JPH0448394Y2 - - Google Patents

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JPH0448394Y2
JPH0448394Y2 JP1987070074U JP7007487U JPH0448394Y2 JP H0448394 Y2 JPH0448394 Y2 JP H0448394Y2 JP 1987070074 U JP1987070074 U JP 1987070074U JP 7007487 U JP7007487 U JP 7007487U JP H0448394 Y2 JPH0448394 Y2 JP H0448394Y2
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inner tube
outer tube
tube
pipe
double
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は二重管において、外管を透明であり且
つ熱可塑性の樹脂製とし、この外管を加熱し加工
して外管自体に内管支持部を形成し、この形成さ
れた内管支持部により内管を支持固定してなる構
成とすることにより、組立て、検査及び補修がし
易いようにしたものである。
〔産業上の利用分野〕
本考案は二重管、特に危険なガス、排水の給送
に利用される二重管に関する。
第7図は危険なガスの供給に使用した例を示
す。ガスボンベ1と装置2との間に、外管3と内
管4とよりなる二重管5が布設してある。ガスは
二重管5のうちの内管4を通して装置2に供給さ
れる。外管3と4との間を真空排気して、内管4
よりのガスの漏洩の有無がチエツクされる。
第8図は危険な排水の給送に使用した例を示
す。建屋10の3Fと屋外の廃水ピツト11との
間に外管12と内管13とよりなる二重管14が
布設してある。排水は二重管のうち内管13内を
流れて廃水ピツト11に送られる。内管13より
の排水の漏洩は漏洩モニタによりチエツクされ
る。
上記のように、二重管はガス等の外部への漏洩
を確実に防止するためのものであり、第1には信
頼性が高いことが必要とされる。更には組立て及
び修理は布設現場で行なわれるため、組立、修理
がし易いことも必要とされる。
〔従来の技術〕
従来の二重管20の構造と第9図及び第10図
に示す。21は外管、22は内管であり、共に金
属製である。23はサポータであり、中央のリン
グ部23aと、放射状の三本の脚部23bとより
なり、外管21内に嵌合してある。内管22はサ
ポータ23のリング部23aを挿通してある。
これにより、内管22は所定間隔毎にサポータ
23により外管21に対して支持されて固定され
ている。
この二重管20は外管21をホルダ24により
固定されて布設されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
外管21は金属管であるため、施行後に外部よ
り内管22の様子及び内管22の固定具合、更に
はサポータ23の配設個所を確認する検査をする
ことが困難となり、二重管20の信頼性を十分に
保証出来ないという問題点があつた。
また複数のサポータ23を内管22に嵌合して
所定間隔で固定する作業、及びサポータ23が固
定された内管22を外管21内に慎重に挿入する
作業が必要となり、施工上多大な工数が必要であ
る。
サポータ23は外管21内に嵌合しているだけ
であり、完全には固定されていず、外管21と内
管22とは完全に一体的ではない。外管21の固
有振動数と内管22の固有振動数とは異なる。こ
のため、地震等には、外管21と内管22との揺
れが別々となり、外管21が破損し易い。
また、漏洩が生じた場合にも、漏洩個所の確認
が困難となり、またこの漏洩個所を発見出来たと
しても、外管21が金属管であるため、漏洩個所
修理は困難となり、現実には二重管を全面交換し
ており、保守コストが高い。
〔問題点が解決するための手段〕
本考案の二重管は、透明であり且つ熱可塑性の
樹脂製の外管と、 該外管の周方向上複数の個所を加熱し内方へ押
し込むことにより、該外管自体を塑性変形させて
放射状に形成された複数の突部よりなる内管支持
固定部と、 該内管支持固定部により支持固定されて上記外
管の内部を延在する金属製の内管とよりなるもの
である。
〔作用〕
外管を透明な樹脂製としたことにより、外部よ
り内管の検査等が可能となる。
外管を熱可塑性樹脂製としたことにより、外管
自体を加熱し塑性変形させて内管支持固定部を形
成することが可能となり、二重管を布設現場にお
いて作業性良く製造出来、更には修理も容易とな
る。
外管が樹脂製であつて、内管が金属製である構
成は、外管の内管支持固定部が内管と圧着しない
ように作用する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は夫々本考案の一実施例によ
る二重管30を示す。
図中、31は外管、32は内管である。
外管31は、透明なポリ塩化ビニール製であ
る。これにより、外部より内部を目視出来、且つ
外管31の加工がし易い。
内管32はステンレス鋼製である。
33は内管支持固定部であり外管31自体に所
定ピツチpで形成してある。各内管支持固定部3
3は、外管31の周方向上等角度間隔で外管31
の中心方向に突き出している三つの突部35,3
6,37とより構成されている。内管32は周方
向上三個所を各突部34,35,36の先端によ
り挟み込まれて、外管31の中心の個所に支持さ
れて固定されている。
この二重管30は外管31をホルダ37により
固定されて布設されている。
次に、上記の二重管30を製造する方法につい
て、本考案の特長を併せて説明する。
まず、第3図に示すように、内管32を外管3
1内に挿入する。従来は内管にサポータを固定す
る作業が必要であつたが、本考案では内管32を
そのまゝ直接挿入するため、作業は従来に比べて
簡単である。
