JPS6298085A - 断熱二重管の外管用鋼管 - Google Patents
断熱二重管の外管用鋼管Info
- Publication number
- JPS6298085A JPS6298085A JP23481085A JP23481085A JPS6298085A JP S6298085 A JPS6298085 A JP S6298085A JP 23481085 A JP23481085 A JP 23481085A JP 23481085 A JP23481085 A JP 23481085A JP S6298085 A JPS6298085 A JP S6298085A
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- Japan
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- pipe
- steel
- steel pipe
- heat
- insulated double
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- Pending
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、油井における原油の三次回収のために高温
水蒸気等を地下に注入する際等に使用される断熱二重管
の外管用鋼管に関するものでおる。
水蒸気等を地下に注入する際等に使用される断熱二重管
の外管用鋼管に関するものでおる。
従来の技術
一般に石油資源の回収にあたっては、油井掘削後の初期
においては原油含有層内の自然圧力によって自噴するか
または地表からのポンプによる汲上げによって原油を回
収できる(−次回収)が、地下の自然圧力が下がれば水
またはガスを注入して圧力を高め、その圧力によって回
収(二次回収)する方法が採用され、ざらに自然圧力が
下がった場合や原油の粘性により二次回収でも回収が困
難となった場合には、高温の水蒸気を地下に注入して温
度を上げるかおるいは化学薬品を注入して原油の流動性
を増加させ、地表へ汲上げること(三次回収)が行なわ
れている。
においては原油含有層内の自然圧力によって自噴するか
または地表からのポンプによる汲上げによって原油を回
収できる(−次回収)が、地下の自然圧力が下がれば水
またはガスを注入して圧力を高め、その圧力によって回
収(二次回収)する方法が採用され、ざらに自然圧力が
下がった場合や原油の粘性により二次回収でも回収が困
難となった場合には、高温の水蒸気を地下に注入して温
度を上げるかおるいは化学薬品を注入して原油の流動性
を増加させ、地表へ汲上げること(三次回収)が行なわ
れている。
上述のような三次回収において高温水蒸気を地下に注入
するに必たっては、その高温水蒸気が地下の原油含有層
に至るまでの間に管壁からの熱損失により温度低下しな
いようにする必要があり、そのため高温水蒸気の注入の
ためには断熱二重管を作用することが望ましい。
するに必たっては、その高温水蒸気が地下の原油含有層
に至るまでの間に管壁からの熱損失により温度低下しな
いようにする必要があり、そのため高温水蒸気の注入の
ためには断熱二重管を作用することが望ましい。
断熱二重管は、外管と内管とを隙間を設けて同心状に配
し、外管と内管との間を真空断熱などによる断熱層とし
、内管内に通す高温水蒸気等の輸送対象の温度低下を防
止するようにしたものでおり、従来前述のような原油の
三次回収に使用される断熱二重管としては第5図に示す
ようなものが知られている。この断熱二重管は、直管状
の鋼管からなる内管1の外周面に、長さ方向に所定間隔
を置いて多数のリング状のセンタライザ2を外嵌し、か
つ各センタライザ2を内管1に溶接等により固定し、そ
の内管1を同心状に取囲むように直管状の鋼管からなる
外管3を配したものでおる。
し、外管と内管との間を真空断熱などによる断熱層とし
、内管内に通す高温水蒸気等の輸送対象の温度低下を防
止するようにしたものでおり、従来前述のような原油の
三次回収に使用される断熱二重管としては第5図に示す
ようなものが知られている。この断熱二重管は、直管状
の鋼管からなる内管1の外周面に、長さ方向に所定間隔
を置いて多数のリング状のセンタライザ2を外嵌し、か
つ各センタライザ2を内管1に溶接等により固定し、そ
