JPH044871A - ヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作製方法 - Google Patents

ヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作製方法

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JPH044871A
JPH044871A JP2104973A JP10497390A JPH044871A JP H044871 A JPH044871 A JP H044871A JP 2104973 A JP2104973 A JP 2104973A JP 10497390 A JP10497390 A JP 10497390A JP H044871 A JPH044871 A JP H044871A
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JP
Japan
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cell
cells
secreting
antibody
blc
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JP2104973A
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Yoji Niimoto
洋士 新本
Shunichi Dosemari
俊一 堂迫
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Original Assignee
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来肢土 モノクローナル抗体は単一の抗原に非常に高い特異性を
持って結合することのできる・抗体として、様々な分野
で応用されている。これらのモノクローナル抗体のほと
んどはマウス由来のハイブリドーマが分泌するマウス抗
体である。したがって、感染症等の治療時にこのような
マウスモノクローナル抗体を投与すると、マウス抗体が
人体にとって異物であるため、抗マウス抗体によるアナ
フィラキシ−等の副作用が心配される。ヒトモノクロー
ナル抗体の投与には、このような問題点がないため、ヒ
トモノクローナル抗体分泌細胞の樹立が多くの研究者に
よって試みられている。
しかし多くの場合、これらの試みは成功していない。ヒ
トモノクローナル抗体分泌細胞を樹立するための障害と
なる問題点はふたつある。
まず第一は、目的としている抗原を認識している抗体を
分泌するヒトリンパ球を得るのが困難なことである。担
癌患者あるいは感染症から回復した患者からのリンパ節
、末梢血等のリンパ球は、癌抗原や、細菌、ウィルス等
に感作されているので、目的の抗体が患者の病因と関連
がある場合には、このようなリンパ球を利用できる。ま
た、ボランティアにワクチンを接種して感作することも
場合によっては可能である。しかし、広範な抗原物質に
対してヒトモノクローナル抗体を作製する場合、患者を
スクリーニングしたり、抗原を人体に投与するのは困難
である。
第2は、抗体分泌ヒトリンパ球を不死化する方法である
。ハイブリドーマ法は、ヒト−ヒトハイブリドーマ法も
、マウス−ヒトハイブリドーマ法も、リンパ球あたりの
ハイブリドーマで出現率が最大でも、リンパ球104あ
たり1個である。もともと免疫操作ができないヒトリン
パ球を108個得たと仮定すれば、得られるハイブリド
ーマは104個である。生体に存在する抗体のバリエー
ションは106〜108と考えられている。したがって
、目的のヒト抗体を分泌するハイブリドーマを1/10
’以上の確率で樹立するのは実際的には極めて困難であ
る。
これに対して、Eps te in −Barrウィル
ス(EBV)をリンパ球に感染させて不死化する方法は
、リンパ球102個につき1個程度の形質転換細胞が得
られると考えられるため、目的の抗体を分泌する細胞が
得られる確率が高い。長板ら(特開昭62−10778