次に、第4図に示すように外管31のうち内管
32を支持固定しようとする個所を加熱する。こ
の加熱は、フアン38により送り出され、ヒータ
39により加熱された空気を三個のノズル40,
41,42より噴出させることにより行なわれ
る。
ノズル40,41,42は、外管31の周囲に
等角度間隔でセツトされており、外管32はノズ
ル40,41,42に対向する個所が塑性流動が
可能となる温度に加熱される。
外管32が上記温度まで加熱されると、第5図
に示すように、先細のプローブ43,44,45
を加熱された個所に当てがつて力Fで外管32の
中心方向に押し、第6図に示すように塑性変形を
起こさせ、突部34〜36を形成する。突部34
〜36は、夫々の先端が内管32の周面に押し当
たるまで形成される。この突部34〜36の形成
は、外管31が熱可塑性樹脂製であることにより
可能となつている。なお、内管32としては、こ
のときの押圧力に耐えられる内厚のものを使用す
る。
上記の加工を所定ピツチp間隔で繰り返し行な
う。
これにより、内管32は、第1図及び第2図に
示すように、外管31に対して支持されて固定さ
れる。
上記の内管32を固定する作業は、加熱と押し
付けを繰り返えすだけであり、布設現場で作業性
良く行なわれる。
こゝで、内管支持固定部33は外管31を変形
させて形成されており、外管31と内管支持固定
部33とは完全に一体であり、且つ内管支持固定
部33の各突部34〜36の先端と内管32の周
面とは上記の加工方法より当接しておりこの部分
に隙間は無く、内管32と内管支持固定部33も
一体化されている。このため、外管31と内管3
2とは確実に一体化されており、地震により振動
するときには、外管31と内管32とは一体的に
振動し、従来ような破損は起こらない。
また外管31は透明であるため、施工後に内管
32の固定具合を外部より目視により容易に検査
することが出来、二重管30の信頼性を保証する
とが出来る。
また外部より内管32の表面の状態を観察する
ことが出来、保守管理も可能となる。
また漏洩が生じた場合には漏洩個所の発見とそ
の個所の修理が必要となるが、外管31の透明は
性は漏洩個所の発見を容易とし、外管31が熱可
塑性樹脂製であることにより、修理も容易とな
る。
即ち、修理を行なうときは、外管31を特定の
個所を切断し、内管32の修理を行ない、その
後、外管31を二つ割りにし側面を溶接又は接着
を行ない、その後上記と同様な方法で外管31を
変形させてサポートをとればよい。
なお、外管31が熱可塑性樹脂製であるのに対
して内管32が金属製であるため、突部34〜3
6の先端と内管32の周面とは当接しているけれ
ども圧着はしていない。このことによつても、上
記内管の修理に際して外管31を取り外す作業、
及び外管31のみが破損した場合に、内管32は
そのままにして外管31のみを切断して交換する
修理がし易くなつている。
(考案の効果) 本考案によれば、外管を透明な熱可塑性樹脂製
とし、内管支持固定部を外管を変形させて形成し
てなる構成であるため、布設現場において作業性
良く且つ信頼性良く組立てを行なうことが出来、
しかも施行後の検査も容易に行なうことが出来
る。
また、内管が破損した場合に、破損したことを
直ちに知ることが出来ると共に内管の破損個所を
いち早く特定することが出来る。
また、外管を内管より取り外すことを容易に行
うことが出来る。従つて、内管の修理及び外管の
部分的な交換を容易に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の二重管の第2図中
I−I線に沿う断面図、第2図は本考案の一実施
例の二重管の側面図、第3図乃至第6図は夫々第
1図の二重管を製造する方法を説明する図、第7
図及び第8図は夫々二重管の各使用例を示す図、
第9図及び第10図は夫々従来の二重管の1例の
断面図及び斜視図である。 図において、30は二重管、31は外管、32
は内管、33は内管支持固定部、34〜36は突
部、37はホルダ、38はフアン、39はヒー
タ、40〜42はノズル、43〜45はプローブ
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 透明であり且つ熱可塑製の樹脂製の外管31
    と、 該外管31の周方向上複数の個所を加熱し内方
    へ押し込むことにより、該外管自体を塑性変形さ
    せて放射状に形成された複数の突部34,35,
    36よりなる内管支持固定部33と、 該内管支持固定部33により支持固定されて上
    記外管31の内部を延在する金属製の内管32と
    よりなる構成の二重管。
JP1987070074U 1987-05-11 1987-05-11 Expired JPH0448394Y2 (ja)

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JP1987070074U JPH0448394Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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JP1987070074U JPH0448394Y2 (ja) 1987-05-11 1987-05-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6298085A (ja) * 1985-10-21 1987-05-07 川崎製鉄株式会社 断熱二重管の外管用鋼管

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JPS6298085A (ja) * 1985-10-21 1987-05-07 川崎製鉄株式会社 断熱二重管の外管用鋼管

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