の内管1を同心状に取囲むように直管状の鋼管からなる
外管3を配したものでおる。
このような断熱二重管においてセンタライザ2は、内管
1と外管3との間の断熱層となるべき間隙4を確保し、
かつ高温水蒸気流通時における熱応力による内管1の曲
がりに対する支点となって内管1の座屈を防止する役割
を果たす。
1と外管3との間の断熱層となるべき間隙4を確保し、
かつ高温水蒸気流通時における熱応力による内管1の曲
がりに対する支点となって内管1の座屈を防止する役割
を果たす。
発明が解決すべき問題点
前述のような従来の断熱二重管においては、その組立て
に必たってはリング状のセンタライザ2を内管1に嵌め
込むとともにこれを内管1に溶接等により固定する作業
が必要でおるため、組立て工数が多く、そのため組立て
作業コストが高くな。
に必たってはリング状のセンタライザ2を内管1に嵌め
込むとともにこれを内管1に溶接等により固定する作業
が必要でおるため、組立て工数が多く、そのため組立て
作業コストが高くな。
らざるを得ず、また多数のセンタライザ2が必要である
ため部品点数も多く、その管理等にも種々の問題がおり
、したがってトータルとしてのコストが高くならざるを
得ないのが実情であった。
ため部品点数も多く、その管理等にも種々の問題がおり
、したがってトータルとしてのコストが高くならざるを
得ないのが実情であった。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、従
来の断熱二重管におけるセンタライザを別途用意してお
く必要をなくし、これにより部品点数および組立て工数
が少なくて済むようにした断熱二重管用の外管を提供す
ることを目的とするものでおる。
来の断熱二重管におけるセンタライザを別途用意してお
く必要をなくし、これにより部品点数および組立て工数
が少なくて済むようにした断熱二重管用の外管を提供す
ることを目的とするものでおる。
問題点を解決するための手段
この発明は、外管と内管を同心状に配し、かつ外管と内
管との間を断熱層とした断熱二重管に使用される外管用
鋼管において、外周面側から凹陥没しかつ内周面側に突
出する多数のディンプル部を、鋼管の長さ方向に所定間
隔を置きかつ周方向に間隔を置いて形成したことを特徴
とするものである。
管との間を断熱層とした断熱二重管に使用される外管用
鋼管において、外周面側から凹陥没しかつ内周面側に突
出する多数のディンプル部を、鋼管の長さ方向に所定間
隔を置きかつ周方向に間隔を置いて形成したことを特徴
とするものである。
作 用
この発明の断熱二重管の外管用鋼管は、前述のように外
表面側から凹陥没しかつ内表面側に突出する多数のディ
ンプル部を長さ方向に間隔を置きかつ周方向にも間隔を
置いて形成したものでおるから、これを断熱二重管の外
管として使用すれば、前記ディンプル部が従来技術にあ
けるセンタライザの役割を果たす。すなわちディンプル
部は外管内表面側へ突出しているから、その部分が内管
と外管との間の断熱層となるべき間隙を維持し、かつ内
管の熱応力による曲かりに対する支点となって、内管の
座屈を防止する。したがって別部材のセンタライザを用
いることなく、そのディンプル部を形成した外管を直管
状の内管と組合せるだけで断熱二重管を)育成すること
ができるのでおる。
表面側から凹陥没しかつ内表面側に突出する多数のディ
ンプル部を長さ方向に間隔を置きかつ周方向にも間隔を
置いて形成したものでおるから、これを断熱二重管の外
管として使用すれば、前記ディンプル部が従来技術にあ
けるセンタライザの役割を果たす。すなわちディンプル
部は外管内表面側へ突出しているから、その部分が内管
と外管との間の断熱層となるべき間隙を維持し、かつ内
管の熱応力による曲かりに対する支点となって、内管の
座屈を防止する。したがって別部材のセンタライザを用
いることなく、そのディンプル部を形成した外管を直管
状の内管と組合せるだけで断熱二重管を)育成すること
ができるのでおる。
実施例
第1図および第2図にこの発明の一実施例の外管用鋼管
5を示し、また第3図、第4図にその外管用鋼管5を用
いた断熱二重管9を示す。
5を示し、また第3図、第4図にその外管用鋼管5を用
いた断熱二重管9を示す。
外管用鋼管5(よ、継目無鋼管等からなるもので市って
、前)小のような油井にあける高温水蒸気注入用の断熱