6号公報)は、多数の形質転換B ’Jンバ芽球様細胞
(BLC)ライブラリーを作製し、これをスクリーニン
グすることによって、目的の抗体分泌BLCを含む細胞
集団を選択後、クローニングによって、抗体分泌BLC
クローンを樹立している。
しかし、EBV形質転換BLCの抗体分泌能は低く、不
安定であり、またBLCはクローニングが難しい欠点が
ある。本発明者らはこれまで必要に応して、健常人より
得たリンパ球をEBVで形質転換し、目的とする抗原を
認識する抗体分泌BLCをスクリーニングし、これをマ
ウスミエローマ細胞と融合することによって、抗リシン
IgM分泌ハイブリドーマ、抗ジフテリア毒素IgM分
泌ノへイブリドーマ、抗ネオカルチノスタチンIgM分
泌ハイプリドーマ等を取得している。しかし必要の都度
リンパ球を得、形質転換を行い、スクリーニングするの
は煩雑である。そこで−担形質転換をしたBLCが、各
々どのような抗原を認識する抗体を分泌しているかをあ
らかじめ調べ、しかる後細胞を凍結保存しておけば、必
要に応じて保存株を用いて細胞融合を行うことができ、
このことにより簡便でかつ効率の良いヒトモノクローナ
ル抗体分泌細胞の取得が可能なことを見出し、本発明を
なすに至った。
しよ゛と る 本発明は、抗原でリンパ球提供者を免疫操作することな
く、提供者がもともと持っている自然抗体分泌細胞を選
択するとともに、この細胞の抗体分泌能と増殖能を改善
する方法を提供するものである。
さらに、本発明はヒトリンパ球、特に健常人末梢血リン
パ球からヒトモノクローナル抗体分泌細胞を簡便でかつ
効率よく実用的に作製する方法を提供するものである。
i   ″  るための すなわち、本発明は、ヒトモノクローナル抗体分泌細胞
の作製方法において、ヒトリンパ球をエプスタイン・バ
ー・ウィルスで形質転換した細胞を凍結保存し、マウス
ミエローマ細胞と融合時にこの保存細胞を解凍し、目的
とする抗体分泌細胞を選択し、細胞融合の親株としてマ
ウスミエローマ細胞と細胞融合を行うことよりなるヒト
モノクローナル抗体分泌細胞の作製方法に関する。
本発明におけるヒトリンパ球は、抗原による能動的な免
疫操作を受けていない提供者からの末梢血リンパ球を用
いることが望ましい。これにEBVを感染させることに
よって、多数のBLCを得、この中から目的の抗体を分
泌しているBLCを、スクリーニングした後BLCを凍
結保存しておく。
次にBLCをマウスミエローマと細胞融合して、目的の
ヒト抗体を分泌するマウスーヒトハイブリドーマを樹立
する。BLCは凍結保存しであるため、使用時には目的
の抗体を分泌するBLCを解凍して増殖させた後使用す
る。すなわち、本特許はリンパ球提供者の末梢血リンパ
球中に含まれる自然抗体分泌細胞をEBV感染により増
殖させて、これをマウス−ヒトハイブリドーマとして抗
体分泌を安定化させるものである。そしてこの自然抗体
分泌細胞を凍結保存することによって必要時に保存株を
用いて細胞融合するので簡便でかつ効率のよいヒトモノ
クローナル分泌細胞を得ることができる。
以下、上記ハイブリドーマの作製について説明する。
(1)ヒトリンパ球の形質転換 ヒトリンパ球は、血液又は手術で摘出した組織所属リン
パ節、肺臓などから調製することができるが、本発明で
は末梢血液から得られるリンパ球を用いることが望まし
い。リンパ球の分離は、フィコールパック(ファルマシ
ア社製)を使用した遠心分離法などを例示することがで
きる。このようにして分離したリンパ球をEBVにより
形質転換させる。
EBVは、これを生産する細胞株から調製するが、一般
的には、マーモセントB95−8株(ATCCCRL1
612)が使用される。B95−8株を1〜20%のウ
シ胎児血清(以下FC3と称する)を含むRPMl 1
640培地等の適当な培地中で培養し、この上清をその
まま、或いは、滅菌フィルターを通した後ウィルス液と
して使用する。
リンパ球は、そのまま或いはヒツジ赤血球ロゼツト形成
法や抗血清と補体で処理する方法などによってT細胞を
除いた後、EBVを感染させて形質転換する。形質転換
後のリンパ球の培養に用いる培地は、動物細胞の培養に
用いられているものであればどのようなものでも良い。
