JPH0448384Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448384Y2 JPH0448384Y2 JP1986098176U JP9817686U JPH0448384Y2 JP H0448384 Y2 JPH0448384 Y2 JP H0448384Y2 JP 1986098176 U JP1986098176 U JP 1986098176U JP 9817686 U JP9817686 U JP 9817686U JP H0448384 Y2 JPH0448384 Y2 JP H0448384Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- cylinder
- fluid
- sliding body
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 29
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 6
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は流体の流出方向を制御する回転バルブ
に関し、特にロータやシリンダの加工性を高めな
がら、かつ流体の方向制御における動作精度を高
くした回転バルブに関する。
に関し、特にロータやシリンダの加工性を高めな
がら、かつ流体の方向制御における動作精度を高
くした回転バルブに関する。
(従来の技術)
第3図及び第4図に示す従来の回転バルブ31
は、シリンダ33と、このシリンダ33に回動自
在に内接するロータ32よりなる。
は、シリンダ33と、このシリンダ33に回動自
在に内接するロータ32よりなる。
ロータ32とシリンダ33の間には摺動部38
を構成し、ロータ32とシリンダ33の間に流体
の流路38を構成した。この場合、第3図に示す
従来例ではシリンダ33の内側を削り、摺動部3
8aを構成し、第4図に示すものではこれと反対
にロータ32を削つて摺動部38aを形成してい
る。そして、シリンダ33に複数のポート36,
36,……を穿設すると共に、ロータ32には、
外周面と軸端に開口端を有する複数の透孔37,
37,……を穿設してなる。
を構成し、ロータ32とシリンダ33の間に流体
の流路38を構成した。この場合、第3図に示す
従来例ではシリンダ33の内側を削り、摺動部3
8aを構成し、第4図に示すものではこれと反対
にロータ32を削つて摺動部38aを形成してい
る。そして、シリンダ33に複数のポート36,
36,……を穿設すると共に、ロータ32には、
外周面と軸端に開口端を有する複数の透孔37,
37,……を穿設してなる。
(考案が解決しようとする問題点)
このように、従来の回転バルブは、ロータの透
孔とシリンダのポートを合わすために、ロータの
内周面あるいはシリンダの外周面に直接摺動部を
削設していたため、加工性が悪く生産性の低下を
も招来していた。さらにロータの内周面とシリン
ダの外周面は単に面接触によつて密封性を保持し
ているだけであるため密封性が弱く、そのため低
粘性の流体や高圧の流体に対して密封性を完全に
することができず、これらの流体には全く使用す
ることができなかつた。その上使用によつて上記
摺動部の接触面が次第に磨耗し、ロータの内周面
とシリンダの外周面の間に空隙を生じ、この空隙
から流体が漏出して、回転バルブを使用した機器
の効率の低下を招来していた。
孔とシリンダのポートを合わすために、ロータの
内周面あるいはシリンダの外周面に直接摺動部を
削設していたため、加工性が悪く生産性の低下を
も招来していた。さらにロータの内周面とシリン
ダの外周面は単に面接触によつて密封性を保持し
ているだけであるため密封性が弱く、そのため低
粘性の流体や高圧の流体に対して密封性を完全に
することができず、これらの流体には全く使用す
ることができなかつた。その上使用によつて上記
摺動部の接触面が次第に磨耗し、ロータの内周面
とシリンダの外周面の間に空隙を生じ、この空隙
から流体が漏出して、回転バルブを使用した機器
の効率の低下を招来していた。
(問題点を解決するための手段)
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、シリンダに内設したロータを回転して、
流体の流出方向を制御する回転バルブにおいて、 前記シリンダとロータとの間で流体が流れるた
めの流路が形成されてシリンダ内壁に密着状態で
取り付けられたホルダと、このホルダに嵌められ
た状態で前記シリンダの内壁とロータの外壁間に
着脱可能に取り付けられた円弧状の摺動体と、前
記シリンダにおける摺動体との対応部位に形成さ
れ摺動体をロータの外壁に密着させるための加圧
流体が供給される加圧ポートとを備えていること
を特徴とする。
もので、シリンダに内設したロータを回転して、
流体の流出方向を制御する回転バルブにおいて、 前記シリンダとロータとの間で流体が流れるた
めの流路が形成されてシリンダ内壁に密着状態で
取り付けられたホルダと、このホルダに嵌められ
た状態で前記シリンダの内壁とロータの外壁間に
着脱可能に取り付けられた円弧状の摺動体と、前
記シリンダにおける摺動体との対応部位に形成さ
