JPH0448615Y2 - - Google Patents

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JPH0448615Y2
JPH0448615Y2 JP18254385U JP18254385U JPH0448615Y2 JP H0448615 Y2 JPH0448615 Y2 JP H0448615Y2 JP 18254385 U JP18254385 U JP 18254385U JP 18254385 U JP18254385 U JP 18254385U JP H0448615 Y2 JPH0448615 Y2 JP H0448615Y2
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neck portion
coil
picture tube
pole piece
electromagnet device
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、受像管、特にカラー受像管のネツ
ク部にとりつける多極電磁石装置の改良に関する
ものである。
[従来の技術] 第5図は受像管に用いられる多極電磁石装置を
示す図である。受像管1は、フアンネル2、ネツ
ク部3を有し、両者の接続部には偏向ヨーク4が
とりつけられるとともに、ネツク部3には多極電
磁石装置10がとりつけられる。
多極電磁石装置10はネツク部3の内部に収納
された電子銃(図示せず)からの電子ビームに磁
界を作用させて、フオーカス特性やコンバーゼン
ス特性を改善するために用いられ、このためにネ
ツク部3の内部に、この軸に垂直な面内で見たと
きに、第6図に示すような多極磁界を発生させ
る。第6図の矢印は磁力線を示す。
多極磁界には第6図Aのような6極磁界、第6
図Bのような4極磁界などがあり、他にもこれら
を組み合わせた8極以上の磁界、また、極の間隔
がネツク部3の周囲に等間隔でないものなど多く
のものが知られている。
これらの多極磁界の多くは、電子ビームの偏向
ヨーク4による偏向とともに強さを変化させて用
い、したがつてこの多極磁界を発生させる装置の
多くは電磁石から成つている。
多極電磁石装置10の具体的構造としては、第
7図に示すようなものが知られている。同図Aは
フエライトなどの高透磁率材料から成るリング状
のコア11に、複数個のトロイダルコイル12を
巻回したものである。また、同図Bは同じような
材料から成るリング状コア11aに複数個のポー
ルピース11bを一体的に設けたコア11を用
い、このコア11のボールピース11bのそれぞ
れに、コイル12をネツク部3の表面に略々巻回
面があるように巻回したものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、これらにはそれぞれ次のような欠点が
ある。
まず、第7図Aのものは、構造は簡単である
が、コイル12をコア11と鎖交してトロイダル
に巻かねばならない。ところが、この巻回作業の
自動化は困難であり、ある程度の手作業が避けら
れず、したがつて高価なものになつてしまう。
一方、第7図Bのものは、コイル12そのもの
は別にあらかじめ巻いて作つておけるから、自動
化が可能であり、これをポールピース11bにと
りつければよいが、リング状コア11aとポール
ピース11bとが一体的になつたコア11の形状
が複雑なために、コア11が高価になり、全体と
してのコストダウンが困難である。
第5図に示したように、多極電磁石装置10は
受像管1のネツク部3にとりつけられるが、通常
の受像管にあつては、ネツク部3の上にはこの他
にもいくつかの補正装置(図示せず)をとりつけ
るのが普通であつて、多極電磁石装置10は全体
として、できるだけネツク部3の延在する方向に
薄く作ることが要求される。このためには、コア
11もできるだけ薄くする必要があるが、このよ
うに薄いリング状コア11aにポールピース11
bのようなものを一体的に精度良く設けること
は、特にコア11の材料がフエライト等の加工し
にくい材料の場合には非常にむづかしいものであ
る。
この考案は上記のような従来の問題点を解消す
るものであつて、製造が容易で安価な受像管用多
極電磁石装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる受像管用多極電磁石装置は、
ネツク部の外側にこのネツク部の外周を周回する
方向に配置された強磁性材利用から成る基板コア
と、上記基板コアに近接または接触して上記ネツ
ク部の回りに間隔をおいて配置された複数個のポ
ールピースと、上記基板コアと上記ポールピース
との対向面または接触面を囲むように、かつ上記
ネツク部の軸に垂直な面内に略々巻回面を有する
ように巻回された平板状のコイルとを具備してな
るものである。
[作用] この考案の受像管用多極電磁石装置において
は、コイルは基本的には単なる平巻きコイルであ
り、かつ基板コアとポールピースとが別体となつ
ているため、各部品の形状が非常に簡単なものと
なり、製作の自動化が可能となる。また、コイル
の巻回面をネツク部の軸にほぼ垂直としたことに
より、組み立ても簡単に行なえる。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案による受像管用多極電磁石装
置の一実施例を示すもので、同図Aは平面図、同
図Bは断面図である。図において、11aは高透
磁率材料をネツク部3を周回するように配置して
なる基板コアである。12は平板状のコイルであ
り、図に示すように、円形かまたは楕円形、多角
形状等に比較的平たく導線を巻回してなり、その
巻回面がネツク部3の中心軸に垂直な面内にある
よう、かつその巻回の中心が基板コア11aの巾
dの中心と略一致して複数個が配置される。11
bはポールピースであり、コイル12と対応して
複数個設けられ、全体として略長方形の高透磁率
材料からなる。このポールピース11bの外側の
短辺は、円弧状に形成されて基板コア11aの外
周辺に平行に、また他方の短辺は、基板コア11
aの内周辺より内側にネツク部3の外周に近接し
てこれと平行にそれぞれ配置されている。そし
て、ポールピース11b全体としては、ネツク部