形質転換には、培地1−当り104〜107個、好まし
くは、lXIO3〜2X106個の密度にリンパ球を浮
遊させ、培地容量の5〜50%容量のEBV含有培養液
を添加してEBVを感染させる。これを96穴又は24
穴プレートなどに入れて培養する。培養温度は25〜4
0°C1好ましくは35〜38°Cで、1〜15%の炭
酸ガス、好ましくは4〜7%の炭酸ガス存在下、湿度9
0%以上の雰囲気下で培養する。
培養開始後、7〜10日後には形質転換したBLCが増
殖してくる。
BLCは多数得ることが望ましいが、実際的には、10
00個のオリゴクローン、好ましくは、1400個以上
のBLCオリゴクローンが得られることが望ましい。
BLCはプレートごと、あるいはさらに増殖させてシャ
ーレ等で培養するが、長期間(半年以上)の継代培養は
、BLCの抗体分泌能を消失させるおそれがあるため、
好ましくない。BLCは一80’C以下で凍結保存する
。凍結培地は通常用いられる保護剤を含むものが利用で
きる。液体窒素(−196°C)中に保存すれば、凍結
時の抗体分泌能を維持したBLCが常時得られる。−8
0°C付近での保存は、保存中にBLCの生存率が低下
するため、1年以内にとどめたほうが良い。
(2)BLCの培養上清中に分泌された抗体の分析多数
のBLCの培養上清中に含まれる抗体の分析には、多数
の検体を同時に効率良く測定できる方法を用いる必要が
ある。特に、BLCが増殖中の場合には、急いで分析を
行う必要がある。この目的のためには酵素免疫測定法(
ELISA)、ラテックス凝集反応、赤血球凝集反応、
などの96穴アツセイプレートを用いる方法や自動分析
機器を用いる方法が適している。
主な抗原の特定は、BLCの凍結前に実施しておくこと
が望ましいが、抗原特定前に、いったんBLCを凍結し
ておき、必要に応して、細胞を融解し、アッセイしても
良い。
(3)細胞融合に用いる親株の取得 一般的なハイブリドーマ作製用親株のほとんどは、8−
アザグアニン、或いは6−チオグアニン耐性でアミノプ
テリン存在下で死滅するHAT(ヒボキサンチン、アミ
ノプテリン、チミジン)感受性株であるが、本発明で使
用するBLCは、HAT培地中でも生育するため、細胞
融合親株には他の選択マーカーを付与することが必要と
なる。
細胞融合親株としては、HAT感受性でかつウアバイン
耐性を持つ細胞が適する。この親株をBLCと融合し、
HAT及びウアバインを含む培地で培養すると、細胞融
合株のみが生育し、親株およびBLCとも死滅するため
容易に融合細胞のみを選択できる。
このような、細胞融合親株は、マウスミエローマ細胞S
P2を用いて作製する。すなわち、1μ台のウアバイン
存在下でSF3を培養し、生存細胞を、さらに段階的に
、100μ門のウアバインを含む培地に移して培養し、
ウアバイン耐性株を得る。この株をハイプリドーマ親株
として使用し得る。
(4)親株とBLCの細胞融合 まず目的とする抗原がすでに特定されているBLCを用
いる場合は、その凍結オリゴクローンを融解し、それ以
外の場合には適当数(10〜100)のBLCクローン
を融解し、目的とする抗体が含まれるクローンをスクリ
ーニングする。
細胞融合を行うに当り、親株とBLCの比率を1:10
〜10:1、好ましくは2:1〜1:2の割合で混合す
る。細胞融合にあたっては、ポリエチレングリコール(
PEG)又はセンダイウィルスを用いる方法のいずれで
も使用し得る。或いは、電気融合法等の物理的な方法も
採用可能である。
融合操作終了後、細胞を96穴或いは24穴プレートに
2X10’/IIJl以下でまき込んで培養を行う。こ
のようにしてまいた細胞培養ウェルに5〜10μMウア
バイン、 100μMヒポキサンチン、0.4μMアミ
ノプテリン及び16μMチミジンを含む培地(0−HA
T培地)を加え、2〜3日毎に半量交換し、細胞を選択
培養する。
細胞生育ウェル上清中の抗体をELISA等の方法で分
析し、所望する細胞の生育ウェルを選択する。
(5)  ハイフリドーマのクローニング上記(4)に
記載した手順で選択して得られた抗体を分泌するハイプ
リドーマのうちから、生育の速いハイブリドーマを選ぶ
ためにクローニングを行う。クローニングにあたっては