二重管の場合、その長さは例えば95馴または12M程
度とされ、またその外径は88.9iw〜139.7馴
程度、肉厚は5.0M〜10.0鯖程度とされる。ディ
ンプル部6は外管用鋼管5の外表面側から凹陥没しかつ
内表面側へ突出するように例えば球面状の湾曲面に形成
されたものであり、そのディンプル部6は外管用鋼管5
の長さ方向に1〜3m程度の間隔Sを置きかつ周方向に
9Q’間隔を置いて形成されている。ディンプル部6の
鋼管内面側への突出高ざHlたがって外周面からの凹み
深さと実質的に同じ)は将に限定しないが、外管用鋼管
5と内管7との軸心を一致させた場合においてディンプ
ル部6の内側突出端と内管7の外表面との間に1.0〜
3.0M程度の若干の隙間Gが生じるような高さに定め
る。
、前)小のような油井にあける高温水蒸気注入用の断熱
二重管の場合、その長さは例えば95馴または12M程
度とされ、またその外径は88.9iw〜139.7馴
程度、肉厚は5.0M〜10.0鯖程度とされる。ディ
ンプル部6は外管用鋼管5の外表面側から凹陥没しかつ
内表面側へ突出するように例えば球面状の湾曲面に形成
されたものであり、そのディンプル部6は外管用鋼管5
の長さ方向に1〜3m程度の間隔Sを置きかつ周方向に
9Q’間隔を置いて形成されている。ディンプル部6の
鋼管内面側への突出高ざHlたがって外周面からの凹み
深さと実質的に同じ)は将に限定しないが、外管用鋼管
5と内管7との軸心を一致させた場合においてディンプ
ル部6の内側突出端と内管7の外表面との間に1.0〜
3.0M程度の若干の隙間Gが生じるような高さに定め
る。
上述のような外管用鋼管5は、第3図、第4図に示すよ
うに直管状鋼管からなる内管7に、両者の間に断熱層用
の間隙8を保持するべく外挿し、両端を適宜結合するこ
とによって断熱二重管9を形成することができる。ここ
で内管7の外径は、使用状況によづても異なるが、通常
は48.3〜88.9履程度、肉厚は3.5〜10.0
fnIr1程度とし、また前記間隙80幅Wは5〜15
#程度とする。このようにディンプル部6を形成した外
管用鋼管5を用いれば、既に述べたようにディンプル部
6がセンタライザの役割を果たし、断熱層となるべき間
隙8を確保するとともに、熱応力による内管の座屈を防
止するこきとができる。
うに直管状鋼管からなる内管7に、両者の間に断熱層用
の間隙8を保持するべく外挿し、両端を適宜結合するこ
とによって断熱二重管9を形成することができる。ここ
で内管7の外径は、使用状況によづても異なるが、通常
は48.3〜88.9履程度、肉厚は3.5〜10.0
fnIr1程度とし、また前記間隙80幅Wは5〜15
#程度とする。このようにディンプル部6を形成した外
管用鋼管5を用いれば、既に述べたようにディンプル部
6がセンタライザの役割を果たし、断熱層となるべき間
隙8を確保するとともに、熱応力による内管の座屈を防
止するこきとができる。
外管用鋼管5におけるディンプル部6を形成づる方法は
特に限定しないが、例えば先端を球面状としたポンチを
備えたプレス機によって鋼管外表面を押し込みカロエし
たり、あるいは予めディンプル部6を形成すべき部分を
誘導加熱等により局部加熱しておいて熱間もしくは温間
で前記同様なポンチで押し込み加工を施したりしても良
い。
特に限定しないが、例えば先端を球面状としたポンチを
備えたプレス機によって鋼管外表面を押し込みカロエし
たり、あるいは予めディンプル部6を形成すべき部分を
誘導加熱等により局部加熱しておいて熱間もしくは温間
で前記同様なポンチで押し込み加工を施したりしても良
い。
なお図示の例では、ディンプル部6を周方向に90’間
隔で同一円周上に4個形成しているが、これに限らず例
えば120°間隔で同一円周上に3個形成したり、ある
いは同一円周上とせずに、軸心に対し異なる角度位置に
あるディンプル部6を長さ方向にずらせて形成しても良
い。ざらにディンプル部6の具体的形状は図示のような
球面状に限らず、断面U字形としても良いことは勿論で
ある。
隔で同一円周上に4個形成しているが、これに限らず例
えば120°間隔で同一円周上に3個形成したり、ある
いは同一円周上とせずに、軸心に対し異なる角度位置に
あるディンプル部6を長さ方向にずらせて形成しても良
い。ざらにディンプル部6の具体的形状は図示のような
球面状に限らず、断面U字形としても良いことは勿論で
ある。
