JPH0448512B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は一般廃棄物の破砕選別プラントの選別
機室の発塵防止装置に関する。

選別機室は作業員の健康上および機器の保守上
できるだけ発塵をおさえて清潔に保たれることが
のぞましい。

〔従来技術とその問題点〕

従来の選別機室は第２図に示すごとく、選別機
１を設置した選別機室２の階下に搬出室３が設け
られている。選別機１には図示しない破砕機より
破砕物を送り込むのと選別機間の搬送を行うコン
ベア４が結合されており、下部には搬出室３に突
出させる貯留ホツパ５が取付けられている。貯留
ホツパ５にはホツパゲート５ａ，５ｂが設けられ
ており、ホツパゲートを開いて貯留した選別物を
搬出トラツク６に積込むようになつている。選別
機室の天井には排気用換気扇７が設けられ、粉塵
を矢印に示すように室外に排出するようになつて
いる。

この構造ではコンベア４と選別機１との結合部
の〓間より発塵し、貯留ホツパ５のホツパゲート
５ａ，５ｂは完全密閉にできず、またトラツク６
に選別物を積込む際、ゲートを開くと外気が選別
機内に吹込み、コンベアの結合〓間より粉塵を吹
上げ、換気扇７が粉塵の拡散を助長して室内に吹
出すようになる。粉塵を集塵機で吸取ろうとして
も集塵風量を非常に大にしなければならず、集塵
効果が悪いといつた欠点があつた。

〔発明の目的〕

本発明は前記の欠点を除去し、選別機室内の発
塵、粉塵拡散を防止して集塵効果を向上させるよ
うにした破砕物選別機室の発塵防止装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の要点〕

本発明は選別機室の選別機周辺に集塵ダクトを
介して集塵機に導く集塵フードを設けるととも
に、選別機室に吸気用換気扇を取付け室内に予圧
を加えてエアパージすることにより機器よりの発
塵を抑え、僅かな集塵風量で効率よく集塵を行う
ようにしようとするものである。

〔発明の実施例〕

第１図は本発明の実施例の発塵防止装置を備え
た破砕物選別機室を示すもので第２図と同一符号
で示すものは同一部品である。コンベア４によつ
て破砕物が運び込まれる選別機１が、選別機室２
に設置されている。選別機１の下端には階下の搬
出室３に突出させる貯留ホツパ５が取付けられて
いる。選別機１へのコンベア４の取付部の上方に
集塵フード８が設けられ、集塵フード８より、図
示しない集塵機に粉塵を導く集塵ダクト９が取付
けられている。そして選別機室の天井には外気と
連通する連通口１１に吸気用換気扇１０が取付け
られている。

以上のごとくすれば、吸気用換気扇によつて選
別機室がエアパージされるので運転中の選別機、
コンベア等の〓間より室内に吹出す粉塵が抑制さ
れ、したがつて僅かな集塵風によつて集塵を行う
ことができるようになる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、破砕物選別機室が吸気換気扇
と集塵ダクトとによつて効率よく集塵を行つて清
潔に保たれるので環境改善、保守性向上の効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の発塵防止装置を備え
た破砕物選別機室の断面図、第２図は従来の破砕
物選別機室の断面図である。 １…選別機、２…選別機室、３…搬出室、４…
コンベア、５…貯留ホツパ、６…搬出トラツク、
８…集塵フード、９…集塵ダクト、１０…吸気用
換気扇。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 破砕機よりコンベアによつて送り込まれる破
   砕物の選別機を設置し、選別機より階下の搬出室
   に貯留ホツパを突出させてなる選別機室におい
   て、前記選別機に集塵フードを設け、この集塵フ
   ードより集塵機に通じる集塵ダクトを設けて吸気
   するとともに、選別機室と外気とを連通する連通
   口に前記選別機室に予圧を加える換気扇を取付け
   たことを特徴とする破砕物選別機室の発塵防止装
   置。