3の回りに間隔をおいて配列されている。コイル
12は基板コア11aとポールピース11bの間
に配置され、これらの各部品は相互にたとえば接
着剤等によつて固着されている。
上記のような構成からなる多極電磁石装置10
は、それぞれの部品の形状が簡単であるから、製
作の自動化が可能であり、また組み立ても単にそ
れぞれの部品を接触配置するだけなので容易であ
る。たとえば、前もつて適当なプラスチツク成形
品を作つておくなどすることにより、単なるはめ
こみ方式等の採用も可能となり、一層簡単な組み
立て構造とすることができる。状況によつては、
この成形品にプリント回路を設け、コイル12の
電流供給をおこなうなどの応用も考えられる。
ところで、第1図に示した実施例のものは、図
で明らかなように、基板コア11aとポールピー
ス11bは、それぞれが厚みの面以外は平坦面の
みからなり、この間にコイル12がはさまれるよ
うに配置されているので、空隙13を有してい
る。この空隙13は、コイル12が平坦なのでそ
れほど大きい磁気抵抗とはならないが、コイル1
2に流す電流に対して発生させる磁束の量をなる
べく多くしたい場合には、決して無視できるもの
ではない。
このような場合には、基板コア11aに、第2
図に示すような突起14を設けて、この突起14
にコイル12をはめ込んで空隙13を埋めればよ
い。この場合、コイル12の厚みが小さいため、
突起14の高さは小さいものでよく、したがつ
て、基板コア11aをフエライト等で作つても、
製造を困難にするほどの問題とはならない。ま
た、突起14のポールピース11bと接触する面
15は、必要によつては研磨することにより、両
者の接触を確実なものとすることができる。この
際、研磨面は複数個のポールピース部分に対して
同一平面上にあるので、研磨作業は非常に簡単で
ある。なお、突起14はポールピース11bの側
に設けてもよい。
第3図はこの考案の他の実施例を示す。図にお
いて、コイル12は巻回面が略々ネツク部3(第
1図または第5図参照)の中心軸と垂直な面内に
あるものの、内方部分において若干厚み方向に曲
がつている。これによつて、基板コア11aとポ
ールピース11bは、特に第2図の突起14のよ
うなものを設けなくても互いの面が平面で密着
し、したがつて、効率よく磁束を発生させること
ができる。この構造によれば、コイル12の厚み
はある程度までは多極電磁石装置10全体の厚み
に関係しないので、全体として一層薄い多極電磁
石装置10を実現することができる。
なお、以上の実施例では、基板コア11aがネ
ツク部3を完全にとり囲むリング状の形状とした
が、一般の受像管用多極電磁者装置は必ずしもそ
のようなものに限らず、基板コア11aに相当す
る部分が、ネツク部3を周回する方向の途中で切
れているようなものもよく用いられる。この考案
はこのような場合にも適用することが可能で、た
とえば第4図はその実施例を示している。第4図
において、端部16を有する基板コア11aがネ
ツク部3の外周に部分的にこれを周回する方向に
配置されており、これに複数個のコイル12およ
びポールピース11bが配置されている。基板コ
ア11a、ポールピース11b、コイル12相互
の関係は、第1図〜第3図で説明したのと同じよ
うなものとすることができる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、基板コアと
ポールピースとを別々に作るとともに、コイルを
平板状としかつ巻回面をネツク部の軸にほぼ垂直
な面内に配置したので、部品の形状が単純となつ
て構造が容易となり、したがつて装置が安価にで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはこの考案による受像管用多極電磁石
装置の実施例を示す平面図、Bはその断面図、第
2図はこの考案の他の実施例を示す部分斜視図、
第3図はこの考案の他の実施例を示す部分斜視
図、第4図はこの考案の実施例を示す平面図、第
5図はこの考案の適用される受像管装置を示す
図、第6図A,Bは多極電磁石装置に要求される
磁束分布を例示する図、第7図A,Bは従来の多
極電磁石装置を示す平面図である。 1……受像管、3……ネツク部、10……多極
電磁石装置、11a……基板コア、11b……ポ
ールピース、12……コイル。なお、図中、同一
符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 受像管のネツク部内に多極磁界を発生させる
    装置であつて、上記ネツク部の外側にこのネツ
    ク部の外周を周回する方向に配置された強磁性
    材料から成る基板コアと、上記基板コアに近接
    または接触して上記ネツク部の回りに間隔をお
    いて配置された複数個のポールピースと、上記
    基板コアと上記ポールピースとの対向面または
    接触面を囲むように、かつ上記ネツク部の軸に
    垂直な面内に略々巻回面を有するように巻回さ
    れた平板状のコイルとを具備してなる受像管用
    多極電磁石装置。 (2) コイルを基板コアとポールピースとの間には
    さんだ実用新案登録請求の範囲第1項記載の受
    像管用多極電磁石装置。 (3) 基板コアとポールピースの一方に突起を設け
    て両者を接触させるとともに、上記突起にコイ
    ルをはめ込んだ実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の受像管用多極電磁石装置。 (4) 基板コアとポールピースとが平面で密着し、
    コイルが内方部分において若干厚み方向に曲が
    つている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    受像管用多極電磁石装置。
JP18254385U 1985-11-25 1985-11-25 Expired JPH0448615Y2 (ja)

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JPS6289753U JPS6289753U (ja) 1987-06-09
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