JPH0448331Y2 - - Google Patents

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JPH0448331Y2
JPH0448331Y2 JP1987113180U JP11318087U JPH0448331Y2 JP H0448331 Y2 JPH0448331 Y2 JP H0448331Y2 JP 1987113180 U JP1987113180 U JP 1987113180U JP 11318087 U JP11318087 U JP 11318087U JP H0448331 Y2 JPH0448331 Y2 JP H0448331Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、合成樹脂製の板状部材に貫設した
多角形状の取付孔に挿入して回転結合する結合具
に関する。
(従来の技術) 従来、この種の結合具31としては特公昭57−
8324号公報のものがあり、この公報に開示された
技術内容は板32に明けられた多角形の孔33に
ネツク35とヘツド36とからなる弾性突起部3
4をはめ僅かにねじ込むことにより結合するもの
であつて、上記多角形孔33を抜け得ない栓37
の肩面38に立ち、上記厚みにほぼ等しい高さで
上記多角形孔33に適合する外径をなすネツク3
5と、このネツク35に隣接しネツク35に近似
の外形をなすヘツド36とを有し、上記ネツク3
5とヘツド36とは共通軸で且つ近似の対応辺は
交叉する関係位置を占める構成としたものであ
る。
(解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来技術ではネツク35と
ヘツド36の近似の対応辺が交叉しているので、
取着時にヘツド36の角部を潰すようにして回転
させ、ネツク35を孔33にはめることでヘツド
の角部が復元して取着するように構成したもので
あるから、回転時においての抵抗が大であり、板
状部材が鋼板等であれば問題はないが、板状部材
が薄肉で強度の小さい合成樹脂で形成されている
場合には結合具31の回転によつて板状部材の取
付孔をヘツド36が削つてしまい、取着後の結合
が著しく弱められて使用できないという問題点が
あり、また、例えばゴム、ウレタン、プラスチツ
クのうち比較的に軟質なもの等のやわらかい弾性
材料で作る場合は形状的な工夫は不要であるがも
つと強い弾性材料例えばナイロン6、ポリプロピ
レン等を用いる場合は角が窪み易いよう多角形の
内部を中空にするとよい。旨が開示されている
が、板状部材が薄肉で強度の小さい合成樹脂で形
成されている場合には取着後、相互の弾性によつ
て外れ易い問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解消すべくなされ
たもので、取付孔への結合挿入が容易で、かつ取
付孔を削る等することを著減することができて、
取着後の結合力を損うことのない板状部材の結合
具を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を解決するため、板状部材に
貫設した多角形の取付孔に挿入して回転結合する
結合具であつて、取付基板に前記取付孔に挿入可
能な軸部を突設し、該軸部の前記取付基板近傍に
は前記取付孔に回動不能に嵌合あるいは同取付孔
の角部に係合する回り止め部材を形成するととも
に、前記軸部の先端部より同軸心に対してスクリ
ユウ状の弾性係止片を複数突出形成し、該弾性係
止片は前記軸部の先端部より所定の角度で後退角
状に形成する構成とした板状部材の結合具に存す
る。
(第1実施例) 次に、本考案の第1実施例を第1図ないし第1
3図にしたがつて説明すると、この結合具7は例
えば冷蔵庫1の扉2を構成する鋼板材からなる外
板3の内側に取付けられる合成樹脂等の薄板材か
らなる内装板4に貫設された多角形状(本例では
方形状で例示した)の取付孔5に挿入固定して、
棚の支持部材6を取付けるもので、該結合具7は
所定の径dを有する軸体8の中間部位には所定径
Dの上部基板9が形成され、同上部基板9上の直
径方向には抓み片10が形成されている。また、
軸体8の先端には所定径D1の取付基板11が形
成され、同基板11の外周には所定の角度αで図
示開拡状に断面略先細形状で弾性変形可能な遮蔽
縁12が形成されている。また、取付基板11の
図示下面の中央部には取付孔5に嵌合して回り止
め可能な方形状の台座13(回り止め部材ともい
う)が形成されるとともに、同台座13には所定
の長さを有してほぼ内接状に軸部14が形成され
ている。この軸部14は第3,5図に示すように