、限界希釈法、ソフトアガー平板法、フィブリンゲル平
板法、セルソーターによる細胞分画法が例示できる。
このようにして得たヒト抗体産生マウス−ヒトハイプリ
ドーマは、次の細胞生物学上の特性を有する。
細胞由来:マウス−ヒトハイプリドーマ形 状 二球形 表面付着性:培養器に弱く付着する性質を有する。
以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 ヒト抗体分泌Bリンパ芽球様細胞(BLC)集団の作製 健常人の上腕静脈より末梢血を採取した。血液をリン酸
緩衝生理食塩水(PBS)で2倍希釈し、遠心管(ファ
ルコン2095 )に予め分注しておいたフィコールパ
ック(ファルマシア)上に重層した。
これを1 、800回転で40分間遠心し、フィコール
パンクと血漿の界面に沈鋒したリンパ球(末梢血リンパ
球、PBL)を採取し7た。
PBLをPBSで2回洗浄した後形質転換に用いた。E
BVはマーモセットB95−8株の培養上清に含まれる
ものを用いた。
B−95−8株を10%牛脂児血清(Fe2、大日本製
薬)を含むRPM11640培地で培養した。 培養上
清を0.45μMのフィルター(マイレクスHA、ミリ
ボア)で濾過し、使用まで一80°Cに保存した。
上記PBLIXIO’個を遠心し、その上清を除いたペ
レフトにEBVを含む培養上清1mを加えてPBLにE
BVを感染させた。
PBLとEBVとの混合液に10%FC3添加RPM1
1640培地14mを加え、よぐ懸濁して150μρづ
つ96穴マイクロタイタープレート(ファルコン307
2 )に5まき込んだ。
細胞は37°C15%炭酸ガス95%空気、湿度95%
以上で培養した。
培養1週間後に培地を100μ!添加し、その後3〜7
日毎に培地を半量づつ交換した。4〜8週間後、はとん
どのウェルに形質転換したBLCが増殖してきた。
8名のPBLから1587のBLC増殖ウェルを得た。
BLCの培養上清中に含まれる抗体は下記手順により定
量した。
■測定方法(1)ELISA法 ウィルスに対する抗体を測定した。ウィルス抗原として
デンカ生餅のHA抗原、あるいはCF抗原を用いた。
0.05M炭酸水素ナトリウムで100倍希釈した抗原
溶液50μ!を4°Cにて一晩、96穴ELISA用プ
レート(住人MS−3496F)に吸着させた。プレー
トを4倍希釈したブロックエース(大日本製薬)でブロ
ッキングした後、培養上清50μ!を添加して室温で2
時間静置した。プレートを0.5%Tiyeen 20
を含むPBSで洗浄し、1/1000〜1/10000
に希釈したパーオキシダーゼ標識抗ヒHgA、IgGあ
るいはIgM(タボ社)50μlを加えて2時間インキ
ユヘーションした。プレートをさらに洗浄後、2.2’
−azino−cli−(3−ethyl  benz
othioazoline−6−sulfonic a
cid )を基質として加え、抗体陽性ウェルを決定し
た。
■測定方法(2)凝集反応 数種のウィルスについては、赤血球ラテックスあるいは
ゼラチンマイクロビーズを担体とした凝集アッセイキッ
トを用いて、抗体を測定した。抗HB、抗体は、富士レ
ビオの[アンティHBs J抗トキソプラズマ抗体は富
士レビオの「マイコテスト■」抗トキソプラズマ抗体は
第一化学の「トキソテスト」を用いた。
測定結果を第1表に示す。
測定した12のウィルス抗原に対し、10のウィルスに
対しては、1587のBLC中に、1個あるいはそれ以
上の抗体陽性細胞が含まれていた。
同様に細胞毒性物質を認識する抗体を分泌するBLCを
測定し第1表に結果を示す。
抗原にはりシン(生化学工業)、ジフテリア毒素(生化
学工業)ネオカルチノスタチン(山之内製薬)を用い、
ELISAで測定した。
このようにして抗原を特定できたBLCはその抗原の種
類と抗体のクラスをコンピューターに登録し、液体窒素
中に凍結保存した。
その他のBLCは複数の凍結チューブに入れ、液体窒素
中に凍結保存するとともに、その培養上清1〜2dを別
に一80°Cに凍結保存し、以後の測定に備えた。
第1表 抗原      測定法  陽性ウェル実施例2 親株細胞の作製 8−アザグアニン耐性、HAT感受性のマウスミエロー
