を
夫々開閉扉に係合した導熱ロッドであり、このロッドが
上記形状記憶合金を加熱するための加熱機構に連結され
た導熱体によって軸方向に摺動自在に支持されており、
上記ロッドに巻回された形状記憶合金はその一端が上記
ロッドに連結され、他端が上記導熱体に連結されている
ことを特徴とする。

〔作　用〕

本発明の湿気除去装置においては形状記憶合金コイルの
温度が速やかに上昇され、且つ、極端な高温となること
がなく、又ケース内が水蒸気の結露することのない温度
に上昇する。

〔実　施　例〕

以下図面によって本発明の詳細な説明する。

本発明においては第１図〜第３図に示すように乾燥剤加
熱用の発熱体９の他に形状記憶合金コイル１２を加熱す
るための発熱体１８を乾燥剤容器５の外面に取り付け、
この発熱体１８に熱伝導板１９の一端部を固定し、この
熱伝導板１９の他端部をコ字状に折り曲げ、このコ字状
空間内を通してシャッター開閉用金属製導熱ロッド２０
を配置し、このロッド２０の一端を上記庫内シャンク−
１５に連結し、他端を上記庫外シャッター１６に連結せ
しめる。又、このロッド２０は上記熱伝導板１９の他端
両側部に折り曲げ形成した耳部２１に設けた長孔２２部
分で軸方向に摺動自在に支持せしめると共に、上記形状
記憶合金コイル１２を上記ロッド２０に巻回し、上記ロ
ッド２０の中間部に固定した鍔部２３に上記形状記憶合
金コイル１２の一端を固定し、他端を上記耳部２１の一
方に対接する。又上記引張バネ１７は上記ロッド２０に
巻回し、その一端を上記鍔部２３に固定し、他端を上記
耳部２】の他方に対接せしめる。

父上記形状記憶合金コイル１２用の発熱体１８を乾燥剤
加熱用の発熱体９と共にタイマー２により所定時間毎に
発熱せしめるようにする。

本発明の湿気除去装置は上記のような構成であるから形
状記憶合金コイル１２用の発熱体Ｉ８の発熱温度を乾燥
剤加熱用の発熱体９より低くして形状記憶合金コイル１
２の最大温度を低下することが出来る一方、発熱体１８
の熱が熱伝導板１９、導熱ロッド２０を介して直接形状
記憶合金コイル１２に伝達されるので、形状記憶合金コ
イル１２を速やかにその動作温度迄加熱できるようにな
る。

又ケース１内の温度は上記形状記憶合金コイル１２用の
発熱体１８によって上昇されケース１内壁に水蒸気が結
露することがない。

尚本発明の他の実施例においては形状記憶合金コイル１
２として加熱により伸長する特性のものを使用しても良
く、この場合には引張りバネ１７の代りに伸長く圧縮）
バネを用いる。

本発明の更に他の実施例においては上記乾燥剤容器５の
外周とケース１の内壁間に両者から離間してアルミニウ
ム等の熱反射板２４を介在せしめる。

この実施例によれば乾燥剤容器５より出た熱が熱反射板
２４によって乾燥剤容器５に反射されるため加熱効果を
増大出来、且つケース１の温度を低下出来、従ってケー
ス１の材質として一般にその使用限界温度が７０℃程度
である通常のＡＢＳ樹脂を用いることが出来る。

〔発明の効果〕

上記のように本発明の湿気除去装置によれば形状記憶合
金コイルを速やかにその動作湿度に上昇でき、又その最
大温度を下げてその寿命を延ばし得ると共に、ケース内
の結露を未然に防止出来る大きな利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の湿気除去装置の縦断正面図、第２図は
その横断平面図、第３図はその一部の側面図、第４図は
従来の湿気除去装置の縦断正面図である。 １・・・ケース、２・・・タイマー　３・・レバー　４
・・・レバー支点、５・・・乾燥剤容器、６．７・・・
支持具、８・・・取付板、９１８・・・発熱体、１０・
・・取付板の円筒部、１）・・・結合ワイヤーＡ、１２
・・・形状記憶合金コイル、１３・・・結合ワイヤーＢ
、１４・・・アーム、１５・・・庫内シャッター　１６
・・・庫外シャッター　１７・・・引張りバネ、１９・
・・熱伝導板、２０・・・ロッド、２１・・・耳部、２
２・・・長孔、２３・・・鍔部、２４・・・熱反射板。 垢 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）乾燥剤容器と、この容器内に設けた加熱機構と、
   温度変化によって状態変化を起こす形状記憶合金と、こ
   の形状記憶合金を加熱するための加熱機構と、上記２つ
   の加熱機構を同時にＯＮ、ＯＦＦする機構と、上記形状
   記憶合金の状態変化によって駆動される機構とより成る
   湿気除去装置において、上記形状記憶合金がコイル状で
   ありこれによって駆動される上記機構が、上記コイル状
   の形状記憶合金が巻回され、両端部を夫々開閉扉に係合
   した導熱ロッドであり、このロッドが上記形状記憶合金
   を加熱するための加熱機構に連結された導熱体によって
   軸方向に摺動自在に支持されており、上記ロッドに巻回
   された形状記憶合金はその一端が上記ロッドに連結され
   、他端が上記導熱体に連結されていることを特徴とする
   湿気除去装置。