発明の効果
以上の説明で明らかなように、この発明の断熱二重管の
外管用鋼管によれば、断熱二重管を組立てるに市たって
、ディンプル部が内管と外管との間の断熱層となるべき
間隙を保持しかつ内管の熱応力による曲がりに対応する
支点となって内管の座屈を防止する役割を果たし、した
がって従来用いていたセンタライザが不要となり、その
ため断熱二重管の組立て工数が従来より格段に少なくな
るとともに用意すべき部品点数も少なくなり、そのため
断熱二重管のコストを従来よりも格段に低減することが
できる。
外管用鋼管によれば、断熱二重管を組立てるに市たって
、ディンプル部が内管と外管との間の断熱層となるべき
間隙を保持しかつ内管の熱応力による曲がりに対応する
支点となって内管の座屈を防止する役割を果たし、した
がって従来用いていたセンタライザが不要となり、その
ため断熱二重管の組立て工数が従来より格段に少なくな
るとともに用意すべき部品点数も少なくなり、そのため
断熱二重管のコストを従来よりも格段に低減することが
できる。
第1図はこの発明の断熱二重管の外管用鋼管の一例を示
す縦断側面図、第2図は第1図の■−■線における断面
図、第3図はこの発明の外管用鋼管を用いた断熱二重管
の一例を示す縦断側面図、第4図は第3図のIV −I
V線における断面図、第5図は従来の断熱二重管の一例
を示す縦断側面図である。 5・・・外管用鋼管、 6・・・ディンプル部、 7・
・・内管、 8・・・断熱層用の間隙。
す縦断側面図、第2図は第1図の■−■線における断面
図、第3図はこの発明の外管用鋼管を用いた断熱二重管
の一例を示す縦断側面図、第4図は第3図のIV −I
V線における断面図、第5図は従来の断熱二重管の一例
を示す縦断側面図である。 5・・・外管用鋼管、 6・・・ディンプル部、 7・
・・内管、 8・・・断熱層用の間隙。
Claims (1)
- 外管と内管を同心状に配し、かつ外管と内管との間を断
熱層とした断熱二重管に使用される外管用鋼管において
、外周面側から凹陥没しかつ内周面側に突出する多数の
ディンプル部を、鋼管の長さ方向に所定間隔を置きかつ
周方向に間隔を置いて形成したことを特徴とする断熱二
重管の外管用鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23481085A JPS6298085A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 断熱二重管の外管用鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23481085A JPS6298085A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 断熱二重管の外管用鋼管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6298085A true JPS6298085A (ja) | 1987-05-07 |
Family
ID=16976744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23481085A Pending JPS6298085A (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 | 断熱二重管の外管用鋼管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6298085A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63178683U (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP23481085A patent/JPS6298085A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63178683U (ja) * | 1987-05-11 | 1988-11-18 | ||
JPH0448394Y2 (ja) * | 1987-05-11 | 1992-11-13 |
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