マ細胞SP2株を、1μMのウアバインを含む10%F
C3添加ダルベツコ変性イーグル培地(DMEM)に懸
濁し、96穴プレ一ト1枚にウェル当りlXl0’個の
細胞をまき込んだ。これを2週間培養して、ウアバイン
耐性株40個を得た。
このうち増殖の速い10ウエルを24穴プレート(コー
ニング25820)に移して培地2IIIlを添加し、
1週間培養した。さらに10ウエルのうち増殖の速い5
ウエルヲ5CI11のシャーレ(ファルコン3002)
に移し、ウアバイン濃度を段階的に、1μM、10μM
、50μM1最終的に100μMまで増加させた。5株
とも100μMウアバイン存在下で生き残り耐性株を取
得できた。
このうち最も増殖の速い1株を選びSP2/ 02と名
づけで以下の細胞融合に用いた。
実施例3 ヒトモノクローナル抗体分泌マウス−ヒトハイブリドー
マの樹立 ヒ)BLCとマウス親株SP2/ 02との細胞融合に
よりヒト抗体を分泌するヒト−マウスハイブリドーマの
作製を行った。
BLCは抗トキソプラズマ抗体分泌BLC,H8327
および、抗サイトメガロウィルス抗体分泌BLC,HK
29、H3155を選択した。
各々lXl0’個のBLCとSP2/ 02を5〇−遠
心管中で混合し、50%ポリエチレングリコール(゛分
子量4000、シグマ)を用いて融合させた。融合細胞
を96穴マイクロ力ルチヤープレート3枚にまき込み、
C1−HAT培地を含む10%FC3添加RPM116
40培地中で、ハイブリドーマを選択した。培養2週間
後に各々288ウエルすべてにハイブリドーマの増殖が
みられた。
H3327からのハイブリドーマ増殖ウェル288中、
抗トキソプラズマ抗体陽性ウェル数は6で、このうちH
3327H7をクローニングして、ヒト抗トキソプラズ
マ抗体分泌マウス−ヒトハイブリドーマH5327H7
−3が得られた。
HK29およびH3155からのハイブリドーマ増殖ウ
ェルからは、それぞれ9ウエルおよび15ウエルの抗サ
イトメガウィルス抗体陽性ウェルが得られた。このうち
HK29H8および、H3155H1をクローニングし
てヒト抗サイトメガロウィルス抗体分泌マウス−ヒトハ
イブリドーマHK29H825およびH3155H1−
1が得られた。これらの抗体クラスはいずれもヒ目gM
であった。
主尻■訪果 本発明によれば、ヒトリンパ球をエプスタイン・バー・
ウィルスで形質転換した細胞を凍結保存しておき、マウ
スミエローマ細胞との融合時にこれを解凍して使用する
ので効率よく安定に任意の抗原に対するヒトモノクロー
ナル抗体を分泌する細胞株を作製することができる。そ
して、この方法は健常人末梢血リンパ球から任意の抗原
に対するヒトモノクローナル抗体を安定に分泌する細胞
株を容易に樹立することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒトリンパ球をエプスタイン・バー・ウィルスで
    形質転換し、目的とする抗体分泌細胞を選択し、得られ
    た形質転換細胞を凍結保存し、これをマウスミエローマ
    細胞と融合するときに解凍し、これを細胞融合の親株と
    してマウスミエローマと細胞融合を行うことを特徴とす
    るヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作製方法。
  2. (2)ヒトリンパ球が健常人末梢血由来のものである請
    求項(1)記載のヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作
    製方法。
  3. (3)凍結保存された細胞が1000種類以上の形質転
    換細胞を含む細胞集団である請求項(1)または(2)
    記載のヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作製方法。
JP2104973A 1990-04-20 1990-04-20 ヒトモノクローナル抗体分泌細胞の作製方法 Pending JPH044871A (ja)

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