台座13に内接する径d1<dに形成され、同軸
部14の図示直交するX,Y線方向の外周部には
その長さ方向に斜線で示すように凹設されて溝部
15が形成されて、外周部の直交位置にランド部
16が形成され、この各ランド部16にはその先
端側より所定の高さhの位置に第5図に示すよう
に溝部15の面15aの端部より各X,Y線に向
つて所定の傾斜角度で上傾する平面略角形状(ス
クリユー形状ともいう)で弾性を有する弾性係止
片17がそれぞれ形成され、この対応する弾性係
止片17の図示先端間の距離l1は取付孔5の対
角線の長さl2より若干長く形成されて係合可能
に設けられている。また、同軸部14の中心部に
は軸体8に至るまで所定長さのねじ受け溝18が
形成されている。なお、19は上部基板9の上面
に表示された結合具の取付方向を示す表示矢印で
ある。また、20は上部基板9と取付基板11と
の間に設けられた補強部である。
次に、上記のように構成された第1実施例の作
用および効果について説明する。
さて、本例は例えば冷蔵庫1の扉2の内装板4
に貫設した方形状の取付孔5に挿入して回転結合
する結合具7であつて、取付基板11に取付孔5
に挿入可能な軸部14を突設し、該軸部14の取
付基板11近傍には取付孔5に回動不能に嵌合し
て回り止めする台座13を形成するとともに、軸
部14の先端部より同軸心に対してスクリユウ状
の弾性係止片17を複数突出形成し、該弾性係止
片17は軸部14の先端部より所定の角度で後退
角状に形成する構成としたものである。したがつ
て、内装板4に支持部材6を取付けるに際し、先
ず、内装板4に貫設した取付孔5に結合具7の軸
部14の先端を合せて表示矢印19の半時計方向
へ回すと同軸部14の各ランド部16の先端より
所定の角度で後退角状に形成されたスクリユウ状
の弾性係止片17の外側縁は取付孔5の縁に案内
されて弾性変形しながら螺進状に無理無く挿入さ
れて行き、これに伴い遮蔽縁12も弾性変形さ
れ、係止片17の自由端17aが取付孔5のコー
ナー部に達すると各弾性係止片17は取付孔5を
通過し、同時に弾性復元される一方、台座13は
取付孔5に嵌合されて廻り止めされ、取付基板1
1は内装板4に重合状に当接され、また、閉鎖縁
12は変形されて内装板4に密着状となり、同結
合具7は基本的には取付孔5に対し弾性係止片1
7と取付基板11とにより挟着されている。この
ように結合具7を取付けた内装板4は外板3と所
定の間隔で対設されて取付けられるとともに、両
板3,4間にはウレタン発泡材21が充填されて
扉2が形成され、支持部材6は取付用ねじ22に
よりねじ受け孔18に螺着することで取付けられ
ている。また、第13図に示すように外板3側に
取付けられる冷蔵庫用取手23は外板3に貫設さ
れた取付孔5の内側より同様に結合具7が挿入係
止され同取手23は取付用ねじ22により取付け
られる。
このように本例結合具7によれば、その軸部1
4の各ランド部15の先端にスクリユウ状の弾性
係止片17を設けたものであるから、取付孔5へ
の挿入力が軽減されて容易に挿入係合することが
できるとともに、強度の小さい合成樹脂等からな
る薄板状の内装板4であつても弾性係止片17が
弾性変形可能に構成したことと相俟つて取付孔5
を削り等することが著減されるので、取付後の結
合後の係止力を損うことがなく、ガタツキ等無く
結合することができる。とくに、軸部14は取付
孔5に挿入可能で複数の弾性係止片17は同軸部
の先端部より後退角状のスクリユウ状に形成した
ものであるから、方形状の取付孔5に対する挿入
の方向性にとらわれることなく回転結合すること
ができるので取付作業性を向上することができ
る。
(第2実施例) 次に、本考案の第2実施例を第14図ないし第
20図にしたがつて説明すると、この第2実施例
の結合具25は第1実施例の結合具7における取
付基板11に設けた台座13が省略され、軸部1
4が異るもので、この結合具25の軸部26は所
定の長さを有して取付孔5に内接状に挿入可能な
径d1に形成され、同軸部26の先端には取付孔
5にほぼ整合して挿入可能で軸部26に外接状に
薄肉状の頭部27が形成され、この頭部27のコ
ーナー寄りの下面より所定の高さh1の位置に第
18図に示すように各X,Y線に向つて所定の傾
斜角度で上傾する平面略角形状(スクリユウ形
状)で弾性を有する弾性係止片28がそれぞれ形
成され、この対応する係止片28の図示先端間の
距離l1は取付孔5の対角線の長さl2より若干
長く形成されている。また、各弾性係止片28の
上端の基部には取付基板11に近接して取付孔5
の角部に係合する回り止め突起29(回り止め部
材ともいう)が形成されている。したがつて、こ