れ摺動体をロータの外壁に密着させるための加圧
流体が供給される加圧ポートとを備えていること
を特徴とする。
(作用)
ポンプ等によつてポートより流体を送り込む
と、この流体に加えられた圧力で摺動体はロータ
に押圧され、摺動体とロータの高い密着性が常に
保持される。そのため、ロータを回転して流体の
流路を頻繁に変更するような場合にも、回転バル
ブに移送された流体が他の流路へ漏出することも
なく、確実な作動を行う。
と、この流体に加えられた圧力で摺動体はロータ
に押圧され、摺動体とロータの高い密着性が常に
保持される。そのため、ロータを回転して流体の
流路を頻繁に変更するような場合にも、回転バル
ブに移送された流体が他の流路へ漏出することも
なく、確実な作動を行う。
また、ホルダにはシリンダとロータとの間で流
体の流れるための流路が形成されているため、流
路を形成するための加工をシリンダやロータに施
す必要がなくなり、これらの加工性が向上し、生
産性も増大する。
体の流れるための流路が形成されているため、流
路を形成するための加工をシリンダやロータに施
す必要がなくなり、これらの加工性が向上し、生
産性も増大する。
(実施例)
本考案の一実施例を図面をもとに説明する。
第1図は本実施例の要部の縦断面図、第2図は
第1図に示す各部の横断面図である。
第1図に示す各部の横断面図である。
回転バルブ1は円筒形状のシリンダ3と、この
シリンダ3に嵌合する円筒形状のホルダ4と摺動
体5及びこの摺動体5に摺動しながら回動する円
筒状のロータ2よりなる。
シリンダ3に嵌合する円筒形状のホルダ4と摺動
体5及びこの摺動体5に摺動しながら回動する円
筒状のロータ2よりなる。
これらの各部を説明すると、シリンダ3にポー
トを構成する。本実施例ではポートは注入ポート
61と吸排ポート62と加圧ポート63の三種類
よりなる。
トを構成する。本実施例ではポートは注入ポート
61と吸排ポート62と加圧ポート63の三種類
よりなる。
注入ポート61はポンプ等と接続されており、
流体を回転バルブ1内へ注入するものであり、吸
排ポート62は外部のシリンダや油圧ポンプに接
続されており、加圧した前記シリンダ等への移
送、あるいはこれら前記シリンダ等からの流体を
ポンプへ移送する際の開口部である。
流体を回転バルブ1内へ注入するものであり、吸
排ポート62は外部のシリンダや油圧ポンプに接
続されており、加圧した前記シリンダ等への移
送、あるいはこれら前記シリンダ等からの流体を
ポンプへ移送する際の開口部である。
加圧ポート63は、加圧した流体によつて摺動
体5の外周面を押圧して摺動体5をロータ2に押
し付ける作用をなす。
体5の外周面を押圧して摺動体5をロータ2に押
し付ける作用をなす。
ホルダ4は、シリンダ3の内周面に密着して嵌
合され、注入ポート61及び加圧ポート63と対
応する位置に摺動体5を嵌合し、吸排ポート62
と対応する位置にポート用透孔46を突設する。
合され、注入ポート61及び加圧ポート63と対
応する位置に摺動体5を嵌合し、吸排ポート62
と対応する位置にポート用透孔46を突設する。
摺動体5は2つの注入ポート61用の透孔61
aを穿設し、かつ外周の中央付近には加圧ポート
63の開口端が開口している円弧状であつて、そ
の内周面はロータ2に、外周面はシリンダ3にそ
れぞれ密接している。
aを穿設し、かつ外周の中央付近には加圧ポート
63の開口端が開口している円弧状であつて、そ
の内周面はロータ2に、外周面はシリンダ3にそ
れぞれ密接している。
ロータ2の内部には、一端を外周面に、他端を
ロータ2の軸端面に開口するL字形の複数の流路
孔72を穿設する。
ロータ2の軸端面に開口するL字形の複数の流路
孔72を穿設する。
図中8はOリング、71はシリンダ3とロータ
2の間に構成された環状の流路である。
2の間に構成された環状の流路である。
次に、本実施例の作用を説明する。
第1図は要部の縦断面図であり、第2図Aの
A′−A′線断面部と、第2図BのB′−B′線断面部
を表わした説明図である。第2図Aは第1図のA
−A線断面図、同じくBはB−B線断面図であ
る。
A′−A′線断面部と、第2図BのB′−B′線断面部
を表わした説明図である。第2図Aは第1図のA
−A線断面図、同じくBはB−B線断面図であ
る。
第2図Aにおいて、注入ポート61,61が摺
動体5の透孔61a,61aを介して流路72,
72とそれぞれ連通し、加圧ポート63は摺動体
5の外周面に開口している。吸排ポート62は流
路71を介して複数の流路72,72……と連通
している。
動体5の透孔61a,61aを介して流路72,
72とそれぞれ連通し、加圧ポート63は摺動体
5の外周面に開口している。吸排ポート62は流
路71を介して複数の流路72,72……と連通
している。
回転バルブの作動中は、ロータ2を適宜回動す
ることによつて注入ポートと流路孔の組合せを変
更し、流体の流出方向を変更するのであるが、こ
の時、摺動体5は常に加圧ポート63からの流体
圧力でロータ2の外壁に押圧されるためロータ2
は摺動体5と密着しながら回動し、透孔61aと
流路72の間で流体の漏出のおそれはない。
ることによつて注入ポートと流路孔の組合せを変
更し、流体の流出方向を変更するのであるが、こ
の時、摺動体5は常に加圧ポート63からの流体