の第2実施例の結合具25においても第1実施例
と同等の作用効果を奏するとともに、頭部27を
設けたことで結合状態で引抜き方向に外力が作用
しても弾性係止片28とにより充分抗することが
できて抜けを防止することができる。
なお、第1実施例においては廻り止め用として
台座13を設けて例示したが、これを省略して第
2実施例の廻り止め突起29を弾性係止片17の
上端基部に設ける構成であつてもよい。
(考案の効果) さて、本考案は板状部材に貫設した多角形の取
付孔に挿入して回転結合する結合具であつて、取
付基板に前記取付孔に挿入可能な軸部を突設し、
該軸部の前記取付基板近傍には前記取付孔に回動
不能に嵌合あるいは同取付孔の角部に係合する回
り止め部材を形成するとともに、前記軸部の先端
部より同軸心に対してスクリユウ状の弾性係止片
を複数突出形成し、該弾性係止片は前記軸部の先
端部より所定の角度で後退角状に形成する構成と
したことにより、取付孔への挿入力が軽減されて
容易に挿入係合することができるとともに、強度
の小さい合成樹脂等からなる薄板状の板状部材で
あつても弾性係止片が弾性変形可能スクリユウ形
状に構成したことと相俟つて取付孔を削り等する
ことが著減されるので、取付後の結合後の係止力
を損うことがなく、ガタツキ等無く結合すること
ができるとともに、とくに、軸部は取付孔に挿入
可能で複数の弾性係止片は同軸部の先端部より後
退角状のスクリユウ状に形成したものであるか
ら、多角形状の取付孔に対する挿入の方向性にと
らわれることなく回転結合することができるので
取付作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図は本考案の第1実施例を
示し、第1図は結合具の一部破断した正面図、第
2図は同じく下面図、第3図は第2図の−線
断面図、第4図は結合具の平面図、第5図は第1
図の−線断面図、第6図は結合具の斜視図、
第7,8,9図は作用説明図、第10図ないし第
13図は取付例を示す斜視図、第14図ないし第
20図は本考案の第2実施例を示し、第14図は
結合具の一部破断した正面図、第15図は同じく
下面図、第16図は第15図の−線断面図、
第17図は結合具の平面図、第18図は第14図
の−線断面図、第19図は作用説明図、第2
0図は結合具の斜視図、第21図ないし第24図
は従来例である。 4……内装板、5……取付孔、7,25……結
合具、11……取付基板、14,26……軸部、
17,28……弾性係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板状部材に貫設した多角形の取付孔に挿入して
    回転結合する結合具であつて、取付基板に前記取
    付孔に挿入可能な軸部を突設し、該軸部の前記取
    付基板近傍には前記取付孔に回動不能に嵌合ある
    いは同取付孔の角部に係合する回り止め部材を形
    成するとともに、前記軸部の先端部より同軸心に
    対してスクリユウ状の弾性係止片を複数突出形成
    し、該弾性係止片は前記軸部の先端部より所定の
    角度で後退角状に形成する構成とした板状部材の
    結合具。
JP1987113180U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0448331Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987113180U JPH0448331Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

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Publication Number Publication Date
JPS6418613U JPS6418613U (ja) 1989-01-30
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549170U (ja) * 1977-06-21 1979-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS549170U (ja) * 1977-06-21 1979-01-22

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JPS6418613U (ja) 1989-01-30

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