圧力でロータ2の外壁に押圧されるためロータ2
は摺動体5と密着しながら回動し、透孔61aと
流路72の間で流体の漏出のおそれはない。
このように本実施例の回転バルブはポンプによ
つて流体に加えられた圧力を利用して、摺動体5
をロータ2に押圧することにより、両者の密着性
を保持したから、バルブの気密性を一層を高める
事ができ、粘性の低い流体や気体に対する使用を
可能とした。
つて流体に加えられた圧力を利用して、摺動体5
をロータ2に押圧することにより、両者の密着性
を保持したから、バルブの気密性を一層を高める
事ができ、粘性の低い流体や気体に対する使用を
可能とした。
また、ロータの外壁若しくはシリンダの内壁に
流体の流路となるべき溝を形成する必要もないた
め、製作工程が省略され、かつバルブの精度も向
上するのである。
流体の流路となるべき溝を形成する必要もないた
め、製作工程が省略され、かつバルブの精度も向
上するのである。
また長期間の使用によつて気密性が低下したよ
うな場合には、磨耗したOリングや摺動体の部品
の交換をすることで、高い気密性を再び保持する
ことができ、また摺動体が挿脱自在であるので、
これらの部品の交換も容易であり、長期間に亘つ
回転バルブ本体の使用を可能とするものである。
うな場合には、磨耗したOリングや摺動体の部品
の交換をすることで、高い気密性を再び保持する
ことができ、また摺動体が挿脱自在であるので、
これらの部品の交換も容易であり、長期間に亘つ
回転バルブ本体の使用を可能とするものである。
(考案の効果)
以上の如く、本考案の回転バルブは製作容易
で、使用できる流体の適用範囲が広がり、汎用性
と動作精度が高く、経済性に優れる等の効果を奏
するのである。
で、使用できる流体の適用範囲が広がり、汎用性
と動作精度が高く、経済性に優れる等の効果を奏
するのである。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は要部の縦断面図、第2図は第1図に示す各部の
横断面図、第3図及び第4図は従来例の横断面図
である。 1……回転バルブ、2……ロータ、3……シリ
ンダ、5……摺動体、6……ポート。
は要部の縦断面図、第2図は第1図に示す各部の
横断面図、第3図及び第4図は従来例の横断面図
である。 1……回転バルブ、2……ロータ、3……シリ
ンダ、5……摺動体、6……ポート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダに内設したロータを回転して、流体の
流出方向を制御する回転バルブにおいて、 前記シリンダとロータとの間で流体が流れるた
めの流路が形成されてシリンダ内壁に密着状態で
取り付けられたホルダと、このホルダに嵌められ
た状態で前記シリンダの内壁とロータの外壁間に
着脱可能に取り付けられた円弧状の摺動体と、前
記シリンダにおける摺動体との対応部位に形成さ
れ摺動体をロータの外壁に密着させるための加圧
流体が供給される加圧ポートとを備えていること
を特徴とする回転バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986098176U JPH0448384Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986098176U JPH0448384Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS634473U JPS634473U (ja) | 1988-01-12 |
JPH0448384Y2 true JPH0448384Y2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=30965872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986098176U Expired JPH0448384Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0448384Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0716945Y2 (ja) * | 1989-07-24 | 1995-04-19 | 新キャタピラー三菱株式会社 | 流体切換弁 |
JP2001324036A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Opton Co Ltd | ロータリバルブ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5216454Y2 (ja) * | 1973-01-30 | 1977-04-13 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP1986098176U patent/JPH0448384Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS634473U (ja) | 1988-01-12 |
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